JPH0589941U - ワイヤの固定構造 - Google Patents
ワイヤの固定構造Info
- Publication number
- JPH0589941U JPH0589941U JP3317992U JP3317992U JPH0589941U JP H0589941 U JPH0589941 U JP H0589941U JP 3317992 U JP3317992 U JP 3317992U JP 3317992 U JP3317992 U JP 3317992U JP H0589941 U JPH0589941 U JP H0589941U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立性の良いワイヤの固定構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 アウターワイヤ14aをワイヤ保持凹部19
に載置し、さらに、このアウターワイヤ14a上にクリ
ップ部材を載置する。そして、このクリップ部材16を
回転させ、係合爪部20をワイヤ保持部材17の係合受
部25に係合する。この状態では、前記クリップ部材1
6のワイヤ保持脚部19がアウターワイヤ14aの外周
部を固定する。
とを目的とする。 【構成】 アウターワイヤ14aをワイヤ保持凹部19
に載置し、さらに、このアウターワイヤ14a上にクリ
ップ部材を載置する。そして、このクリップ部材16を
回転させ、係合爪部20をワイヤ保持部材17の係合受
部25に係合する。この状態では、前記クリップ部材1
6のワイヤ保持脚部19がアウターワイヤ14aの外周
部を固定する。
Description
【0001】
本考案は、特に、自動車のヒータコントロール装置に使用されるワイヤの固定 構造に関するものである。
【0002】
従来、コントロールレバーに連結されるワイヤの固定構造としては、例えば、 図6に示すような取付具を用いたものがある。この取付具は、バネ鋼からなる板 材1の一端側に半円筒形部2を形成し、他端部を基台3にねじ止めすることによ り、前記半円筒形部2と基台3との間に、アウターワイヤ5とインナーワイヤ6 とからなるワイヤ4を挾持するようにしたものである。
【0003】
しかしながら、前記ワイヤの固定構造では、板材1をねじ止めすることにより 、ワイヤ4を固定しているが、アウターワイヤ5を半円筒形部2と基台3との間 に位置決めした状態でねじ止めする作業は面倒で、作業性が悪かった。 本考案は前記問題点に鑑み、組立性の良いワイヤの固定構造を提供することを 目的とする。
【0004】
本考案は前記目的を達成するため、板状体の上面にドライバ等で回転操作可能 な操作部を形成し、外縁部に係合爪部を膨出させ、下方に向かってアウターワイ ヤを保持可能なワイヤ保持脚部を延設してなるクリップ部材と、前記アウターワ イヤを保持する保持凹部を有し、前記クリップ部材の係合爪部の外周面を保持す るストッパ部および係合爪部の上面が当接する鍔部を備えるとともに、側方に弾 性変形して前記係合爪部に係合する舌片を立設してなるワイヤ保持部材とから構 成したものである。
【0005】
本考案では、アウターワイヤをワイヤ保持凹部に配設し、このアウターワイヤ 上にクリップ部材を載置した後、操作部を回転操作すれば、クリップ部材は係合 爪部で舌片を弾性変形させながら回転する。クリップ部材は係合爪部の外周面が ストッパ部に当接した時点で停止し、鍔部によって上方への抜け止めがなされる とともに、形状復帰した舌片が前記係合爪部に係合して回転方向に位置決めされ る。そして、前記クリップ部材のワイヤ保持脚部がアウターワイヤを保持して、 その長手方向への移動を阻止する。
【0006】
次に、本考案に係るヒータコントロール装置の一実施例について図1ないし図 4に従って説明する。 このヒータコントロール装置は、図4および図5に示すように、ベースプレー ト10に合計4つの操作レバー11a,11b,11c,11dをそれぞれ支軸 10a,10b,10c,10dを中心として回動可能に設けたもので、一端部 がフロントパネル12から突出してノブ13がそれぞれ取り付けられている。そ して、レバー11aは温度調節用、レバー11bは配風位置切換用、レバー11 cは内部循環,外気取入切換用、11dは風量調節用である。
【0007】 前記各レバー11a,11b,11cの他端部には図示しない空調装置のダン パを駆動するためのワイヤ14が連結されている。このワイヤ14は管状のアウ ターワイヤ14aと、このアウターワイヤ14aに摺動自在に挿通されたインナ ーワイヤ14bとからなり、前記アウターワイヤ14aの一端部は下記するワイ ヤの固定構造によってベースプレート10に固定されている。なお、前記レバー 11dは、その回動操作により図示しない固定接点を切り替えるようになってい る。
【0008】 前記ワイヤの固定構造は、図1および図2に示すように、クリップ部材16と ワイヤ保持部材17とから構成されている。 クリップ部材16は、図1に示すように、所定幅寸法の板状部18から下方に 向かって所定間隔で一対のワイヤ保持脚部19,19を延設したものである。
【0009】 前記板状部18の上面中央部には操作部である十字溝18aが形成され、外縁 部には対称に係合爪部20が延設されている。この係合爪部20は、図1中、反 時計回り方向に向かうに従って徐々に径が大きくなるように形成されており、最 も径の大きくなった部分の端面はストッパ面20aとなっている。
【0010】 前記ワイヤ保持脚部19,19は略C字形の板状で、互いに反対方向に開口し 、アウターワイヤ14aを両側から保持できるようになっている。そして、この ワイヤ保持脚部19の内面には爪部19aが形成され、前記アウターワイヤ14 aを保持した際、その外周面に食い込んで長手方向への移動を阻止する。
【0011】 一方、前記ワイヤ保持部材17は、図2に示すように、基台21の中央部にア ウターワイヤ14aの保持凹部22を有している。この保持凹部22には複数の 溝部22aが保持凹部22の長手方向に直交するように形成され、前記アウター ワイヤ14aの位置ずれを防止する。前記保持凹部22の中央には、前記クリッ プ部材16のワイヤ保持脚部19を回転自在とする逃がし穴22bが形成されて いる。
【0012】 また、前記基台21には、前記保持凹部22を挟んで点対称で側壁23a,2 3aおよび側壁23b,23bがそれぞれ立設されている。前記側壁23aには 、前記クリップ部材16が載置される台座部24が形成され、この台座部24の 側方には弾性変形可能な舌片25が延設されている。そして、前記舌片25の先 端部には係止受面25a(図1参照)が形成されることにより、前記クリップ部 材16の係合爪部20のストッパ面20aが係止するようになっている。
【0013】 一方、前記側壁23bには、前記係合爪部20の外周面を保持できるように湾 曲した面からなるストッパ部26が形成されており(図1および図2参照)、ス トッパ部26の上方には、前記係合爪部20,20の上面に当接して、クリップ 部材16が上方へ突出することを防止する鍔部26aが延設されている。
【0014】 次に、前記ワイヤの固定構造に於けるワイヤの固定方法について説明する。 まず、ワイヤ保持部材17の保持凹部22にアウターワイヤ14aを配設する 。そして、クリップ部材16を図1の実線で示す状態でワイヤ保持部材17の側 壁23a,23b間に挿入する。クリップ部材16は板状部18が台座部24, 24に当接するまで挿入され、そのワイヤ保持脚部19,19がアウターワイヤ 14aの両側に位置する。
【0015】 続いて、十字溝18aにドライバを差し込んで、クリップ部材16を図1の2 点鎖線で示す位置に至るまで時計回り方向に回転させる。前記クリップ部材16 は、係合爪部20で舌片25,25を外方に弾性変形させながら回転し、この係 合爪部20がストッパ部26,26に当接することにより停止する。回転を阻止 された時点では、前記舌片25,25が形状を復帰してストッパ面20a,20 aが係止受面25a,25aに当接し、クリップ部材16は回転方向に位置規制 されるとともに、鍔部26aによって上方への脱出も阻止される。そして、この 状態では、アウターワイヤ14aの外周部に、前記ワイヤ保持脚部19に形成し た爪部19aが食い込み、前記アウターワイヤ14aは長手方向への移動を阻止 される。 このように、前記ワイヤの固定構造を用いれば、クリップ部材16をワイヤ保 持部材17の側壁23a,23b間に位置させた状態で回転させるだけで、アウ ターワイヤ14aを簡単に固定できる。
【0016】
以上の説明から明らかなように、本考案に係るアウターワイヤの固定構造によ れば、クリップ部材を回転させるだけで簡単にアウターワイヤを固定できるので 、組付作業が容易となり、組付時間を短縮することができる。
【図1】 本実施例に係るアウターワイヤの固定構造を
示す構成部材の分解斜視図である。
示す構成部材の分解斜視図である。
【図2】 図1のワイヤ保持部材の斜視図である。
【図3】 図1の組立完了図である。
【図4】 ヒータコントロール装置の平面図である。
【図5】 図4の正面図である。
【図6】 従来例に係るワイヤの固定構造を示す斜視図
である。
である。
14…ワイヤ、14a…アウターワイヤ、14b…イン
ナーワイヤ、16…クリップ部材、17…ワイヤ保持部
材、19…ワイヤ保持脚部、20…係合爪部、22…保
持凹部、23a,23b…側壁、25…舌片(係合受
部)、26…ストッパ部、26a…鍔部。
ナーワイヤ、16…クリップ部材、17…ワイヤ保持部
材、19…ワイヤ保持脚部、20…係合爪部、22…保
持凹部、23a,23b…側壁、25…舌片(係合受
部)、26…ストッパ部、26a…鍔部。
Claims (1)
- 【請求項1】 板状体の上面にドライバ等で回転操作可
能な操作部を形成し、外縁部に係合爪部を膨出させ、下
方に向かってアウターワイヤを保持可能なワイヤ保持脚
部を延設してなるクリップ部材と、前記アウターワイヤ
を保持する保持凹部を有し、前記クリップ部材の係合爪
部の外周面を保持するストッパ部および係合爪部の上面
が当接する鍔部を備えるとともに、側方に弾性変形して
前記係合爪部に係合する舌片を立設してなるワイヤ保持
部材とからなることを特徴とするワイヤの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992033179U JP2581053Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992033179U JP2581053Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589941U true JPH0589941U (ja) | 1993-12-07 |
JP2581053Y2 JP2581053Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12379291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992033179U Expired - Lifetime JP2581053Y2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581053Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56133179U (ja) * | 1980-03-11 | 1981-10-08 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP1992033179U patent/JP2581053Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56133179U (ja) * | 1980-03-11 | 1981-10-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581053Y2 (ja) | 1998-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980526 |