JPH0588635B2 - - Google Patents

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JPH0588635B2
JPH0588635B2 JP12979387A JP12979387A JPH0588635B2 JP H0588635 B2 JPH0588635 B2 JP H0588635B2 JP 12979387 A JP12979387 A JP 12979387A JP 12979387 A JP12979387 A JP 12979387A JP H0588635 B2 JPH0588635 B2 JP H0588635B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutter
outer cutter
inner cutter
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force
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12979387A
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English (en)
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JPS63294888A (ja
Inventor
Yasushi Morimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP12979387A priority Critical patent/JPS63294888A/ja
Publication of JPS63294888A publication Critical patent/JPS63294888A/ja
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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転する内刃台に取付けられた内刃
と、これがばね力で押付けられながら摺接する外
刃との間において、せん断作用によりひげを切断
する回転式の電気かみそりに関する。
〔従来の技術〕
従来例を示す第4図中符号1は本体ケースで、
この内部にはモータ2が取付けられている。この
モータ2の回転軸3は本体ケース1の取付け筒部
1aの中心部に突出されている。そして、取付け
筒部1aには外刃体4が着脱自在に螺合して取付
けられている。外刃体4は取付け筒部1aに螺合
されるリング状外刃台5に、この台5の先端開口
を塞いで無数の小孔(図示しない)が設けられた
外刃6を取付けて形成されている。また、回転軸
3にはこれと一体に回転する内刃体7が着脱可能
に嵌合して取付けられている。内刃体7は、回転
軸3に嵌合する内刃台8に複数枚の内刃9を取付
けて形成され、各内刃9は線状のばね10により
夫々外刃6の内面に押付けられている。
そして、従来において内刃9の脚部9aが摺接
するように内刃台8に設けられたガイド孔8a
は、モータ2の回転軸3の軸線Pと平行に形成さ
れているとともに、ばね10による外刃6内面へ
の内刃9の押し付け方向も回転軸3のP方向と平
行に加えられていた。
このような回転式電気かみそりは、外刃6の小
孔に導入されるひげを、外刃6と、これにばね力
で押付けられて摺接しながら内刃台8とともに回
転する内刃9との間において、せん断作用により
切断するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術においては以下の問題点があ
り、その点について第5図を参照して説明する。
この第5図において符号Rは外刃6の半径、fは
ばね10が内刃9を外刃6に押付ける押付け力、
lは外刃6と内刃9との接触長さ、θは接触長さ
lの1/2長さの点Aと外刃6の曲率中心Oとを結
んだ直線と回転軸3の軸線とがなす角度、θ1は外
刃6と内刃9との接触部の内側端Bと外刃6の曲
率中心Oとを結んだ直線と回転軸3の軸線Pとが
なす角度、θ2は外刃6と内刃9との接触部の外側
端Cと外刃6の曲率中心Oとを結んだ直線と回転
軸3の軸線Pとがなす角度である。
外刃6と内刃9とは略線接触であるから、両刃
6,9が接触する各点A〜Cにおいて内刃9を外
刃6に回転軸3の軸線Pと平行に押付ける力は
f/lで表わされる。この押付け力f/lは、外
刃6の法線Z方向の分力ftと、接線方向の分力fr
とに分解できる。このような力の平行四辺形から
明らかなように、両刃6,9が接触する各点A,
B,Cにおける法線Z方向の夫々の分力ftは、 ft=f/lcos θ、ft=f/lcos θ1、 ft=f/lcos θ2で表わされるとともに、両刃6,
9が接触する各点A,B,Cにおける遠心方向の
夫々の分力frは、fr=f/lsin θ、 fr=f/lsin θ1、fr=f/lsin θ2で表わされる。
ところで、ひげの切断性能に影響する有効な刃
圧は法線Z方向の分力ftであるが、これは第5図
に示されるように上記角度がθ1からθ、さらにθ2
と大きくなるにつれて減少する。すなわち、外刃
6の中心側から外周部側に行くにつれて刃圧は
cos曲線に従つて低下する。
このような刃圧のアンバランスがあることによ
つて、従来の構成では外刃6の外周部側程切れ味
が低下するという問題があるとともに、両刃6,
9の摩耗が外刃6の外周部側よりも中央部側程早
く進行するから、この偏摩耗によつて両刃6,9
の寿命も低下するという問題があつた。
その上、上記接線方向の分力frのすべてが回転
軸3の軸線P側に向いているから、内刃9全体が
軸線P側に向かう力を受ける。このため、外刃6
と内刃9の刃先との曲率半径を同じにしたとして
も、外刃6と内刃9との密着度(刃圧)が低下し
て、切れ味を低下させるという問題があつた。
したがつて本発明の目的は、刃圧むらおよび刃
圧の低下を小さくして切れ味を向上できるととも
に、刃の寿命も向上できる回転式電気かみそりを
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明は、回転す
る内刃台にばねを介して取付けた内刃を上記ばね
の力で外刃の内面に押付け、この押付け力の方向
を、上記内刃と上記外刃との接触長さの略1/2長
さ位置の接触点における上記外刃の法線の方向と
一致させたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の作用を第1図を参照して説明する。な
お、第1図中の各符号はいずれも第5図に図示し
た符号と同じであり、繰返せばRは外刃6の半
径、fはばね10が内刃9を外刃6に押付ける押
付け力、lは外刃6と内刃9との接触長さ、θは
接触長さlの1/2長さの点Aと外刃6の曲率中心
Oとを結んだ直線と回転軸3の軸線Pとがなす角
度、θ1は外刃6と内刃9との接触部の内側端Bと
外刃6の曲率中心Oとを結んだ直線と回転軸3の
軸線Pとがなす角度、θ2は外刃6と内刃9との接
触部の外側端Cと外刃6の曲率中心Oとを結んだ
直線と回転軸3の軸線Pとがなす角度である。
略線接触した外刃6と内刃9とが接触する各点
A〜Cにおいて内刃9を回転軸の軸線に対して斜
め方向から外刃6に押付ける力はf/lで表わさ
れる。そして、このf/lは、外刃6の法線Z方
向の分力ftと、接線方向の分力frとに分解でき、
内刃9の回転軸の軸線に対して斜め方向から外刃
6に押付けていることにより、法線方向の分力ft
は、ft=f/lcos(X−θ)の式で代表的に表わ
され、かつ接線方向の分力frは、 ft=f/lsin(X−θ)の式で代表的に表わすこと
ができる。なお、上記各式において符号Xは外刃
6と内刃9との各接触点と回転軸3の軸線とがな
す角度であつて、第1図には図示されない。した
がつて、両刃6,9の接触点Aにおける法線Z方
向の分力ftは、ft=f/l、接触点Bにおける法
線方向の分力ftは、 ft=f/lcos(θ−θ1)、接触点Cにおける法線方
向の分力ftは、ft=f/lcos(θ2−θ)で夫々表わ
される。これとともに、両刃6,9の接触点Aに
おける遠心方向の分力frは、 fr=sin θで表わされる。なお、この場合sin θ
は0であるからfr=0である。そして接触点Bに
おける遠心方向の分力frは、 fr=f/lsin(θ−θ1)、また、接触点Cにおける
遠心方向の分力frは、 fr=f/lsin(θ2−θ)で表わされる。
そして、ひげの切断性能に影響する有効な刃圧
は法線Z方向の分力ftであるが、これは上記f/
lcos(X−θ)の式から明らかなように、角度θ
の分だけcos角度の項を大きくできるから、それ
によつて有効な刃圧を大きくできる。さらに、接
触点B,Cでの分力frは最大であるが、分力frは
接触点Aを中心にして増加するため、従来に比較
して分力frの変化が小さくなつて刃圧のむらを小
さくできる。これとともに、両刃6,9の接触長
さlの両端、つまり接触点B,Cの接触方向の分
力frは互いに向かいあつて打ち消し合う。これに
より、内刃9が軸線P側に移動されることが防止
されるので、曲率半径が同じ両刃6,9の密着度
が低下することもなくなる。
すなわち、以上のようにして刃圧むらおよび刃
圧の低下小さくできるから、外刃6の全体にわた
つて均一な切れ味を得られるとともに、その切れ
味を向上できる。
しかも、既述のように刃圧のむらを少なくでき
ることにより、刃の偏摩耗が少なくなつて両刃
6,9の寿命をのばすことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第2図を参照して説
明するに、第4図を参照して説明した従来例と同
様な構成については、同じ符号を付してその説明
を省略するとともに、異なる構成部分について以
下説明する。
内刃9が取付けられる内刃台8に設けられたガ
イド孔8bは、モータ3の回転軸3の軸線Pに対
して平行ではなく、傾斜して形成されている。こ
れとともに、これらガイド孔8bに摺接する内刃
9の脚部9bも、モータ3の回転軸3の軸線Pに
対して平行ではなく、傾斜して形成されている。
そして、ガイド孔8bおよび脚部9bの傾き方向
は、内刃9と外刃6との接触長さlの略1/2の長
さの点Aにおける外刃6上の法線Zの方向と一致
されている。
すなわち、このような簡単な構造により、ばね
10の押圧力Fがモータ3の回転軸3の軸線に対
して平行であるにも拘らず、ばね10による外刃
6への実際の内刃押し付け力fの方向を、内刃9
と外刃6との接触長さlの略1/2の長さ位置の接
触点Aにおける外刃6の法線Zの方向に確実に一
致させることができる。なお、この実施例におい
て、ばね10の押圧力Fの方向を押付け力fの方
向に一致させてもよく、また、その場合にはガイ
ド孔8bをモータ3の回転軸3の軸線Pに対して
平行にして向けても差支えない。
そして、以上のように内刃9と外刃6との接触
長さlの略1/2の長さ位置の接触点Aにおける外
刃6の法線Zの方向と、ばね10による内刃9の
外刃6への押付け力fの方向とを一致させたこと
により、各接触点における押付け力fの法線方向
の分力ft(第1図参照)を大きく確保でき、それ
によつて有効な刃圧を大きくできる。
さらに、接触長さlの両端における接線方向の
分力fr(第1図参照)は最大となるが、これらの
分力frは軸線P側の接触点Bから外刃6の外周部
側の接触点Cに向けて徐々に増加するものではな
く、第1図に示すように接触点Aを中心にして増
加するため、従来に比較して分力frの変化が半分
以下に小さくなつて刃圧のむらを小さくできる。
これとともに、両刃6,9の偏摩耗が少なくなつ
て両刃6,9の寿命をのばすことができる。
しかも、両刃6,9の接触長さlの両端におけ
る接線方向の分力frは第1図に示すように互いに
向かいあつて打ち消し合う。これにより、内刃9
が軸線P側に移動されることが防止されるので、
曲率半径が同じ両刃6,9の密着度が低下するこ
とも防止できる。
以上のようにして刃圧むらおよび刃圧の低下を
小さくできるから、外刃6の全体にわたつて均一
な切れ味を得られるとともに、その切れ味を向上
できる。
次に、第3図に示す本発明の他の実施例を説明
するに上記一実施例とは異なる部分についてのみ
説明する。
この他の実施例においては、内刃9が複数の分
割刃9A,9Bを一組として形成されている。そ
して、これら分割刃9A,9Bと外刃6との夫々
の接触長さlの略1/2の長さ位置の接触点におけ
る外刃6の法線Zの方向と、各分割刃9A,9B
ごとに夫々設けられたばね10による外刃6への
押し付け力fの方向とは、一致されている。さら
に、組をなす分割刃9A,9Bは互いに平行に設
けられるとともに、その合さつた回転軌跡は、第
3図中Yの直径を有して形成された外刃6の有効
刃面域と一致されている。
この実施例においても本発明の所期の目的を達
成できるとともに、内刃を分割刃9A,9Bで形
成して、各刃9A,9Bと外刃6との接触長さを
短くしたから、上記作用の項で既述した式 ft=f/lcos(X−θ)の式における(X−θ)
の値を小さくしたのと同様な効果を得ることがで
きる。
〔発明の効果〕
上記特許請求の範囲に記載の構成を要旨とする
本発明によれば、回転する内刃台にばねを介して
取付けた内刃を上記ばねの力で外刃の内面に押付
け、この押付け力の方向を、上記内刃と上記外刃
との接触長さの略1/2長さ位置の接触点における
上記外刃の法線の方向と一致させたことによつ
て、刃圧むらおよび刃圧の低下を少なくして切れ
味を向上できるとともに、刃の寿命も向上できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内刃と外刃との接触部におけ
る力の関係を示す図、第2図は本発明の一実施例
を示す断面図、第3図は本発明の他の実施例を示
す断面図である。第4図および第5図は従来例を
示し、第4図は断面図、第5図は第4図に示した
電気かみそりの内刃と外刃との接触部における力
の関係を示した図である。 8……内刃台、10……ばね、9……内刃、6
……外刃、l……接触長さ、Z……法線、9a…
…脚部、8b……ガイド孔、9A,9B……分割
刃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転する内刃台にばねを介して取付けた内刃
    を上記ばねの力で外刃の内面に押付け、この押付
    け力の方向を、上記内刃と上記外刃との接触長さ
    の略1/2長さ位置の点における上記外刃の法線の
    方向と一致させたことを特徴とする回転式電気か
    みそり。 2 上記内刃の脚部が摺接する上記内刃台のガイ
    ド孔が、上記法線の方向と一致して傾斜されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の回転式電気かみそり。 3 上記内刃が複数の分割刃を一組として形成さ
    れているとともに、これら分割刃の回転軌跡が上
    記外刃の有効刃面域と一致されていることを特徴
    とする上記特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載の回転式電気かみそり。
JP12979387A 1987-05-28 1987-05-28 回転式電気かみそり Granted JPS63294888A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12979387A JPS63294888A (ja) 1987-05-28 1987-05-28 回転式電気かみそり

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JP12979387A JPS63294888A (ja) 1987-05-28 1987-05-28 回転式電気かみそり

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JPS63294888A JPS63294888A (ja) 1988-12-01
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