JPH058860A - セラミツクス板用搬送装置 - Google Patents
セラミツクス板用搬送装置Info
- Publication number
- JPH058860A JPH058860A JP16152391A JP16152391A JPH058860A JP H058860 A JPH058860 A JP H058860A JP 16152391 A JP16152391 A JP 16152391A JP 16152391 A JP16152391 A JP 16152391A JP H058860 A JPH058860 A JP H058860A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramics
- ceramic
- sheets
- ceramic plates
- stacked
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数枚のセラミックス板を重ね合わせ状態で
搬送する際に生じるセラミックス板の損傷を防止しつ
つ、搬送の安定を確保する。 【構成】 本発明にかかるセラミックス板用搬送装置1
は、多数枚のセラミックス板Sが重ね合わせ状態で収納
され、かつ、収納されたセラミックス板Sの上側半部が
揃って露出する収納ケース2と、この収納ケース2から
露出したセラミックス板Sの最も上側に位置する一側面
部S0同士を揃って真空吸着したうえ、これらのセラミ
ックス板Sを重ね合わせ状態のまま保持して搬送する保
持搬送具3とを備えている。
搬送する際に生じるセラミックス板の損傷を防止しつ
つ、搬送の安定を確保する。 【構成】 本発明にかかるセラミックス板用搬送装置1
は、多数枚のセラミックス板Sが重ね合わせ状態で収納
され、かつ、収納されたセラミックス板Sの上側半部が
揃って露出する収納ケース2と、この収納ケース2から
露出したセラミックス板Sの最も上側に位置する一側面
部S0同士を揃って真空吸着したうえ、これらのセラミ
ックス板Sを重ね合わせ状態のまま保持して搬送する保
持搬送具3とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数枚のセラミックス
板を搬送する際に用いられるセラミックス板用搬送装置
に関する。
板を搬送する際に用いられるセラミックス板用搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、セラミックスコンデンサなど
を製作する際に必要となるセラミックス板の搬送にあた
っては、図3で示すセラミックス板用搬送装置の要部の
みの断面図のように、表裏方向に沿って重ね合わされて
水平状に載置された多数枚のセラミックス板Sをいわゆ
るチャックハンド10によって両端側から機械的に挟み
込んで押圧し、この押圧によって柱状に一体化された多
数枚のセラミックス板Sを保持しながら搬送するチャッ
ク方式が採用されている。
を製作する際に必要となるセラミックス板の搬送にあた
っては、図3で示すセラミックス板用搬送装置の要部の
みの断面図のように、表裏方向に沿って重ね合わされて
水平状に載置された多数枚のセラミックス板Sをいわゆ
るチャックハンド10によって両端側から機械的に挟み
込んで押圧し、この押圧によって柱状に一体化された多
数枚のセラミックス板Sを保持しながら搬送するチャッ
ク方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のチャック方式によるセラミックス板Sの搬送では、
チャックハンド10の押圧に伴う過大な力がセラミック
ス板Sに加わってセラミックス板Sに割れや欠けなどの
損傷が生じることがある他、多数枚のセラミックス板S
からなる柱状の長手方向に沿う中央部付近が自重によっ
て撓むこともあり、搬送の不安定化を招いてしまうこと
になっていた。また、これらのセラミックス板Sを保持
しながら上下及び水平方向に沿って移動するチャックハ
ンド10の動作に伴うショックが加わることによって1
〜2枚のセラミックス板Sが脱落することもあり、この
ようになると、すべてのセラミックス板Sが落下すると
いう大変な不都合が生じてしまう。
来のチャック方式によるセラミックス板Sの搬送では、
チャックハンド10の押圧に伴う過大な力がセラミック
ス板Sに加わってセラミックス板Sに割れや欠けなどの
損傷が生じることがある他、多数枚のセラミックス板S
からなる柱状の長手方向に沿う中央部付近が自重によっ
て撓むこともあり、搬送の不安定化を招いてしまうこと
になっていた。また、これらのセラミックス板Sを保持
しながら上下及び水平方向に沿って移動するチャックハ
ンド10の動作に伴うショックが加わることによって1
〜2枚のセラミックス板Sが脱落することもあり、この
ようになると、すべてのセラミックス板Sが落下すると
いう大変な不都合が生じてしまう。
【0004】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、重ね合わされた多数枚のセラミッ
クス板を何らの不都合なく一括的に搬送することができ
るセラミックス板用搬送装置の提供を目的としている。
されたものであって、重ね合わされた多数枚のセラミッ
クス板を何らの不都合なく一括的に搬送することができ
るセラミックス板用搬送装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるセラミッ
クス板用搬送装置は、このような目的を達成するため
に、多数枚のセラミックス板が重ね合わせ状態で収納さ
れ、かつ、収納されたセラミックス板の上側半部が揃っ
て露出する収納ケースと、この収納ケースから露出した
セラミックス板の最も上側に位置する一側面部同士を揃
って真空吸着したうえ、これらのセラミックス板を重ね
合わせ状態のまま保持して搬送する保持搬送具とを備え
ていることを特徴とするものである。
クス板用搬送装置は、このような目的を達成するため
に、多数枚のセラミックス板が重ね合わせ状態で収納さ
れ、かつ、収納されたセラミックス板の上側半部が揃っ
て露出する収納ケースと、この収納ケースから露出した
セラミックス板の最も上側に位置する一側面部同士を揃
って真空吸着したうえ、これらのセラミックス板を重ね
合わせ状態のまま保持して搬送する保持搬送具とを備え
ていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、重ね合わされた多数枚のセ
ラミックス板が押圧ではなく真空吸着によって保持され
るのであるから、これらのセラミックス板に対して押圧
に伴う過大な力が加わることはなくなる。また、多数枚
のセラミックス板が一体として保持されるのではなく、
セラミックス板の1枚ごとが真空吸着によって保持され
ているのであるから、重ね合わされて柱状となったセラ
ミックス板の長手方向に沿う中央部付近が自重によって
撓んだり、脱落することがなくなる。
ラミックス板が押圧ではなく真空吸着によって保持され
るのであるから、これらのセラミックス板に対して押圧
に伴う過大な力が加わることはなくなる。また、多数枚
のセラミックス板が一体として保持されるのではなく、
セラミックス板の1枚ごとが真空吸着によって保持され
ているのであるから、重ね合わされて柱状となったセラ
ミックス板の長手方向に沿う中央部付近が自重によって
撓んだり、脱落することがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0008】図1は本実施例にかかるセラミックス板用
搬送装置の要部のみの概略構成を示す縦断面図、図2は
図1のA−A線に沿う横断面図であり、これらの図にお
ける符号1はセラミックス板用搬送装置である。
搬送装置の要部のみの概略構成を示す縦断面図、図2は
図1のA−A線に沿う横断面図であり、これらの図にお
ける符号1はセラミックス板用搬送装置である。
【0009】本実施例にかかるセラミックス板用搬送装
置1を用いるセラミックス板Sの搬送は吸着方式ともい
うべきものであり、このセラミックス板用搬送装置1
は、多数枚のセラミックス板Sを重ね合わせ状態で収納
する収納ケース2と、これらのセラミックス板Sを重ね
合わせ状態のままで保持して搬送する保持搬送具3とを
備えている。そして、この収納ケース2には、表裏方向
に沿う密着状に重ね合わされた円形状のセラミックス板
Sの多数枚を水平状に載置した状態で収納する収納溝4
が形成されており、この収納溝4内面の横断面形状は収
納すべきセラミックス板Sの外径に対応し、かつ、これ
らの上側半部が揃って露出する程度の深さのV字形とし
て設定されている。
置1を用いるセラミックス板Sの搬送は吸着方式ともい
うべきものであり、このセラミックス板用搬送装置1
は、多数枚のセラミックス板Sを重ね合わせ状態で収納
する収納ケース2と、これらのセラミックス板Sを重ね
合わせ状態のままで保持して搬送する保持搬送具3とを
備えている。そして、この収納ケース2には、表裏方向
に沿う密着状に重ね合わされた円形状のセラミックス板
Sの多数枚を水平状に載置した状態で収納する収納溝4
が形成されており、この収納溝4内面の横断面形状は収
納すべきセラミックス板Sの外径に対応し、かつ、これ
らの上側半部が揃って露出する程度の深さのV字形とし
て設定されている。
【0010】一方、この収納ケース2の上側位置には、
上下及び水平方向に沿って移動する構成とされた保持搬
送具3が設けられており、この保持搬送具3は真空源
(図示していない)に連通接続された吸着箱5を備えて
いる。そして、この吸着箱5の下面には、重ね合わされ
た多数枚のセラミックス板Sの全長と等しい長さとさ
れ、かつ、所定の細幅とされた開口6が形成されてい
る。また、この開口6の外側周囲にはゴムなどからなる
弾性シール部材7が開口6を取り囲むようにして取り付
けられる一方、この開口6の長手方向に沿う両側位置そ
れぞれには下降動作に伴って収納ケース2の長手方向に
沿う両端側上面2aと当接することになるガイド部材8
が配設されている。なお、ガイド部材8それぞれの高さ
は、その下面が収納ケース2の上面に当接し得ない程度
に短く設定されていてもよい。
上下及び水平方向に沿って移動する構成とされた保持搬
送具3が設けられており、この保持搬送具3は真空源
(図示していない)に連通接続された吸着箱5を備えて
いる。そして、この吸着箱5の下面には、重ね合わされ
た多数枚のセラミックス板Sの全長と等しい長さとさ
れ、かつ、所定の細幅とされた開口6が形成されてい
る。また、この開口6の外側周囲にはゴムなどからなる
弾性シール部材7が開口6を取り囲むようにして取り付
けられる一方、この開口6の長手方向に沿う両側位置そ
れぞれには下降動作に伴って収納ケース2の長手方向に
沿う両端側上面2aと当接することになるガイド部材8
が配設されている。なお、ガイド部材8それぞれの高さ
は、その下面が収納ケース2の上面に当接し得ない程度
に短く設定されていてもよい。
【0011】つぎに、本実施例にかかるセラミックス板
用搬送装置1の動作及び作用について説明する。
用搬送装置1の動作及び作用について説明する。
【0012】まず、保持搬送具3を下降動作させること
により、収納ケース2に収納されて露出したセラミック
ス板Sの最も上側に位置する一側面部S0同士に対して
吸着箱5の開口6を取り囲む弾性シール部材7を当てつ
ける。その後、真空源を駆動させると、吸着箱5の内部
が真空状態となる結果、多数枚のセラミックス板Sは重
ね合わせ状態のまま吸着箱5によって真空吸着されるこ
とになる。そこで、保持搬送具3を上昇動作させると、
これらのセラミックス板Sは収納ケース2から取り出さ
れることになり、この保持搬送具3の水平及び上下方向
に沿う移動に従って多数枚のセラミックス板Sが一括的
に搬送されていくことになる。
により、収納ケース2に収納されて露出したセラミック
ス板Sの最も上側に位置する一側面部S0同士に対して
吸着箱5の開口6を取り囲む弾性シール部材7を当てつ
ける。その後、真空源を駆動させると、吸着箱5の内部
が真空状態となる結果、多数枚のセラミックス板Sは重
ね合わせ状態のまま吸着箱5によって真空吸着されるこ
とになる。そこで、保持搬送具3を上昇動作させると、
これらのセラミックス板Sは収納ケース2から取り出さ
れることになり、この保持搬送具3の水平及び上下方向
に沿う移動に従って多数枚のセラミックス板Sが一括的
に搬送されていくことになる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるセ
ラミックス板用搬送装置によれば、重ね合わされた多数
枚のセラミックス板が押圧ではなく真空吸着によって保
持されるのであるから、これらのセラミックス板に対し
て押圧に伴う過大な力が加わることはなくなり、セラミ
ックス板に割れや欠けなどの損傷が生じることを容易に
防止することができる。また、多数枚のセラミックス板
が一体として保持されるのではなく、セラミックス板の
1枚ごとが真空吸着によって保持されているのであるか
ら、重ね合わされて柱状となったセラミックス板の長手
方向に沿う中央部付近が自重によって撓んだり、脱落す
ることがなくなる結果、搬送の安定を確保することがで
きるという効果が得られる。
ラミックス板用搬送装置によれば、重ね合わされた多数
枚のセラミックス板が押圧ではなく真空吸着によって保
持されるのであるから、これらのセラミックス板に対し
て押圧に伴う過大な力が加わることはなくなり、セラミ
ックス板に割れや欠けなどの損傷が生じることを容易に
防止することができる。また、多数枚のセラミックス板
が一体として保持されるのではなく、セラミックス板の
1枚ごとが真空吸着によって保持されているのであるか
ら、重ね合わされて柱状となったセラミックス板の長手
方向に沿う中央部付近が自重によって撓んだり、脱落す
ることがなくなる結果、搬送の安定を確保することがで
きるという効果が得られる。
【図1】本実施例にかかるセラミックス板用搬送装置の
要部のみの概略構成を示す断面図である。
要部のみの概略構成を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う横断面図である。
【図3】従来例にかかるセラミックス板用搬送装置の要
部のみの概略構成を示す断面図である。
部のみの概略構成を示す断面図である。
1 セラミックス板用搬送装置 2 収納ケース 3 保持搬送具 S セラミックス板 S0 一側面部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数枚のセラミックス板(S)が重ね合
わせ状態で収納され、かつ、収納されたセラミックス板
(S)の上側半部が揃って露出する収納ケース(2)
と、この収納ケース(2)から露出したセラミックス板
(S)の最も上側に位置する一側面部(S0)同士を揃
って真空吸着したうえ、これらのセラミックス板(S)
を重ね合わせ状態のまま保持して搬送する保持搬送具
(3)とを備えていることを特徴とするセラミックス板
用搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16152391A JPH058860A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | セラミツクス板用搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16152391A JPH058860A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | セラミツクス板用搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058860A true JPH058860A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15736705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16152391A Pending JPH058860A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | セラミツクス板用搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058860A (ja) |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16152391A patent/JPH058860A/ja active Pending
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