JPH0589816U - デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置 - Google Patents
デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置Info
- Publication number
- JPH0589816U JPH0589816U JP3055292U JP3055292U JPH0589816U JP H0589816 U JPH0589816 U JP H0589816U JP 3055292 U JP3055292 U JP 3055292U JP 3055292 U JP3055292 U JP 3055292U JP H0589816 U JPH0589816 U JP H0589816U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine speed
- actuator
- exhaust
- decompression
- exhaust valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デコンプ式ブレーキの効果を最大限生かす。
【構成】 デコンプ式ブレーキ作動スイッチ信号及びエ
ンジン回転数信号が入力するコントロールユニット、そ
のコントロールユニットにより制御されてロッカーシャ
フト3を回転させるアクチュエータを備え、エンジン回
転数に応じてロッカーシャフト3の回転角を変えてエキ
ゾーストバルブ6の開弁量を変える。
ンジン回転数信号が入力するコントロールユニット、そ
のコントロールユニットにより制御されてロッカーシャ
フト3を回転させるアクチュエータを備え、エンジン回
転数に応じてロッカーシャフト3の回転角を変えてエキ
ゾーストバルブ6の開弁量を変える。
Description
【0001】
本考案は、エキゾーストバルブを常に開弁状態として制動力を得るようにした デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置に関する。
【0002】
ロッカーシャフトのエキゾーストロッカーアーム部を偏心させておき、ロッカ ーシャフトを回転させることによりエキゾーストロッカーアームを下に沈め、エ キゾーストバルブを常に開弁状態として制動力を得るようにしたデコンプ式ブレ ーキは公知である(実開昭56−159603号公報)。
【0003】 このようにエキゾーストバルブを常に開弁状態とすることにより、絞り損失に 基づき車両の制動力を向上させることができる。
【0004】
しかしながら、従来技術による場合は、エキゾーストバルブの開弁量(リフト 量)がエンジンの回転数の高低にかかわらず常に設定された一定開弁量であった ため、エンジンの低速回転時には絞り損失が小さく、エンジンの高速回転時には 絞り損失が大きくなり過ぎてデコンプ式ブレーキの効果を十分生かすことができ なかった。
【0005】 本考案は、従来のデコンプ式ブレーキの上記欠点を解決し、エンジンの回転数 の変動にかかわらずデコンプ式ブレーキの効果を最大限に生かすことのできる可 変バルブリフト装置を提供すべくなされたものである。
【0006】
このため本考案によれば、ロッカーシャフトのエキゾーストロッカーアーム部 を偏心させておき、ロッカーシャフトを回転させることによりエキゾーストロッ カーアームを下に沈め、エキゾーストバルブを常に開弁状態として制動力を得る ようにしたデコンプ式ブレーキ可変バルブリフト装置において、上記ロッカーシ ャフトを回転させるアクチュエータ及びそのアクチュエータを制御するコントロ ールユニットを備え、そのコントロールユニットにはデコンプ式ブレーキの作動 スイッチ信号及びエンジン回転数信号が入力され、デコンプ式ブレーキの作動ス イッチがオンすると上記アクチュエータが作動し、かつエンジン回転数の変動に かかわらず所定の制動力を得るべく、エンジン回転数によりエキゾーストバルブ の開弁量を変えるように上記コントロールユニットにより上記アクチュエータを 制御するように構成したデコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置が提供され る。
【0007】
エンジン回転数によりエキゾーストバルブの開弁量を予めプログラミングして おき、エンジン回転数が高くなるとコントロールユニットからの信号により制御 されるアクチュエータによってエキゾーストバルブの開弁量が大きくされ、逆に エンジン回転数が低くなると同アクチュエータによってエキゾーストバルブの開 弁量が小さくなり、これによってエンジン回転数の高低にかかわらず一定の絞り 損失が得られ、常に所定の制動力を発揮する。
【0008】
図1及び図2にデコンプ式ブレーキ用ロッカーシャフト1を示し、ロッカーシ ャフト1はインテークロッカーアーム部2とエキゾーストロッカーアーム部3と からなっている。そしてエキゾーストロッカーアーム部3は、図2に示すように 回転中心Xに対して偏心して設けられている。
【0009】 図3に上記のロッカーシャフト1のエキゾーストロッカーアーム部3とロッカ ーアーム5及びエキゾーストバルブ6との関係を示し、図示されていないエキゾ ーストバルブ開閉用のカムの回転によりプッシュロッド4が上下動し、ロッカー アーム5が揺動してエキゾーストバルブ6が開閉する。
【0010】 ロッカーシャフト1を回転させることにより、図4に示すようにエキゾースト ロッカーアーム部3の中心が回転前のYから回転後のZに下がり、これによりロ ッカーアーム5が図3に示す実線の位置から点線の位置へ沈んでその支点がYか らZへと下降する。これによりエキゾーストバルブ6は常に開弁状態となる。
【0011】 図6にインテークバルブ及びエキゾーストバルブの作動行程を示し、点線はイ ンテークバルブ、実線はエキゾーストバルブ、そして鎖線はデコンプ式ブレーキ 時のエキゾーストバルブの開閉状態を示し、デコンプ式ブレーキ時にはエキゾー ストバルブは常に開弁状態であり、開弁量Sが絞り損失となって制動力が得られ る。
【0012】 ところで、従来技術による場合は、前述のようにエンジン回転数の高低にかか わらず開弁量Sは一定であった。本考案によれば、以下に説明する手段によりデ コンプ式ブレーキ時におけるエキゾーストバルブの開弁量Sをエンジン回転数に より変える。
【0013】 図5において、ロッカーシャフト1を回転させるアクチュエータ7及びそのア クチュエータ7を制御するコントロールユニット8を備えており、そのコントロ ールユニット8にはデコンプ式ブレーキの作動スイッチ信号及びエンジン回転数 信号が入力される。デコンプ式ブレーキの作動スイッチがオンするとアクチュエ ータ7が作動し、かつアクチュエータ7はコントロールユニット8からの信号に より制御されて次のように作動しロッカーシャフト1を回転する。
【0014】 すなわち、エンジン回転数が高いときは、ロッカーシャフト1の回転角を大き くしてエキゾーストロッカーアーム5を下に大きく沈め(回転後の中心Zを大き く下げ)、エキゾーストバルブ6の開弁量Sを大きくし、エンジン回転数の低い ときは、ロッカーシャフト1の回転角を小さくしてエキゾーストロッカーアーム 5の沈みを少なくし(回転後の中心Zの下げを小さくし)、エキゾーストバルブ 6の開弁量を小さくする。これによりエンジン回転数が変動しても所定の制動力 を発揮する。
【0015】
デコンプ式ブレーキの制動力は、エンジン回転数の高低によりエキゾーストバ ルブの開弁量の最適量があり、エンジン回転数の変動によりエキゾートバルブの 開弁量を変えることによりデコンプ式ブレーキの効果を最大限に生かすことがで きる。
【図1】デコンプ式ブレーキ用ロッカーシャフトの平面
図。
図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】ロッカーシャフトのエキゾーストロッカーアー
ム部の回転前及び回転後の支点とロッカーアーム及びエ
キゾーストバルブの位置関係を示す正面図。
ム部の回転前及び回転後の支点とロッカーアーム及びエ
キゾーストバルブの位置関係を示す正面図。
【図4】図3のエキゾーストロッカーアーム部の詳細正
面図。
面図。
【図5】コントロールユニットにより制御されるアクチ
ュエータ及びアクチュエータによって作動されるロッカ
ーシャフトの斜視図。
ュエータ及びアクチュエータによって作動されるロッカ
ーシャフトの斜視図。
【図6】インテークバルブ、エキゾーストバルブ、及び
デコンプ式ブレーキ時のエキゾーストバルブの弁作動工
程図。
デコンプ式ブレーキ時のエキゾーストバルブの弁作動工
程図。
1・・・ロッカーシャフト 2・・・インテークロッカーアーム部 3・・・エキゾーストロッカーアーム部 4・・・プッシュロッド 5・・・ロッカーアーム 6・・・エキゾーストバルブ 7・・・アクチュエータ 8・・・コントロールユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 ロッカーシャフトのエキゾーストロッカ
ーアーム部を偏心させておき、ロッカーシャフトを回転
させることによりエキゾーストロッカーアームを下に沈
め、エキゾーストバルブを常に開弁状態として制動力を
得るようにしたデコンプ式ブレーキの可変バルブリフト
装置において、上記ロッカーシャフトを回転させるアク
チュエータ及びそのアクチュエータを制御するコントロ
ールユニットを備え、そのコントロールユニットにはデ
コンプ式ブレーキの作動スイッチ信号及びエンジン回転
数信号が入力され、デコンプ式ブレーキの作動スイッチ
がオンすると上記アクチュエータが作動し、かつエンジ
ン回転数の変動にかかわらず所定の制動力を得るべく、
エンジン回転数によりエキゾーストバルブの開弁量を変
えるように上記コントロールユニットにより上記アクチ
ュエータを制御するように構成してなることを特徴とす
るデコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055292U JPH0589816U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055292U JPH0589816U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589816U true JPH0589816U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12306963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3055292U Pending JPH0589816U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589816U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015200244A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社オティックス | 内燃機関の動弁機構 |
EP2998526A1 (en) | 2014-09-22 | 2016-03-23 | Otics Corporation | Variable valve mechanism of internal combustion engine |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5848946B2 (ja) * | 1979-11-21 | 1983-11-01 | 富士通株式会社 | 投票券発売機の入力制御方式 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP3055292U patent/JPH0589816U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5848946B2 (ja) * | 1979-11-21 | 1983-11-01 | 富士通株式会社 | 投票券発売機の入力制御方式 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015200244A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社オティックス | 内燃機関の動弁機構 |
EP2998526A1 (en) | 2014-09-22 | 2016-03-23 | Otics Corporation | Variable valve mechanism of internal combustion engine |
US9624795B2 (en) | 2014-09-22 | 2017-04-18 | Otics Corporation | Variable valve mechanism of internal combustion engine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006057535A (ja) | 内燃機関の気筒停止制御装置 | |
JPS60228717A (ja) | 4サイクルエンジンのバルブリフト可変装置 | |
JPH0589816U (ja) | デコンプ式ブレーキの可変バルブリフト装置 | |
JPH06272525A (ja) | エンジンのバルブタイミング制御装置 | |
JPS6120243Y2 (ja) | ||
JPS62195405A (ja) | 可変バルブタイミング.バルブリフト | |
JPH032653Y2 (ja) | ||
JPS6299606A (ja) | 内燃機関の可変バルブタイミング装置 | |
JP2828397B2 (ja) | デコンプレッション式エンジンブレーキ装置 | |
JPS5844237A (ja) | エンジンにおける弁作動制御装置 | |
JPS60228716A (ja) | 4サイクルエンジンのバルブリフト可変装置 | |
JPH0626313A (ja) | 可変バルブタイミング機構 | |
JPH041297Y2 (ja) | ||
JPS6325289Y2 (ja) | ||
JPS60164613A (ja) | 4サイクルエンジンのバルブ開閉タイミング可変装置 | |
JPH0212248Y2 (ja) | ||
JPS6034726Y2 (ja) | 内燃機関の吸気制御装置 | |
JPS6039444Y2 (ja) | 内燃機関のバルブリフト装置 | |
JPS60159319A (ja) | 4サイクルエンジンのバルブ開閉タイミング可変装置 | |
JP2004176692A (ja) | 排気ブレーキ装置 | |
JPS59115408A (ja) | バルブ動作制御装置 | |
JPH0510718U (ja) | 内燃機関の可変バルブ制御システム | |
JPH0628205U (ja) | バルブリフト機構 | |
JP2982099B2 (ja) | エンジンの可変バルブ切り換え制御装置 | |
JPS6329095B2 (ja) |