JPH058696A - 車輌用装飾装置 - Google Patents
車輌用装飾装置Info
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- JPH058696A JPH058696A JP15803191A JP15803191A JPH058696A JP H058696 A JPH058696 A JP H058696A JP 15803191 A JP15803191 A JP 15803191A JP 15803191 A JP15803191 A JP 15803191A JP H058696 A JPH058696 A JP H058696A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、着色によることなく暗部表現
が可能な車輌用装飾装置の提供すること。 【構成】 リヤコンビネーションランプ21に隣接して
配設され、前面に配設した透明部材1と、前記透明部材
1の背面に反射面4を形成したベース部材3からなり、
前記透明部材1の背面に配設したベース部材3の反射面
4を連続するレンズ模様等の模様3aに形成し、透明部
材1に明部Yとして認識される個所と、前記透明部材1
の表面中央部分の平面に対して60度の交点角度に形成
し、透明部材1に暗部Xとして認識される個所とを有す
る。
が可能な車輌用装飾装置の提供すること。 【構成】 リヤコンビネーションランプ21に隣接して
配設され、前面に配設した透明部材1と、前記透明部材
1の背面に反射面4を形成したベース部材3からなり、
前記透明部材1の背面に配設したベース部材3の反射面
4を連続するレンズ模様等の模様3aに形成し、透明部
材1に明部Yとして認識される個所と、前記透明部材1
の表面中央部分の平面に対して60度の交点角度に形成
し、透明部材1に暗部Xとして認識される個所とを有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌のトランクルーム
に隣接して配設する車輌用リアーパネルガーニッシュ等
の車輌用装飾装置に関するものである。
に隣接して配設する車輌用リアーパネルガーニッシュ等
の車輌用装飾装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車輌用装飾装置として、
実開昭61−113155号公報に記載の技術を挙げる
ことができる。
実開昭61−113155号公報に記載の技術を挙げる
ことができる。
【0003】即ち、前面にレンズを有する車輌用リアー
パネルガーニッシュにおいて、前記レンズの表裏にレン
ズカットを施さず、前記レンズを通して見えるハウジン
グの表面に隣接リアーランプのインナーレンズのレンズ
カットと同じカットを施し、該カット面にリアーランプ
の法定色に近似した塗料を塗布する技術が開示されてい
る。
パネルガーニッシュにおいて、前記レンズの表裏にレン
ズカットを施さず、前記レンズを通して見えるハウジン
グの表面に隣接リアーランプのインナーレンズのレンズ
カットと同じカットを施し、該カット面にリアーランプ
の法定色に近似した塗料を塗布する技術が開示されてい
る。
【0004】この種の技術によれば、外観的には隣接の
隣接リアーランプのインナーレンズのレンズカットと同
じフィーリングの車輌用リアーパネルガーニッシュを得
ることができる。
隣接リアーランプのインナーレンズのレンズカットと同
じフィーリングの車輌用リアーパネルガーニッシュを得
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の技術
は、レンズを通して見えるハウジングの表面に隣接リア
ーランプのインナーレンズのレンズカットと同じカット
を施し、該カット面にリアーランプの法定色に近似した
塗料を塗布したものであり、レンズ周囲等に暗部領域が
あると、その暗部領域を表現するには塗料で表現するこ
とになり、また、外周部分においては、譬え、塗装して
も隣接リアーランプのフィーリングとの一致は困難であ
った。
は、レンズを通して見えるハウジングの表面に隣接リア
ーランプのインナーレンズのレンズカットと同じカット
を施し、該カット面にリアーランプの法定色に近似した
塗料を塗布したものであり、レンズ周囲等に暗部領域が
あると、その暗部領域を表現するには塗料で表現するこ
とになり、また、外周部分においては、譬え、塗装して
も隣接リアーランプのフィーリングとの一致は困難であ
った。
【0006】そこで、本発明は、簡単な構造で、着色に
よることなく暗部表現が可能な車輌用装飾装置の提供を
課題とするものである。
よることなく暗部表現が可能な車輌用装飾装置の提供を
課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる車輌用装
飾装置は、前面に配設したアクリル製の透明部材と、前
記レンズの背面に反射面を形成したベース部材のみから
なり、前記ベース部材反射面を、前記透明部材の裏面と
対向する面に形成した明部としての反射面に隣接させ
て、暗部としての前記ベース部材の平面部分に対して4
5度から90度以内の交点角度範囲で傾いた傾斜部を連
続して形成したものである。
飾装置は、前面に配設したアクリル製の透明部材と、前
記レンズの背面に反射面を形成したベース部材のみから
なり、前記ベース部材反射面を、前記透明部材の裏面と
対向する面に形成した明部としての反射面に隣接させ
て、暗部としての前記ベース部材の平面部分に対して4
5度から90度以内の交点角度範囲で傾いた傾斜部を連
続して形成したものである。
【0008】
【作用】本発明においては、透明部材の背面に配設した
ベース部材の反射面をベース部材平面に対して、その交
点角度が45度から90度以内の範囲となるように反射
面を形成しているから、透明部材の表面側から到来する
入射光が直接反射せず、また、複数回反射した光も前記
交点角度が45度から90度以内の範囲の反射面から反
射する確率が高くなり、交点角度が45度から90度以
内の範囲の反射面に対応する透明部材の位置は暗部領域
となる。
ベース部材の反射面をベース部材平面に対して、その交
点角度が45度から90度以内の範囲となるように反射
面を形成しているから、透明部材の表面側から到来する
入射光が直接反射せず、また、複数回反射した光も前記
交点角度が45度から90度以内の範囲の反射面から反
射する確率が高くなり、交点角度が45度から90度以
内の範囲の反射面に対応する透明部材の位置は暗部領域
となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の車輌用装飾装置
の断面図、図2は本発明の一実施例の車輌用装飾装置の
正面図の一部を示すもので、図3は車輌用装飾装置の取
付け状態を示す自動車の後方からみた斜視図である。
の断面図、図2は本発明の一実施例の車輌用装飾装置の
正面図の一部を示すもので、図3は車輌用装飾装置の取
付け状態を示す自動車の後方からみた斜視図である。
【0011】図において、全体が透過性のあるアンバー
等の色彩で成形した透明部材1で、自動車の車体30か
ら露出するように取付けられるもので、例えば、アクリ
ル樹脂またはポリカーボネート等の合成樹脂でリヤコン
ビネーションランプ21に隣接して配設される車輌用装
飾装置20の表面全体を形成したものである。透明部材
1の内側の面、即ち、裏面には細かい模様、即ち、本実
施例では、シボ1aが形成されている。透明部材1の端
部は、自動車の車体側に取付けられるベース部材3に嵌
合するような形状の嵌合端部1bとなっている。また、
透明部材1はリヤコンビネーションランプ21の色調に
一致するように、リヤコンビネーションランプ21の色
彩に一致させている。
等の色彩で成形した透明部材1で、自動車の車体30か
ら露出するように取付けられるもので、例えば、アクリ
ル樹脂またはポリカーボネート等の合成樹脂でリヤコン
ビネーションランプ21に隣接して配設される車輌用装
飾装置20の表面全体を形成したものである。透明部材
1の内側の面、即ち、裏面には細かい模様、即ち、本実
施例では、シボ1aが形成されている。透明部材1の端
部は、自動車の車体側に取付けられるベース部材3に嵌
合するような形状の嵌合端部1bとなっている。また、
透明部材1はリヤコンビネーションランプ21の色調に
一致するように、リヤコンビネーションランプ21の色
彩に一致させている。
【0012】前記ベース部材3は、透明部材1とは別部
材で成形している。ベース部材3は自動車の車体30側
に取付けられる形状となっている。透明部材1とベース
部材3は、ベース部材3の外周に形成した凹欠部3b
に、前記透明部材1の嵌合端部1bが挿着できるように
構成されており、そして、図示しないクリップ、接着剤
等の固着手段によって、両者は堅固に一体化される。更
に、ベース部材3は、透明部材1の内側、即ち、裏側に
対向して配設され、そのベース部材3の表面に、平面的
に連続したレンズ状等の模様3aを形成している。ま
た、ベース部材3の表面には、透明部材1の表面中央部
分の平面に対して60度の角度で傾いた傾斜部3cを有
している。この透明部材1の平面に対して60度に傾い
た傾斜部3cは、透明部材1の平面に対して垂直方向に
入射する光線Aに対して、入射光線に対して60度屈折
した反射光となって模様3a側の入射光となり、模様3
a側では、更に、その平面に対して60度の角度で反射
することになる。
材で成形している。ベース部材3は自動車の車体30側
に取付けられる形状となっている。透明部材1とベース
部材3は、ベース部材3の外周に形成した凹欠部3b
に、前記透明部材1の嵌合端部1bが挿着できるように
構成されており、そして、図示しないクリップ、接着剤
等の固着手段によって、両者は堅固に一体化される。更
に、ベース部材3は、透明部材1の内側、即ち、裏側に
対向して配設され、そのベース部材3の表面に、平面的
に連続したレンズ状等の模様3aを形成している。ま
た、ベース部材3の表面には、透明部材1の表面中央部
分の平面に対して60度の角度で傾いた傾斜部3cを有
している。この透明部材1の平面に対して60度に傾い
た傾斜部3cは、透明部材1の平面に対して垂直方向に
入射する光線Aに対して、入射光線に対して60度屈折
した反射光となって模様3a側の入射光となり、模様3
a側では、更に、その平面に対して60度の角度で反射
することになる。
【0013】また、透明部材1の背面に配設したベース
部材3の反射面2を連続するレンズ模様等の模様3aに
形成し、しかも、レンズ模様等の模様3aの凹凸高さh
よりも3倍以上の高さHに形成している。したがって、
レンズ状等の模様3aの凹凸高さhは小さい凹凸とな
り、比較的乱反射を発生し、透明部材1の透過性によ
り、外光を効率良く反射光とすることができる。また、
60度に傾いた傾斜部3cでは正反射が行なわれ、その
反射角度が、透明部材1の正面に直接反射してこないか
ら、また、他から反射された入射光は、透明部材1の平
面に対して垂直に反射することが少ないことから、透明
部材1を介在させると暗くなる。
部材3の反射面2を連続するレンズ模様等の模様3aに
形成し、しかも、レンズ模様等の模様3aの凹凸高さh
よりも3倍以上の高さHに形成している。したがって、
レンズ状等の模様3aの凹凸高さhは小さい凹凸とな
り、比較的乱反射を発生し、透明部材1の透過性によ
り、外光を効率良く反射光とすることができる。また、
60度に傾いた傾斜部3cでは正反射が行なわれ、その
反射角度が、透明部材1の正面に直接反射してこないか
ら、また、他から反射された入射光は、透明部材1の平
面に対して垂直に反射することが少ないことから、透明
部材1を介在させると暗くなる。
【0014】そして、レンズ状等の模様3aに直接入光
した光は、レンズ状等の模様3aによって反射するが、
その反射光は隣接するレンズ状等の模様3aに繰返し反
射を行ない、結果として、散乱光として反射されるが、
総合して略入射光に平行した反射光となって明部を形成
する。しかし、透明部材1の平面に対して60度に傾い
た傾斜部3cに入射した反射光は、傾斜部3cから離
れ、また、レンズ状等の模様3aに繰返し反射を行って
傾斜部3cに入射する反射光は、傾斜部3cの斜面に対
して30度の入射角で入射しないと、透明部材1の平面
に対して垂直方向に入射する光線Aに平行する反射光と
ならない。したがって、傾斜部3cによる透明部材1の
平面の投象面は、暗部として表現される。
した光は、レンズ状等の模様3aによって反射するが、
その反射光は隣接するレンズ状等の模様3aに繰返し反
射を行ない、結果として、散乱光として反射されるが、
総合して略入射光に平行した反射光となって明部を形成
する。しかし、透明部材1の平面に対して60度に傾い
た傾斜部3cに入射した反射光は、傾斜部3cから離
れ、また、レンズ状等の模様3aに繰返し反射を行って
傾斜部3cに入射する反射光は、傾斜部3cの斜面に対
して30度の入射角で入射しないと、透明部材1の平面
に対して垂直方向に入射する光線Aに平行する反射光と
ならない。したがって、傾斜部3cによる透明部材1の
平面の投象面は、暗部として表現される。
【0015】このように構成された本実施例の車輌用装
飾装置20において、透過性のある透明部材1及びその
裏面に位置するベース部材3のレンズ状等の模様3a及
び透明部材1の平面に対して60度に傾いた傾斜部3c
からなる反射面2は、前記透明部材1側から見ると、外
部から入光する光を反射面2で反射し、透過性のあるア
ンバーの透明部材1の色調がリヤコンビネーションラン
プ21と一致した色調で視認される。このとき、前記透
明部材1の裏面の細かいシボ1aは透明部材1の透過光
に対して複雑に屈折し、また、反射面2のレンズ状等の
模様3aはその模様3aの形状からくる作用によって、
入射光の反射の乱れが集約された反射光によって明るい
部分となる。そして、反射面2の傾斜部3cでは反射光
が透明部材1における投象位置を通過しないから、透明
部材1に暗部を形成する。
飾装置20において、透過性のある透明部材1及びその
裏面に位置するベース部材3のレンズ状等の模様3a及
び透明部材1の平面に対して60度に傾いた傾斜部3c
からなる反射面2は、前記透明部材1側から見ると、外
部から入光する光を反射面2で反射し、透過性のあるア
ンバーの透明部材1の色調がリヤコンビネーションラン
プ21と一致した色調で視認される。このとき、前記透
明部材1の裏面の細かいシボ1aは透明部材1の透過光
に対して複雑に屈折し、また、反射面2のレンズ状等の
模様3aはその模様3aの形状からくる作用によって、
入射光の反射の乱れが集約された反射光によって明るい
部分となる。そして、反射面2の傾斜部3cでは反射光
が透明部材1における投象位置を通過しないから、透明
部材1に暗部を形成する。
【0016】即ち、図2に示すように、透明部材1の表
面からみて、反射面2の傾斜部3cの投象位置を暗部
X、レンズ状等の模様3aによって、入射光の反射の乱
れが集約された反射光となった明部Yとなる。
面からみて、反射面2の傾斜部3cの投象位置を暗部
X、レンズ状等の模様3aによって、入射光の反射の乱
れが集約された反射光となった明部Yとなる。
【0017】更に、透明部材1とベース部材3の表面に
形成したレンズ状等の模様3a及び傾斜部3cからなる
反射面2は、実際の距離以上に、奥行きの深さを深く表
現することができる。故に、通常のフレネルレンズを内
蔵するリヤコンビネーションランプ21との違和感がな
くなり、リヤコンビネーションランプ21及び車輌用装
飾装置20のデザイン自由度が高くなる。
形成したレンズ状等の模様3a及び傾斜部3cからなる
反射面2は、実際の距離以上に、奥行きの深さを深く表
現することができる。故に、通常のフレネルレンズを内
蔵するリヤコンビネーションランプ21との違和感がな
くなり、リヤコンビネーションランプ21及び車輌用装
飾装置20のデザイン自由度が高くなる。
【0018】また、ベース部材3に形成した反射面2
は、前記透明部材1と別部材で形成されるものであるか
ら、その両者間の配置により、更には、前記透明部材1
の厚み及び屈折率により奥行きの深さを自由に表現する
ことができ、本実施例の構造を有する車輌用装飾装置2
0はリヤコンビネーションランプ21との違和感をなく
すことができる。
は、前記透明部材1と別部材で形成されるものであるか
ら、その両者間の配置により、更には、前記透明部材1
の厚み及び屈折率により奥行きの深さを自由に表現する
ことができ、本実施例の構造を有する車輌用装飾装置2
0はリヤコンビネーションランプ21との違和感をなく
すことができる。
【0019】上記実施例の車輌用装飾装置20は、リヤ
コンビネーションランプ21に隣接して配設され、前面
に配設した透明部材1と、前記透明部材1の背面に反射
面2を形成したベース部材3からなり、前記透明部材1
の背面に配設したベース部材3の反射面2を連続するレ
ンズ模様等の模様3aに形成し、透明部材1に明部Yと
して認識される個所と、前記透明部材1の表面中央部分
の平面に対して60度の交点角度で、しかも、レンズ模
様等の模様3aの凹凸高さhよりも3倍以上の高さHに
形成し、透明部材1に暗部Xとして認識される個所とを
具備するものである。
コンビネーションランプ21に隣接して配設され、前面
に配設した透明部材1と、前記透明部材1の背面に反射
面2を形成したベース部材3からなり、前記透明部材1
の背面に配設したベース部材3の反射面2を連続するレ
ンズ模様等の模様3aに形成し、透明部材1に明部Yと
して認識される個所と、前記透明部材1の表面中央部分
の平面に対して60度の交点角度で、しかも、レンズ模
様等の模様3aの凹凸高さhよりも3倍以上の高さHに
形成し、透明部材1に暗部Xとして認識される個所とを
具備するものである。
【0020】したがって、透過性のある透明部材1及び
ベース部材3の反射面2は、前記透明部材1の裏面の細
かいシボ1aによって、透明部材1の透過光に対して複
雑に屈折させ、ベース部材3の反射面2の位置関係を不
明確なものとし、そして、反射面2の模様3aの形状に
よって入射光の反射が集約された反射光となり、透明部
材1の明部Yとなる。また、前記透明部材1の表面中央
部分の平面に対して60度の交点角度で、しかも、レン
ズ模様等の模様3aの凹凸高さhよりも3倍以上の高さ
Hに形成されているから、透明部材1の暗部Xとなる。
このとき、透明部材1とベース部材3の表面に形成した
反射面2との実際の距離以上に、奥行きの深さを深く表
現することができる。なお、ベース部材3に形成した反
射面2は、前記透明部材1と別部材で形成されるもので
あるから、その両者間の配置により、更に、前記透明部
材1の厚み及び屈折率により奥行きの深さを自由に表現
することができる。
ベース部材3の反射面2は、前記透明部材1の裏面の細
かいシボ1aによって、透明部材1の透過光に対して複
雑に屈折させ、ベース部材3の反射面2の位置関係を不
明確なものとし、そして、反射面2の模様3aの形状に
よって入射光の反射が集約された反射光となり、透明部
材1の明部Yとなる。また、前記透明部材1の表面中央
部分の平面に対して60度の交点角度で、しかも、レン
ズ模様等の模様3aの凹凸高さhよりも3倍以上の高さ
Hに形成されているから、透明部材1の暗部Xとなる。
このとき、透明部材1とベース部材3の表面に形成した
反射面2との実際の距離以上に、奥行きの深さを深く表
現することができる。なお、ベース部材3に形成した反
射面2は、前記透明部材1と別部材で形成されるもので
あるから、その両者間の配置により、更に、前記透明部
材1の厚み及び屈折率により奥行きの深さを自由に表現
することができる。
【0021】ところで、本実施例の車輌用装飾装置は、
透明部材1自体の色彩であるアンバーを表現する場合に
ついて説明したが、本発明を実施する場合には、透過性
のある材料で透明部材1を形成し、ベース部材3の表面
に塗料で所定の色彩に着色した反射面2を形成すればよ
い。また、透明部材1の裏面の細かいシボ1aは、透明
部材1とベース部材3の反射面2との間の奥行感を引出
し、奥行感を不明確とするものであるが、リヤコンビネ
ーションランプ21の種類によっては、省略してもよ
い。
透明部材1自体の色彩であるアンバーを表現する場合に
ついて説明したが、本発明を実施する場合には、透過性
のある材料で透明部材1を形成し、ベース部材3の表面
に塗料で所定の色彩に着色した反射面2を形成すればよ
い。また、透明部材1の裏面の細かいシボ1aは、透明
部材1とベース部材3の反射面2との間の奥行感を引出
し、奥行感を不明確とするものであるが、リヤコンビネ
ーションランプ21の種類によっては、省略してもよ
い。
【0022】また、上記実施例の透明部材1の表面中央
部分の平面に対して60度の交点角度に形成したベース
部材3の反射面2の傾斜部3cは、透明部材1の平面に
対して垂直に入射する入射光、他からの反射光を、透明
部材1の平面に対して垂直に反射しないようにすればよ
いから、その角度を45度から90度までとすることが
できる。
部分の平面に対して60度の交点角度に形成したベース
部材3の反射面2の傾斜部3cは、透明部材1の平面に
対して垂直に入射する入射光、他からの反射光を、透明
部材1の平面に対して垂直に反射しないようにすればよ
いから、その角度を45度から90度までとすることが
できる。
【0023】そして、ベース部材3のレンズ状等の模様
3a及び透明部材1の平面に対して60度に傾いた傾斜
部3cからなる反射面2は、上記実施例のように、傾斜
部3cよりもレンズ状等の模様3aを底部とすることも
できるし、或いは、レンズ状等の模様3aよりも傾斜部
3c側を谷に形成することもできる。何れにせよ、本発
明を実施する場合の傾斜部3cは、前記透明部材の平面
に対して45度から90度以内の交点角度範囲であれば
よい。
3a及び透明部材1の平面に対して60度に傾いた傾斜
部3cからなる反射面2は、上記実施例のように、傾斜
部3cよりもレンズ状等の模様3aを底部とすることも
できるし、或いは、レンズ状等の模様3aよりも傾斜部
3c側を谷に形成することもできる。何れにせよ、本発
明を実施する場合の傾斜部3cは、前記透明部材の平面
に対して45度から90度以内の交点角度範囲であれば
よい。
【0024】更に、上記実施例では、透明部材1とその
透明部材1の背面に反射面を形成したベース部材3とが
略平行する面を有する実施例で説明したが、車輌用装飾
装置の透明部材1は彎曲面として形成する態様もある。
したがって、本発明を実施する場合には、ベース部材3
の模様3aを底部平面とするとき、透明部材1の裏面と
対向する面に形成した模様3aからなる反射面に隣接さ
せて、前記ベース部材3の模様3aからなる平面部分に
対して45度から90度以内の交点角度範囲で傾いた暗
部としての傾斜部3cを連続して形成した構成とするこ
とができる。
透明部材1の背面に反射面を形成したベース部材3とが
略平行する面を有する実施例で説明したが、車輌用装飾
装置の透明部材1は彎曲面として形成する態様もある。
したがって、本発明を実施する場合には、ベース部材3
の模様3aを底部平面とするとき、透明部材1の裏面と
対向する面に形成した模様3aからなる反射面に隣接さ
せて、前記ベース部材3の模様3aからなる平面部分に
対して45度から90度以内の交点角度範囲で傾いた暗
部としての傾斜部3cを連続して形成した構成とするこ
とができる。
【0025】更にまた、本実施例のベース部材3のレン
ズ状等の模様3a及び透明部材1の平面に対して60度
に傾いた傾斜部3cからなる反射面2は、メタリック塗
料等を塗布したものであるが、本発明を実施する場合に
は、ベース部材3を特定の色彩に着色し、レンズ状等の
模様3aの反射面とすることもできる。
ズ状等の模様3a及び透明部材1の平面に対して60度
に傾いた傾斜部3cからなる反射面2は、メタリック塗
料等を塗布したものであるが、本発明を実施する場合に
は、ベース部材3を特定の色彩に着色し、レンズ状等の
模様3aの反射面とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の車輌用装飾装
置は、前面に配設した透明部材と、前記透明部材の背面
に反射面を形成したベース部材からなり、前記透明部材
の背面に配設したベース部材の反射面を連続するレンズ
模様に形成してなる明部領域、及び前記透明部材の平面
部分に対して45度から90度以内の交点角度範囲で、
しかも、レンズ模様の凹凸高さよりも3倍以上の高さに
形成してなる暗部領域を有するものである。
置は、前面に配設した透明部材と、前記透明部材の背面
に反射面を形成したベース部材からなり、前記透明部材
の背面に配設したベース部材の反射面を連続するレンズ
模様に形成してなる明部領域、及び前記透明部材の平面
部分に対して45度から90度以内の交点角度範囲で、
しかも、レンズ模様の凹凸高さよりも3倍以上の高さに
形成してなる暗部領域を有するものである。
【0027】したがって、透過性のある透明部材及びベ
ース部材の反射面は、反射面の模様の形状によって入射
光の反射が集約された反射光となって透明部材の明部と
なり、また、前記透明部材の平面に対して45度から9
0度以内の交点角度範囲で、しかも、レンズ模様等の模
様の凹凸高さよりも3倍以上の高さに形成されているか
ら、透明部材の暗部となり、ベース部材の反射面の色彩
を単色化しても、明暗を自由に表現することができる。
ース部材の反射面は、反射面の模様の形状によって入射
光の反射が集約された反射光となって透明部材の明部と
なり、また、前記透明部材の平面に対して45度から9
0度以内の交点角度範囲で、しかも、レンズ模様等の模
様の凹凸高さよりも3倍以上の高さに形成されているか
ら、透明部材の暗部となり、ベース部材の反射面の色彩
を単色化しても、明暗を自由に表現することができる。
【図1】図1は本発明の一実施例の車輌用装飾装置の断
面図である。
面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の車輌用装飾装置の正
面図の一部を示すものである。
面図の一部を示すものである。
【図3】図3は一般の車輌用装飾装置の取付け状態を示
す自動車の後方からみた斜視図である。
す自動車の後方からみた斜視図である。
1 透明部材 2 反射面 3 ベース部材 3a 模様 Y 明部 X 暗部
フロントページの続き (72)発明者 永田 卓二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 境 正夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 上西 弘志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体から露出する前面に配設された透明
部材と、前記透明部材の背面に反射面を形成したベース
部材からなる車輌用装飾装置において、 前記ベース部材には、前記透明部材の裏面と対向する面
に形成した明部としての反射面に隣接させて、前記ベー
ス部材の平面部分に対して45度から90度以内の交点
角度範囲で傾いた暗部としての傾斜部を連続して形成し
たことを特徴とする車輌用装飾装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15803191A JPH058696A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車輌用装飾装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15803191A JPH058696A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車輌用装飾装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058696A true JPH058696A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15662765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15803191A Pending JPH058696A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車輌用装飾装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8742937B2 (en) | 2007-07-19 | 2014-06-03 | Hochiki Corporation | Alarm unit |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15803191A patent/JPH058696A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8742937B2 (en) | 2007-07-19 | 2014-06-03 | Hochiki Corporation | Alarm unit |
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