JPH058908Y2 - - Google Patents

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JPH058908Y2
JPH058908Y2 JP13611986U JP13611986U JPH058908Y2 JP H058908 Y2 JPH058908 Y2 JP H058908Y2 JP 13611986 U JP13611986 U JP 13611986U JP 13611986 U JP13611986 U JP 13611986U JP H058908 Y2 JPH058908 Y2 JP H058908Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、調理材料をすり潰して裏ごしする
裏ごし装置に関する。
[従来技術] 従来の調理材料の裏ごし装置は、円筒形状から
なる容器本体の下端開口に網体を取付けるととも
に、該容器本体内にて上方位置から網体上面に当
接する下方位置に向つて徐々に下降傾斜する押圧
羽根を有した回転体を回転可能に支持した構成か
らなる。そして容器本体内に収容された、例えば
じやがいも、コーン等の調理材料を回転する押圧
羽根と網体との協働によりすり潰している。
[考案が解決しようとする問題点] 然し乍、上記した従来の裏ごし装置により、例
えばコーン等のように皮を有した調理材料をすり
潰す場合、皮が押圧部に引掛つて該皮を押圧羽根
の回転に伴つて該調理材料を網体と対向する押圧
羽根の押圧部へ導入することが困難であり、皮を
もすり潰すことが出来なかつた。
また、調理材料の皮が押圧部と網体との間に挟
まつたままの状態で押圧羽根を所要の方向へ押圧
回転しなければならず、回転抵抗が大きくなる問
題をも有している。
[考案の目的] 本考案の目的は上記した従来の欠点に鑑み、皮
を含む調理材料をも円滑にすり潰すことが可能な
調理材料の裏ごし装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このため本考案は、下端開口を覆うように網体
が取付けられた容器本体内にて、押圧羽根を有す
る回転体が回転可能に支持され、容器本体内に投
入された調理材料をすり潰す調理材料の裏ごし装
置において、前記押圧羽根は、網体から離間した
上方位置と網体に当接する下方位置との間にて反
回転方向に向つて下降傾斜して、網体上面に当接
する押圧部に多数の切断刃を設けて調理材料の裏
ごし装置を構成している。
[考案の作用] 本考案は上記のように形成されるため、押圧羽
根の回転に伴つて調理材料を切断刃により切断し
ながら押圧部へ導入してすり潰すことが出来る。
このため、例えば、コーン等のように比較的硬い
皮を有した調理材料にあつても、皮をも押圧部へ
確実に導入してすり潰すことが可能である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案に係る裏ごし装置の分解斜視
図、第2図は組立てられた裏ごし装置の中央縦断
面、第3図は押圧羽根の底面図、第4図は第3図
のA−A線断面図、第5図は押圧羽根の押圧部を
底面から見た部分斜視図であり、裏ごし装置1は
容器本体3と、網体5と、リブ体7と、回転体9
と、ボトル部11とから構成されている。
前記容器本体3は合成樹脂製にて上下面が夫々
開口したほぼ円筒形状に成形され、該容器本体3
の上端外周には前記回転体9を掛止するための掛
止片3aが一体成形されている。また、前記容器
本体3の外周下端には前記リブ体7を固定するた
めの掛止片3bが一体成形されている。更に、前
記掛止片3bの下方に応じた容器本体3の外周に
は掛止凹部3cが周方向に形成されている。尚、
図中3dは容器本体3の外周面に一体成形された
取手である。
前記容器本体3の下端には網体5が、その下面
を覆うように固定リング13を介して取付けられ
ている。この網体5は平面部5aと、該平面部5
aの周囲にて上方へ起立する起立部5bとが一体
形成されている。そして前記平面部5aの中心に
は支持軸15が固着されている。この支持軸15
は網体5の上面側に位置する軸部15aと、網体
5の下面側に位置する固定板15bとから構成さ
れ、網体5を挟んで対向し合う軸部15aと固定
板15bとは超音波溶着されている。尚、前記軸
部15aと固定板15bとの固着方法としては接
着剤により固着する方法、熱溶着する方法或いは
両者をねじ止めする方法等の何れであつてもよ
い。容器本体3に対して網体5を固定する固定リ
ング13の内周面には突部13aが前記掛止凹部
3cに応じて一体成形されている。そして網体5
が取付けられた容器本体3の下部に対して固定リ
ング13を挿嵌したとき、前記突部13aにより
起立部5bの一部が変形して掛止凹部3cに係止
して容器本体3に網体5が固定される。
前記リブ体7は網体5が固定された容器本体3
の下端に取付けられる。該リブ体7はリング部7
aと、中心から放射方向に延びるリブ部7bとが
一体成形されている。そして前記リング部7aの
外周側には前記掛止片3bに応じて起立する係止
壁7cが一体成形され、該係止壁7cには掛止片
3bが通過可能な切欠7e及び掛止片3bが係合
する周方向へ所要の幅からなる係合孔7dが形成
されている。前記リブ部7bは前記網体5の下面
と対向する面が平面状からなり、その縦断面がほ
ぼT形に一体成形されている。
前記容器本体3の上端開口には回転体9の一部
を構成する支持体16が容器本体3の上端におい
て調理材料を容器本体3内へ投入するのに充分な
開口を有した状態にて着脱可能に取付けられてい
る。即ち、支持体16の両端部には断面ほぼ字
型の係合溝16aが一体成形され、該支持体16
の中心部には異形断面形状の中空部を有した第1
回転軸17が軸受19を介して回転可能に支持さ
れ、該第1回転軸17の中空部には第2回転軸2
1が軸線方向へ移動可能でかつ回り止めされた状
態で挿嵌されている。該第2回転軸21は上方の
第1軸部21aと、異形断面形状からなり、第1
回転軸17の中空部に挿嵌する第2軸部21b
と、下方の第3軸部21cとから構成されてい
る。そして前記第1回転軸17の中空部上方に一
体成形された支持板17aの透孔17bには第2
回転軸21の第1軸部21aが軸線方向へ移動可
能に挿嵌され、前記支持板17aから上方へ突出
した第1軸部21aの上端には透孔17bから第
1軸部21aが抜け出すのを規制するねじ23が
固着されている。
前記支持板17aの下面と第2軸部21bとの
間には弾性部材としての圧縮ばね25が取付けら
れ、該圧縮ばね25の弾性力により第2回転軸2
1が下方向へ付勢されている。前記第3軸部21
cには回転体の一部を構成する押圧羽根27が一
体成形されている。該押圧羽根27はその回転方
向端から反対方向に向つて下方へ緩かに傾斜する
第1押圧片27aと、第1押圧片27aの下端よ
り前記網体5に対し隙間を設けて回転方向と反対
方向へ網体5とほぼ平行に延びる第2押圧片27
bと、該第2押圧片27bの下端より網体5に向
つて下降傾斜した後に網体5に当接する押圧部2
7cとが一体成形されている。そして前記押圧部
27cの網体5と対向する底面には網体5に対し
徐々に近接する多数の切断刃27eが押圧羽根2
7の放射方向へ形成されている。尚、前記第3軸
部21cの下端には軸支孔21dが形成され、容
器本体3に回転体9を取付けるとき、支持軸15
が軸支孔21dに回転可能に支持される。また、
前記第1回転軸17の上端外周には外歯17cが
一体成形され、該外歯17cには第1回転軸17
を回転させるためのハンドル29が着脱可能に取
付けられている。
前記網体5及びリブ体7が取付けられた容器本
体3の下端にはボトル部11が着脱可能に取付け
られる。該ボトル部11は合成樹脂にて上端が開
放し、かつ下端が閉鎖したほぼ円筒形に一体成形
されている。このボトル部11内には回転体9と
網体5との協働によりすり潰された調理材料が収
容される。
次に、裏ごし装置1の組立方法を第1図に従つ
て説明すると、第1図において、容器本体3の下
端に対し網体5を平面部5aが容器本体3の下端
開口を覆い、かつ起立部5bが容器本体3の外周
面に位置するように取付けた後、網体5が取付け
られた容器本体3の下端外周に固定リング13が
挿嵌される。このとき、掛止凹部3cに対する突
部13aの係合により網体5の起立部5bが係止
凹部3cに応じて変形し、容器本体3に対し網体
5が固定される。このとき、リブ体7のリブ中央
部が支持軸15の下方に、またリブ部7bが網体
5の下面に位置される。
上記のように網体5及びリブ体7が取付けられ
た容器本体3の上端開口に対し支持体16が、係
合溝16aと掛止片3aとが係合するように取付
けられると、第2回転軸21は圧縮ばね25の弾
性力に抗して若干上動し、押圧羽根27の押圧部
27cが網体5の上面に圧接される。このとき、
押圧羽根27の第2押圧片27bと網体5の上面
との間には若干の隙間が形成される。
上記のように回転体9が取付けられた容器本体
3の下端にボトル部11が取付けられるとともに
第1回転軸17の上端にハンドル29が取付けら
れる。
次に上記のように組立てられた裏ごし装置1の
裏ごし作用を説明する。
回転体9が取付けられた容器本体3の上端開口
から、例えばコーン等のように比較的硬い皮を有
した調理材料が容器本体3内に投入された後、ハ
ンドル29の回動操作により押圧羽根27が所要
の方向に回転されると、調理材料は圧縮ばね25
の弾性力により下方向へ付勢された第1押圧片2
7a及び第2押圧片27bと網体5上面との協働
によりある程度の大きさにすり潰された後、すり
潰された前記調理材料及び皮は押圧部27cと網
体5との間に導入されてすり潰される。このと
き、押圧部27cの底面には切断刃27eが形成
されているため、調理材料の内、皮は前記切断刃
27eにより細かく切断された後、網体5との協
働によりすり潰される。そして上記作用によりす
り潰された調理材料は網体5の網目を通つてボト
ル部11内に収容される。
このように本実施例は、例えばコーン等のよう
に皮を有した調理材料をすり潰す場合にあつても
押圧部27cの底面に形成された切断刃27eに
より皮を切断しながらすり潰すことが出来る。
上記説明は、押圧部27cに切断刃27eを一
体成形するものとしたが、多数の刃を有する金属
製の切断刃を前記押圧部に固着したものであつて
もよい。
[考案の効果] このように本考案は、皮を含む調理材料をも円
滑にすり潰すことが可能な調理材料の裏ごし装置
を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る裏ごし装置の分解斜視
図、第2図は組立てられた裏ごし装置の中央縦断
図、第3図は押圧羽根の底面図、第4図は第3図
A−A線の断面図、第5図は押圧羽根の押圧部を
底面から見た部分斜視図である。 図中1は裏ごし装置、3は容器本体、5は網
体、7はリブ体、7bはリブ、9は回転体、15
は支持軸、27は押圧羽根、27cは押圧部、2
7eは切断刃である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下端開口を覆うように網体が取付けられた容器
    本体内にて、押圧羽根を有する回転体が回転可能
    に支持され、容器本体内に投入された調理材料を
    すり潰す調理材料の裏ごし装置において、 前記押圧羽根は、網体から離間した上方位置と
    網体に当接する下方位置との間にて反回転方向に
    向つて下降傾斜して、網体上面に当接する押圧部
    に多数の切断刃を設けたことを特徴とする調理材
    料の裏ごし装置。
JP13611986U 1986-09-04 1986-09-04 Expired - Lifetime JPH058908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13611986U JPH058908Y2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04

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JP13611986U JPH058908Y2 (ja) 1986-09-04 1986-09-04

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JPS6342330U JPS6342330U (ja) 1988-03-19
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