JPH0587638B2 - - Google Patents

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JPH0587638B2
JPH0587638B2 JP15226686A JP15226686A JPH0587638B2 JP H0587638 B2 JPH0587638 B2 JP H0587638B2 JP 15226686 A JP15226686 A JP 15226686A JP 15226686 A JP15226686 A JP 15226686A JP H0587638 B2 JPH0587638 B2 JP H0587638B2
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Shunichi Sakai
Yoji Azuma
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、トンネル掘削用のシールド掘削機
の掘削方向を自動的に制御する方法に関する。
「従来の技術」 一般に軟弱な地山内にトンネルを掘削する際に
使用されるシールド工法は、開さく工法と異なり
トンネル掘削中にシールド掘削機の掘削方向を適
宜監視、制御する必要がある。従来、このシール
ド掘削機の掘削方法の監視、制御は、作業員がシ
ールド掘削機及びセグメントの位置及び方向を計
測し、この計測結果に基づいて、前記作業員が自
身の経験及び勘に頼りながら手動で前記シールド
掘削機の掘削方向を変更することにより行なわれ
ていた。
近年、シールド掘削機の位置及び方向を機械的
に常時検出し、この検出信号に基づいて前記シー
ルド掘削機の掘削方向を制御するシールド掘削機
自動方向制御システムが提案されている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、前記従来のシールド掘削機自動方向
制御システムは、シールド掘削機のみの位置及び
方向を検出し、これに基づいてシールド掘削機の
掘削方向を制御しているので、肝心の最終出来形
に影響するセグメントそのものの位置及び方向を
制御、管理することが困難であつた。また、前記
自動方向制御システムは、シールド掘削機のスキ
ンプレート(外筒)と前記セグメントとのクリア
ランス(間隙)について考慮していないので、極
端な場合、前記クリアランスが全く無い状態で
は、シールド掘削機内でセグメントの組み立て作
業が行えない、といつた現象を招く恐れがあつ
た。従つて、前記自動方向制御システムは実際に
稼動された例が少なく、現場においては、依然前
記の如く手動でシールド掘削機の掘削方向を制御
している場合が大半である。さらに、前記検出さ
れた位置及び方向に従つて、シールド掘削機の掘
削方向を制御するプログラムは、掘削機の機種、
土質、シールド径によらず一律に作成されている
ので、汎用性が低く、これも前記システムの実用
化を妨害する一因となつていた。
この発明は前記問題点に鑑みてなされたもので
あり、シールド掘削機の自動方向制御システムに
おいて、セグメントの組み立てを容易にすると共
に、その位置を制御、管理することの可能な汎用
的なシールド掘削機の掘削方向制御方法を如何に
して実現するかを問題にしている。
「問題点を解決するための手段」 本発明者等は、前記問題点を解決すべく鋭意研
究した結果、シールド施工現場においてセグンメ
ントの位置及び方向の測定データがシールド掘削
機の掘削方向制御に重要な役割を果たしている、
との知見を得るに至つた。即ち、第7図に示す例
により説明すれば、シールド掘削機Sが直進状態
で地山を掘削する場合には、その左右のクリアラ
ンスL1,L2がほぼ同値であればよく(第7図
a)、またシールド掘削機Sが右方向に曲進する
場合には、L1<L2であることが条件となる(第
7図b)。
これは、逆の場合、即ち第7図cに示すように
L1>L2であると、組み立てられたセグメント3,
3,…の前方にテーパセグメントAをセツトし、
このテーパセグメントAにジヤツキ推力を掛ける
と、反力により左側のセグメント3aが外方へ移
動し、従つて正確な施工が行えなくなるのに対し
て、第7図bに示すようにL1<L2であれば、左
側のセグメント3が外方にずれようとしても、こ
のセグメント3自体が周囲の地山に支持され、そ
の移動が抑えられるからである。
そこで、第7図cのような場合には、第7図d
に示すように、一旦逆テーパセグメントBをセツ
トし、シールド掘削機Sの掘進によりクリアラン
スをL1<L2の状態にした後、通常のテーパセグ
メントAをセツトして施工する必要がある。
以上説明した知見に基づいて、この発明は、シ
ールド掘削機位置検出手段及びクリアランス計測
手段からの信号に従い、現在のシールド掘削機の
掘削方向で地山を所定長さだけ掘削したときの前
記セグメントの位置及び方向の設計値とのずれを
計算すると共に、シールド掘削機の推進トルクと
変位とを測定して、これらの関係式を決定し、こ
の関係式に基づいて前記セグメントのずれを修正
するような推進トルクを前記シールド掘削機に与
えるようなシールド掘削機の掘削方向制御方法を
構成して、前記問題点を解決している。
「実施例」 以下、この発明の実施例について第1図ないし
第4図を参照して説明する。
第1図ないし第2図はこの発明の一実施例が適
用されたシールド掘削機を示す図であり、これら
の図において符号Sはシールド掘削機、符号1は
シールド掘削機Sの外筒である円筒状のスキンプ
レート、符号2はこのスキンプレート1の内部に
周方向に複数個設けられたシールドジヤツキであ
る。シールドジヤツキ2は、順次掘進方向に足さ
れるセグメント3の前端(第1図左端)をスプレ
ツダ4で押圧し、その反力でスキンプレート1に
推力を与えるものである。
また、このシールド掘削機Sは、前端において
回転駆動される回転ドラムに取り付けられた掘削
ビツト(共に図示せず)により地山土砂を掘削し
ながら掘進するものであり、掘削された土砂はエ
レクタの後方に連設されたコンベア装置(共に図
示せず)に移され、該コンベア装置によつて後方
へ排出される。
符号6はスキンプレート1の後端とセグメント
3との間をシールするテールシール、また、符号
7はテールシール6保護用のリングである。
符号8はセグメント浮かしであり、これはスキ
ンプレート1の下部内周に互いに適宜間隔を置い
て配置されるもので、セグメント3をスキンプレ
ート1から若干浮かした状態に支持することで、
セグメント3とスキンプレート1とを同心状に保
持するものである。
また、シールド掘削機Sのテール部分には、天
地左右の4箇所にテールクリアランス計測装置
(クリアランス計測手段)5が取り付けられてい
る(図では地部分の装置のみが示されている)。
このテールクリアランス計測装置5は、前記セグ
メント浮かし8の間に位置するコ字形のバネ板1
0と、このバネ板10に一端が連結されているワ
イヤ13と、このワイヤ13の他端に連結されて
いる測長機16と、この測長機16の付近に設置
されているワイヤ休止手段18とから概略構成さ
れている。
バネ板10は、その脚部11がスキンプレート
1にねじ止めされて固定されている。そして、こ
のバネ板10は、自由状態において自身の弾性作
用によりその先端12がセグメント3に当接され
るように、スキンプレート1の内方に折曲されて
いる。
ワイヤ13は、その一端がバネ板10の先端1
2に連結されると共に、ローラ14,15を通じ
てその他端が測長機16に連結されている。この
測長機16は、図示されないステーによりスキン
プレート1に固定された取付板17に固定され、
また内蔵されたエンコーダの働きにより、引き出
されたワイヤ13の長さに応じた計測値を電気信
号を以て外部に出力しうるように構成されてい
る。
ワイヤ13の途中には、該ワイヤ13をバネ板
10の付勢力に対抗して測長機16側へ引つ張る
ことで、その一端をセグメント3から離間させ
て、セグメント3とスキンプレート1との間のテ
ールクリアランス計測を休止させる休止手段18
が設けられている。休止手段18は、ワイヤ13
に取り付けられた鉄片19と、測長機16の近傍
に配置されかつその中空部に前記ワイヤ13が挿
通される磁気コイル20と、この磁気コイル20
に通電してコイル20を励磁させるコイル制御器
(図示せず)とから構成されている。
また、シールド掘削機Sには、自身の位置及び
方向を検知する位置検出装置(位置検出手段)9
が設けられている。この位置検出装置9は、シー
ルド掘削機Sの後部に位置されたレーザ受光盤2
1と、このシールド掘削機Sの後方の定位置に設
置されたトランシツト22とから構成されてい
る。トランシツト22には、レーザ発信器と光波
距離計が備えられている。前記レーザ受光盤21
からは、トランシツト22からのレーザ光の受光
位置の座標データが出力されると共に、このトラ
ンシツト22からは、前記レーザ受光盤21まで
の測角データと測距データとが出力される。
そして、前記テールクリアランス計測装置5の
測長機16及びシールド掘削機位置検出装置9の
レーザ受光盤21、トランシツト22からの出力
信号は、コンピユータ23に入力されると共に、
このコンピユータ23からの制御信号により、シ
ールド掘削機Sのシールドジヤツキ2及び位置検
出装置9のトランシツト22が制御、駆動されて
いる。
また、シールドジヤツキ2には、そのジヤツキ
ストロークを測定する図示されない測定手段が設
置され、この測定手段からジヤツキストロークを
示す出力信号がコンピユータ23に出力される。
次に、第1図ないし第6図を参照して、この発
明の一実施例であるシールド掘削機の掘削方向制
御方法について説明する。
まず、第1図ないし第4図を参照して、前記テ
ールクリアランス計測装置5及びシールド掘削機
位置検出装置9の作用について説明する。
掘進時あるいはセグメント3組立時において、
テールクリアランス計測装置5は、前記休止手段
18により休止されている。即ち、磁気コイル2
0を励磁させて鉄片19を吸着し、よつてワイヤ
13を測長機16側へ引つ張る。すると、バネ板
10の先端12は、ワイヤ13に引かれてセグメ
ント3に当接しないように保持されることとな
る。
次に、クリアランス計測時には、磁気コイル2
0への通電を断つ。すると、ワイヤ13はバネ板
10の弾性作用によりこのバネ板10側に引か
れ、その一端がセグメント3に当接するまで引き
出される。すると、この時のワイヤ13の移動量
を測長機16が計測し、電気信号の形でコンピユ
ータ23に出力する。そして、この電気信号がコ
ンピユータ23により適宜補償された後、テール
クリアランス量として利用される。
一方、シールド掘削機Sの位置及び方向は、前
記シールド掘削機位置検出装置9により、以下に
示す方法に従つて検出される。
まず、通常は、第3図に示すように、レーザ光
の発射角度を一定に保持して、シールド掘削機S
の位置を求める。即ち、コンピユータ23によ
り、図中実線で表すような基準位置におけるレー
ザ受光盤21上のレーザ光受光位置P1と、図中
鎖線で表わすような移動後の位置における受光位
置P2との間の変位量ΔX,ΔYを求める。また、
同様にコンピユータ23により、トランシツト2
2から受光位置P1までの距離L1及び受光位置P2
までの距離L2を測定し、その測距データから変
位量ΔZを求める。
そして、前記受光位置P1の座標(X1,Y1,Z1
を基準として、移動後の受光位置P2の座標(X2
Y2,Z2)をコンピユータ23により計算する。
更に、レーザ光の発射方向を仮に受光位置P1
らP2へ振つた場合の仮想振り角θ0もコンピユータ
23で計算して保存する。
以降、レーザ光が受光盤21から外れない限
り、同様にして、既知の座標(X1,Y1,Z1)を
基準として受光盤21におけるレーザ光の受光位
置の座標を求め、これによりシールド掘削機Sの
位置を検出する。また、前記仮想振り角は逐一計
算してコンピユータ23内に保存しておく。
さて、受光盤21上のレーザ光受光位置が外方
へ変位して、この受光盤21上の限界線上にま
でレーザ光が移動すると、コンピユータ23から
の制御信号により、レーザ光受光位置を受光盤2
1の中央部P3に位置させるように、トランシツ
ト22を振る(第4図参照)。そして、コンピユ
ータ23を用いて、受光盤21がレーザ光を受光
した時点で実際のトランシツト22の振り角θ2
び移動後の受光位置P3までの距離L3を計測し、
この振り角θ2及び既知の受光位置P1までの距離L1
を利用して、受光位置P3の座標(X3,Y3,Z3
を求める。
このようにして、シールド掘削機Sの変位が大
きい場合においても、シールド掘削機位置検出装
置9を用いれば、連続的にこのシールド掘削機S
の位置及び方向を検出することができる。
そして、以上説明した方法によりシールド掘削
機Sの位置及び方向、さらにスキンプレート1と
セグメント3との間のテールクリアランスを計測
して、先端部(第1図左端部)のセグメント3の
位置及び方向を、コンピユータ23により計算す
る。更に、このセグメント3の位置及び方向のデ
ータを利用して、現在のシールド掘削機Sの位置
及び方向におけるセグメント3の位置及び方向の
設計値とのずれを、コンピユータ23により計算
する。
一方、地山掘削中において、シールド掘削機S
の推進トルクと変位とをコンピユータ23により
常時計測し、これらの関係を求める。この方法に
ついて、以下説明する。
今、シールド掘削機Sの周方向に、第5図に示
すようにN個のシールドジヤツキ2,2,…が配
置されているとする。このシールドジヤツキ2を
順にJ1,J2,…,JNと名付けると共に、シールド
掘削機Sの中心に原点0を設け、この原点を中心
としてシールド掘削機Sの上方を正とするX軸及
びシールド掘削機Sの右方を正とするY軸を設
け、i番目のシールドジヤツキJiの座標を(Xi,
Yi)とする。すると、このシールド掘削機Sの
推進トルクのX成分Mx及びY成分Myは、次式
で与えられる。
Mx=Ni=0 T・Xi・Jsi My=Ni=0 T・Yi・Jsi ここで、TはシールドジヤツキJiの推力、Jsi
はi番目のシールドジヤツキJiのジヤツキストロ
ークである。よつて、上式に基づいて、コンピユ
ータ23によりシールドジヤツキ2のジヤツキス
トロークを測定し、これによりシールド掘削機S
の推進トルクを計算する。
そして、前記シールドジヤツキ2の推進トルク
の測定、計算と同時に、前記シールド掘削機位置
検出装置9により、この推進トルクがシールド掘
削機Sに加えられた時のシールド掘削機SのX方
向の変位δx及びY方向の変位δyについても測定
し、コンピユータ23内に保存する。
次に、コンピユータ23内にシールド掘削機S
の推進トルクMx,My及び変位δx,δyのデータ
が20〜30(この数値は施工条件等により適宜決定
される)個収集された段階で、コンピユータ23
により推進トルクと変位との相関の有無を、X成
分及びY成分について個々に検定する。この時、
推進トルクと変位との間に有意な相関が認められ
ない場合は、相関が認められるまでさらにデータ
を収集する(第6図参照)。そして、この相関に
基づいてシールド掘削機Sの変位と推進トルクと
の間の関係式を、推進トルクの関数として決定す
る。
以上説明した方法により、セグメントの位置及
び方向の設計値からのずれ、そしてシールド掘削
機Sの推進トルクMx,Myと変位δx,δyとの関
係式がコンピユータ23により計算される。この
後、シールド掘削機掘削方向制御方法の次の段階
である、シールド掘削機Sの掘削方向自動制御を
次に示す方法により行う。
まず、掘削すべきトンネルの設計上の基準線及
び現在のセグメント3のずれ量から、次に組み立
てるべきセグメント3の種類(テーパの有無、キ
ーセグメントの位置等)を、コンピユータ23に
事前に記憶させた一定の規則に従つて、このコン
ピユータ23により決定させる。次に、決定され
たセグメント3を所定個数組み立てた場合の(す
なわち現在のシールド掘削機Sの掘削方向で地山
を所定長さだけ掘削した場合の)、セグメント3
の位置及び方向の設計値からのずれを、コンピユ
ータ23により計算する。そして、このセグメン
ト3のずれを修正するように、シールド掘削機S
の掘削方向を修正、制御すればよいのである。
ここで、前記セグメント3のずれを修正するに
は、セグメント3の位置及び方向を前記方法に従
つて検知、制御することも重要であるが、前記決
定されたセグメント3が容易に組み立てられるよ
うなクリアランスを、スキンプレート1とセグメ
ント3との間に確保することも重要である。よつ
て、このクリアランスを確保するためのシールド
掘削機Sの掘削方向を、コンピユータ23により
決定し、シールドジヤツキ2の推力を調整するこ
とでシールド掘削機Sの掘削方向を変更、制御す
ればよい。即ち、前記変更された掘削方向を実現
するようなシールド掘削機Sの変位を計算し、さ
らに前記シールド掘削機Sの推進トルクと変位と
の関係式から、シールドジヤツキ2の推力をコン
ピユータ23により決定して、シールドジヤツキ
2をこのコンピユータ23により制御、駆動すれ
ばよい。
ここで、シールド掘削機Sの推進トルクは、各
シールドジヤツキ2からのデータの累積値である
ので、変位から逆に各シールドジヤツキ2の推進
トルクを一意的に決定するのは困難である。従つ
て、各シールドジヤツキ2の推進トルクを数段階
の値に制限して選択し、これにより選択すべき推
進トルクのパターンを制限してコンピユータ23
に選択させる必要がある。
以上説明したシールド掘削機Sの掘削方向制御
方法は、シールド掘削機Sの位置及び方向のデー
タを計測するのみならず、セグメント3の位置及
び方向のデータも同時に計測し、さらにこのシー
ルド掘削器Sの推進トルクと変位との関係式も逐
一算出している。そして、この関係式に基づいて
セグメント3の位置及び方向の設計値からのずれ
を修正するように、スキンプレート1とセグメン
ト3との間のクリアランスを決定し、これに従つ
て前記シールド掘削機Sの掘削方向を自動的に制
御しているので、セグメント3の位置及び方向を
容易に制御することが可能であると共に、前記従
来の自動方向制御システムのように、シールド掘
削機内でセグメント3が組み立てられない、とい
つた現象を招く恐れが全く無い。
また、前記シールド掘削機S掘削方向修正中
も、推進トルク及び変位のデータ収集が行なわれ
ているので、このシールド掘削機Sが掘進するに
従つて前記推進トルクと変位との関係式の信頼性
が高まる。そして、掘削すべき地山の土質が変化
しても、前記関係式を新たに計算すれば良く、従
つて土質に左右されない汎用的なシールド掘削機
自動制御が実現できる。
よつて、セグメントの組み立てを容易にすると
共に、その位置を制御、管理することの可能な汎
用的なシールド掘削機の掘削方向制御方法を実現
することができる。
なお、この発明であるシールド掘削機の掘削方
向制御方法は、前記実施例に限定されない。一例
として、前記シールド掘削機Sの推進トルクと変
位との関係式は、第6図に示すような一次式に限
定されず、最小二乗法等の統計学的手法を用いて
より高次の多項式により近似されてもよい。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれ
ば、シールド掘削機位置検出手段及びクリアラン
ス計測手段からの信号に従い、現在のシールド掘
削機の掘削方向で地山を所定長さだけ掘削したと
きの前記セグメントの位置及び方向の設計値との
ずれを計算すると共に、シールド掘削機の推進ト
ルクと変位とを測定して、これらの関係式を決定
し、この関係式に基づいて前記セグメントのずれ
を修正するような推進トルクを前記シールド掘削
機に与えるようなシールド掘削機の掘削方向制御
方法を構成したので、セグメントの位置及び方向
を容易に制御することが可能であると共に、従来
の自動方向制御システムのように、シールド掘削
機内でセグメントが組み立てられない、といつた
現象を招く恐れが全く無い。そして、掘削すべき
地山の土質が変化しても、前記関係式を新たに計
算すれば良く、従つて土質に左右されない汎用的
なシールド掘削機自動制御が実現できる。
よつて、セグメントの組み立てを容易にすると
共に、その位置を制御、管理することの可能な汎
用的なシールド掘削機の掘削方向制御方法を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるシールド掘
削機の掘削方向制御方法が適用されるシールド掘
削機を示す正断面図、第2図は第1図の要部のみ
を拡大して示した正断面図、第3図は同実施例に
使用されるシールド掘削機位置検出手段の作用を
説明する図、第4図は第3図と同様の図、第5図
はこの発明の一実施例であるシールド掘削機の掘
削方向制御方法を説明する概念図、第6図は第5
図と同様の図、第7図は従来のシールド掘削機の
掘進方向及びスキンプレートとセグメントとのク
リアランスの関係を示す概念図である。 S……シールド掘削機、1……スキンプレー
ト、3……セグメント、5……シールド掘削機位
置検出装置(シールド掘削機位置検出手段)、9
……テールクリアランス計測装置(クリアランス
計測手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シールド掘削機内に設けられたシールド掘削
    機位置検出手段及びスキンプレートとセグメント
    との間のクリアランス計測手段からの信号に基づ
    いて、前記現在のシールド掘削機の掘削方向で地
    山を所定長さだけ掘削したときの前記セグメント
    の位置及び方向の設計値とのずれを計算すると共
    に、前記シールド掘削機の上下方向及び左右方向
    について該シールド掘削機の推進トルクと変位と
    を測定して、これらの関係式を決定し、この関係
    式に基づいて前記セグメントのずれを修正するよ
    うな推進トルクを前記シールド掘削機に与えるこ
    とを特徴とするシールド掘削機の掘削方向制御方
    法。
JP15226686A 1986-06-28 1986-06-28 シ−ルド掘削機の掘削方向制御方法 Granted JPS6311795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15226686A JPS6311795A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 シ−ルド掘削機の掘削方向制御方法

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JP15226686A JPS6311795A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 シ−ルド掘削機の掘削方向制御方法

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JPS6311795A JPS6311795A (ja) 1988-01-19
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JPH06235637A (ja) * 1992-06-10 1994-08-23 Nishimatsu Constr Co Ltd セグメントの自動測定装置および自動測定方法
JPH0768857B2 (ja) * 1992-07-08 1995-07-26 大豊建設株式会社 シールド機

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