JP2003272748A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003272748A
JP2003272748A JP2002075488A JP2002075488A JP2003272748A JP 2003272748 A JP2003272748 A JP 2003272748A JP 2002075488 A JP2002075488 A JP 2002075488A JP 2002075488 A JP2002075488 A JP 2002075488A JP 2003272748 A JP2003272748 A JP 2003272748A
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JP
Japan
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terminal fitting
connector
locking piece
tip
elastic locking
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002075488A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの高さ方向の小型化を図ると共に、
端子金具に対する弾性係止片の保持力を向上する。 【解決手段】 端子金具31の角筒部32aの後端面に
設けた係止段部34を設け、弾性係止片24の先端上面
部には角筒部32aの後部を受け入れるべく段差状に凹
設した凹部25を形成する。そして、凹部25の奥側端
面を係止段部34に当接可能な係止面25aとすると共
に上面を角筒部32aの底壁部32cに当接可能な受面
25bとし、その両側部には角筒部32aの両側壁部3
2dに対向するガイド壁25cを立設すると共に、ガイ
ド壁25cを係止面25aの両側に連設する。そして、
受面25bにより弾性係止片24先端の捲れを防止する
と共に、ガイド壁25cにより受面25bおよび係止面
25aを補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタに関し、詳
しくはコネクタの小型化とキャビティ内における端子金
具の保持力向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクタにおいては、図5(A)
に示すように、コネクタハウジング1のキャビティ2内
に突設した弾性係止片3の係止突起3aを端子金具4の
係止段部4aに係止することで、端子金具4を抜け止め
保持するようにしている。そして、メンテナンス等によ
りキャビティ2内から端子金具4を取り外すために、弾
性係止片3の先端部には係止解除治具5を引っ掛けるた
めの傾斜状の治具当て部3bが形成されている。しかし
ながら、キャビティ2内に挿入された端子金具4に抜き
方向の引っ張り力が作用した場合、傾斜状の治具当て部
3bの存在により、図5(B)に示すように、弾性係止
片3の先端部が抜き方向に捲れ上がってしまい、端子金
具4に対する保持力を充分に確保できないという問題が
あった。
【0003】そこで、端子金具14の保持力向上を図っ
たものとして実公平04−31748号公報に記載のコ
ネクタハウジングが知られている。このコネクタハウジ
ング11では、図6(A)(B)に示すように、弾性係
止片13の係止突起13aの下部から先端方へ傾斜状に
突出する治具当て部13bの両側に、端子金具14の底
面に当接可能なガイド面13cを垂直方向に突設してい
る。従って、このガイド面13cが端子金具14の底面
と当接することで弾性係止片13先端の捲れ上がりが防
止され、これにより端子金具4に対する弾性係止片13
の保持力向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクタハウジン
グ11においては、弾性係止片13先端の捲れ上がりを
防止するため、ガイド面13cはある程度の範囲に渉っ
て端子金具14の底面に当接させる必要がある。更に、
ガイド面13c自体の強度を保持するため高さ方向に相
当の厚みが必要となる。このため、端子金具14の底面
から弾性係止片13の下面までの高さ寸法L1が大きく
なるという問題があった。また、通常、係止突起13a
は前面の係止面13dのみで端子金具14の係止段部1
4aに係止する構造となっているため、小型のコネクタ
において弾性係止片13が極めて細い場合、端子金具1
4に強い抜き方向の引っ張り力が作用すると、係止突起
13a自体が変形して保持力低下を来たすおそれもあっ
た。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、高さ方向の小型化を図ると共に、端子金具に対する
弾性係止片の保持力を向上することができるコネクタを
提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、コネクタハウジングと、該コネクタハ
ウジングのキャビティ内に挿入された端子金具とからな
り、上記キャビティの内面から片持ち状に突設した弾性
係止片を上記端子金具に設けた係止段部に係止すること
で上記端子金具を抜け止めするようにしたコネクタであ
って、上記係止段部は上記端子金具の角筒部の後端面に
設ける一方、上記弾性係止片の先端上面部には上記角筒
部の後部を受け入れるべく段差状に凹設した凹部を形成
し、該凹部の奥側端面を上記係止段部に当接可能な係止
面とすると共に上面を上記角筒部の底壁部に当接可能な
受面とし、該受面の両側部には上記角筒部の両側壁部に
対向するガイド壁を立設すると共に、該ガイド壁を上記
係止面の両側に連設していることを特徴とするコネクタ
を提供している。
【0007】上記構成によれば、キャビティ内に端子金
具が挿入されると、弾性係止片の先端上面部に形成され
た凹部に端子金具における角筒部の後部が受け入れられ
る。このため、端子金具の係止段部が係止面と当接して
抜け方向の移動が規制されると共に、端子金具の底面が
受け面と当接して弾性係止片の捲れ上がりが規制され、
更に端子金具の両側壁部がガイド壁に対向するため横方
向の移動も規制されて端子金具に対する弾性係止片の保
持力を向上することができる。また、受面の両側には端
子金具の側壁部に対向するガイド壁が立設されており、
このガイド壁が補強リブとしても作用するため、受面自
体の厚みは最小限でよく、よって弾性係止片の高さ方向
の寸法を小さくしてコネクタの小型化に貢献することが
できる。更に、弾性係止片の係止面の両側にはガイド壁
が連設されているので、端子金具に対する抜き方向の引
っ張り力によって係止面が変形するのを防止できる。
【0008】上記弾性係止片の先端部には上記弾性係止
片を撓ませて端子金具に対する係止状態を解除するため
の係止解除治具を引っ掛ける治具当て部を設け、該治具
当て部は上記受面の先端部を幅方向に面落としすること
で先端へ至るに従い下方へ傾斜させている。このように
すれば、治具当て部に係止解除治具の先端を引っ掛けて
弾性係止片を下方の撓み空間側へ撓ませることで端子金
具に対する弾性係止片の係止状態を解除して、端子金具
をキャビティから引き抜くことができる。
【0009】また、上記ガイド壁は上記治具当て部の両
側位置まで延在し、該治具当て部に挿入された係止解除
治具の両側をガイドして位置決め可能としている。この
ように構成したので、治具当て部に係止解除治具の先端
を当てると同時に係止解除治具の先端両側がガイド壁に
よって位置決めされるので、弾性係止片を撓ませる際、
係止解除治具が外れることなく円滑な操作を行うことが
できる。
【0010】上記係止段部および係止面は上記端子金具
の外面から内面へ向かう面が上記端子金具の挿入方向に
向けて傾斜させるようにしてもよい。このようにすれ
ば、端子金具に抜け方向の引っ張り力が作用した場合、
端子金具の係止段部と弾性係止片の係止面は、より互い
に食い込む方向の力として作用させることができるた
め、端子金具に対する保持力をなお一層向上することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は本発明に係るコネクタ21の第
1実施形態を示し、このコネクタ21は合成樹脂製のコ
ネクタハウジング22と、このコネクタハウジング22
に複数並設されたキャビティ23内に挿入係止される端
子金具31とからなっている。
【0012】端子金具31は導電性を有する金属板をプ
レス加工により所要形状に打ち抜いて曲げ加工が施され
たものであり、一端に電気接触部32を構成する角筒部
32aを備えると共に、他端には電線Wを接続すべき電
線接続部33を備えている。電気接触部32の内部に
は、相手側の雄端子金具(図示せず)と弾性的に接触す
るための弾性接触片32bを形成している。角筒部32
aの後端面は、後述の弾性係止片24を係止するための
係止段部34とされ、この係止段部34は端子金具31
の挿入方向に対し直交する方向の端面から構成してい
る。なお、角筒部32aにおいて図1の下側の壁部を底
壁部32c、手前側と奥側の壁部を側壁部32dとして
いる。
【0013】コネクタハウジング22のキャビティ23
の内壁底部には、端子金具31の係止段部34に係止す
ることで端子金具31を抜け止めする弾性係止片24を
突設している。この弾性係止片24は、角筒部32aの
両側壁部32d間の寸法より若干大きい幅寸法を有する
と共に、端子挿入方向に向けて片持ち状に突設され、下
方に設けた撓み空間23aへ向けて弾性的に撓み変形可
能としている。
【0014】弾性係止片24の先端上面部には、図2に
示すように、端子金具31の角筒部32aの後部を受け
入れるべく先端から基部側に向けて段差状に凹設した凹
部25を形成している。この凹部25の奥側の端面は、
端子金具31の係止段部34に対向して当接可能な略垂
直な係止面25aとすると共に、長さ方向に延びる上面
は角筒部32aの底壁部32cに面接触して当接可能な
受面25bとしている。また、受面25bの両側部には
角筒部32aの両側壁部32dにそれぞれ対向するよう
にして長さ方向に延びるガイド壁25cを立設し、この
ガイド壁25cの奥側を係止面25aの両側に一体的に
連設している。
【0015】また、弾性係止片24の先端部には、キャ
ビティ23内から端子金具31を取り外すときに、弾性
係止片24を撓み空間23a内に強制的に撓ませるため
の係止解除治具41の先端を引っ掛けるための治具当て
部26を設けている。この治具当て部26は、受面25
bの先端部を幅方向に面落としすることで先端へ至るに
従い下方へ傾斜する傾斜面から構成している。また、受
面25bの両側に設けたガイド壁25cは治具当て部2
6の両側位置まで延在され、治具当て部26に挿入され
た係止解除治具41の先端両側を位置決め可能とすると
共に、弾性係止片24を弾性に抗して撓み空間23a内
に撓ませ操作する間のガイドとして機能させるようにし
ている。
【0016】次に本実施形態の作用について説明する。
電線Wが接続された端子金具31をキャビティ23へ挿
入すると、端子金具31の電気接触部32に押圧され
て、弾性係止片24が一旦撓み空間23a側に撓む。そ
の後、係止段部34が凹部25に至った時点で弾性係止
片24が弾性復帰するのに伴って、図3(A)(B)に
示すように、角筒部32aの後部が凹部25内に嵌合す
る。これにより、係止面25aに係止段部34の端面が
当接して端子金具31の抜け方向への移動が規制された
状態となる。
【0017】また、角筒部32aの底壁部32cは受面
25bに対し面接触状態で当接しているので、端子金具
31に抜け方向の引っ張り力が作用しても、この受面2
5bの作用により弾性係止片24の先端方が捲れ上がる
のが防止される。しかも、ガイド壁25cが角筒部32
aの両側壁部32dに対向しているので、弾性係止片2
4が幅方向に逃げてしまうこともない。更に、最も抜け
方向の引っ張り力が作用する係止面25aは両側がガイ
ド壁25cによってリブとして補強された状態となるた
め、係止面25a自体が変形を来たすこともない。
【0018】図4は第2実施形態を示す。このコネクタ
51においては、端子金具61における係止段部64の
端面と弾性係止片54の係止面55aを端子金具61の
外面から内面へ向かう面が、端子金具61の挿入方向に
向けて所要角度θ傾斜するようにしている。従って、キ
ャビティ53内に挿入された端子金具61に対し、抜き
方向の引っ張り力が作用した場合、係止段部64が弾性
係止片54に食い込むように作用する。このため弾性係
止片54が端子金具61の係止段部64から離れること
がなく、端子金具61に対する弾性係止片54の保持力
を更に向上することができる。その他の構成は第1実施
形態と同様のため、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0019】なお、上記実施形態においては、雌端子金
具について説明したが、雄端子金具においても同様に適
用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のコネクタによれば、弾性係止片によってキャビティ内
に係止保持される端子金具に対し、抜き方向の引っ張り
力が作用しても、凹部に設けた受面の作用により弾性係
止片の先端が捲れ上がるのを防止できる。また、受面の
両側にガイド壁が立設されて補強されているので、従来
のものに比し受面の厚み、即ち弾性係止片の厚みを薄く
でき、よってコネクタハウジングの高さ方向の小型化を
図ることができる。更に、係止段部に当接する係止面も
ガイド壁により補強されているので、係止面の変形等が
防止され、端子金具に対する保持力を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクタの第1実施形態を示す部分
断面図である。
【図2】 端子金具の要部の斜視図である。
【図3】 (A)は端子金具と弾性係止片との係止状態
を示す一部切欠要部拡大図、(B)は(A)のX−X断
面図である。
【図4】 第2実施形態を示し、端子金具と弾性係止片
との係止状態を示す一部切欠要部拡大図である。
【図5】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【図6】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
21、51 コネクタ 22 コネクタハウジング 23、53 キャビティ 24、54 弾性係止片 25 凹部 25a、55a 係止面 25b 受面 25c ガイド壁 26 治具当て部 31、61 端子金具 32a 角筒部 32c 底壁部 32d 側壁部 34、64 係止段部 41 係止解除治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングと、該コネクタハウ
    ジングのキャビティ内に挿入された端子金具とからな
    り、上記キャビティの内面から片持ち状に突設した弾性
    係止片を上記端子金具に設けた係止段部に係止すること
    で上記端子金具を抜け止めするようにしたコネクタであ
    って、 上記係止段部は上記端子金具の角筒部の後端面に設ける
    一方、上記弾性係止片の先端上面部には上記角筒部の後
    部を受け入れるべく段差状に凹設した凹部を形成し、該
    凹部の奥側端面を上記係止段部に当接可能な係止面とす
    ると共に上面を上記角筒部の底壁部に当接可能な受面と
    し、該受面の両側部には上記角筒部の両側壁部に対向す
    るガイド壁を立設すると共に、該ガイド壁を上記係止面
    の両側に連設していることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記弾性係止片の先端部には上記弾性係
    止片を撓ませて端子金具に対する係止状態を解除するた
    めの係止解除治具を引っ掛ける治具当て部を設け、該治
    具当て部は上記受面の先端部を幅方向に面落としするこ
    とで先端へ至るに従い下方へ傾斜させている請求項1に
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記ガイド壁は上記治具当て部の両側位
    置まで延在し、該治具当て部に挿入された係止解除治具
    の両側をガイドして位置決め可能としている請求項2に
    記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記係止段部および係止面は上記端子金
    具の外面から内面へ向かう面が上記端子金具の挿入方向
    に向けて傾斜している請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載のコネクタ。
JP2002075488A 2002-03-19 2002-03-19 コネクタ Withdrawn JP2003272748A (ja)

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