JPH058846A - ハンガーの供給払出し装置 - Google Patents
ハンガーの供給払出し装置Info
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- JPH058846A JPH058846A JP3194818A JP19481891A JPH058846A JP H058846 A JPH058846 A JP H058846A JP 3194818 A JP3194818 A JP 3194818A JP 19481891 A JP19481891 A JP 19481891A JP H058846 A JPH058846 A JP H058846A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンガーの供給払い出し装置を可能な限り少
ないスペース内に配設できるようにすること。 【構成】 搬出側へ向けて下り勾配をなす払い出しレー
ル３０と、搬入側へ向けて下り勾配をなす供給レール４
０の各端部に供給払い出し装置本体１を配設し、ここに
設けた昇降用シリンダ５によって昇降プレート８を昇降
させる一方、昇降プレート８に設けた横方向移送用ロッ
ドレスシリンダ１０により移載用レール１５を横移動さ
せて、供給レール４０の終端に設けた一次停止用ストッ
パ２１と二次停止用バネ片２３によって停止したハンガ
ー５０を、引込み払い出し用ロッドレスシリンダ１７に
より移載用レール１５上に引込んで払い出し側へと移送
し、ここで成形品を積込んだ上、払い出しレール３０へ
と払い出すようにしたもの。
ないスペース内に配設できるようにすること。 【構成】 搬出側へ向けて下り勾配をなす払い出しレー
ル３０と、搬入側へ向けて下り勾配をなす供給レール４
０の各端部に供給払い出し装置本体１を配設し、ここに
設けた昇降用シリンダ５によって昇降プレート８を昇降
させる一方、昇降プレート８に設けた横方向移送用ロッ
ドレスシリンダ１０により移載用レール１５を横移動さ
せて、供給レール４０の終端に設けた一次停止用ストッ
パ２１と二次停止用バネ片２３によって停止したハンガ
ー５０を、引込み払い出し用ロッドレスシリンダ１７に
より移載用レール１５上に引込んで払い出し側へと移送
し、ここで成形品を積込んだ上、払い出しレール３０へ
と払い出すようにしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のインス
トルメントパネルのような射出成形品を吊持搬送するハ
ンガーの供給払出し装置に関する。
トルメントパネルのような射出成形品を吊持搬送するハ
ンガーの供給払出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば射出成形機によって成形された自
動車のインストルメントパネルは、ゲート部分を除去し
た上でつぎの加工工程へと送り出されるが、このような
成形品はこれまで作業者の手でいちいちハンガーに懸架
して払い出すようにしていた。
動車のインストルメントパネルは、ゲート部分を除去し
た上でつぎの加工工程へと送り出されるが、このような
成形品はこれまで作業者の手でいちいちハンガーに懸架
して払い出すようにしていた。
【０００３】このような人手のかかる問題に対して本出
願人が特開平３−１２４６１９号公報において提案した
装置は、成形品の搭載装置に沿わせてセットレールを敷
設するとともに、切換え機構を介してこのセットレール
にハンガー供給レールと払い出しレールを接続し、供給
レールを伝って送られてきた空のハンガーをセットレー
ルに導いた上、これに成形品を搭載して払い出しレール
からつぎの工程へと送り出すようにしたものである。
願人が特開平３−１２４６１９号公報において提案した
装置は、成形品の搭載装置に沿わせてセットレールを敷
設するとともに、切換え機構を介してこのセットレール
にハンガー供給レールと払い出しレールを接続し、供給
レールを伝って送られてきた空のハンガーをセットレー
ルに導いた上、これに成形品を搭載して払い出しレール
からつぎの工程へと送り出すようにしたものである。
【０００４】この装置は、空のハンガーの供給から成形
品の搭載とその払い出しまでを一貫して行える利点を有
するものであるが、反面においてこの装置は、供給レー
ル上の待機ハンガー、セットレール上の成形品搭載済み
ハンガーあるいは払い出しレール上に払い出したハンガ
ーをつぎのステップへそれぞれ送り出すために、各レー
ルの一側にハンガーを送り出す機構を設けなければなら
ない関係上、大きな配設スペースが必要となるほか、こ
れらを関連させて動作させるためにハンガーや送り出し
機構の一部を検出するセンサを各所に設けなければなら
なくなって、故障や誤作動を起し易くなるなどといった
さらに改良すべき問題点がある。
品の搭載とその払い出しまでを一貫して行える利点を有
するものであるが、反面においてこの装置は、供給レー
ル上の待機ハンガー、セットレール上の成形品搭載済み
ハンガーあるいは払い出しレール上に払い出したハンガ
ーをつぎのステップへそれぞれ送り出すために、各レー
ルの一側にハンガーを送り出す機構を設けなければなら
ない関係上、大きな配設スペースが必要となるほか、こ
れらを関連させて動作させるためにハンガーや送り出し
機構の一部を検出するセンサを各所に設けなければなら
なくなって、故障や誤作動を起し易くなるなどといった
さらに改良すべき問題点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
可能な限り少ないスペースで、しかもハンガーの供給と
払出しをより簡単に行うことのできる新たなハンガーの
供給払出し装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
可能な限り少ないスペースで、しかもハンガーの供給と
払出しをより簡単に行うことのできる新たなハンガーの
供給払出し装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明はこのよ
うな課題を達成するためのハンガーの供給払出し装置と
して、搬出側に向けて下り勾配をなす払い出しレール
と、搬入側に向けて下り勾配をなす供給レールを、各レ
ール端が上下方向に、かつハンガーの走行に支障をきた
さない程度の間隔を設けて横方向に配設する一方、両レ
ール端に、昇降手段及び横方向移送手段に駆動されて両
レールの端部に連接するよう変位する移載レールを配設
するとともに、この移載レールに、ハンガーの一部を保
持して移載レール上にハンガーの引込みと払い出しを行
なう手段を備えるようにしたものである。
うな課題を達成するためのハンガーの供給払出し装置と
して、搬出側に向けて下り勾配をなす払い出しレール
と、搬入側に向けて下り勾配をなす供給レールを、各レ
ール端が上下方向に、かつハンガーの走行に支障をきた
さない程度の間隔を設けて横方向に配設する一方、両レ
ール端に、昇降手段及び横方向移送手段に駆動されて両
レールの端部に連接するよう変位する移載レールを配設
するとともに、この移載レールに、ハンガーの一部を保
持して移載レール上にハンガーの引込みと払い出しを行
なう手段を備えるようにしたものである。
【０００７】
【作用】このように構成したことにより、下り勾配をな
す供給レール上を自走してきた空のハンガーを移載レー
ルに引込んだ上、この移載レールを昇降手段及び横方向
移送手段により払い出しレール側に移送してそのレール
端に連接し、ついでハンガーに成形品を搭載してこれを
払い出しレール上へと払い出す。
す供給レール上を自走してきた空のハンガーを移載レー
ルに引込んだ上、この移載レールを昇降手段及び横方向
移送手段により払い出しレール側に移送してそのレール
端に連接し、ついでハンガーに成形品を搭載してこれを
払い出しレール上へと払い出す。
【０００８】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図面は本発明の一実施例を示したもので、図１はそ
の側面図、図２は上面図、図５は装置の全容を示したも
のである。
る。図面は本発明の一実施例を示したもので、図１はそ
の側面図、図２は上面図、図５は装置の全容を示したも
のである。
【０００９】はじめにハンガーの供給払い出し装置の全
容を図５によって説明すると、この装置本体１は、自動
車のインストルメントパネルのような長尺のプラスチッ
ク成形品Ｗを成形する射出成形機１００の一側にあっ
て、成形品Ｗを取出す取出し機１０１、成形品Ｗを受取
る治具１０２（図２）及びワークのゲートカット処理を
行うロボット１０３の近傍に配設されており、またこの
装置本体１から成形品Ｗを払い出すための払い出しレー
ル３０と、この装置本体１のもとへ空のハンガー５０を
送り込む供給レール４０は、それぞれ上下の関係をもっ
て射出成形機１００の一側に延設されている。
容を図５によって説明すると、この装置本体１は、自動
車のインストルメントパネルのような長尺のプラスチッ
ク成形品Ｗを成形する射出成形機１００の一側にあっ
て、成形品Ｗを取出す取出し機１０１、成形品Ｗを受取
る治具１０２（図２）及びワークのゲートカット処理を
行うロボット１０３の近傍に配設されており、またこの
装置本体１から成形品Ｗを払い出すための払い出しレー
ル３０と、この装置本体１のもとへ空のハンガー５０を
送り込む供給レール４０は、それぞれ上下の関係をもっ
て射出成形機１００の一側に延設されている。
【００１０】つぎに、図３によって成形品Ｗを吊持ち搬
送するハンガー５０の構造について説明すると、このハ
ンガー５０はＬ字形のアーム部５１と、成形品Ｗを吊持
ちするパイプ部５２とによりコ字状に形成され、さらに
アーム部５１の上方に立設した懸吊杆５３、５３の上端
には、断面コ字状のコロ受けカバー５４が揺動自在に取
付けられ、さらにこのカバー５４には、複数の鼓状のコ
ロ５５、５５が取付けられていて、天井等から片持ち型
の吊杆３１、４１によって吊下げられた筒状の払い出し
レール３０及び供給レール４０上を走行するように構成
されている。
送するハンガー５０の構造について説明すると、このハ
ンガー５０はＬ字形のアーム部５１と、成形品Ｗを吊持
ちするパイプ部５２とによりコ字状に形成され、さらに
アーム部５１の上方に立設した懸吊杆５３、５３の上端
には、断面コ字状のコロ受けカバー５４が揺動自在に取
付けられ、さらにこのカバー５４には、複数の鼓状のコ
ロ５５、５５が取付けられていて、天井等から片持ち型
の吊杆３１、４１によって吊下げられた筒状の払い出し
レール３０及び供給レール４０上を走行するように構成
されている。
【００１１】一方、図１に示した供給払い出し装置本体
１は４本の支柱２…により支持されていて、その前側に
は、本体１から下り勾配となって延出する払い出しレー
ル３０と、本体１に向けて下り勾配をなして延びてきた
供給レール４０の各端部が位置している。
１は４本の支柱２…により支持されていて、その前側に
は、本体１から下り勾配となって延出する払い出しレー
ル３０と、本体１に向けて下り勾配をなして延びてきた
供給レール４０の各端部が位置している。
【００１２】５は、支柱２、２上端の基板３に立設した
昇降用シリンダで、このロッド６の下端には、ガイドス
リーブ７、７に案内されて上下動する昇降プレート８が
固定されている。この昇降プレート８には、その下面
に、各レール３０、４０と直交する向きの２条のガイド
レール９、９と横移送用のロッドレスシリンダ１０が取
付られていて、この下方に吊下げた移載用プレート１１
を昇降シリンダ５により上下動させるとともに、横移送
用ロッドレスシリンダ１０により左右に移動させて、供
給レール４０からのハンガー５０を順次払い出しレール
３０のもとへ移送するように構成されている。
昇降用シリンダで、このロッド６の下端には、ガイドス
リーブ７、７に案内されて上下動する昇降プレート８が
固定されている。この昇降プレート８には、その下面
に、各レール３０、４０と直交する向きの２条のガイド
レール９、９と横移送用のロッドレスシリンダ１０が取
付られていて、この下方に吊下げた移載用プレート１１
を昇降シリンダ５により上下動させるとともに、横移送
用ロッドレスシリンダ１０により左右に移動させて、供
給レール４０からのハンガー５０を順次払い出しレール
３０のもとへ移送するように構成されている。
【００１３】すなわち上記した移載用プレート１１は、
ハンガー５０の長さに相当する長さを有し、かつレール
３０、４０の方向に延びた巾の狭い板体として構成さ
れ、その上面に吊脚１２、１２を介して軸支したローラ
１３、１３を昇降プレート８のガイドレール９、９上に
転動させるとともに、横移送用ロッドレスシリンダ１０
に結合部材１４を介して結合することにより、供給レー
ル４０と払い出しレール３０間を移動し得るよう吊下げ
支持されており、さらにこの移載用プレート１１の下面
には、ハンガー５０の長さに相当する移載用レール１５
が片持ち型吊杆１６、１６により吊下げ支持されてい
て、この移載用レール１５を供給レール４０と払い出し
レール４０に切換え連接させるように構成されている。
ハンガー５０の長さに相当する長さを有し、かつレール
３０、４０の方向に延びた巾の狭い板体として構成さ
れ、その上面に吊脚１２、１２を介して軸支したローラ
１３、１３を昇降プレート８のガイドレール９、９上に
転動させるとともに、横移送用ロッドレスシリンダ１０
に結合部材１４を介して結合することにより、供給レー
ル４０と払い出しレール３０間を移動し得るよう吊下げ
支持されており、さらにこの移載用プレート１１の下面
には、ハンガー５０の長さに相当する移載用レール１５
が片持ち型吊杆１６、１６により吊下げ支持されてい
て、この移載用レール１５を供給レール４０と払い出し
レール４０に切換え連接させるように構成されている。
【００１４】１７は、ハンガー５０を移載用レール１５
に引込んだり払い出したりするための引込み払出し用ロ
ッドレスシリンダで、このシリンダ１７は移載用プレー
ト１１の下面に水平に固定され、この作用端には係脱用
シリンダ１８が縦に取付けられていて、そのロッド端に
固定したコ字状のホルダ１９によりハンガー５０のコロ
受けカバー５４を抱持しつつハンガー５０の引込みと払
い出しを行うように構成されている。
に引込んだり払い出したりするための引込み払出し用ロ
ッドレスシリンダで、このシリンダ１７は移載用プレー
ト１１の下面に水平に固定され、この作用端には係脱用
シリンダ１８が縦に取付けられていて、そのロッド端に
固定したコ字状のホルダ１９によりハンガー５０のコロ
受けカバー５４を抱持しつつハンガー５０の引込みと払
い出しを行うように構成されている。
【００１５】一方、図２に示したように、装置本体１を
支える供給レール４０寄りの支柱２には、ストッパ出入
用のシリンダ２０がブラケット２２を介して固定されて
おり、このロッド端には、ハンガー５０の懸吊杆５３前
面と当接してハンガー５０を待機位置に停止させるため
の一次停止用ストッパ２１が進退動自在に取付けられて
おり、またこのストッパ２１の下方には、傾斜面付きの
二次停止用バネ片２３が固定されていて、一次停止用ス
トッパ２１による係止を解かれたハンガー５０をさらに
前進させた上でそのパイプ部５２先端を摩擦的に係止さ
せることにより、ハンガー５０をホルダ１９の搬送始端
位置に二次的に停止させるように構成されている。
支える供給レール４０寄りの支柱２には、ストッパ出入
用のシリンダ２０がブラケット２２を介して固定されて
おり、このロッド端には、ハンガー５０の懸吊杆５３前
面と当接してハンガー５０を待機位置に停止させるため
の一次停止用ストッパ２１が進退動自在に取付けられて
おり、またこのストッパ２１の下方には、傾斜面付きの
二次停止用バネ片２３が固定されていて、一次停止用ス
トッパ２１による係止を解かれたハンガー５０をさらに
前進させた上でそのパイプ部５２先端を摩擦的に係止さ
せることにより、ハンガー５０をホルダ１９の搬送始端
位置に二次的に停止させるように構成されている。
【００１６】なお図中符号２５は、ハンガー５０のパイ
プ部５２に成形品Ｗを順に吊してゆくための積込み機構
で、この機構２５は図２及び図４に示したように、払い
出しレール３０側の支柱２、２に固定した積込みロッド
レスシリンダ２６と、このロッドレスシリンダ２６によ
りハンガー５０の開口端から内方へと往復駆動されるア
ーム２７と、このアーム２７の先端に退避姿勢及び押込
み姿勢を採り得るよう回動自在に枢着された揺動レバー
２８とによって構成されている。
プ部５２に成形品Ｗを順に吊してゆくための積込み機構
で、この機構２５は図２及び図４に示したように、払い
出しレール３０側の支柱２、２に固定した積込みロッド
レスシリンダ２６と、このロッドレスシリンダ２６によ
りハンガー５０の開口端から内方へと往復駆動されるア
ーム２７と、このアーム２７の先端に退避姿勢及び押込
み姿勢を採り得るよう回動自在に枢着された揺動レバー
２８とによって構成されている。
【００１７】このように構成された装置において、いま
空のハンガー５０が下り勾配をなす供給レール４０上を
供給払い出し装置本体１のもとへ自重により走行してく
ると、ストッパ出入用シリンダ２０により走行経路内に
突出している一次停止用ストッパ２１は、図３に示した
ように前方の懸吊杆５３と当接してハンガー５０を待機
位置に停止させる。
空のハンガー５０が下り勾配をなす供給レール４０上を
供給払い出し装置本体１のもとへ自重により走行してく
ると、ストッパ出入用シリンダ２０により走行経路内に
突出している一次停止用ストッパ２１は、図３に示した
ように前方の懸吊杆５３と当接してハンガー５０を待機
位置に停止させる。
【００１８】一方、この時点で供給払い出し装置本体１
は、昇降用シリンダ５によって昇降プレート８を下降さ
せるとともに、昇降プレート８上の横移送用ロッドレス
シリンダ１０によって移載用プレート１１を供給レール
５０側へと移動させ、その下方に吊設した移載用レール
１５を供給レール４０に連接させるとともに、移載用プ
レート１１の下面に固定した引込み払出し用ロッドレス
シリンダ１７を作動させて、その作用端に設けたホルダ
１９を供給レール４０側に位置させている。
は、昇降用シリンダ５によって昇降プレート８を下降さ
せるとともに、昇降プレート８上の横移送用ロッドレス
シリンダ１０によって移載用プレート１１を供給レール
５０側へと移動させ、その下方に吊設した移載用レール
１５を供給レール４０に連接させるとともに、移載用プ
レート１１の下面に固定した引込み払出し用ロッドレス
シリンダ１７を作動させて、その作用端に設けたホルダ
１９を供給レール４０側に位置させている。
【００１９】したがって、この状態でつぎにストッパ出
入用シリンダ２０が作動して一次停止用ストッパ２１が
後退すると、拘止を解かれたハンガー５０は再び自重に
より下り始める。そして、前方のコロ受けカバー５５が
ホルダ１９の直下に達するまで僅かに前進すると、図３
に示したように、パイプ部５２の先端が今度は二次停止
用バネ片２３の傾斜面に摺接することになって、ハンガ
ー５０は再びこの点で拘止される。
入用シリンダ２０が作動して一次停止用ストッパ２１が
後退すると、拘止を解かれたハンガー５０は再び自重に
より下り始める。そして、前方のコロ受けカバー５５が
ホルダ１９の直下に達するまで僅かに前進すると、図３
に示したように、パイプ部５２の先端が今度は二次停止
用バネ片２３の傾斜面に摺接することになって、ハンガ
ー５０は再びこの点で拘止される。
【００２０】そしてつぎに、この拘止位置で係脱用シリ
ンダ１８がホルダ１９を下降させ、コロ受けカバー５４
を抱持すると、引込み払出し用ロッドシリンダ１７は二
次停止用バネ片２３を撓ませながらハンガー５０を図中
右方へと移動させる。このようにしてハンガー５０が移
載用レール１５上に完全に移載され、かつこの位置に保
持されると、つぎに横移送用ロッドレスシリンダ１０
は、移載用プレート１１とともにこの移載用レール１５
を払い出しレール３０側へと横移動させ、同時に昇降用
シリンダ５は、図１、図２に示したように、昇降プレー
ト８を上昇させて移載用レール１５を払い出しレール３
０に連接させる。
ンダ１８がホルダ１９を下降させ、コロ受けカバー５４
を抱持すると、引込み払出し用ロッドシリンダ１７は二
次停止用バネ片２３を撓ませながらハンガー５０を図中
右方へと移動させる。このようにしてハンガー５０が移
載用レール１５上に完全に移載され、かつこの位置に保
持されると、つぎに横移送用ロッドレスシリンダ１０
は、移載用プレート１１とともにこの移載用レール１５
を払い出しレール３０側へと横移動させ、同時に昇降用
シリンダ５は、図１、図２に示したように、昇降プレー
ト８を上昇させて移載用レール１５を払い出しレール３
０に連接させる。
【００２１】他方この間に、射出成形機１００は、成形
した長尺の成形品Ｗを取出し機構１０１により取出して
受け治具１０２に受渡し、さらにロボット１０３により
ゲートカット処理を施しつつこれを払い出し側に送り出
しているから、空のハンガー５０が払い出しレール３０
側に送られてくると、積込み機構２５は、積込み用ロッ
ドレスシリンダ２６を作動させてアーム２７をハンガー
５０の開口側から内奥へと移動させつつ、図４に示した
ように、その揺動レバー２８により成形品Ｗを１つずつ
順にパイプ部５２に吊懸けしてゆく。
した長尺の成形品Ｗを取出し機構１０１により取出して
受け治具１０２に受渡し、さらにロボット１０３により
ゲートカット処理を施しつつこれを払い出し側に送り出
しているから、空のハンガー５０が払い出しレール３０
側に送られてくると、積込み機構２５は、積込み用ロッ
ドレスシリンダ２６を作動させてアーム２７をハンガー
５０の開口側から内奥へと移動させつつ、図４に示した
ように、その揺動レバー２８により成形品Ｗを１つずつ
順にパイプ部５２に吊懸けしてゆく。
【００２２】そして所要数の成形品Ｗがハンガー５０に
吊懸けられると、ハンガー駆動用ロッドレスシリンダ１
７は、ホルダ１９を図中左方、つまり払い出しレール３
０側へと移動させ、抱持したコロ受けカバー５４を介し
てハンガー５０を払い出しレール３０へと払い出す。
吊懸けられると、ハンガー駆動用ロッドレスシリンダ１
７は、ホルダ１９を図中左方、つまり払い出しレール３
０側へと移動させ、抱持したコロ受けカバー５４を介し
てハンガー５０を払い出しレール３０へと払い出す。
【００２３】これにより、払い出されたハンガー５０は
下り勾配をなす払い出しレール３０を伝ってつぎの加工
部署へと自走してゆき、一方、供給払い出し装置本体１
は、再び昇降用シリンダ５及び昇降プレート８上の横移
送用ロッドレスシリンダ１０を作動させ移載用レール１
５を供給レール４０の端部に連接させて、ハンガー５０
の供給払い出しの１サイクルを終了する。
下り勾配をなす払い出しレール３０を伝ってつぎの加工
部署へと自走してゆき、一方、供給払い出し装置本体１
は、再び昇降用シリンダ５及び昇降プレート８上の横移
送用ロッドレスシリンダ１０を作動させ移載用レール１
５を供給レール４０の端部に連接させて、ハンガー５０
の供給払い出しの１サイクルを終了する。
【００２４】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、搬出
方向に向けて下り勾配をなす払い出しレールと、搬入方
向に向けて下り勾配をなす払い出しレールをそれぞれ横
方向間隔をあけて上下に配設する一方、これらのレール
端に昇降手段及び横方向移送手段に駆動されて各レール
端に連接する移載用レールを配設するようにしたので、
供給払い出し装置全体をハンガーの走行に支障をきたさ
ない程度の巾以内に納めることができて、この種の装置
の配設スペースを大巾に縮小させると同時に、払い出し
レールを上方に配設することによって、装置の高さを射
出成形機の取出し高さに合わせて可能な限り低く抑える
ことができる。
方向に向けて下り勾配をなす払い出しレールと、搬入方
向に向けて下り勾配をなす払い出しレールをそれぞれ横
方向間隔をあけて上下に配設する一方、これらのレール
端に昇降手段及び横方向移送手段に駆動されて各レール
端に連接する移載用レールを配設するようにしたので、
供給払い出し装置全体をハンガーの走行に支障をきたさ
ない程度の巾以内に納めることができて、この種の装置
の配設スペースを大巾に縮小させると同時に、払い出し
レールを上方に配設することによって、装置の高さを射
出成形機の取出し高さに合わせて可能な限り低く抑える
ことができる。
【００２５】しかも移載用レールに、ハンガーの一部を
抱持して移載用レール上への引込みと払い出しを行なう
手段を設けたので、供給レールからのハンガーの受取り
と払い出しを確実に行なえる以外に、ハンガーを静止さ
せた状態で成形品を安全にかつ容易に積込むことができ
る。
抱持して移載用レール上への引込みと払い出しを行なう
手段を設けたので、供給レールからのハンガーの受取り
と払い出しを確実に行なえる以外に、ハンガーを静止さ
せた状態で成形品を安全にかつ容易に積込むことができ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す装置の側面図である。
【図２】同上装置の上面図である。
【図３】供給レールと移載用レール間のハンガーの移動
状態を示した図である。
状態を示した図である。
【図４】ハンガーへの成形品の積込み動作を示した図で
ある。
ある。
【図５】本発明装置の全容を示した図である。
１ 供給払い出し装置本体 ５ 昇降用シリンダ ８ 昇降プレート １０ 横移送用ロッドレスシリンダ １１ 移載用プレート １５ 移載用レール １７ 引込み払い出し用ロッドレスシリンダ １９ ホルダ ２１ 一次停止用ストッパ ２３ 二次停止用バネ片 ２５ 積込み機構 ３０ 払い出しレール ４０ 供給レール ５０ ハンガー １００ 射出成形機 １０１ 取出し機構 １０３ ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｇ 47/88 Ｂ 8010−3Ｆ // Ｂ６５Ｇ 47/82 Ｄ 8010−3Ｆ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 搬出側に向けて下り勾配をなす払い出し
レールと、搬入側に向けて下り勾配をなす供給レール
を、各レール端が上下方向に、かつハンガーの走行に支
障をきたさない程度の間隔を設けて横方向に配設する一
方、上記両レール端に、昇降手段及び横方向移送手段に
駆動されて上記両レールの端部に連接するよう変位する
移載レールを配設するとともに、該移載レールに、上記
ハンガーの一部を保持して上記移載レール上に該ハンガ
ーの引込みと払い出しを行なう手段を備えたハンガーの
供給払出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194818A JP3055634B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ハンガーの供給払出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194818A JP3055634B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ハンガーの供給払出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058846A true JPH058846A (ja) | 1993-01-19 |
| JP3055634B2 JP3055634B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16330771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3194818A Expired - Fee Related JP3055634B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ハンガーの供給払出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3055634B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107640162A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-30 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种控制悬挂空铁水平运行的吊挂系统 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108996208B (zh) * | 2018-08-17 | 2020-04-17 | 成都松川雷博机械设备有限公司 | 一种推出方法 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3194818A patent/JP3055634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107640162A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-30 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种控制悬挂空铁水平运行的吊挂系统 |
| CN107640162B (zh) * | 2017-10-31 | 2023-05-26 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种控制悬挂空铁水平运行的吊挂系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3055634B2 (ja) | 2000-06-26 |
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