JPH0588538B2 - - Google Patents
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- JPH0588538B2 JPH0588538B2 JP60188453A JP18845385A JPH0588538B2 JP H0588538 B2 JPH0588538 B2 JP H0588538B2 JP 60188453 A JP60188453 A JP 60188453A JP 18845385 A JP18845385 A JP 18845385A JP H0588538 B2 JPH0588538 B2 JP H0588538B2
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- conductive film
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- film
- semiconductor
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Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、MOSデバイスあるいはMOSデバイ
ス上に積層したデバイスのような半導体基板上に
電極や配線等の半導体金属を形成する時に電子に
よるダメージの生じないようにした半導体製造方
法に関する。
ス上に積層したデバイスのような半導体基板上に
電極や配線等の半導体金属を形成する時に電子に
よるダメージの生じないようにした半導体製造方
法に関する。
[従来の技術]
従来、MOS型単体の上にデバイスの電極、配
線等の金属半導体を形成するには、一般にスパツ
タ加工(スパツタリング)により行つていた。
線等の金属半導体を形成するには、一般にスパツ
タ加工(スパツタリング)により行つていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、この種の従来の半導体製造方法
ではMOSデバイスの基板はアース側に設置され
ていたが、高速製膜のために印加電圧を上げてデ
ポジツトすると、急激なチヤージアツプにより
MOSデバイスの絶縁破壊(静電破壊)が発生し
た。これは、MOSダイオードのC−V特性の異
常、閾値電圧Vthのばらつきとなつて現れる。こ
のため、MOSデバイスの回路が正常に動作しな
くなるという無視ではない問題点があつた。
ではMOSデバイスの基板はアース側に設置され
ていたが、高速製膜のために印加電圧を上げてデ
ポジツトすると、急激なチヤージアツプにより
MOSデバイスの絶縁破壊(静電破壊)が発生し
た。これは、MOSダイオードのC−V特性の異
常、閾値電圧Vthのばらつきとなつて現れる。こ
のため、MOSデバイスの回路が正常に動作しな
くなるという無視ではない問題点があつた。
本発明は、上述の問題点に鑑み、閾値電圧Vth
のばらつきが小さく、C−V特性も正常であり、
MOSデバイス等の半導体デバイスの回路も正常
に動作する高速製膜可能な半導体製造方法を提供
することを目的とする。
のばらつきが小さく、C−V特性も正常であり、
MOSデバイス等の半導体デバイスの回路も正常
に動作する高速製膜可能な半導体製造方法を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本目的を達成するため、本発明は、アース側に
設置した半導体基板に対してスパツタにより導電
膜を形成する半導体製造方法において、初期段階
では絶縁破壊を引き起さない程度の低電力で導電
膜の成膜を行い、導電膜を介して半導体基板をア
ース側とが導通状態となつた時点で、高電力で導
電膜の成膜を行うことを特徴とする。
設置した半導体基板に対してスパツタにより導電
膜を形成する半導体製造方法において、初期段階
では絶縁破壊を引き起さない程度の低電力で導電
膜の成膜を行い、導電膜を介して半導体基板をア
ース側とが導通状態となつた時点で、高電力で導
電膜の成膜を行うことを特徴とする。
[作用]
本発明では、初期の導電膜形成の印加電圧(パ
ワー)を絶縁破壊を引き起さない程度の低パワー
で行い、基板のウエハとアースが形成された導電
膜により導通状態となり、十分にチヤージを逃が
し得る状態となつた時点で、従来通りの高パワー
でスパツタデポジツトを行うようにしたので、製
膜中の半導体デバイスのチヤージを十分に逃がす
ことができて、半導体デバイスの静電破壊が阻止
でき、これにより閾値電圧Vthのばらつきによる
種々の問題点を解消することができる。
ワー)を絶縁破壊を引き起さない程度の低パワー
で行い、基板のウエハとアースが形成された導電
膜により導通状態となり、十分にチヤージを逃が
し得る状態となつた時点で、従来通りの高パワー
でスパツタデポジツトを行うようにしたので、製
膜中の半導体デバイスのチヤージを十分に逃がす
ことができて、半導体デバイスの静電破壊が阻止
でき、これにより閾値電圧Vthのばらつきによる
種々の問題点を解消することができる。
[実施例]
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明半導体製造方法を実施したスパ
ツタ装置の構成例を示す。本図において、1はア
ース側に設置したMOSデバイスの基板である。
2はこの基板1を所定位置に保持する導電性のホ
ルダであり、アースに接続している。3は基板1
の真下に配設されたターゲツトであり、基板1に
つける電極・配線材料のAlやITO(酸化インジウ
ムと酸化錫の複合酸化物)等の平板部材である。
ターゲツト3はアノード電極4上に載置され、ア
ノード電極4を介して低パワーおよび高パワーの
電界を与えられる。
ツタ装置の構成例を示す。本図において、1はア
ース側に設置したMOSデバイスの基板である。
2はこの基板1を所定位置に保持する導電性のホ
ルダであり、アースに接続している。3は基板1
の真下に配設されたターゲツトであり、基板1に
つける電極・配線材料のAlやITO(酸化インジウ
ムと酸化錫の複合酸化物)等の平板部材である。
ターゲツト3はアノード電極4上に載置され、ア
ノード電極4を介して低パワーおよび高パワーの
電界を与えられる。
また、5はターゲツト3からたたき出された金
属原子の飛翔方向を基板1上の目的位置に向うよ
うに規制するガイドカバーである。6は真空チヤ
ンバであり、上述の構成部材1〜5を内包してい
る。
属原子の飛翔方向を基板1上の目的位置に向うよ
うに規制するガイドカバーである。6は真空チヤ
ンバであり、上述の構成部材1〜5を内包してい
る。
以上の構成において、基板1をホルダ2に設置
した後、真空チヤンバ6内を真空ポンプ(不図
示)により真空状態にし、不活性ガスとして例え
ばアルゴンガスを真空チヤンバ6内に導入する。
した後、真空チヤンバ6内を真空ポンプ(不図
示)により真空状態にし、不活性ガスとして例え
ばアルゴンガスを真空チヤンバ6内に導入する。
次に、0.03Torrの下で、絶縁破壊を引き起さ
ない程度の極めて低いパワー(例えば、0.6w/
cm2以下)で、スパツタデポジツトを行い成膜す
る。このとき、アルゴンイオンによりたたき出さ
れたターゲツト3の原子が基板1の表面に付着
し、薄い導電膜が形成され、これにより閾値電圧
Vthが高くなる。
ない程度の極めて低いパワー(例えば、0.6w/
cm2以下)で、スパツタデポジツトを行い成膜す
る。このとき、アルゴンイオンによりたたき出さ
れたターゲツト3の原子が基板1の表面に付着
し、薄い導電膜が形成され、これにより閾値電圧
Vthが高くなる。
その後、基板1のウエハとアースとが基板1上
に形成された薄い導電膜(例えば、100Åの厚さ)
およびホルダ2を介して導通状態となり、十分に
チヤージを逃がし得る状態になつた時点で、従来
通りの高パワー(例えば、4W/cm2:−700V:
0.01Torr)で、速やかにスパツタデポジツトを
行う。このとき、アルゴンガスから分れた大量の
電子は基板1側に向うが、基板1の表面の導電膜
およびホルダ2を介してアース側に完全に逃げる
ので電子によるダメージは生じない。
に形成された薄い導電膜(例えば、100Åの厚さ)
およびホルダ2を介して導通状態となり、十分に
チヤージを逃がし得る状態になつた時点で、従来
通りの高パワー(例えば、4W/cm2:−700V:
0.01Torr)で、速やかにスパツタデポジツトを
行う。このとき、アルゴンガスから分れた大量の
電子は基板1側に向うが、基板1の表面の導電膜
およびホルダ2を介してアース側に完全に逃げる
ので電子によるダメージは生じない。
このように、印加パワーを2段階に分けて高パ
ワー製膜中のチヤージをアース側に逃がすように
したので、閾値電圧Vthのばらつきが小さく、C
−V特性も正常であり、基板1の回路も正常に動
作することが得られる。特に、MOS EFT(MOS
型電界効果トランジスタ)のように、電極材料と
してITOのように比較的抵抗の高いものを使用す
る半導体デバイスほど本発明の効果は高い。
ワー製膜中のチヤージをアース側に逃がすように
したので、閾値電圧Vthのばらつきが小さく、C
−V特性も正常であり、基板1の回路も正常に動
作することが得られる。特に、MOS EFT(MOS
型電界効果トランジスタ)のように、電極材料と
してITOのように比較的抵抗の高いものを使用す
る半導体デバイスほど本発明の効果は高い。
第2図は初期形成膜の第1層めの膜厚と歩留り
の関係を示す。破線の曲線と実線の曲線は装置に
よる相違を示している。このように、パワー等の
具体的調整値は装置の構造により異るので、通常
実験値に基づいて設定される。また、低パワーに
よる初期形成膜に必要なシート抵抗は、例えば
ITOの場合では第3図に示すように、ほぼ
1KΩ/□である。なお、基板1としてはMOSに
限定されないのは勿論である。
の関係を示す。破線の曲線と実線の曲線は装置に
よる相違を示している。このように、パワー等の
具体的調整値は装置の構造により異るので、通常
実験値に基づいて設定される。また、低パワーに
よる初期形成膜に必要なシート抵抗は、例えば
ITOの場合では第3図に示すように、ほぼ
1KΩ/□である。なお、基板1としてはMOSに
限定されないのは勿論である。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、最初は
絶縁破壊を引き起さない程度の低パワーで導伝膜
の成膜を行い、この導伝膜を介して基板とアース
側とが導通状態となつた時点で高パワーで成膜を
行うようにしたので、半導体デバイスの絶縁破壊
が発生せず、閾値電圧Vthのばらつきが小さく、
C−V特性も正常となり、回路も正常に動作する
という効果が得られ、これにより高パワーによる
高速製膜を高品質で実現することができる。
絶縁破壊を引き起さない程度の低パワーで導伝膜
の成膜を行い、この導伝膜を介して基板とアース
側とが導通状態となつた時点で高パワーで成膜を
行うようにしたので、半導体デバイスの絶縁破壊
が発生せず、閾値電圧Vthのばらつきが小さく、
C−V特性も正常となり、回路も正常に動作する
という効果が得られ、これにより高パワーによる
高速製膜を高品質で実現することができる。
第1図は本発明を実施したスパツタ装置の構成
例を示す模式図、第2図は本発明による第1層め
の膜厚と歩留りの関係を示す特性図、第3図は本
発明に係わる電圧とITOのシート抵抗の相関を示
す特性図である。 1……基板、2……ホルダ、3……ターゲツ
ト、4……アノード電極、5……ガイドカバー、
6……真空チヤンバ。
例を示す模式図、第2図は本発明による第1層め
の膜厚と歩留りの関係を示す特性図、第3図は本
発明に係わる電圧とITOのシート抵抗の相関を示
す特性図である。 1……基板、2……ホルダ、3……ターゲツ
ト、4……アノード電極、5……ガイドカバー、
6……真空チヤンバ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アース側に設置されると共に、少なくとも表
面の一部が絶縁膜で形成されるMOS構造の半導
体基板に対してスパツタにより導電膜を形成する
半導体製造方法において、 初期段階では前記絶縁膜が絶縁破壊を引き起さ
ない程度の低電力で前記導電膜の成膜を行い、 該導電膜を介して前記半導体基板を前記アース
側とが導通状態となつた時点で、高電力で導電膜
の成膜を行うことを特徴とする半導体製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18845385A JPS6249622A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 半導体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18845385A JPS6249622A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 半導体製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6249622A JPS6249622A (ja) | 1987-03-04 |
JPH0588538B2 true JPH0588538B2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=16223962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18845385A Granted JPS6249622A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 半導体製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6249622A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5550266A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-11 | Ricoh Co Ltd | Fixing method of color electrocopying |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193337A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP18845385A patent/JPS6249622A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193337A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6249622A (ja) | 1987-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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