JPH0588857U - 工具支持装置 - Google Patents

工具支持装置

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JPH0588857U
JPH0588857U JP3802792U JP3802792U JPH0588857U JP H0588857 U JPH0588857 U JP H0588857U JP 3802792 U JP3802792 U JP 3802792U JP 3802792 U JP3802792 U JP 3802792U JP H0588857 U JPH0588857 U JP H0588857U
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正美 田中
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動バリ取り装置のプログラムを簡略化すると
共に、支持部の剛性が低くて済む様にする。 【構成】支持板12に対して揺動板13を、それぞれ複
数個ずつの第一、第二の圧縮ばね24、25により弾性
的に支持する。先端部に砥石1を固定した回転軸2を設
けたケース3を、前記揺動板13に固定する。砥石1を
側方に押す力が加わった場合には、前記第一、第二の圧
縮ばね24、25が弾性変形する事で、前記揺動板13
の揺動を許容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る工具支持装置は、例えばバリ取り用の工具を弾性的に支持する 為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
例えばプレス加工機により金属板を打ち抜く事で、各種金属部品を造る場合、 打ち抜かれた金属部品の周縁部にバリが生じる事が避けられない。この為従来か ら、回転砥石等の工具を組み込んだ自動バリ取り装置を使用して、前記バリの除 去作業を行なっている。
【0003】 図4は、この様なバリ取り作業に使用する工具とその支持装置とを示している 。バリを除去する為の砥石1は、高速で回転する回転軸2の先端部に固定されて いる。この回転軸2の周囲には、ケース3の内側部分に於いてブレードが固定さ れており、可撓性を有するホース4を通じて前記ケース3内に送り込まれ、前記 ブレードに吹き付けられる圧縮空気の力によって、前記回転軸2が高速で回転す る。従って、前記砥石1をバリに押し付ければ、このバリが除去される。
【0004】 前記ケース3は、揺動板5に支持固定されている。即ち、この揺動板5に固定 の受片6、6に対して抑え片7、7を、抑え螺子26、26により結合し、両辺 6、7の間に前記ケース3を強く抑え付ける事で、このケース3を前記揺動板5 に対し固定している。
【0005】 又、前記揺動板5の中央部は、枢軸8により、支持腕9の先端部(図4の左端 部)に枢支し、この支持腕9の基端部(図4の右端部)を、支持板10に固定し ている。この支持板10は、自動バリ取り装置の移動腕に結合し、この支持板1 0をバリ取りすべき金属板の外周形状に合わせて移動させる。前記揺動板5と支 持腕9との間には引っ張りばね11を設けて、この揺動板5に図4で反時計方向 に回転しようとする弾力を付与している。
【0006】 金属板周縁部のバリ取りを行なう場合には、この周縁部に前記砥石1の外周面 を押し付けた状態で、この砥石1を回転させる。この状態で前記揺動板5は、前 記引っ張りばね11の弾力に抗して図4の時計方向に揺動し、前記砥石1は、こ の引っ張りばね11の弾力により、前記金属板周縁部に押し付けられる。
【0007】 この様に砥石1を回転させつつ金属板周縁部に押し付けた状態で、自動バリ取 り装置の移動腕により、前記支持板10をバリ取りすべき金属板の外周形状に合 わせて移動させれば、前記金属板周縁部に形成されたバリを除去出来る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の工具支持装置は、工具の変位方向に多くの自由度を持たせる事で、バ リ取り装置の移動腕並びにその制御装置の簡略化を可能とするものである。
【0009】 前記図4に示した従来構造の場合、金属板周縁部に押し付けられる砥石1は、 揺動板5を支持腕9に枢支している枢軸8を中心に揺動するのみで、変位方向の 自由度が少ない。従って前記金属板周縁部に対する支持板10の方向を正しく規 制しつつ、前記移動腕を金属板周縁部に沿って移動させる必要が生じる。この為 、前記移動腕を移動させる為の制御が面倒になり、バリ取りすべき金属板等の形 状が変化した場合に於けるプログラムの変更が面倒になる。
【0010】 一方、前記移動腕の移動方向と前記支持板10の方向とが正規の方向からずれ た場合には、揺動板5、枢軸8、支持腕9、支持板10を介して前記移動腕に無 理な力が加わる恐れがある。この為、前記移動腕を含む自動バリ取り装置の剛性 を十分に大きくする必要が生じ、自動バリ取り装置の製作費が嵩んでしまう。
【0011】 本考案の工具支持装置は、上述の様な不都合を解消すべく考えられたものであ る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の工具支持装置は、支持板と、この支持板との間に間隔をあけて設けら れた、中央部に工具支持部を有する揺動板と、この揺動板と前記支持板との内の 一方の板の一部で、前記工具支持部を中心とする円周上にほぼ等間隔に設けられ た、少なくとも3個の通孔と、これら各通孔に挿通され、その先端部を前記揺動 板と前記支持板との内の他方の板に対して垂直に固定した、少なくとも3本のガ イドロッドと、各ガイドロッドをその内側に挿通した状態で、前記他方の板と前 記一方の板の一方の面との間に設けられた第一の圧縮ばねと、前記各ガイドロッ ドの基端部で前記一方の板の他方の面から突出した部分に固設された係止部と前 記他方の面との間に設けられた第二の圧縮ばねとを備えている。
【0013】
【作用】
上述の様に構成される本考案の工具支持装置の場合、揺動板が工具支持部を中 心とする放射方向の何れの方向に亙っても弾性変位自在である。従って、金属板 等の被加工物の周縁部に沿って工具を移動させる際に、支持板の方向を考慮する 必要がなく、この支持板を移動させる為のプログラムの簡略化を図れる。しかも 、揺動板に設けた工具支持部の変位の自由度が大きく、軽い力で変位させられる 為、被加工物の形状が多少異なっても、揺動板が弾性変位する事でこれを吸収し 、支持板を支持固定した部分に大きな力が加わる事を防止する。
【0014】
【実施例】
図1〜3は本考案の実施例を示している。円輪状の支持板12は、自動バリ取 り装置の移動腕に支持固定される。同じく円輪状の揺動板13は、前記支持板1 2と間隔をあけて設けられている。この揺動板13の中央部には、工具支持部を 構成する固定板14を、螺子15、15により固定している。
【0015】 この固定板14は、一部に切目16を有し、この切目16と直角方向に設けた 固定螺子17の緊締に基づき内径を収縮自在としている。砥石1を先端部(図1 、3の上端部)に固定した回転軸2を設けたケース3を、前記揺動板13に固定 する場合には、前記固定螺子17を弛め、前記ケース3を前記固定板14の内側 に挿通した後、固定螺子17を緊締する事で、前記固定板14の内周面によりケ ース3の外周面を抑え付け、ケース3の外周面に固定板14を固定する。その後 、この固定板14を前記揺動板13に対して、螺子15、15により固定し、前 記ケース3を揺動板13に固定する。
【0016】 前記揺動板13の一部で、前記固定板14に保持されたケース3を中心とする 円周上には、6個の通孔18、18を等間隔に形成し、各通孔18、18の中間 部に内向フランジ部19、19を設けている。これら各内向フランジ部19、1 9にはそれぞれ1本ずつ、合計6本のガイドロッド20、20を挿通し、各ガイ ドロッド20、20の先端部(図1、3の下端部)に形成した螺子部21、21 を、前記支持板12の一部で、前記通孔18、18に対向する部分に形成した螺 子孔22、22に螺合させて、前記各ガイドロッド20、20を、この支持板1 2に対し垂直に固定している。前記各ガイドロッド20、20の基端部(図1、 3の上端部)で、前記揺動板13から突出した部分には、係止部である頭部23 、23が、各ガイドロッド20、20と一体に形成されている。
【0017】 一方、前記各内向フランジ部19、19の片面(図1、3の下面)と前記支持 板12との間には、第一の圧縮ばね24、24を6本、それぞれの内側に前記各 ガイドロッド20、20を挿通した状態で設けている。更に、前記各ガイドロッ ド20、20の基端部に形成した頭部23、23と前記各内向フランジ部19、 19の他面(図1、3の上面)との間には、第二の圧縮ばね25、25を設けて いる。
【0018】 上述の様に構成される本考案の工具支持装置の場合、回転軸2先端の砥石1が 金属板等の被加工物に押し付けられず、従って前記支持板12に外力が加わって いない場合には、前記内向フランジ部19、19が第一、第二の圧縮ばね24、 25の弾性同士が釣り合う位置に移動し、前記支持板12と揺動板13とが、図 1に示す様に、ほぼ平行になる。
【0019】 この状態から前記砥石1を被加工物に押し付けると、揺動板13が支持板12 に対し揺動する事で、前記砥石1を支持板12に対して変位させる。例えば、砥 石1が図1に矢印aで示す様に、同図で時計方向に変位する場合には、同図右側 の第一の圧縮ばね24が縮み、同図左側の第一の圧縮ばね24が伸びると共に、 同図右側の第二の圧縮ばね25が伸び、同図左側の第二の圧縮ばね25が縮む事 で、上記揺動板13の揺動を許容する。反対に砥石1が図1に矢印bで示す様に 、同図で反時計方向に変位する場合には、同図右側の第一の圧縮ばね24が伸び 、同図左側の第一の圧縮ばね24が縮むと共に、同図右側の第二の圧縮ばね25 が縮み、同図左側の第二の圧縮ばね25が伸びる事で、図3に示す様に、上記揺 動板13の揺動を許容する。
【0020】 第一、第二の圧縮ばね24、25は、前記砥石1を支持したケース3を中心と する円周上に6個、等間隔に設けている為、前記砥石1はケース3を中心とする 放射方向の何れの方向に亙っても弾性変位自在である。従って、金属板等の被加 工物の周縁部に沿って砥石1を移動させる際に、支持板12の方向を考慮する必 要がない。又、砥石1の揺動に伴なって第一、第二の圧縮ばね24、25を揺動 させる際に、何れかの圧縮ばねを圧縮するのと同時に、当該圧縮ばねと直列に設 けた他の圧縮ばねが伸びる為、前記砥石1を揺動させる為に要する力は軽いもの で済む。
【0021】 従って、前記砥石1を金属板等の被加工物の外周縁に沿って移動させるべく、 前記支持板12を固定した移動腕を移動させる為に要するプログラムの簡略化を 図れる。即ち、当該プログラムは、支持板12の方向性に関しては全く考慮する 必要がなく、しかも被加工物の外周縁と支持板12との位置関係に就いても、あ まり厳密なものとする必要がない。
【0022】 しかも、揺動板13の変位の自由度が大きく、しかも軽い力で変位自在である 為、金属板等の被加工物の形状が多少異なっても、揺動板13があらゆる方向に 弾性変位する事でこれを吸収し、支持板12を支持固定した移動腕等に大きな力 が加わる事を防止する。
【0023】 尚、図示の実施例とは逆に、通孔18、18を支持板12に設け、ガイドロッ ド20、20を揺動板13の側に固定する事も出来る。
【0024】
【考案の効果】
本考案の工具支持装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、自動バリ取 り装置等の剛性を小さく出来ると共に、制御プログラムの簡略化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図。
【図2】砥石及びケースを除いて図1の上方から見た
図。
【図3】砥石及び揺動板が変位した状態を示す断面図。
【図4】従来装置を示す側面図。
【符号の説明】
1 砥石 2 回転軸 3 ケース 4 ホース 5 揺動板 6 受片 7 抑え片 8 枢軸 9 支持腕 10 支持板 11 引っ張りばね 12 支持板 13 揺動板 14 固定板 15 螺子 16 切目 17 固定螺子 18 通孔 19 内向フランジ部 20 ガイドロッド 21 螺子部 22 螺子孔 23 頭部 24 第一の圧縮ばね 25 第二の圧縮ばね 26 抑え螺子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板と、この支持板との間に間隔をあ
    けて設けられた、中央部に工具支持部を有する揺動板
    と、この揺動板と前記支持板との内の一方の板の一部
    で、前記工具支持部を中心とする円周上にほぼ等間隔に
    設けられた、少なくとも3個の通孔と、これら各通孔に
    挿通され、その先端部を前記揺動板と前記支持板との内
    の他方の板に対して垂直に固定した、少なくとも3本の
    ガイドロッドと、各ガイドロッドをその内側に挿通した
    状態で、前記他方の板と前記一方の板の一方の面との間
    に設けられた第一の圧縮ばねと、前記各ガイドロッドの
    基端部で前記一方の板の他方の面から突出した部分に固
    設された係止部と前記他方の面との間に設けられた第二
    の圧縮ばねとを備えた工具支持装置。
JP1992038027U 1992-05-12 1992-05-12 工具支持装置 Expired - Lifetime JP2583637Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01125161U (ja) * 1988-02-16 1989-08-25

Patent Citations (1)

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JPH01125161U (ja) * 1988-02-16 1989-08-25

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