JP2003257532A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003257532A
JP2003257532A JP2002055696A JP2002055696A JP2003257532A JP 2003257532 A JP2003257532 A JP 2003257532A JP 2002055696 A JP2002055696 A JP 2002055696A JP 2002055696 A JP2002055696 A JP 2002055696A JP 2003257532 A JP2003257532 A JP 2003257532A
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JP
Japan
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terminal fitting
locking piece
elastic locking
connector
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002055696A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性係止片による端子金具に対する保持力を
向上することができるコネクタを提供する。 【解決手段】 弾性係止片14によってキャビティ13
内に挿入された端子金具21を係止保持するコネクタ1
1において、係止段部24を構成する両側壁22bの弾
性係止片14との当接面を端子挿入方向に向けて傾斜す
る傾斜面24aとし、弾性係止片14側はこれに対応す
る傾斜受面14cとしている。そして、この傾斜面24
aと傾斜受面14cとの係合作用により端子金具21に
対し抜け方向の力が作用しても弾性係止片14が容易に
外れないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタに関し、詳
しくはキャビティ内における端子金具の保持力向上を図
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタ1は、図4(A)に示す
ように、コネクタハウジング1のキャビティ2の内に突
設した弾性係止片3を端子金具4の角筒状の電気接触部
後端の係止段部5に係止することで、端子金具4を抜け
止め保持するようにしている。この弾性係止片3は、キ
ャビティ2の内面から片持ち状に突設され、端子金具4
の挿入時には、いったん撓み空間2a側に撓んだ後、弾
性復帰して係止孔5に係止されるようになっている。な
お、このようなコネクタは特開2001−203023
号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型の
コネクタにおいて、弾性係止片3が非常に細い構造の場
合、端子金具4に接続された電線Wに過大な引っ張り力
が作用すると、図4(B)に示すように、弾性係止片3
は端子金具4と共にA方向へ反転してしまうことがあ
る。このような状態になると、係止孔5に対する弾性係
止片3の掛かり代が少なくなるため、端子金具4に対す
る保持力が低下して端子金具4が抜け易くなるという問
題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、弾性係止片による端子金具に対する保持力を向上す
ることができるコネクタを提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、コネクタハウジングと、該コネクタハ
ウジングのキャビティ内に挿入された端子金具とからな
り、上記キャビティの内面から片持ち状に突設した弾性
係止片を上記端子金具に設けた係止段部に係止すること
で上記端子金具を抜け止めするようにしたコネクタであ
って、上記係止段部を構成する両側壁の上記弾性係止片
との当接面を端子挿入方向に向けて傾斜する傾斜面とし
たことを特徴とするコネクタを提供している。
【0006】上記構成によれば、弾性係止片に対し端子
金具の係止段部に設けた傾斜面が係合しているので、コ
ネクタハウジング内に挿入された端子金具に対し、抜き
方向の引っ張り力が作用した場合、係止段部が弾性係止
片に食い込むように作用する。このため弾性係止片が端
子金具の係止段部から離れることがない。よって、弾性
係止片の掛かり代が少なくなって端子金具から外れるこ
とがないので、端子金具に対する弾性係止片の保持力を
向上することができる。
【0007】具体的には、上記弾性係止片の上記係止段
部に対する当接面を上記傾斜面に対応する傾斜受面とす
るのが好ましい。このようにすれば、弾性係止片と係止
段部とが傾斜面と傾斜受面との面接触による広い面積で
係止するので、端子金具の抜き方向に対する抗力を一層
効果的にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施形態を図面を参照して
説明する。図1は本発明に係るコネクタ11の実施形態
を示し、このコネクタ11は合成樹脂製のコネクタハウ
ジング12と、このコネクタハウジング12に複数並設
されたキャビティ13内に挿入係止される端子金具21
とからなっている。
【0009】端子金具21は導電性を有する金属板をプ
レス加工により所要形状に打ち抜いて曲げ加工が施され
たものであり、一端に略角筒状の電気接触部22を備え
ると共に、他端には電線Wを接続すべき電線接続部23
を備えている。電気接触部22の内部には、相手側の雄
端子金具(図示せず)と弾性的に接触するための弾性接
触片22aを形成している。電気接触部22の両側壁2
2bの後端面部は、図2(A)に示すように、後述の弾
性係止片14を係止するための係止段部24とされ、こ
の係止段部24の端面の当接面は中心方向へ至るに従い
端子挿入方向に向けて傾斜する傾斜面24aとしてい
る。
【0010】コネクタハウジング12のキャビティ13
の内壁底部には、端子金具21の係止段部24に係止す
ることで端子金具21を抜け止めする弾性係止片14を
突設している。この弾性係止片14は、端子金具21の
両側壁22b間の寸法より若干大きい幅寸法を有すると
共に、端子挿入方向に向けて片持ち状に突設され、下方
に設けた撓み空間13aへ向けて弾性的に撓み変形可能
としている。弾性係止片14の先端付近の上面には、図
2(B)に示すように、キャビティ13内へ向けてやや
傾斜状に突出する係合突部14aが突設され、この係合
突部14aの先端を垂下することで係止段部24に対し
当接する係止面14bを形成している。また、係止面1
4bは係止段部24の傾斜面24aに対応して上方へ至
るに従い端子挿入方向に傾斜する傾斜受面14cとして
いる。
【0011】次に、本実施形態の作用について説明す
る。電線Wが接続された端子金具21をキャビティ13
へ挿入すると、端子金具21の電気接触部22に押圧さ
れて、弾性係止片14が一旦撓み空間13a側に撓む。
その後、係止段部24が係合突部14aを通過した時点
で弾性係止片14が弾性復帰するのに伴って、図3
(A)(B)に示すように、弾性係止片14の傾斜受面
14cが係止段部24の傾斜面24aに係合する。この
ようにして、端子金具21は弾性係止片14によって係
止された状態となるため、抜け方向への移動が規制され
る。
【0012】上記のように、弾性係止片14の傾斜受面
14cと端子金具21の傾斜面24aが端子挿入方向に
向かって傾斜した状態で当接しているので、電線Wに抜
き方向の引っ張り力が作用した場合、弾性係止片14と
端子金具21とがより一層食い込む状態となる。よっ
て、弾性係止片14と端子金具21との掛かり代が減少
して係止状態が解除されるようなことがなく、端子金具
21の保持力を向上することができる。
【0013】なお、上記実施形態においては、雌端子金
具について説明したが、雄端子金具においても同様に適
用することができる。また、上記実施形態では、端子金
具21の係止段部24と弾性係止片14の係止面14b
の両方を対応する傾斜面24a、傾斜受面14cとした
例を示したが、端子金具21側のみを傾斜面24aとし
たものでもよく、この場合も従来の構造に比し、端子金
具21の保持力を向上することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のコネクタによれば、弾性係止片によってキャビティ内
に係止保持される端子金具に対し、抜き方向の引っ張り
力が作用しても、端子金具に設けた傾斜面と弾性係止片
に設けた傾斜受面とが嵌合しているので、両者がより一
層食い込む方向にその引張り力が作用する。このため、
両者間の係止状態が容易に解除されることがなく、キャ
ビティ内に挿入された端子金具に対する保持力を従来の
構造に比し、飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタの実施形態を示す部分断面
図である。
【図2】 (A)は端子金具の要部の斜視図、(B)は
弾性係止片の要部の斜視図である。
【図3】 (A)は端子金具と弾性係止片との係止状態
を示す一部切欠要部拡大図、(B)は(A)のX−X断
面図である。
【図4】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 コネクタ 12 コネクタハウジング 13 キャビティ 14 弾性係止片 14c 傾斜受面 21 端子金具 22b 側壁 24 係止段部 24a 傾斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングと、該コネクタハウ
    ジングのキャビティ内に挿入された端子金具とからな
    り、上記キャビティの内面から片持ち状に突設した弾性
    係止片を上記端子金具に設けた係止段部に係止すること
    で上記端子金具を抜け止めするようにしたコネクタであ
    って、 上記係止段部を構成する両側壁の上記弾性係止片との当
    接面を端子挿入方向に向けて傾斜する傾斜面としたこと
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記弾性係止片の上記係止段部に対する
    当接面を上記傾斜面に対応する傾斜受面としている請求
    項1に記載のコネクタ。
JP2002055696A 2002-03-01 2002-03-01 コネクタ Withdrawn JP2003257532A (ja)

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