JPH0588434U - 電動注出可能な電気貯湯容器 - Google Patents

電動注出可能な電気貯湯容器

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JPH0588434U JP2156891U JP2156891U JPH0588434U JP H0588434 U JPH0588434 U JP H0588434U JP 2156891 U JP2156891 U JP 2156891U JP 2156891 U JP2156891 U JP 2156891U JP H0588434 U JPH0588434 U JP H0588434U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 注出が危険であるような条件にて注出操作が
行われるような事態を、回避することを目的とするもの
である。 【構成】 電動注出手段と、この電動注出手段を働かせ
る注出操作手段とを備えた電動注出可能な電気貯湯容器
において、沸とう中やその前後、あるいは内容液の液位
が注出下限付近以下である等注出が危険な条件を判別す
る判別手段と、注出待機を表示する表示手段と、危険な
条件が判別されたとき前記電動注出手段を働かされない
ようにし表示手段を働かせる制御手段を備えたことを特
徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動注出手段と、この電動注出手段を働かせる注出操作手段とを備 えた電動注出可能な電気貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気貯湯容器は家庭用の電気ポットとして従来から多く提供されてい る。
【0003】 このものは電動注出手段として電動ポンプを備え、この電動ポンプをポンプ動 作スイッチの操作によって働かせると、内容液が電動ポンプによって外部に汲み 出され、あるいは押し出されて、自動注出できるようになっている。
【0004】 したがって内容液は、ポンプ動作スイッチの操作だけで注出され、使用に便利 である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで電気ポット等では内容液が沸とうしているか沸とう前後の状態にある と旺盛な蒸気の発生によって活性化しているために、内容液を注出すると空気や 蒸気を伴い過剰な勢いで噴き出すいわゆるスプラッシュ現象が生じるので危険で ある。
【0006】 また内容液が少ない場合は、多量の空気が混入することにより内容液が沸とう 状態や沸とう前後の状態でなくてもスプラッシュ現象が生じる。
【0007】 しかし電気ポットの場合操作の簡易化に伴い、無造作に使用され勝ちであり、 思いがけない危険な事態を招くことが考えられる。
【0008】 例えば幼児はいたずらや好奇心から電気ポットの操作部に触れることがある。
【0009】 この場合ポンプ動作スイッチは少しの押動でもオンし、前記注出が行われてしま う。このときの注出が危険なスプラッシュ状態でも幼児では判別がつかず、注出 を継続して熱い思いをしたり、びっくりして注出液を受けている器を落とすと云 ったことが生じる。また大人であってもにわかに判断がつかずに同様な事態を招 いてしまうこともときとして生じ得る。
【0010】 そこで本考案は、注出操作の簡易性を損なわずに、前記のような事態が回避さ れ適正に使用することができる電動注出可能な電気貯湯容器を提供することを課 題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を達成するため、本願第1の考案は、電動注出手段と、この 電動注出手段を働かせる注出操作手段とを備えた電動注出可能な電気貯湯容器に おいて、沸とう中やその前後、あるいは内容液の液位が注出下限付近以下である 等注出が危険な条件を判別する判別手段と、注出待機を表示する表示手段と、危 険な条件が判別されたとき前記電動注出手段を働かされないようにし表示手段を 働かせる制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】 本願第2の考案は、第1の考案においてさらに、判別手段は注出操作手段が働 いたときに働かされ、制御手段は危険な条件の判別が解除されるまで表示手段を 働かせ、電動注出手段が動作されないようにすることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本願第1の考案の上記構成によれば、注出操作手段が操作されたとき、注出に 際して危険な条件、例えば沸とう中若しくはその前後であるか、あるいは内容液 の液位が注出操作手段が操作されても注出下限以下になっているか等が判別手段 により判別され、危険な条件が判別されると、制御手段は電動注出手段を働かさ れないようにするので、危険な条件での内容液の注出を防止することができる。
【0014】 またこのとき制御手段は表示手段を働かせて注出待機の状態であることを表示す るので、注出操作にかかわらず内容液の注出が行われない状態であることを使用 者等に告知してとまどいが生じないようにすることができるし、注出が危険な場 合のあることを知らせて使用上の安全意識の向上を図ることができる。
【0015】 本願第2の考案の上記構成によれば、第1の考案においてさらに、判別手段が 注出操作手段の操作によって働かされ、そしてこの際危険な条件が判別されたと きだけ制御手段が電動注出手段が働かされないようにすると共に表示手段を働か せるので、危険な条件での注出阻止と表示とが人為的な操作に基いて行わせて不 使用中の無意味な制御および表示を防止することができるし、使用者等にそのよ うな制御や表示を気付かせやすく適正使用を促進することができる。
【0016】 また危険な条件が解除されれば通常の注出状態に自動復帰させることができる 。
【0017】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図を参照して詳細に説明する。
【0018】 本実施例は湯沸かし可能でかつ非加圧タイプの電動ポンプによって内容液を注 出する電気ポットの場合を示している。図1に示すように、ヒータ61が底部下 面に当てがわれた内容器2を外装ケース3内に収容して器体1を構成している。
【0019】 内容器2は外装ケース3の上端に無理嵌めした合成樹脂製の肩部材4によって上 端フランジを受けられている。
【0020】 そして外装ケース3の下端には合成樹脂製の底環5が当てがわれ、この底環5 と前記内容器2の底部とを図示しない連結金具によって連結し外装ケース3、内 容器2および底環5の相互を一体化している。底環5の開口には底蓋10が複数 の爪の嵌め合わせと一箇所でのビス止めにて取付られ、この底蓋10の下面外周 部には、それに設けられた複数の爪8によって回転座体9が回転可能に嵌め付け られ、器体1を定置したとき回転座体9上で器体3が滑動して回転されるように なっている。
【0021】 内容器2の底部には内容液を注出する注出路11が接続されている。この注出 路11は内容器2と外装ケース3との間の空間で、肩部材4の前部に設けられた 嘴状突出部12内にまで立ち上がり、この部分でU字状に屈曲して吐出口19が 下向きに開口している。注出路11の内容器2よりも下になった部分には、注出 路11に流入する内容液を前記吐出口19に送り出す注出ポンプ13が設けられ 、モータ14によって駆動するようにしている。
【0022】 前記嘴状突出部12の下側に当てがい外装ケース3の前部に取付た下カバー1 5に注液ガイド16が設けられ、前記吐出口19から吐出される内容液は一旦大 気に開放された後、前記注液ガイド16に受けられて案内され注液される。注液 ガイド16は2重パイプ構造をなし、前記吐出内容液が大気に開放され易く、か つ注液時に外気を吸入して破泡網20とともに注液を細かな泡状にして極く静か にしかも跳ね返りがないようにして注液できるようにしている。
【0023】 注液ガイド16は下カバー15へはそれに設けられている開口への螺合部18 によって着脱自在に取付られている。また注出路11の立ち上がり部は内容器2 と同じ液位となるのを利用して液量を静電容量方式やフォトセンサ方式で検出す る液量検出部21が設けられている。注出路11の屈曲部のすぐ上流側には転倒 時止水弁22が設けられている。
【0024】 内容器2の底部下には金具23を利用して遮熱板24がビス止めされ、この遮 熱板24と、ヒータ61の裏側との間に抑えばね28を挟み込み、これによって ヒータ61を内容器2の底部下面に押し当てている。遮熱板24の一部に前記モ ータ14が取付けられている。
【0025】 ヒータ61の中央の透孔には内容液の温度を感知する温度センサ33が設けら れ、遮熱板24にビス止めされた保持板35が前記温度センサ33を遮熱壁を介 し保持している。
【0026】 底環5には回路収容ボックス41が設けられている。回路収容ボックス41は 底環4に一体成形した蓋部42と、この蓋部42に下方より当てがい取付けた容 器部44とからなる。容器部44と蓋部42との相互間の合わせ目にはシールパ ッキング47が挟み込まれて回路収容ボックス42を密封容器としている。これ により回路収容ボックス41に収容される回路基板48の防水が充分になる。
【0027】 器体1の上端には器体蓋62が設けられている。器体蓋62はその後部で肩部 材4にヒンジピン63によって開閉可能に枢着されている。この枢着は肩部材4 に着脱自在に嵌め合わせた軸受部材64に対して行い、軸受部材64の着脱によ って器体蓋62を着脱できるようにしている。これによって器体1内の洗浄や、 内容液の給排が容易となる。
【0028】 軸受部材64は肩部材4の凹部65内に上方より挿入され、凹部65内の係止 部66に樹脂ばね片164が弾性係合することにより不用意な脱落が防止される 。軸受部材64を装着状態に確実に係止し、またこれを解除するためには、凹部 65内に挿入された軸受部材64の一部にフック部が弾性係合するロック部材6 7が設けられ、この係止を解除するにはロック部材67をばね221に抗して係 止解除方向にスライドさせるようになっている。
【0029】 器体蓋62は軸受部材64との間でばね68によって開き方向に付勢され、閉 じ状態は器体蓋62の前端部に設けられたロック部材69がばね71の付勢によ って肩部材4の一部に設けた係止部72に係合することによりロックされる。
【0030】 ロック部材69は器体蓋62の裏板82上面に形成された突起83によって進 退を案内される。
【0031】 ロック部材72の斜面75には、器体蓋62内の軸受201に対し軸76によ って後部を枢着されたロック解除レバー77の先端部の突起78が当接している 。このロック解除レバー77は前記ロック部材69がばね71によって前記係合 位置に進出されているとき、前記斜面75によって突起78を介し上方に押上げ られていて、先端部の操作部79が器体蓋62の上面開口81から器体蓋62の 表面と面一な状態に露出している。
【0032】 この状態で操作部79が押し下げられるとロック解除レバー77は反時計方向 に回動され突起78によってロック部材69の斜面75を押動し、ロック部材6 9をばね68に抗して後退させ前記係止部72との係合を外す。このため器体蓋 62の閉じ状態へのロックが解除される。このロック解除が完了する時点では、 ロック解除レバー77と器体蓋62との間にはロックを解除する方向の遊びがあ り、器体蓋62はロック解除レバー77が押圧操作から解放されているかどうか に係わりなく前記ばね68によって開き方向に少し回動される。
【0033】 これによってロック部材69は前記係止部72の位置から上方に少しずらされ るので、前記ロック解除とともに操作部79から手を離す自然な操作によって、 ロック部材69が再度係止部72に係合するようなことなしに、器体蓋62がば ね68によって自動的に全開状態まで開かれるようにしている。
【0034】 ロック解除レバー77には安全部材111が働かされている。安全部材111 は器体蓋62にロック解除レバー77の長手方向にスライドできるように支持さ れている。そして操作部112によりスライド操作されると、係止部113がロ ック解除レバー77の先端部の下に進退され、先端部の下に進入しているときロ ック解除レバー77の可動を阻止し、不用意なロック解除が行われないようにし ている。
【0035】 器体蓋62の後部には前記軸受部材64の外周部に圧接するばね片84がビス 85によって取付けられている。このばね片84は器体蓋62の開閉動作の際に 軸受部材64の外周に摺接し、器体蓋62がばね68によって開かれるときの開 き動作に制動を及ぼす。したがって器体蓋62は前記ロック解除の際の自動的な 開き動作がゆっくりとした動作で行われる。
【0036】 器体蓋62の裏板82の下面には内容器2の後部を閉じる金属製の内蓋85が 当てがわれ、図示しない位置にてビス止めされている。内蓋85の外周と裏板8 2との間には内容器2の口縁に対向するシールパッキング86が挟持されており 、器体蓋62が閉じられると内蓋85はこのシールパッキング86部で内容器2 の口縁に接し、内容器2を閉じる。
【0037】 内蓋85と裏板82との間には内容器2内で発生する蒸気を外部に逃がす蒸気 通路87が設けられている。蒸気通路87は内蓋85に内容器2側への開口88 を持ち、器体蓋62の後部側の上面に外部への開口89を持っている。開口88 部には裏板82に下方より嵌め付けた弁室91が設けられ、これに器体1が転倒 したときに閉じる転倒時止水弁92が設けられている。
【0038】 前記回路基板48に装備された制御回路100はマイクロコンピュータ101 を利用したものである。嘴状突出部12の上面に設けた操作パネル201に設け られる注出操作キー102は圧力センサ103を押圧操作するように設けられて おり、注出操作時の押圧力の差を圧力センサ103によって電気的信号に変換し てマイクロコンピュータ101に入力することにより、前記注出ポンプ13の駆 動電圧を切換えて注出流量を増減制御するようにしている。
【0039】 操作パネル201は図2に示す通りであり、前記注出操作キー102の他、再 沸騰・カルキ除去設定キー104、タイマ設定キー105、液量の表示部107 、沸騰、カルキ除去、保温の各表示部108〜110、タイマ設定時刻の表示部 111〜113が設けられている。さらに内容液が沸とう中かその前後の状態に あるときや、内容液の液位が注出下限以下であるようなときに注出を阻止するよ うに制御する場合の注出待機表示部106も設けられている。
【0040】 再沸騰・カルキ除去キー104と、注出ロック・解除キー106とは、操作さ れる毎に設定モードがロータリー式に変化するようにされている。
【0041】 図3は前記操作パネル201に対向してその下に設けられた回路基板115を 示している。なお各表示部106、108〜113、115、116はLEDか らなる。
【0042】 回路基板115はいわゆるプリント基板からなり、前記各電子、電気部品を部 品実装機により自動実装され、プリント回路に接続されている。そして必要な外 部接続のための端子群211が、回路基板115の一側に一定のピッチで配設さ れている。したがってこの端子群216を介し前記各電気、電子部品と他との電 気的接続が簡易に行われる。
【0043】 図4に前記操作パネル201と回路基板115との組合せ状態が示されている 。
【0044】 図5は制御回路を示し、マイクロコンピュータ101には図に示すように前記 各種入出力に関する電気、電子部品がA/D変換機301、302やスイッチ回 路303、駆動回路304、表示回路305を介し適宜接続されている。
【0045】 以下動作制御について説明する。図6は主な動作制御を示すメインルーチンの フローチャートであり、電源オンによってまずステップ#1の初期設定が行われ た後、各種の入出力に応じた処理が行われる(ステップ#2)。次で沸騰処理( ステップ#3)がコールされ、内容液が保温温度よりも低いとき、つまり給水初 期や内容液の注ぎ足しによって温度が低い場合、また再沸騰・カルキ除去キー1 04によって再沸騰が設定された場合に、内容液を沸騰まで加熱するように制御 する。
【0046】 続いて保温処理(ステップ#4)がコールされ、初期沸騰ないしは再沸騰の後 内容液を所定温度に保温するように制御する。
【0047】 さらに続いてタイマ処理(ステップ#5)がコールされ、タイマ設定キー10 5によってタイマ設定がなされている場合、沸騰動作開始時刻をタイマ設定時刻 にて内容液を沸騰させるのに必要な時刻まで遅らせてから沸騰動作を開始するよ うに遅延制御する。
【0048】 次でカルキ除去処理(ステップ#6)がコールされ、再沸騰・カルキ除去キー 104がカルキ除去モードに操作されている場合、ステップ#3での沸騰動作を 所定時間継続させるように制御し、沸とうが継続される分だけカルキの除去が促 進されるようにする。しかしカルキ除去のために沸騰動作を間断的に繰返し行う ようにしてもよい。
【0049】 次にポンプ処理サブルーチン(ステップ#7)がコールされ、注出操作部10 2による圧力センサ103の押圧力に応じた注出流量を設定し、この設定注出流 量を得るように注出ポンプ13のモータ14を駆動する。しかし温度センサ33 からの温度情報が沸とう中若しくはその前後の状態にある間、あるいは内容液の 液位が注出下限以下である場合には前記駆動を阻止する。またこの駆動阻止と共 に前記注出待機表示106を働かせる。
【0050】 最後にその他の処理(ステップ#8)を終えて後ステップ#2に戻り、以後上 記制御を繰り返す。
【0051】 図7はポンプ動作処置サブルーチンを示し、注出操作キー102が操作され圧 力センサ103がオンした状態の注出モードであると(ステップ#61)、温度 センサ33からの内容液温度のデータを取り込み(#61a)、その結果沸とう またはその前後の状態であるかどうかを判別する(#61b)。このような状態 でなければ内容液温度は注出に危険のない範囲であるので次に進み、液量検出部 21からの液量データを取り込み(#61c)、その結果注出下限水位以下かど うかを判別する(#61d)。注出下限水位以下でなければ安全注出可能である のでステップ#65以下の注出動作に移る。
【0052】 若しステップ#61bで沸とうまたはその前後の状態であったり、ステップ# 61dで注出下限水位以下であると、何れもスプラッシュ状態での危険な注出状 態を招きやすいので、このような状態が解除されるまで注出待機表示106をオ ンさせながらステップ#61a〜#61eを繰り返す。
【0053】 ステップ#65以下の注出動作は、先ず圧力センサ103からの注出操作圧に 伴う出力データを取り込む(ステップ#65)。
【0054】 次にセンサ出力が加圧状態にあるか、減圧状態にあるかを判定し(ステップ# 66)、加圧状態にあれば加圧データとして前記センサ出力を取扱い、これに相 当する加圧ランクを設定する(ステップ#67、68)。また減圧状態であれば 減圧データとして前記センサ出力を取扱い、これに相当する減圧ランクを設定す る(ステップ#69、#70)。
【0055】 続いて現駆動ランクから前記設定した増減ランク分を増減した後のランクにて モータ14を駆動し、注出操作の押圧の程度に応じた流量で内容液の注出が行わ れるようにする(ステップ#71)。
【0056】 このような注出動作は圧力センサ103が注出操作から解放され、圧力センサ 103がオフになるまで繰返し行われる(ステップ#72)。
【0057】
【考案の効果】 本願第1の考案によれば、注出操作手段が操作されたとき、注出に際して危険 な条件、例えば沸とう中若しくはその前後であるか、あるいは内容液の液位が注 出操作手段が操作されても注出下限以下になっているか等が判別手段により判別 され、危険な条件が判別されると、制御手段は電動注出手段を働かされないよう にするので、危険な条件での内容液の注出を防止することができ、使用の安全を 図ることができる。またこのとき制御手段は表示手段を働かせて注出待機の状態 であることを表示するので、注出操作にかかわらず内容液の注出が行われない状 態であることを使用者等に告知してとまどいが生じないようにすることができ、 使用の簡易性を損なうことはないし、注出が危険な場合のあることを知らせて使 用上の安全意識の向上を図ることができる。
【0058】 本願第2の考案によれば、第1の考案においてさらに、判別手段が注出操作手 段の操作によって働かされ、そしてこの際危険な条件が判別されたときだけ制御 手段が電動注出手段が働かされないようにすると共に表示手段を働かせるので、 危険な条件での注出阻止と表示とが人為的な操作に基いて行わせて不使用中の無 意味な制御および表示を防止することができるし、使用者等にそのような制御や 表示を気付かせやすく適正使用を促進することができ、無駄なく安全使用を図る ことができる。
【0059】 さらに危険な条件が解除されれば通常の注出状態に自動復帰させることができ るので、使用上の操作が煩雑になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気ポットの縦断
面図である。
【図2】図1の電気ポットの操作パネルの平面図であ
る。
【図3】図2の操作パネルの裏面の回路基板を示す平面
図である。
【図4】図2、図3の操作パネル、回路基板の組付け部
の拡大断面図である。
【図5】図1の電気ポットの制御回路のブロック図であ
る。
【図6】図1の電気ポットの主な動作制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】図6のポンプ動作処理サブルーチンのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 器体 13 注出ポンプ 14 モータ 21 液量検出部 33 温度センサ 100 制御回路 101 マイクロコンピュータ 102 注出操作キー 106 注出待機表示部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動注出手段と、この電動注出手段を働
    かせる注出操作手段とを備えた電動注出可能な電気貯湯
    容器において、 沸とう中やその前後、あるいは内容液の液位が注出下限
    付近以下である等注出が危険な条件を判別する判別手段
    と、注出待機を表示する表示手段と、危険な条件が判別
    されたとき前記電動注出手段を働かされないようにし表
    示手段を働かせる制御手段を備えたことを特徴とする電
    動注出可能な電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 判別手段は注出操作手段が働いたときに
    働かされ、制御手段は危険な条件の判別が解除されるま
    で表示手段を働かせ、電動注出手段が動作されないよう
    にする請求項1記載の電動注出可能な電気貯湯容器。
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