JP2000343981A - 車両用表示装置のフロントカバー - Google Patents

車両用表示装置のフロントカバー

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JP2000343981A
JP2000343981A JP11162346A JP16234699A JP2000343981A JP 2000343981 A JP2000343981 A JP 2000343981A JP 11162346 A JP11162346 A JP 11162346A JP 16234699 A JP16234699 A JP 16234699A JP 2000343981 A JP2000343981 A JP 2000343981A
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欣也 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に段差面を有する車両用表示装置のフロ
ントカバーにおいて、その段差面による搭乗者方向への
光の反射、屈折等を経済的な手段で解消すること。 【解決手段】 第1の表示ユニットによる表示領域部分
26が第1の傾斜曲面に形成され、また第2の表示ユニ
ットによる表示領域部分25が第2の傾斜曲面に形成さ
れ、その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との間に段差
面27を有するフロントカバー11において、上記段差
面27の表面側または裏面側の少なくとも一方に光拡散
処理層を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の運転席前
方に設備される車両用表示装置に使用されるフロントカ
バーであって、特に表面に段差面を有する車両用表示装
置のフロントカバーにおいて、その段差面による搭乗者
方向への光の反射、屈折等を経済的な手段で解消するこ
とができるフロントカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内に設備される最近の車両
用表示装置は、情報表示が多様化されており、例えば図
6、図7で示す車載用計器にあっては、運転席の前方位
置に配置されて、車両運行情報を表示する第1の表示ユ
ニット1と運転席と助手席との略中間位置に配置され
て、ナビゲーション、テレビ等の像を表示する直視表示
ユニット2Aを備えた第2の表示ユニット2を一つのハ
ウジング3内に組付けてなる一体構造の車両用表示装置
が知られている。
【0003】さらに上記複数の表示ユニット1と2とを
一体化した車両用表示装置の構成を具体的に述べると、
上記第1の表示ユニット1は、例えば車速度表示4Aと
エンジンの回転数表示4Bを蛍光表示管等により自発光
表示を行なうことができる反射表示ユニット4と、例え
ば燃料の残量表示5A、エンジンの冷却水温度表示5
B、ウォーニング等のモニター表示5Cを透過表示する
透過表示ユニット5とからなっている。
【0004】上記透過表示ユニット5と直視表示ユニッ
ト2Aは、横長に形成された1個の横長ハウジング3内
に設備固定され、また反射表示ユニット4は、その表示
面が下向きとなるようにして、透過表示ユニット5との
対応位置でハウジング3の上縁で固定維持されている。
【0005】また上記透過表示ユニット5及び直視表示
ユニット2Aを設備固定している横長ハウジング3の前
面開口部には、上記透過表示ユニット5及び直視表示ユ
ニット2Aの前面(表示面)に被せられる一枚のフロン
トカバー6が被着されており、上記透過表示ユニット5
による表示5A,5B,5C及び直視表示ユニット2A
による表示はフロントカバー6を透して目視することが
でき、また上記反射表示ユニット4による表示4A,4
Bは、フロントカバー6の表面で反射され、反射虚像と
して反射表示される構造となっている。尚、反射表示ユ
ニット4の表示4A,4Bが投射される領域のフロント
カバー6の裏面側には、前記表示4A,4Bの二重像が
発生しないように、黒色処理がなされている。
【0006】また、上記横長ハウジング3の開口部に取
付られるフロントカバー6の反射表示ユニット4による
反射表示領域部分6Aのフロントカバー6の傾斜面(第
1の傾斜面)は、車両のサイドガラス等から外景がフロ
ントカバー6に映り込み、運転者に視認されることを防
止するため、フロントカバー6を上下方向に湾曲させ、
運転者のアイレンジ方向へ反射させないようになってい
る。また図8で示すようにフロントカバー6の反射表示
領域部分6Aは反射表示ユニット4による表示を、運転
者のアイレンジ方向へ反射させるために、傾斜面の概略
傾斜角度をθ1としている。またフロントカバー6の正
面の透過表示領域部分6Bの平均的な傾斜面(第2の傾
斜面)は、フロントカバー6の裏側に直視表示ユニット
2Aを収納するためのスペースを確保すると共にフロン
トカバー6の表面による外光反射等による映り込みを防
止するために、反射表示領域部分6Aの傾斜面の傾斜角
度θ1よりも大きい傾斜角度θ2に設定されている。従
ってフロントカバー6における反射表示ユニット4によ
る反射表示領域部分6Aと、直視表示ユニット2Aによ
る透過表示領域部分6Bとの間には三次元曲面からなる
略三角形状の段差面6Cが形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような形状のフロ
ントカバー6を備えた従来の車両用表示装置にあって
は、そのフロントカバー6の左右方向略中間部に、反射
表示ユニット4による反射表示領域部分に向って傾斜す
る段差面6Cが形成されているために、反射表示ユニッ
ト4による自発光表示時において、その表示の一部が段
差面6Cの曲面による光学的作用で特に助手席に着座す
る者の方向へ反射され、助手席者にあっては、その反射
光による視的違和感が生じるという不具合があった。
【0008】そこで上記反射表示ユニット4の表示光
が、上記段差面6Cで反射されることがないようにする
ための反射抑止手段として、図6で示すように上記反射
表示ユニット4の表示面に、段差面6C方向への表示光
の照射を規制するためのルーバー型フィルタ7を重ね合
せて使用することが考えられているが、このルーバー型
フィルタ7は高価なものであって、実用性に欠けるもの
であった。
【0009】また、助手席側から運転席前方の反射表示
ユニット4及び透過表示ユニット5による表示を視認し
た場合、上記段差面6Cと近接して配置されている透過
表示ユニット5の燃料残量表示5A部の一部が段差面6
Cを透して視認する事になる。(助手席から燃料残量表
示5A部を視認した場合、燃料残量表示5A部の一部が
段差面6Cの影となるため)従って段差面6Cを透過し
て視認する部分については、段差面6Cによるレンズ効
果により、表示が変形し、助手席者に対して違和感を与
える表示となるという不具合もあった。
【0010】本発明は、かかる事実に鑑みてなされたも
ので、上記段差面を有するフロントカバーにおいて、上
記段差面における表示光の反射及び表示の変形を未然に
防止して表示視認性の向上及び視的違和感の解消を可能
とすることができるフロントカバーの提供を第1の目的
とする。
【0011】また本発明では高価なルーバー型フィルタ
ー等の使用を省き、経済性と実用性に適したフロントカ
バーの提供を第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的及び第2
の目的を達成するために、本発明の請求項1では、第1
の表示ユニットによる表示領域部分が第1の傾斜曲面に
形成され、また第2の表示ユニットによる表示領域部分
が第2の傾斜曲面に形成され、その第1の傾斜曲面と第
2の傾斜曲面との間に段差面を有するフロントカバーに
おいて、上記段差面の表面側または裏面側の少なくとも
一方に拡散処理層を設けたことを特徴とする車両用表示
装置のフロントカバーであることを特徴としている。
【0013】また本発明の請求項2では、第1の表示ユ
ニットによる表示領域部分が第1の傾斜曲面に形成さ
れ、また第2の表示ユニットによる表示領域部分が第2
の傾斜曲面に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の傾
斜曲面との間に段差面を有するフロントカバーにおい
て、上記段差面の表面側に拡散処理層を設け、その裏面
側に遮光層を設けたことを特徴とする車両用表示装置の
フロントカバーであることを特徴としている。
【0014】また本発明の請求項3では、上記請求項1
又は2に加えて、拡散処理層がシボ塗装である車両用表
示装置のフロントカバーであることを特徴としている。
【0015】また本発明の請求項4では、上記請求項1
又は2に加えて拡散処理層がシボ状凹凸である車両用表
示装置のフロントカバーあることを特徴としている。
【0016】また請求項5では、第1の表示ユニットに
よる表示領域部分が第1の傾斜曲面に形成され、また第
2の表示ユニットによる表示領域部分が第2の傾斜曲面
に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との
間に段差面を有するフロントカバーにおいて、上記段差
面の表裏双方に、シボ状凹凸を形成してなるフロントカ
バーの表裏全面にハードコート層を施し、さらに該フロ
ントカバー表面の上記段差面との対応位置にシボ塗装を
施し、また該フロントカバー裏面の上記段差面との対応
位置に遮光層を設けたことを特徴とする車両用表示装置
のフロントカバーであることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。
【0018】図1乃至図4において、11は本実施の形
態によるフロントカバーであるが、このフロントカバー
11の外形は、従来例で述べたと同様に、第1の表示ユ
ニット1と第2の表示ユニット2を一体となした車両用
表示装置のハウジング3の前面開口部に被着される形態
であって、従来例で説明したフロントカバー6と同形の
ものとして説明する。上記車両用表示装置と従来例で示
した車両用表示装置とは同一構造であるので、同一符号
を付してその詳細構造についての説明を省略する。な
お、このフロントカバー11は、透明又は半透明で光透
過性を有する樹脂(PMMA又はPC)により横長略長
方形に形成されており、その周縁各所にはハウジングへ
の取付ねじを挿通するための取付孔12を穿設してなる
取付片13が一体に形成されており、またフロントカバ
ー11の下縁には、該フロントカバー11の下縁とハウ
ジング開口部下縁との隙間から、そのハウジング内への
塵埃の侵入を防ぐためのフランジ24が一体に形成され
ている。
【0019】またフロントカバー11の横幅方向略中央
より右側部分は第1の表示ユニットにより表示される表
示領域部分26が形成される第1の傾斜曲面であり、ま
たその左側部分は、第2の表示ユニットにより表示され
る表示領域部分25が形成される第2の傾斜曲面であ
り、その表示領域部分25の背後には従来例で述べたと
同様の直視表示ユニット2Aが配置される。上記第1の
表示ユニットによる表示領域部分26の背後には従来例
で述べたと同様の透過表示ユニット5が、また表示領域
部分26の上部には従来例で述べたと同様の反射表示ユ
ニット4が配置されるものである。また図5で示すよう
に、反射表示ユニット4の表示面に着色フィルター33
を重ね合せ、反射表示ユニット4により発光表示される
表示像を上記着色フィルター33を透して着色または発
光表示輝度の調整を行っている。
【0020】そして上記第1の表示ユニットによる表示
領域部分26が形成される第1の傾斜曲面及び第2の表
示ユニットによる表示領域部分25が形成される第2の
傾斜曲面については、従来と同様に、第2の傾斜曲面の
概略傾斜角度が、第1の傾斜曲面の概略傾斜角度θ1よ
りも大きい概略傾斜角度θ2に設定されていることか
ら、そのフロントカバー11における第1の傾斜曲面と
第2の傾斜曲面との間には、前後方向へ三次元形状に湾
曲した段差面27が自ずと形成される。
【0021】フロントカバー11には、上記段差面27
を有することで、その段差面27により、例えば反射表
示ユニット4による自発光表示の一部が助手席に着座す
る者の方向へ反射し、視的違和感を与えると共に、助手
席側から段差面27をはさんで、段差面27に近接して
配置される透過表示ユニット5の燃料残量表示部を視認
した場合、燃料残量表示部の一部を段差面27を透して
視認することになり、該表示部の表示が変形視認され、
違和感を与えるという不具合を生じるので、本発明で
は、この不具合を解消するための手段として、上記段差
面27に拡散処理手段を設けたものである。
【0022】次に上記段差面27のみに施す拡散処理手
段の具体的な各実施の形態を図4に基いて説明する。図
4の(イ)で示す第1の実施の形態では、フロントカバ
ー11を形成している透明又は半透明である樹脂製基板
28の表裏全面に、その樹脂製基板の損傷を防止させる
ためのハードコート層29を施し、そのハードコート層
29を施した樹脂製基板28の表側及び裏側双方でかつ
上記段差面27の部分にシボ塗装30による光拡散処理
層を施こしてフロントカバー11を完成したものであ
る。シボ塗装とは、表面が微細な凹凸を有している例え
ばシリカ等の微粒子が混入された塗料を塗布するもので
あり、その表面をミクロ的に見ると、前記シリカ等の微
粒子の一部が表面に露出しており、その露出されたシリ
カ微粒子の表面で光が乱反射し光拡散効果を得ているも
のである。また、フロントカバー裏面側に形成される光
拡散処理層はシボ塗装に限定されるものではなく、黒色
処理層(遮光層)でもよい。
【0023】これによれば、反射表示ユニット4から照
射される表示光の一部が段差面27の表面へ照射されて
も、シボ塗装処理された段差面27の表面はシリカ等の
微粒子が露出しているため、反射表示ユニット4からの
表示光はシボ塗装面で乱反射拡散される。また、段差面
27表面のシボ塗装面で乱反射されず、フロントカバー
11の基板内部へ入光する一部の表示光は、段差面27
の裏面で表面側へ向け反射されるが、段差面27の表面
側シボ塗装面にて再度乱反射拡散されるため、反射表示
ユニット4により照射された表示光が段差面27の表面
により助手席側へ反射されることはなく視的違和感を解
消することができる。
【0024】また、第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の燃料残量
表示部の表示光の一部が段差面27の裏面側へ照射され
ても、段差面27の裏面側に形成されているシボ塗装面
により乱反射拡散される。また該裏面側シボ塗装面で乱
反射されず、フロントカバー11の基板内部へ入光する
表示光も有するが、該表示光は段差面27の表面側に形
成されたシボ塗装面により乱反射拡散される。すなわち
段差面27を屈折透過してくる表示光はシボ塗装により
大きく減衰されるため、助手席の視認者は段差面27を
屈折透過してくる表示光により違和感を覚えることはな
い。
【0025】また、段差面27の裏面側のシボ塗装を黒
色処理層(遮光層)とすることにより、前記燃料残量表
示部から照射された表示光の一部が段差面27の裏面側
へ照射されても、段差面27の裏面が黒色処理層により
表示光が吸収遮光され、段差面27を透過することがで
きないため、助手席の視認者は段差面27を屈折透過し
てくる表示光を視認することはなく、違和感を覚えるこ
とはない。
【0026】また図4の(ロ)で示す第2の実施の形態
では、上記樹脂製基板28を樹脂成形するときに使用す
る金型(図示せず)の上記段差面27に対応する位置の
みにシボ型面を形成しておき、この金型シボを用いて段
差面27の表面側にシボ状微細凹凸31を転写してなる
樹脂製基板28を成形する。次にこの樹脂製基板28の
表裏全面に、樹脂製基板28の損傷を防止せしめるため
のハードコート層29を施し、そのハードコート層29
を施した樹脂製基板28の裏面で、かつ上記段差面27
の部分にシボ塗装30による光拡散処理層を施してフロ
ントカバー11を完成したものである。尚、フロントカ
バー裏面側に形成される光拡散処理層はシボ塗装に限定
されるものではなく、黒色処理層(遮光層)でもよい。
【0027】この実施の形態では、反射表示ユニット4
から照射される表示光の一部が段差面27の表面へ照射
されると、段差面27の表面に形成されたシボ状微細凹
凸31により表示光が乱反射拡散される。また、段差面
27表面のシボ状微細凹凸で乱反射されず、フロントカ
バー11の基板内部へ入光する一部の表示光は、段差面
27の裏面で表面側へ向け反射されるが、段差面27の
表面側のシボ状凹凸にて再度乱反射拡散されるため、反
射表示ユニット4により照射された表示光の反射を弱め
ることができる。
【0028】また、第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の燃料残量
表示部の表示光の一部が段差面27の裏面側へ照射され
ても、段差面27の裏面側に形成されているシボ塗装面
及び段差面27の表面側のシボ状微細凹凸面にて乱反射
拡散され減衰されるため、助手席の視認者は段差面27
を屈折透過してくる表示光により違和感を覚えることは
ない。
【0029】また、本実施の形態は、段差面27の表面
側光拡散処理層を樹脂成形時に形成したことにより、第
1の実施の形態に対し段差部27の表面側シボ塗装を削
除できるため、安価に作成することができる。
【0030】図4の(ハ)で示す第3の実施の形態で
は、上記第2の実施の形態であるフロントカバー11表
面の上記段差面27対応部分にもシボ塗装30による光
拡散処理層を施してフロントカバー11を完成したもの
である。
【0031】これによれば、反射表示ユニット4から照
射される表示光の一部が段差面27の表面へ照射されて
も、まず、第1の光拡散処理層であるシボ塗装面で乱反
射拡散され、また、このシボ塗装面で乱反射拡散され
ず、さらに段差面27の裏面側へ進む表示光は、樹脂成
形時に形成された表面側シボ状微細凹凸31により表示
光が乱反射拡散される。また、さらに段差面27表面の
シボ状微細凹凸31で乱反射されず、フロントカバー1
1の基板内部へ入光する一部の表示光は、段差面27の
裏面で表面側へ向け反射されるが、段差面27の表面側
のシボ状微細凹凸31及びシボ塗装面で乱反射拡散され
るため、反射表示ユニット4により照射された表示光が
段差面27の表面により助手席側へ反射されることはな
く視的違和感をほぼ完全に解消することができる。
【0032】また、第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の燃料残量
表示部の表示光の一部が段差面27の裏面側へ照射され
ても、段差面27の裏面側に形成されているシボ塗装
面、段差面27の表面側のシボ状微細凹凸面及び段差面
27の表面側シボ塗装面にて、トータル3回、乱反射拡
散され減衰されるため、助手席の視認者は段差面27を
屈折透過してくる表示光により違和感を覚えることはな
い。尚、本実施の形態は第1の実施の形態よりも良好な
結果を得ることができる。
【0033】図4の(ニ)で示す第4の実施の形態で
は、樹脂製基板28を樹脂成形するときに使用するキャ
ビティ型及びコア型の双方に上記段差面27に対応する
位置にシボ型面を形成しておき、この金型シボを用いて
段差面27の表裏両面にシボ状微細凹凸31による光拡
散処理層を転写してなる樹脂製基板28を成形する。次
にこの樹脂製基板28の表裏全面に樹脂製基板28の損
傷を防止せしめるためのハードコート層29を施してフ
ロントカバー11を完成させたものである。
【0034】この実施の形態では、反射表示ユニット4
から照射される表示光の一部が段差面27の表面へ照射
されると、段差面27の表面に形成されたシボ状微細凹
凸31により表示光が乱反射拡散される。また、段差面
27表面のシボ状微細凹凸で乱反射されず、フロントカ
バー11の基板内部へ入光する一部の表示光は、段差面
27の裏面に形成されているシボ状微細凹凸31により
乱反射拡散されるため、反射表示ユニット4により照射
された表示光の反射を弱めることができる。
【0035】また、第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の燃料残量
表示部の表示光の一部が段差面27の裏面側へ照射され
ても、段差面27の裏面側に形成されているシボ状微細
凹凸及び段差面27の表面側のシボ状微細凹凸面にて乱
反射拡散され減衰されるため、段差面27を屈折透過し
てくる表示光が弱められる。
【0036】尚、本実施の形態は、段差面27の表裏面
の光拡散処理層を樹脂成形時に形成したことにより、第
2の実施の形態に対し段差部27の裏面側シボ塗装を削
除できるため、さらに安価に作成することができる。
【0037】図4の(ホ)で示す第5の実施の形態で
は、第4の実施の形態と同様にフロントカバー11の上
記段差面27部分との対応位置表裏に、シボ状微細凹凸
31による光拡散処理層を転写してなる樹脂製基板28
を形成し、この樹脂製基板28の表裏全面にハードコー
ト層29を施しフロントカバー11を予備形成する。次
いでこのフロントカバー11の表面の上記段差面27部
分のみにシボ塗装30による光拡散処理層を施し、また
該フロントカバー11裏面の上記段差面27部分のみに
黒色処理層(遮光層)32を形成したフロントカバーで
ある。この第5の実施の形態では、樹脂製基板28の成
形時に、その段差面27の表裏面にシボ状微細凹凸31
を形成するが、このシボ状微細凹凸31は、その樹脂製
基板28の表裏面全面にハードコート層29を施すこと
により、上記シボ状微細凹凸31による光拡散効果が若
干損なわれることになる。このために上記シボ状微細凹
凸31を形成した後にハードコート層29を施してなる
フロントカバーの表面側は、上記段差面27に対応して
シボ塗装30を施し、またそのフロントカバーの裏面で
は上記段差面27に対応して黒色処理層(遮光層)32
を施している。
【0038】これにより、反射表示ユニット4から照射
される表示光の一部が段差面27の表面へ照射されて
も、まず、第1の光拡散処理層であるシボ塗装30で乱
反射拡散され、また、このシボ塗装30で乱反射拡散さ
れず、さらに段差面27の裏面側へ進む表示光は、樹脂
成形時に形成された表面側シボ状微細凹凸31により表
示光が乱反射拡散される。また、さらに段差面27表面
のシボ状微細凹凸31で乱反射されず、フロントカバー
11の基板内部へ入光する一部の表示光は、段差面27
の裏面に形成されているシボ状微細凹凸31により乱反
射拡散され、反射表示ユニット4により照射された表示
光が段差面27の表面により助手席側へ反射されること
はなく視的違和感を完全に解消することができる。
【0039】また、第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の燃料残量
表示部の表示光の一部が段差面27の裏面側へ照射され
ても、段差面27の裏面側が黒色処理層(遮光層)され
ていることにより、表示光は段差面27を透過すること
ができないため、助手席の視認者は段差面27を屈折透
過してくる表示光を視認することはなく、違和感を覚え
ることはない。
【0040】また上記段差面対応位置のみにシボ塗装3
0を施すとき、マスキングが必要となるが、このマスク
の位置合せは、樹脂製基板28に既に形成されているシ
ボ状微細凹凸の形成位置(シボ境界位置)を基準に位置
させることができるために、樹脂製基板28にマスク位
置決用のけがき作業を省くことができる。(第3の実施
の形態でも適用可能)
【0041】上記の各実施の形態で示すように、フロン
トカバー11における段差面27の表面又は裏面の少な
くとも一方に、シボ塗装30又はシボ状微細凹凸31に
よる光拡散処理層を形成したことにより、反射表示ユニ
ット4から照射される表示光の一部が段差面27の表面
へ照射されても、光拡散処理層であるシボ塗装30又は
シボ状微細凹凸31で乱反射拡散され、ルーバ型フィル
タを用いることなく、その段差面27での特に助手席者
方向への光の反射が解消される。従って反射表示ユニッ
トによる自発光表示時において、その表示の一部が助手
席者方向へ反射されることがなく、助手席者に対する視
的違和感が解消できる。
【0042】さらに第1の傾斜曲面の裏面側で段差面2
7と近接配置されている透過表示ユニット5の表示光の
一部が段差面27の裏面側へ照射されても、段差面27
に形成されているシボ塗装30またはシボ状微細凹凸3
1により乱反射拡散され減衰されるため、段差面27を
屈折透過してくる表示光による違和感を解消することが
できる。
【0043】また上記フロントカバー11における段差
面27の裏面には黒色処理層による遮光層32を設ける
ことにより、例えば透過表示ユニット5による表示光の
一部がフロントカバー11の段差面27裏面側へ照射さ
れても、黒色処理層(遮光層)により遮光され、表示光
は段差面27を透過することができないため、助手席の
視認者は段差面27を屈折透過してくる表示光を視認す
ることはなく、視的違和感を生じることがない。よって
視認性に優れた車両用表示装置の提供が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
請求項1によれば、第1の表示ユニットによる表示領域
部分が第1の傾斜曲面に形成され、また第2の表示ユニ
ットによる表示領域部分が第2の傾斜曲面に形成され、
その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との間に段差面を
有するフロントカバーにおいて、上記段差面の表面側ま
たは裏面側の少なくとも一方に拡散処理層を設けたこと
により、上記段差面における光の反射が防止でき、ま
た、表示ユニットから表示される一部の表示像がフロン
トカバーの段差面を透して助手席方向に屈折透過される
表示光を抑制でき、これにより視認性に優れ、しかも搭
乗者に対し視的違和感を生じることのない視認性に優れ
た表示が可能となる。
【0045】また本発明の請求項2によれば、第1の表
示ユニットによる表示領域部分が第1の傾斜曲面に形成
され、また第2の表示ユニットによる表示領域部分が第
2の傾斜曲面に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の
傾斜曲面との間に段差面を有するフロントカバーにおい
て、上記段差面の表面側に拡散処理層を設け、その裏面
側に遮光層を設けたことにより、請求項1の効果に対
し、確実に段差面を屈折透過してくる表示光を遮光で
き、助手席の視認者に対し、視的違和感を与えることが
ない。
【0046】また本発明の請求項3によれば、請求項1
又は2のフロントカバーにおいて、拡散処理層をシボ塗
装としたことにより、シボ塗装面表面に形成される微細
な凹凸により段差面に照射される表示光を確実に乱反射
拡散させることができ、助手席の視認者に対し、視的違
和感を与えることがない。
【0047】また本発明の請求項4によれば、請求項1
又は2のフロントカバーにおいて、拡散処理層をシボ状
凹凸としたことにより、フロントカバー成形時に容易に
作成することができ、製作コストを低く押さえながら
も、段差面に照射される表示光を乱反射拡散させること
ができ、助手席の視認者に対し、視的違和感を与えるこ
とがない。
【0048】また本発明の請求項5によれば、第1の表
示ユニットによる表示領域部分が第1の傾斜曲面に形成
され、また第2の表示ユニットによる表示領域部分が第
2の傾斜曲面に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の
傾斜曲面との間に段差面を有するフロントカバーにおい
て、上記段差面の表裏双方に、シボ状凹凸を形成してな
るフロントカバーの表裏全面にハードコート層を施し、
さらに該フロントカバー表面の上記段差面との対応位置
にシボ塗装を施し、また該フロントカバー裏面の上記段
差面との対応位置に遮光層を設けたことにより、段差面
の表面側から段差面へ向けて照射される表示光は確実に
乱反射拡散による減衰により、助手席者方向への光の反
射が確実に解消される。また、表示光の一部が段差面裏
面側へ照射されても、黒色処理層(遮光層)により遮光
され、助手席の視認者は段差面を屈折透過してくる表示
光を視認することはなく、視認性に優れた表示を行うこ
とができる。また上記段差面対応位置のみにシボ塗装を
施すとき、マスキングが必要となるが、フロントカバー
成形時に既に形成されているシボ状凹凸形成位置(シボ
境界位置)を基準にマスクを位置させることができるた
めに、マスク位置決用のけがき作業を省くことができる
という効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるフロントカバーの実施の形態を
示した平面図。
【図2】本発明よりなるフロントカバーの実施の形態を
示した正面図。
【図3】本発明よりなるフロントカバーの実施の形態を
示した要部斜視図。
【図4】(イ)〜(ホ)は本発明よりなるフロントカバ
ーのそれぞれの実施の形態を示した断面説明図。
【図5】本発明よりなるフロントカバーを取付けた車両
用表示装置の斜視図。
【図6】従来の車両用表示装置の斜視図。
【図7】従来の車両用表示装置の正面図。
【図8】従来の車両用表示装置の側面説明図。
【符号の説明】
11…フロントカバー 12…取付孔 13…取付片 24…フランジ 25…透過表示領域部分 26…反射表示領域部分 27…段差面 28…樹脂製基板 29…ハードコート層 30…シボ塗装(光拡散処理層) 31…シボ状微細凹凸(光拡散処理層) 32…遮光層 33…着色フィルター
フロントページの続き (72)発明者 田村 欣也 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 (72)発明者 大野 博司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA21 BD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示ユニットによる表示領域部分
    (26)が第1の傾斜曲面に形成され、また第2の表示
    ユニットによる表示領域部分(25)が第2の傾斜曲面
    に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との
    間に段差面(27)を有するフロントカバー(11)に
    おいて、上記段差面(27)の表面側または裏面側の少
    なくとも一方に拡散処理層を設けたことを特徴とする車
    両用表示装置のフロントカバー。
  2. 【請求項2】 第1の表示ユニットによる表示領域部分
    (26)が第1の傾斜曲面に形成され、また第2の表示
    ユニットによる表示領域部分(25)が第2の傾斜曲面
    に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との
    間に段差面(27)を有するフロントカバー(11)に
    おいて、上記段差面(27)の表面側に拡散処理層(3
    0),(31)を設け、その裏面側に遮光層を設けたこ
    とを特徴とする車両用表示装置のフロントカバー。
  3. 【請求項3】 拡散処理層がシボ塗装であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置のフロン
    トカバー。
  4. 【請求項4】 拡散処理層がシボ状凹凸であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置のフロ
    ントカバー。
  5. 【請求項5】 第1の表示ユニットによる表示領域部分
    (26)が第1の傾斜曲面に形成され、また第2の表示
    ユニットによる表示領域部分(25)が第2の傾斜曲面
    に形成され、その第1の傾斜曲面と第2の傾斜曲面との
    間に段差面(27)を有するフロントカバー(11)に
    おいて、上記段差面(27)の表裏双方に、シボ状凹凸
    を形成してなるフロントカバー(11)の表裏全面にハ
    ードコート層を施し、さらに該フロントカバー(11)
    表面の上記段差面(27)との対応位置にシボ塗装を施
    し、また該フロントカバー(11)裏面の上記段差面
    (27)との対応位置に遮光層を設けたことを特徴とす
    る車両用表示装置のフロントカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009111454A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nec Corp 発光表示構造及び携帯端末装置
JP2015016679A (ja) * 2013-06-10 2015-01-29 三菱樹脂株式会社 成形体の製造方法、および成形体
WO2020004481A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 日本板硝子株式会社 カバーガラス

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