JP2513435Y2 - ツ―ピ―ス型ラジエ―タグリルの固定構造 - Google Patents

ツ―ピ―ス型ラジエ―タグリルの固定構造

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JP2513435Y2
JP2513435Y2 JP6853190U JP6853190U JP2513435Y2 JP 2513435 Y2 JP2513435 Y2 JP 2513435Y2 JP 6853190 U JP6853190 U JP 6853190U JP 6853190 U JP6853190 U JP 6853190U JP 2513435 Y2 JP2513435 Y2 JP 2513435Y2
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三男 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンルーム内のラジエータの前方に配
されて、その前面を覆うラジエータグリルに係り、特に
外観上優れたツーピース型ラジエータグリルの取付け固
定構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、乗用車等の車両の前面に配されるラジエータグ
リルにあっては、特に外観上の見栄えの良さを考慮し
て、第3図に示されているようなグリルアウタ2とグリ
ルインナ3の2部材でなるツーピース型ラジエータグリ
ル1が採用されている。
このラジエータグリル1は透明または半透明の樹脂等
により美しく仕上げられたパネル状のグリルアウタ2
を、車両前方向端部に配し、その背後に、これを支持す
るとともにエンジンルーム内のラジエータの前面を覆う
グリルインナ3を配し、これらグリルアウタ2及びグリ
ルインナ3を固定することにより形成されている。
グリルアウタ1は、上部及び下部パネルを車両後方向
に向かって水平に延長させることにより延出部2a及び2e
が形成され、上部パネルの延出部2aには、切欠凹陥部2b
を形成すると共に延出端部2cの上面を肉薄に形成するこ
とにより、該切欠凹陥部2bと延出端部2cとの間に突出部
2dが上方へ起立して形成される。
一方、グリルインナ3の上部及び下部には、上記グリ
ルアウタの延出部2c及び2eを受容すべき凹所3a及び3cが
それぞれ形成され、上部の凹所3aには、内側からその上
面に向けて貫通孔3bが穿設されている。
グリルアウタ2とグリルインナ3とを固定する場合、
グリルインナ3の各凹所3a,3cにグリルアウタ2の上下
の延出部2c,2eを嵌入し、該上部の延出部2cの突片2dを
グリルインナ3側の貫通孔2dに押し入れて組み付けた
後、さらに各凹所3a,3cの間隙にホットメルト等の接着
剤4,4を充填することにより、行っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記固定構造にあっては、エンジンフード
Hを開いて、ラジエータグリル1の上面を露出させた時
に、グリルインナ3の上面の貫通孔3b及びグリルアウタ
2の突片2dが露呈してしまうことから、外観上の見栄え
の点で好ましくないという問題があった。
また、グリルインナ3の上部の貫通孔3bから該凹所3a
に充填された接着剤4がはみ出してしまい、その結果シ
ール不良箇所が生じるという欠点もあった。
そこで、第4図に示されているように、グリルインナ
3の上部の凹所3aの上面に貫通孔を形成することなく、
代わりにこの凹所3aの内側の水平面が車両前方向に延長
された箇所に貫通孔3dを穿設し且つグリルアウタ2の上
部の延長部2aの下面から突片2d′を垂下し、この突片2
d′を貫通孔3dに押し入れることにより、グリルアウタ
2をグリルインナ3に対して固定するという手段も採用
されている。
この固定構造によれば、エンジンフードHを開いた
際、グリルインナ3の上面に突起物などがなく、しかも
貫通孔もないから、上方の凹所3aに充填された接着剤4
がはみ出す心配もなく、見栄えの点で好ましい。
しかし、樹脂製のグリルインナ3を製造する際に、製
造用の型を抜く方向(図において左右の方向)と直交す
るような方向に貫通孔3dを穿設するためにはスライド型
を用意しなければならず、そのために製作コストの上昇
を招くという問題があった。
また、第4図のような固定構造を採用しても、固定用
の突片2d′を貫通孔3dに強制的に押し入れるようにして
いるために、これらの箇所において、組み付け時に割れ
が生じるという問題もあった。
本考案は上記問題に鑑みて案出されたものであって、
外観上の見栄えがよく且つ組み付けの際に割れ等の破損
を生じることなく、安価に製造し得るツーピース型ラジ
エータグリルの固定構造を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案にあっては、グリル
アウタの上部領域及び下部領域が車両後方向に向かって
略水平に延長することにより延出部が形成されると共
に、該上部及び下部領域の少なくとも何れか一方の延出
端部に係合用の爪が水平方向にさらに突出して形成され
ており、また、上記グリルインナの上部領域及び下部領
域には上記グリルアウタの各延出部を嵌入し得る開部を
備えた凹所が設けられると共に、該凹所の上記係合用爪
の突出位置に対応する閉部に貫通孔が形成されており、
上記グリルアウタ及びグリルインナをそれぞれ上部及び
下部領域で嵌合すると共に、グリルインナの凹所に形成
した貫通孔から係合用クリップを挿入して上記グリルア
ウタの係合用爪と係合することにより、グリルアウタと
グリルインナとを固定するように構成されている。
〔作用〕
本考案にあっては、グリルインナの上下の各領域に車
両前方向が開口した凹所が形成されているから、これら
の各凹所に車両の前方向側から、グリルアウタの上下の
各領域の延出部をそれぞれ嵌入することにより、グリル
インナとグリルアウタとを容易に組み付けることができ
る。
この際、グリルアウタの上部領域は車両後方向に、段
部を経てやや低く延出されているから、グリルインナの
上部領域の凹所はこの延出部を受容しつつ該凹所の前端
部がグリルアウタの延長部に形成された段部と当接し、
これにより、グリルアウタとグリルインナの上面は同一
高さの平面を構成するので、見栄えが良くなる。
さらに、グリルインナの上部領域或いは下部領域の凹
所には、その閉部に貫通孔が備えられているから、車体
側からこの貫通孔に係合用クリップを挿入し、この係合
用クリップをグリルアウタの延出端部に形成されている
係合爪に係合することにより、グリルアウタとグリルイ
ンナとを簡単且つ確実に固定することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の好適な一実施例を第1図及び第2図を
参照しつつ詳細に説明する。
第1図は本実施例のツーピース型ラジエータグリル11
の固定構造を示している。
このツーピース型ラジエータグリル11は、エンジンル
ーム内のラジエータ(図示せず)の前面を覆う羽目板状
のグリルアウタ12と、このグリルアウタ12の背面側に配
置されたグリルインナ13とで構成されている。
グリルインナ13は、合成樹脂や軽量金属材料により一
体的に形成された格子状パネルでなり、例えば図示する
ような断面形状に形成されて、その背後に配されるラジ
エータの冷却面に対して、車両前方向からの冷却風を導
くようになっている。グリルインナ13の下端部は車幅方
向に張り出しており、これを例えばヘッドランプ周囲の
フレーム等に対して固定することにより(図示せず)、
車体側に組み付けられる。このグリルインナ13はグリル
アウタ12に覆われてその背後に位置することから、通常
のラジエータグリルのようにメッキ処理等の外観上の美
観を配慮した加工は必要としない。
この格子パネル状のグリルインナ13の上部領域及び下
部領域には、図示するようなコ字状の凹所14,15がそれ
ぞれ形成されている。これらの凹所14,15はグリルイン
ナ13と一体的に形成され、車両前方向がグリルアウタ12
の延出部を嵌入できるように、該延出部の厚みよりやや
幅広に開口されている。
また、上部領域の開口14の閉部にはこの閉部を水平方
向に貫通する貫通孔14aが形成されており、後述する係
合用クリップ21が車体側から嵌入されるようになってい
る。
グリルアウタ12は、上記グリルインナ13の前面を覆う
格子状パネルでなっており、主として透明又は半透明の
樹脂等によりその外面が美しい外観を呈するように、仕
上げられている。このグリルアウタ12の前面は車両の前
部において、エンジンフードHとフロントバンパBとの
間に配され、車両の外観上重要な要素となる車両フロン
ト部を形成するとともに、該グリルアウタ12は、車両前
方よりの冷却風を遮ることなく、エンジンルーム内に導
くようになっている。
このグリルアウタ12の上部領域は車両の後方向に向か
って略水平に延長されており、中間付近に形成された段
部17からやや低くなってさらに延出され、延出部18を形
成している。この延出部18の延出端部には、例えば第2
図に示すようにさらに水平方向に突出した係合用の爪19
が一体的に形成されている。
また、グリルアウタ12の下部領域も、車両後方向に向
かって略水平に長く延びる延出部20が形成されている。
本実施例におけるツーピース型ラジエータグリル11は
以上の構成でなっており、以下のように取り付けられ
る。
グリルインナ13は図示しないラジエータの前面を覆う
ようにして、車体側に固定されており、このグリルイン
ナ13に対して、車両前方からグリルアウタ12が装着され
る。この際、グリルアウタ12の上部領域及び下部領域
が、グリルインナ13の上部領域及び下部領域に対してそ
れぞれ結合されることにより、両者の固定がおこなわれ
る。具体的には、グリルインナ13の上部領域に形成され
た凹所14にグリルアウタ12の上部領域の延出部18を、ま
た、グリルインナ13の下部領域に形成された凹所15にグ
リルアウタ12の下部領域の延出部20を、車両前方よりそ
れぞれ嵌入する。
次いで、グリルインナ13の上部領域凹所14に形成され
た水平方向の貫通孔14aから係合用クリップ21を差し込
んで、グリルアウタ12の上部領域の延出端部に形成され
た係合用爪19と係合させる。
この係合用クリップ21は、可撓性を備えた合成樹脂材
により一体的に形成されていて、例えば第2図に示すよ
うに、板状の基部21aと、上記グリルアウタ12から水平
方向に突出する係合用爪19を左右から挟む係合片を備え
たクリップ本体21bとからなっている。
この係合用クリップ21を、第1図に示すように上記貫
通孔14aに車体側から嵌入し、その基部21aが該貫通孔14
aの車体側周縁部に当接するまで押し込むことにより、
係合用爪19の先端部が係合用クリップ21の凹陥部内に強
制的に嵌入して係合固定される(第2図参照)。
このようにして、グリルアウタ12とグリルインナ13と
を組み付けた後、第1図に示されているように、グリル
インナ13の各凹所14,15とグリルアウタ12の各延出部18,
20とのそれぞれの隙間にホットメルト等の接着剤22を充
填し、シール処理を行う。
このようにして、グリルアウタ12は車体側に取り付け
られたグリルインナ13に対して固定される。
この固定構造にあっては、第1図に示されているよう
に、グリルインナ13の上部凹所14の前端部14bがグリル
アウタ12の上部領域に形成された延長部16の段部17と当
接しており、このためグリルアウタ12とグリルインナ13
の上面は略面一になっている。したがって、このグリル
アウタ12とグリルインナ13の上面には余計な穴や突起が
なく、エンジンフードHを開いた時にも、美しい外観を
呈することになる。
また、グリルアウタ12とグリルインナ13の上部領域に
て、グリルアウタ12の延出部18とグリルインナ13の凹所
14を係合用クリップ21により係合固定するようにしたの
で、固定作業に際し、これら両部材に無理な力が加わる
ことがない。そのため、グリルアウタ12とグリルインナ
13の両部材を傷つけることなく、しかも簡単且つ確実
に、これらを固定することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、外観上の見栄え
がよく、且つ組み付けの際に割れ等の破損を生じること
なく、安価に製造し得るとともに、シール性に優れたツ
ーピース型ラジエータグリルの固定構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るツーピース型ラジエータグリルの
一実施例を示す概略側断面図。 第2図は第1図のツーピース型ラジエータグリルの固定
構造の要部を示す拡大斜視図である。 第3図は従来のツーピース型ラジエータグリルの一例を
示す概略側断面図。 第4図は従来のツーピース型ラジエータグリルの他の一
例を示す概略側断面図である。 11……ツーピース型ラジエータグリル;12……グリルア
ウタ;13……グリルインナ;14,15……凹所;14a……貫通
穴;17……段部;18,20……延出部;19……係合用爪;21…
…係合用クリップ;22……接着剤。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に取り付けられ、エンジンルーム内
    のラジエータの前面を覆うグリルインナと、該グリルイ
    ンナの前面に配され車両の前端部を形成するグリルアウ
    タとからなり、該グリルアウタとグリルインナとをそれ
    ぞれの上部領域及び下部領域にて結合することにより固
    定するようにしたツーピース型ラジエータグリルの固定
    構造において、 上記グリルアウタの上部領域及び下部領域が車両後方向
    に向かって略水平に延長することにより延出部が形成さ
    れると共に、該上部及び下部領域の少なくとも何れか一
    方の延出端部に係合用の爪が水平方向にさらに突出して
    形成されており、また、上記グリルインナの上部領域及
    び下部領域には上記グリルアウタの各延出部を嵌入し得
    る開部を備えた凹所が設けられると共に、該凹所の上記
    係合用爪の突出位置に対応する閉部に貫通孔が形成され
    ており、上記グリルアウタ及びグリルインナをそれぞれ
    上部及び下部領域で嵌合すると共に、グリルインナの凹
    所に形成した貫通孔から係合用クリップを挿入して上記
    グリルアウタの係合用爪と係合することにより、グリル
    アウタとグリルインナとを固定するようにしたことを特
    徴とする、ツーピース型ラジエータグリルの固定構造。
JP6853190U 1990-06-29 1990-06-29 ツ―ピ―ス型ラジエ―タグリルの固定構造 Expired - Lifetime JP2513435Y2 (ja)

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