JPH0589922A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH0589922A
JPH0589922A JP27713691A JP27713691A JPH0589922A JP H0589922 A JPH0589922 A JP H0589922A JP 27713691 A JP27713691 A JP 27713691A JP 27713691 A JP27713691 A JP 27713691A JP H0589922 A JPH0589922 A JP H0589922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
terminal
front retainer
terminals
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27713691A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Suwada
睦 諏訪田
Atsushi Hamada
淳 濱田
Nobumasa Misaki
信正 見崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP27713691A priority Critical patent/JPH0589922A/ja
Publication of JPH0589922A publication Critical patent/JPH0589922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子のハウジングへの固着力が十分に高く、
組み立て作業及びメンテナンス作業が容易であると共
に、その形状が簡単であって安価な金型を使用して成形
できるコネクタを提供する。 【構成】 端子2はハウジング1内に挿入され、ランス
3の係止突起により係止される。その後、端子2の相互
間にフロントリテーナー4を挿入する。ハウジング1内
の端子2の相互間には楔形の拡開部5が設けられている
ため、フロントリテーナー4の先端部が弾性的に広げら
れる。そして、ハウジング1内にフロントリテーナー4
を完全に挿入すると、このフロントリテーナー4はその
基端部が端子2に係合すると共にその先端部が広がった
状態で係止部4aが端子2を係止する。なお、端子2が
ハウジング1内に完全に挿入されていないと、フロント
リテーナー4をハウジング1内に挿入できないので、フ
ロントリテーナー4の挿入状態により端子2の不完全挿
入を検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハウジング内に端子を二
重係止する二重係止部材(リテーナー)を備えたコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のコネクタを示す側面断面図
である。ハウジング11は筒状をなし、その中央に仕切
部11aを有していてこの仕切部11aにより仕切られ
た2つの空間に1対の端子12が並列に挿入されるよう
になっている。ハウジング11の端子挿入内面にはラン
ス13が突設されており、端子12はランス13に設け
られた係止突起によりハウジング11内に係止される。
フロントリテーナー14はハウジング11の正面に設け
た孔に挿入され、これによりランス13はフロントリテ
ーナー14と端子12との間に挟み込まれる。また、フ
ロントリテーナー14はその側面に設けられた凸部15
がハウジング11に設けられた孔部16に係止される。
【0003】このように構成されるコネクタを組み立て
る場合は、1対の端子12に夫々配線を接続した後、こ
の端子12をハウジング11内に挿入する。そうする
と、ランス13は端子12に押圧されて弾性的に変形
し、端子12が所定の位置まで完全に挿入されたときに
その形状が復元して係止突起が端子孔部に入り、端子1
2を係止する。その後、フロントリテーナー14をハウ
ジング11の肉厚部分に挿入することにより、ランス1
3が端子12を係止した状態でその変形が抑制され、端
子12はハウジング11内に確実に固定され端子の抜け
を防止することができる。なお、端子12がハウジング
11内に完全に挿入されていないと、ランス13が変形
したままであるため、フロントリテーナー14をハウジ
ング11内に挿入することができない。従って、フロン
トリテーナー14の挿入状態に基づいて、端子12の不
完全挿入を検知することができる。
【0004】しかしながら、上述のコネクタにおいて
は、1対の端子12を固定するフロントリテーナー14
は、その形状が複雑であるため成形用の金型が高価にな
ると共に、ハウジング1への挿入時に方向性を有してい
るためコネクタを組み立てる際の作業性が悪いという欠
点がある。
【0005】そこで、上記不都合を解決するために実公
平2−17418号に示すコネクタが提案されている。
この実公平2−17418号においては、図6に示すよ
うに、ハウジング17内の1対の端子18の相互間に二
股の係止アーム19(ランス)を設け、この二股の係止
アーム19により1対の端子を係止した後に、係止アー
ムの二股部分にスペーサ20(フロントリテーナー)を
嵌入することにより、係止アーム19を変形しないよう
にして、端子18を固定している。このため、スペーサ
はその形状が簡素であると共に、ハウジングへの挿入時
に方向性がなくコネクタを組み立てる際の作業性が優れ
ている。
【0006】図7乃至図9は従来の更に他のコネクタ
(EP 0 374 492 A2 )を示す断面図である。ハウジング
21は筒状をなし、その内側に端子22が挿入されるよ
うになっており、その外側には他のハウジングに結合す
る結合部21aが設けられている。ハウジング21の内
側にはその長さ方向に延出するランス23が突設されて
おり、端子22はランス23によりハウジング21内に
係止される。フロントリテーナー24はハウジング21
の隙間に挿入され、これによりランス23はフロントリ
テーナー24と端子22との間に挾み込まれる。また、
フロントリテーナー24はその先端部に設けられた凸部
がランス23の先端部に係止される。
【0007】このように構成されるコネクタを組み立て
る場合、先ず、図7に示すように、端子22に配線を接
続した後、この端子22をハウジング21内に挿入す
る。そうすると、ランス23は端子22に押圧されて弾
性的に変形する。そして、図8に示すように、ランス2
3は端子22が所定の位置まで完全に挿入されたときに
その形状が復元して端子22を係止する。その後、図9
に示すように、フロントリテーナー24をハウジング2
1の隙間に挿入することにより、ランス23の変形が抑
止され、端子22はハウジング21内に確実に固定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコネクタには、以下に示す問題点がある。
【0009】先ず、図6に示すコネクタにおいては、ス
ペーサ20の形状は簡素であるものの、逆に係止アーム
19の形状が複雑になるため、コネクタを成形するため
の金型が高価になる。また、スペーサ20は係止アーム
19の変形を抑制するだけであって、実際上、係止アー
ム19のみが端子18を係止するため、端子18のハウ
ジング17への固着力が不十分である。
【0010】一方、図7乃至9に示すコネクタにおいて
は、1個の端子22に対して1個のフロントリテーナー
24をハウジング21内に挿入する必要があるため、コ
ネクタを組み立てる際の作業性が悪い。またハウジング
内に挿入したリテーナー24を再び抜こうとした場合に
ハウジング21を破損する虞がある。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、端子のハウジングへの固着力が十分に高
く、組み立て作業及びメンテナンス作業が容易であると
共に、その形状が簡単であって安価な金型を使用して成
形できるコネクタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコネクタ
は、ハウジングと、このハウジングの内面に設けられハ
ウジング内に挿入された1対の端子に係合する突出部
と、先端部分がその長さ方向に沿う切れ込みにより分割
されていて前記1対の端子の相互間に挿入される二重係
止部材と、前記ハウジング内の前記1対の端子の相互間
に配設され前記二重係止部材の前記先端部を拡開する拡
開部と、を有し、前記二重係止部材の先端には、その先
端部分が拡開した状態で前記1対の端子を係止する係止
部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、ハウジング内に1対の端子
を挿入し、前記ハウジングの内面に突設された1対の突
出部により前記1対の端子を係止した後、前記1対の端
子の相互間に二重係止部材を挿入する。前記ハウジング
内の前記1対の端子の相互間には楔形の拡開部が配設さ
れているため、前記二重係止部材はその先端部分が拡開
される。このため、前記二重係止部材は、その先端部分
が拡開した状態でその係止部が前記1対の端子を係止す
る。
【0014】本発明によれば、ハウジング内に突設され
た突出部とハウジング内に挿入された二重係止部材とが
1対の端子を二重に係止するため、端子のハウジングへ
の固着力が従来に比して極めて高くなる。また、二重係
止部材はその形状がその中心線に対して対称であって挿
入時の方向性を有していないと共に、前記1対の端子を
同時に係止することができるので、コネクタの組み立て
作業が容易である。更に、二重係止部材をハウジングか
ら引き抜くと、前記二重係止部材の先端部の形状が復元
し、端子の二重係止状態が解除される。このため、組み
立てられたコネクタに対し、部品交換等のメンテナンス
作業を容易に施すことができ、このメンテナンス作業に
おいてハウジング及び端子が破損することはない。更に
また、前記二重係止部材及び拡開部はその形状が簡単で
あるため、本発明に係るコネクタは簡単な構造の安価な
金型を使用して成形することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係るコネクタを示
す断面図、図2はその組み立て状態を示す断面図、図3
はその二重係止部材(フロントリテーナー)及び拡開部
を抽出して示す部分拡大断面図、図4はその二重係止の
解除状態を示す断面図である。
【0017】ハウジング1は筒状をなし、その内側に1
対の端子2が並列に挿入されるようになっている。な
お、端子2の後部には配線を接続する接続部2aが設け
られている。ハウジング1の内側にはその長さ方向に延
出する1対のランス3が突設されており、1対の端子2
は夫々1対のランス3の係止突起(突出部)によりハウ
ジング1内に係止される。フロントリテーナー4は棒状
をなした弾性体で構成され、その基端部が他の部分に比
して段差的に太くなっていてフランジ部4bを構成して
いる。また、リテーナー4の先端略半分は長さ方向に沿
う切れ込みにより分割されており、その先端部にその外
側に向けて突出する係止部4aが設けられている。この
フロントリテーナー4はハウジング1内の1対の端子2
の相互間に挿入される。そして、リテーナー4の先端部
が拡開した状態で、係止部4aが1対の端子2の後部
(即ち、端子2と接続部2aとの境界)を係止するよう
になっている。拡開部5は楔形をなし、そのハウジング
1内の1対の端子2の相互間に固定的に配設されてい
る。この拡開部5はフロントリテーナー4のハウジング
1内への挿入に伴ってフロントリテーナー4の先端部を
弾性的に拡開するようになっている。
【0018】このように構成されるコネクタを組み立て
る場合は、1対の端子2の後部の接続部2aに夫々配線
(図示せず)を接続した後、この1対の端子2をハウジ
ング1内に挿入する。そうすると、ランス3は端子2に
押圧されて弾性的に変形し、端子2が所定の位置まで完
全に挿入されたときにその形状が復元して端子2を係止
する。その後、フロントリテーナー4をハウジング1内
の端子2の相互間に挿入する。ハウジング1内の1対の
端子2の前互間には楔形の拡開部5が配設されているた
め、フロントリテーナー4はその先端部が弾性的に拡開
される。そして、ハウジング1内にフロントリテーナー
4を完全に挿入すると、このフロントリテーナー4はそ
の基端部のフランジ部4bが端子2の前端面に係合する
と共に、その先端部分が拡開し、この状態で係止部4a
が端子2の後端面(即ち、端子2と接続部2aとの境界
部に設けられた係止面)を係止する。なお、端子2がハ
ウジング1内に完全に挿入されていないと、ランス3が
変形したままであるため、フロントリテーナー4をハウ
ジング1内に挿入することができない。従って、フロン
トリテーナー4の挿入状態に基づいて、端子2の不完全
挿入を検知することができる。
【0019】本実施例によれば、ハウジング1内に設け
られたランス(係止部)3とハウジング1内に挿入され
たフロントリテーナー(二重係止部材)4とが1対の端
子2を二重に係止するため、端子2のハウジング1への
固着力が従来に比して高い。
【0020】また、フロントリテーナー4はその形状が
左右対称であって挿入時の方向性を有していないと共
に、1対の端子2を同時に係止することができるので、
コネクタの組み立て作業が容易である。
【0021】更に、フロントリテーナー4は弾性を有し
ているため、図4に示すように、フロントリテーナー4
をハウジング1から引き抜くと、フロントリテーナー4
の先端部の形状が復元し、端子2の二重係止状態が解除
される。このため、組み立てられたコネクタに部品交換
等のメンテナンス作業を容易に施すことができ、このメ
ンテナンス作業においてハウジング1及び端子2が破損
することはない。
【0022】更にまた、フロントリテーナー4及び拡開
部5は夫々その形状が棒状及び楔状であって簡単である
ため、本発明に係るコネクタは簡単な構造の安価な金型
を使用して成形することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ウジング内に突設された1対の突出部とハウジング内に
挿入された二重係止部材とが1対の端子を二重に係止す
るから、端子のハウジングへの固着力が極めて高い。こ
の場合に、前記1対の端子がハウジング内に完全に挿入
されていないと、前記二重係止部材をハウジング内に挿
入できないので、この不完全挿入状態を容易に認識し、
これを回避することができる。また、前記二重係止部材
は挿入時の方向性を有していないと共に、前記1対の端
子を同時に係止することができるので、コネクタの組み
立て作業が容易である。更に、前記二重係止部材をハウ
ジングから引き抜くと、端子の二重係止状態が解除され
るので、組み立てられたコネクタにメンテナンス作業を
容易に施すことができる。更にまた、本発明に係るコネ
クタは簡単な構造の安価な金型を使用して成形すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコネクタを示す断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例に係るコネクタの組み立て状態
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るコネクタの二重係止部材
(フロントリテーナー)及び拡開部を抽出して示す部分
拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るコネクタの二重係止の解
除状態を示す断面図である。
【図5】従来のコネクタを示す断面図である。
【図6】従来の他のコネクタを示す断面図である。
【図7】従来の更に他のコネクタを示す断面図である。
【図8】組み立て時における図7のコネクタを示す断面
図である。
【図9】組み立て後における図7のコネクタを示す断面
図である。
【符号の説明】
1,11,21;ハウジング 2,12,22;端子 3,13,23;ランス 4,14,24;フロントリテーナー 4a;係止部 5;拡開部 11a;仕切部 21a;結合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングの内面に
    設けられハウジング内に挿入された1対の端子に係合す
    る突出部と、先端部分がその長さ方向に沿う切れ込みに
    より分割されていて前記1対の端子の相互間に挿入され
    る二重係止部材と、前記ハウジング内の前記1対の端子
    の相互間に配設され前記二重係止部材の前記先端部を拡
    開する拡開部と、を有し、前記二重係止部材の先端に
    は、その先端部分が拡開した状態で前記1対の端子を係
    止する係止部が設けられていることを特徴とするコネク
    タ。
JP27713691A 1991-09-28 1991-09-28 コネクタ Pending JPH0589922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27713691A JPH0589922A (ja) 1991-09-28 1991-09-28 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27713691A JPH0589922A (ja) 1991-09-28 1991-09-28 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0589922A true JPH0589922A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17579301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27713691A Pending JPH0589922A (ja) 1991-09-28 1991-09-28 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0589922A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0704935A1 (en) * 1994-09-27 1996-04-03 Hirose Electric Co., Ltd. Electrical connector
JP2011134633A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Aisin Seiki Co Ltd 端子組付構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0704935A1 (en) * 1994-09-27 1996-04-03 Hirose Electric Co., Ltd. Electrical connector
US5651700A (en) * 1994-09-27 1997-07-29 Hirose Electric Co., Ltd. Electrical connector
JP2011134633A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Aisin Seiki Co Ltd 端子組付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3145271B2 (ja) 低挿入力コネクタ
JP3301329B2 (ja) コネクタ
JPH0430793Y2 (ja)
JPH04306573A (ja) 二重ロック機構を有するコネクタ
JP2001230021A (ja) コネクタ
JP2002329554A (ja) コネクタ
JPH09330757A (ja) コネクタ
JPH06163109A (ja) コネクタのロック機構
JP3311228B2 (ja) 端子係止具付きコネクタ
JPH0716374U (ja) ダブルロック型コネクタ
JPH11135178A (ja) コネクタソケット
JPH07226251A (ja) ロック型コネクタ
JP2002246106A (ja) コネクタ装置
JPH07249454A (ja) コネクタ
JP2000268915A (ja) 雌型コネクタ
JPH0589922A (ja) コネクタ
JP3687537B2 (ja) 分割コネクタ
JP2594412Y2 (ja) バックル
JP2582527Y2 (ja) 端子係止具付きコネクタ
JPH1116625A (ja) コネクタの二重係止部材
JP2003257532A (ja) コネクタ
JP4081916B2 (ja) コネクタ
US5376023A (en) Electric connector
JP3137001B2 (ja) コネクタ
JP3126906B2 (ja) コネクタハウジングへの端子金具の係止構造及び係止方法