JPH0589795A - 真空容器 - Google Patents

真空容器

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Publication number
JPH0589795A
JPH0589795A JP24725891A JP24725891A JPH0589795A JP H0589795 A JPH0589795 A JP H0589795A JP 24725891 A JP24725891 A JP 24725891A JP 24725891 A JP24725891 A JP 24725891A JP H0589795 A JPH0589795 A JP H0589795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
reinforcing member
pressure
vacuum
face glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP24725891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kajita
和芳 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP24725891A priority Critical patent/JPH0589795A/ja
Publication of JPH0589795A publication Critical patent/JPH0589795A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空容器において、真空大気圧作用時の補強
部材に発生する応力の局所集中を緩和して、補強部材及
びフリットガラスに発生するクラックを防止することを
目的とする。 【構成】 フェースガラス1の外周部に補強部材4で狭
持されフリットガラス2により接合部材3を接着する。
補強部材4は、通常、接着応力緩和のために通常はフェ
ースガラス1と同質のガラスを使用する。補強部材4上
に突起部5aの形成された緩衝部材5を、その上に厚肉
で金属製の耐圧容器6を、接合部材3上に薄肉で金属製
の外装容器7を載置し、接合部材3と外装容器7をレー
ザ溶接等により封止部8で気密に封止して真空容器とす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
計算機端末ディスプレイ等に用いる電子管方式の平板型
表示装置等に有用な真空容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平板型表示装置用の真空容器には種々の
形状のものがあるが、近年、薄型化軽量化の要請が高ま
りつつある。従来の平板型表示装置用の真空容器の一例
として、フェースガラスとドーム状の金属容器とを金属
容器のフランジ部でフリットガラス等によって接着して
いる構成が米国特許第3,882,355号明細書および図面に
開示されている。
【0003】このような真空容器構成においては、大気
圧に対して充分安全な強度を得るためにはどうしても厚
肉化せざるを得なくなり、重量が増加するばかりでな
く、製造工程で生じる熱応力も大きくなりフェースガラ
スの破壊を招く恐れがあるという課題があった。
【0004】この課題に対して、封着時の熱応力緩和と
真空耐圧強度の向上という観点から、特願平2−286
196号に示されるような平板型表示装置用真空容器が
提案されている。
【0005】図3は、従来提案されている平板型表示装
置用真空容器の断面図である。蛍光体が塗布されたフェ
ースガラス1の蛍光体塗布面の外周部に補強部材4で狭
持してフリットガラス2により接合部材3を接着する。
このとき、接合部材3は接着応力緩和のため薄肉の金属
製で、熱膨張係数はフェースガラス1と略同じものが使
用される。例えば、フェースガラス1がソーダガラスで
接合部材3は42−6合金(42%Ni,6%Cr,残
りFe)等である。また、補強部材4はフェースガラス
1と略同じ熱膨張係数の金属を使用することもあるが、
接着応力緩和のために通常はフェースガラス1と同質の
ガラスを使用する。
【0006】次に、補強部材4上に緩衝部材5をその上
に厚肉で金属製の耐圧容器6を、接合部材3上に薄肉で
金属製の外装容器7を載置する。緩衝部材5は、補強部
材4をガラスにした場合、耐圧容器6を直接補強部材4
上に載置すると、真空排気時の大気圧による応力集中で
補強部材4が破壊するのを防ぐためのものである。
【0007】そして最後に、接合部材3と外装容器7を
レーザ溶接等により封止部8で気密に封止して平板型表
示装置用真空容器とするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な上記の従来の平板型表示装置用真空容器では、以下に
示すような課題を有していた。
【0009】気密封止後、真空容器内を真空状態にした
とき、大気圧が容器全体に作用し、特に耐圧容器6のフ
ランジ部と緩衝部材5との接触部で応力集中を起し、こ
の応力が補強部材4に伝達される。さらにこの接触部の
中でも、耐圧容器6のフランジ部及び補強部材4の平面
度が悪いと局部接触を起すため、発生する応力集中はさ
らに大きくなる。
【0010】このとき、本来ならば応力集中を緩衝部材
5で緩和するものであるが、緩衝部材5の材質がAlで
も充分緩和しきれず、また他に適当な材質のものもな
く、補強部材4がガラス製の場合局部的な応力集中によ
り補強部材4にクラックが発生して、フリットガラスに
も進展し、真空リークの原因となるばかりでなく、最悪
の場合はフェースガラス1が破壊することもある。ま
た、補強部材4が金属製の場合は局所的な応力集中がフ
リットガラスに作用してクラックが発生し、真空リーク
の原因となっていた。いずれにしても真空耐圧強度に対
する安全率が低下して高い信頼性が得られない。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、補強部材及びフリットガラスのクラック発生を防止
し、真空耐圧強度に対する安全率を向上させ、高気密性
を維持できる信頼性の高い真空容器を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、蛍光体が塗布されたフェースガラスと、そ
のフェースガラスの蛍光体塗布面の外周部に補強部材で
狭持して接着された接合部材と、前記フェースガラスに
対向する外装容器と、その外装容器の内側に配設された
耐圧容器と、前記補強部材と前記耐圧容器の間に緩衝部
材を備え、前記外装容器と接合部材を溶接により接合さ
れた平板型表示用真空容器において、補強部材と耐圧容
器の間に載置されている緩衝部材の構造を、耐圧容器と
の接触面に突起部を備えた構成とするものである。
【0013】あるいは、緩衝部材と耐圧容器の間に波型
の形状をした部材を配置するものである。
【0014】
【作用】本発明は上記構成によって、容器内を真空状態
にしたときの大気圧による応力が、緩衝部材の突起部も
しくは緩和部材と緩衝部材を介して作用することにな
り、補強部材に発生する応力の局所集中が緩和されるた
め、補強部材またはフリットガラスのクラックの発生を
防止することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0016】図1において、蛍光体の塗布されたフェー
スガラス1の蛍光体塗布面の外周部に補強部材4で狭持
されフリットガラス2により接合部材3を接着する。こ
のとき、接合部材3は接着応力緩和のため薄肉の金属製
で、熱膨張係数はフェースガラス1と略同じものが使用
される。例えば、フェースガラス1がソーダガラスで接
合部材3は42−6合金(42%Ni,6%Cr,残り
Fe)等である。また、補強部材4はフェースガラス1
と略同じ熱膨張係数の金属を使用することもあるが、接
着応力緩和のために通常はフェースガラス1と同質のガ
ラスを使用する。
【0017】次に、補強部材4上に突起部5aの形成さ
れた緩衝部材5を、その上に厚肉で金属製の耐圧容器6
を、接合部材3上に薄肉で金属製の外装容器7を載置す
る。そして最後に、接合部材3と外装容器7をレーザ溶
接等により封止部8で気密に封止して平板型表示装置用
真空容器とするものである。
【0018】以上の構成において、気密封止後、真空容
器内を真空状態にしたとき、大気圧が容器全体に作用
し、この応力は耐圧容器6のフランジ部で支持される。
当初、耐圧容器6のフランジ部と緩衝部材5の突起部5
aとは数カ所しか接触していないが、大気圧が作用する
ことにより当初接触していた突起部5aから順に押しつ
ぶされ耐圧容器6のフランジ部の全周が緩衝部材5と接
触することになる。これにより、補強部材4に局部的な
応力集中が起こらず真空大気圧作用時の補強部材4にク
ラックが発生する事なく真空耐圧強度に対する安全率が
増し高い信頼性のある平板型表示装置用真空容器とする
ことが出来る。
【0019】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0020】図2(a)において、1はフェースガラ
ス、2はフリットガラス、3は接合部材、4は補強部
材、5は緩衝部材、6は耐圧容器、7は外装容器で、以
上は図1の構成と同様なものである。図1の構成と異な
るのは補強部材4と耐圧容器6との間に波型をした緩和
部材9を設置している点である。図2(b)は、図2
(a)のA−A断面である。
【0021】以上の構成において、気密封止後、真空容
器内を真空状態にしたとき、大気圧が容器全体に作用
し、この応力は耐圧容器6のフランジ部で支持される。
当初、耐圧容器6のフランジ部と緩和部材9の凸部とは
数カ所しか接触していないが、大気圧が作用することに
より当初接触していた凸部から順に押しつぶされ大圧容
器6のフランジ部の全周が緩和部材9と接触することに
なる。これにより、補強部材4に局部的な応力集中が起
こらず真空大気圧作用時の補強部材4にクラックが発生
する事なく真空耐圧強度に対する安全率が増し高い信頼
性のある平板型表示装置用真空容器とすることが出来
る。
【0022】なお、第1の実施例において緩衝部材5に
半円形の突起部5aを設けているが、緩衝部材5に溝ま
たは孔等を形成して凹凸を設けてもよい。また、第2の
実施例2では緩衝部材5の緩和部材9との接触面を平面
としたが、溝または孔等で凹凸が設けられたものでもよ
いことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、緩衝部材に突起
部を備える、または、緩衝部材と耐圧容器の間に緩和部
材を設けることにより、補強部材に発生する応力の局所
集中を緩和することができ、真空耐圧強度に対する安全
率が増し高い信頼性のある平板型表示装置用真空容器を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空容器の第1の実施例の構成を示す
要部断面図
【図2】(a)は、本発明の第2の実施例の構成を示す
要部断面図 (b)は、図2(a)のA−A断面図
【図3】従来の平板型表示装置用の真空容器の構成を示
す要部断面図
【符号の説明】
1 フェースガラス 2 フリットガラス 3 接合部材 4 補強部材 5 緩衝部材 6 耐圧容器 7 外装容器 8 封止部 9 緩和部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光体が塗布されたフェースガラスと、前
    記フェースガラスの蛍光体塗布面の外周部に補強部材で
    狭持して接着された接合部材と、前記フェースガラスに
    対向する外装容器と、前記外装容器の内側に配設された
    耐圧容器と、前記補強部材と前記耐圧容器の間に緩衝部
    材を備え、前記外装容器と接合部材を溶接により接合さ
    れた平板型表示用真空容器であって、前記緩衝部材の前
    記耐圧容器との接触面に突起部を備えたことを特徴とす
    る真空容器。
  2. 【請求項2】蛍光体が塗布されたフェースガラスと、前
    記フェースガラスの蛍光体塗布面の外周部に補強部材で
    狭持して接着された接合部材と、前記フェースガラスに
    対向する外装容器と、前記外装容器の内側に配設された
    耐圧容器と、前記補強部材と前記耐圧容器の間に緩衝部
    材を備え、前記外装容器と接合部材を溶接により接合さ
    れた平板型表示用真空容器であって、緩衝部材と耐圧容
    器との間に緩和部材を備えたことを特徴とする真空容
    器。
JP24725891A 1991-09-26 1991-09-26 真空容器 Pending JPH0589795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772888B1 (ko) * 2006-11-28 2007-11-02 서희동 해양 심층수를 이용하여 소주의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100772888B1 (ko) * 2006-11-28 2007-11-02 서희동 해양 심층수를 이용하여 소주의 제조방법

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