JPH0591171U - 低振動電動機 - Google Patents

低振動電動機

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JPH0591171U
JPH0591171U JP3051092U JP3051092U JPH0591171U JP H0591171 U JPH0591171 U JP H0591171U JP 3051092 U JP3051092 U JP 3051092U JP 3051092 U JP3051092 U JP 3051092U JP H0591171 U JPH0591171 U JP H0591171U
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JP
Japan
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rotor
stator
gap
vibration
magnetic bearing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3051092U
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English (en)
Inventor
勝也 山下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の組み立て後にも、ロータとステータ
間のギャップを調整可能とし、ギャップを均一化して振
動の原因となる不平衡磁気吸引力を低減する。 【構成】 ロータ1をラジアル磁気軸受11a,11b
により、ステータ2の内部で非接触支持する。ロータ回
転軸10の両端部近傍に変位センサ12a,12bを設
け、その出力信号を磁気軸受調整装置13に入力する。
磁気軸受調整装置13は、変位センサ12a,12bか
らの信号に基づいて制御信号をラジアル磁気軸受11
a,11bに供給してロータ1の浮上位置を調整し、ロ
ータ1とステータ2間のギャップ5が均一となるように
する。この磁気軸受調整装置13の調整により、ロータ
1とステータ2との間のギャップ5は、ラジアル方向に
全て均一となり、振動の原因となる不平衡磁気吸引力が
抑制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、誘導機、同期機等におけるロータのふれ回りに起因する振動を低減 した低振動電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の誘導機、同期機等の電動機は、図4に示すようにロータ1及びステータ 2からなり、ロータ1を油軸受、玉軸受等の軸受3a,3bにより支持し、ロー タ1あるいはステータ2に設けられた多相巻線に交流電源4を加えることにより 、回転磁界を発生させ、この磁界により駆動力を得る構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように油軸受、玉軸受等の軸受3a,3bによりロータ1を支持した場 合、一旦組み立てるとステータ2内でのロータ1の位置は、ラジアル方向の移動 が困難である。そのため電動機のステータ2内における偏心により、ロータ1に ラジアル方向の不平衡磁気吸引力が作用し、偏心が著しい場合には大きな振動の 原因となることがある。
【0004】 即ち、いかに高精度の工作、組み立てを行なっても、図5に示すようにステー タ2の中心2aとロータ1の中心1aは必ず僅かにずれており、それを修正する ことは非常に困難である。このずれのためロータ1とステータ2間のギャップ5 が不均一になり、ギャップ5の狭い方向に不平衡磁気吸引力6を生じ、ロータ1 はラジアル方向の力を受ける。上記ギャップ5の大きさは、ロータ1の回転数と 同じ周波数で変化する。
【0005】 図6は、ギャップ5と回転磁界7との関係を示したもので、不平衡磁気吸引力 6は、ギャップ5が最小となる位置と、回転磁界7の磁束密度が最大となる位置 が重なった時(図6(b),(d))、最大値をとる。この不平衡磁気吸引力6 の周波数fは、回転磁界7とロータ1の回転周波数を各々fm ,fr とすると f=2(fm −fr ) となる。 従って、ロータ1には周波数fで変動する半径方向の加振力が作用し、ギャッ プ5の不均一が著しい場合には、ロータ1のふれ回りによる振動が発生する。
【0006】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、電動機の組み立て後にも、ロータ とステータ間のギャップを調整でき、ギャップを均一化して振動の原因となる不 平衡磁気吸引力を低減して低振動化を計り得る低振動電動機を提供することを目 的とする。
【0007】 また、本考案は、ロータとステータとの間におけるギャップの不均一に起因す る不平衡磁気吸引力を制振用回転磁界によりキャンセルでき、低振動化が計れる 低振動電動機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の考案に係る低振動電動機は、ロータを支承するラジアル磁気軸受 と、電動機ステータ内におけるロータ支持位置を調整する信号を上記磁気軸受に 伝送する磁気軸受調整装置とを備えたことを特徴とする。
【0009】 (2)第2の考案に係る低振動電動機は、制振用回転磁界を発生させる二相巻 線を有する交流電動機本体と、ロータの回転数に同期した二相交流を上記二相巻 線に出力する制振用インバータとを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
(1)第1の考案における低振動電動機は、ロータの変位を検出して磁気軸受 調整装置に出力する。この磁気軸受調整装置は、ロータの変位に基づいて制御信 号を生成し、ラジアル磁気軸受に供給してロータの浮上位置をロータとステータ との間のギャップが均一となるように調整する。この磁気軸受調整装置の調整に より、ロータとステータとの間のギャップはラジアル方向に全て均一となり、振 動の原因となる不平衡磁気吸引力を抑制することができる。
【0011】 (2)第2の考案における低振動電動機は、制振用インバータにより電動機駆 動用の回転磁界とは逆方向の制振用回転磁界を発生し、ステータに設けた二相巻 線に供給する。制振用インバータは、制振用回転磁界の大きさを、不平衡磁気吸 引力と同じ周波数で増減させ、かつ、その最大値がロータとステータのギャップ が最小となる方向に一致するように調整する。上記二相巻線により発生した制振 用回転磁界理により、ロータのふれ回りに起因する不平衡磁気吸引力をキャンセ ルして電動機の低振動化を計ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。 (第1実施例) 図1は本考案の第1実施例に係る低振動電動機を示す構成図である。同図に示 すようにロータ1は、回転軸10がラジアル磁気軸受11a,11bにより、ス テータ2の内部でギャップ5を介して非接触支持されている。また、ロータ回転 軸10の両端部近傍に変位センサ12a,12bを設け、その出力信号を磁気軸 受調整装置13に入力する。この磁気軸受調整装置13は、変位センサ12a, 12bからの信号を制御用信号に変換するセンサ信号変換部14を備えており、 このセンサ信号変換部14により変換した信号を上記ラジアル磁気軸受11a, 11bに供給してロータ1の浮上位置を調整する。そして、上記ステータ2に設 けられた多相巻線に交流電源4を供給する。
【0013】 上記の構成において、変位センサ12a,12bは、ロータ回転軸10の変位 を検出し、磁気軸受調整装置13に出力する。磁気軸受調整装置13は、例えば 変位センサ12a,12bからの信号にある一定の値を加えて制御信号を生成し 、ラジアル磁気軸受11a,11bに供給してロータ1の浮上位置をギャップ5 が均一となるように調整する。この場合、磁気軸受調整装置13は、センサ信号 変換部14の零点をシフトさせることにより、ステータ2内でのロータ1の浮上 位置をある範囲内で任意に設定できるので、ロータ1とステータ2間のギャップ 5が均一となるように設定する。
【0014】 上記磁気軸受調整装置13の調整により、ロータ1とステータ2との間のギャ ップ5は、ラジアル方向に全て均一となり、振動の原因となる不平衡磁気吸引力 を抑制することができる。
【0015】 (第2実施例) 図2は本考案の第2実施例に係る低振動電動機を示す構成図である。同図に示 すように電動機のロータ1は、ステータ2の中心部に位置するように油軸受、玉 軸受等の軸受3a,3bにより回転軸10が支承される。また、ロータ回転軸1 0に近接して変位センサ12を設け、その出力信号を制振用インバータ21に入 力する。この制振用インバータ21は、ロータ1の回転数に同期した二相交流信 号を発生し、ステータ2に出力する。このステータ2は、ロータ駆動用磁界を発 生する多相巻線と、制振用回転磁界を発生させるための二相巻線を備え、多相巻 線に交流電源4が供給され、二相巻線に制振用インバータ21からの二相交流信 号が供給される。
【0016】 上記の構成において、電動機が回転駆動されると、ロータ1の変位が変位セン サ12により検出され、制振用インバータ21に送られる。この制振用インバー タ21は、図3に示すように電動機駆動用の回転磁界7と逆方向の制振用回転磁 界22を発生し、ステータ2の二相巻線に供給する。この場合、制振用インバー タ21は、制振用回転磁界22の大きさを、不平衡磁気吸引力と同じ周波数f f=a(fm −fr ) 但し、fm :回転磁界7の周波数 fr :ロータ1の回転周波数 で増減させ、かつ、その最大値がロータ1とステータ2のギャップ5が最小とな る方向に一致するように変位センサ12の出力に基づいて調整する。 以上の処理により、ロータ1のふれ回りに起因する不平衡磁気吸引力はキャン セルされ、電動機の低振動化が計れる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案によれば、ラジアル磁気軸受によりロータを支承し 、ロータの浮上位置を制御してステータとの間のギャップが均一となるようにし たので、電動機の組み立て後にも、ロータとステータ間のギャップを調整でき、 不平衡磁気吸引力を低減して電動機の低振動化を計ることができる。
【0018】 また、本考案は、制振用インバータによりロータの回転周波数に同期した二相 交流信号を発生し、ステータに設けた二相巻線に供給して制振用回転磁界を発生 し、不平衡磁気吸引力をキャンセルするようにしたので、ロータのふれ回りによ る振動を低減して電動機の低振動化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る低振動電動機を示す
構成図。
【図2】本考案の第2実施例に係る低振動電動機を示す
構成図。
【図3】同実施例における制振動作を説明するための
図。
【図4】従来の交流電動機を示す構成図。
【図5】電動機における不平衡磁気吸引力の発生原理を
示す図。
【図6】電動機における不平衡磁気吸引力の発生原理を
示す図。
【符号の説明】
1…ロータ、2…ステータ、3a,3b…軸受、4…交
流電源、5…ギャップ、6…不平衡磁気吸引力、7…回
転磁界、10…ロータ回転軸、11a,11b…ラジア
ル磁気軸受、12,12a,12b…変位センサ、13
…磁気軸受調整装置、14…センサ信号変換部、21…
制振用インバータ、22…制振用回転磁界。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを支承するラジアル磁気軸受と、
    電動機ステータ内におけるロータ支持位置を調整する信
    号を上記磁気軸受に伝送する磁気軸受調整装置とを具備
    したことを特徴とする低振動電動機。
  2. 【請求項2】 制振用回転磁界を発生させる二相巻線を
    有する交流電動機本体と、ロータの回転数に同期した二
    相交流を上記二相巻線に出力する制振用インバータとを
    具備したことを特徴とする低振動電動機。
JP3051092U 1992-05-11 1992-05-11 低振動電動機 Withdrawn JPH0591171U (ja)

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JP3051092U JPH0591171U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 低振動電動機

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JP3051092U JPH0591171U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 低振動電動機

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JP3051092U Withdrawn JPH0591171U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 低振動電動機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107939699A (zh) * 2017-12-04 2018-04-20 南京磁谷科技有限公司 一种磁悬浮压缩机结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107939699A (zh) * 2017-12-04 2018-04-20 南京磁谷科技有限公司 一种磁悬浮压缩机结构
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