JPH058794U - フロツピデイスクの防塵カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案のフロッピディスクの防塵カバーは、
コンソール１のフロッピディスク挿入口８の前に防塵カ
バー３がその両側面上端部のヒンジ３ａを中心に回転可
能に取付けられ、コンソール１内に収納されたフロッピ
ディスク２の上側に設けたカバー収納部４内に防塵カバ
ー３をほぼ水平に持上げた状態にして挿入可能にしたこ
とを特徴とする。 【効果】 通常操作の短時間の開閉ではオペレータが防
塵カバー３を手で持上げると回転してフロッピディスク
挿入口８を開放にし、オペレータが手を離すと自重で直
ちに閉じるので、閉め忘れによるダストの侵入を防げ
る。また、ある時間開放しておく必要がある場合には、
防塵カバー３をほぼ水平に持上げてカバー収納部４へ入
れてやることで収納できるので、フロッピディスク２の
操作の邪魔にならない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、制御装置などに使用するフロッピディスクのカバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図４に示すように、コンソール１内にフロッピディスクを収納し、下側にヒン ジを設けたカバー１３をコンソール１に取付けた構造で、オぺレータが手でカバ ー１３を操作の都度開閉していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のカバー１３では、オペレータがカバー１３を開放のまま放置する場合が あり、フロッピディスクに有害なダストなどが開放部分から侵入する欠点があっ た。

【０００４】 そこで本考案は、操作の必要なときにカバーを手で持ち上げて開けることがで き、オペレータが手を離すとカバーは直ちに閉じるが、さらにフロッピディスク の操作時に操作の邪魔にならないようにすることができるフロッピディスクの防 塵カバーを実現することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のフロッピディスクの防塵カバーは、コンソールのフロッピディスク挿 入口の上に設けられたカバー収納部と、このカバー収納部の両側内面にそれぞれ 設けられたヒンジ案内溝と、このヒンジ案内溝の外方端に設けられヒンジ案内溝 から引き出されたヒンジを半円筒面で保持するヒンジ用サポートと、このヒンジ 用サポートにより両側面上端部にそれぞれ突設された丸ピン状のヒンジを軸支さ れ自重により下垂して前記フロッピディスク挿入口を塞ぐ状態と前記カバー収納 部内へ収納された状態とに可変な防塵カバーとを具備した構成である。

【０００６】

【作用】

本考案のフロッピディスクの防塵カバーは、オペレータが手で持ち上げると回 転してフロッピディスク挿入口を開放にし、オペレータが手を離すと自重で直ち に閉じる。また、フロッピディスクの防塵カバーをほぼ水平に手で持上げてカバ ー収納部へ入れてやることにより、フロッピディスクの操作の邪魔にならないよ うにすることもできる。

【０００７】

【実施例】

以下、図面に示した実施例に基いて本考案を詳細に説明する。

【０００８】 図１（ａ）、（ｂ）および図２（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に本考案一実施例のフ ロッピディスクの防塵カバーを示す。

【０００９】 図１（ａ）に示すように、コンソール１にはフロッピディスク２が収納され、 フロッピディスク挿入口８の前に防塵カバー３がその両側面上端部のヒンジ３ａ を中心に回転，開閉可能に取付けられている。フロッピディスク２の上側にカバ ー収納部４が設けられており、防塵カバー３を水平にしてスライドさせることに より収納可能となっている。防塵カバー３は、図１（ｂ）に示すように、その両 側面に上端から中央部まで延在するガイド３ｂが形成されており、その上端に丸 ピン状のヒンジ３ａが突設されている。ガイド３ｂはヒンジ３ａの径と同じ厚さ になっており、カバー３より若干薄くなっている。

【００１０】 一方、コンソール１は、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、フロッピディスク 挿入口８の上に平行にカバー収納部４が設けられており、カバー収納部４の幅方 向両端部は、防塵カバー３のガイド３ｂに対応させて上下方向の寸法を小さくし たヒンジ案内溝４ａとなっている。また、この両側のヒンジ案内溝４ａの各外方 端には、それぞれ案内溝４ａから引き出されたヒンジ３ａを半円筒面で保持する ヒンジ用サポート６が小ねじ７によりコンソール１に取着されている。防塵カバ ー３は、フロッピディスク挿入口８をカバー面で塞ぐようにした姿勢でそのヒン ジ３ａをヒンジ用サポート６の半円筒面で支えるようにしてヒンジ用サポート６ をコンソール１にねじ止めすることで取付けられる。なお、図中５は保護パッド を示す。

【００１１】 上記のように構成された本考案一実施例のフロッピディスクの防塵カバーは、 防塵カバー３をオペレータが手で持ち上げると回転してフロッピディスク挿入口 ８を開放にし、オペレータが手を離すと自重で直ちに閉じる。したがって、閉め 忘れによるダストの侵入を防げる。また、フロッピディスクの操作のためにある 時間開放しておく必要がある場合には、防塵カバー３をほぼ水平に手で持上げて カバー収納部４へ入れてやると、防塵カバー３のガイド３ｂがヒンジ案内溝４ａ で支えられることで水平を保ち、ガイド３ｂおよびヒンジ３ａがヒンジ案内溝４ ａ内をスライドして防塵カバー３がカバー収納部４内へ収納されるので、フロッ ピディスク２の操作の邪魔にならない。

【００１２】 なお、上述した実施例では、図２（ａ）、（ｃ）に示したヒンジ用サポート６ を用いて防塵カバー３のヒンジ３ａを保持するようにしたが、図３（ａ）、（ｂ ）、（ｃ）に示すように、コンソール１を覆っている保護パッド５でヒンジ案内 溝４ａの外方端を覆い、図３（ｃ）に示すように、ヒンジ案内溝４ａの端末に対 向させて半円筒面の形をしたヒンジ用サポート穴５ａを保護パッド５に設け、ヒ ンジ用サポート穴５ａにより防塵カバー３のヒンジ３ａを保持するようにしても よい。

【００１３】

【考案の効果】

以上詳述したように本考案によれば、コンソールのフロッピディスク挿入口の 前に防塵カバーがその両側面上端部のヒンジを中心に回転可能に取付けられ、コ ンソール内に収納されたフロッピディスクの上側に設けたカバー収納部内に前記 防塵カバーをほぼ水平に持上げた状態にして挿入可能にしたフロッピディスクの 防塵カバーを実現したことにより、通常操作の短時間の開閉ではオペレータが手 で持上げると回転してフロッピディスク挿入口を開放にし、オペレータが手を離 すと自重で直ちに閉じるので、閉め忘れによるダストの侵入を防げる。また、あ る時間開放しておく必要がある場合には、防塵カバーをほぼ水平に持上げてカバ ー収納部へ入れてやることで収納できるので、フロッピディスクの操作の邪魔に ならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例のフロッピディスクの防塵カバ
ーを示し、図１（ａ）はコンソールに取付けられた状態
を示す概略図であり、図１（ｂ）は防塵カバーの外観斜
視図である。

【図２】図１の防塵カバーを取付けるコンソールの構造
を示し、図２（ａ）は正面図であり、図２（ｂ）は図２
（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図であり、図２（ｃ）は図２
（ａ）のＢ−Ｂ矢視断面図である。

【図３】図１の防塵カバーを取付けるコンソールの他の
実施例の構造を示し、図３（ａ）は正面図であり、図３
（ｂ）は図３（ａ）のＣ−Ｃ矢視断面図であり、図３
（ｃ）は図３（ａ）のＤ−Ｄ矢視断面図である。

【図４】従来のフロッピディスクのカバーのコンソール
への取付構造を示す概略図である。

【符号の説明】

１…コンソール ２…フロッピディスク ３…防塵カバー ３ａ…ヒンジ ３ｂ…ガイド ４…カバー収納部 ４ａ…ヒンジ案内溝 ５…保護パッド ５ａ…ヒンジ用サポート穴 ６…ヒンジ用サポート ８…フロッピディスク挿入口

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 コンソールのフロッピディスク挿入口の
   上に設けられたカバー収納部と、このカバー収納部の両
   側内面にそれぞれ設けられたビンジ案内溝と、このヒン
   ジ案内溝の外方端に設けられヒンジ案内溝から引き出さ
   れたヒンジを半円筒面で保持するヒンジ用サポートと、
   このヒンジ用サポートにより両側面上端部にそれぞれ突
   設された丸ピン状のヒンジを軸支され自重により下垂し
   て前記フロッピディスク挿入口を塞ぐ状態と前記カバー
   収納部内へ収納された状態とに可変な防塵カバーとを具
   備して成るフロッピディスクの防塵カバー。