JP2018156760A - コネクタ - Google Patents

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【課題】端子収容室における端子の保持を安定化することができるコネクタを提供する。【解決手段】端子収容室3と、この端子収容室3に収容される接続部5を有する端子7と、この端子7を係止する係止部9を有し端子収容室3内に撓み可能に設けられた係止ランス11とを備えたコネクタ1において、端子7の接続部5に、係止ランス11が復元された状態で係止ランス11の係止部9と端子7の端子収容室3からの離脱方向に係合する係合凸部13を設け、係止部9の係止ランス11の撓み方向前側の先端に、係合凸部13に係合して係止ランス11の復元方向への変位を規制する保持部15を設けた。【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタに関する。詳細には、端子収容室に収容される端子を係止する係止ランスを有するコネクタに関する。
従来、コネクタとしては、端子収容室と、この端子収容室に収容される接続部を有する端子と、この端子を係止する係止部を有し端子収容室内に撓み可能に設けられた係止ランスとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、端子の接続部には、係止ランスが復元された状態で係止ランスの係止部と端子の端子収容室からの離脱方向に係合する係合凸部としてのランス被係止部が設けられ、係止部とランス被係止部との係合により端子の端子収容室からの抜け止めがなされる。
特開2012−43718号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタでは、端子収容室内の端子に電線を介して電線引っ張り力などの外力が加わると、係止ランスが復元方向に変位され、端子の係合凸部と係止ランスの係止部との係合面における係合代が不十分となり、端子収容室における端子の保持が不安定になる恐れがあった。
そこで、この発明は、端子収容室における端子の保持を安定化することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、端子収容室と、この端子収容室に収容される接続部を有する端子と、この端子を係止する係止部を有し前記端子収容室内に撓み可能に設けられた係止ランスとを備えたコネクタであって、前記端子の前記接続部には、前記係止ランスが復元された状態で前記係止ランスの前記係止部と前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に係合する係合凸部が設けられ、前記係止部の前記係止ランスの撓み方向前側の先端には、前記係合凸部に係合して前記係止ランスの復元方向への変位を規制する保持部が設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、係止部の係止ランスの撓み方向前側の先端に、係合凸部に係合して係止ランスの復元方向への変位を規制する保持部が設けられているので、係合凸部と保持部との係合により係止ランスが復元方向に変位されることを防止することができる。
このため、端子収容室内の端子に電線を介して電線引っ張り力などの外力が加わっても、係止ランスが復元方向に変位することがなく、端子の係合凸部と係止ランスの係止部との係合面における係合代を保持することができる。
従って、このようなコネクタでは、端子収容室における端子の保持を安定化することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記接続部は、復元された前記係止ランスの前記係止部を内部に挿入可能な箱状に形成され内部に弾性変形可能な弾性片を有することを特徴とする。
このコネクタでは、接続部が、復元された係止ランスの係止部を内部に挿入可能な箱状に形成され内部に弾性変形可能な弾性片を有するので、係止ランスが過度に復元された場合、係止部が弾性片と干渉し弾性片に変形が発生する恐れがある。
しかしながら、係止ランスは、係合凸部と保持部との係合により復元方向の変位が規制されているので、係止部と弾性片とが干渉することがなく、弾性片の変形を防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタであって、前記係止ランスの撓み方向には、前記係止ランスの撓み方向への変位を規制する規制部が挿入される挿入部が設けられ、前記係止部の前記係合凸部と係合する係合面には、前記係止ランスの復元方向前側の先端から前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に向けて傾斜する係止斜面と、前記保持部の先端から前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に向けて傾斜し前記係止斜面に連続する保持斜面とが設けられ、前記保持部の前記端子の前記端子収容室への挿入方向に向けた突出量は、前記係止斜面の前記係止ランスの復元方向前側の先端の前記端子の前記端子収容室への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されていることを特徴とする。
このコネクタでは、保持部の端子の端子収容室への挿入方向に向けた突出量が、係止斜面の係止ランスの復元方向前側の先端の端子の端子収容室への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されているので、係止部と係合凸部とが係合した状態で保持部の張り出しを小さく抑えることができ、規制部の挿入部への挿入を阻害することがない。
端子が端子収容室に正規に挿入されていない場合には、係止ランスが撓まされて保持部が係止ランスの撓み方向の挿入部に張り出された状態となり、規制部を挿入部に挿入する際に、規制部が保持部と当接して規制部を挿入部に挿入することができず、端子の半挿入状態を検知することができる。
この規制部と保持部との当接において、保持部の端子の端子収容室への挿入方向に向けた突出量が小さく設定されているので、規制部と保持斜面を含めて当接させ、広い範囲で規制部の挿入力を受けることができ、安定して端子の半挿入状態を検知することができる。
本発明によれば、端子収容室における端子の保持を安定化することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタの斜視図である。 図1のコネクタを逆側から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの端子の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの係止ランスの斜視図である。 図4の側面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタの断面図である。 図6の要部拡大図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るコネクタの端子が半挿入状態のときの断面図である。(b)は図8(a)の要部拡大図である。
図1〜図8を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、端子収容室3と、この端子収容室3に収容される接続部5を有する端子7と、この端子7を係止する係止部9を有し端子収容室3内に撓み可能に設けられた係止ランス11とを備えている。
また、端子7の接続部5には、係止ランス11が復元された状態で係止ランス11の係止部9と端子7の端子収容室3からの離脱方向に係合する係合凸部13が設けられている。
そして、係止部9の係止ランス11の撓み方向前側の先端には、係合凸部13に係合して係止ランス11の復元方向への変位を規制する保持部15が設けられている。
また、接続部5は、復元された係止ランス11の係止部9を内部に挿入可能な箱状に形成され内部に弾性変形可能な弾性片17を有する。
さらに、係止ランス11の撓み方向には、係止ランス11の撓み方向への変位を規制する規制部19が挿入される挿入部21が設けられている。
また、係止部9の係合凸部13と係合する係合面には、係止ランス11の復元方向前側の先端から端子7の端子収容室3からの離脱方向に向けて傾斜する係止斜面23と、保持部15の先端から端子7の端子収容室3からの離脱方向に向けて傾斜し係止斜面23に連続する保持斜面25とが設けられている。
そして、保持部15の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量は、係止斜面23の係止ランス11の復元方向前側の先端の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されている。
図1〜図8に示すように、コネクタ1は、合成樹脂などの絶縁性材料からなるハウジング27を有し、ハウジング27にはレバー29が回動可能に組付けられる。
このハウジング27は、レバー29の回動により、相手ハウジング(不図示)と嵌合可能となっている。
このようなハウジング27には、複数の端子収容室3が設けられ、相手ハウジングと嵌合することにより、相手ハウジングに収容された複数の相手端子(不図示)と複数の端子収容室3に収容された複数の端子7とが電気的に接続される。
端子収容室3は、長さ方向の一端側が端子7を内部に挿入させる挿入開口31となっており、長さ方向の他端側が内部に収容された端子7に接続される相手端子の雄型のタブ状の接続部(不図示)が挿入される接続開口33となっている。
この複数の端子収容室3には、長さ方向の一端側の挿入開口31からそれぞれ複数の端子7が収容される。
端子7は、導電性材料からなる1枚の板材に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって、電線接続部35と、接続部5とが連続する一部材で形成されている。
電線接続部35は、被覆圧着部37と、芯線圧着部39とを備えている。
被覆圧着部37は、一対の加締め片からなり、電源や機器などに接続された電線41の端末部において、電線41の被覆部を加締める。
この被覆圧着部37を電線41の被覆部に加締めることにより、端子7が電線41に固定される。
芯線圧着部39は、接続部5と被覆圧着部37との間に設けられた一対の圧着片からなり、電線41の端末部において、電線41の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。
この芯線圧着部39を電線41の芯線部に圧着させることにより、端子7が電線41に電気的に接続される。
接続部5は、底壁が電線接続部35と連続する一部材で形成され、両側壁と上壁とを折り曲げ加工によって箱状に形成された雌型の接続部からなる。
この接続部5には、内部に接続部5と連続する一部材で所定の付勢力を有するように弾性変形可能に接点部43を有する弾性片17が設けられている。
このような接続部5には、長さ方向の一端側に開口が設けられ、この開口から内部に相手端子のタブ状の接続部が挿入され、弾性片17の付勢力によって接点部43がタブ状の接続部と接触することにより、端子7と相手端子とが電気的に接続される。
このような箱状の接続部5を有する端子7は、端子収容室3の挿入開口31から端子収容室3内に挿入され、端子収容室3内に設けられた係止ランス11に係止されることにより、端子収容室3からの抜け止めがなされる。
係止ランス11は、基端側が端子収容室3の底壁と連続する一部材で形成され、自由端側が端子収容室3の内部に向けて傾斜しタブ状の接続部が挿入される接続開口33側に配置され、端子収容室3内の上下方向に撓み可能に設けられている。
この係止ランス11の自由端側には、端子7に設けられた係合凸部13に係合される係止部9が係止ランス11と連続する一部材で上方に向けて突設されている。
この係止ランス11の係止部9と端子7の係合凸部13とは、端子収容室3内に端子7が収容された状態で、端子7の端子収容室3からの離脱方向に対向する互いの係合面が係合することにより、端子7が端子収容室3内に係止される。
ここで、端子収容室3のタブ状の接続部が挿入される接続開口33は、ハウジング27に組付けられるフロントホルダ45に形成されている。
このフロントホルダ45は、ハウジング27に組付けられた状態で、係止ランス11に係止された端子7の接続部5の先端側に配置され、端子7の端子収容室3へのそれ以上の挿入を規制する。
このようなフロントホルダ45には、係止ランス11の撓み方向である下方に位置する係止ランス11の撓みを許容する空間で形成された挿入部21に挿入される規制部19が設けられている。
この規制部19は、端子7を端子収容室3に挿入させる場合、フロントホルダ45がハウジング27に対して仮係止状態となっており、係止ランス11の下方に位置する挿入部21に挿入されず、係止ランス11が撓み可能となって係止ランス11が端子7を係止することができる。
一方、規制部19は、端子7を端子収容室3に収容させた後、フロントホルダ45をハウジング27に対して本係止状態とさせることにより、係止ランス11の下方に位置する挿入部21に挿入され、係止ランス11が撓み不能となって係止ランス11による端子7の係止が解除されることを防止する。
なお、係止ランス11の係止部9の幅方向両側には、解除治具(不図示)によって係止ランス11を下方に向けて撓ませ、係止部9と端子7の係合凸部13との係合を解除させる解除部47がそれぞれ設けられている。
このような係止ランス11の係止部9と係合する係合凸部13は、端子7の接続部5に設けられている。
係合凸部13は、端子7の接続部5の先端側で、接続部5の上壁に接続部5と連続する一部材で外方に向けて突設されている。
この係合凸部13は、接続部5の中心を通る端子7の端子収容室3に対する挿抜方向の直線に対して、この直線と直交する方向のいずれか一方の側に配置されている。
このように係合凸部13を接続部5の長さ方向の中心と異なる位置に配置させることにより、端子7の端子収容室3への誤挿入などを防止することができる。
このような係合凸部13の電線接続部35側には、係止ランス11の係止部9を挿入可能なように接続部5の上壁を切り欠いた切欠部49が設けられ、弾性変形から復元された係止ランス11の係止部9が挿入される。
このような切欠部49側に位置する係合凸部13の端面は、係止ランス11の係止部9と端子7の端子収容室3からの離脱方向に対向する係合面となっており、この係合面は切欠部49の内部にも配置されている。
このように係止ランス11の係止部9を挿入可能な切欠部49を設け、切欠部49の内部に係合凸部13の係合面を設けることにより、係合凸部13と係止部9との互いの係合面における係合代を十分に確保することができ、端子7の端子収容室3からの抜け止めを安定して行うことができる。
このような係合凸部13が設けられた端子7は、端子収容室3の挿入開口31から端子収容室3内に収容され、接続部5の先端側が係止ランス11と摺動しながら挿入されることにより、係止ランス11を下方に向けて撓ませる。
そして、端子7が端子収容室3内の正規位置に配置されると、係止ランス11が復元し、係止部9が接続部5の切欠部49に挿入され、係合凸部13と係止部9とが係合し、端子7の端子収容室3からの抜け止めがなされる。
このように端子7の係合凸部13に係合して端子7の端子収容室3からの抜け止めを行う係止ランス11の係止部9には、保持部15が設けられている。
保持部15は、係止ランス11の係止部9において、係止部9の係止ランス11の撓み方向前側の端部に位置され、係止部9の係合凸部13との係合面から端子7の端子収容室3への挿入方向に向けて係止部9と連続する一部材で突設されている。
この保持部15は、係止ランス11が端子7の接続部5との摺動を終えた後、係止ランス11の復元によって係止部9が接続部5の切欠部49に挿入されたときに、係合凸部13の端部と当接可能に配置される。
この保持部15が係合凸部13と係合することにより、端子7の係合凸部13と係止ランス11の係止部9とが係合した状態で、係止ランス11が復元方向に変位することを規制することができる。
このため、ハウジング27から引き出された電線41に引っ張り力などの外力が加わったとしても、係止ランス11が復元方向に変位することがなく、端子7の係合凸部13と係止ランス11の係止部9との係合位置を保持することができ、係止部9と係合凸部13との係合代を確保することができる。
加えて、保持部15と係合凸部13との係合により係止ランス11の復元方向への変位が規制されているので、係止ランス11の係止部9が必要以上に接続部5内に入り込むことがなく、係止部9と弾性片17との干渉を防止することができる。
このため、弾性片17の変形を防止することができ、弾性片17の付勢力を保持し、所定の付勢力で接点部43を相手端子の接続部に接触させることができ、端子7と相手端子との接続信頼性を保持することができる。
このような保持部15が設けられた係止部9の係合凸部13との係合面には、係止斜面23と、保持斜面25とが設けられている。
係止斜面23は、係止部9の係合面において、係止ランス11の復元方向前側の先端から端子7の端子収容室3からの離脱方向に向けて傾斜されている。
この係止斜面23は、係止部9が接続部5の切欠部49内に挿入された状態で係合凸部13と係合すると共に、その傾斜によって係止ランス11の復元による係止部9の切欠部49への挿入を行い易くしている。
保持斜面25は、係止部9の係合面において、保持部15の先端、すなわち係止ランス11の撓み方向前側の先端から端子7の端子収容室3からの離脱方向に向けて傾斜し、係止斜面23に連続して形成されている。
この保持斜面25は、係止部9が接続部5の切欠部49内に挿入された状態で係合凸部13の端部と当接可能に配置されると共に、その傾斜によって係合凸部13の端部との係合を行い易くしている。
このような係止部9の係合面から端子7の端子収容室3への挿入方向に向けて突設された保持部15の突出量は、係止斜面23の係止ランス11の復元方向前側の先端の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されている。
このように保持部15の突出量を小さく設定することにより、係止部9と係合凸部13とが係合した状態で、接続部5の外周における保持部15の張り出しを小さく抑えることができ、規制部19の挿入部21への挿入を阻害することがない。
ここで、保持部15は、図8に示すように、端子7が端子収容室3に正規に挿入されていない場合、係止ランス11が撓まされた状態となり、保持部15が係止ランス11の撓み方向に位置する挿入部21に配置された状態となる。
この状態で、規制部19を挿入部21に挿入すると、規制部19が保持部15と当接して規制部19を挿入部21に挿入することができず、端子収容室3に対する端子7の半挿入状態を検知することができる。
このような規制部19と保持部15との当接において、係止部9の係合面からの保持部15の突出量が大きいと、保持部15の先端と規制部19の先端とが点接触になり易く、保持部15を損傷させて誤って規制部19が挿入部21に挿入されてしまい、端子7の半挿入状態を検知できない恐れがある。
そこで、係止部9の係合面からの保持部15の突出量を小さく設定することにより、規制部19との当接面に保持斜面25を含めることができ、広い範囲で規制部19の挿入力を受けることができ、規制部19の挿入部21への挿入を防止して安定して端子7の半挿入状態を検知することができる。
このようなコネクタ1では、係止部9の係止ランス11の撓み方向前側の先端に、係合凸部13に係合して係止ランス11の復元方向への変位を規制する保持部15が設けられているので、係合凸部13と保持部15との係合により係止ランス11が復元方向に変位されることを防止することができる。
このため、端子収容室3内の端子7に電線41を介して電線引っ張り力などの外力が加わっても、係止ランス11が復元方向に変位することがなく、端子7の係合凸部13と係止ランス11の係止部9との係合面における係合代を保持することができる。
従って、このようなコネクタ1では、端子収容室3における端子7の保持を安定化することができる。
また、接続部5は、復元された係止ランス11の係止部9を内部に挿入可能な箱状に形成され内部に弾性変形可能な弾性片17を有するので、係止ランス11が過度に復元された場合、係止部9が弾性片17と干渉し弾性片17に変形が発生する恐れがある。
しかしながら、係止ランス11は、係合凸部13と保持部15との係合により復元方向の変位が規制されているので、係止部9と弾性片17とが干渉することがなく、弾性片17の変形を防止することができる。
さらに、保持部15の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量は、係止斜面23の係止ランス11の復元方向前側の先端の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されているので、係止部9と係合凸部13とが係合した状態で保持部15の張り出しを小さく抑えることができ、規制部19の挿入部21への挿入を阻害することがない。
また、コネクタ1では、端子7が端子収容室3に正規に挿入されていない場合、係止ランス11が撓まされて保持部15が係止ランス11の撓み方向の挿入部21に張り出された状態となり、規制部19を挿入部21に挿入する際に、規制部19が保持部15と当接して規制部19を挿入部21に挿入することができず、端子7の半挿入状態を検知することができる。
この規制部19と保持部15との当接において、保持部15の端子7の端子収容室3への挿入方向に向けた突出量が小さく設定されているので、規制部19と保持斜面25を含めて当接させ、広い範囲で規制部19の挿入力を受けることができ、安定して端子7の半挿入状態を検知することができる。
なお、本実施の形態に係るコネクタでは、ハウジングにフロントホルダを組付け、端子収容室の接続開口を形成させているが、これに限らず、ハウジングにフロントホルダを組付けずに、端子収容室に接続開口を形成させてもよい。
この場合には、端子収容室の接続開口側に規制部を挿入可能な開口を設け、この開口から規制部を挿入部に挿入し、係止ランスの撓みを規制すればよい。
また、ハウジングにレバーを組付けているが、これに限らず、ハウジングにレバーを組付けずに、相手ハウジングと嵌合するようにしてもよい。
1…コネクタ
3…端子収容室
5…接続部
7…端子
9…係止部
11…係止ランス
13…係合凸部
15…保持部
17…弾性片
19…規制部
21…挿入部
23…係止斜面
25…保持斜面

Claims (3)

  1. 端子収容室と、この端子収容室に収容される接続部を有する端子と、この端子を係止する係止部を有し前記端子収容室内に撓み可能に設けられた係止ランスとを備えたコネクタであって、
    前記端子の前記接続部には、前記係止ランスが復元された状態で前記係止ランスの前記係止部と前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に係合する係合凸部が設けられ、
    前記係止部の前記係止ランスの撓み方向前側の先端には、前記係合凸部に係合して前記係止ランスの復元方向への変位を規制する保持部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記接続部は、復元された前記係止ランスの前記係止部を内部に挿入可能な箱状に形成され内部に弾性変形可能な弾性片を有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のコネクタであって、
    前記係止ランスの撓み方向には、前記係止ランスの撓み方向への変位を規制する規制部が挿入される挿入部が設けられ、
    前記係止部の前記係合凸部と係合する係合面には、前記係止ランスの復元方向前側の先端から前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に向けて傾斜する係止斜面と、前記保持部の先端から前記端子の前記端子収容室からの離脱方向に向けて傾斜し前記係止斜面に連続する保持斜面とが設けられ、
    前記保持部の前記端子の前記端子収容室への挿入方向に向けた突出量は、前記係止斜面の前記係止ランスの復元方向前側の先端の前記端子の前記端子収容室への挿入方向に向けた突出量より小さく設定されていることを特徴とするコネクタ。
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