JPH0587291U - ポンプ主軸の冷却装置 - Google Patents

ポンプ主軸の冷却装置

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Publication number
JPH0587291U
JPH0587291U JP2765392U JP2765392U JPH0587291U JP H0587291 U JPH0587291 U JP H0587291U JP 2765392 U JP2765392 U JP 2765392U JP 2765392 U JP2765392 U JP 2765392U JP H0587291 U JPH0587291 U JP H0587291U
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JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
labyrinth
stationary support
high temperature
side fluid
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Withdrawn
Application number
JP2765392U
Other languages
English (en)
Inventor
文紀 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0587291U publication Critical patent/JPH0587291U/ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ主軸の周りに供給される冷却水が高温
側流体部へ流入する際の温度変動を極力抑えるようにし
た。 【構成】 ポンプ主軸1とこれを支持する静止支持体2
との間に形成されるラビリンス6に、高温側流体部8に
向ってテーパ状に広がる傾斜部10を形成させると共に
静止支持体2にラビリンス6の流路をバイパスするバイ
パス路11を形成したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は火力、原子力及び化学プラント等のポンプで、冷却水供給を要する軸 封部を有するポンプ主軸の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプ主軸に冷却水の供給を要する軸封部を有するポンプは、一般的には図4 に示すようにポンプ主軸1を支持する静止支持体2に、冷却水路3を介して冷却 水が供給される低温部4を形成し、該低温部4に供給される冷却水は、ポンプ主 軸1との間に形成される上部の軸封部5を通ってリークオフとして回収されると 共に1部はポンプ主軸1との間に形成される下部のラビリンス6を通って、高速 流体7が供給される高温側流体部8へ流入する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如くラビリンスにより差圧を持たせて冷却水が高温部へ流入するとき低 温の冷却水が高温部と合流する場所は温度境界部9となり、該温度境界部9は例 えば原子力発電プラントでは約200℃以上の温度差の境界となっているポンプ もある。
【0004】 この温度境界部はポンプ主軸が回転するに伴なって温度分布に変動が生じるた め温度境界部の主軸表面には温度変動に伴なう表面応力の変動を生じ、このため 主軸表面の高サイクル疲労が問題となり主軸保護としてサーマルスリーブを設け る等対策を施しているが、その場合でも温度境界部の温度変動は除去されていな いため高サイクル疲労の原因を根本的に排除することができない。
【0005】 本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたものであって当該温度境界 部の温度変動を極力抑えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2を 用いて説明すると本考案はポンプ主軸1の周りに供給される冷却水を該主軸1と 、これを支持する静止支持体2との間に形成されるラビリンス6を介して高温側 流体部8へ流入させるようにしたポンプ主軸の冷却装置において、前記ラビリン ス6に前記高温側流体部8へ向ってテーパ状に広がる傾斜部10を形成させると 共に、前記静止支持体2にラビリンス6の流路をバイパスするバイパス路11を 形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
そして本考案は上記の手段によりラビリンスに形成される高温側流体部へ向っ てテーパ状に広がる傾斜部は、その流路面積を大きくなるに伴なって冷却水軸方 向の流速を小さくして高温側流体との混合を容易にして主軸表面の温度分布を緩 やかにすると共に主軸が回転することにより温度境界部で温度分布の変動が生じ ても、もともと温度勾配が緩やかであるため主軸表面に発生する熱応力の変動も 緩和され、又ラビリンスの途中から冷却水は静止支持体に設けたバイパス路より バイパスされて高温側流体部と混合する冷却水の流量を少なくして温度境界部を 通過する冷水流量が少なくなるため温度分布変動の発生は緩和され、主軸表面に 発生する熱応力の変動を緩和する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図1に基づいて説明すると1はポンプ主軸、2はこれ を支持する静止支持体を示し、該静止支持体2と主軸1との間に形成されるラビ リンス6は静止支持体2側を等ピッチの山と谷とに加工して形成すると共にその 端部の山の高さを徐々に小さくして高温側流体部8へ向ってテーパ状に広がる傾 斜部10を形成させると共に静止支持体2にはラビリンス6の流路をバイパスす るバイパス路11を形成させた。
【0009】 図2は本考案の他の実施例を示すもので主軸1と静止支持体2との間に形成さ れるラビリンス6は、主軸1の外周に加工される等ピッチの溝で形成すると共に 静止支持体2の端部を加工して高温側流体部8へ向って傾斜させて傾斜部10を 形成した。 かくてその主軸の温度分布を測定すると図3の如くなり。これを従来の主軸の 温度分布を示す図5に比較して主軸の温度分布の変動は著しく緩和される。
【0010】
【考案の効果】
このように本考案によるときは冷却水が通過する主軸と静止支持体との間に形 成されるラビリンスに、冷却水が流入する高温側流体部に向ってテーパ状に広が る傾斜部を形成されたから該傾斜部は高温側流体部へ流入する冷却水の流速を小 さくして高温側流体との混合を容易にすると共に主軸表面の温度分布の変動を緩 やかにして主軸表面に発生する熱応力を緩らげることができ而もラビリンスの流 路をバイパスするバイパス路を静止支持体に形成したから高温側流体部と混合す る冷却水の流量を少なくして温度分布変動の発生を緩和できる等の効果を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本考案のポンプ主軸の温度分布図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例のポンプ主軸の温度分布図である。
【符号の説明】
1 ポンプ主軸 2 静止支持体 6 ラビリンス 10 傾斜部 11 バイパス路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ主軸の周りに供給される冷却水
    を、該主軸とこれを支持する静止支持体との間に形成さ
    れるラビリンスを介して高温側流体部へ流入させるよう
    にしたポンプ主軸の冷却装置において、前記ラビリンス
    に前記高温側流体部へ向ってテーパ状に広がる傾斜部を
    形成させると共に前記静止支持体にラビリンスの流路を
    バイパスするバイパス路を形成したことを特徴とするポ
    ンプ主軸の冷却装置。
JP2765392U 1992-04-27 1992-04-27 ポンプ主軸の冷却装置 Withdrawn JPH0587291U (ja)

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JPH0587291U true JPH0587291U (ja) 1993-11-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100831A1 (ja) * 2005-03-24 2006-09-28 Thk Co., Ltd. ボールねじ装置のシール部材
JP2012102831A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Hitachi Ltd ラビリンスシール装置、およびそれを用いたターボ機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100831A1 (ja) * 2005-03-24 2006-09-28 Thk Co., Ltd. ボールねじ装置のシール部材
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