JPH0587945U - 半導体部品製造装置の冷却ガス供給構造 - Google Patents

半導体部品製造装置の冷却ガス供給構造

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JPH0587945U JP3453892U JP3453892U JPH0587945U JP H0587945 U JPH0587945 U JP H0587945U JP 3453892 U JP3453892 U JP 3453892U JP 3453892 U JP3453892 U JP 3453892U JP H0587945 U JPH0587945 U JP H0587945U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体部品製造装置によるダイボンディング
に際して、不良品の発生を防止しつつ生産性を向上させ
ることを可能する。 【構成】 冷却ガスの供給源5からボンディング作業地
点Pへ冷却ガスを供給する冷却ガス供給路Bに冷却ガス
側ダブルソレノイドバルブ28を設ける。冷却ガス側ダ
ブルソレノイドバルブ28の下流をメイン供給路Bmと
サブ供給路Bsとを設け、サブ供給路Bsにおけるガス
流量をメイン側供給路Bmのガス流量よりも小さくす
る。基材と半導体チップとの加熱接着の直後から徐冷時
間が経過するまではサブ供給路Bsを開放し、それ以後
にメイン供給路Bmを開放する。徐冷時間内において
は、互いに加熱接着された基材および半導体チップが徐
々に冷却され、それ以後には急速に冷却される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷却ガスを用いて互いに加熱接着された基材および半導体チップを 冷却する半導体部品製造装置の冷却ガス供給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体部品製造装置における基材と半導体チップとのダイボンディング を行う場合、次のような方法が取られている。すなわち、例えば図5に示すよう な基材であるステム51をボンディング作業地点に搬送したのちこれを予め加熱 し、加熱されたステム51上の所定位置に、はんだ箔52及び半導体チップ53 を載置するとともに、融解するはんだ箔52を介してステム51と半導体チップ 53とを互いに加熱接着する。そして、冷却ガス供給源からボンディング作業地 点に冷却ガスを供給する冷却ガス供給路を開放して、ボンディング作業地点に冷 却ガス(主としてN等の不活性ガス)を吹き出させ、これによって、互いに加 熱接着されたステム51及び半導体チップ53を強制的に冷却したのち、次のス テム51をボンディング作業地点に搬送するのである。
【0003】 また、かかる冷却時には、冷却ガスの吹出量を多くして冷却速度を上げること により生産性の向上を図る一方、これと同時に、融解したはんだ(はんだ箔52 )を瞬時に固化させることによって半導体チップ53(殊に半導体チップが小さ い場合)の位置ずれを防止して、半導体チップ53のボンディング位置精度を確 保している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の半導体素子製造装置の冷却ガス供給構造にあ っては、半導体チップ53が比較的大きな場合、ステム51と半導体チップ53 との熱膨張率が異なり、また一般にステム51は鉄系の金属であってステム51 の方が半導体チップ53よりも熱膨張率が大きい場合が多いことから、上記のよ うに冷却速度を上げると、半導体チップ53にクラックが入ったり、またそのコ ーナー部分が欠けてしまいことがある。すなわち不良品が発生してしまう。した がって、半導体チップ53が比較的大きな場合においては、不良品の発生を防止 するため、生産性を犠牲にしても冷却速度を下げなければならなかった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、半導体チップ と基材とのダイボンディングに際して、不良品の発生を防止しつつ生産性を向上 させることを可能にする半導体部品製造装置の冷却ガス供給構造の提供を目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、冷却ガス供給源からボンディン グ作業地点に冷却ガスを供給する冷却ガス供給路を有し、前記ボンディング作業 地点に搬送された基材に半導体チップを加熱接着した後に前記冷却ガス供給路を 開放し、ボンディング作業地点に吹き出される冷却ガスによって、互いに加熱接 着された前記基材および前記半導体チップを冷却する半導体部品製造装置におい て、前記冷却ガス供給路を構成するメイン供給路、及び該メイン供給路よりもガ ス流量の小さいサブ供給路と、前記冷却ガス供給路の開放時に作動され予め設定 された徐冷時間を計測するタイマ手段と、該タイマ手段の作動と同時に徐冷信号 を出力し、かつ前記タイマ手段が出力するタイム・アップ信号に応答して急冷信 号を出力する制御手段と、前記メイン供給路および前記サブ供給路を閉鎖すると ともに、前記制御手段が出力する前記徐冷信号に応答して前記サブ供給路を開放 し、かつ前記制御手段が出力する前記急冷信号に応答して前記メイン供給路を開 放する供給路開閉手段とを備えている。また、前記サブ供給路のガス流量を調節 可能とすることが望ましい。
【0007】
【作用】
前記構成において、基材と半導体チップとが加熱接着されたのち、冷却ガス供 給路が開放されると、タイマ手段が作動され予め設定された徐冷時間の計時を開 始する。また同時に、制御手段が供給路開閉手段に徐冷信号を出力する。すると 、この徐冷信号に応答し供給路開閉手段がサブ供給路を開放するため、ボンディ ング作業地点には、メイン供給路よりもガス流量の小さいサブ供給路を通流した 冷却ガスが供給される。やがて、前記徐冷時間が経過して前記タイマ手段がタイ ム・アップ信号を出力すると、そのタイム・アップ信号に応答して前記制御手段 が前記供給路開閉手段に急冷信号を出力する。すると、この急冷信号に応答し供 給路開閉手段がメイン供給路を開放するため、ボンディング作業地点には、メイ ン供給路またはメイン供給路とサブ供給路との双方を通流した、それまでよりも 多量の冷却ガスが供給される。したがって、ボンディング作業地点に供給されて 吹き出される冷却ガスが、冷却ガス供給路が開放された時、つまり加熱接着され た直後から徐冷時間が経過するまでは少なく、それ以後には多くなる。
【0008】 また、前記サブ供給路のガス流量が調節可能であれば、基材と半導体チップの 種類に応じて、前記徐冷時間内にボンディング作業地点に供給される冷却ガスの 流量を増大させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。すなわち図1、図2は、 本考案を用いた半導体部品製造装置(図示せず)におけるエア回路を示す図であ 。図1,2に示すように、半導体部品製造装置は、作動ガス(空気又はN2)供 給源1に接続された第1レギュレータ2と、雰囲気ガス(H2)供給源3に接続 された第2レギュレータ4と、雰囲気ガスでありかつ冷却ガス(N2)の供給源 5と接続された第3レギュレータ6とを有しており、該第3レギュレータ6の出 力側には分配器7が接続されている。分配器7は第1〜第4の流出ポート8,9 ,10,11を有しており、第1流出ポート8の下流側には、雰囲気ガス供給路 Aを構成するメイン供給路Amとサブ供給路Asとが形成されている(図2)。
【0010】 メイン供給路Amは、第1流出ポート8に接続され、かつガス流量を毎分5リ ットルに設定された第1流量調整器12、その下流側に順次接続された第1空気 抜き13、メイン側合流器14、メイン側空気差動弁15、そして前記第2レギ ュレータ4の出力側に接続され、かつガス流量を毎分2リットルに設定された第 2流量調整器16と前記メイン側合流器14との間に接続された第2空気抜き1 7によって構成されている。一方、前記サブ供給路Asは、第1流出ポート8に 接続された、調整可能なガス流量の最大値が毎分5リットルである第3流量調整 器18、その下流側に順次接続された第3空気抜き19、サブ側合流器20、サ ブ側空気差動弁21、そして前記第2レギュレータ4の出力側に接続された、調 整可能なガス流量の最大値が毎分2リットルである第4流量調整器22、及びこ れと前記サブ側合流器20との間に接続された第4空気抜き23によって構成さ れている。そして、サブ供給路Asにおけるガス流量は、メイン供給路Amにお けるガス流量よりも予め小さく設定されている。なお、前述した流量調整器12 ,16,18,22は、それぞれ可変絞りと圧力計とを有するものである。
【0011】 そして、前記メイン供給路Amと前記サブ供給路Asとは、メイン側空気差動 弁15とサブ側空気作動弁21との下流側において互いに合流されたのち、トグ ルバルブ24を介して、半導体部品製造装置のボンディング作業地点Pに配設さ れた図示しない雰囲気ガス吹出口へ配索されている。一方、前記メイン側空気差 動弁15および前記サブ側空気差動弁21は、前記第1レギュレータ2の出力側 に接続された雰囲気ガス側ダブルソレノイドバルブ25と接続されている。該雰 囲気ガス側ダブルソレノイドバルブ25は、双方の空気作動弁15,21の作動 を制御するためのパイロット切換弁であって、独立して作動制御することの可能 な、メイン側空気差動弁15が接続されたメイン側開閉弁25aと、サブ側空気 差動弁21が接続されたサブ側開閉弁25bとから構成されている。
【0012】 他方、図1に示すように、前記分配器7の第2流出ポート9は、可変絞り及び 圧力計を備えた第5流量調整器26とトグルバルブ27とを介して、半導体部品 製造装置のボンディング作業地点Pにガスカーテンを形成するため設けられた図 示しないガスカーテン用吹出口に連通されている。なお、図1および図2に示し たボンディング作業地点Pは同一のものである。さらに、分配器7の第3流出ポ ート10の下流側には供給路開閉手段である冷却ガス側ダブルソレノイドバルブ 28が接続されている。該冷却ガス側ダブルソレノイドバルブ28は、それぞれ 独立して作動制御することの可能な、メイン側開閉弁28aとサブ側開閉弁28 bとから構成されている。メイン側開閉弁28aには、可変絞り及び圧力計を備 え、かつ流量を毎分10リットルに設定された第6流量調整器29が接続される 一方、サブ側開閉弁28bには、可変絞り及び圧力計を備え、かつ流量を毎分5 リットルに設定された第7流量調整器30が接続されている。
【0013】 また、第6流量調整器29と第7流量調整器30とはその流出側を接続された のち、前記ボンディング作業地点Pに設けられた図示しない冷却ガス吹出口へ配 索されており、これによって、冷却ガスを前記ボンディング作業地点Pに供給す る冷却ガス供給路Bが形成される一方、該冷却ガス供給路Bが、第6流量調整器 29を経由するメイン供給路Bmと、これよりもガス流量の小さいサブ供給路B sとによって構成されている。
【0014】 一方、図3は、半導体部品製造装置(図示せず)における制御回路の概略を示 すブロック図であって、半導体部品制御装置は制御手段であるプログラマブルコ ントローラ31を有している。該プログラマブルコントローラ31の入力側には 加熱開始スイッチ32が接続されるとともに、前記ボンディング作業地点Pに搬 送されたステム51(図5参照)を加熱するヒータ(図示せず)の温度管理に用 いられるメイン加熱温度調節器33と、温度センサ34を接続されたプレ加熱温 度調節器35とが直列に接続されている。また、プログラマブルコントローラ3 1の出力側には、前記雰囲気ガス側ダブルソレノイドバルブ25(図2)のメイ ン側開閉弁25aとサブ側開閉弁25b、前記冷却ガス側ダブルソレノイドバル ブ28(図1)のメイン側開閉弁28aとサブ側開閉弁28b、ヒータ制御部3 6がそれぞれ接続されている。さらに、プログラマブルコントローラ31にはボ ンド時間設定タイマ37と、タイマ手段である徐冷時間設定タイマ38とが接続 されている。
【0015】 次に、以上の構成からなる半導体部品制御装置の作動を、図4に示したサイク ルタイムチャートにしたがって説明する。すなわち、ボンディング作業地点Pに ステム51が搬送され、加熱開始スイッチ32がオン作動される以前においては 、プレ加熱温度調節器35がON状態に、そしてメイン加熱温度調節器33がO FF状態に維持されており、ボンディング作業地点Pのヒータ(図示せず)がプ レ加熱温度を維持されている。また、このとき、雰囲気ガス側ダブルソレノイド バルブ25は、メイン側開閉弁25aが閉、サブ側開閉弁25bが開である状態 を維持されている。このため、メイン側空気差動弁15が閉、サブ側空気差動弁 21が開となっており、ボンディング作業地点Pの雰囲気ガス吹出口(図示せず )からは、雰囲気ガス供給路Aのサブ供給路Asを通流した、はんだ箔52が吹 き飛ばされない程度の少量の雰囲気ガス(H2+N2)が吹き出されている。
【0016】 そして、搬送されたステム51の上部にはんだ箔52及び半導体チップ53が 載置されて加熱開始スイッチ32がオン作動されると、プレ加熱温度調節器35 がOFF状態に、そしてメイン加熱温度調節器33がON状態となると、これに 伴いボンディング作業地点Pのヒータ(図示せず)の温度が上昇し、はんだ箔5 2が融解しはじめる。またこのとき、これに応答してプログラマブルコントロー ラ31から加熱開始信号が出力され、この加熱開始信号によって前記雰囲気ガス 側ダブルソレノイドバルブ25が、メイン側開閉弁25aが開に、サブ側開閉弁 25bが閉となるよう作動され、これに伴いメイン側空気差動弁15が開に、ま たサブ側空気差動弁21が閉となる。したがって、雰囲気ガス吹出口(図示せず )からは、雰囲気ガス供給路Aのメイン供給路Amを通流した、はんだ箔52の 酸化を防止可能な量の雰囲気ガス(H2+N2)が吹き出される。
【0017】 つぎに、ボンディング作業地点Pのヒータ(図示せず)の温度が上昇され、そ の温度が所定の値に達すると、ボンド時間設定タイマ37が作動し予め設定され ていた所定時間ΔT1の計測を開始する一方、このときステム51と半導体チッ プ53とが、はんだ(融解したはんだ箔52)を介して加熱接着される。やがて 、所定時間ΔT1が経過してボンド時間設定タイマ37がタイム・アップ信号を 出力すると、これに応答して、メイン加熱温度調節器33がOFF状態となる。 また同時に、プログラマブルコントローラ31から加熱終了信号が出力され、こ の加熱終了信号によって前記雰囲気ガス側ダブルソレノイドバルブ25が、メイ ン側開閉弁25aとサブ側開閉弁25bとの双方が閉となるよう作動されるとと もに、メイン側空気差動弁15及びサブ側空気差動弁21も共に閉となり、雰囲 気ガス供給路Aが閉鎖される。
【0018】 さらに、この時、徐冷時間設定タイマ38が作動して予め設定されていた徐冷 時間ΔT2の計測を開始するとともに、プログラマブルコントローラ31から徐 冷信号が出力される。すると、この徐冷信号に応答して前記冷却ガス側ダブルソ レノイドバルブ28が、メイン側開閉弁28aが閉に、サブ側開閉弁28bが開 となるよう作動して、サブ供給路Bsが開放される。このため、ボンディング作 業地点Pの冷却ガス吹出口(図示せず)から、冷却ガス供給路Bのサブ供給路B sを通流した少量の冷却ガス(N2)が吹き出される。したがって、互いを加熱 接着された直後のステム51と半導体チップ53は、少量の冷却ガスによって徐 々に冷却されることとなり、双方が異なる熱膨張率を有していたとしても半導体 チップ53へ過大な変形力が加わることを回避される。よって、半導体チップ5 3の破損を防止することが可能となる。
【0019】 しかも、かかる際には、吹き出される冷却ガス(N2)が少量であることから 、融解されたはんだ箔52が固化される以前に半導体チップ53が、吹き出され る冷却ガスによって移動されてしまうことがない。よって、半導体チップ53の 破損を防止するばかりか半導体チップ53の位置精度を確保することもでき、不 良品の発生を防止することが可能となる。
【0020】 一方、前記徐冷時間ΔT2が経過すると、徐冷時間設定タイマ38がタイム・ アップ信号を出力する。すると、これに応答してプログラマブルコントローラ3 1が急冷信号を出力するため、前記冷却ガス側ダブルソレノイドバルブ28が、 メイン側開閉弁28aが開に、サブ側開閉弁28bが閉となるよう作動して、そ の状態が一定時間ΔT3だけ維持され、この間にメイン供給路Bmが開放される 。このため、ボンディング作業地点Pの冷却ガス吹出口(図示せず)からは、冷 却ガス供給路Bのメイン供給路Bmを通流した多量の冷却ガス(N2)が吹き出 される。したがって、前記徐冷時間ΔT2内において予め冷却されたステム51 と半導体チップ53は、多量の冷却ガスによって急速に冷却されることとなる。 よって、加熱接着後における冷却時間(ΔT2+ΔT3)を従来よりも短縮するこ とができ、前述したように不良品の発生を防止しつつ、生産性を向上させること が可能となる。
【0021】 しかも、前記第7流量調整器30(図1)が可変絞りを有しており、サブ供給 路Bsにおけるガス流量が調節可能であることから、ステム51や半導体チップ 53の種類に応じてサブ供給路Bsのガス流量を決めることができる。つまり、 ステム51と半導体チップ53との熱膨張率の違いに応じて、半導体チップ53 が破損しない範囲内でサブ供給路Bsのガス流量を最大量に設定し、これにより 前述した徐冷時間ΔT2を必要最低限度に止めることができる。よって、全体的 な冷却時間(ΔT2+ΔT3)を更に短縮することができ、生産性をより向上させ ることが可能となる。
【0022】 しかる後、一定時間ΔT3が経過すると、前記冷却ガス側ダブルソレノイドバ ルブ28が、メイン側開閉弁28aとサブ側開閉弁28bとの双方が閉となるよ う作動されて冷却ガス供給路Bが再び閉鎖される。また、この時プログラマブル コントローラ31から冷却終了信号が出力され、これに応じて前記プレ加熱温度 調節器35がON状態となり、ボンディング作業地点Pのヒータがプレ加熱温度 を維持される。さらに、前記冷却終了信号に応じて、前記雰囲気ガス側ダブルソ レノイドバルブ25が、メイン側開閉弁25aが閉、サブ側開閉弁25bが開と なるよう作動されるとともに、メイン側空気差動弁15が閉、サブ側空気差動弁 21が開に作動される。したがって、ボンディング作業地点Pの雰囲気ガス吹出 口(図示せず)からは、再び雰囲気ガス供給路Aのサブ供給路ASを通流した少 量の雰囲気ガス(H2+N2)が吹き出される。そして、これ以後は上記の作動が 繰り返される。
【0023】 なお、本実施例においては、冷却ガス供給路Bのサブ供給路Bsにおけるガス 流量が調節可能である場合を示したが、これに限らずサブ供給路Bsにおけるガ ス流量は固定されていても構わない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、半導体部品製造装置における冷却ガス供給路を 、メイン供給路とサブ供給路とによって構成し、冷却ガスをボンディング作業地 点に供給する際には、予め設定された徐冷時間に基づいてメイン供給路とサブ供 給路とを開放し、ボンディング作業地点に供給されて吹き出される冷却ガスの流 量が、基材と半導体チップとの加熱接着の直後から徐冷時間が経過するまでは少 なく、それ以後には多くなるようにした。
【0025】 かかることから、徐冷時間内においては、互いに加熱接着された基材および半 導体チップを徐々に冷却することにより、半導体チップへ過大な変形力が加わる ことを回避し、半導体チップの破損を防止することができる。しかも、徐冷時間 が経過した後においては、互いに加熱接着された基材および半導体チップを急速 に冷却することができることから、半導体チップの破損を防止しながら、従来よ りも基材および半導体チップの冷却時間を短縮することができる。よって、半導 体チップと基材とのダイボンディングに際して、不良品の発生を防止しつつ生産 性を向上させることが可能となる。
【0026】 さらに、前記サブ供給路におけるガス流量が調節可能な構造としたことから、 基材と半導体チップとの種類に応じて、つまり双方の熱膨張率の違いに応じてサ ブ供給路のガス流量を決めることができる。このため、前述した徐冷時間を必要 最低限度に止めることにより、全体的な冷却時間を更に短縮することができる。 よって、生産性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す半導体部品製造装置の
エア回路図である。
【図2】同実施例の図1に続くエア回路図である。
【図3】同実施例を示す半導体部品製造装置の制御部の
概略ブロック図である。
【図4】同実施例のサイクルタイムチャートである。
【図5】半導体部品の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
5 冷却ガス供給源 6 第3レギュレータ 7 分配器 28 冷却ガス側ダブルソレノイドバルブ(供給路開
閉手段) 29 第6流量調整器 30 第7流量調整器 31 プログラマブルコントローラ(制御手段) 38 徐冷時間設定タイマ(タイマ手段) B 冷却ガス供給路 Bm メイン供給路 Bs サブ供給路 ΔT2 徐冷時間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ガス供給源からボンディング作業地
    点に冷却ガスを供給する冷却ガス供給路を有し、前記ボ
    ンディング作業地点に搬送された基材に半導体チップを
    加熱接着したのち、前記冷却ガス供給路を開放し、ボン
    ディング作業地点に吹き出される冷却ガスによって、互
    いに加熱接着された前記基材および前記半導体チップを
    冷却する半導体部品製造装置において、 前記冷却ガス供給路を構成するメイン供給路、及び該メ
    イン供給路よりもガス流量が小さいサブ供給路と、 前記冷却ガス供給路の開放時に作動され予め設定された
    徐冷時間を計測するタイマ手段と、 該タイマ手段の作動と同時に徐冷信号を出力し、かつ前
    記タイマ手段が出力するタイム・アップ信号に応答して
    急冷信号を出力する制御手段と、 前記メイン供給路および前記サブ供給路を閉鎖するとと
    もに、前記制御手段が出力する前記徐冷信号に応答して
    前記サブ供給路を開放し、かつ前記制御手段が出力する
    前記急冷信号に応答して前記メイン供給路を開放する供
    給路開閉手段とを備えたことを特徴とする半導体部品製
    造装置の冷却ガス供給構造。
  2. 【請求項2】 前記サブ供給路のガス流量を調節可能と
    したことを特徴とする請求項1記載の半導体部品製造装
    置の冷却ガス供給構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018147911A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 東レエンジニアリング株式会社 ボンディングヘッド冷却システムおよびこれを備えた実装装置ならびに実装方法

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