JPH058754Y2 - - Google Patents

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JPH058754Y2
JPH058754Y2 JP1988067469U JP6746988U JPH058754Y2 JP H058754 Y2 JPH058754 Y2 JP H058754Y2 JP 1988067469 U JP1988067469 U JP 1988067469U JP 6746988 U JP6746988 U JP 6746988U JP H058754 Y2 JPH058754 Y2 JP H058754Y2
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wire
retainer
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばCATV用の幹線増幅器な
どの比較的重い機器筐体を架設メツセンジヤーワ
イヤを吊り下げて懸架させるための固定用締着装
置に関するものである。
〔従来の技術〕 従来のこの種の締着装置としては、第5図のよ
うに懸架対象物としてのCATV増幅器筐体51
の頂部に設けられた取付台鞍部52にボルト53
で押え金具54を取付け、これらの間に架設メツ
センジヤーワイヤ100を挟んで前記ボルトの締
付けにより懸架を果たしている。この場合、鞍部
52の上面には、メツセンジヤーワイヤ100の
ための受入溝55と平行に後縁側に回止め溝56
が形成されており、一方で押え金具54にはこの
溝56に嵌まる突縁57を下向きに設けられてい
る。
この締着装置による取付作業は、片手で筐体5
1を支えながら、他の片手でボルト53を緩めて
金具54と鞍部52との間の隙間を指で広げ、こ
の状態のまま筐体51をメツセンジヤーワイヤに
近付けて前記隙間にメツセンジヤーワイヤ100
を挟み、隙間を広げていた手指に工具を持ち変え
てボルト53を締めることが行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来装置では、ボルト53の締付けが終
るまで片手で筐体51を支持しつづけなければな
らないので、架設対象機器が大型で重量物である
場合には特に作業が困難となり、電柱上などの高
所で片手が筐体の支持にふさがつているので、押
え金具54の突縁57が回止め溝56から外れて
いる状態でのメツセンジヤーワイヤへの挟み込み
やポルト53の締付けの初期などに押え金具54
が回ろうとするのを抑えるのも他の片手で同時に
行わなければならなかつた。
この考案の目的は、メツセンジヤーワイヤへの
締付け固定に際して懸架対象物を手で支える必要
がなく、したがつて両手が自由な状態で作業を行
うことができる締着装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の締着装置は、懸架対象物を架設メツ
センジヤーワイヤに吊り下げて固定するために前
記懸架対象物の頂部に設けられるものであり、前
述の課題を達成するために、 前記懸架対象物の頂部に設けられた後方壁から
前方に突出させた一対の側壁と、これら側壁の下
面に設けた案内用スロープとの間によつて、前記
架設メツセンジヤーワイヤに引つ掛けて前記懸架
対象物を吊持させるための横向きワイヤ受入溝を
備えた本体金具と、 前記本体金具における前記両側壁間のワイヤ受
入溝内に配置された、頭部が丸くかつ内側に鉤部
をもつたワイヤ引止め具と、 前記後方壁に開設された縦長穴の外側より挿通
されて前記ワイヤ引止め具の後端にバネを介して
螺着された締め込みボルトとからなることを特徴
とするものである。
〔作用〕
この考案の締着装置では、懸架対象物に設けら
れる本体金具がその横向きワイヤ受入溝で懸架メ
ツセンジヤーワイヤに引掛かり、前記懸架対象物
をワイヤに吊持させるので、このようにして懸架
対象物がワイヤに吊り掛けられたのちは、これを
手で支える必要がない。また前記本体金具に組み
合わされたワイヤ引止め具が、前記ワイヤ受入溝
内へのメツセンジヤーワイヤの受入時にはワイヤ
との衝合により退避して受入溝内へのワイヤの進
入を許容し、受入後には退避位置から復帰して前
記ワイヤ受入溝内からの前記ワイヤの離脱を阻止
するので、懸架対象物から手を離してもそれがワ
イヤから外れて落下することはなく、両手を自由
に使える状態で締着作業を行えるようになる。前
記本体金具に組み合わされた締め込みボルトは、
本体金具の後方壁に開設された縦長穴を通して、
前記ワイヤ引止め具の後端にバネを介して螺着さ
れるので、該ボルトが緩んだ状態では、前記ワイ
ヤ引止め具をバネの弾性により前方へ突出させて
いる。そのため前記のようにワイヤ受入溝内にメ
ツセンジヤーワイヤを受入れる際に、ワイヤがこ
の引止め具に衝合すると、該引止め具が僅かな力
で上方へ撥ね上がつて受入溝内へのワイヤの進入
を円滑に行うことができる。
この考案の具体的な実施例を図面と共に説明す
れば以下の通りである。
〔実施例〕
第1図は、この考案の実施例に係る締着装置を
示しており、この締着装置は、懸架対象物として
のアルミダイカスト製のCATV機器筐体1の頂
部に一体成形された金具本体2と、係止手段とし
てのワイヤ引止め具3と、締着手段としての締め
込みボルト4とを主に備えている。
本体金具2は一対の側壁22,23とひとつの
後方壁21からなる略コ字状の平面形状をもち、
両側壁には前面に開口したほぼ横向きのU字状の
ワイヤ受入溝22aと23aとが整列して設けら
れている。本体金具2の前記前面において、前記
受入溝の下部には、メツセンジヤーワイヤ5の前
記受入溝内への進入を容易にするための案内用ス
ロープ7が一体形成されている。
両側壁22,23の間において、本体金具1に
は頭部の丸いワイヤ引止め具3が第2図に示すよ
うに後方壁21にバネ6を介して締め込みボルト
4によつて片持ち状に支持されている。この締め
込みボルト4を通すために、後方壁21には縦長
穴21aが開設されていて、前記ボルト4がこの
縦長穴21a内で上下に回動できるように挿通さ
れることにより、前記ワイヤ引止め具3が上下方
向へ自由に回動できるようになつている。また引
止め具3はボルト4と螺合しており、ボルト4を
回すことで軸方向に進退する。この際の引止め具
3の軸回の回転は両側壁22,23によつて阻止
される。引止め具3は、メツセンジヤーワイヤ5
が溝内に入るときに相互の衝合で引止め具自体が
バネ6に抗して上方へ回動して退避するように頭
部3aが丸くなつており、これは勿論、適当なテ
ーパー形状であつてもよい。またこの頭部3aの
顎部3bは、メツセンジヤーワイヤ5の引き止め
に都合がよいように下向き内方への鈎爪状の先端
となつている。尚、第2図で8は平ワツシヤであ
る。
このような構造の締着装置においては、案内用
スロープ7と引止め具頭部3aとの間にメツセン
ジヤーワイヤ5を当てて押込むと、引止め具3が
バネ6の弾性により前方へ突出されていること
と、該引止め具3の頭部3aが曲面ないし傾斜面
となつていて、前記の押込み力の分力を受けるこ
とにより、該引止め具3は僅かな力により上方へ
回動退避し、ワイヤ5の受入溝22a,23aの
中への進入を許すことになる。ワイヤ5が顎部3
bの先端を超えて受入溝の奥まで入ると、引止め
具3がバネ6の作用で下方へ復帰してワイヤ5の
抜け出しを阻止する。この状態で機器筐体1から
手を離しても大丈夫であり、筐体1はメツセンジ
ヤーワイヤ5に仮吊持された形になつている。従
つて、後の作業は両手を使つて行うことができ、
ボルト6を締め込んで引止め具3を後方壁21に
近付けることでメツセンジヤーワイヤ5が本体金
具2に締付けられることになる。
第3図と第4図に引止め具3の変形例を示した
が、この考案ではこれ以上にも種々の変形が可能
であり、前述の実施例によつてこの考案の技術的
範囲が限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、この考案のメツセンジヤ
ーワイヤへの固定用締着装置によれば、懸架対象
物をワンタツチでメツセンジヤーワイヤに吊り下
げ状態に仮止めできるため、従来のように片手で
重い対象物を支えつづけたり、他人の手を借りた
りする必要がなく、大型の重いものでも一人で容
易に短時間で架設作業を行うことが可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図は同じく作動状況を示す要部の説明図、第3図
と第4図は引止め具の変形例を示す斜視図、第5
図は従来例を示す斜視図である。 1……CATV機器筐体(懸架対象物)、2……
本体金具、3……ワイヤ引止め具(係止手段)、
4……締め込みボルト(締着手段)、5……メツ
センジヤーワイヤ、6……バネ、7……案内スロ
ープ、8……平ワツシヤ、22a,23a……ワ
イヤ受入溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 懸架対象物を架設メツセンジヤーワイヤ5に吊
    り下げて固定するために前記懸架対象物の頂部に
    設けられた締着装置であつて、後方壁21から前
    方に突出させた一対の側壁22,23と、これら
    側壁の下面に設けた案内用スロープ7との間によ
    つて、前記架設メツセンジヤーワイヤ5に引つ掛
    けて前記懸架対象物を吊持させるための横向きワ
    イヤ受入溝22a,23aを備えた本体金具2
    と、前記本体金具における前記両側壁間のワイヤ
    受入溝22a,23a内に配置された、頭部が丸
    くかつ内側に鉤部をもつたワイヤ引止め具3と、
    前記後方壁21に開設された縦長穴21aの外側
    より挿通されて前記ワイヤ引止め具3の後端にバ
    ネ6を介して螺着された締め込みボルト4とから
    なることを特徴とするメツセンジヤーワイヤへの
    固定用締着装置。
JP1988067469U 1988-05-24 1988-05-24 Expired - Lifetime JPH058754Y2 (ja)

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JP1988067469U JPH058754Y2 (ja) 1988-05-24 1988-05-24

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JP1988067469U JPH058754Y2 (ja) 1988-05-24 1988-05-24

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JPH01171525U JPH01171525U (ja) 1989-12-05
JPH058754Y2 true JPH058754Y2 (ja) 1993-03-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222633U (ja) * 1975-06-29 1977-02-17
JPS5417293U (ja) * 1977-07-06 1979-02-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222633U (ja) * 1975-06-29 1977-02-17
JPS5417293U (ja) * 1977-07-06 1979-02-03

Also Published As

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JPH01171525U (ja) 1989-12-05

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