JPH0588827B2 - - Google Patents
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- JPH0588827B2 JPH0588827B2 JP61057198A JP5719886A JPH0588827B2 JP H0588827 B2 JPH0588827 B2 JP H0588827B2 JP 61057198 A JP61057198 A JP 61057198A JP 5719886 A JP5719886 A JP 5719886A JP H0588827 B2 JPH0588827 B2 JP H0588827B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M1/00—Inking and printing with a printer's forme
- B41M1/14—Multicolour printing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F3/00—Colour separation; Correction of tonal value
- G03F3/04—Colour separation; Correction of tonal value by photographic means
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/26—Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、一般的には印刷工業に関し、具体
的には着色印刷を可能にするために必要な印刷版
の製作法に関する。さらに具体的に言えば、この
発明は、原稿としての着色された画像、塗装物、
透明画あるいはこれらに類似のものを満足できる
ように印刷再生するために、製作が必要とされる
印刷版の数を減少させる方法を説明している。
的には着色印刷を可能にするために必要な印刷版
の製作法に関する。さらに具体的に言えば、この
発明は、原稿としての着色された画像、塗装物、
透明画あるいはこれらに類似のものを満足できる
ように印刷再生するために、製作が必要とされる
印刷版の数を減少させる方法を説明している。
[従来の技術]
今日、四色分離法として知られる方法が、着色
された画像類、透明画類およびこれらに類似のも
のの印刷再生において、非常に広範囲に使用され
ている。この四色分離法は一般的に、雑誌類、書
籍類における高品質の着色再生物の全てに対し、
信頼できる方法であり、幾つかの新聞発行に対し
ても同様に使用されている。
された画像類、透明画類およびこれらに類似のも
のの印刷再生において、非常に広範囲に使用され
ている。この四色分離法は一般的に、雑誌類、書
籍類における高品質の着色再生物の全てに対し、
信頼できる方法であり、幾つかの新聞発行に対し
ても同様に使用されている。
この方法の最も共通的な手法においては、この
四色分離法の基礎となつている色、すなわち黄、
マゼンタ、シアンおよび黒、に相当する色の各フ
イルムを製作するため、原稿となる印刷物あるい
は透明画(以下単に原画という)が、異なるフイ
ルターを通して写真撮影される。これら四色のう
ちの始めの三色を原画から選び出すために使用さ
れるフイルターは、選び出すべき色の補色となる
地色を有する。こうして、マゼンタを選び出すた
めには緑のフイルターが、黄を選び出すためには
青のフイルターが、シアンを選び出すためには赤
のフイルターが、それぞれ使用される。幾つかの
方法では、フイルターを全く使用せずに、原画を
黒白フイルムに撮影することにより黒のフイルム
が製作される。けれども黒を選び出すために、理
想的には、この三色のフイルターの組み合せが使
用される。
四色分離法の基礎となつている色、すなわち黄、
マゼンタ、シアンおよび黒、に相当する色の各フ
イルムを製作するため、原稿となる印刷物あるい
は透明画(以下単に原画という)が、異なるフイ
ルターを通して写真撮影される。これら四色のう
ちの始めの三色を原画から選び出すために使用さ
れるフイルターは、選び出すべき色の補色となる
地色を有する。こうして、マゼンタを選び出すた
めには緑のフイルターが、黄を選び出すためには
青のフイルターが、シアンを選び出すためには赤
のフイルターが、それぞれ使用される。幾つかの
方法では、フイルターを全く使用せずに、原画を
黒白フイルムに撮影することにより黒のフイルム
が製作される。けれども黒を選び出すために、理
想的には、この三色のフイルターの組み合せが使
用される。
この方法における各種の色の強度についてのい
くらかの“微妙なチユーニング”すなわち調整
は、露出時間および現像時間の選択により行なわ
れる。また幾つかの例では、最終的な印刷再生に
使用されるインキが、一定の効果を奏するように
変えられたり選択されたりできる。
くらかの“微妙なチユーニング”すなわち調整
は、露出時間および現像時間の選択により行なわ
れる。また幾つかの例では、最終的な印刷再生に
使用されるインキが、一定の効果を奏するように
変えられたり選択されたりできる。
上記方法により製作された四枚のフイルムから
それぞれ印刷版が製作され、印刷版は、次いで典
型的な印刷機の版取付けシリンダーにそれぞれ取
付けられプロセスインキすなわち、黄、マゼン
タ、シアンおよび黒の印刷用インキを使用して再
生物を印刷することができる。
それぞれ印刷版が製作され、印刷版は、次いで典
型的な印刷機の版取付けシリンダーにそれぞれ取
付けられプロセスインキすなわち、黄、マゼン
タ、シアンおよび黒の印刷用インキを使用して再
生物を印刷することができる。
一般的に言えば、印刷工業は、どのような写真
あるいはこれに類似のものの再生にも、上に述べ
たような、プロセスインキを使用する四色分離法
を必要であると考えている。
あるいはこれに類似のものの再生にも、上に述べ
たような、プロセスインキを使用する四色分離法
を必要であると考えている。
しかし、印刷工業のある分野、特に新聞、買物
袋、職業別電話番号帳および広告用ちらしの分野
においては、完全な四色分離法は、四色を印刷す
るために印刷される材料が4ケ所の印刷場所を通
過する必要があるので、かなり費用がかかること
になる。換言すれば、この方法は、四個の印刷版
の製作およびこれら印刷版を取付ける各種の部品
等を調整するための時間を必要とする。これらの
全ては実質的に経費が高くなる要素であり、印刷
版の版数を減らすことができれば、明らかに有利
である。
袋、職業別電話番号帳および広告用ちらしの分野
においては、完全な四色分離法は、四色を印刷す
るために印刷される材料が4ケ所の印刷場所を通
過する必要があるので、かなり費用がかかること
になる。換言すれば、この方法は、四個の印刷版
の製作およびこれら印刷版を取付ける各種の部品
等を調整するための時間を必要とする。これらの
全ては実質的に経費が高くなる要素であり、印刷
版の版数を減らすことができれば、明らかに有利
である。
仮に四色分離が、黄、マゼンタ、シアンおよび
黒の四色を印刷することを指向する四枚の印刷版
の製作のためになされ、もし黄と赤のみが印刷さ
れたり、黄と黒のみが印刷されたり、あるいは四
色の完全な組合せでない他の色の組合せで印刷さ
れるならば、得られる印刷物は、明らかに、また
確実に、色調がアンバランスなものであり、この
印刷物を見る誰もが、すぐにアンバランスな色調
に気がつくであろう。このような印刷物は、「あ
まりにも赤い」、「青領域に寄り過ぎている」ある
いは「しみのある」ように見えるであろう。
黒の四色を印刷することを指向する四枚の印刷版
の製作のためになされ、もし黄と赤のみが印刷さ
れたり、黄と黒のみが印刷されたり、あるいは四
色の完全な組合せでない他の色の組合せで印刷さ
れるならば、得られる印刷物は、明らかに、また
確実に、色調がアンバランスなものであり、この
印刷物を見る誰もが、すぐにアンバランスな色調
に気がつくであろう。このような印刷物は、「あ
まりにも赤い」、「青領域に寄り過ぎている」ある
いは「しみのある」ように見えるであろう。
従来の技術の一部をなす方法として、二色のイ
ンキを使用する方法があり、ダブルトーン
(duotone)として知られている。しばしば「疑
似」(“Fake”)ダブルトーンと呼ばれるこの方法
の一つの手法においては、一つのスクリーンフイ
ルムを作成するため、最初に黒白の原画(例えば
写真)がコンタクトスクリーンを通して“オル
ト”フイルム上に写真撮影される。“オルト”フ
イルムは、スペクトルの赤領域に感光性を有しな
い濃淡差の大きなフイルムである。次に、同一の
スクリーンを30゜回転して、他の一つのスクリー
ンフイルムが、実質的には最初と同様に他の“オ
ルト”フイルムの上に作成される。上記の二フイ
ルムは、異なる濃度に現像され、次いで、例えば
赤と黒の二色による印刷にそれぞれ使用される二
枚の印刷版の製作に使用される。
ンキを使用する方法があり、ダブルトーン
(duotone)として知られている。しばしば「疑
似」(“Fake”)ダブルトーンと呼ばれるこの方法
の一つの手法においては、一つのスクリーンフイ
ルムを作成するため、最初に黒白の原画(例えば
写真)がコンタクトスクリーンを通して“オル
ト”フイルム上に写真撮影される。“オルト”フ
イルムは、スペクトルの赤領域に感光性を有しな
い濃淡差の大きなフイルムである。次に、同一の
スクリーンを30゜回転して、他の一つのスクリー
ンフイルムが、実質的には最初と同様に他の“オ
ルト”フイルムの上に作成される。上記の二フイ
ルムは、異なる濃度に現像され、次いで、例えば
赤と黒の二色による印刷にそれぞれ使用される二
枚の印刷版の製作に使用される。
しばしば「真の」(“Real”)ダブルトーンと呼
ばれるダブルトーンの他の一つの手法において
は、原画が、例えば赤と黒の二色に着色されてい
るものに適用される。手順の最初は、フイルター
を使用せずに、グレイコンタクトスクリーンを通
して“オルト”フイルムに撮影することである。
フイルムからは原画は赤と黒の両色に見えるが、
撮影の結果は赤と黒の両者がフイルム上に黒とし
て選び出されている。次に全色フイルム(パンク
ロマテイツクフイルム)が、赤色フイルターおよ
びグレイコンタクトスクリーンを通して露光され
る。この組合せではフイルムからは黒のみが見え
る。
ばれるダブルトーンの他の一つの手法において
は、原画が、例えば赤と黒の二色に着色されてい
るものに適用される。手順の最初は、フイルター
を使用せずに、グレイコンタクトスクリーンを通
して“オルト”フイルムに撮影することである。
フイルムからは原画は赤と黒の両色に見えるが、
撮影の結果は赤と黒の両者がフイルム上に黒とし
て選び出されている。次に全色フイルム(パンク
ロマテイツクフイルム)が、赤色フイルターおよ
びグレイコンタクトスクリーンを通して露光され
る。この組合せではフイルムからは黒のみが見え
る。
次にこの二枚のフイルムは、それぞれ赤および
黒を印刷するための印刷版の製作に使用される。
黒を印刷するための印刷版の製作に使用される。
一方、特に青が稀である食品広告の分野では、
黄、マゼンタおよびシアンを選び出すための標準
フイルターを使用して三色分離を行ない、次いで
それぞれ黄色、赤色および黒色のインキを使用し
て画像を印刷することが知られている。換言すれ
ば、シアンのフイルムから製作された印刷版は、
黒のインキで印刷される。
黄、マゼンタおよびシアンを選び出すための標準
フイルターを使用して三色分離を行ない、次いで
それぞれ黄色、赤色および黒色のインキを使用し
て画像を印刷することが知られている。換言すれ
ば、シアンのフイルムから製作された印刷版は、
黒のインキで印刷される。
さらに、各種の他の色を発現させるために、各
種の色を混色することが知られている。例えば、
緑の各種の色合いを出すために黄色の網点マトリ
ツクスの上に黒の網点マトリツクスを重ね印刷す
ることが知られている。またオレンジ色を出すた
めに同様な方法で、赤と黄とが組合せられること
も知られている。更にまた、緑の各種の色合いを
出すために黄とシアンが組合せられることも知ら
れている。
種の色を混色することが知られている。例えば、
緑の各種の色合いを出すために黄色の網点マトリ
ツクスの上に黒の網点マトリツクスを重ね印刷す
ることが知られている。またオレンジ色を出すた
めに同様な方法で、赤と黄とが組合せられること
も知られている。更にまた、緑の各種の色合いを
出すために黄とシアンが組合せられることも知ら
れている。
しかしながら上述のように、従来の技術におい
ては各種の色を有する有色原画を、最小限の2枚
の印刷版によつて真実性のある有色像として再生
する方法は知られていない。
ては各種の色を有する有色原画を、最小限の2枚
の印刷版によつて真実性のある有色像として再生
する方法は知られていない。
[発明が解決しようとする課題]
この発明の目的は、色の異なる二種の着色剤と
二枚の印刷版とを用いて、著しく真実味を帯びた
有色原画の再生物を得る方法を提供することであ
る。
二枚の印刷版とを用いて、著しく真実味を帯びた
有色原画の再生物を得る方法を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段],[作用]および
[発明の効果] 簡単に言えば、この発明は、緑のフイルターと
青のフイルターとを順次に使用することによる赤
用印刷版の製作、および赤のフイルターと青のフ
イルターとを順次に使用することによる緑、青あ
るいは黒のような赤以外の他の一色用の印刷版の
製作からなつている。
[発明の効果] 簡単に言えば、この発明は、緑のフイルターと
青のフイルターとを順次に使用することによる赤
用印刷版の製作、および赤のフイルターと青のフ
イルターとを順次に使用することによる緑、青あ
るいは黒のような赤以外の他の一色用の印刷版の
製作からなつている。
さらに具体的に言えば、この発明は、一枚の比
較的肉薄のシート状物(以下単にシートという)
の上にそれぞれ異なる色の着色剤を使用して重ね
印刷されるわずか二個の異なる印刷像を使用し、
有色原画の真実味のある再生像を印刷する方法で
あつて、 a 有色原画を用意し、 b 1 光学的映像を記録するための第1の記録
媒体上に、緑のフイルターを通して原画を露
光し、 2 上記第1の記録媒体上に、青のフイルター
を通して原画を再露光し、 上記の手順1)および2)が所望の順序で実施
することにより第1の印刷版を製作し、 c 3 光学的映像を記録するための第2の記録
媒体上に、赤のフイルターを通して原画を露
光し、 4 上記第2の記録媒体上に青のフイルターを
通して原画を再露光し、 上記の手順3)および4)を所望の順序で実施
することにより第2の印刷版を製作し、 上記の手順b)およびc)は所望の順序で実施
し、 d 重ね印刷される二個の印刷像を受け入れるた
めの一枚のシート状物を用意し、 e 該シート状物に、第1の印刷版を用いてプロ
セスカラーマゼンタとは異なる赤色を印刷し、 f 該シート状物に、第2の印刷版を用いて、第
1の印刷版に用いた赤色とは異なる第2の色を
重ね印刷し、 上記の手順e)およびf)は所望の順序で実施
することを特徴とする色再生法である。
較的肉薄のシート状物(以下単にシートという)
の上にそれぞれ異なる色の着色剤を使用して重ね
印刷されるわずか二個の異なる印刷像を使用し、
有色原画の真実味のある再生像を印刷する方法で
あつて、 a 有色原画を用意し、 b 1 光学的映像を記録するための第1の記録
媒体上に、緑のフイルターを通して原画を露
光し、 2 上記第1の記録媒体上に、青のフイルター
を通して原画を再露光し、 上記の手順1)および2)が所望の順序で実施
することにより第1の印刷版を製作し、 c 3 光学的映像を記録するための第2の記録
媒体上に、赤のフイルターを通して原画を露
光し、 4 上記第2の記録媒体上に青のフイルターを
通して原画を再露光し、 上記の手順3)および4)を所望の順序で実施
することにより第2の印刷版を製作し、 上記の手順b)およびc)は所望の順序で実施
し、 d 重ね印刷される二個の印刷像を受け入れるた
めの一枚のシート状物を用意し、 e 該シート状物に、第1の印刷版を用いてプロ
セスカラーマゼンタとは異なる赤色を印刷し、 f 該シート状物に、第2の印刷版を用いて、第
1の印刷版に用いた赤色とは異なる第2の色を
重ね印刷し、 上記の手順e)およびf)は所望の順序で実施
することを特徴とする色再生法である。
本発明を、始めに印刷工業に関連するものとし
て、次いで複写工業に関連するものとして説明す
る。
て、次いで複写工業に関連するものとして説明す
る。
写真の印刷再生分野に使用される場合に写真製
版を例にとれば、第1および第2の記録媒体は感
光性フイルムであり、印刷版は露光に際し、原画
とフイルムとの間に置かれる二枚のフイルターを
通して原画を露光することにより作成されるか、
あるいは二枚のフイルターを通過させられた光
か、回転ドラム原理で行なわれる通常のスキヤナ
ーで実施されているような二種の単色光で、原画
を照明して露光することにより作成される二枚の
フイルムの製作により得られる。この二枚のフイ
ルムのそれぞれは、順次に、二枚のフイルターを
通して露光されるか、あるいは通常のスキヤナー
内で同等な二種の単色光を使用して露光される。
版を例にとれば、第1および第2の記録媒体は感
光性フイルムであり、印刷版は露光に際し、原画
とフイルムとの間に置かれる二枚のフイルターを
通して原画を露光することにより作成されるか、
あるいは二枚のフイルターを通過させられた光
か、回転ドラム原理で行なわれる通常のスキヤナ
ーで実施されているような二種の単色光で、原画
を照明して露光することにより作成される二枚の
フイルムの製作により得られる。この二枚のフイ
ルムのそれぞれは、順次に、二枚のフイルターを
通して露光されるか、あるいは通常のスキヤナー
内で同等な二種の単色光を使用して露光される。
この発明の重要な特徴の一つとして強調される
ことは、本発明の方法で常用的に使用される赤に
ついてであつて、この赤はプロセス印刷では使用
されない色の一つである。プロセス印刷の各種の
色合いについて精通している人々は、プロセス印
刷のマゼンタ色のインキが真の赤とは全く異な
り、真の赤の暖かみを全く持つていないことを知
つているであろう。このマゼンタは深いピンク色
の方に似ているが、真の赤と比較すると冷たい色
合いである。典型的には、真の赤は、プロセス印
刷の黄色インキの上にプロセス印刷のマゼンタイ
ンキによる印刷を必要とする。これは黄色に加え
て真の赤の“暖かみ”を出すためである。しかし
ながら本発明の方法は、二枚の印刷版で印刷され
るただ二種のインキの使用を提案しているので、
四色分離法においてなされるような、所望の最終
色合いを出すための色の組合せができるというぜ
いたくは望めない。その代りに、この発明におい
て二種の印刷インキの一つとして“暖かみ”のあ
る真の赤の使用を提案している。写真の主題が食
品(肉、赤い野菜類等)であつても、あるいは人
体をも含む皮膚色であつても、この暖かみのある
赤は、この赤がたいていの写真の主題の大部分を
形成いているという理由により、本発明の方法に
おいて首尾一貫して使用されるのに非常に適当な
色である。
ことは、本発明の方法で常用的に使用される赤に
ついてであつて、この赤はプロセス印刷では使用
されない色の一つである。プロセス印刷の各種の
色合いについて精通している人々は、プロセス印
刷のマゼンタ色のインキが真の赤とは全く異な
り、真の赤の暖かみを全く持つていないことを知
つているであろう。このマゼンタは深いピンク色
の方に似ているが、真の赤と比較すると冷たい色
合いである。典型的には、真の赤は、プロセス印
刷の黄色インキの上にプロセス印刷のマゼンタイ
ンキによる印刷を必要とする。これは黄色に加え
て真の赤の“暖かみ”を出すためである。しかし
ながら本発明の方法は、二枚の印刷版で印刷され
るただ二種のインキの使用を提案しているので、
四色分離法においてなされるような、所望の最終
色合いを出すための色の組合せができるというぜ
いたくは望めない。その代りに、この発明におい
て二種の印刷インキの一つとして“暖かみ”のあ
る真の赤の使用を提案している。写真の主題が食
品(肉、赤い野菜類等)であつても、あるいは人
体をも含む皮膚色であつても、この暖かみのある
赤は、この赤がたいていの写真の主題の大部分を
形成いているという理由により、本発明の方法に
おいて首尾一貫して使用されるのに非常に適当な
色である。
“暖かみ”のある赤は、マゼンタと黄の両方の
役割を果す故、本発明の赤用印刷版の製作の際に
は、四色分離法でマゼンタと黄とを別々に選び出
す二枚のフイルター、すなわち緑と青のそれぞれ
を使用することが適当である。
役割を果す故、本発明の赤用印刷版の製作の際に
は、四色分離法でマゼンタと黄とを別々に選び出
す二枚のフイルター、すなわち緑と青のそれぞれ
を使用することが適当である。
第2の色は一般に赤系統でない色であるべきで
ある。私は、第2の印刷版として、青、黒、ある
いは他の色のインキを使用しても、強い印象を与
える真に迫つた印刷物を製造できることを見出し
たけれども、緑の印刷を指向する印刷版を製作し
ようとした。四色分離法において緑は、最終印刷
物を製造するためのインキとして使用されない色
である。四色分離法において、緑は通常黄色のイ
ンキによる印刷の上にシアン色のインキを重ね印
刷することにより得られる。しかし再び言えば、
緑色を出すために重ね印刷される二色を持つ贅沢
さはないが、この発明の特徴の一つとして、真の
緑色のインキを使用して印刷することが提案され
ている。四色分離法においては、緑がシアンと黄
との組合せである故、本発明の方法は、緑用の印
刷版を、始めに赤いフイルターを次に青のフイル
ターを使用して製作するが、その理由は通常の四
色分離法ではこれら二枚のフイルターがシアンと
黄とを選び出すからである。
ある。私は、第2の印刷版として、青、黒、ある
いは他の色のインキを使用しても、強い印象を与
える真に迫つた印刷物を製造できることを見出し
たけれども、緑の印刷を指向する印刷版を製作し
ようとした。四色分離法において緑は、最終印刷
物を製造するためのインキとして使用されない色
である。四色分離法において、緑は通常黄色のイ
ンキによる印刷の上にシアン色のインキを重ね印
刷することにより得られる。しかし再び言えば、
緑色を出すために重ね印刷される二色を持つ贅沢
さはないが、この発明の特徴の一つとして、真の
緑色のインキを使用して印刷することが提案され
ている。四色分離法においては、緑がシアンと黄
との組合せである故、本発明の方法は、緑用の印
刷版を、始めに赤いフイルターを次に青のフイル
ターを使用して製作するが、その理由は通常の四
色分離法ではこれら二枚のフイルターがシアンと
黄とを選び出すからである。
一般的な基準としては、私は、通常の四色分離
法においてマゼンタの印刷版を製作するための露
光時間より少なくはなく、好ましくは若干長い、
緑のフイルターによる露光時間の使用で赤い印刷
版を製作する時に最も良い結果の得られることを
見出した。さらに具体的に言えば、典型的には、
本発明の方法の場合の緑のフイルターを使用する
露光時間は、通常より5%長い。しかし、この発
明の赤用印刷版のための青のフイルターを使用す
る露光時間は、四色分離法において黄色印刷版を
製作するための青のフイルター使用の典型的な露
光時間より実質的に短くされる。この青フイルタ
ーを使用する露光時間は、典型的には、この発明
の緑のフイルターを使用する時の露光時間の15%
以下で、通常緑のフイルターを使用する全露光時
間の8%以下の値である。露光時間は、絞り、フ
イルムの感光度、照明およびその他の変化要素に
依存するので、“標準的”な露光時間として、特
定の時間を明記できないことは理解されるべきで
ある。この分野の経験者は、何が“標準的”な露
光であるかを識別するであろう。
法においてマゼンタの印刷版を製作するための露
光時間より少なくはなく、好ましくは若干長い、
緑のフイルターによる露光時間の使用で赤い印刷
版を製作する時に最も良い結果の得られることを
見出した。さらに具体的に言えば、典型的には、
本発明の方法の場合の緑のフイルターを使用する
露光時間は、通常より5%長い。しかし、この発
明の赤用印刷版のための青のフイルターを使用す
る露光時間は、四色分離法において黄色印刷版を
製作するための青のフイルター使用の典型的な露
光時間より実質的に短くされる。この青フイルタ
ーを使用する露光時間は、典型的には、この発明
の緑のフイルターを使用する時の露光時間の15%
以下で、通常緑のフイルターを使用する全露光時
間の8%以下の値である。露光時間は、絞り、フ
イルムの感光度、照明およびその他の変化要素に
依存するので、“標準的”な露光時間として、特
定の時間を明記できないことは理解されるべきで
ある。この分野の経験者は、何が“標準的”な露
光であるかを識別するであろう。
同様に、私は、この発明の緑用印刷版の製作の
ための赤色フイルターの露光時間が、通常の四色
分離法におけるシアン用印刷版のための赤色フイ
ルターを使用する標準的な露光時間より、短くて
はいけないことを見出した。一般的な基準とし
て、四色分離法における赤色フイルターを使用す
る標準的な露光時間より約4%長いこの発明の赤
色フイルターを使用する露光時間が、非常に満足
できる結果を与える。本発明の緑用印刷版の製作
のための青フイルターを使用する露光時間は、標
準的な四色分離法における黄用印刷版のための青
フイルターを使用する露光時間より、非常に短
い。この発明の緑用印刷版を製作するための青フ
イルターを使用する露光時間は、典型的には、こ
の発明の緑用印刷版を製作するための赤フイルタ
ーを使用する露光時間の約10%未満で、通常満足
できる値は、この緑用印刷版の製作のための赤フ
イルターを使用する全露光時間の約4%である。
ための赤色フイルターの露光時間が、通常の四色
分離法におけるシアン用印刷版のための赤色フイ
ルターを使用する標準的な露光時間より、短くて
はいけないことを見出した。一般的な基準とし
て、四色分離法における赤色フイルターを使用す
る標準的な露光時間より約4%長いこの発明の赤
色フイルターを使用する露光時間が、非常に満足
できる結果を与える。本発明の緑用印刷版の製作
のための青フイルターを使用する露光時間は、標
準的な四色分離法における黄用印刷版のための青
フイルターを使用する露光時間より、非常に短
い。この発明の緑用印刷版を製作するための青フ
イルターを使用する露光時間は、典型的には、こ
の発明の緑用印刷版を製作するための赤フイルタ
ーを使用する露光時間の約10%未満で、通常満足
できる値は、この緑用印刷版の製作のための赤フ
イルターを使用する全露光時間の約4%である。
赤フイルターおよび緑フイルターの使用による
露光のため、コンタクトスクリーンが、通常のよ
うにフイルムの前の回転させられた異なる二個の
位置に置かれる。私は、それぞれ青フイルターを
使用する二回目の露光に際しては、このようなス
クリーンを使用しなくても良いことを見出した。
露光のため、コンタクトスクリーンが、通常のよ
うにフイルムの前の回転させられた異なる二個の
位置に置かれる。私は、それぞれ青フイルターを
使用する二回目の露光に際しては、このようなス
クリーンを使用しなくても良いことを見出した。
印刷に使用する着色剤は、半透明、透明または
半不透明の緑、赤または青のインキである。
半不透明の緑、赤または青のインキである。
考慮されるべき重要な点は、本発明の方法が従
来からの四色のプロセスインキ、すなわちマゼン
タ、シアン、黄および黒を使用していないことで
ある。真の色のインキ(例えば暖かい赤あるいは
真の緑)を使用するという上記のような概念は、
印刷工業技術の当業者に発生しておらず、その理
由は、これらの専門家がマゼンタ、シアン、黄お
よび黒という専門用語で考えることに馴れてしま
つているからである。
来からの四色のプロセスインキ、すなわちマゼン
タ、シアン、黄および黒を使用していないことで
ある。真の色のインキ(例えば暖かい赤あるいは
真の緑)を使用するという上記のような概念は、
印刷工業技術の当業者に発生しておらず、その理
由は、これらの専門家がマゼンタ、シアン、黄お
よび黒という専門用語で考えることに馴れてしま
つているからである。
本発明の方法と従来の四色分離法における黒用
印刷版の製作との間に、他の一つの違いを引出す
ことができる。この明細書中において、黒用の印
刷版が、典型的には、赤、緑および青のフイルタ
ー類のそれぞれを同時に通す多重露光により製作
されることがすでに指摘された。しかしこのよう
な従来の多重露光技術の目的は、光のない箇所、
すなわち黒あるいは暗い陰の部分のみを印刷する
ために、一つのフイルムを得て、このフイルムか
ら印刷版を製作することである。このような従来
法の黒用印刷版の製作とこの発明の二つのフイル
ター使用技術との間には、この発明の技術に使用
される二枚のフイルターが、黒でもなく、四色分
離法で使用される色でもない真の色を選び出すよ
うに慎重に選択されている、という非常に大きな
違いがある。
印刷版の製作との間に、他の一つの違いを引出す
ことができる。この明細書中において、黒用の印
刷版が、典型的には、赤、緑および青のフイルタ
ー類のそれぞれを同時に通す多重露光により製作
されることがすでに指摘された。しかしこのよう
な従来の多重露光技術の目的は、光のない箇所、
すなわち黒あるいは暗い陰の部分のみを印刷する
ために、一つのフイルムを得て、このフイルムか
ら印刷版を製作することである。このような従来
法の黒用印刷版の製作とこの発明の二つのフイル
ター使用技術との間には、この発明の技術に使用
される二枚のフイルターが、黒でもなく、四色分
離法で使用される色でもない真の色を選び出すよ
うに慎重に選択されている、という非常に大きな
違いがある。
この発明に関連ある先行文献の一般的調査に
は、次のものが含まれる。
は、次のものが含まれる。
米国特許3253917;1966年5月フリン氏に、
米国特許611457;1898年9月マクドノー氏に、
米国特許930689;1909年8月ラインベルグ氏
に、 米国特許3376133;1968年4月ロートマン氏に、 「二色印刷における多色効果」デユポン社雑
誌、1968年9−10月号: (“Multicolor Effects on Two Color
Presses”Dupont Magazine,Sept.−Oct.,
1968,Vol.62,No.5,E.I.Dupont de Nemours,
Wilmington,Delaware.) リソグラフ者用の手引、第1巻、1958年1月、
ウオルトウイン出版社、 (The Lithographers Manual,Vol.1,
Jan.1958,Waltwin Publishing Co.,New
York36,TR940S6 1958c−4;pages6:10;
6:11;7:29;7:39;7:40;7:41.) 上記の「リソグラフ者用の手引」には、従来の
四色分離法および黒マスクやこれに類似のものの
ための多数個フイルター使用技術が記載されてい
るが、青フイルターによる補足的な露光を含む多
フイルター技術を使用して、プロセスカラーでは
ない二種の真の色で印刷するための整合性のある
二枚の印刷版を製作することを目的とした本発明
の手順については、開示もしていないし、示唆も
していない。
に、 米国特許3376133;1968年4月ロートマン氏に、 「二色印刷における多色効果」デユポン社雑
誌、1968年9−10月号: (“Multicolor Effects on Two Color
Presses”Dupont Magazine,Sept.−Oct.,
1968,Vol.62,No.5,E.I.Dupont de Nemours,
Wilmington,Delaware.) リソグラフ者用の手引、第1巻、1958年1月、
ウオルトウイン出版社、 (The Lithographers Manual,Vol.1,
Jan.1958,Waltwin Publishing Co.,New
York36,TR940S6 1958c−4;pages6:10;
6:11;7:29;7:39;7:40;7:41.) 上記の「リソグラフ者用の手引」には、従来の
四色分離法および黒マスクやこれに類似のものの
ための多数個フイルター使用技術が記載されてい
るが、青フイルターによる補足的な露光を含む多
フイルター技術を使用して、プロセスカラーでは
ない二種の真の色で印刷するための整合性のある
二枚の印刷版を製作することを目的とした本発明
の手順については、開示もしていないし、示唆も
していない。
複写工業に関し、複写方法が、光導電性表面を
有する円筒あるいは板の上に静電気的な潜在像を
形成する工程、続いて着色された粉末(以下トナ
ーという)を光導電性表面の潜在像を有する部分
に適用する工程、電気的な引力がトナーを表面の
一部に残留させ、表面の他の部分からはトナーが
除かれる工程、次いでトナーを有する光導電性表
面が紙に接触させられ、この紙がトナーを像とし
て拾い上げる工程を含むことはよく理解されてい
る。着色された複写物のできる複写機が知られて
いる。このような複写機類は、すでに記載した四
色分離法に使用されているのと似た原理、すなわ
ち原画が光導電性表面に毎回異なる色のフイルタ
ーを通して四回順次に露光される原理によつて作
動する。各露光の後には、静電気的像を顕在化さ
せるため、着色されたトナーが光導電性表面に適
用され、シートがそのトナーの色で印刷される。
次いで光導電性表面は、一旦清掃さて、次の色の
フイルターを通して再び露光され、次の色のトナ
ーが適用され、同一のシートがこの色で再び印刷
される。このような操作が四色のすべてについて
繰返される。
有する円筒あるいは板の上に静電気的な潜在像を
形成する工程、続いて着色された粉末(以下トナ
ーという)を光導電性表面の潜在像を有する部分
に適用する工程、電気的な引力がトナーを表面の
一部に残留させ、表面の他の部分からはトナーが
除かれる工程、次いでトナーを有する光導電性表
面が紙に接触させられ、この紙がトナーを像とし
て拾い上げる工程を含むことはよく理解されてい
る。着色された複写物のできる複写機が知られて
いる。このような複写機類は、すでに記載した四
色分離法に使用されているのと似た原理、すなわ
ち原画が光導電性表面に毎回異なる色のフイルタ
ーを通して四回順次に露光される原理によつて作
動する。各露光の後には、静電気的像を顕在化さ
せるため、着色されたトナーが光導電性表面に適
用され、シートがそのトナーの色で印刷される。
次いで光導電性表面は、一旦清掃さて、次の色の
フイルターを通して再び露光され、次の色のトナ
ーが適用され、同一のシートがこの色で再び印刷
される。このような操作が四色のすべてについて
繰返される。
上記原理に従つた各回のシート印刷の前に、光
導電性表面が、一枚ではなく二枚のフイルターを
通して露光されるように仕組むことにより、この
発明の本質が、複写工業に対しても適用可能なこ
とは明白である。
導電性表面が、一枚ではなく二枚のフイルターを
通して露光されるように仕組むことにより、この
発明の本質が、複写工業に対しても適用可能なこ
とは明白である。
ここにおいて第1および第2の記録媒体は露光
前の光導電性表面であり、露光により静電気的像
が形成され第1および第2の印刷版としての役割
を果す。着色剤は着色されたトナーである。通常
二枚の色の異なるフイルターを通し、得られた像
の複合物である一個の静電気的像を作成するた
め、これら二枚のフイルターは、理想的には順次
使用される。次に、この静電気的像が適当な色の
トナーと接触させられ、顕在化された像が紙シー
トの上に印刷される。
前の光導電性表面であり、露光により静電気的像
が形成され第1および第2の印刷版としての役割
を果す。着色剤は着色されたトナーである。通常
二枚の色の異なるフイルターを通し、得られた像
の複合物である一個の静電気的像を作成するた
め、これら二枚のフイルターは、理想的には順次
使用される。次に、この静電気的像が適当な色の
トナーと接触させられ、顕在化された像が紙シー
トの上に印刷される。
このような技術の発展が、広義的な観点から、
二枚のフイルターの使用により“真の色”の印刷
版を製作する方法と表現できることが認識される
であろう。具体的に言えば、本発明の方法の各応
用に際しての共通特徴は、緑フイルターを通して
の露光と、青フイルターを通して本質的に短い露
光とを使用して、一個の“暖かい”赤色用の印刷
版を製作することである。
二枚のフイルターの使用により“真の色”の印刷
版を製作する方法と表現できることが認識される
であろう。具体的に言えば、本発明の方法の各応
用に際しての共通特徴は、緑フイルターを通して
の露光と、青フイルターを通して本質的に短い露
光とを使用して、一個の“暖かい”赤色用の印刷
版を製作することである。
再び強調すれば、原画と光学的像を記録するた
めの(例えばフイルムのような)記録媒体との間
に着色されたフイルターを設置することが、適当
な印刷版を製作するための唯一の方法ではない。
現在購入して使用できる走査機械(スキヤナー)
は、原画を特別な色の光で照射することにより同
一の効果を達成する。特許請求の範囲において
は、“フイルターを通して露光し……を作成する”
等の記述がなされるが、この記述は、物理的なフ
イルターが、原画と光学的像を記録するための記
録媒体との間に設置されることを実際に必要とせ
ず、このフイルターが設置された場合と同一の効
果を達成する技術をも包含することを指向すると
理解されるべきである。
めの(例えばフイルムのような)記録媒体との間
に着色されたフイルターを設置することが、適当
な印刷版を製作するための唯一の方法ではない。
現在購入して使用できる走査機械(スキヤナー)
は、原画を特別な色の光で照射することにより同
一の効果を達成する。特許請求の範囲において
は、“フイルターを通して露光し……を作成する”
等の記述がなされるが、この記述は、物理的なフ
イルターが、原画と光学的像を記録するための記
録媒体との間に設置されることを実際に必要とせ
ず、このフイルターが設置された場合と同一の効
果を達成する技術をも包含することを指向すると
理解されるべきである。
[実施例]
次の材料類およびパラメータは、この実施例に
おいて使用された本発明の方法の代表的応用を示
している。
おいて使用された本発明の方法の代表的応用を示
している。
フイルム パンクロマチツク#2568
光源 脈動キセノンランプ4個、各
1500ワツト、 スクリーン 100線グレイコンタクトスクリ
ーン レンズ絞り F22 フイルター類 フイルターの色 番号 スクリーン角度 赤 23A 105゜ 緑 58 45゜ パナトーンインキ類 (半透明、透明あるいは半不透明のもの) 緑 342C 赤 185C 青
280C(赤−緑の代りに赤−青を印刷するめに使
用される) 露光時間等フイルター 時間 赤 23A 青 47B 22秒 1秒 緑用印刷版製作のため 緑 58 青 47B 48秒 3.5秒 赤用印刷版製作のため (青のフイルター使用による露光はコンタクト
スクリーンを使用しない) 現像時間およびその手順は標準のもので実施さ
れた。取扱い方法は通常フイルムそれ自体に付与
されている。
1500ワツト、 スクリーン 100線グレイコンタクトスクリ
ーン レンズ絞り F22 フイルター類 フイルターの色 番号 スクリーン角度 赤 23A 105゜ 緑 58 45゜ パナトーンインキ類 (半透明、透明あるいは半不透明のもの) 緑 342C 赤 185C 青
280C(赤−緑の代りに赤−青を印刷するめに使
用される) 露光時間等フイルター 時間 赤 23A 青 47B 22秒 1秒 緑用印刷版製作のため 緑 58 青 47B 48秒 3.5秒 赤用印刷版製作のため (青のフイルター使用による露光はコンタクト
スクリーンを使用しない) 現像時間およびその手順は標準のもので実施さ
れた。取扱い方法は通常フイルムそれ自体に付与
されている。
この発明の実施態様の一つが上記に述べられた
が、この分野の経験者にとつて、特許請求の範囲
の欄に記載されるこの発明の本質から離れること
なく、この発明の方法における幾つもの変更ある
いは修正が可能なことは明らかである。
が、この分野の経験者にとつて、特許請求の範囲
の欄に記載されるこの発明の本質から離れること
なく、この発明の方法における幾つもの変更ある
いは修正が可能なことは明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一枚のシート状物の上にそれぞれ異なる色の
着色剤を使用して重ね印刷するための二個の異な
る印刷像を使用し、有色原画の真実性のある再生
像を印刷する方法であつて、 a 有色原画を用意し、 b 1 光学的映像を記録するための第1の記録
媒体上に、緑のフイルターを通して該原画を
露光し、 2 該第1の記録媒体上に、青のフイルターを
通して該原画を再露光し、 上記の手順1)および2)が所望の順序で実施
されることにより第1の印刷版を製作し、 c 3 光学的映像を記録するための第2の記録
媒体上に、赤のフイルターを通して該原画を
露光し、 4 該第2の記録媒体上に、青のフイルターを
通して該原画を再露光し、 上記の手順3)および4)が所望の順序で実施
されることにより第2の印刷版を製作し、 上記の手順b)およびc)は所望の順序で実施
し、 d 重ね印刷される二個の印刷像を受け入れるた
めの一枚のシート状物を用意し、 e 該シート状物に、第1の印刷版を用いてプロ
セスカラーマゼンタとは異なる赤色を印刷し、 f 該シート状物に、第2の印刷版を用いて、第
1の印刷版に用いた赤色とは異なる第2の色を
重ね印刷し、 上記の手順e)およびf)は所望の順序で実施
することを特徴とする色再生法。 2 該第2の色がプロセスカラーでない緑である
特許請求の範囲第1項記載の色再生法。 3 該第2の色がプロセスカラーでない青である
特許請求の範囲第1項記載の色再生法。 4 該第2の色がプロセスカラーでない黒である
特許請求の範囲第1項記載の色再生法。 5 該第1のおよび該第2の記録媒体が露光によ
り生じる静電気的像と複数のトナーとを使用する
画像再生法における光導電性表面である特許請求
の範囲第1項記載の色再生法。 6 該第2の記録媒体が、第1の印刷版用の記録
媒体として用いられその印刷版が一つの色を一つ
の着色トナーによつて該シート状物上に印刷する
ために用いられた後に清掃された光導電性表面で
ある特許請求の範囲第5項記載の色再生法。 7 該第1および第2の記録媒体が2枚の写真フ
イルムであり、且つ着色剤が半透明の着色印刷イ
ンキである特許請求の範囲第1項記載の色再生
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US712659 | 1985-03-18 | ||
US06/712,659 US4554241A (en) | 1984-04-02 | 1985-03-18 | Color reproduction process |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61223746A JPS61223746A (ja) | 1986-10-04 |
JPH0588827B2 true JPH0588827B2 (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=24863013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61057198A Granted JPS61223746A (ja) | 1985-03-18 | 1986-03-17 | 改良された色再生法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4554241A (ja) |
EP (1) | EP0195564B1 (ja) |
JP (1) | JPS61223746A (ja) |
KR (1) | KR940001079B1 (ja) |
CN (1) | CN1006146B (ja) |
AR (1) | AR245035A1 (ja) |
AT (1) | ATE63864T1 (ja) |
AU (1) | AU587400B2 (ja) |
BR (1) | BR8601060A (ja) |
CA (1) | CA1240204A (ja) |
DE (1) | DE3679429D1 (ja) |
ZA (1) | ZA861689B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102021316B1 (ko) * | 2016-07-22 | 2019-09-16 | 라오 정-미엔 | 금속 스크랩 컨베이어의 링크 플레이트 구조 |
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JP4285127B2 (ja) * | 2003-07-30 | 2009-06-24 | セイコーエプソン株式会社 | 減色処理装置及び減色処理方法 |
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1985
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- 1985-06-11 CA CA000483681A patent/CA1240204A/en not_active Expired
- 1985-10-09 AU AU48447/85A patent/AU587400B2/en not_active Ceased
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