JPH0349932Y2 - - Google Patents

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JPH0349932Y2
JPH0349932Y2 JP10843285U JP10843285U JPH0349932Y2 JP H0349932 Y2 JPH0349932 Y2 JP H0349932Y2 JP 10843285 U JP10843285 U JP 10843285U JP 10843285 U JP10843285 U JP 10843285U JP H0349932 Y2 JPH0349932 Y2 JP H0349932Y2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のラジエータ前方に設けられ、
ラジエータへの通気開口を形成した自動車用ラジ
エータグリルに関する。
[背景技術] 自動車用ラジエータグリルは、一般的に鉄板、
合成樹脂等で格子状に形成されてこれらの間に通
気開口が形成されている。
このラジエータグリルを透明な合成樹脂で製作
することにより、ラジエータグリルの両側に配置
されるヘツドランプと共に一体的な意匠感を付与
させるように設計することができる。
ところがこのラジエータグリルを透明な合成樹
脂で成形すると、ラジエータグリルの前方から入
る光がエンジンルーム側表面で反射して車両前方
へ帰されるのでこの反射面が目立つことになり、
車両前方から見た場合の意匠感がアンバランスに
なり、ヘツドランプと一体的な意匠感を損うこと
になる。
[考案が解決すべき問題点] 本考案は上記事実を考慮し、ラジエータグリル
を透明にした場合にも、不必要な部分の反射を防
止できる自動車用ラジエータグリルを得ることが
目的である。
[考案の概要及び作用] 本考案では透明リブ部材の車両後方側端面を車
両下方に向いた傾斜面として入射光反射用として
いる。
このため本考案に係るラジエータグリルでは、
車両前方からの光が傾斜面で反射して車両下方へ
と至るので車両後方端面での反射をなくし、意匠
のアンバランスを防止できる。
[実施例] 第1図には本考案が適用された自動車用ラジエ
ータグリル10が示されており、符号FRは車両
前方をREは後方を示している。このラジエータ
グリル10は透明な合成樹脂により一体成形され
ており、略矩形状の枠体12の内側に複数のリブ
部材14,16が掛け渡されて互に交差してい
る。
すなわちリブ部材14は車両前方から見てその
長手方向が右斜上方へ延長される互に平行な複数
の板材であり、一方リブ部材16はこのリブ部材
14と直角に交差するように車両前方から見て左
斜上方に延長される互に平行な複数の板材となつ
ている。
したがつてこれらのリブ部材14,16は複数
でかつ定間隔に配置される交差部18を介して互
に一体的に連結されている。このため交差部18
の間、即ちリブ部材14,16の間は矩形状の通
気開口20とされ、走行時に車両前方からの風を
ラジエータグリルへ案内する役目を有している。
第2図から第6図に示される如く、交差部18
には車両下方向及び車両後方が開放された空洞2
2が形成されている。従つて交差部18は車両横
方向に沿つた断面では第4図に示される如く下方
が開放された略U字状となつている。
交差部18の車両前方端部である端面18Aか
らは突起24が一体的に突出されている。この突
起24はブロツク形状であり、第2図に示される
如く車両前方から見ると矩形状であり、四隅が丸
くなつている。また第5,6図に示される如く車
両側方から見ると車両前方端部の周囲が丸くなつ
ており、これによつて突起24がレンズ効果を有
している。
すなわち空洞22の車両前方端面22Aは車両
前方から突起24を通して光が侵入した場合の反
射面を形成しており、反射光をレンズ効果を有す
る突起24を通して拡散するため、車両前方から
見ると交差部18の前方に形成される複数個の突
起24が光つて見え、第1図に示される如くラジ
エータグリル10の両側に配置されるヘツドラン
プ26と同一の意匠面を形成し、一体的な意匠を
形成するようになつている。
リブ部材14,16は第2図、第3図に示され
る如く車両前方から車両後方にかけて次第に肉厚
が増大されており、これによつて交差部18は外
径が車両後方にかけて次第に増大するテーパ形状
となつている。また第4図に示される如くこのリ
ブ部材14,16と交差部18との連結部は比較
的大きな曲率半径Rが付与された厚肉部28とな
つている。
このため交差部18の外周に泥等の汚れが付着
した場合にも、容易に清掃することができる。ま
た交差部18の内部、即ち空洞22の内周に泥が
付着した場合には、厚肉部28がレンズ効果を形
成するため、第3図に示されるような上方からこ
の交差部18を見た場合、空洞22内の車両幅寸
法が著しく縮小されて見えることになる。この結
果、空洞22の全域に泥が付着した場合であつて
も、第3図の状態で見た場合には交差部18の車
両前後方向に延びる細い線として見えることにな
り、意匠的効果を低下させることはない。
第7,9図に示される如く、リブ部材16の車
両後方端部は、このリブ部材16の長手方向と直
角な線Lに対して下方へ向けて傾斜した傾斜面3
0とされてリブ部材16の長手方向(第7図の紙
面垂直方向)に沿つて延びている。また、リブ部
材16は車両前方から見てその長手方向が左斜上
方へ延長されている。従つて、この傾斜面30
は、リブ部材16内に車両前方から入り込んだ光
(第7,9図の矢印A)を車両前方から見て右斜
下方へ反射させる反射面となつている。
また、第8,9部に示される如く、リブ部材1
4の車両後方端部は、このリブ部材14の長手方
向と直角な線Lに対して下方へ向けて傾斜した傾
斜面32とされてリブ部材14の長手方向(第8
図の紙面垂直方向)に沿つて延びている。また、
リブ部材14は車両前方から見てその長手方向が
右斜上方へ延長されている。従つて、この傾斜面
32は、リブ部材14内に車両前方から入り込ん
だ光(第8,9図の矢印A)を車両前方から見て
右斜下方へ反射させる反射面となつている。
このため、これらの傾斜面30,32はリブ部
材14,16内に車両前方から入り込んだ光を車
両前方へ反射して返すことなく、車両前方から見
て右斜下方又は右斜下方へ反射させることにな
り、リブ部材14,16の車両後方端部、即ち傾
斜面30,32を車両前方から目立たないように
することができる。この結果第1図に示されるよ
うに車両前方からラジエータグリル10を見た場
合には、前記の交差部18における端部22A
(第6図)がラジエータグリル10の反射面とし
て作用し、リブ部材14,16の車両後方端部が
反射しないため、ラジエータグリル10とヘツド
ランプ26との一体的な意匠感を維持させること
ができる。
第5,6図に示される如くリブ部材14,16
によつて形成される通気開口20の大きさはラジ
エータグリル10の中央部では定面積を有してい
るが、枠体12との連結部においては不規則で小
さな通気開口20A(第5,6図参照)となる。
この実施例ではこの通気開口20Aを壁部材34
で一体的に閉止してある。
この壁部材34はリブ部材14,16の車両前
方端部から段差を有して若干量だけ入り込んだ位
置においてリブ部材14,16と枠体12とを連
結しており、通気開口20Aを閉止する状態にな
つている。この場合必要に応じて交差部18の一
部分は第5図に想像線で示される如く削除して壁
部材34と交差部18との間に車両後方へ開いた
大きな開口を形成するようにしてもよい。
このように壁部材34が形成されるため、通気
開口20Aがそのまま残存することによる狭い空
間をなくし、通気開口20Aへの汚れ付着を防止
すると共に、壁部材34部分へ付着した汚れを容
易に清掃可能としている。この壁部材34はリブ
部材14,16の車両前方端面から段差を有して
後退しているのでこの壁部材34が第1図に示さ
れる状態で見た場合に目立つてみえることはな
く、規則正しく交差されるリブ部材14,16と
枠体12との連結部分に違和感を与えることはな
い。
なおこの壁部材34は第5図に示されるような
車両幅方向に配置される平板状に限らず、リブ部
材14,16と枠体12との間を円弧状に形成す
るようにしてもよい。
また上記実施例は壁部材34がリブ部材14,
16と枠体12との間の連結部に形成される小通
気開口に適用されたが、ラジエータグリル10の
中央部等へ車両のシンボルマーク等を取付けるた
めの飾り表示板取付用の板をリブ部材14,16
の一部へ一体的に連結する場合にもこの飾り表示
板の取付部材とリブ部材14,16との間に形成
される小通気開口に適用可能であり、その他リブ
部材14,16を他の部品支持用の支持部材と連
結する場合に形成される小通気開口部に全て適用
可能である。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る自動車用ラジエ
ータグリルでは、透明リブ部材の車両後方側端面
を車両下方に向いた傾斜面として入射光反射用と
してので、不必要部分の反射を防止して意匠の一
体感を維持することができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用ラジエータグリ
ルの実施例を示す斜視図、第2図は交差部を示す
正面図、第3図は交差部の拡大斜視図、第4図は
交差部の裏面図、第5図は第1図−線断面
図、第6図は第1図−線断面図、第7、8図
はそれぞれ第1図−線及び−線断面図、
第9図は本実施例の自動車用ラジエータグリルの
リブ部材の傾斜面を示す斜視図である。 10…ラジエータグリル、12…枠体、14…
リブ部材、16…リブ部材、30,32…傾斜
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の透明リブ部材が複数の交差部で互に連
    結されたこれらの交差部間に通気開口を形成す
    る自動車用ラジエータグリルであつて、前記透
    明リブ部材の車両後方側端面を車両下方に向い
    た傾斜面として入射光反射用とすることを特徴
    とする自動車用ラジエータグリル。 (2) 前記リブ部材は長手方向が車両垂直線から傾
    斜して配置され、前記端面はこのリブ部材の幅
    方向に沿つて延びていることを特徴とした前記
    実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の自動車
    用ラジエータグリル。
JP10843285U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH0349932Y2 (ja)

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JP10843285U JPH0349932Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP10843285U JPH0349932Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JPS6216057U JPS6216057U (ja) 1987-01-30
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JP10843285U Expired JPH0349932Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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