JPH058904U - チツプ型バリスタ - Google Patents

チツプ型バリスタ

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JPH058904U
JPH058904U JP5458691U JP5458691U JPH058904U JP H058904 U JPH058904 U JP H058904U JP 5458691 U JP5458691 U JP 5458691U JP 5458691 U JP5458691 U JP 5458691U JP H058904 U JPH058904 U JP H058904U
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JP
Japan
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element body
varistor
varistor element
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fusible
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Application number
JP5458691U
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Inventor
周一 女部田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Publication of JPH058904U publication Critical patent/JPH058904U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリスタ素体の破壊を検知し、他の回路素子
の保護を十分に図る。 【構成】 本バリスタ10は、電極12,端子14が形
成されたバリスタ素体13と、電極12と端子14とを
接続する可溶接続線15とから構成されている。可溶接
続線15の融点をバリスタ素体13の熱破壊する温度に
設定しておく。両端子14間に異常高電圧又はサージが
加わった場合に、バリスタ素体13は異常高温となり、
可溶接続線15はバリスタ素体13からの異常熱により
溶断するので、バリスタ素体13の破壊を検知し、他の
回路素子を保護する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヒューズ機能を備えたチップ型バリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
バリスタ(電圧非直線抵抗器)は、電圧安定化用又は異常高電圧(サージ)吸 収用に大別されるが、最近ではトランジスタやサイリスタ等の半導体回路素子を 異常高電圧又はサージから保護するために使用されるようになっている。従って 、バリスタは、大きな衝撃放電耐量を要求されることはもちろん、定格最大値以 上の異常電圧、あるいは耐量以上の過大サージが加わったときにも破壊しないこ とが望ましい。しかし、バリスタが破壊した場合には、多くの場合にショートモ ードとなり、大電流が流れてしまう。そのためにバリスタにヒューズ機能を備え て他の回路や回路素子を保護することが行われている。その一例を図3,図4に 示す。図3は外観斜視図、図4は図3におけるA−A線断面図である。
【0003】 図3,図4に示すチップ型バリスタ1は、表裏面3aに電極2が形成されたバ リスタ素体3と、このバリスタ素体3の両端部3bに形成された端子4と、電極 2と端子4とを接続するヒューズとしての鉛合金線5とから構成されたものであ る(例えば、特開昭61-168902 号公報)。大電流が鉛合金線5に流れた場合に、 鉛合金線5が溶断してバリスタ1の破壊を防止し、回路素子を保護するものであ る。しかし、この目的のためには鉛合金線自体がある程度の抵抗を持っている必 要があるが、逆にその抵抗のために、バリスタにサージ吸収能力を低下させる結 果となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、バリスタ素体3自体は大電流が流れることにより破壊するので はなく、両端子間にバリスタの吸収能力を超える高電圧又はサージが加わった場 合に、バリスタ素体は異常高温となり、熱破壊する。すなわち、バリスタ素体は 大電流が流れることにより破壊するのではなく、バリスタの吸収能力を超えるサ ージによるジュール熱によって異常に加熱されることにより破壊する。このため 、従来のように大電流を検出したのではバリスタが十分に吸収できるサージでも ヒューズが切れてしまい、他の回路素子を破壊させてしまうことがあった。
【0005】 そこで本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、バリスタ素体の熱破 壊時に他の回路素子の保護を十分図ることのできるチップ型バリスタを提供する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、表裏面に電極が形成されたバリスタ素体 と、このバリスタ素体の両端面に形成された端子とを有するチップ型バリスタに おいて、前記電極と端子とを接続すると共に、前記バリスタ素体からの異常熱に より溶断する可溶接続線を具備したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
このように構成された本考案の作用を説明する。
【0008】 両端子間にバリスタの吸収能力を超える高電圧又はサージが加わった場合に、 バリスタ素体は異常高温となり、熱破壊する。すなわち、バリスタ素体は大電流 が流れることにより破壊するのではなく、バリスタの吸収能力を超えるサージに よるジュール熱によって異常に加熱されることにより破壊し、そのことにより、 他の回路素子の破壊を防ぐことができる。従って、可溶接続線の融点を、バリス タ素体が熱破壊する温度以上に設定しておけば、可溶接続線はバリスタ素体から の異常熱により溶断し、バリスタ素体のショートモード破壊時に他の回路素子の 破壊を精度良く防げる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面を参照して詳述する。
【0010】 図1は本考案の一実施例のチップ型バリスタ10の外観斜視図、図2は図1に おけるB−B線断面図である。本バリスタ10は、表裏面13aに一対の電極1 2がそれぞれ形成されたバリスタ素体13と、このバリスタ素体13の両端部1 3bにそれぞれ形成された一対の端子14と、電極12と端子14とを接続する 一対の可溶接続線15とから構成されている。
【0011】 前記バリスタ素体13は酸化亜鉛(ZnO),チタン酸ストロンチウム(Sr TiO3 )等のセラミック焼結体からなり、電極12及び端子14はAg,Cu ,Ni等の金属を印刷等により形成される。
【0012】 前記可溶接続線15は、融点をバリスタ素体13が熱破壊する程度の温度とな るように、Al,Zn,Sn,Pb,Bi(融点が300℃乃至600℃位)等 の金属からなるものであり又はこれらの合金により調整されたものである。また 、この可溶接続線15は、バリスタ素体13の表裏面13aに面接触するように 両端が半田等によりそれぞれ電極12,端子14に電気的に接続されている。と ころで、バリスタ動作時は可溶接続線15に大電流が流れ、バリスタ素体13の 温度は通常300℃程度まで上昇する場合がある。そこで可溶接続線15の融点 を例えば350℃に設定し、バリスタ素体13が熱破壊した場合に可溶接続線1 5を溶断させれば、他の回路素子を保護できる。
【0013】 このように構成された上記実施例のチップ型バリスタ10によれば、両端子1 4間に異常高電圧又はサージが加わった場合に、バリスタ素体13は熱破壊して ショートモードとなり大電流が流れて更に異常高温となる。そこで可溶接続線1 5はバリスタ素体13からの異常熱により溶断するので、過電流により溶断する 従来のヒューズと比較してバリスタ素体13の破壊を精度良く検知でき、他の回 路素子の保護を十分に図れる。
【0014】 更に、可溶接続線15がバリスタ素体13からの異常熱により溶断した場合に は、バリスタ10のみを交換するだけで容易に修復できる。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々 に変形実施可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、バリスタ素体からの異常熱により溶断する可溶 接続線を具備しているので、バリスタ素体の破壊を精度良く検知でき、他の回路 素子の保護を十分図ることのできるチップ型バリスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のチップ型バリスタの外観斜
視図である。
【図2】図1におけるB−B線断面図である。
【図3】従来のチップ型バリスタの外観斜視図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 チップ型バリスタ 12 電極 13 バリスタ素体 13a バリスタ素体の表裏面 13b バリスタ素体の両端部 14 端子 15 可溶接続線

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 表裏面に電極が形成されたバリスタ素体
    と、このバリスタ素体の両端面に形成された端子とを有
    するチップ型バリスタにおいて、前記電極と端子とを接
    続すると共に、前記バリスタ素体からの異常熱により溶
    断する可溶接続線を具備したことを特徴とするチップ型
    バリスタ
JP5458691U 1991-07-15 1991-07-15 チツプ型バリスタ Pending JPH058904U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49105292U (ja) * 1972-12-27 1974-09-10
JPS5562393U (ja) * 1978-10-24 1980-04-28
JP2015185843A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 贊棋 陳 サージ防護装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5080466A (ja) * 1973-11-22 1975-06-30

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970805