JPH0588380B2 - - Google Patents

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JPH0588380B2
JPH0588380B2 JP24545884A JP24545884A JPH0588380B2 JP H0588380 B2 JPH0588380 B2 JP H0588380B2 JP 24545884 A JP24545884 A JP 24545884A JP 24545884 A JP24545884 A JP 24545884A JP H0588380 B2 JPH0588380 B2 JP H0588380B2
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fuel injection
internal combustion
combustion engine
voltage
asynchronous
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Yasutaka Yamauchi
Kazuyoshi Nishibori
Hiroshi Tamura
Katsushi Kato
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は電子式燃料噴射制御装置に関し、詳し
くは、内燃機関の始動時の電源電圧低下に際して
も、好適な燃料噴射制御を実現する電子式燃料噴
射制御装置に関する。 [従来の技術] 近年、内燃機関制御の電子制御化が進み、内燃
機関に供給される燃料量を内燃機関の運転条件に
基づいてマイクロコンピユータにより算出し、燃
料噴射弁の開弁時間を制御することによつてコン
トロールする電子式燃料噴射制御装置(EFI)が
広く普及している。こうした電子式燃料噴射制御
装置においては、燃料噴射時間を算出するマイク
ロコンピユータの動作が当然正常でなければなら
ないが、電子機器である為、電源電圧変動の影響
を蒙ることを免れない。特に始動時にはスタータ
という大きな負荷を駆動する為に、電源電圧はか
なり低下することがあり、電源であるバツテリが
弱つてきている時や低温時等には、マイクロコン
ピユータの作動を保証することができない電圧ま
で低下することもあつた。 そこで従来の電子式燃料噴射制御装置を搭載し
た内燃機関においては、この電子式燃料噴射制御
装置とは別に、低電圧時にも安定に動作する別系
統の燃料噴射弁(スタートインジエクタ、STJ)
を吸気管に設け、バイメタルを用いたタイムスイ
ツチ(TZS)と組合せ、始動時に一定時間、確
実に燃料噴射を行なわせようとするものや、始動
時燃料噴射時間を予め記憶するバツクアツプ手段
を設け、電源電圧が所定電圧以下となつた時、マ
イクロプロセツサの演算結果に替えてこのバツク
アツプ手段の出力を用いて燃料噴射を行なわせる
もの(特開昭58−217737号公報の「内燃エンジン
の燃料噴射制御装置」)など種々の考案が提案さ
れている。 [発明が解決しようとする問題点] かかる従来技術を背景として、本発明が解決し
ようとする問題は以下の点にある。 (1) 始動時の燃料噴射制御にスタートインジエク
タ(STJ)を用いると、通常の燃料噴射を行な
う系統とは別系統の電気的及び燃料の系統を用
意してやらねばならず、装置の構成が複雑にな
り、全体として信頼性が低下すると共に、製造
工程が増え、コストも高騰するという問題があ
つた。また、燃料噴射量はスタートタイマによ
つて一義に決つてしまい、内燃機関の始動条
件、例えば冷却水温等や燃料噴射回数等で緻密
な制御を行なうということも困難であつた。 (2) バツクアツプ手段を設けて、マイクロプロセ
ツサの演算出力の正さが保証されない場合に
は、バツクアツプ手段の出力により燃料噴射を
行なうものでも、バツクアツプ手段を設けねば
ならず、(1)と同様の問題を生じる。また、バツ
クアツプ手段の内容が固定されたものであれば
前述の如く緻密な制御が行なえず、他方、マイ
クロプロセツサが正常な場合にこれによつて内
燃機関の運転条件に基づいてバツクアツプ手段
の内容を修正できるようにすれば、マイクロプ
ロセツサが電圧低下等に起因して暴走した時、
誤つた値に書き直してしまい、誤動作の原因と
なることがあるという問題も考えられた。 (3) 次にマイクロプロセツサで電源電圧低下時に
おける燃料噴射を制御する場合について考え
る。スタータにとつて内燃機関のいずれか一つ
の気筒が圧縮行程後期にある場合が最大負荷と
なるため、内燃機関の始動時には、バツテリ電
圧はこれに応じて脈動する。従つて、マイクロ
プロセツサにとつては、常に正常に動作できる
電圧かあるいは正常作動不可能な電圧かといつ
た状態になるのではなく、脈動に応じて、正常
に動作できる電圧範囲とそうでない電圧範囲と
を繰返す場合がある。この結果、一旦、正常な
動作の保証されない電圧となつてマイクロコン
ピユータ全体にリセツトがかかると、電源電圧
が正常に復したとしてもマイクロコンピユータ
はその毎にイニシヤル処理からプログラムを開
始することになる。イニシヤル処理では、内燃
機関の回転数や冷却水の水温など種々の運転条
件を読込み、燃料噴射量を演算し、イニシヤル
処理後、ようやく燃料噴射を行なうことになる
が、再び電源電圧が低下して、燃料噴射に至る
以前に、あるいは燃料噴射中に、再度リセツト
がかかつてしまい、結局、始動時に必要な燃料
噴射量の確保が行なえないという問題を招致す
ることがある。 (4) 例え、上記(3)の燃料噴射制御が時間的に間に
合つたとしても、この場合にはリセツトがかか
る度に、マイクロプロセツサは燃料噴射量の算
出から行なうので、それまで既に行なわれた燃
料噴射量を記憶しておくことができず、リセツ
トがかかる度に燃料噴射が行なわれてしまう。
この結果、点火系が不調などの場合、点火プラ
グが所謂カブツタ状態になつてしまい、点火系
が回復しても、もはや点火が行なえず内燃機関
を始動させることができなくなることがあると
いう問題点があつた。 また、始動時に吸気管において噴射された燃
料のうち気化しつつ気筒に吸入される燃料の割
合は、内燃機関の温度によつて大きく左右され
る。内燃機関が冷え切つている場合には噴射さ
れた燃料の大部分は吸気管内壁や吸気弁等に付
着してしまい、各気筒シリンダ内に吸入される
割合は低下する。従つて、こうした場合には始
動時における燃料噴射量の総量は増加させてや
らねばならないが、毎回、マイクロプロセツサ
にリセツトがかかつてしまうような状況では燃
料噴射量の総量を制御することは到底行ない得
なかつた。 そこで本発明は、上記(1)ないし(4)の問題点を解
決し、簡易な構成で始動時に好適な燃料噴射制御
を行ない得る電子式燃料噴射制御装置を提供する
ことを目的とする。 発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を実現すべく、上記の問題点を解決
するためにとられた手段は、第1図に示すよう
に、次の構成を要旨としている。即ち、 内燃機関の運転条件を検出する運転条件検出手
段と、 該内燃機関に燃料噴射を行なう燃料噴射手段
と、 前記検出された内燃機関の運転条件に基づい
て、燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射手段を制
御して、内燃機関の回転に同期した主燃料噴射を
行う燃料噴射制御手段と、 電源電圧の状態を監視する電源電圧監視手段
と、 前記電源電圧が前記燃料噴射制御手段の動作を
保証する所定の電圧以下から該所定の電圧以上に
復帰したと判別されたとき、その直後に前記検出
された内燃機関の運転条件に応じた所定量の非同
期な始動時燃料噴射を実行する非同期噴射手段
と、 この非同期噴射手段で噴射された噴射量を累積
して記憶し、かつ前記電源電圧が前記所定の電圧
を下回つたときにもその記憶内容を保存する記憶
手段と、 この記憶手段で記憶された累積値が所定値に達
したか判定する判定手段と、 前記累積値が前記所定値に達したと判定された
とき前記非同期噴射手段による非同期噴射を禁止
する禁止手段とを備えることを特徴とする電子式
燃料噴射装置を要旨とする。 〔作用〕 これによれば、電源電圧が燃料噴射制御手段の
動作を保証する所定の電圧以下から該所定の電圧
以上に復帰したと判別された時、内燃機関の運転
条件に応じた所定量の非同期噴射が非同期噴射手
段により実行され、記憶手段で非同期噴射された
噴射量の累積値が記憶される。 そして、この累積値が所定値に達すると禁止手
段により前記非同期噴射が禁止される。 [実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。 第2図は本発明一実施例としての内燃機関とそ
の周辺装置との概略構成を示す概略構成図、第3
図は燃料噴射制御手段としての電子制御回路の構
成を示すブロツク図、である。 図において、1は4サイクル4気筒の内燃機
関、2は燃料噴射制御手段としての電子制御回
路、3は電源としてのバツテリ、である。内燃機
関1の吸気管4には、上流からエアクリーナ5、
エアフロメータ7、吸気温センサ9、スロツトル
バルブ11、アイドルスイツチ12等が配設さ
れ、吸入空気は分岐管15に設けられた燃料噴射
手段としての電磁式燃料噴射弁17より噴射され
た燃料と共に混合気となつて図示しないシリンダ
に吸入される。一方、内燃機関1の排気管19に
は排気組成中の酸素濃度を検出するO2センサ2
1が設けられている。 更に、23はイグナイタ、25はイグナイタ2
3に発生する高電圧を内燃機関1のクランクシヤ
フト27の回転に同期して各気筒の図示しない点
火プラグに分配するデイストリビユータであつ
て、デイストリビユータ25は内燃機関1の気筒
判別信号Gl及び回転数信号Neとを生成する。ま
た29はバツテリ3を電子制御回路2に接続する
イグニツシヨンスイツチ、31はイグニツシヨン
スイツチ29と一部連動してスタータモータ32
をオン・オフするスタータスイツチ、33は内燃
機関1の冷却水の水温Thwを検出する水温セン
サ、である。 電子制御回路2は、マイクロコンピユータ50
を核として、アナログ入力回路52、A/D変換
回路53、デイジタル入力回路54、バツクアツ
プ回路56、信号切換回路58、電源回路60、
出力信号バツフア62,63から構成されてい
る。電子制御回路2のアナログ入力回路52は、
エアフロメータ7からの信号としての吸入空気量
Us、水温センサ33からの信号としての内燃機
関1の冷却水温Thw、吸気温センサ9からの信
号としての吸気温Tha、バツテリ電圧+B、を入
力し、これらの信号は次段のA/D変換回路53
によつて順次A/D変換され、マイクロコンピユ
ータ50に取り込まれる。 一方、デイジタル入力回路54は、デイストリ
ビユータ25の生成する気筒判別信号Glと回転
数信号Ne、O2センサ21からの信号としてのリ
ーン・リツチ信号Ox、スロツトルバルブ11が
全閉であることを示すアイドルスイツチ12から
の信号Idle、スタータスイツチ31の状態を示す
信号STA、を入力し、マイクロコンピユータ5
0とバツクアツプ回路56に出力する。 電源回路60はイグニツシヨンスイツチ29を
介してバツテリ電圧+Bを、又、イグニツシヨン
スイツチ29を介することなくバツクアツプ用の
電圧Battを入力して、マイクロコンピユータ5
0に供給される定電圧Vsubとその他の回路に供
給されるもうひとつの定電圧Vcとを生成する。
このほか、電源回路60は、定電圧Vsubの電圧
を監視して信号を生成したり、マイクロコン
ピユータ50よりマイクロコンピユータ50が正
常に作動していることをソフトウエアにより報知
するウオツチドツグクリア信号wdc等に基づい
て、マイクロコンピユータ50のイニシヤル信号
initを生成する電源シーケンスとしての動作も行
なうが、これについては後述する。 マイクロコンピユータ50は第4図に示す如
く、ひとつのチツプ内に周知のマイクロプロセツ
サ(MPU)70,ROM71,RAM73、入力
ポート74、出力ポート76、クロツク発生回路
78、共通バス79等を集積した1チツプマイク
ロコンピユータであつて、特に本実施例ではアド
レスデコーダ81、R−Sフリツプフロツプ8
2、インバータ83、ゲート付バスドライバ84
からなるwi信号検出回路86をも内蔵している。
尚、クロツク発生回路78は外付の水晶振動子8
8を得て、MPU70の作動基本クロツクを生成
する他、後述する4msec毎の割込を起動する信号
を発生する。 マイクロプロセツサ70は入力ポート74を介
し内燃機関1の運転条件を読みこみ、内燃機関1
の点火時期や燃料噴射量及び噴射タイミングを演
算する。そして、出力ポート76を介してA/D
変換回路53の制御信号の他に、バツクアツプ回
路56に点火時期制御信号igを、信号切換回路5
8に燃料噴射制御信号τ1,τ2を、電源回路6
0にウオツチドツグクリア信号wdcを、各々出力
する。ここで燃料噴射制御信号τ1は内燃機関1
の回転に同期して出力される通常の主燃料噴射を
制御する信号であり、燃料噴射制御信号τ2は本
発明において行なわれる始動時燃料噴射を制御す
る信号である。燃料噴射制御信号τ2の取扱いに
ついては後にフローチヤートに依拠し、詳細に説
明する。 バツクアツプ回路56はマイクロコンピユータ
50が正常に作動しなくなつた時に、その制御を
補う為の回路であつて、次のように働く。マイク
ロコンピユータ50はマイクロプロセツサ70に
司られて、内燃機関1の運転中であれば始動中で
あるか否かにかかわらず、点火時期制御信号igを
内燃機関1の回転数Neによつて定まる所定の間
隔をおいて出力している。従つて、点火時期制御
信号igが所定期間を越えて出力されなくなつた時
にはマイクロコンピユータ50は異常であると判
断し、気筒判別信号Glと回転数信号Neとから予
め定められたタイミングで点火信号IGtをバツフ
ア62を介してイグナイタ23へ出力する。と同
時に、所定の燃料噴射量制御信号τ3をマイクロ
コンピユータ50が異常であることを示す信号
failと共に信号切換回路58に出力する。 信号切換回路58は、通常マイクロコンピユー
タ50の出力する燃料噴射制御信号τ1,τ2を
入力して、バツフア63を介して電磁式燃料噴射
弁17を開閉する燃料噴射信号τpを出力してい
るが、バツクアツプ回路56がマイクロコンピユ
ータ50の異常を検出して信号を出力する
と、上記の燃料噴射制御信号τ1,τ2に替え
て、バツクアツプ回路50の出力する燃料噴射制
御信号τ3によつて電磁式燃料噴射弁17を制御
するよう構成されている。信号切換回路58を公
知の論理ゲートによつて構成した一例を第5図に
示す。 以上の構成において行なわれる内燃機関1の制
御の一例を第6図のタイムチヤートに示した。 次に第7図の回路図に拠つて電源回路60の構
成及び機能について説明すると共に、マイクロコ
ンピユータ50内のwi信号検出回路86の働き
についても述べ、本発明の電源監視手段、書換禁
止手段の一例に言及する。 第7図に示す如く、電源回路60はマイクロコ
ンピユータ50に供給される定電圧Vsubとマイ
クロコンピユータ50以外の回路に供給される定
電圧Vcとを生成する定電圧出力部93、定電圧
Vsubの電圧を監視するwi信号出力部95、マイ
クロコンピユータ50のウオツチドツグクリア信
号wdcと共働してイニシヤル信号を生成する
イニシヤル信号発生回路97、から構成されてい
る。 定電圧出力部93は、バツテリ電圧+Bを電源
として定電圧Vcを生成するレギユレータ101
と、イグニツシヨンスイツチ29を介さないバツ
テリ電圧Battを電圧源として定電圧Vsubを生成
するレギユレータ102とから構成されている。 wi信号出力部95は、オペアンプOP1によつ
て、内部に形成された基準電圧Vdlを用いて定電
圧Vsubの電圧を監視する回路であり、抵抗器R
11,R12,R13による分圧によつて形成さ
れたヒステリシスを利用して、定電圧Vsubが判
定電圧V2以下となつた時にその出力信号をロ
ウアクテイブとし、電圧V2より高い判定電圧V1
以上となつた時にハイレベルにするよう構成され
ている。ここに、判定電圧V2はこの電圧までは
マイクロコンピユータ50内のMPU70にとつ
て自身の動作が正常なものであると判断できると
いう電圧として設定されており、一方、判定電圧
V1はこの電圧以上であればMPU70自身が燃料
噴射等の制御を正常に再開させられると自ら判断
できる電圧として設定されており、両者にリステ
リシス電圧(ΔV)をもたせることによつて境界
付近での動作上のチヤタリング等の発生を防止し
ている。尚、定電圧化されている電圧Vsubが変
動するのは、バツテリ3の電圧Battがレギユレ
ータ102の能力を越えて低下することによつて
生じる。 イニシヤル信号発生回路97は、マイクロコン
ピユータ50の入・出力信号を説明した所で触れ
たように、MPU70が電源電圧の低下やノイズ
等に起因して暴走した場合、あるいは定電圧
VsubがもはやMPU70の動作が全く期待できな
い電圧まで低下した時、イニシヤル信号を出
力してマイクロコンピユータ50を停止させるも
のであつて、電子制御回路2のパワーオン時のイ
ニシヤル信号発生も兼ねている。 上述のwi信号出力部95の出力信号はマイ
クロコンピユータ50内のwi信号検出回路86
のR−Sフリツプフロツプ82のS端子につなが
れている。インバータ83の出力は通常ハイレベ
ルなので、信号が一旦、ロウアクテイブとな
ると、R−Sフリツプフロツプ82はセツトさ
れ、その出力Qはロウレベル(信号Oに対応)
に、セツトされる。MPU70はwi信号検出回路
86に設定されたアドレスを出力し、アドレスデ
コーダ81を介してゲート付バスドライバ84を
開き、R−Sフリツプフロツプ82の出力Qの状
態を読み込むことができるが、これとは別に、ア
ドレスデコーダ81を介してR−Sフリツプフロ
ツプ82のR端子にデータを書き込むこともでき
る。R−Sフリツプフロツプ82の真理値表は次
の如くである。
【表】 ここでQo-1とは出力QがR,S端子の状態が
変化したひとつ前の時点での状態を維持すること
を示している。従つて、一旦信号がロウレベ
ルとなると、MPU70がwi信号検出回路86に
レベル1を書き込んでも、出力Qの状態はロウレ
ベルのままである。しかしながら、定電圧Vsub
が判定電圧V1以上となつて信号がハイレベル
となると、MPU70からの書き込み動作によつ
て、出力Qの状態は反転し、ハイレベルとなる。
尚、MPU70が読み書きするwi信号検出回路8
6のアドレスを、以下WIポートと呼ぶ。 R−Sフリツプフロツプ82の出力QはRAM
73に出力されており、この信号Qがロウレベル
となるとRAM73内の書き込み信号線は不活性
化され、RAM73へのデータの書き込みは一切
行なえない構成となつている。これは、RAM7
3内のデータ書き込み制御信号線はロウアク
テイブ(ロウレベルの時、書き込み可)であるこ
とから、第8図に一例を示すように、信号Qがロ
ウレベルとなつた時、RAM73の書き込み端子
R/をその電源電圧Vcと等しくしておくよう
な構成により容易に実現される。 以上のハードウエアの構成を有する本実施例の
電子式燃料噴射制御装置2においてマイクロコン
ピユータ50のMPU70が行なう処理について、
第9図のフローチヤートに依拠して説明する。
MPU70は、第9図のフローチヤートに示す割
込ルーチン(4msec毎に起動される)を始動時燃
料噴射の制御として繰返し実行している。まず、
各ステツプでの処理について説明する。 ステツプ200:スタータ32が駆動されている
か否かを信号STAの状態により判断する。 ステツプ210,220:WIポート、即ちwi信号検
出回路86に値1を書き込む処理を行なう。 ステツプ225:始動時燃料噴射の回数を示す変
数CINJの値を0にし、1回の燃料噴射量を示す
変数CTIMEを値t1にセツトする処理を行なう。 ステツプ230,240:WIポートの値が1である
か否かの判断を行なう。 ステツプ245:変数CINJの値がn未満であるか
否かの判断を行なう。 ステツプ250:変数CINJを1だけインクリメン
トする処理、即ちCINJ←CINJ+1を行なう。 ステツプ260:変数CTIMEの値がt2未満である
か否かの判断を行なう。 ステツプ270:変数CTIMEを値t1にセツトする
処理を行なう。尚、ここで値t1は値t2より2以上
大きな値として設定されている。 ステツプ280:カウンタとして用いられる変数
CTIMEを0にセツトする処理を行なう。 ステツプ290:変数CTIMEを1だけインクリ
メトする処理、即ちCTIME←CTIME+1を行
なう。 ステツプ300:出力する燃料噴射制御信号τ2
をオン状態に変更又は維持する処理を行なう。 ステツプ310:出力する燃料噴射制御信号τ2
をオフ状態に変更又は維持する処理を行なう。 以上の処理・判断を行なう本割込ルーチンによ
る制御は、次の順序で実行される。 (1) まずステツプ200から開始されるが、イグニ
ツシヨンスイツチ29をオンとしてバツテリ3
の電圧+Bを電子制御回路2に供給するように
した直後には、まだスタータスイツチ31は閉
成されていないので、スタータ32はオンとさ
れておらず、ステツプ200における判断は
「NO」となつて、処理はステツプ210へ進む。
ステツプ210でWIポートに1を書込んだ後、ス
テツプ270において変数CINJに零を、また変数
CTIMEに値t1を各々書込み、ステツプ310にお
いて燃料噴射制御信号τ2をオフ状態とし、
RTNへ抜けて本割込みルーチンの最初の実行
を終了する。 (2) やがてスタータスイツチ31が閉成されると
スタータ32がバツテリ3の電力供給をうけて
回転を始め、内燃機関を駆動する。しかして本
割込みルーチンが起動されると、ステツプ200
での判断は「YES」となつて処理はステツプ
230へ進み、WIポート=1?の判断が行なわれ
る。今回の割込みルーチンの起動に先立つ前回
の処理においてWIポートには値1が書込まれ
ているから、スタータ32の負荷が加わつたこ
とによつてマイクロコンピユータ50の電源で
ある定電圧Vsubが低下していなければWIポー
トの値は1のままであり、定電圧Vsubが判定
電圧V2以下となつていればWIポートの値は0
となつている。バツテリ3の容量に充分な余裕
があり定電圧Vsubが低下しないような場合に
はステツプ230での判断は「YES」となつて処
理はステツプ260へ進み、CTIME<t2の判断を
行なう。変数CTIMEの値は初回の本割込みル
ーチンの処理におけるステツプ215において値
t1に設定されているから(t1>t2)、ステツプ
260での判断は「NO」となり、処理はステツ
プ310へ移行し、燃料噴射制御信号τ2をオフ
状態のままに維持してRTNへ抜け、本割込み
ルーチンを終了する。従つてこの場合には後述
する非同期な始動時燃料噴射は実行されること
はなく、通常の主燃料噴射により燃料の供給が
行なわれる。 (3) 一方、バツテリ29が弱つているなどの理由
でスタータ32の負荷が加わつた時にバツテリ
29の電圧+Bが大きく低下し、マイクロコン
ピユータ50への定電圧Vsubも判定電圧V2を
下回るような状態となつた場合、ステツプ230
での判断は「NO」(WIポート=1は不成立)
となつて処理はステツプ220へ進む。ステツプ
220ではWIポートに値1を書込み、続くステツ
プ240で再びWIポートが1であるか否かの判断
を行なう。WIポートの値は、信号がロウレ
ベルであればMPU70が値1を書込んでも値
1に更新されないので、定電圧Vsubが判定電
圧V2を下回り次に判定電圧V1以上となるまで
はステツプ240での判断は「NO」となり処理
は既述したごとくステツプ310−RTNと進む。
スタータ32の負荷が脈動し定電圧Vsubが判
定電圧V1を以上となつた後では、ステツプ230
−ステツプ220の判断・処理において、WIポー
トの値は1となり、ステツプ240での判断は
「YES」となる。この様子を第10図に示し
た。即ち、WIポートの状態は信号がロウア
クテイブとなつた時、ロウレベルとなり、信号
wiがハイレベルとなつた後の最初のMPU70
によるデータ1の書込みによつてハイレベルに
復する。 (4) ステツプ240での判断が「YES」、即ち、WI
ポート=1となると処理はステツプ245へ進み、
変数CINJが値n未満であるか否かの判断が行
なわれる。変数CINJは内燃機関1の始動操作
としてスタータ32がオンとなつてから行なわ
れた非同期な始動時燃料噴射の回数を示すカウ
ンタとして扱われている。従つて、ステツプ
245における第1回目の判断にあつては、変数
CINJの値はステツプ225で設定されたまま、即
ち零であり、当然CINJ<n?の判断は
「YES」となつて、処理はステツプ250へ進む。
ステツプ250では、この非同期な始動時燃料噴
射の実行回数をカウントしておくべく、変数
CINJの値を1だけインクリメントする。従つ
て、ステツプ245,250の判断処理によつて、全
体としてn回の非同期な始動時燃料噴射が実行
されることになる。尚、変数CINJの値は
RAM73の所定のエリアに格納される。続く
ステツプ280ではもうひとつの変数CTIMEの
値を零に設定するが、ここで変数CTIMEは、
1回の非同期な始動時燃料噴射の時間を所定
値、例えば50msecにする為のカウンタとして
用いられる。 続くステツプ290では変数CTIMEの値を1
だけインクリメントし、この値をRAM73の
所定のエリアに格納した後、ステツプ300では
燃料噴射制御信号τ2をオン状態としRTNへ
抜けて本割込みルーチンを終了する。燃料噴射
制御信号τ2の出力がオン状態となると、電子
制御回路2の出力信号τpはアクテイブとなり、
電磁式燃料噴射弁17は開弁される。 (5) 以上の条件で、次に本割込みルーチンが起動
されると、定電圧Vsubが再び低下して判定電
圧V2を下回るまではWIポートの値は1となつ
ていることから、ステツプ230の判断は
「YES」となり、ステツプ260で変数CTIMEが
値t2未満であるか否かの判断が行なわれる。変
数CTIMEの値はステツプ280で0にセツトさ
れた後、ステツプ290が実行されるたびに1ず
つインクリメントされてゆくから、この値がt2
に達するまで、ここでは50msecの間、ステツ
プ260での判断は「YES」であつて、引続きス
テツプ290、ステツプ300の処理を行ない燃料噴
射制御信号τ2による非同期な燃料噴射が実行
される。 (6) この状態で50msecが経過すると、ステツプ
260での判断(CTIME<t2?)は「NO」とな
つて処理はステツプ310からRTNへと進み、非
同期な燃料噴射は停止される。その後、スター
タ32の回転によつてバツテリ電圧+Bが脈動
し、定電圧Vsubが再び判定電圧V2以下となり
やがて判定電圧V1以上に復すると、上記(3)の
制御から再び実行され、そのたびに、上記(4)の
制御において変数CINJの値は1ずつ増加され
てゆく。 (7) しかして、変数CINJの値がインクリメント
を重ねた結果値nに達すると、ステツプ245で
の判断は「NO」となつて、ステツプ270で変
数CTIMEの値をt1とした後、ステツプ310にて
燃料噴射制御信号τ2をオフ状態としRTNへ
抜けて本割込みルーチンを終了するようにな
る。従つて、始動時燃料噴射の総量が、値t2に
相当する燃料噴射時間(ここでは50msec)と
非同期な始動時燃料噴射の回数を示す値nとの
積で定まる量、n×50msecの燃料噴射時間に
相当する燃料噴射量となつた時、それ以上の非
同期な始動時燃料噴射は定電圧Vsubの状態の
如何にかかわらず実施されない。 以上の制御の全般に亘つて、マイクロコンピ
ユータ50内のRAM73は、既述した如く、
定電圧Vsubが判定電圧V2以下となるとその書
込みを禁止し内容を保護するように構成されて
おり、スタータ32の負荷の変動によつてバツ
テリ電圧+Bが脈動しても変数CINJ及び変数
CTIMEの値は保存されている。 本割込みルーチンを内燃機関1の始動時に繰
返し実行することによつて行なわれる燃料噴射
の制御の一例を第11図のタイミングチヤート
に示した。即ち、非同期な始動時の燃料噴射
は、定電圧Vsubが一旦判定電圧V2未満となつ
てから判定電圧V1以上となつた時に、変数
CTIMEの値をカウンタとして用いながら行な
われ(第11図区間)、変数CTIMEの値がt2
となつたところで停止される(区間)。定電
圧Vsubが判定電圧V1,V2を跨いで脈動する
毎に行なわれるこの非同期な始動時燃料噴射は
全部でn回、実行される。通常の主燃料噴射は
これとは別に行なわれており、定電圧Vsubが
確立されると、通常の燃料噴射制御によつて行
なわれる(区間)。 以上のように構成された本実施例においては、
マイクロプロセツサ70の電源電圧である定電圧
Vsubの状態をwi信号出力部95によつて監視
し、マイクロプロセツサ70の動作が保証できる
電圧(ここでは判定電圧V2)を下回つたときに
はRAM73の内容を保存し、マイクロプロセツ
サ70の動作の再開に問題のない電圧(ここでは
判定電圧V1)以上となつた時にはパルス幅
50msecの始動時固有の非同期な燃料噴射を実行
させている。従つて、始動時にマイクロプロセツ
サ70の動作が保証できないような電圧の領域を
含んで定電圧Vsubが変動するような場合でも、
判定電圧V1以上となつた時には直に非同期な始
動時燃料噴射が開始されることになり、始動時の
確実な燃料噴射が期待でき、気筒への可燃混合気
の吸入は確実なものとなる。しかもRAM73内
の変数CINJの値は保存されるので、始動時燃料
噴射の総量も一定に限定することができ、燃料噴
射の過多による点火プラグのカブリやその結果内
燃機関1が点火されなくなるといつた問題も生じ
ることがなく、内燃機関1の始動性は充分に確保
される。 又、定電圧Vsubが判定電圧V2よりも更に低下
し、電源回路60内の信号が出力される事態
となつてマイクロコンピユータ50がリセツトさ
れた場合でも、定電圧Vsubが回復して判定電圧
V1以上となれば、内燃機関1の回転数Neやその
他のパラメータから燃料噴射時間を計算して行な
われる主燃料噴射を待つことなく燃料噴射制御信
号τ2による非同期な始動時燃料噴射が実行され
るので、スタータ32が回転しうるような場合に
は、内燃機関1の各気筒への燃料の吸入を確実な
らしめることができる。 更に、本実施例では若干の電気的な回路を追加
しているに過ぎず、しかも常に単一のマイクロプ
ロセツサ70の下で燃料噴射を制御しており、ス
タートインジエクタやその燃料系統などを必要と
せず、簡易な構成で確実な始動時の燃料噴射を行
なわせることができる。 尚、本実施例では定電圧Vsubが常時判定電圧
V2以下となつてマイクロプロセツサ70が点火
時期制御信号igを出せない状態に至つた時には、
バツクアツプ回路56により、内燃機関1の点火
時期と燃料噴射を制御しており、スタータ32が
駆動されるような電圧範囲での内燃機関1の始動
性はほとんど完璧を期されているといつてよい。 次に本発明の第2の実施例について説明する。
本発明の第2実施例は、第1実施例と同一の装
置・構成において、第12図のフローチヤートに
示す制御が実施されるものである。 第12図に示すフローチヤートのステツプ400
ないしステツプ510は、第1実施例のステツプ200
ないしステツプ310の各ステツプに対応している
ので、詳細な説明は特に加えない。第2実施例で
は、第1実施例での処理に新たにステツプ550,
560が付加えられており、イグニツシヨンスイツ
チ29がオンされてから、スタータ32がオンさ
れるまでの間に行なわれるステツプ310,315(第
1実施例のステツプ210,215)の処理と共に、ス
テツプ550では内燃機関1の冷却水温Thwを入力
ポート52を介して、水温センサ33から読み込
む処理が、続くステツプ560ではこの冷却水温
Thwに基づいて非同期な始動時燃料噴射の繰返
される回数nを定める処理が、行なわれる。ステ
ツプ560においてこの回数nは、例えば第13図
に一例を示すマツプから定められる。 従つて、内燃機関1の始動操作の開始、即ちス
タータ32がオンとされてから行なわれる非同期
な始動時燃料噴射やよつて内燃機関1に噴射され
る燃料の総量(n×50msecに相当)は、内燃機
関の冷却水温Thwによつて変更される。 この結果、本実施例は、第1実施例と同一の効
果に加えて、内燃機関1が冷え切つていて、噴射
された燃料の大部分が吸気管壁や吸気弁等に付着
してしまい、点火可能な空燃比の混合気が容易に
吸入されないような場合には燃料噴射の総量を増
加し、内燃機関1の場合には燃料噴射の総量を低
く押えるといつた緻密な制御を行なつて、内燃機
関1の始動性を十二分に確保することができると
いう効果も得られている。 以上本発明の2つの実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に何等限定されるもの
ではなく、例えば、書換禁止手段として、第8図
に示した構成に替えて、wi信号検出回路86の
出力信号とイニシヤル信号発生回路97の出
力するイニシヤル信号との論理和(AND)
をマイクロコンピユータ50のイニシヤル信号と
して入力する構成をとるなど、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々なる態様で実施しう
ることは勿論である。 発明の効果 以上詳述したように、本発明の電子式燃料噴射
制御装置によれば、スタートインジエクタやその
燃料系統などを必要とすることなく、始動時の確
実な燃料噴射を実現することができ、内燃機関1
の始動性を充分に確保することができるという優
れた効果を奏する。また、構成が簡易にできる
為、装置の信頼性や製造行程の手間やコストの問
題等も改善される。さらに、本発明によれば非同
期で噴射された噴射量の累積値が記憶手段に記憶
され、累積値が所定値に達すると非同期噴射を禁
止するため、電源電圧が変動して非同期噴射が繰
り返されても所定の量の噴射が終了すればこの非
同期噴射は禁止され、燃料が過剰に噴射されるこ
ともなくなり、その結果点火プラグかぶりが防止
され運転性が向上するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発
明の一実施例としての内燃機関とその周辺装置と
の構成を示す概略構成図、第3図は電子制御回路
2の構成を示すブロツク図、第4図はマイクロコ
ンピユータ50の構成を示すブロツク図、第5図
は信号切換回路58の構成例を示す論理回路図、
第6図はバツクアツプ回路56による点火時期と
燃料噴射の制御例を示すタイミングチヤート、第
7図は電源回路60の構成を示す回路図、第8図
はRAM73の書込み禁止を行なう構成の一例を
示す回路図、第9図は実施例における制御例を示
す4msec割込みルーチンのフローチヤート、第1
0図はWIポートの状態を説明するタイミングチ
ヤート、第11図は実施例における燃料噴射制御
の一例を示すタイミングチヤート、第12図は本
発明の第2実施例の制御を示すフローチヤート、
第13図は内燃機関1の冷却水温Thwから非同
期な始動時燃料噴射の回数を求めるマツプ、であ
る。 1……内燃機関、2……電子制御回路、3……
バツテリ、17……電磁式燃料噴射弁、29……
イグニツシヨンスイツチ、31……スタータスイ
ツチ、32……スタータ、50……マイクロコン
ピユータ、60……電源回路、70……マイクロ
プロセツサ(MPU)、73……RAM、82……
R−Sフリツプフロツプ、86……wi信号検出
回路、95……wi信号出力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関の運転条件を検出する運転条件検出
    手段と、 該内燃機関に燃料噴射を行なう燃料噴射手段
    と、 前記検出された内燃機関の運転条件に基づい
    て、燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射手段を制
    御して、内燃機関の回転に同期した主燃料噴射を
    行う燃料噴射制御手段と、 電源電圧の状態を監視する電源電圧監視手段
    と、 前記電源電圧が前記燃料噴射制御手段の動作を
    保証する所定の電圧以下から該所定の電圧以上に
    復帰したと判別されたとき、その直後に前記検出
    された内燃機関の運転条件に応じた所定量の非同
    期な始動時燃料噴射を実行する非同期噴射手段
    と、 この非同期噴射手段で噴射された噴射量を累積
    して記憶し、かつ前記電源電圧が前記所定の電圧
    を下回つたときにもその記憶内容を保存する記憶
    手段と、 この記憶手段で記憶された累積値が所定値に達
    したか判定する判定手段と、 前記累積値が前記所定値に達したと判定された
    とき前記非同期噴射手段による非同期噴射を禁止
    する禁止手段とを備えることを特徴とする電子式
    燃料噴射装置。 2 前記所定量は内燃機関の冷却水温によつて定
    められる特許請求の範囲第1項記載の電子式燃料
    噴射装置。 3 前記累積値は前記非同期噴射手段による非同
    期噴射回数であつて、前記禁止手段はこの非同期
    噴射回数が所定値に達したとき前記非同期噴射を
    禁止することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の電子式燃料噴射装置。 4 前記所定回数は前記内燃機関の冷却水温に応
    じて定められることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の電子式燃料噴射装置。
JP24545884A 1984-11-09 1984-11-19 電子式燃料噴射制御装置 Granted JPS61123741A (ja)

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DE3539732A DE3539732C2 (de) 1984-11-09 1985-11-08 Elektronisch gesteuertes Brennstoffeinspritzsystem für eine Brennkraftmaschine
US06/796,549 US4683859A (en) 1984-11-09 1985-11-08 Apparatus for injecting fuel into internal combustion engine

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