JPH0590446A - 多層ガラスセラミツク基板とその製造方法 - Google Patents

多層ガラスセラミツク基板とその製造方法

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JPH0590446A
JPH0590446A JP3276198A JP27619891A JPH0590446A JP H0590446 A JPH0590446 A JP H0590446A JP 3276198 A JP3276198 A JP 3276198A JP 27619891 A JP27619891 A JP 27619891A JP H0590446 A JPH0590446 A JP H0590446A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度微細配線で、しかも高速化が期待でき
る機械的強度の優れた多層ガラスセラミック基板とその
製造方法を提供する。 【構成】 内層に導体を含む多層ガラスセラミック基板
のガラスセラミック層を、アルミナ12〜59.6重量
%、コーディエライト10〜30重量%、ホウケイ酸系
ガラス18〜69.6重量%、アノーサイト結晶1〜5
0重量%で総量100%になるように構成し、その製造
原料としては、アルミナ10〜50重量%、コーディエ
ライト10〜50重量%、ホウケイ酸カルシウム系ガラ
ス40〜70重量%で総量100%になる混合粉末を用
いるか、またはアルミナ0.5〜3μm、コーディエラ
イト1〜10μm、ホウケイ酸系ガラス1〜5μm、ア
ノーサイト1〜10μm平均粒子を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI素子を実装する
ための多層ガラスセラミック基板に関し、特に低温焼結
できる多層ガラスセラミック基板とその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の発展に伴い、電子装置、シ
ステムの小型化、高速化が増々要求されている。半導体
素子においては、VLSI、ULSIと高密度化、高集
積化され、これらをアセンブリするための実装技術は極
めて高密度微細化が必要とされている。特に半導体素子
を搭載するための実装基板は、配線密度の増大による微
細配線化とともに、配線抵抗の低減化、高速化に対応し
た基板材料の低誘電率化、および高密度配線化が要求さ
れる。基板材料として従来から使用されているものにア
ルミナ多層基板がある。この基板の製造方法としては、
厚膜印刷多層法およびグリ―ンシ―ト積層法があるが、
高密度化の要求に対しては、グリ―ンシ―ト積層法が有
利である。グリ―ンシ―ト積層法は、薄いセラミックグ
リ―ンシ―ト各層に配線を印刷形成し、一体に積層して
得られるため、配線層数を任意に多くすることができ、
その結果、厚膜印刷多層よりも配線密度を高くすること
ができる。しかし、アルミナセラミックは焼結温度が1
500℃以上と高く、配線導体に電気抵抗の比較的高い
Mo,W金属を使わなければならず、配線の微細化が困
難であった。
【0003】一方、最近、低抵抗導体のAu,Ag−P
d,Ag,Cu等を用いる低温焼結型のセラミック材料
が開発されている。例えば、アルミナとホウケイ酸鉛系
ガラスの複合材料の場合、1000℃以下の低温で焼結
が可能で、Au,Ag−Pd,Agを配線導体に用いた
多層基板が開発されている。しかしながら、この材料は
鉛を含んでいるため、卑金属であるCuを配線に用いる
ことは困難であり、更に誘電率においても7.5以上に
しか低減することができない。また、低誘電率化と10
00℃以下の還元雰囲気焼成をねらったホウケイ酸系ガ
ラスを用いたガラスセラミック材料も開発されている。
これは誘電率が5.5程度と低く抑えられ、Cu配線に
よる多層化が、ガラスセラミックと導体との同時焼結法
により実現されているが、焼結時に結晶化を起こしてお
らず、機械的強度が著しく低くなる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアルミナ多層基
板では、高温でしか焼結できないため電気抵抗の高いM
o,Wしか導体に利用できないため、配線抵抗が高くな
ったり、微細配線が不可能であった。またアルミナの誘
電率は約10と高く、信号の高速化には不利であった。
アルミナとホウケイ酸鉛系ガラスの複合材料は、低温焼
結化ができ、低抵抗導体を配線に使えるが、還元雰囲気
焼成や卑金属導体配線の実現が困難であった。更にホウ
ケイ酸系ガラスを用いたガラスセラミック基板では、C
u多層配線および低誘電率化は可能であるが、機械的強
度が著しく低くなった。基板の機械的強度は、極めて重
要な特性であり、特に基板上に多数の半導体素子が実装
されるマルチチップ実装基板においては、基板サイズが
大面積化するとともに入出力端子またはピンが多数接続
されるため、アセンブリ―工程ばかりでなく製品の状態
で基板破損や金属との接合不良等の問題が発生する。本
発明の目的は、このような従来の実装基板の課題を解決
することにより、1000℃以下の低温で、しかも酸化
性ばかりでなく中性および還元雰囲気で焼成でき、誘電
率の低い、機械的強度のすぐれた多層ガラスセラミック
基板を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラスセラミ
ック層がアルミナ、コーディエライト、ホウケイ酸系ガ
ラスおよびアノーサイト結晶からなる無機組成物であっ
て、アルミナ12〜59.6重量%、コーディエライト
10〜30重量%、ホウケイ酸系ガラス18〜69.6
重量%、アノーサイト結晶1〜50重量%の組成範囲で
総量100%になるように構成され、複数の導体層を前
記ガラスセラミック層を介して積層したことを特徴とす
る多層ガラスセラミック基板である。また、その製造方
法の第1は、原料粉末にアルミナ粉末10〜50重量
%、コーディエライト粉末10〜50重量%およびホウ
ケイ酸カルシウム系ガラス粉末40〜70重量%で総量
100%になるように混合した混合粉末を用いることを
特徴とする。この方法において、ホウケイ酸カルシウム
系ガラス中に含まれるカルシウム組成は、酸化物換算表
記に従ったとき、ガラス組成に対して酸化カルシウムが
5重量%以上であることを好適とする。製造方法の第2
は、原料粉末として、アルミナ粉末、コーディエライト
粉末、ホウケイ酸系ガラス粉末およびアノ―サイト粉末
を用い、それぞれの平均粒径がアルミナ粉末0.5〜3
μm、コーディエライト粉末0.5〜10μm、ホウケ
イ酸系ガラス粉末1〜5μm、アノ―サイト粉末1〜1
0μmの範囲にあり、これらの粉末を混合する工程と、
混合した粉末をスラリー状態にしたのちグリーンシート
化する工程と、該グリーンシートにヴィアホールを形成
すると共に、導体を印刷および穴埋めする工程と、印刷
されたシートを積層・熱圧着し、1000℃以下の温度
で焼成する工程とを含むことを特徴とする。
【0006】本発明のガラスセラミック基板は、100
0℃以下の温度で焼結可能となるため、所望のグリ―ン
シ―ト積層法によって容易に多層化ができ、また導体と
してAu,Ag,Pd,Pt等の元素ばかりでなく、中
性または還元雰囲気で焼成するCu,Ni等の卑金属の
元素を含め、それぞれ1種およびこれらの2種類以上を
含む合金が安心して使用できるようになり、実装密度が
高く機械的強度に優れた多層ガラスセラミック基板を実
用に供することが可能となる。ここで本発明による基板
の機械的強度は、抗折強度で2000kg/cm2以上
を有しており、十分な強度を有している。
【0007】次に、本発明の各構成成分を限定した理由
について記す。 アルミナが12重量%未満の場合、抗折強度が20
00kg/cm2未満となり不充分となる。また59.
6重量%を超えると1000℃以下の温度で焼結が不充
分となり、その結果、絶縁抵抗が低下するとともに抗折
強度も2000kg/cm2未満となる。更に誘電率も
7を超えるため高速化に不利となり、実用的な多層ガラ
スセラミック基板が得られない。 コーディエライトが10重量%未満の場合、誘電率
が7を超えてしまう。また30重量%を超えると焼結が
不十分となり、絶縁抵抗を低下させ、抗折強度も200
0kg/cm2未満に低下してしまう。 ホウケイ酸系ガラスが18重量%未満の場合、アル
ミナ粒子間の空隙を占有するのに十分なガラス相を得る
ことができなくなるため、強度が低下するとともに信頼
性が得られない。69.6重量%を超えるとガラスの本
来持つ強度が支配的となり抗折強度2000kg/cm
2未満になってしまう。
【0008】 アノーサイト結晶が1重量%未満の場
合、アノーサイト結晶による強度補強効果がなくなり、
抗折強度2000kg/cm2以上が得られない。50
重量%を超えると多層ガラスセラミック基板の収縮性が
不均一になり信頼性が低下する。 原料粉末として用いるアルミナ粉末が10重量%未
満の場合、焼結時のアノーサイト結晶生成に対しガラス
との化学反応性が低下し、結晶生成が不十分となるか、
あるいは結晶が不均一に生成することになり、その結
果、抗折強度が2000kg/cm2未満になってしま
う。50重量%を超えると1000℃以下の温度で焼結
が不十分となり絶縁抵抗が低下するとともに抗折強度も
低下する。また誘電率も7を超えてしまう。 原料粉末として用いるホウケイ酸カルシウム系ガラ
ス粉末が40重量%未満の場合、アルミナとの反応性が
低下し、アノーサイト結晶の生成が大きく阻害され、不
均一な結晶生成が起こるため強度が低下する。70重量
%を超える場合には焼成時のガラス軟化反応が進むため
焼成基板の寸法安定性が悪くなり、実用的な基板が得ら
れない。
【0009】 原料粉末として用いるホウケイ酸カル
シウム系ガラスのカルシウム組成が酸化物換算表記に従
ったとき酸化カルシウムで5重量%未満のときは、焼成
時にアノーサイト結晶がほとんど生成されない。 原料粉末として用いるアルミナ粉末が0.5μm未
満および3μmを超える場合、コーディエライト粉末が
0.5μm未満および10μmを超える場合、ホウケイ
酸系ガラス粉末が1μm未満および5μmを超える場
合、更にアノーサイト粉末が1μm未満および10μm
を超える場合には、混合物の焼結性が悪く多層ガラスセ
ラミック基板の特性上の信頼性を著しく低下させるた
め、実用的な多層ガラスセラミック基板が得られない。
【0010】
【作用】本発明の多層ガラスセラミック基板の組成は、
1000℃以下の温度で焼結できるがその理由を次に示
す。ホウケイ酸カルシウム系ガラスまたはホウケイ酸系
ガラスは焼成の際、約700℃以上で軟化を開始する。
この液相化したガラスがアルミナとコーディエライトま
たはアルミナ、コーディエライトとアノーサイトとのセ
ラミック粉末間の空隙を埋めることになり緻密化が進行
する。こうして800〜1000℃の温度領域で十分緻
密なガラスセラミック体が形成され焼結を完了する。次
に還元雰囲気で焼結できる理由は、本組成物がこの条件
下で酸化物状態から還元されて金属元素に変化すること
が抑えられる元素を用いているためである。例えば酸化
鉛を含んだ組成物の場合、還元雰囲気下では金属鉛に変
化し、ガラスセラミック体の絶縁性が著しく劣化する。
機械的強度は多層ガラスセラミック基板において重要な
特性の一つであり、本発明は特にこの特性に対して効果
が大である。強度を2000kg/cm2以上に実現で
きる理由は、焼結後のガラスセラミック体の構造に起因
する。つまりアルミナと液相化したガラスとは焼結時に
化学反応を伴いアノーサイト結晶を生成することができ
る。こうして焼結後のガラスセラミック体にはアルミナ
粒子、コーディエライト粒子とガラス質部分およびアノ
ーサイト結晶とが三次元的に緻密に構成されることにな
り、セラミックとガラスとが強固に結合され、その結果
基板として抗折強度の十分な特性が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 実施例1 アルミナ粉末、コーディエライト粉末とホウケイ酸カル
シウム系ガラス粉末を表1記載のように、(アルミナ粉
末+コーディエライト粉末):ホウケイ酸カルシウム系
ガラス=30重量%:70重量%〜60重量%:40重
量%の比率で十分に混合し、グリーンシート積層法によ
ってシート状に成形する。このとき、アルミナ粉末は少
なくとも10重量%以上含まれており、またここで用い
られたホウケイ酸カルシウム系ガラス粉末には酸化物換
算表記で酸化カルシウムが5重量%含まれている。グリ
ーンシートに作成する方法は、混合粉をポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアルコールあるいはポリアクリル系
樹脂などの有機バインダとともに溶媒中に分散し泥漿化
したのちスリップキャスティング法により形成する。グ
リーンシート厚みは10〜400μmの範囲で均一にし
かも自由にコントロールすることが可能である。
【0012】次に上下導体を接続するためのヴィアホー
ルを打ち抜き装置によりグリーンシートに形成する。該
ヴィアホールに電気的接続を行うための導体ペーストの
埋め込みおよび配線パタ―ン印刷を行う。ここで用いた
導体としては、Au,Ag,Ag−Pd,Cu,Ni,
Ag−Pt等を主成分とする導体ペ―ストであり、スク
リ―ン印刷法によって所定の位置に印刷される。導体パ
タ―ンが印刷されヴィアフィルされたグリ―ンシ―トを
所定の層数になるように積層し、熱圧着する。成形時に
添加された有機バインダおよび溶剤を400〜700℃
の温度の脱バインダ工程により除去した後、800〜1
000℃の温度範囲で焼成し多層ガラスセラミック基板
を得た。本焼成に際し、ガラスが軟化し、アルミナ粒子
間の空隙をガラスが占有することになり緻密化が進む。
更にアルミナとの化学反応によりアノーサイト結晶が生
成される。得られたガラスセラミック層の組成比を表2
に示す。なお、表2における試料番号1〜6は、表1の
原料番号1〜6に対応したものである。
【0013】実施例2 次に、ガラスセラミック体の他の製造方法を示す。アル
ミナ粉末を粉砕により平均粒径0.5〜3μmになるよ
うにコントロールする。コーディエライト粉末も同様に
平均粒径0.5〜10μmに粉砕する。またホウケイ酸
系ガラスを例えばアルミナボールミル等により平均粒径
1〜5μmになるように粉砕し微粉末化する。更にアノ
ーサイト粉末を同様に1〜10μmになるように粉砕す
る。これらの粉末を目標組成になるように秤量し、アル
ミナボールミル等により均一に混合する。該混合粉末を
ポリアクリル系樹脂、ポリビニルブチラールおよびポリ
ビニルアルコールなどの有機バインダとともに溶媒中に
分散し泥漿にする。該泥漿をドクターブレード法やロー
ル法等のスリップキャスティング法により絶縁層を形成
するのに適した膜厚、例えば10〜400μmの範囲で
グリーンシートとする。次に上下導通を得るためのヴィ
アホールをグリーンシートにダイおよびポンチで形成す
る。ヴィアホールの形成されたシートに導体ペーストを
埋め込み、配線パターン印刷を施す。印刷およびペース
トが埋め込まれたシートを複数枚積層し、100〜12
0℃の温度で100〜300kg/cm2の圧力で熱圧
着し積層体を得る。400〜600℃で有機バインダを
分解・除去したのち800〜1000℃の範囲で焼結を
完了する。ここで用いた導体ペーストはAu、Ag、A
g−Pd、Cu等を主成分としたペーストを用いた。得
られたガラスセラミック体の組成比を表2〜表3の試料
番号7〜40に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】表4〜表7には、実施例1および2におい
て多層ガラスセラミック基板を作製したときの焼成条
件、配線仕様および特性を示した。焼結後の基板におけ
るガラスセラミック層の組成を示した表2および表3の
試料番号と表4〜表7の試料番号は対応している。
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】
【表6】
【0021】
【表7】
【0022】表4〜表7からも明らかなように、本発明
の組成物を使用することにより、容易に高密度で微細な
配線を形成されるばかりでなく特性上も優れ、かつ、実
用に供されるために必要な機械的強度も充分満足する多
層ガラスセラミック基板を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば1
000℃以下の低温焼結が可能で、中性、還元雰囲気を
問わず焼成でき、かつ誘電率も十分に低くでき、機械的
強度としての抗折強度が大きな基板を得ることができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/46 H 6921−4E T 6921−4E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスセラミック層がアルミナ、コーデ
    ィエライト、ホウケイ酸系ガラスおよびアノーサイト結
    晶からなる無機組成物であって、アルミナ12〜59.
    6重量%、コーディエライト10〜30重量%、ホウケ
    イ酸系ガラス18〜69.6重量%、アノーサイト結晶
    1〜50重量%の組成範囲で総量100%になるように
    構成され、複数の導体層を前記ガラスセラミック層を介
    して積層したことを特徴とする多層ガラスセラミック基
    板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した多層ガラスセラミッ
    ク基板の製造方法であって、原料粉末にアルミナ粉末1
    0〜50重量%、コーディエライト粉末10〜50重量
    %およびホウケイ酸カルシウム系ガラス粉末40〜70
    重量%で総量100%になるように混合した混合粉末を
    用いることを特徴とする多層ガラスセラミック基板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 ホウケイ酸カルシウム系ガラス中に含ま
    れるカルシウム組成が酸化物換算表記に従ったとき、ガ
    ラス組成に対して酸化カルシウムが5重量%以上である
    請求項2記載の多層ガラスセラミック基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した多層ガラスセラミッ
    ク基板の製造方法であって、原料粉末として、アルミナ
    粉末、コーディエライト粉末、ホウケイ酸系ガラス粉末
    およびアノーサイト粉末を用い、それぞれの平均粒径が
    アルミナ粉末0.5〜3μm、コーディエライト粉末
    0.5〜10μm、ホウケイ酸系ガラス粉末1〜5μ
    m、アノーサイト粉末1〜10μmの範囲にあり、これ
    らの粉末を混合する工程と、混合した粉末をスラリー状
    態にしたのちグリーンシート化する工程と、該グリーン
    シートにヴィアホールを形成すると共に、導体を印刷お
    よび穴埋めする工程と、印刷されたシートを積層・熱圧
    着し、1000℃以下の温度で焼成する工程とを含むこ
    とを特徴とする多層ガラスセラミック基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005042426A2 (de) * 2003-10-28 2005-05-12 Inocermic Gesellschaft für innovative Keramik mbH Anodisch mit silizium bondbare glas-keramik (ltcc)

Cited By (2)

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WO2005042426A2 (de) * 2003-10-28 2005-05-12 Inocermic Gesellschaft für innovative Keramik mbH Anodisch mit silizium bondbare glas-keramik (ltcc)
WO2005042426A3 (de) * 2003-10-28 2005-06-09 Inocermic Ges Fuer Innovative Anodisch mit silizium bondbare glas-keramik (ltcc)

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