JPH0589985U - ディスクブレーキの制動間隙自動調節装置 - Google Patents

ディスクブレーキの制動間隙自動調節装置

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JPH0589985U
JPH0589985U JP3802692U JP3802692U JPH0589985U JP H0589985 U JPH0589985 U JP H0589985U JP 3802692 U JP3802692 U JP 3802692U JP 3802692 U JP3802692 U JP 3802692U JP H0589985 U JPH0589985 U JP H0589985U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オーバアジャスト防止機能を有するディスクブ
レーキの制動間隙自動調節装置において、ブレーキシリ
ンダサイズを抑えることを目的とする。 【構成】スピンドル25と、該スピンドル25に螺合す
るアジャスティングナット23と、該アジャスティング
ナット23の円錐面23aと摩擦係合可能な円錐面21
bを有するコーン部21aを備えたコーンプラグ21と
からなる制動間隙自動調節装置において、コーンプラグ
21のコーン部21aの外周部より縮径された円筒部と
ピストン15のシリンダ部間にシール31が収納されて
いる構成とし、コーン部の径を大きく取り得るようにす
ると共に、ブレーキシリンダを小径となし得るようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等におけるパーキングブレーキを内蔵したディスクブレーキ の制動間隙自動調節装置、特にオーバアジャストに基づく摩擦パッドの引きずり 等を防止する制動間隙自動調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等に装着されるディスクブレーキには、マスタシリンダから の液圧で作動するピストンを内蔵した液圧制動機構に加え、キャリパのシリンダ に機械式パーキング機構を並設したものがあり、更にこのパーキング機構とピス トンとの間に摩擦パッドの摩耗を補償する制動間隙自動調節装置を設けたものが 知られている。
【0003】 そして、この種の自動調節装置においては、制動液圧が特に大きくなった場合 には、キャリパの反作用部等の弾性変形分までも自動調節作用が働き、いわゆる オーバアジャストを起す可能性があり、ブレーキを解放しても摩擦パッドがブレ ーキディスクに係合したまま引ずることもあった。
【0004】 このオーバアジャストを防止する方策として(1)キャリパの剛性を高めて弾 性変形量を抑えたり、(2)1回のブレーキ操作で与えられる制動間隙調節量の 最大量を制限したマイクロアジャスト機構を採用したり、或いは(3)制動液圧 が過大になった場合にその液圧に応動してアジャスト機能を停止させるゴム等か らなる受圧回転シールリングを用いたものなど種々のものが提案されていたが、 (1)のキャリパの剛性を高めるものはブレーキ装置全体が重くなり、(2)の マイクロアジャスト機構を用いたものは所定制動間隙を得るために何回も繰返し ブレーキ操作が必要であるばかりでなく機構自体も複雑であった。そして(3) の受圧回転シールリングを用いるものはゴムシールのため回転抵抗が不安定で作 動に正確性を欠き耐久性にも難点があった。
【0005】 そこで本出願人は重量の増大をきたすことなく、機構的にも複雑でなく耐久性 に富んだ制動間隙自動調節装置を開発し出願した(実公昭58−13150号公 報参照)。
【0006】 図3は前述の本出願人が開発した制動間隙調節装置の要部を示したもので、キ ャリパ01のシリンダ02内にピストン03が摺動自在に嵌合していると共に、 キャリパ01の右端壁には調節ボルト04が摺動はできるが回動不能に嵌合支持 されている。前記調節ボルト04の先端部にはリード角の大きいねじが形成され 、該ねじに調節ナット05が螺合している。調節ナット05には円錐面05aが 形成され、この円錐面05aと補完的に係合する円錐面06aを有する段付ピス トン06がピストン03に対して摺動自在にしかし回動はできないように支持さ れている。
【0007】 この従来の制動間隙自動調節装置の作動について説明すると、ブレーキ作動時 にシリンダ02内に圧液が供給されピストン03が左方に移動すると、キャリパ 01は右方に移動しブレーキディスクが摩擦パッドに挟圧される。この時ピスト ン03の運動は皿バネ07、スラスト軸受08等を介して調節ナット05に伝達 され、この移動量が調節ナット05と調節ボルト04間のねじ結合部のバックラ ッシュより大きくなると調節ナット05は調節ボルト04をピストン03の移動 方向に引張るが、この間は制動間隙調節作用はない。
【0008】 シリンダ02内の液圧が増大し調節ボルト04を右方向に移動させる推力が皿 バネ07を撓ませる程になると、調節ナット05の円錐面05aが段付ピストン 06の円錐面06aから離れ、調節ナット05は回転して再び円錐面06aと摩 擦して制動間隙調節作用を行なう。
【0009】 シリンダ02内の液圧が更に増大してキャリパ01の反作用部等が変形する程 の液圧になると、段付ピストン06の左端側大径部の断面積a1とシールリング 010に係合する右端側小径部の断面積a2との差(a1−a2)に基づく液圧力 によって段付ピストン06は皿バネ09に抗して右方向に移動する。
【0010】 これにより段付ピストン06の円錐面06aが調節ナット05の円錐面05a と摩擦係合し、調節ナット05の回動を阻止すると同時に、調節ナット05と調 節ボルト04のねじ結合部を無負荷状態とし制動間隙調節作用を停止し、オーバ アジャストは防止される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上述の制動間隙自動調節装置は、ブレーキ液圧が過大になったとき、該液圧に より段付ピストン06を右方向に移動させるために段付ピストン右端側には小径 部06bが形成されており、かつ該小径部06bの半径方向内方には円錐面06 aが形成されている。
【0012】 しかしながら、このように円錐面06aと小径部06bが同一の直径上の内側 と外側に配置されていると、調節ナット05の回動を阻止するために必要な摩擦 トルクを得るための円錐面06aの大きさに応じて段付ピストン06の小径部0 6bの外径が設定されることになり、必然的にキャリパ01のシリンダサイズが 大きく設計せざるを得ない問題点を有していた。
【0013】 そこで本考案は、このような問題点に鑑み、段付ピストンの円錐面と、段付ピ ストンに推力を与えるための有効受圧面積の一方を担う小径部の位置を軸方向に ずらすことにより、たとえ円錐面が大きく構成されてもそれに伴ってシリンダサ イズを大きく設計しなくてもすむようにした制動間隙自動調節装置を提供するこ とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段として、ディスクブレーキの制動 間隙自動調節装置において、キャリパ内には、キャリパのシリンダに対して回動 不能であるが軸方向に移動可能なスピンドルと、該スピンドルと螺合し、かつブ レーキディスク方向にバネ付勢され外周に円錐面が形成されたアジャスティング ナットと、前記円錐面と摩擦係合が可能で内周に円錐面を形成したコーン部を有 し、かつ前記キャリパのシリンダに嵌合するピストンに対して回動不能であるが 軸方向に移動可能なブレーキディスク方向にバネ付勢されたコーンプラグとが内 蔵され、前記コーンプラグは前記コーン部からブレーキディスク側に向かってコ ーン部の外周部より段差をもって縮径した円筒部を有し、該円筒部と前記ピスト ンとの間に形成されたシール収納部にシールを配設し、前記コーンプラグの円錐 面は上記シールと軸方向にずれた位置とし、所定液圧によりコーンプラグがブレ ーキディスクと反対方向へ移動しブレーキの制動間隙の調節を停止するようにし たことを構成要件として具備している。
【0015】
【作 用】
ブレーキ液圧がスピンドルに作用して生じる軸方向の推力が、螺合部を介して 連結したアジャスティングナットに働くバネ荷重に打ち勝つまでは、ブレーキ液 圧によるピストンの移動に伴ってコーンプラグもアジャスティングナットもスピ ンドルも全てブレーキディスク側へ一体となって移動する。この期間中は制動間 隙調節作用はない。
【0016】 しかし、前述の如くブレーキ液圧が所定圧以上になるとアジャスティングナッ トに働くバネ荷重に打ち勝ってアジャスティングナットの円錐面がコーンプラグ の円錐面より離れる。すると、アジャスティングナットは回転して再びコーンプ ラグの円錐面と摩擦係合するまで螺出する。この螺出量が制動間隙調節量となっ てブレーキディスクに対する摩擦パッドの適正間隙が補償される。
【0017】 ブレーキ液圧が更に上昇して摩擦パッドやキャリパの反作用部等を変形させる 程の液圧になると、その液圧によりコーンプラグがブレーキディスクと反対方向 に移動して両円錐面が強固に摩擦係合してアジャスティングナットの回動が阻止 され制動間隙調節作用が停止する。
【0018】
【実 施 例】
以下、本考案の実施例を図1および図2に基づいて説明する。 図1は機械式パーキングブレーキと制動間隙自動調節装置とを備えたディスク ブレーキの正面断面図で、ブレーキディスク1の外周を跨いで逆U字状に折り曲 げられ、一対の摩擦パッド5、7を備えたキャリパ9は、車体(図示せず)に固 設された固定ブラケット3にブレーキディスク軸方向に摺動可能に支持している 。
【0019】 キャリパ9は機械式パーキングブレーキAと制動間隙自動調節装置Bを内蔵す る作用部9aと、一方の摩擦パッド5を押動する反作用部9bと両者を連結する ブリッジ部9cからなる。キャリパ9の作用部9aにはブレーキディスク1側に 開口したシリンダ部11aとこれに連続する小径シリンダ部11bが形成され、 小径シリンダ部11bの後部には機械式パーキングブレーキのブレーキレバー軸 13を装着する装着孔11cがシリンダ軸と直交する方向に設けられている。
【0020】 シリンダ部11a内にはコップ状のピストン15が角シール17を介して液密 にかつ軸方向に移動可能に嵌挿され、ピストン15の底部15aは摩擦パッド7 の裏板7aに衝合している。ピストン15とシリンダ部11a間に画成された液 圧室19にはマスタシリンダからの圧液が導入されると共に、一対の摩擦パッド 5、7の摩耗量を補償して一定の制動間隙を自動的に設定する制動間隙自動調節 装置Bが配設されている。
【0021】 前記調節装置Bは、前記ピストン15に、その軸線方向に移動自在に嵌挿され 、かつその回動が阻止されているコーンプラグ21と、該コーンプラグ21のコ ーン部21aの内周部に形成した円錐面21bと摩擦係合可能な外周部に円錐面 23aを有したスジャスティングナット23と、該アジャスティングナットの内 径部に形成したリード角の大きい雌ネジ部23bに螺合した雄ネジ部25bを有 し、頭部25aがキャリパ9の小径シリンダ部11bに摺動自在に嵌挿され、か つそのフランジ部25cにおいて回動が阻止されているスピンドル25とから成 っている。
【0022】 図2は前記ピストン15と前記コーンプラグ21との間に形成されるシール収 納部を拡大して示したもので、ピストン15の内周部にはコップ状の開放部から 底部15aに向かって第1シリンダ部15bと段差部15cと第1シリンダ部1 5bより小径の第2シリンダ部15dが形成され、一方コーンプラグ21の外周 部には、コーン部21aからピストン15の底部15a側に向かってコーン部2 1aより小径の第1円筒部21cと段差部21dと第1円筒部21cより更に小 径の第2円筒部21eが形成されている。
【0023】 コーンプラグ21の第1円筒部21cと、ピストン15の第1シリンダ部15 bと段差部15cとでなす空間がシール収納部27として画成され、ここに段差 部15cに当接係合するリング状の第1バックアップリング29とシール31が 収納されている。
【0024】 また、コーンプラグ21の第2円筒部21eと段差部21d及び第2シリンダ 部15dとでなす空間がシール部材収納部33として画成され、ここに段差部2 1dに当接係合するリング状の第2バックアップリング35と該スプリングの背 後に配置したシール部材37およびスペーサリング39が収納されている。スペ ーサリング39はコーンプラグ21の第2円筒部21eに嵌合係止し、その左端 面には円周上に間隔を設けて複数の突起体39aが一体に形成され、該突起体3 9aはピストン15の底部15aに設けた凹部15eと摺動嵌合している。この 構成により、コーンプラグ21はピストン15に対して回動不能で軸方向には移 動可能となる。
【0025】 ピストン15のシリンダ部とコーンプラグ21の円筒部を形成する際に、ピス トン15の第2シリンダ部15dの断面積A1がコーンプラグ21の第1円筒部 21cの断面積A2より大きいことは重要な事項である。即ち、液圧室19に摩 擦パッド5、7を押圧しキャリパ9の反作用部9b等を変形させる程の液圧P1 を有する圧液が導入されたとき、コーンプラグ21にはP1(A1−A2)の大き さで、ピストン15の開放部側に向かう方向に力が作用するように構成されてい る。
【0026】 ピストン15の開放部近傍の第1シリンダ部15bにはスナップリング41が 係止しており、このスナップリング41とコーン部21aの右端面間にはセット スプリング43がスプリングシート45を介して配設されている。
【0027】 アジャスティングナット23の円錐面23aと反対に位置する側には段差部2 3cが形成されるように軸径が縮小され、この部分にスラストベアリング47が 取付けられ、該ベアリング47と前記スプリングシート45間にアジャストワッ シャ49を介してアジャストスプリング51が介装されている。
【0028】 キャリパ9の後端部に形成した装着孔11cにはパーキング用のブレーキレバ ー軸13がその軸回りに回動できるようにベアリング53を介して装着され、該 レバー軸13とスピンドル25間に機械力伝達のためのロッド55が介装されて いる。
【0029】 次に、以上のように構成された本実施例のディスクブレーキの作動について説 明する。
【0030】 まず、ブレーキ操作時にはマスタシリンダから導入された圧液が液圧室19に 導入され、該圧液によりピストン15がブレーキディスク1方向に押動され、一 方の摩擦パッド7を直接ブレーキディスク1に圧接すると同時に、この反力でキ ャリパ9の反作用部9bが他方の摩擦パッド5を圧接して制動作用を行なう。
【0031】 この時、ピストン15の運動はセットスプリング43を介してコーンプラグ2 1を、またアジャストスプリング51、スラストベアリング47を介してアジャ スティングナット23をピストン15と同一方向に一体となって移動させる。そ してこの移動量がアジャスティングナット23とスピンドル25間のネジ結合部 のバックラッシュ量よりも大きくなると、スピンドル25も一体となって同一方 向に移動する。したがってこれらの期間中は何等制動間隙調節作用は起らない。
【0032】 しかしながら、液圧室19の液圧が上昇して所定圧力P0になると、スピンド ル25には右方向の力、P0×A0(A0はスピンドル頭部25aの有効断面積) が作用し、前記所定圧P0以上の圧力がスピンドル25にかかるとアジャストス プリング51のバネ荷重に打ち勝ってスピンドル25とアジャスティングナット 23がピストン15の移動方向と反対の方向に移動するようにアジャストスプリ ング51のバネ荷重がセットされている。これによりアジャスティングナット2 3の円錐面23aがコーンプラグ21の円錐面21bから離れるため、アジャス ティングナット23は蓄積されたアジャストスプリング51のバネ力により回転 しながら左方へ螺出してコーンプラグ21に追随する。このアジャスティングナ ット23の螺出量が制動間隙調節量となり、ブレーキ開放時にはピストン15が ブレーキ適用前よりもブレーキディスク1側へ前進した位置までしか戻れくなり 、摩擦パッドの摩耗による間隙を補償する。
【0033】 液圧室19の液圧が摩擦パッドやキャリパの反作用部等を変形させる程の液圧 P1に達すると、回転不能のコーンプラグ21はP1(A1−A2)の液圧力により セットスプリング43およびアジャストスプリング51のバネ荷重に抗して右方 へ移動し、ネジ結合部を無負荷状態にすると同時に両円錐面21b、23aが強 固に摩擦係合するので、アジャスティングナット23の回転は阻止され制動間隙 調節作用は停止する。
【0034】 なお、本考案によるディスクブレーキは駐車のためのブレーキにも適用できる ようになっている。即ち、パーキングブレーキによるブレーキ操作時には、ハン ドレバー操作等によりブレーキレバー軸13が回動し、スピンドル25がロッド 55を介してブレーキディスク1方向に押動される。このスピンドル25の押動 による推力はアジャスティングナット23、コーンプラグ21を介してピストン 15に伝達され、液圧操作時と同様に両摩擦パッド5、7がブレーキディスク1 を挟圧して制動作用を行なうが制動間隙調節作用は行なわない。
【0035】 以上、本考案は一つの実施例に基づき詳述したが、本考案は上述の実施例のみ に限定されることなく実用新案登録請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に各 部の具体的構成を変更して実施可能なものである。
【0036】
【効 果】
以上詳述したように、本考案のディスクブレーキの制動間隙自動調節装置によ れば、コーンプラグのコーン部からブレーキディスク側に該コーン部の外径より も径の小さい円筒部を形成し、液圧による推力を発生するための有効面積を確保 するために前記円筒部とピストンのシリンダ間にシールを収納することにより、 シール外径とほぼ等しい位置までコーン部を大きく設計することが可能となる。 したがって、コーンプラグとアジャスティングナットの両円錐面による摩擦トル クの増大をシリンダ径を大きく形設しなくても充分大きく設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す機械式パーキングブレ
ーキと制動間隙自動調節装置を備えたディスクブレーキ
の正面断面図である。
【図2】図1のシール収納部の拡大図である。
【図3】従来の制動間隙自動調節装置の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ブレーキディスク 5、7・・・一対の摩擦パッド 9・・・キャリパ 11a、11b、・・・キャリパのシリンダ部 15・・・ピストン 21・・・コーンプラグ 21a・・・コーンプラグのコーン部 21b・・・コーンプラグの円錐面 23・・・アジャスティングナット 23a・・・アジャスティングナットの円錐面 25・・・スピンドル 27・・・シール収納部 31・・・シール 33・・・シール部材収納部 37・・・シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクブレーキのキャリパ内には、キャ
    リパのシリンダに対して回動不能であるが軸方向に移動
    可能なスピンドルと、該スピンドルと螺合し、かつブレ
    ーキディスク方向にバネ付勢され外周に円錐面が形成さ
    れたアジャスティングナットと、前記円錐面と摩擦係合
    が可能で内周に円錐面を形成したコーン部を有し、かつ
    前記キャリパのシリンダに嵌合するピストンに対して回
    動不能であるが軸方向に移動可能なブレーキディスク方
    向にバネ付勢されたコーンプラグとが内蔵され、前記コ
    ーンプラグは前記コーン部からブレーキディスク側に向
    かってコーン部の外周部より段差をもって縮径した円筒
    部を有し、該円筒部と前記ピストンとの間に形成された
    シール収納部にシールを配設し、前記コーンプラグの円
    錐面は上記シールと軸方向にずれた位置とし、所定液圧
    によりコーンプラグがブレーキディスクと反対方向へ移
    動しブレーキの制動間隙の調節を停止するようにしたこ
    とを特徴とするディスクブレーキの制動間隙自動調節装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101351346B1 (ko) * 2012-07-20 2014-01-15 주식회사 만도 디스크 브레이크
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