JPH0587243U - 車両の吸気絞り弁制御装置 - Google Patents

車両の吸気絞り弁制御装置

Info

Publication number
JPH0587243U
JPH0587243U JP2732692U JP2732692U JPH0587243U JP H0587243 U JPH0587243 U JP H0587243U JP 2732692 U JP2732692 U JP 2732692U JP 2732692 U JP2732692 U JP 2732692U JP H0587243 U JPH0587243 U JP H0587243U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid pressure
intake throttle
throttle valve
actuator
pressure supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2732692U
Other languages
English (en)
Inventor
祐一 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP2732692U priority Critical patent/JPH0587243U/ja
Publication of JPH0587243U publication Critical patent/JPH0587243U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の加速度合に応じて吸気絞り弁の開き速度
を調整可能な低コストの吸気絞り弁制御装置を提供す
る。 【構成】エンジン20の吸気通路22に介装される吸気絞り
弁30を開閉するアクチュエータ50、該アクチュエータ50
に流体圧を供給する流体圧供給源であるバキュームポン
プ55、アクチュエータ50とバキュームポンプ55とを結ぶ
流体圧供給路53に介装されて大気開放通路の通路断面積
の異なる2つの三方電磁切換弁41,42、該三方電磁切換
弁41,42を制御するコントロールユニット60、エンジン
の運転状態を検出する回転センサ24及びアクセル開度セ
ンサ26を備える。コントロールユニット60は、三方電磁
切換弁41,42を制御して、アクチュエータ50の流体圧の
排出速度を調整することによって、吸気絞り弁の開き速
度を調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の吸気絞り弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば軽油やアルコール等を燃料とするエンジンの吸気通路内に、吸気絞り弁 を設けてエンジンの吸気量と吸気圧の制御を行ない、エンジンの低負荷運転時の 不完全燃焼を防ぎ、排気の浄化、燃費の改善及びエンジンの静粛性の向上を図る 装置は従来より知られている(例えば特開昭56−75930号公報、実公平3 −20507号公報、実開昭62−52247号公報及び実開昭62−9514 4号公報等参照)。
【0003】 このようなエンジン吸気系に設けた吸気絞り弁の駆動を制御する従来の吸気絞 り弁制御装置の一例を図3に示し説明する。 エンジン20の吸気通路22内には吸気絞り弁30が介装されており、該吸気絞り弁 30は流体作動のアクチュエータ50と接続されている。アクチュエータ50は流体圧 供給路53で流体圧供給源であるバキュームポンプ55と接続され、流体圧供給路53 には三方電磁切換弁40が介装されている。エンジン20には、エンジン回転速度を 検出する回転センサ24及びアクセル開度を検出するアクセル開度センサ26が設け られ、これら各センサ24,26と三方電磁切換弁40はコントロールユニット60と配 線で接続されている。
【0004】 三方電磁切換弁40は、アクチュエータ50と大気を連通させる大気開放位置と、 アクチュエータ50とバキュームポンプ55とを連通させる流体圧供給位置とを選択 的に切換可能である。 コントロールユニット60は、回転センサ24及びアクセル開度センサ26からの情 報に従い三方電磁切換弁40を制御し、アクチュエータ50を介して吸気絞り弁30を 開閉する。即ち、アイドリング時には三方電磁切換弁40は流体圧供給位置となり 、アクチュエータ50はリターンスプリング51に抗してダイヤフラム52が図中上動 して、吸気絞り弁30は閉じる。また、通常運転時には三方電磁切換弁40は大気開 放位置となり、アクチュエータ50に設けられたリターンスプリング51の復元力に よりダイヤフラム52が図中下動して吸気絞り弁30は開く。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来の技術による吸気絞り弁制御装置にあっては、吸気絞り弁の開き速 度はアクチュエータのリターンスプリングの復元力と作動流体の圧力の降下(又 は上昇)速度に依存している。従って、車両発進加速時等に吸気絞り弁を開く場 合、加速運転状態に応じてその開き速度を制御することは不可能であった。その ため、吸気絞り弁の開速度を、緩加速に合わせて設定すると急発進時に開き速度 が遅すぎるために加速性が悪くなり、急加速に合わせて設定すれば緩発進時に開 き速度が速すぎるために過度のショックが生じる等の問題があった。
【0006】 尚、吸気絞り弁をリニアモータで開閉制御するようにすれば、吸気絞り弁の開 き速度の制御は可能であるが、装置のコストが高くなるという欠点があった。 本考案は上記に鑑みてなされたものであり、安価で、吸気絞り弁の開き速度を 段階的に設定可能な吸気絞り弁の制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の吸気絞り弁制御装置は、吸気通路に介装した吸気絞り弁を 流体圧の供給によりリターンスプリングに抗して閉駆動する流体圧作動アクチュ エータと、該アクチュエータと流体圧供給源とを接続する流体圧供給路に介装さ れ前記アクチュエータを大気に連通させる大気開放位置と流体圧供給源に連通さ せる流体圧供給位置に選択的に切換可能で非通電時前記大気開放位置となり通電 時流体圧供給位置となると共に大気開放通路の通路断面をそれぞれ異ならせた複 数の三方電磁切換弁と、エンジン運転状態検出手段と、該エンジン運転状態検出 手段の検出した運転状態に応じて前記複数の三方電磁切換弁の通電・非通電を制 御する電磁弁制御手段とを備えた構成とした。
【0008】
【作用】
かかる構成において、電磁弁制御手段は、機関運転状態検出手段からの情報を 基に2つの三方電磁切換弁を制御して、アクチュエータの動作流体の圧力を調整 し、吸気絞り弁の開き速度の調整を行なう。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の実施例による吸気絞り弁制御装置を示す説明図である。 図において、エンジン20の吸気通路22内には吸気絞り弁30が介装されている。 該吸気絞り弁30は流体圧作動アクチュエータ50と接続されており、該アクチュエ ータ50は流体圧供給路53を介して流体圧供給源であるバキュームポンプ55と接続 されている。流体圧供給路53には、例えば第1の三方電磁切換弁41と第2の三方 電磁切換弁42の2つが介装されている。エンジン20には機関運転状態検出手段を を構成するエンジン回転速度検出用の回転センサ24とアクセル開度検出用のアク セル開度センサ26が設けられており、これら各センサ24,26と三方電磁切換弁41 ,42はコントロールユニット60と接続されている。
【0010】 三方電磁切換弁41,42は、アクチュエータ50とバキュームポンプ55とを連通さ せる流体圧供給位置と、アクチュエータ50と大気とを連通させる大気開放位置と が選択可能であり、非通電時には大気開放位置となり、通電時には流体圧供給位 置となる。第2の三方電磁切換弁42の大気開放側通路にはオリフィス42Aが設け られており、三方電磁切換弁41の大気開放側通路に比べて通路段面積が小さくな っている。
【0011】 三方電磁切換弁41,42が流体圧供給位置であると、バキュームポンプ55の負圧 によりアクチュエータ50が起動されて、吸気絞り弁30は閉じる。三方電磁切換弁 41,42の何れかが大気開放位置であると、アクチュエータ50に設けられたリター ンスプリング51の復元力により、ダイヤフラム52が下動して吸気絞り弁30は開く 。
【0012】 そして、コントロールユニット60は、図2のフローチャートに示すように、前 記両センサ24,26からの情報に基づいて三方電磁切換弁41,42を駆動制御してア クチュエータ50の流体圧を調整することで、吸気絞り弁30の開速度を制御する。 従って、コントロールユニット60が電磁弁制御手段に相当する。 次に図2のフローチャートを参照して本実施例装置の吸気絞り弁の制御動作を 説明する。
【0013】 まず、ステップ1(図中、S1とし以下同様とする)で、回転センサ24とアク セル開度センサ26からエンジン20の回転数NE 及びアクセルの開度LE を読み込 み、ステップ2でNE と予め設定されている回転数の指標NE1とを比較し、NE >NE1の場合には高速運転中であると判断してステップ5に、それ以外の場合に はステップ3に処理を分岐する。ステップ3では、LE と予め設定されているア クセル開度の指標LE1とを比較し、LE >LE1の場合には急発進又は急加速中で あると判断してステップ5に、それ以外の場合にはステップ4に処理を分岐する 。ステップ4では、LE と予め設定されているアクセル開度の指標LE2(但し、 LE2<LE1)とを比較し、LE >LE2の場合には緩発進又は緩加速中であると判 断してステップ6に、それ以外の場合にはアイドル運転中であると判断してステ ップ7に処理を分岐する。
【0014】 前記ステップ5では三方電磁切換弁41を大気開放位置にして吸気絞り弁30を急 速に開き、処理をステップ1に戻してループを構成する。ステップ6では三方電 磁切換弁41を流体圧供給位置にし、三方電磁切換弁42を大気開放位置にして吸気 絞り弁30を緩やかに開き、処理をステップ1に戻してループを構成する。ステッ プ7では三方電磁切換弁41,42を流体圧供給位置にして吸気絞り弁30を閉じ、処 理をステップ1に戻してループを構成する。
【0015】 即ち、エンジン回転数がNE >NE1又はアクセル開度がLE >LE1である場合 は高速運転中又は急発進、急加速中であると判断して、流体の通路断面積の大き い三方電磁切換弁41を大気開放位置にして、アクチュエータ50の負圧を急速に減 じ、吸気絞り弁を急速に開き、エンジンに必要な吸気量を確保し、加速の立上り の妨げとならないようにする。 また、エンジン回転数がNE1>NE でありアク セル開度がLE1>LE >LE2である場合は、緩発進又は緩加速中であると判断し て、三方電磁切換弁41を流体圧供給位置にし、流体の通路断面積の小さい三方電 磁切換弁42を大気開放位置にして、アクチュエータ50の負圧を緩やかに減じ、吸 気絞り弁30を緩やかに開き、吸気量が過大になるのを防ぐのである。
【0016】 また、リニアモータを用いる場合に比べて安価にできる。 尚、本実施例では2つの三方電磁切換弁を用いて吸気絞り弁の開き速度を制御 したが、2つ以上の三方電磁切換弁を設け、複数の弁を組合せて大気開放時の流 体通路段面積を変化させる等の方法によって、吸気絞り弁の開き速度をより精密 に制御することも考えられる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上のように、アクチュエータと流体圧源を結ぶ流体圧供給路に、大 気と連通する流体通路の断面積をそれぞれ異ならせた複数の三方電磁切換弁を介 装する簡単な構造で、各三方電磁切換弁を制御することによって、吸気絞り弁の 開き速度の調整が可能となる。従って、吸気量を車両の加速度合に応じて適切に 調整することが可能となり、緩発進、緩加速時には、ショックのないスムーズな 加速が得られ、急発進、急加速時においても良好な加速性が得られるため、車両 の乗り心地の改善が図られる。また、リニアモータのような高価なものを使用し なくともよく、低コストにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両の吸気絞り弁制御
装置を示す構成図
【図2】同上実施例の動作を説明する制御フローチャー
【図3】従来の車両の吸気絞り弁制御装置を示す構成図
【符号の説明】
20 エンジン 22 吸気通路 24 回転センサ 26 アクセル開度センサ 30 吸気絞り弁 41 第1の三方電磁切換弁 42 第2の三方電磁切換弁 50 アクチュエータ 55 バキュームポンプ 60 コントロールユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気通路に介装された吸気絞り弁を、少な
    くともアイドリング運転時に閉弁制御する構成の車両の
    吸気絞り弁制御装置において、流体圧の供給によりリタ
    ーンスプリングに抗して前記吸気絞り弁を閉駆動する流
    体圧作動アクチュエータと、該アクチュエータと流体圧
    供給源とを接続する流体圧供給路に介装され前記アクチ
    ュエータを大気に連通させる大気開放位置と流体圧供給
    源に連通させる流体圧供給位置に選択的に切換可能で非
    通電時前記大気開放位置となり通電時流体圧供給位置と
    なると共に大気開放通路の通路断面をそれぞれ異ならせ
    た複数の三方電磁切換弁と、エンジン運転状態検出手段
    と、該エンジン運転状態検出手段の検出した運転状態に
    応じて前記複数の三方電磁切換弁の通電・非通電を制御
    する電磁弁制御手段とを備えたことを特徴とする車両の
    吸気絞り弁制御装置。
JP2732692U 1992-04-24 1992-04-24 車両の吸気絞り弁制御装置 Pending JPH0587243U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2732692U JPH0587243U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 車両の吸気絞り弁制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2732692U JPH0587243U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 車両の吸気絞り弁制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0587243U true JPH0587243U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12217955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2732692U Pending JPH0587243U (ja) 1992-04-24 1992-04-24 車両の吸気絞り弁制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0587243U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3724542B2 (ja) 可変動弁エンジンの吸入空気量制御装置
EP0397359B1 (en) Cycle changeable engine
JP2001164965A (ja) エンジンの制御装置
US5496229A (en) Valve actuator responsive to gear shift for reducing torque shock
JPS64583B2 (ja)
US20040065854A1 (en) Hydraulic valve actuation methods and apparatus
JPH0243891B2 (ja)
US4071006A (en) Exhaust gas recirculating system
JPH0567770B2 (ja)
US4354465A (en) Diesel throttle valve control system
JPH0587243U (ja) 車両の吸気絞り弁制御装置
JP2001159339A (ja) 可変動弁式内燃機関の制御装置
JP4089614B2 (ja) 電磁駆動弁の可変フィードバックゲイン通電制御方法
JPH0359251B2 (ja)
JP2002081328A (ja) 内燃機関用スロットルボディ
JP3755359B2 (ja) エンジンのトルク制御装置
JP3702862B2 (ja) 内燃機関の制御方法
JPH0313062Y2 (ja)
JPH0742410U (ja) エンジンの吸気絞り装置
JPH0696976B2 (ja) 内燃機関用ダイヤフラム機構駆動装置
JP2748560B2 (ja) エンジンの電磁バルブ制御装置
JPH0515549Y2 (ja)
JPH04292534A (ja) 車両用内燃機関の排気制御装置
JPS595164Y2 (ja) デイ−ゼルエンジンの吸気絞り装置
JPH0552133A (ja) 内燃機関のスロツトル制御装置