JPH0696976B2 - 内燃機関用ダイヤフラム機構駆動装置 - Google Patents

内燃機関用ダイヤフラム機構駆動装置

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JPH0696976B2
JPH0696976B2 JP60072757A JP7275785A JPH0696976B2 JP H0696976 B2 JPH0696976 B2 JP H0696976B2 JP 60072757 A JP60072757 A JP 60072757A JP 7275785 A JP7275785 A JP 7275785A JP H0696976 B2 JPH0696976 B2 JP H0696976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関のダイヤフラム機構駆動装置に関す
る。
〔従来の技術〕
内燃機関の吸気管長を可変とするシステムとして、吸気
管長が3段で変化するように吸気制御弁を二つ設置し、
双方の吸気制御弁が閉とされる最長の吸気管長と、上流
側の吸気制御弁を開とし下流側の吸気制御弁を閉とする
中間の吸気管長と、双方の吸気制御弁が開とされる最短
の吸気管長とを切替え可能としたものが提案されてい
る。(例えば特開昭60-13920号参照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 この従来の可変吸気管長システムでは、夫々の吸気制御
弁のためにダイヤフラム機構を設置し、夫々のダイヤフ
ラム機構を電磁弁である切替弁を介して負圧と大気圧と
の間で切替え、吸気制御弁の所望位置を得ていた。しか
しながら、この場合、ダイヤフラム機構のダイヤフラム
室を別々に負圧と大気圧とで切替えているため負圧必要
量が2倍となり、負圧タンクの容量が大きくなり又は従
来型の負圧タンクを2個設置する必要があり、狭いエン
ジン室への搭載上の制約となり問題点となる。
この発明は負圧タンクの容量を増すことなく、又は個数
を増加することなく2個のダイヤフラム機構を駆動する
ことができるダイヤフラム駆動装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の内燃機関用のダイヤフラム機構駆動装置によ
れば、エンジンの運転条件因子を制御する第1制御部材
と第2制御部材を夫々第1ダイヤフラム機構と第2ダイ
ヤフラム機構に連結し、 第1、第2ダイヤフラム機構は、夫々、ダイヤフラム
と、ダイヤフラムの片面に形成される圧力室と、ダイヤ
フラムを付勢するばねとよりなり、圧力室の圧力がばね
の強さになって決まる所定値より低いときはダイヤフラ
ムはばねに抗して引っ張られ、第1、第2制御部材は、
夫々、第1位置をとり、圧力室の圧力がばねの強さによ
って決まる所定値より高いときはダイヤフラムはばねに
よって押圧され第1、第2制御部材は、夫々、第2位置
をとり、 第1、第2ダイヤフラム機構への負圧源となる一つの負
圧タンクが内燃機構の吸気管の負圧取出ポートに接続さ
れ、 第1、第2ダイヤフラム機構の圧力を制御する3方切替
弁としての第1切替弁、第2切替弁が具備され、 第1切替弁は、その共通ポートが第1のダイヤフラム機
構の圧力室に接続される第1位置とその共通ポートが負
圧タンクに連通される第2位置との間で切り替えられ、 第2切替弁は、第2ダイヤフラム機構の圧力室に連通す
る共通ポートが第1切替弁の共通ポートと連通する第1
位置とその共通ポートが大気圧源に連通する第2位置と
で切替えられ、 第2切替弁を第1位置に維持しつつ第1切替弁を第1位
置と第2位置とで暫時交互に切り替えた後第1位置に維
持する第1制御手段と、第1切替弁を第1位置に維持し
つつ第2切替弁を一時的に第2位置にした後第1位置に
戻す第2制御手段とを具備し、 第1制御手段の作動により、第1、第2ダイヤフラム機
構の圧力室の圧力は前記所定値より幾分低くなり、ダイ
ヤフラムはそのばねに抗して引っ張られ、第1、第2制
御部材は、夫々、第1位置をとり、 前記第2制御手段の作動により、第1、第2ダイヤフラ
ム機構の圧力室の圧力は前記所定値より幾分高くなり、
ダイヤフラムはそのばねによって押圧され、第1、第2
制御部材は、夫々、第2位置をとるようにされることを
特徴とする。
〔作用〕
第1、第2ダイヤフラム機構を夫々第1位置とする場合
には、第1制御手段によって、第2切替弁を第1位置に
維持しつつ第1切替弁を第1位置と第2位置とで暫時交
互に切り替えたのち第1位置に維持する作動を行わせ
る。この作動により、第1、第2ダイヤフラム機構の圧
力室の圧力は前記所定値より幾分低くなり、ダイヤフラ
ムはそのばねに抗して引っ張られ、第1、第2制御部材
は、夫々、第1位置をとる。
第1、第2ダイヤフラム機構を夫々第2位置とする場合
には、第1切替弁を第1位置に維持しつつ第2切替弁を
一時的に第2位置にした後第1位置に戻す。この作動に
より、第1、第2ダイヤフラム機構の圧力室の圧力は前
記所定値より幾分高くなり、ダイヤフラムはそのばねに
よって押圧され、第1、第2制御部材は、夫々、第2位
置をとる 〔実施例〕 第1図において、10は6気筒のエンジン本体であり、各
気筒は吸気管12を介してサージタンク14に接続される。
サージタンク14は第1集合管16、第2集合管18に接続さ
れ、第1集合管16及び第2集合管18は共通管20に接続さ
れ、図示しないエアクリーナに至っている。第1集合管
16及び第2集合管18には吸気スロットル弁22及び24が設
けられ、共通の弁軸27は図示しないアクセルペダルに連
結される。
サージタンク14内に第1の制御部材としての第1の吸気
制御弁25が第1番目から第3番目までの気筒の吸気管12
と第4番目から第6番目までの吸気管12とを分離可能に
配置される。第1集合管16と第2集合管18とはスロット
ル弁22及び24の上流で連通管26によって相互に連通さ
れ、同連通管26内には第2の制御部材としての第2の吸
気制御弁28が設置される。第1の吸気制御弁25はレバー
30及びロッド32を介して第1ダイヤフラム機構34のダイ
ヤフラム34aに連結される。ダイヤフラム機構34はダイ
ヤフラム34aに加えてばね34b及び圧力室34cを備える。
一方第2の吸気制御弁28はレバー36及びロッド38を介し
て第2ダイヤフラム機構40のダイヤフラム40aに連結さ
れる。第2ダイヤフラム機構40はダイヤフラム40aに加
え、ばね40b及び圧力室40cを備える。
電磁式の第1切替弁42は3方弁であり共通ポート42aと
切替ポート42b及び42cを備え、切替ポート42bはパイプ4
4を介して第1ダイヤフラム機構の圧力室34cに連通され
る。切替ポート42cはパイプ46、負圧タンク48、チェッ
ク弁50及びパイプ52を介してサージタンク14の負圧取出
しポート54に連通される。電磁式の第2切替弁56は共通
ポート56aと切替ポート56b及び56cを備え、共通ポート5
6aは第2ダイヤフラム機構40の圧力室40cに連通され、
切替ポート56bは第1切替弁42の共通ポート42aに連通さ
れ、切替ポート56cは空気フィルタ58に連通される。
60は制御回路であり、第1切替弁42及び第2切替弁56を
機関運転条件に応じて駆動することで適切な吸気管長が
得られるように吸気制御弁25及び28を制御する。制御回
路60はマイクロコンピュータシステムとして構成され、
マイクロプロセシングユニット(MPU)60aと、メモリ60
bと、入力ポート60cと、出力ポート60dとより成る。入
力ポート60cには運転条件センサ、例えばエンジン回転
数センサ62及びスロットルセンサ63からの信号が入力さ
れる。一方出力ポート60dのポートaはワンショットマ
ルチバイブレータ60eを介して第1切替弁駆動用トラン
ジスタ64のベースに結線され、トランジスタ64のコレク
タ−エミッタ回路に第1切替弁42の駆動ソレノイドL42
が位置している。出力ポート60dのポートbはワンショ
ットマルチバイブレータ60fを介して、一方ポートcは
直接にORゲート60gの夫々の入力端子に接続される。OR
ゲート60gは第2切替弁駆動用トランジスタ66のベース
に結線され、トランジスタ66のコレクタ−エミッタ回路
に第2切替弁56の駆動ソレノイドL56が位置されてい
る。
次に第2図によって第1吸気制御弁25,第2吸気制御弁2
8の切替の設定を説明する。スロットル弁22の開度θが
大きい場合はエンジンの低回転域A(N<N1)では双方
の吸気制御弁25,28が閉とされる。この場合ダイヤフラ
ム機構34,40の圧力室34c,40cの圧力はばね34b,40bによ
り惹起される上向きの力とバランスする下向きの負圧力
を発生させる圧力の所定値より僅か低くなり、ダイヤフ
ラム34a,40aに働く下向きの負圧力はばね34b,40bの上向
きの力に打ち勝ち、制御弁25,28は第1図の実線にて示
す閉位置(第1位置)に保持される。制御弁25,28が閉
となる結果吸気管長は第1集合管16と第2集合管18とが
合流する部分までとなり吸気管長最大となる。そのため
第2図のグラフに示すように低回転域Aでトルクピーク
を持たせることができる。
エンジンの中回転数域B(N1<N<N2)では第1吸気制
御弁25は閉であるが第2吸気制御弁28は開とされる。こ
のとき第1ダイヤフラム機構34の圧力室34cは依然とし
て前記所定値より僅か低い状態を維持し、第1吸気制御
弁25は閉であるが、第2ダイヤフラム機構40の圧力室40
cに大気圧が導入され、圧力室40cの圧力は前記所定値よ
り僅か高くなり、ばね40bの上向きの力がダイヤフラム4
0aに働く下向きの負圧力に打ち勝ち、第2吸気制御弁28
は第1図の破線にて示す開位置(第2位置)をとる。こ
のとき、吸気管長は連通管26のところまでに短縮され、
中回転数域Bでトルクピークを持たせることができる。
エンジンの高回転数域C(N>N2)では圧力室34c,40c
に大気圧が導入され、双方のダイヤフラム機構34,40の
圧力室34c,40cの圧力は前記所定値より僅か高くなり、
ダイヤフラム34a,40aに加わる下向きの負圧力にばね34
b,40bによる上向きの力が打ち勝ち、吸気制御弁25,28は
想像線のように開位置(第2位置)をとる。そのため、
吸気管長は最短となり高回転数域Cでトルクピークを持
たせることができる。
またスロットル弁22の開度θが小さい領域では、エンジ
ンの回転数にかかわらず吸気制御弁25,28は共に開とさ
れ、高回転域Cと同一となる。これは、トルクが必要と
なるのはスロットル弁の開度が大きい領域のみであり、
かつ部分負荷域でのポンピング損失を抑え燃料消費率を
向上するためである。
次に第3図のフローチャートによって第1図の装置の動
作を説明する。このルーチンは一定時間毎に実行され
る。100のステップではスロットルセンサ63からの信号
によってスロットル弁22の開度が所定値aより大きいか
否か判定される。全負荷域ではYesとなり101に進み、回
転数センサ62からの信号によって低回転数域(A)か否
か判定される。A域と判定されれば101より102のステッ
プに進み、フラグFB,FCがクリヤされる。104のステプで
はフラグFAが1か否か判定される。このフラグFAはエン
ジンがA域において運転されているとき1とされ:それ
以外の運転域のとき0とされる。FA=0のとき(No)は
A域以外の運転域からA域への切り替わり時点を示す。
次に106のステップに進み、カウンタmを1とし、フラ
グFAを1とする。ここにカウンタmは切替時における第
1切替弁のON−OFF回数の計測を行なうものである。
A域に入ってから2回目以降のルーチンでは104より108
に進み、カウンタmがインクリメントされる。110のス
テップではカウンタmの値が所定値nに達しているか否
か判定される。n未満の場合(No)は110より112に流
れ、出力ポート60dのaポートよりワンショツトマルチ
バイブレータ60eにトリガ信号が印加される。そのた
め、ワンショットマルチバイブレータ60eよりトランジ
タ64に所定の短い時間(第4図(ロ)のτ)だけ立ち上
がるパルス信号が出され、その立ち上がり時間だけトラ
ンジスタ64は駆動され、第1切替弁42のソレノイドはそ
の期間だけ通電され、この通電時は第1吸気制御弁42は
共通ポート42aが第2切替ポート42cに連通されるON位置
(第2位置)をとり、その期間τを経過すると通電は停
止され、共通ポート42aは第1切替ポート42bと通ずるOF
F位置(第1位置)をとる。また114のステップでは出力
ポート60dのcポートよりLowレベル信号が出力され、第
2切替弁56は共通ポート56aが第1切替ポート56bと連通
するOFF位置(第1位置)を維持する。第1切替弁42が
n回のON−OFFを繰り返すと、110のステップでYesの判
定になり112のステップはバイパスされる。以上のよう
に、A域への切替え時には、第2切替弁56はOFF(56aと
56bとが連通する)に維持された上で、第1切替弁42は
n回のON−OFFを繰り返し、最終的にはOFF位置(第1位
置)に維持される(第4図参照)。このような、ON−OF
Fの繰返しの過程で、サージタンク14に連通されるタン
ク48からの負圧は第1ダイヤフラム機構34の圧力室34c
と第2ダイヤフラム機構40の圧力室40cとに導入され、
nの適正な選定によって圧力室40cの圧力は所定値より
僅か低くなり、ダイヤフラム34a,40aをばね34b,40bに抗
して下向きに移動させることができる。その結果、第1
吸気制御弁25及び第2吸気制御弁28は閉となり、その結
果第2図で説明したように吸気管長が低回転数に適した
最大長となる。ステップ112,114の機能は本発明の第1
制御手段が達成する機能となる。
スロットル弁22の開度が大きい全負荷状態においてエン
ジン回転数がN1を超えると中回転域(B域)となり、こ
のときは101のステップから116を介して118に進み、フ
ラグFA,FCがクリヤされる。120のステップではフラグFB
が1か否か判定される。このフラグFBはB域で運転され
ているときに1とされ、それ以外の運転域では0とされ
る。従って、B域への切り替わりでは120より122に流
れ、カウンタmが1とされ、フラグFBが1とされる。2
回目以降ではFB=1であることから120より124に流れm
はインクリメントされる。126のステップではカウンタ
mの値が所定値n′に達しているか否か判定される。
n′に達していないときは128に進みステップ112と同様
に出力ポート60dのaポートよりワンショットマルチバ
イブレータ60eにトリガ信号が出され、所定短時間τだ
け第1切替弁42がONされる。130では出力ポート60dのc
ポートにHigh信号が印加され、そのためORゲート60gはH
ighとなり、トランジスタ66はONとなり、第2切替弁56
の駆動ソレノイドL56は励磁され、同切替弁56はONとな
り圧力室40cはエアクリーナ58に連通される。
カウンタmがn′を計測すると126より128をバイパスさ
れる。従って、第1切替弁42の繰返し的なON−OFFは
n′回実行され、その後は共通ポート42aが第1切替ポ
ート42bに連通されるOFF位置に維持される。
以上より、第2切替弁56はその共通ポート56aが切替え
ポート56cに連通されたON位置に保持される。従って、
第1切替弁42のON−OFFの繰返しによってそのn′を適
切に選定することで第1ダイヤフラム機構34の圧力室34
cの圧力は所定値より僅か低くなり、ダイヤフラム34aは
ばね34bに抗して下方に変位され、第1吸気制御弁25は
閉鎖される。一方、第2切替弁56はONに保持されること
から、空気フィルタ58からの大気圧が第2ダイヤフラム
機構40の圧力室40cに印加され、ばね40bによってダイヤ
フラム40aは上方に押され、第2吸気制御弁28は想像線
のように開となる。そのため、中回転数に適した中間の
吸気管長が実現される。
スロットル弁22の開度が大きい全負荷状態においてエン
ジン回転数がN2を超えたC域に入ると、116より132のス
テップに流れ、フラグFA,FBがクリヤされる。134ではC
域においてセットされるフラグFCが1か否か判定され
る。C域に切り替わった時点ではFC=0であるから134
より136に進み、フラグFCがセットされ、138では出力ポ
ート60dのbポートよりワンショットマルチバイブレー
タ60fにトリガ信号が印加される。そのため、トランジ
スタ66はその信号の立ち上がっている時間でけONとなり
その間第2切替弁56がONとなる。140のステップでは第
1切替弁42がOFFとされる。
以上の、132のステップ以降の作動はスロットル弁22の
開度θが所定値aより小さい部分負荷運転時においても
同じである。即ち、100から132へのプログラムのフロー
が生じ、もし部分負荷状態への切り替わり時にはフラグ
FCがセットされていないため134から136へのフローとな
り、第2切替弁56は一回だけONからOFFへの切り替わり
を実行し、一方第1切替弁42はOFFを維持する。
このC域では第1切替弁42はポート42aとポート42bとが
連通するOFF状態に維持され、第2切替弁はポート56aと
56cとが連通するON状態からポート56aと56bとが連通す
るOFF状態に直ぐに切替えられる。そして、第2切替弁5
6が以前ONのとき圧力室40cに導入された大気圧が第2切
替弁56のOFF後にOFF位置にある第1切替弁42のポート42
a,42bを介して第1ダイヤフラム機構34の圧力室34cに導
入される。この場合、第2切替弁45は瞬間的にONされる
だけであることからダイヤフラム機構の圧力室34c,40c
内の圧力は大気圧より低い圧力となるが、その圧力によ
りダイヤフラム34a,40aに加わる下向きの力はばね34b,4
0bによる上向きの力(所定値)より僅かではあるが高く
なる。そのため、第1ダイヤフラム機構4及び第2ダイ
ヤフラム機構34はそのダイヤフラム34a,40aがばね34b,4
0bによって上方に押され、第1吸気制御弁25及び第2吸
気制御弁28はともに開となり、吸気管長が最短となり高
回転数域に適合され、またトルクの要らない部分負荷時
のポンピング損失を抑え、燃料消費率が向上される。ス
テップ138,140の機能は本発明の第2制御手段が達成す
る機能となる。
このC運転域からA又はB運転域に移行するとき第1ダ
イヤフラム機構34または第2ダイヤフラム機構40の圧力
室34c,40bに負圧が導入され、それがばね34b,40bに打ち
勝ったときダイヤフラム34a,40aは下降し第1吸気制御
弁25,第2吸気制御弁28の閉弁が実行される。この場
合、C運転域において圧力室34c,40cが完全には大気圧
でなく幾分負圧ではあるが、その圧力はばね34b,40bに
よりダイヤフラム34a,40aに上向きに加わる力にバラン
スさせる下向きの負圧力を発生させる所定値より僅か高
いだけであるため、この状態からばね34b,40bに抗して
ダイヤフラム34a,40aを下向きに移動せしめる圧力とす
るに必要となる負圧量が少なくてすむ。そのため、負圧
タンク48の容積を小さくすることができる。または、2
個設置することなく1個設置することで足りる。
以下の表は以上説明した吸気制御弁の作動を表によって
まとめたものである。
尚、切替弁42,56はONのとき励磁、OFFのとき消磁となっ
ているが、これは限定する意味でなく、反対でもよいこ
とは当然である。
〔発明の効果〕
この発明では吸気制御弁等のエンジン運転条件因子制御
手段を二つ具備し、夫々の制御手段を二つのダイヤフラ
ム機構で駆動するものにおいて、ダイヤフラム機構に大
気圧を導入して制御手段を動作させる際に、ダイヤフラ
ム機構内の圧力をばね34b,40bにより加わる力にバラン
スする負圧力を発生することができる圧力の値(所定
値)より僅か高いだけの圧力に保持することにより、次
にダイヤフラム機構に負圧を導入し制御手段を駆動する
ときにおける負圧の負担を少なくできる。そのため、負
圧タンク48の容積を縮小することが可能になり、エンジ
ン室の狭い空間への搭載上の制約を小さくすることがで
きる。
尚、実施例の説明は二つの吸気制御弁を備え、吸気制御
弁をエンジン運転条件に応じて選択的に駆動するダイヤ
フラム機構にこの発明を応用した場合についてされてい
るが、この発明はそれ以外でも、二つのエンジン運転状
態制御手段を有し、これらを夫々のダイヤフラム機構に
よって駆動する場合には等しく応用することができ、上
述の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の全体構成図。 第2図はこの発明により吸気管長をどのように選択制御
するかを説明する図。 第3図はこの発明の装置の動作を説明するフローチャー
ト図。 第4図はこの発明の装置の作動タイミング図。 25……第1吸気制御弁 28……第2吸気制御弁 34……第1ダイヤフラム機構 40……第2ダイヤフラム機構 42……第1切替弁 48……負圧タンク 56……第2切替弁 60……制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの運転条件因子を制御する第1制
    御部材と第2制御部材を夫々第1ダイヤフラム機構と第
    2ダイヤフラム機構に連結し、 第1、第2ダイヤフラム機構は、夫々、ダイヤフラム
    と、ダイヤフラムの片面に形成される圧力室と、ダイヤ
    フラムを付勢するばねとよりなり、圧力室の圧力がばね
    の強さによって決まる所定値より低いときはダイヤフラ
    ムはばねに抗して引っ張られ、第1、第2制御部材は、
    夫々、第1位置をとり、圧力室の圧力がばねの強さによ
    って決まる所定値より高いときはダイヤフラムはばねに
    よって押圧され第1、第2制御部材は、夫々、第2位置
    をとり、 第1、第2ダイヤフラム機構への負圧源となる一つの負
    圧タンクが内燃機関の吸気管の負圧取出ポートに接続さ
    れ、 第1、第2ダイヤフラム機構の圧力を制御する3方切替
    弁としての第1切替弁、第2切替弁が具備され、 第1切替弁は、その共通ポートが第1のダイヤフラム機
    構の圧力室に接続される第1位置とその共通ポートが負
    圧タンクに連通される第2位置との間で切り替えられ、 第2切替弁は、第2ダイヤフラム機構の圧力室に連通す
    る共通ポートが第1切替弁の共通ポートと連通する第1
    位置とその共通ポートが大気圧源に連通する第2位置と
    で切替えられ、 第2切替弁を第1位置に維持しつつ第1切替弁を第1位
    置と第2位置とで暫時交互に切り替えた後第1位置に維
    持する第1制御手段と、第1切替弁を第1位置に維持し
    つつ第2切替弁を一時的に第2位置にした後第1位置に
    戻す第2制御手段とを具備し、 第1制御手段の作動により、第1、第2ダイヤフラム機
    構の圧力室の圧力は前記所定値より幾分低くなり、ダイ
    ヤフラムはそのばねに抗して引っ張られ、第1、第2制
    御部材は、夫々、第1位置をとり、 前記第2制御手段の作動により、第1、第2ダイヤフラ
    ム機構の圧力室の圧力は前記所定値より幾分高くなり、
    ダイヤフラムはそのばねによって押圧され、第1、第2
    制御部材は、夫々、第2位置をとるようにされることを
    特徴とする内燃機関のダイヤフラム機構駆動装置。
JP60072757A 1985-04-08 1985-04-08 内燃機関用ダイヤフラム機構駆動装置 Expired - Fee Related JPH0696976B2 (ja)

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