JPH058700B2 - - Google Patents

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JPH058700B2
JPH058700B2 JP1865885A JP1865885A JPH058700B2 JP H058700 B2 JPH058700 B2 JP H058700B2 JP 1865885 A JP1865885 A JP 1865885A JP 1865885 A JP1865885 A JP 1865885A JP H058700 B2 JPH058700 B2 JP H058700B2
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JP
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phenylthiosuccinate
diisopropyl
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Mitsuaki Mukoyama
Hiroyuki Yamashita
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 今日、キラールな天然物や医薬などの生理活性
物質の合成において、必要とする一方のエナンチ
オマーを効率よく合成することの必要性はよく認
識されている。本発明は、そうした要請に答える
有用な光学活性アリールチオコハク酸エステルお
よびその製法に関するものである。
従来の技術 光学活性体の合成手段として、不斉合成の進歩
には目覚ましいものがあるが、特に不斉触媒反応
は、微量の不斉源から大量の光学活性体を生産す
ることが可能であり、非常に魅力的である。
そのひとつにチオールの不斉マイケル付加反応
があり、Wynberhらはシンコニンを触媒として、
p−tert−ブチルチオフエノールを2−シクロヘ
キセノンにマイケル付加させ、(S)−3−(p−
tert−ブチルフエニルチオ)シクロヘキサノンを
67%eeで(J,Am.Chem.Soc.,1981,103,
417)、また向山らは同じ反応において、光学活性
なピロリジン誘導体を触媒として88%eeを得てい
る(Bull.Chem.Soc.Jpn.,1982,55,3277)。し
かし、これらのように、60%ee以上の高い光学純
度の生成物が得られているのは、マイケル受容体
として2−シクロヘキサノンのような環状α,β
−不飽和ケトンを使用する場合しか知られていな
い。
発明が解決しようとする問題点 利用価値に富む高い光学純度の生成物が、環状
α,β−不飽和ケトン以外のマイケル受容体を使
用して得られるならば、それはひとつの有用な不
斉合成法となる。本発明はそのような新しい方法
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 我々は、チオールがトリエチルアミンなどの塩
基触媒により、マレイン酸エステルに付加するこ
と(A.M.Kuliev,Zh.Org.Chem.,1974,10,
180)に着目し、塩基触媒として光学活性アミン
を用い、アリールチオールをマレイン酸エステル
に付加させると、高い光学純度のアリールチオコ
ハク酸エステルを与えることを見出した。なお、
この生成物は、二段階の反応で光学活性3,4−
エポキシ−1−ブタノールに変換できるなど利用
価値の高いものである。
さらに詳しく本発明を説明すると、以下の如く
である。
一般式(2) (式中、R1はC1〜C4のアルキル基、C3〜C8
シクロアルキル基、アリール基、またはアラルキ
ル基を表わす。) で示されるマレイン酸エステルと、これに対して
2当量以下、好ましくは0.5〜1当量の、一般式
(3) (式中、R2は水素原子、C1〜C4のアルキル基、
またはハロゲン原子を表わす。) で示されるアリールチオールを、光学活性アミン
の存在下−20℃〜+30℃において反応させること
により、一般式(1) (式中、R1,R2は前述の定義の通り。) で示される光学活性アリールチオコハク酸エステ
ルが得られる。
具体的にはR1として、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基、フエニル基、o−メチルフエニル基、
m−メチルフエニル基、p−メチルフエニル基、
p−メトキシフエニル基、p−クロルフエニル
基、ベンジル基を、R2としては、水素原子の他
にメチル基、tert−ブチル基、メトキシ基、塩素
原子などがオルト、メタ、パラのいずれの位置異
性体でも使用できる。
光学活性アミンは、触媒量でも有効であり、マ
レイン酸エステルに対して0.1〜5モル%で十分
である。そして、シンコニン、シンコニジンなど
のシンコナアルカロイド、キニン、キニジンなど
のキナアルカロイド、エフエドリン、ψ−エフエ
ドリンなどのエフエドラアルカロイド、モルフイ
ン、ブルジン、ストリキニーネ、フエニルグリシ
ノール、スパルテイン、ピロリジン誘導体などの
光学活性体が使用できる。
また、本反応は無溶媒、またはベンゼン、トル
エン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、四
塩化炭素、塩化メチレン、エチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、酢酸エチル、ジメチルホルムア
ミド、メタノールなどの有機溶媒中で行なうこと
ができ、一般に低極性溶媒中、高希釈条件下に反
応させるほど、反応速度は低下するが高い光学純
度を与える。
作 用 本発明により、不斉マイケル付加反応のマイケ
ル受容体として、環状α,β−不飽和ケトン以外
にマレイン酸エステルが有効であることが示さ
れ、光学活性アリールチオコハク酸エステルが初
めて合成された。
そして、光学活性アリールチオコハク酸エステ
ルからは、参考例1および2で示すように、まず
水素化リチウムアルミニウムなどで還元して2−
アリールチオ−1,4−ブタンジオールとした
後、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレ
ート、続いて水酸化カリウムで処理することによ
り、光学活性3,4−エポキシ−1−ブタノール
(〔α〕23 D+26.8°(C5.00,CH2Cl2),84%ee)が得
られる。この光学純度は、従来、L−リンゴ酸か
ら7段階のルートで合成された光学活性3,4−
エポキシ−1−ブタノール(〔α〕23 D+23.42°
(C5.00,CH2Cl2))の場合よりも高い値である
(D.L.Boger et al.,J.Org.Chem.,1981,46,
1208)。なお、光学活性3,4−エポキシ−1−
ブタノールは、グリセロール−3−リン酸類似
体、(ジヒドロキシペンチル)ウラシル、4−ア
ミノ−3−ヒドロキシ酪酸、イプセノール、イプ
スジエノールなど多くの生理活性物質の合成に利
用可能である。
実施例 1 マレイン酸ジイソプロピル4mmolとシンコニ
ン12mgを含むトルエン80mlを0℃に冷却した後、
チオフエノール4mmolを加え0℃で6日間放置
した。この冷溶液を20gのシリカゲルカラムに通
した後、ヘキサン/酢酸エチル=10の混合溶媒で
溶出して(−)−フエニルチオ−コハク酸ジイソ
プロピル530mgを得た。
〔α〕23 D−77.7°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2990,1750,1390,1270,1220, 1180,1120cm-1
実施例 2 マレイン酸ジイソプロピル4mmolとシンコニ
ン12mgを含むトルエン80mlを0℃に冷却した後、
チオフエノール2mmolを加え、0℃で12日間放
置した。実施例1と同様に処理し、(−)−フエニ
ルチオコハク酸ジイソプロピル590mgを得た。
〔α〕23 D−75.2°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 3 実施例2におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジイソプロピル530mgを得た。
〔α〕23 D+65.5°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 4 実施例2におけるシンコニンをキニンとして同
様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸ジイソ
プロピル550mgを得た。
〔α〕23 D+62.7°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 5 実施例2におけるシンコニンをキニジンとして
同様に反応し、(−)−フエニルチオコハク酸ジイ
ソプロピル580mgを得た。
〔α〕23 D−72.0°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 6 マレイン酸ジメチル2mmolとシンコニン6mg
を含むトルエン2.5mlを0℃に冷却し、チオフエ
ノール2mmolを加えて、0℃で3日間放置した。
この冷溶液を10gのシリカゲルカラムに通した
後、ヘキサン/酢酸エチル=10の混合溶媒で溶出
して、(−)−フエニルチオコハク酸ジメチル493
mgを得た。
〔α〕23 D−30.3°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2970,1750,1450,1220, 1170cm-1 実施例 7 実施例6におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジメチル485mgを得た。
〔α〕23 D+26.9°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 8 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジエチルとして同様に反応し、(−)−フエニ
ルチオコハク酸ジエチル550mgを得た。
〔α〕23 D−34.9°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2980,1750,1380,1220, 1770,1030cm-1 実施例 9 実施例8におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジエチル530mgを得た。
〔α〕23 D+27.9°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 10 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジシクロペンチルとして同様に反応し、(−)
−フエニルチオコハク酸ジシクロペンチル750mg
を得た。
〔α〕23 D−26.5°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2980,2880,1740,1450, 1340,1220,1770,760cm-1 実施例 11 実施例10におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジシクロペンチル740mgを得た。
〔α〕23 D+20.8°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 12 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジシクロヘキシルとして同様に反応し、(−)
−フエニルチオコハク酸ジシクロヘキシル720mg
を得た。
〔α〕23 D−34.5°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2940,2860,1730,1450, 1170,1020cm-1 実施例 13 実施例12におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジシクロヘキシル710mgを得た。
〔α〕23 D+26.0°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 14 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジフエニルとして同様に反応し、(−)−フエ
ニルチオコハク酸ジフエニル730mgを得た。
〔α〕23 D−9.84°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;3080,1770,1610,1510, 1210,1180,1160cm-1 実施例 15 実施例14におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジフエニル730mgを得た。
〔α〕23 D+4.12°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 16 実施例14におけるシンコニンを(2S,4S)−2
−アニリノメチル−1−エチル−4−ヒドロキシ
−ピロリジンとして同様に反応し、(+)−フエニ
ルチオコハク酸ジフエニル720mgを得た。
〔α〕23 D+15.3°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 17 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジベンジルとして同様に反応し、(−)−フエ
ニルチオコハク酸ジベンジル760mgを得た。
〔α〕23 D−10.7°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;3080,2980,1760,1740, 1350,1230,1180,760cm-1 実施例 18 実施例17におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジベンジル770mgを得た。
〔α〕23 D+9.68°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 19 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジ−tert−ブチルとして同様に反応し、(−)
−フエニルチオコハク酸ジ−tert−ブチル640mg
を得た。
〔α〕23 D−25.4°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2990,2940,1740,1380, 1260,1160,760cm-1 実施例 20 実施例19におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−フエニルチオコハク酸
ジ−tert−ブチル650mgを得た。
〔α〕23 D+15.2°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 21 マレイン酸ジイソプロピル2mmolとシンコニ
ン12mgを含むトルエン40mlを0℃に冷却した後、
p−tert−ブチルチオフエノール2mmolを加え0
℃で3日間放置した後、実施例6と同様に処理し
て、(−)−p−tert−ブチルフエニルチオコハク
酸ジイソプロピル610mgを得た。
〔α〕23 D−39.9°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2990,1740,1480,1390, 1310,1270,1170,1120 950cm-1 実施例 22 実施例21におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−p−tert−ブチルフエ
ニルチオコハク酸ジイソプロピル640mgを得た。
〔α〕23 D+33.7°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 23 実施例21におけるp−tert−ブチルチオフエノ
ールをp−クロルチオフエノールとして同様に反
応し、(−)−p−クロルフエニルチオコハク酸ジ
イソプロピル630mgを得た。
〔α〕23 D−50.2°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2990,2960,1750,1490, 1390,1280,1220,1180 1120,1020,830cm-1 実施例 24 実施例23におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−p−クロルフエニルチ
オコハク酸ジイソプロピル610mgを得た。
〔α〕23 D+45.1°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 25 実施例6におけるマレイン酸ジメチルをマレイ
ン酸ジイソプロピルとし、チオフエノールをo−
メチルチオフエノールとして同様に反応し、(−)
−o−メチル−フエニルチオコハク酸ジイソプロ
ピル580mgを得た。
〔α〕23 D−55.8°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2990,1740,1480,1380 1300,1270,1180,1120 980,750cm-1 実施例 26 実施例25におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−o−メチル−チオフエ
ニルコハク酸ジイソプロピル520mgを得た。
〔α〕23 D+45.7°(C5.00,CH2Cl2)。
実施例 27 実施例25におけるo−メチルチオフエノールを
m−メチルチオフエノールとして同様に反応し、
(−)−m−メチルチオフエニルコハク酸ジイソプ
ロピル610mgを得た。
〔α〕23 D−45.5°(C5.00,CH2Cl2)。
IR;2900,1740,1590,1480 1380,1300,1270,1210 1170,1120,980,780cm-1 実施例 28 実施例27におけるシンコニンをシンコニジンと
して同様に反応し、(+)−m−メチルチオフエニ
ルコハク酸ジイソプロピル600mgを得た。
〔α〕23 D+32.8°(C5.00,CH2Cl2)。
更に本発明に係る化合物の有用性について、参
考例1及び2を付記する。以下に見られる通り
(−)−フエニルチオコハク酸ジイソプロピルは、
(一)−2−フエニルチオ−1,4−ブタンジオー
ルを経て(+)−3,4−エポキシ−1−ブタノ
ールとすることができ、このものは生理活性を有
する冒頭に記したグリセロール−3−リン酸類似
体等へと更に誘導することができるものである。
参考例 1 (−)−フエニルチオコハク酸ジイソプロピル
(〔α〕23 D−77.7°(C5.00,CH2Cl2))12.4gの50ml

トラヒドロフラン溶液を、水素化リチウムアルミ
ニウム3.8gの50mlテトラヒドロフラン懸濁液中に
滴下し、室温で3時間攪拌した。
氷冷下に5%塩酸100mlを加え1時間攪拌し、
酢酸エチル100mlで抽出した。飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し
てシリカゲル−カラムクロマトグラフイー(クロ
ロホルム/メタノール=30)で精製し、(−)−2
−フエニルチオ−1,4−ブタンジオール7.2g
(〔α〕23 D−337°(C3.50,メタノール))を得た。
IR:3350,2950,2880,1590 1490,1430,1050,1030 750,700cm-1 参考例 2 (−)−2−フエニルチオ−1,4ブタンジオ
ール(〔α〕23 D−33.7°(C3.50,メタノール))4gの
20ml塩化メチレン溶液に、トリメチルオキソニウ
ムテトラフルオロボレート3gを加え、窒素下に
室温で1時間攪拌した。メタノール10mlを加えた
後、塩化メチレンを減圧留去し、残渣に2規定の
メタノール性水酸化カリ10mlを加え室温で0.5時
間攪拌した。40°以下でメタノールを減圧留去し、
残査さをシリカゲル−カラムクロマトグラフイー
(エーテル)で精製した後減圧蒸留(バス温120
℃/10mmHg)して(+)−3,4−エポキシ−1
−ブタノール(〔α〕23 D+26.8°(C5.00、CH2Cl2))
を1.06g得た。このものは生理活性を有する前期
のグリセロール−3−リン酸類似体へ更に誘導す
ることができるものである。
発明の効果 本発明により、高い光学純度のアリールチオコ
ハク酸エステルが得られる。そして、この光学活
性アリールチオコハク酸エステルは、容易に光学
活性3,4−エポキシ−1−ブタノールに誘導で
きることにより、種々の有用な光学活性物質の合
成中間体として利用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1はC1〜C4のアルキル基、C3〜C8
    シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル
    基を表わし、R2は水素原子、C1〜C4のアルキル
    基、またはハロゲン原子を表わす。) で示す光学活性アリールチオコハク酸エステル。 2 一般式(2) (式中、R1はC1〜C4のアルキル基、C3〜C8
    シクロアルキル基、アリール基またはアラルキル
    基を表わす。) で示されるマレイン酸エステルと、 一般式(3) (式中、R2は水素原子、C1〜C4のアルキル基、
    またはハロゲン原子を表わす。) で示されるアリールチオールを光学活性アミンの
    存在下に反応させ、一般式(1) で示す光学活性アリールチオコハク酸エステルを
    製造する方法。
JP1865885A 1985-02-04 1985-02-04 光学活性アリ−ルチオコハク酸エステルおよびその製法 Granted JPS61178958A (ja)

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