JPH0588475A - 両面複写装置の露光方法 - Google Patents

両面複写装置の露光方法

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JPH0588475A
JPH0588475A JP3246271A JP24627191A JPH0588475A JP H0588475 A JPH0588475 A JP H0588475A JP 3246271 A JP3246271 A JP 3246271A JP 24627191 A JP24627191 A JP 24627191A JP H0588475 A JPH0588475 A JP H0588475A
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double
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Application number
JP3246271A
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English (en)
Inventor
Hiroomi Motohashi
弘臣 本橋
Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Makoto Hasegawa
真 長谷川
Yukitaka Nakazato
幸孝 中里
Tatsuhiko Saito
達彦 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ADFを用いて両面原稿から両面コピーを作
成する場合の露光デッドタイム及び原稿反転載置所要タ
イムを極力短縮でき、生産性向上に寄与することを目的
とする。 【構成】 コンタクトガラス101上への原稿挿入端と
反対端に原稿を反転搬入する排紙反転部507を有する
ADF500と、往復動とも露光走査可能な露光装置1
00と、露光走査方向に応じて正逆する感光体203及
び転写紙搬送装置300を有する複写装置を使用し、原
稿をコンタクトガラス101の排出側端縁を基準として
載置し、原稿排入側から排出紙に向う第1方向aに露光
走査した後排紙反転部507で反転再搬入して同じ基準
に載置し、第1方向aと逆の第2方向bに露光走査す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面・合成複写可能な
複写機の露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大に伴うコピー文書の
保管スペース、製紙用木材資源の省資源化、廃棄に伴う
環境問題等から、用紙の使用量が片面複写の半分で済む
両面複写が注目されている。
【0003】しかしながら、従来の両面複写装置の大き
な問題点の1つとして複写生産性の低さが挙げられてい
る。換言すれば、片面に画像が形成された転写紙を定着
部から反転機構を介して給紙レジスト部を経由し、転写
部に送り込むための搬送経路が極めて長く、片面複写に
比べて、単位時間当りの複写枚数が大幅に低下してい
た。反転搬送経路が長くなる理由としては、従来実施さ
れ提案されている両面複写装置の多くは、例えば米国特
許第4098551号公報や特開昭60−8863号公
報等に開示されているように、片面記録済転写紙を一た
ん中間トレイに順次スタックし、スタックされた転写紙
を画像形成部に再給紙するようにしていたことが挙げら
れる。この方式は、1組の原稿から複数部の両面コピー
を作成する場合には、複写能率が向上すると考えられる
が、現実に両面複写の使用形態で頻度が最も高いのは1
組の原稿から1部の両面複写を行なういわゆるワン・ツ
ウ・ワン・コピーであり、又、最近では自動原稿給送装
置が普及しており原稿を露光部に載置する手数及び所要
時間は大幅に減少し、ワン・ツウ・ワン方式の複写装置
を使用して複数部のコピーを作成する場合にも、原稿の
載置には人手も時間も殆んど掛らない。特に反転機構の
ついた自動原稿給送装置を使用した場合は、1枚の両面
原稿の表裏両面を自動的に相次いでコンタクトガラス上
の所定の位置に搬送載置することができる。
【0004】したがって、ワン・ツウ・ワン方式を採用
することにより、転写紙の反転搬送経路から使用頻度の
多くない複数部コピーのための中間トレイを省略するこ
とが可能となり、経路長を短かくし再給紙所要時間を短
縮することができ、しかも反転機構付き自動原稿給送装
置を採用することにより原稿の反転載置時間も大幅に減
少させることができる。
【0005】上述の如く、転写紙の反転再給紙、両面原
稿の反転再載置が迅速に行なわれた場合、生産性に関係
する今一つの要因として、原稿露光走査を行なうスキャ
ナのリターン時の露光デッドタイムがある。通常の複写
装置の露光走査はスキャナの往動時にのみ行なわれ、復
動時は露光ランプを消灯し露光走査は行なわずデッドタ
イムになっていた。従来、この露光デッドタイムを短縮
するために、スキャナのリターン速度を走査速度よりも
速くすることが行なわれているが、限度がある。
【0006】又、2枚の原稿から合成コピーを作成する
場合については、2枚の原稿からの両面コピーの場合
の、転写紙の反転を省略したものと考えることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の両面
・合成複写可能な複写機の上記の問題点にかんがみ、両
面複写時露光デッドタイムを極力短かくすることがで
き、より一層生産性向上に寄与する両面複写可能な複写
機の露光方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、複写装置本体の露光領域上へその一端か
ら原稿を搬入し、その反端側の端から原稿を搬出し反転
しその端から露光領域に原稿を送り込む排紙反転部を備
えた自動原稿給送装置と、露光領域に載置された原稿を
光走査手段の往動時にも復動時にも露光走査可能な露光
装置と、上記露光走査方向に応じて正逆両方向に回動可
能な感光体と、該感光体の回動方向に応じて正逆両方向
に転写紙を搬送させることのできる転写紙搬送手段とを
有する両面複写装置により、両面原稿より両面複写を行
なう露光方法において、 a)自動原稿給送装置により両面原稿を露光領域へ搬入
し、露光領域の搬入側端縁の反対側端縁を載置基準とし
て載置する第1載置工程、 b)上記工程により載置された原稿を、原稿搬入側から
搬出側に向う第1方向に露光走査する第1露光走査工
程、 c)第1露光工程終了後原稿を搬出反転搬入し、前記載
置基準を基準として露光領域に載置する第2載置工程、 d)露光領域に反転載置された原稿を上記基準端側から
上記第1方向と逆の第2方向に露光する第2露光走査工
程 を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、原稿の第1面に対する第
1方向への露光走査終了後原稿の反転載置の後直ちにそ
の停止位置から第2方向に露光走査を行なうことがで
き、又、原稿の載置基準を露光領域の原稿搬入側と反対
の端部としたので、原稿の反転載置に要する時間が短縮
され、従来生じていた復動時の露光デッドタイムを最小
限に押えることができ、複写生産性が向上する。
【0010】上述の如く、光走査装置の往復動両方向の
いずれの移動時にも光走査を行なう場合は、ある方向か
ら逆の方向に移動方向を切換える際、バックラッシュが
発生することが避られない。そこで、上記の光走査手段
が第1方向から第2方向へ移動方向を変換する際に発生
するバックラッシュを補正するためのバックラッシュ補
正手段を設けることが望ましい。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の露光方法を実施するに適し
た両面・合成複写機の一例及びこの複写機を用いて行な
われる種々のコピーモードについて、図面を考照して詳
細に説明する。
【0012】図1は上記目的に適する複写機の一例の全
体概略構成を示す断面図である。複写機本体の上部に
は、露光々学系100が設けられ、その下部にはプロセ
ス系200及びこれを取巻いて搬送系300が設けられ
ている。露光々学系100の頂板に設けられたコンタク
トガラス101を覆って、原稿圧板の用をも兼ねる自動
原稿給送装置(Automatic Document Feeder:ADF)
500が装置本体の頂板に取付けられている。
【0013】露光々学系100は、コンタクトガラス1
01の下位に設けられた露光ランプ102、コンタクト
ガラス101上に載置され露光ランプ102により照射
された原稿の反射光を感光体に結像させる第1ミラー1
03、第2ミラー104、第3ミラー105、レンズ1
06、第4ミラー107、第5ミラー108、光路に挿
入・退避可能な第6ミラー109、第7ミラー110よ
り成り、これらのミラー、レンズに導かれた原稿の反射
光は、図示しない防塵ガラスを経てプロセス系200の
感光体ベルト203上に結像する。
【0014】原稿露光走査は、通常の複写機と同様、露
光ランプ102及び第1ミラー103を担持する第1ス
キャナ122を原稿面に平行に一定の速度で移動し、第
2ミラー104及び第3ミラー105を担持する第2ス
キャナ123をこれと同期して同方向に1/2の速度で
移動させて行なうが、この複写機では、スキャナの図中
に矢印aで示す往動時のみならず、その反対方向(矢印
b)の復動時にも露光走査が行なわれるようにされてい
る。その場合転写紙上に正像が形成されるように、感光
体ベルト203は逆転され、かつ転写紙は転写部を逆方
向に移動しながら転写が行なわれる。
【0015】図2は、プロセス系200の構成を拡大し
て示す図で、感光体ベルト203が正逆いずれの方向に
回動した場合にも、帯電、露光、現像前除電、現像、転
写、クリーニング除電がこの順に行なわれるように、最
も嵩高く高価な現像器208と、転写チャージャ313
を感光体ベルト203の中心線の最上位と最下位に配置
し、これらを正、逆転時に共用し、これらの間でベルト
の両側に夫々イレーサ205、帯電器204、除電ラン
プ207、クリーニング206が対称の位置に設けられ
ている(図2には左側のものにはA、右側のものにはB
の添字を付して区別してある)。
【0016】現像器208を正逆転に共用するようにし
たので、感光体への露光位置が現像器208の両側にく
ることになる。そのため、第5ミラー108から出た光
線を感光体ベルトの左側の露光位置に反射させる第7ミ
ラー110へ光路の途中に起倒式の第6ミラー109を
設け、スキャナ122,123の往動時には、第6ミラ
ー109を図1に実線で示す位置に倒して光路から退避
させ、第7ミラー110から現像器208の左側で感光
体ベルト203に入射させるとともに、感光体ベルト2
03を時計回りに矢印c(図2)の方向に回動させる。
又、スキャナ122,123の復動露光時には、第6ミ
ラー109を図1中に破線で示す位置に起して、第5ミ
ラー108から出た光線を反射させ、感光体ベルト20
3の現像位置の右側に入射させるとともに、感光体ベル
ト203を矢印d(図2)の方向に回動させる。第6ミ
ラー109の起倒は例えば図3に示すように、ミラー1
09の回動軸端に設けたギヤ109aに噛合うセクタギ
ヤ109bを端部に有するレバー109cをソレノイド
151で移動させるもの等が使用可能である。
【0017】このとき、レンズ106から感光体ベルト
203迄の像空間距離を一定に保つため、第4ミラー1
07と第5ミラー108とを第3スキャナ124に担持
させ、第6ミラー109が光路に挿入された場合は、第
3スキャナ124を図1に破線で示す如く、第6、第7
ミラー109,110の距離の半分だけ移動させる。
【0018】なお、第3スキャナ124は変倍のために
も使用される。この場合は、レンズ106も変倍率に応
じて移動させる必要があるが、レンズとミラーの駆動は
別々に行なわれるようにするのがよい。
【0019】第1スキャナ122及び第2スキャナ12
3の駆動には図4に示す如く、単一のスキャナモータ1
21で駆動されるプーリ125に巻回された4本のワイ
ヤロープを使用し、スキャナの手前側と奥側の両端を保
持して駆動するようにすることにより、光学系が低速か
ら高速迄対応可能になり、高解像度(低ジッタ)を実現
することが可能となる。スキャナは摺動子でガイドレー
ル上を摺動して移動する。スキャナモータ121は位置
制御性に優れたステッピングモータが使用される。
【0020】第1、第2スキャナの往復動の変化に伴う
光路長の補正及び変倍のための第3スキャナ124の変
位は、図5に示す如く、ミラーモータ141によりワイ
ヤロープを介して行なわれる。ミラーモータ141もス
テッピングモータが使用される。ステッピングモータは
入力されるパルス数に応じて正確に回転し、光路長補正
又は変倍のために移動すべき位置にミラーを移動させる
ことができる。しかし、スキャナは往復移動させてその
両端位置で正確に位置決め停止させることが必要であ
り、その場合、駆動伝達系のバックラッシュの影響を除
去する必要がある。そのため、ミラー位置決めの際に
は、必らず一定方向に移動しながら停止する片方向停止
制御を行なっている。第4、第5ミラー107,108
を担持する第3スキャナ124の移動々作を図6に示
す。スキャナ124のホーム位置は、図5に示すミラー
ホームセンサ142により検知され、センサがHからL
に変った位置がホームポジションである。第6ミラー1
09挿入による光路切換時の光路調整のための第3スキ
ャナの第2位置(図1に破線で示す位置)及び拡大、縮
小時の第3スキャナの位置はホームポジションよりも図
において必らず右側にくる。図6には、上から順に、ホ
ームポジションに放置されていたスキャナのホームポジ
ションへの位置決め、拡大又は縮小位置からホームポジ
ションへの位置決め、ホームポジションから光路切換に
よる第2位置への位置決め、倍率変更のためのスキャナ
の右側から左側への位置変更、左側から右側への位置変
更の場合のスキャナの動きが示されている。これらの場
合において、スキャナを左側の位置から右側の位置に移
動させる場合は目的とする位置を越えて右側にスキャナ
を一旦移動させ、いずれの場合も目的とする位置の右側
から10パルス(1.1mm)以上移動させて停止させ
る。スキャナを上記のように移動させることにより、ミ
ラー駆動伝達系のバックラッシュの影響は完全に除去さ
れる。変倍時にはレンズ106も倍率に応じた位置に移
動されるが、レンズの位置決めの際にも上記ミラーと同
様、片方向停止制御を行なうことにより、レンズ駆動伝
達系のバックラッシュの影響を除去することができる。
【0021】ADF500は、複写機本体のコンタクト
ガラス101全面を覆う広幅の搬送ベルト501と最上
部に設けられた原稿テーブル502と、その上に載置さ
れた原稿を1枚ずつ送り出し、Uターンさせて、図1の
左側からコンタクトガラス上に送り込む給紙部503
と、コンタクトガラス上より搬送ベルト501により図
の右側に排出された原稿をUターンさせて図中に矢印e
で示す如く搬送ベルトの上位に設けられた原稿排紙テー
ブル504上に排紙コロ505により排出する経路と、
コンタクトガラス101上に矢印fで示す如く、通常の
挿入方向とは逆に右端から、挿入する経路とに切換える
反転切換爪506とを備えた反転・排紙部507より構
成されている。
【0022】搬送系300は、図1に示す如く、3個の
給紙カセット307,308,309、給紙ローラ30
1,302,303等より成る給紙部と、転写紙を静電
的に吸着して感光体ベルト203と転写チャージャ31
3との間の転写部を経て第1、第2バイアスローラ31
0,311に巻掛けられ正逆両方向に搬送可能な搬送ベ
ルト312より成る転写搬送部と、トナー像転写済の転
写紙を定着する定着器315、反転搬送ローラ317、
第2レジストローラ319を備え搬送ベルト312の終
端部に定着済転写紙を送り返す涙滴形の反転パス318
から成る反転部と、その中間より第2分岐爪316によ
り分岐した排紙経路、排紙ローラ327、排紙トレイ3
20より成る排紙部から構成されている。反転パス31
8には中間トレイが設けられておらず、いわゆるワン・
ツウ・ワンモードの両面複写しか出来ない。又反転パス
318の転写紙受入れ排出口には第1分岐爪314が設
けられており、転写搬送ベルトにより搬送されてくる転
写紙を定着器315に至る方向と第2レジストローラ3
19に至る方向とに切換可能となっている。但し、第2
レジストローラの方に送られる転写紙はトナー像が未転
写の用紙であり、第2レジストローラ319及び反転搬
送ローラ317を逆転することにより反転パス318に
受入れられる。
【0023】さて、転写搬送ベルト312により、矢印
h方向に搬送される転写紙先端と、画像露光により感光
体ベルト203上に形成される画像の先端を整合させる
ため、転写紙は転写搬送ベルト312に沿った第1レジ
ストセンサ326により同期をとられた後、転写部迄搬
送される。
【0024】又、反転パス318内にある片面記録済み
の転写紙又は未転写の転写紙を図中に矢印iで示す逆方
向に周動する転写搬送ベルト312に第2レジストロー
ラ319により給送して、転写紙先端と感光体上のトナ
ー像先端とを整合させるため、転写紙は第2レジストロ
ーラ319により露光開始と同期を取られた後転写部に
給送される。
【0025】本発明の両面複写装置では、給紙部から転
写部迄の距離をT1とし、転写部から反転パス318を
経て再び転写部に至る距離をT2とした場合、T1≫T
2なる関係に設定されている。したがって、第1面複写
時には、上記のとおりT1がT2に比してかなり長いた
めに転写紙と画像の先端整合時、光学系側にかなりの余
裕が与えられ、転写紙を基準として複写動作の開始制御
が為されることが望ましい。すなわち、転写紙先端が搬
送ベルト上に設けられた第1レジストセンサ326位置
を通過した時点を基準として作像プロセスシーケンスが
スタートする。そして、転写紙先端が画像転写位置にく
るべき時点で感光体上の画像先端がちょうど重るような
タイミングで露光動作が行なわれるように、矢印aで示
す順方向の露光走査を開始する。
【0026】これに対して、第2面複写時は、T2がT
1に比してかなり短いので、転写紙先端と画像の先端の
整合に当って、露光々学系よりも転写紙搬送系側にある
程度余裕を生じ、光学系を基準として複写動作の制御が
為されることが望ましい。すなわち、転写紙裏面の画像
作成については、感光体203が逆回転を始めてから所
定のタイミングで光学系制御部に駆動信号を送り、矢印
bで示す逆方向の露光走査を開始する。そして感光体上
の画像先端が転写位置にくるべき時点で転写紙先端がち
ょうど重なるようなタイミングで第2レジストローラ3
19の回転が始まるように第2レジストクラッチ(図示
せず)をオンさせる。
【0027】以上の如く構成することにより、第1、第
2スキャナ122,123の往動時(図1に矢印aで示
す方向)には、原稿からの反射光は第1、第2、第3ミ
ラー103,104,105、レンズ106、第4、第
5、第7ミラー107,108,110を経由する第1
光路を経て感光体ベルト203に入射し、第1、第2ス
キャナ122,123の復動時(図1に矢印bで示す方
向)には、原稿からの反射光は第1、第2、第3ミラー
103,104,105、レンズ106、第4、第5、
第6ミラー107,108,109を経由する第2光路
を経て感光体ベルト203に入射し、第1、第2スキャ
ナの往動時にも復動時にも原稿露光を行なって転写紙上
に画像を形成することが可能となる。
【0028】この実施例の複写装置は、上記の特徴を利
用することにより、次の各コピーモードを効率良く実施
することができる。
【0029】1.片面コピーモード 2.両面コピーモード1(片面→両面:圧板モード:B
5T以上) 3.両面コピーモード2(片面→両面:圧板モード:A
4Y以下) 4.両面コピーモード3(両面→両面:圧板モード) 5.両面コピーモード4(片面→両面:ADFモード:
B5T以上) 6.両面コピーモード5(片面→両面:ADFモード:
A4Y以下) 7.両面コピーモード6(両面→両面:ADFモード) 8.合成コピーモード なお、上記のT,Yは縦、横の略記であり、図7に示す
如く搬送方向に長くなるように載置した場合をT、搬送
方向に短くなるように載置した場合をYとしている。
又、この複写機はA3Tが最大の複写サイズである。
【0030】以下に、各コピーモードを光学系の動き及
び原稿給送動作を中心に説明する。
【0031】1.片面コピーモード(図8参照) ADFより、又は人手により、原稿をコンタクトガラス
101の図において左端の第1ポジションに一端を合せ
て載置し、矢印aで示す往方向に走査し、第6ミラー1
09を光路から退避させ第7ミラー110で反射させる
第1光路を経て正転する感光体203に入射させる、す
なわち、従来の複写機による片面コピーと異るところは
ない。
【0032】2.両面コピーモード1(図9参照) B5T以上のサイズ、すなわち、コンタクトガラスの長
さの半分より大きい長さの片面原稿2枚から両面コピー
を作成するモードである。このモードでは、原稿はAD
Fを圧板として使用し、人手でコンタクトガラス上に載
置する。1枚目の原稿を、その1端を通常の載置基準で
あるコンタクトガラス左端の第1ポジションに合せて載
置し、a方向に露光走査し、第1光路を経て正転する感
光体に露光する。1枚目の露光走査が終了すると、露光
ランプ102は消灯し、スキャナは第1ポジションに対
する位置へ戻し、待機させる。
【0033】次いで1枚目の原稿を撤収し、2枚目の原
稿をコンタクトガラス上の同じ位置に載置する。この間
に転写紙は定着され、反転パス318に導入され、第2
レジストローラ319を経て反転する転写紙搬送ベルト
に吸着されて搬送され、後端が転写位置を越えたところ
で停止し待機する。
【0034】2枚目の原稿の露光走査は、1枚目と同
様、a方向に行なわれ、転写紙は先端が感光体上に形成
されるトナー像の先端と整合するようなタイミングで正
方向に搬送され、裏面に転写され定着されて排出され
る。
【0035】3.両面コピーモード2(図10参照) A4Y以下のサイズ、すなわち、コンタクトガラスの長
さの半分より小さい長さの片面原稿2枚から両面コピー
を作成するモードである。このモードでは、コンタクト
ガラス101上に2枚の原稿を相接して一方の原稿の端
を第1ポジションに合せて載置し、ADFを圧板として
原稿を押圧する。
【0036】1枚目の原稿は第1ポジションよりa方向
に露光され、第1光路を経て正方向に回動する感光体に
露光され、正方向に搬送される転写紙に転写される。
【0037】1枚目の原稿の露光が終了すると露光ラン
プ102は消灯し、光学系をさらにa方向に2枚目の原
稿の図において右端の第2ポジション迄移動し、露光ラ
ンプを点灯してb方向に露光走査し第2光路を経て逆転
する感光体に露光し、第2レジストローラ319により
タイミングをとって転写位置を逆方向に搬送されて転写
紙の裏面に転写される。
【0038】このモードでは、第2ポジションの位置は
一定とせず原稿サイズによって変化させ、第1ポジショ
ンから原稿の走査方向の長さの2倍とするようにすれ
ば、光学系の移動距離を最小にすることができる。
【0039】4.両面コピーモード3 このモードは、両面原稿から両面コピーを作成するモー
ドで、2枚の片面原稿から両面コピーを作成する両面コ
ピーモード1において、1枚目のコピー終了後原稿を交
換する代りに原稿を裏返す点のみが異る。なお、原稿サ
イズA4Y以下であっても両面原稿の場合は並置はでき
ないので、この方法が採用される。
【0040】5.両面コーピーモード4(図11参照) このモードは、B5T以上のサイズの片面原稿をADF
で給送して両面コピーを作成するモードで、1枚目の原
稿は第1ポジションよりa方向に露光走査し、露光が終
了すると露光ランプ102は消灯しその位置に待機させ
る。正方向に回転する感光体上に形成されたトナー像は
正方向に転写部を搬送される転写紙に転写され、定着さ
れて反転パス318に送り込まれ、第2レジストローラ
319に先端を当接させて待機する。
【0041】ADFにより2枚目の原稿が給送されコン
タクトガラス上に第1ポジションを基準に載置される。
2枚目の原稿の露光走査は、光学系の待機している位置
よりb方向に行なわれ、逆転する感光体上に露光され、
先端位置が整合するように第2レジストローラ319に
より転写部に送り込まれ、逆転する転写搬送ベルトによ
り逆方向に搬送される転写紙に転写される。
【0042】6.両面コーピーモード5(図12参照) このモードは、ADFを用いて給紙されるA4Y以下の
サイズの片面原稿2枚より両面コピーを作成するモード
で、2枚の原稿は相接してADFによりコンタクトガラ
ス101上に一端を第1ポジションに合せて載置され
る。1枚目の原稿は図において右側に載置されるので、
2枚の原稿の接する第3ポジションよりa方向に露光走
査され、原稿の他端の第2ポジションで露光ランプは消
灯され、光学系はもとの第3ポジションに移動し、再度
露光ランプを点灯し、2枚目の原稿をb方向に露光走査
する。感光体及び転写紙の動きは前述の両面コピーモー
ド4と概ね同じである。
【0043】7.両面コピーモード6(図13参照) このモードは、ADFを用いて両面原稿を給送・反転・
再給送して両面コピーを作成するのに特に適したモード
である。原稿はADFにより1枚ずつ給紙され、コンタ
クトガラス101上を左から右へ通過し、反転排紙部5
07により反転させて、コンタクトガラス101の右端
から後端がコンタクトガラスの右端に一致する位置迄搬
送されて裏面を下に向けてセットされる。このときの原
稿の左端の位置を第3ポジションとする。
【0044】原稿は裏面から先に第3ポジションよりa
方向に露光走査され、露光が終了すると露光ランプ10
2は消灯され、光学系はその位置で待機する。原稿は反
転排紙部507により再度反転され、表面を下にしてコ
ンタクトガラス101の右端よりコンタクトガラス10
1上に先端が第3ポジションに達する迄搬送されてセッ
トされる。セットされた原稿の表面は光学系が待機して
いる位置よりb方向に露光走査される。
【0045】裏面露光時、感光体及び転写紙は正方向に
搬送されて感光体上に形成されたトナー像は転写紙の第
1面に転写され、定着され、反転パス318を通り先端
を第2レジストローラ319に当接させて待機し、原稿
表面の露光走査時は、感光体及び転写搬送ベルトは逆転
させ、第2レジストローラ319により原稿露光により
感光体上に形成される画像先端と転写紙先端とが整合す
るようなタイミングで転写部に送り込み逆方向に搬送さ
せて転写を行なう。
【0046】8.合成コピーモード 合成コピーモードは、2枚の原稿画像を転写紙の片面に
転写するものである。まず第1原稿がコンタクトガラス
上にセットされプリントキーが押下されると、転写紙は
転写搬送ベルトにより、転写されない状態で転写部を通
り、第1分岐爪314により定着部ではなく反転パス3
18に搬送され、その後端が第2レジストローラ319
の位置に来たところで一旦止められる。このときあるタ
イミングで光学系は逆方向の走査を開始しており、感光
体、搬送ベルトが逆方向に回転し、第1画像の先端と転
写紙の先端とが整合するタイミングで第2レジストロー
ラの回転を開始し、転写紙後端が転写位置を通過した時
点で、搬送ベルト、感光体の回動を停止し、第1画像の
転写が終了する。
【0047】次いで原稿を第2原稿と入れ替え、再びプ
リントキーが押下されると、感光体が正回転を始め、光
学系が正方向に露光走査を行ない、画像露光により感光
体上に形成される画像の先端と転写紙の先端とが整合す
るタイミングで転写紙搬送ベルトが正回転し、感光体よ
り第2画像のトナー像が転写され、定着部で定着され
て、機外へ排出される。
【0048】本発明の特許請求の範囲第1項の構成は、
上述のコピーモード中の7番目の「両面コピーモード
6」に対するものである。この構成によれば、ADFを
使用して原稿をコンタクトガラス101上に載置するに
当って、原稿の載置基準としてADFの原稿排出側端縁
に原稿先端がくる第3ポジションが選定される。第1面
の露光走査終了後、露光ランプを消灯し、光学系はその
位置で待機し、原稿をコンタクトガラス上より排出し、
排紙反転部507で反転した後再びその側からコンタク
トガラス上に挿入され第3ポジションに左端を一致させ
て載置され、光学系が待機している位置から逆方向に露
光走査される。したがって、原稿を排出、反転、再載置
するための原稿移動距離は最小になり、原稿停止迄の所
要時間を極力短縮することができる。
【0049】
【発明の効果】以上の如く、請求項1の発明によればA
DFを使用して両面原稿の給送及び反転を行なって両面
コピーを行なう場合露光デッドタイムが除去されると同
時に原稿反転再載置に要する時間を極めて短かくするこ
とができ、複写の生産性向上に効果が得られる。
【0050】又、請求項2に記載の発明によれば、上記
のコピーモードの如く、正方向に露光走査し、次いで逆
方向に露光走査する場合露光々学系のバックラッシュの
影響を除去することができ、表面、裏面とも原稿と画像
とのずれが解消し、合成コピーモード時には両画像のズ
レがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される両面・合成複写装置の一例
の全体概略構成を示す側断面図である。
【図2】そのプロセス系の構成を拡大して示す側面図で
ある。
【図3】その露光々学系の光路切換用ミラーの回動機構
を示す斜視図である。
【図4】その露光々学系の第1、第2スキャナの駆動機
構を示す斜視図である。
【図5】その露光々学系の光路切換及び変倍に伴う光路
長補正用ミラーの移動機構を示す斜視図である。
【図6】上記ミラーのバックラッシュ除去方法を説明す
る図式図である。
【図7】各サイズ原稿のコンタクトガラス上への載置位
置を示す平面図である。
【図8】上記の装置を使用する片面コピーモードを説明
するための説明図である。
【図9】両面コピーモード1を説明する説明図である。
【図10】両面コピーモード2を説明する説明図であ
る。
【図11】両面コピーモード4を説明する説明図であ
る。
【図12】両面コピーモード5を説明する説明図であ
る。
【図13】両面コピーモード6を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
100 露光々学系 101 コンタクトガラス(露光領域) 102 露光ランプ 103,104,105,107,108,109,1
10 ミラー 106 レンズ 121 スキャナモータ 122 第1スキャナ 123 第2スキャナ 124 第3スキャナ 142 ミラーホームセンサ 200 プロセス系 203 感光体 208 現像器 300 搬送系 307,308,309 給紙カセット 312 搬送ベルト 313 転写ベルト 314 第1分岐爪 315 定着器 316 第2分岐爪 318 反転パス 319 第2レジストローラ 326 第1レジストセンサ 500 自動原稿給送装置(ADF) 507 反転・排紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 105 B 6830−2H H04N 1/04 105 7251−5C (72)発明者 中里 幸孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 達彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写装置本体の露光領域上へその一端か
    ら原稿を搬入し、その反端側の端から原稿を搬出し反転
    しその端から露光領域に原稿を送り込む排紙反転部を備
    えた自動原稿給送装置と、露光領域に載置された原稿を
    光走査手段の往動時にも復動時にも露光走査可能な露光
    装置と、上記露光走査方向に応じて正逆両方向に回動可
    能な感光体と、該感光体の回動方向に応じて正逆両方向
    に転写紙を搬送させることのできる転写紙搬送手段とを
    有する両面複写装置により、両面原稿より両面複写を行
    なう露光方法において、 a)自動原稿給送装置により両面原稿を露光領域へ搬入
    し、露光領域の搬入側端縁の反対側端縁を載置基準とし
    て載置する第1載置工程、 b)上記工程により載置された原稿を、原稿搬入側から
    搬出側に向う第1方向に露光走査する第1露光走査工
    程、 c)第1露光工程終了後原稿を搬出反転搬入し、前記載
    置基準を基準として露光領域に載置する第2載置工程、 d)露光領域に反転載置された原稿を上記基準端側から
    上記第1方向と逆の第2方向に露光する第2露光走査工
    程 を有することを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 上記の光走査手段が第1方向から第2方
    向へ移動方向を変換する際に発生するバックラッシュを
    補正するためのバックラッシュ補正手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の露光方法。
JP3246271A 1991-09-25 1991-09-25 両面複写装置の露光方法 Pending JPH0588475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8649946B2 (en) 2009-04-24 2014-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha In-vehicle apparatus and information processing center

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