JPH0587136B2 - - Google Patents

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JPH0587136B2
JPH0587136B2 JP61142412A JP14241286A JPH0587136B2 JP H0587136 B2 JPH0587136 B2 JP H0587136B2 JP 61142412 A JP61142412 A JP 61142412A JP 14241286 A JP14241286 A JP 14241286A JP H0587136 B2 JPH0587136 B2 JP H0587136B2
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JP
Japan
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emitter
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JP61142412A
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English (en)
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JPS62298172A (ja
Inventor
Norihiro Shigeta
Shigemi Okada
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は高周波動作の可能なトランジスタ、特
にコレクタ容量の小さなトランジスタに関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 従来よりトランジスタの電流容量の増大を図る
構造としてはエミツタの有効面積を増大させるこ
とが知られている。この構造として著名なものに
マルチエミツタ構造があり、実開昭59−135651号
公報等がある。
前記公報によるトランジスタ31は第5図に示
す如く、N型のシリコン半導体基板より成るコレ
クタ領域32と、P型のベース領域33(点線で
示す。)と、多数の島状のN型のマルチエミツタ
領域34…34(点線で示す。)とを備え、マル
チエミツタ領域34…34はベース領域33のほ
ぼ全表面に均一に配置されている。
そして実線で示す如く基板表面のシリコン酸化
膜上に蒸着アルミニウムより成るベース電極35
およびエミツタ電極36を形成する。ベース電極
35は前記ベース領域33とオーミツクコンタク
トし且つボンデイングパツド予定領域まで延在さ
れており、エミツタ電極36はマルチエミツタ領
域34…34にオーミツクコンタクトしボンデイ
ングパツド予定領域まで延在されている。また両
電極35,36は周知の櫛歯形状をとり、ボンデ
イングパツド予定領域上の拡張部分に金属細線が
ボンデイングされて構成されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし前述の如きトランジスタは電流容量が非
常に大きいため、コレクタ容量も大きくなる問題
点を有していた。一般的にはコレクタ容量とトラ
ンジスタの電流容量はほぼ比例関係にあるためで
ある。従つて前記コレクタ容量が大きいために高
周波特性が悪化する問題点を有していた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は斯る問題点に鑑みてなされ、少なくと
もコレクタ領域となる半導体基板3、該半導体基
板2内に形成される複数のベース領域4…4と、
該ベース領域4…4内に形成されるエミツタ領域
5…5と、前記半導体基板3上に被覆される第1
絶縁膜6と、該第1絶縁膜6上に夫々の前記ベー
ス領域4…4およびエミツタ領域5…5と夫々オ
ーミツクコンタクトする第1ベース電極7…7お
よび第1エミツタ電極8…8と、少なくとも該第
1ベース電極7…7および第1エミツタ電極8…
8を被覆するように形成された第2絶縁膜9と、
該第2絶縁膜9上に夫々の前記第1ベース電極7
…7および第1エミツタ電極8…8とオーミツク
コンタクトする第2ベース電極10および第2エ
ミツタ電極11とを備え、前記ベース面積対コレ
クタ領域幅の比が所定値以下であるようなベース
面積を夫々有することで解決するものである。
(ホ) 作用 夫々のコレクタ領域の少数キヤリアの流れは第
3図イに示す点線のように2次元的な広がりを示
し、この少数キヤリアの広がり面積(第3図ロに
点線で示す。)に夫々コレクタ電流icはほぼ比例
する。ここでicは夫々のユニツトトランジスタの
ベース領域4…4より発生するコレクタ電流であ
る。
一方半導体装置1のベース長およびコレクタ領
域幅を第3図イの如く夫々LBおよびWiとすると、
コレクタ電流ICは前述した2次元的な広がりを考
慮すると本発明のトランジスタ1のコレクタ電流
ICはn(LB+Wi)2とほぼ比例する。ここでnは形
成されたベース領域4…4の数であり、ICはユニ
ツトトランジスタのコレクタ電流icの総和であり
IC=nicとなる。従来はベース長LBはコレクタ領
域幅Wiに較べ非常に大きいために、コレクタ電
流ICはベース面積nLB 2に比例する。
しかし前記ベース面積nLB 2対コレクタ領域幅
Wiの比が所定値以下(ここではWiは耐圧で決定
される値のため、一定とすると、ベース面積nLB 2
が小さくなる。)であるとコレクタ領域幅Wiは無
視できずコレクタ電流ICはn(LB+Wi)2に比例す
る。従つて第2図に示す如くコレクタ電流icはベ
ース長LBに対し非線形領域を有する。ここで第
2図のベース長LBは夫々のベース面積LB 2の平方
根となる。
本発明はこの非線形領域を活用するものであ
り、前記ベース面積LB 2を夫々小さくしてもコレ
クタ電流icがそれほど減少しない領域を使用する
ので、ベース面積と比例関係にあるコレクタ容量
が小さくなつても、それ程コレクタ電流ICが減少
しない点に着目した。
(ヘ) 実施例 以下に本発明の一実施例を第1図イ乃至第3図
ロを参照しながら詳述する。
本発明に依るトランジスタ1は第1図ロに示す
如く、N+型のコレクタコンタクト領域となる半
導体基板2、N型エピタキシヤル層より成るコレ
クタ領域3、該コレクタ領域3内に選択拡散法に
より複数形成されるP型のベース領域4…4、該
ベース領域4…4内にベース領域と同じように選
択拡散法により夫々形成されるN+型のエミツタ
領域5…5、前記半導体基板3表面を被覆するよ
うに例えば熱酸化やCVD法により形成されたシ
リコン酸化膜6と、該シリコン酸化膜6を介して
前記ベース領域4…4およびエミツタ領域5…5
とオーミツクコンタクトして形成される第1ベー
ス電極7…7および第1エミツタ電極8…8と、
少なくとも該第1ベース電極7…7および第1エ
ミツタ電極8…8を被覆するように形成されたシ
リコン酸化膜9と、該シリコン酸化膜9上に夫々
の前記第1ベース電極7…7および第1エミツタ
電極8…8とオーミツクコンタクトする第2ベー
ス電極10および第2エミツタ電極11と、前記
コレクタ領域2とオーミツクコンタクトするコレ
クタ電極12とがある。また図示してないが高耐
圧を可能とするガードリング領域やチヤンネルス
トツパーとして働くアニユラー領域等を形成して
も良い。
ここで例えばベース領域4…4はおよそ300μ
m×300μmで100個、Wiは150μmで形成され、こ
のベース領域4…4の夫々にエミツタ領域5…5
がおよそ150μm×150μmで形成される。前記拡
散領域は第1図イでは点線で示されている。また
第1エミツタ電極8…8の周辺に夫々第1ベース
電極7…7が囲むように形成され、例えばアルミ
ニウム蒸着されている。前記第1エミツタ電極8
…8および第1ベース電極7…7は2点鎖線で示
されている。更には第2エミツタ電極11と第2
ベース電極10はストライプ状または櫛歯状に形
成されており、前記電極10,11コンタクトは
一点鎖線で示されているように、ベースコンタク
トは第2ベース電極10と平行に第1エミツタ電
極8の両端にあり、エミツタコンタクトは第1エ
ミツタ電極8…8のほぼ中央に形成されている。
また第1・第2絶縁膜6,9としてはシリコン窒
化膜等も考えられる。
本発明の特徴は前記ベース面積LB 2対コレクタ
領域幅Wiの比が所定値以下であるようなベース
面積を有するトランジスタを複数個形成すること
にある。
コレクタ領域3の少数キヤリアの流れは第3図
イに示す如く、点線のように約45°の角度で2次
元的に広がり、この少数キヤリアの広がりによつ
て得られるピラミツド型の立方体の体積にコレク
タ電流ICが比例する。このピラミツド型の立方体
の体積は、ベース領域が一片の長さLBの正方形
であるとすると、上面がLB 2、下面が(LB+2Wi)
2の面積を有するピラミツド型形状の体積となる。
これを電流が流れる方向と直角の方向(基板の水
平面と平行な方向)の平均断面積で近似すると、
横方向にWi/2だけ広がつた地点が平均断面積
となり、(LB+2Wi)2は(LB+Wi)2となる。すな
わち、コレクタ電流ICはn(LB+Wi)2とほぼ比例
する。従つて作用の欄でも説明したように、コレ
クタ領域幅Wiは無視できずコレクタ電流ICはベ
ース長LBに対して非線形領域を有する。その結
果前記ベース面積LB 2を小さくしてもコレクタ電
流ICがそれほど小さくならない領域があり、コレ
クタ容量は逆にベース面積LB 2と比例するので小
さくなる。
例えば従来のトランジスタと本発明のトランジ
スタを比較すると第4図のようになる。ここで
Wiは150μmとする。第4図の本発明はLB=300μ
mのユニツトトランジスタを100個並列に接続し
た際のトランジスタである。従来のトランジスタ
のコレクタ電流と同じ値にするためには前記ユニ
ツトトランジスタを100個並列に接続する必要が
あり、その際のコレクタ容量は200pFより1000pF
に減少する。その結果従来よりも約1/2のコレク
タ容量となり、逆に性能は2倍となる。ただし
Wiは耐圧で決定されるため、Wiを変化させると
前記LB 2/Wiの所定値も変化してゆく、Wiを
150μmとした場合はLB 2/Wiの比はおよそ1000以
下が望ましい。
第2図はWi=150μmとした場合であるが LB 2<1000×150 LB<387μm となりコレクタ容量が1/2となる効果が表われる
点である。
(ト) 発明の効果 以上の説明からも明らかな如く、前記ベース面
積対コレクタ領域幅の比が所定値以下であるよう
なベース面積を有するユニツトトランジスタを複
数有することで、前記コレクタ容量を減少させる
ことが可能となり、大電流で高周波特性の良いト
ランジスタが形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ・第1図ロは本発明のトランジスタの
概略平面図およびX−X′線の断面図、第2図は
本発明のコレクタ電流−ベース長の特性図、第3
図イ及び第3図ロは本発明のトランジスタにおけ
るコレクタ内の少数キヤリア状態を説明する概略
図、第4図は従来および本発明のトランジスタの
特性図、第5図は従来のトランジスタの概略平面
図である。 1はトランジスタ、2は半導体基板、3はコレ
クタ領域、4はベース領域、5はエミツタ領域、
6はシリコン酸化膜、7は第1ベース電極、8は
第1エミツタ電極、9はシリコン酸化膜、10は
第2ベース電極、11は第2エミツタ電極であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一導電型のコレクタ領域となる半導体基板
    と、 この半導体基板に設けられた逆導電型の複数の
    ベース領域と、 このベース領域に形成した一導電型のエミツタ
    領域と、 前記半導体基板の裏側に設けられたコレクタ電
    極と、 前記複数のベース領域および複数のエミツタ領
    域に設けられたベース電極およびエミツタ電極と
    を備えた半導体装置であつて、 前記個々のベース領域の面積をベース領域の底
    面から前記半導体基板の裏面までの距離で割つた
    値が1000より小さいことを特徴とする半導体装
    置。
JP14241286A 1986-06-17 1986-06-17 半導体装置 Granted JPS62298172A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14241286A JPS62298172A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14241286A JPS62298172A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 半導体装置

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JPS62298172A JPS62298172A (ja) 1987-12-25
JPH0587136B2 true JPH0587136B2 (ja) 1993-12-15

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50102271A (ja) * 1974-01-09 1975-08-13
JPS55165672A (en) * 1979-06-11 1980-12-24 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPS6129173A (ja) * 1984-07-18 1986-02-10 Sanyo Electric Co Ltd トランジスタ
JPS6178162A (ja) * 1984-09-25 1986-04-21 Toshiba Corp 半導体装置

Patent Citations (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6178162A (ja) * 1984-09-25 1986-04-21 Toshiba Corp 半導体装置

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