JPH0587639B2 - - Google Patents
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- JPH0587639B2 JPH0587639B2 JP63008470A JP847088A JPH0587639B2 JP H0587639 B2 JPH0587639 B2 JP H0587639B2 JP 63008470 A JP63008470 A JP 63008470A JP 847088 A JP847088 A JP 847088A JP H0587639 B2 JPH0587639 B2 JP H0587639B2
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Slide Fasteners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、水密フアスナに関するものであり、
更に詳しくは、例えばNATM工法によるトンネ
ルの建設に際し、トンネル形状に掘削した地山に
一次覆工を施工した後、該一次覆工の表面に防水
シートを貼着するに際して、該防水シートの一次
覆工への取付部や接合部を防水するため、それら
の上を別の2枚の防水シートにより覆うと共に、
それら防水シートの接合端部に互いに噛合する噛
合部材を取付けて、スライダにより両噛合部材を
噛合させて接合しながら、超音波振動を付与し、
それらの接合部を融着して水密に接合するための
フアスナに関するものである。
更に詳しくは、例えばNATM工法によるトンネ
ルの建設に際し、トンネル形状に掘削した地山に
一次覆工を施工した後、該一次覆工の表面に防水
シートを貼着するに際して、該防水シートの一次
覆工への取付部や接合部を防水するため、それら
の上を別の2枚の防水シートにより覆うと共に、
それら防水シートの接合端部に互いに噛合する噛
合部材を取付けて、スライダにより両噛合部材を
噛合させて接合しながら、超音波振動を付与し、
それらの接合部を融着して水密に接合するための
フアスナに関するものである。
従来、防水シートを水密に接合する場合、水密
フアスナを用いる方法やその他種々の方法が採ら
れている。
フアスナを用いる方法やその他種々の方法が採ら
れている。
然し乍ら、水密フアスナを用いる方法は、フア
スナ自体が極めて高価なため、工事費が高くなつ
て不経済であり、また、その他の方法は、それぞ
れ一長一短であり、経済性に優れているものは水
密性に問題点があり、水密性の良好なものは工事
に手間がかかつて経済性に問題点がある。
スナ自体が極めて高価なため、工事費が高くなつ
て不経済であり、また、その他の方法は、それぞ
れ一長一短であり、経済性に優れているものは水
密性に問題点があり、水密性の良好なものは工事
に手間がかかつて経済性に問題点がある。
本発明は上述のような従来技術の問題点を解決
し、低廉でしかも接合部の水密性が高い防水シー
ト接合用のフアスナを提供することを目的として
なされたもので、その構成は、適宜幅、適宜長さ
の防水性シートから成る2枚の翼部材の対向する
長手方向端縁に一体且つ直角に互いに噛合する噛
合部材を連設して成るフアスナ本体と、前記二つ
の噛合部材を噛合させるスライダとから成るフア
スナの、前記スライダの前記噛合部材を噛合させ
る部の一側又は両側に超音波振動子を装着し、前
記両噛合部材を噛合させながら一方又は双方の噛
合部の接合部に向け超音波を放射して、両噛合部
材の接合部を融着するようにしたことを特徴とす
るものであり、又、上記フアスナを用いたトンネ
ルの防水工法の構成は、トンネル形状に掘削した
地山に一次覆工を施工した後、該一次覆工の表面
に、裏面にリブ、不織布等により通水層を形成し
た防水シートを、前記通水層を一次覆工面に当て
適宜間隔をおいて防水ワツシヤ及び釘等により水
密に固定すると共に、防水シートをトンネルの奥
行方向に順次水密に接合して行き、中間の固定部
及び接合部の両側に、該接合部を覆わせるように
して前記フアスナの翼部材の外端側を水密に取付
け、両噛合部材を対向させて、前記スライダによ
り前記両噛合部を噛合させながら、一方又は双方
の噛合部の接合部に向け超音波を放射して両噛合
部材の接合部を融着し、水密に接合した後、二次
覆工を施工することを特徴とするものである。
し、低廉でしかも接合部の水密性が高い防水シー
ト接合用のフアスナを提供することを目的として
なされたもので、その構成は、適宜幅、適宜長さ
の防水性シートから成る2枚の翼部材の対向する
長手方向端縁に一体且つ直角に互いに噛合する噛
合部材を連設して成るフアスナ本体と、前記二つ
の噛合部材を噛合させるスライダとから成るフア
スナの、前記スライダの前記噛合部材を噛合させ
る部の一側又は両側に超音波振動子を装着し、前
記両噛合部材を噛合させながら一方又は双方の噛
合部の接合部に向け超音波を放射して、両噛合部
材の接合部を融着するようにしたことを特徴とす
るものであり、又、上記フアスナを用いたトンネ
ルの防水工法の構成は、トンネル形状に掘削した
地山に一次覆工を施工した後、該一次覆工の表面
に、裏面にリブ、不織布等により通水層を形成し
た防水シートを、前記通水層を一次覆工面に当て
適宜間隔をおいて防水ワツシヤ及び釘等により水
密に固定すると共に、防水シートをトンネルの奥
行方向に順次水密に接合して行き、中間の固定部
及び接合部の両側に、該接合部を覆わせるように
して前記フアスナの翼部材の外端側を水密に取付
け、両噛合部材を対向させて、前記スライダによ
り前記両噛合部を噛合させながら、一方又は双方
の噛合部の接合部に向け超音波を放射して両噛合
部材の接合部を融着し、水密に接合した後、二次
覆工を施工することを特徴とするものである。
即ち、本発明フアスナは、防水シートから成る
2枚の翼部材の対向する端縁に互いに噛合する熱
可塑性合成樹脂製の噛合部材を水密に取付け、ス
ライダにより両噛合部材を噛合させながら、スラ
イダの前記噛合部材を噛合させる部の一側又は両
側に装着した超音波振動子から一方又は双方の噛
合部の接合部に向けて超音波を放射することによ
り、両噛合部材を接合部境界面で発熱させ、前記
接合部を溶融接着して、両翼部材の接合部を水密
性の良好な接合部に形成することが出来る。
2枚の翼部材の対向する端縁に互いに噛合する熱
可塑性合成樹脂製の噛合部材を水密に取付け、ス
ライダにより両噛合部材を噛合させながら、スラ
イダの前記噛合部材を噛合させる部の一側又は両
側に装着した超音波振動子から一方又は双方の噛
合部の接合部に向けて超音波を放射することによ
り、両噛合部材を接合部境界面で発熱させ、前記
接合部を溶融接着して、両翼部材の接合部を水密
性の良好な接合部に形成することが出来る。
また、トンネルの防水工法においては、トンネ
ルの一次覆工面に水密に貼着した防水シートの中
間固定部及び接合部のそれぞれを覆わせるように
して前記フアスナの翼部材の端部を水密に取付
け、スライダにより前記フアスナの噛合部材を噛
合、接合しながら超音波により接合部を溶融接着
して、該接合部を水密にするようにしたから、仮
りに防水シートの中間固定部や接合部から漏水が
あつても、水はフアスナ内に侵入して外部へ排出
されるから、二次覆工施工後、トンネル内に漏水
の起るおそれはない。
ルの一次覆工面に水密に貼着した防水シートの中
間固定部及び接合部のそれぞれを覆わせるように
して前記フアスナの翼部材の端部を水密に取付
け、スライダにより前記フアスナの噛合部材を噛
合、接合しながら超音波により接合部を溶融接着
して、該接合部を水密にするようにしたから、仮
りに防水シートの中間固定部や接合部から漏水が
あつても、水はフアスナ内に侵入して外部へ排出
されるから、二次覆工施工後、トンネル内に漏水
の起るおそれはない。
次に本発明の実施の一例を図により説明する。
1,2は防水性シートから成る適宜幅、適宜長
さの翼部材、3,4はそれら翼部材の長手方向一
側に一体且つ直角に連設した熱可塑性合成樹脂製
の噛合部材で、それら噛合部材3,4は対向して
設けられ、噛合部材3には先端を鉤状に形成した
噛合部3a,3b,3cと顎3dを設け、また、
噛合部材4には前記噛合部3aを支持する蓋部材
4dと前記噛合部3a,3b,3cと噛合する噛
合部4a,4b,4cを設けてあり、噛合部の噛
合時、噛合部4cを顎3dに係止するようになつ
ている。
さの翼部材、3,4はそれら翼部材の長手方向一
側に一体且つ直角に連設した熱可塑性合成樹脂製
の噛合部材で、それら噛合部材3,4は対向して
設けられ、噛合部材3には先端を鉤状に形成した
噛合部3a,3b,3cと顎3dを設け、また、
噛合部材4には前記噛合部3aを支持する蓋部材
4dと前記噛合部3a,3b,3cと噛合する噛
合部4a,4b,4cを設けてあり、噛合部の噛
合時、噛合部4cを顎3dに係止するようになつ
ている。
5は前記噛合部材3,4を噛合させるためのス
ライダで、基板5aの両側に上端に内方突起5
b,5cを設けた案内板5d,5eを、平面から
見て下方へ行くに従つて狭窄状に形成すると共に
下部は前記噛合部材3,4を噛合させるための平
行な狭い間隔を持たせて立設し、それら案内板5
d,5eの広幅側中間に上端に前記突起5b,5
cと同高で平面略六角形状の蓋板5fを形成した
中央案内板5gを前記案内板5d,5eの広幅部
と平行に立設してある。
ライダで、基板5aの両側に上端に内方突起5
b,5cを設けた案内板5d,5eを、平面から
見て下方へ行くに従つて狭窄状に形成すると共に
下部は前記噛合部材3,4を噛合させるための平
行な狭い間隔を持たせて立設し、それら案内板5
d,5eの広幅側中間に上端に前記突起5b,5
cと同高で平面略六角形状の蓋板5fを形成した
中央案内板5gを前記案内板5d,5eの広幅部
と平行に立設してある。
6は案内板5eの狭幅部外側面に装着した超音
波振動子である。
波振動子である。
以上1乃至6により本発明水密フアスナの一例
が構成されるのであるが、前記翼部材1,2と噛
合部材3,4とは同一材料により一体成形する
か、又はそれぞれを別体にして、それらを水密に
接合してもよく、一方、超音波振動子6は案内板
5d,5eのいずれか一方に装着するか、又は双
方に装着してもよい。
が構成されるのであるが、前記翼部材1,2と噛
合部材3,4とは同一材料により一体成形する
か、又はそれぞれを別体にして、それらを水密に
接合してもよく、一方、超音波振動子6は案内板
5d,5eのいずれか一方に装着するか、又は双
方に装着してもよい。
上記のように構成される水密フアスナは、噛合
部材3,4を対応させて翼部材1,2を固定し、
スライダ5を中央案内板5gを前にし案内板5d
と5g間、5gと5e間に噛合部材3,4を挟む
ようにして適宜手段により進行させると共に超音
波振動子6から超音波振動を放射すれば、スライ
ダ5が進むにつれて、噛合部材3,4の間隙が狭
まり、案内板5d,5eの狭幅部において噛合部
3a,3b,3cと噛合部4a,4b,4cが噛
合し、この噛合部に放射される超音波振動子6か
らの超音波により、前記噛合部が接合部境界面で
発熱して溶融、接着するから、噛合部材3、4は
水密に接合されるのである。
部材3,4を対応させて翼部材1,2を固定し、
スライダ5を中央案内板5gを前にし案内板5d
と5g間、5gと5e間に噛合部材3,4を挟む
ようにして適宜手段により進行させると共に超音
波振動子6から超音波振動を放射すれば、スライ
ダ5が進むにつれて、噛合部材3,4の間隙が狭
まり、案内板5d,5eの狭幅部において噛合部
3a,3b,3cと噛合部4a,4b,4cが噛
合し、この噛合部に放射される超音波振動子6か
らの超音波により、前記噛合部が接合部境界面で
発熱して溶融、接着するから、噛合部材3、4は
水密に接合されるのである。
尚、スライダ5による噛合部材3,4の噛合を
能率的且つ効果的に行なうことが出来るように、
自走用のローラを2個取付け、自走しながら噛合
部材3,4を挟み込むようにしてそれらを噛合さ
せると共に超音波振動子6から噛合部に超音波振
動を放射するようにしたり、案内板5dに押圧調
整部材を取付けてサイズの異なる噛合部材にも適
用できるようにすれば好都合である。
能率的且つ効果的に行なうことが出来るように、
自走用のローラを2個取付け、自走しながら噛合
部材3,4を挟み込むようにしてそれらを噛合さ
せると共に超音波振動子6から噛合部に超音波振
動を放射するようにしたり、案内板5dに押圧調
整部材を取付けてサイズの異なる噛合部材にも適
用できるようにすれば好都合である。
次に上記水密フアスナを用いてトンネルの防水
高じを施工する例について説明する。
高じを施工する例について説明する。
図において、11はトンネル形状に掘削した地
山Gに施工した一次覆工、12は該一次覆工11
の表面に貼着した防水シートで、この防水シート
12は、EVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂)等の合成樹脂シートから成り、裏面に
リブを適宜間隔で形成するか、又は不織布を貼着
して通水層13を形成したものが用いられ、通
常、その幅は2000mmで、一次覆工11のアーチ方
向に貼着されるが、そのために、該防水シート1
2の両側と中間に2列、アーチ方向に適宜間隔を
置いて、ブチルゴム等によるシール材14、水膨
脹性樹脂によるシール材15、ワツシヤ16から
成る防水ワツシヤ及び釘17により水密に固定し
ており、特に両側部は隣の防水シート12の端部
と重合して上記と同様に水密に固定しているが、
湧水の多い地盤にあつては、水が釘17を伝つて
シール材14,15によるシールを破つてワツシ
ヤ16の外に進出し漏水するおそれがある。
山Gに施工した一次覆工、12は該一次覆工11
の表面に貼着した防水シートで、この防水シート
12は、EVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂)等の合成樹脂シートから成り、裏面に
リブを適宜間隔で形成するか、又は不織布を貼着
して通水層13を形成したものが用いられ、通
常、その幅は2000mmで、一次覆工11のアーチ方
向に貼着されるが、そのために、該防水シート1
2の両側と中間に2列、アーチ方向に適宜間隔を
置いて、ブチルゴム等によるシール材14、水膨
脹性樹脂によるシール材15、ワツシヤ16から
成る防水ワツシヤ及び釘17により水密に固定し
ており、特に両側部は隣の防水シート12の端部
と重合して上記と同様に水密に固定しているが、
湧水の多い地盤にあつては、水が釘17を伝つて
シール材14,15によるシールを破つてワツシ
ヤ16の外に進出し漏水するおそれがある。
そこで、本発明においては、中間固定部21,
22及び両側の接合部23,24に上記水密フア
スナを取付けて、水密に被覆することにより、前
記中間固定部及び接合部において漏水が発生して
も、水が水密フアスナ内に侵入し、そのまま該フ
アスナの裏面及び/又は防水シート12の表面を
伝つて外部へ排出されるようにしたのである。
22及び両側の接合部23,24に上記水密フア
スナを取付けて、水密に被覆することにより、前
記中間固定部及び接合部において漏水が発生して
も、水が水密フアスナ内に侵入し、そのまま該フ
アスナの裏面及び/又は防水シート12の表面を
伝つて外部へ排出されるようにしたのである。
即ち、中間固定部21,22にあつては、それ
ぞれ防水シート12の固定部の両側に噛合部材
3,4を対向させて翼部材1,2の外端部を水密
に貼着等により定着し、スライダ5により噛合部
材3,4の噛合部を噛合させながら、噛合部に超
音波振動子6から超音波を放射して、噛合部にお
ける噛合の接合部境界面で発熱させ、該噛合部を
溶融接着させることにより、噛合部材3,4を水
密に接合し、また、両側の接合部23,24にあ
つては、相隣る防水シート12,12に接合部を
中心にし上記と同様に水密フアスナの翼部材1,
2の外端部を水密に定着し、スライダ5により噛
合部材3,4を噛合させながら、超音波振動子6
から噛合部に超音波を放射して噛合部材3,4を
溶融接着させることにより両噛合部材を水密に接
合することができる。
ぞれ防水シート12の固定部の両側に噛合部材
3,4を対向させて翼部材1,2の外端部を水密
に貼着等により定着し、スライダ5により噛合部
材3,4の噛合部を噛合させながら、噛合部に超
音波振動子6から超音波を放射して、噛合部にお
ける噛合の接合部境界面で発熱させ、該噛合部を
溶融接着させることにより、噛合部材3,4を水
密に接合し、また、両側の接合部23,24にあ
つては、相隣る防水シート12,12に接合部を
中心にし上記と同様に水密フアスナの翼部材1,
2の外端部を水密に定着し、スライダ5により噛
合部材3,4を噛合させながら、超音波振動子6
から噛合部に超音波を放射して噛合部材3,4を
溶融接着させることにより両噛合部材を水密に接
合することができる。
このようにして防水処理を行なうことにより、
前述したように、防水シート12の中間固定部2
1,22及び両側の接合部23,24の防水ワツ
シヤによる取付け部において漏水が発生しても、
水密フアスナにより水がトンネル内に滴下したり
流下したりするのを阻止され、二次覆工施工後に
トンネル内に漏水事故の発生するおそれは凡そ皆
無となる。
前述したように、防水シート12の中間固定部2
1,22及び両側の接合部23,24の防水ワツ
シヤによる取付け部において漏水が発生しても、
水密フアスナにより水がトンネル内に滴下したり
流下したりするのを阻止され、二次覆工施工後に
トンネル内に漏水事故の発生するおそれは凡そ皆
無となる。
尚、本発明水密フアスナは、その実施に際して
は噛合部材の高さが10〜20mm、幅が2〜5mm程度
で充分満足すべき成果を得られ、スライダに装着
する超音波振動子は極めて小型且つ軽量のもので
所期の目的を達成することが出来る。
は噛合部材の高さが10〜20mm、幅が2〜5mm程度
で充分満足すべき成果を得られ、スライダに装着
する超音波振動子は極めて小型且つ軽量のもので
所期の目的を達成することが出来る。
一般に、防水シート12の固定部及び接合部の
防水工事を施工する場合、従来は前記固定部等を
間に挟むようにして熱可塑性樹脂から成る2枚の
防水シートの外端部を防水シート12に水密に取
付け、それら防水性シートの内端部を対向させて
重合し、重合部に熱風を吹き付けて融着したり、
ヒータにより重合部を融着したりしているが、い
ずれも重合部に水が侵入すると融着しないし、作
業が大掛かりとなる上に、その為の機器に多額の
費用がかかるという難点があるばかりでなく、重
合部の融着時に皺が発生して漏水等の好ましくな
い結果を招いたり、重量のある機器を操作するた
めに施工性を著しく悪くしていた。
防水工事を施工する場合、従来は前記固定部等を
間に挟むようにして熱可塑性樹脂から成る2枚の
防水シートの外端部を防水シート12に水密に取
付け、それら防水性シートの内端部を対向させて
重合し、重合部に熱風を吹き付けて融着したり、
ヒータにより重合部を融着したりしているが、い
ずれも重合部に水が侵入すると融着しないし、作
業が大掛かりとなる上に、その為の機器に多額の
費用がかかるという難点があるばかりでなく、重
合部の融着時に皺が発生して漏水等の好ましくな
い結果を招いたり、重量のある機器を操作するた
めに施工性を著しく悪くしていた。
然し乍ら、本発明の水密フアスナを用い、本発
明の工法により防水工事を施工すれば、上記の重
合部に当る部分はフアスナの噛合により接合さ
れ、また、噛合した部分は超音波振動子の放射す
る超音波により溶融接着されるから、水密性の高
い接合部が形成されるばかりでなく、防水性シー
トに皺が発生するおそれもないし、機器の重量が
非常に軽量(約1/3〜1/5)となるために、施工性
は格段によくなる。
明の工法により防水工事を施工すれば、上記の重
合部に当る部分はフアスナの噛合により接合さ
れ、また、噛合した部分は超音波振動子の放射す
る超音波により溶融接着されるから、水密性の高
い接合部が形成されるばかりでなく、防水性シー
トに皺が発生するおそれもないし、機器の重量が
非常に軽量(約1/3〜1/5)となるために、施工性
は格段によくなる。
本発明は上述の通りであるから、本発明水密フ
アスナは土木工事等に使用するフアスナとして好
適であり、また、NATM工法によるトンネルの
建設に際して、一次覆工の表面に貼着した防水シ
ートの防水性を高めるため、防水シートの固定部
及び接合部の上を覆わせてフアスナの噛合部材を
噛合させながら該噛合部材の噛合部を溶融接着す
ることにより、極めて効果の高い防水処理を施工
することができ、トンネルの漏水事故を未然に防
ぐことが出来る。
アスナは土木工事等に使用するフアスナとして好
適であり、また、NATM工法によるトンネルの
建設に際して、一次覆工の表面に貼着した防水シ
ートの防水性を高めるため、防水シートの固定部
及び接合部の上を覆わせてフアスナの噛合部材を
噛合させながら該噛合部材の噛合部を溶融接着す
ることにより、極めて効果の高い防水処理を施工
することができ、トンネルの漏水事故を未然に防
ぐことが出来る。
第1図は本発明水密フアスナの噛合部材と翼部
材を示す正面図、第2図は同じくスライダの平面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
同じくB−B線断面図、第5図は防水シートの一
次覆工への固定部と接合部を示す図、第6図は前
記固定部の断面図、第7図は接合部の断面図であ
る。 1,2……翼部材、3,4……噛合部材、3
a,3b,3c,4a,4b,4c……噛合部、
5……スライダ、6……超音波振動子、11……
地山、12……防水シート、13……通水層、1
4,15……シール材、16……ワツシヤ、17
……釘、21,22……防水シートの中間固定
部、23,24……防水シートの両端接合部。
材を示す正面図、第2図は同じくスライダの平面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
同じくB−B線断面図、第5図は防水シートの一
次覆工への固定部と接合部を示す図、第6図は前
記固定部の断面図、第7図は接合部の断面図であ
る。 1,2……翼部材、3,4……噛合部材、3
a,3b,3c,4a,4b,4c……噛合部、
5……スライダ、6……超音波振動子、11……
地山、12……防水シート、13……通水層、1
4,15……シール材、16……ワツシヤ、17
……釘、21,22……防水シートの中間固定
部、23,24……防水シートの両端接合部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 適宜幅、適宜長さの防水性シートから成る2
枚の翼部材の対向する長手方向端縁に一体且つ直
角又は平行に互いに噛合する噛合部を有する熱可
塑性合成樹脂製の噛合部材を連設して成るフアス
ナ本体と、前記二つの噛合部材を噛合させるスラ
イダとから成るフアスナの、前記スライダの前記
噛合部を噛合させる部の一側又は両側に超音波振
動子を装着し、前記両噛合部を噛合させながら一
方又は双方の噛合部の接合部に向け超音波を放射
して、両噛合部材の接合部を融着するようにした
ことを特徴とする水密フアスナ。 2 トンネル形状に掘削した地山に一次覆工を施
工した後、該一次覆工の表面に、裏面にリブ又は
不織布等から成る通水層を形成した防水シート
を、前記通水層を一次覆工面に当て適宜間隔をお
いて防水ワツシヤ及び釘等により水密に固定する
と共に、防水シートをトンネルの奥行方向に順次
水密に接合して行き、中間の固定部及び接合部の
両側に、適宜幅、適宜長さの防水性シートから成
る2枚の翼部材の対向する長手方向端縁に一体且
つ直角に互いに噛合する噛合部を有する熱可塑性
合成樹脂製の噛合部材を連設して成るフアスナ本
体と、前記二つの噛合部材を噛合させるスライダ
とから成るフアスナの翼部材の非噛合側を水密に
取付け、両噛合部材を対向させて、前記スライダ
の前記噛合部を噛合させる部の一側又は両側に超
音波振動子を装着し、前記スライダにより前記両
噛合部を噛合させながら一方又は双方の噛合部の
接合部に向け超音波を放射して、両噛合部材の接
合部を融着し、水密に接合した後、二次覆工を施
工することを特徴とするトンネルの防水工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008470A JPH01187297A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 水密ファスナ及びこれを用いたトンネルの防水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008470A JPH01187297A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 水密ファスナ及びこれを用いたトンネルの防水工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01187297A JPH01187297A (ja) | 1989-07-26 |
JPH0587639B2 true JPH0587639B2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=11694012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63008470A Granted JPH01187297A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 水密ファスナ及びこれを用いたトンネルの防水工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01187297A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102573556B (zh) | 2009-09-30 | 2015-05-20 | Ykk株式会社 | 拉链用的拉头以及使用该拉头的物品 |
-
1988
- 1988-01-20 JP JP63008470A patent/JPH01187297A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01187297A (ja) | 1989-07-26 |
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