JPH0586940B2 - - Google Patents

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JPH0586940B2
JPH0586940B2 JP61124980A JP12498086A JPH0586940B2 JP H0586940 B2 JPH0586940 B2 JP H0586940B2 JP 61124980 A JP61124980 A JP 61124980A JP 12498086 A JP12498086 A JP 12498086A JP H0586940 B2 JPH0586940 B2 JP H0586940B2
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JP
Japan
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general formula
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reaction
derivative represented
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JP61124980A
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JPS62281840A (ja
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Yoshuki Nishida
Kengo Kawasaki
Shigeru Takada
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、桂皮酸誘導体の製造方法、更に詳し
くは一般式
【化】 (式中R1及びR2は、同一又は異なつて水素原
子、水酸基、ニトロ基、低級アルキル基、低級
アルコキシ基又は基−NR3R4を示す。ここで
R3及びR4は、同一又は異なつて水素原子又は
置換基としてハロゲン原子を有することのある
低級アルキル基を示す。またこのR3及びR4は、
これらが結合する窒素原子を共にヘテロ原子と
して酸素原子もしくは窒素原子を介し又は介す
ることなく5員又は6員の飽和複素環を形成し
てもよい。該飽和複素環には低級アルコキシ基
置換ベンゾイル基が置換していてもよい。R5
は、水素原子又は低級アルキル基を示す。〕 で表わされる桂皮酸誘導体の製造方法に関する。 従来の技術及びその問題点 上記一般式(1)で表わされる桂皮酸誘導体は、一
般式
【化】 〔式中R1及びR2は前記と同じ。〕で表わされる
ベンズアルデヒド誘導体に一般式
【化】 〔式中R5は前記に同じ。〕で表わされるマロン酸
誘導体を反応させることにより製造されている。
該反応は、周知の通り、クネベナゲル反応〔E.
Knoevenagel,Ber、31、2596(1898)〕又はデー
ブナーの改良法(O.Doebner,Ber,33,2140
(1900)〕により行なわれている。しかしながら、
一般にこれらの反応は、(1)反応速度が遅いこと、
(2)目的物を高収率で得られないこと、(3)反応時間
を長くすると、好ましくない副反応が生じて反応
液が着色すること、(4)ピリジンを反応溶媒として
使用するため、作業環境が悪く、また溶媒の回収
が困難であり、工業化され難いこと、等の問題点
を有している。 例えば特開昭58−83677号公報に記載の方法は、
2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド・塩酸塩を多量のピリジンに溶解し、少量のピ
ペリジン、マロン酸を加えて5時間程度加熱還流
して2−ニトロ−5−ピペラジニル桂皮酸を製造
する方法であるが、該方法には上記した通り反応
速度が遅く、反応に長時間を要するので反応中に
分解反応等の副反応が生じ、目的化合物の収率の
低下を来たす、目的化合物からピリジンを完全に
分離、除去することが困難であり、それ故目的化
合物を高純度で製造し得ず、該目的化合物を医薬
品合成のための中間体として使用し難い等の問題
点を有している。 問題点を解決するための手段 本発明者らは、斯かる現状に鑑み、上記一般式
(2)で表わされるベンズアルデヒド誘導体に一般式
(3)で表わされるマロン酸誘導体を反応させて上記
一般式(1)で表わされる桂皮酸誘導体を高収率で製
造し得る方法につき種々の検討を重ねるうち、下
記一般式(4)で表わされるアミノピリジン誘導体を
反応系内に反応触媒として存在させた場合に、ピ
リジン溶媒を使用することなく、一般式(2)のベン
ズアルデヒド誘導体と一般式(3)のマロン酸誘導体
との反応が特異的に促進されて、一般式(1)の桂皮
酸誘導体を高収率で製造し得ると共に、上記従来
の問題点を悉く解消できることを見い出した。本
発明は、斯かる知見に基づいて完成されたもので
ある。 即ち、本発明は、一般式(2)のベンズアルデヒド
誘導体に一般式(3)のマロン酸誘導体を反応させて
一般式(1)の桂閉酸誘導体製造するに当り、反応系
内に一般式
〔式中R6及びR7は、同一又は異なつて水素原子又は低級アルキル基を示す。またこのR6及びR7はこれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して5員又は6員の飽和複素源を形成してもよい。〕
で表わされるアミノピリジン誘導体を存在させる
ことを特徴とする桂皮酸誘導体の製造方法に係
る。 本明細書において、定義される各基は以下の通
りである。 低級アルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキ
シル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のア
ルキル基を例示できる。 低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアル
コキシ基を例示できる。 ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子等を例示できる。 5員又は6員の飽和複素環基としては、ピペラ
ジノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ基等
のヘテロ原子として酸素原子もしくは窒素原子を
介し又は介しない5員又は6員の飽和複素環基を
例示できる。 低級アルコキシ基置換ベンゾイル基としては、
2−メトキシベンゾイル、3−エトキシベンゾイ
ル、4−tert−ブトキシベンゾイル、3,4−ジ
メトキシベンゾイル、2,4−ジエトキシベンゾ
イル、3,4,5−ジメトキシベンゾイル、3−
メトキシ−エトキシベンゾイル基等の低級アルコ
キシ基が1〜3個置換したベンゾイル基例示でき
る。 本発明においては、ベンズアルデヒド誘導体と
マロン酸との反応系内に上記一般式(4)のアミノピ
リジン誘導体を存在させることを必須とする。使
用されるアミノピリジン誘導体としては、上記一
般式(4)に該当するものである限り従来公知のもの
を広く使用でき、例えば2−アミノピリジン、3
−アミノピリジン、4−アミノピリジン、2−メ
チルアミノピリジン、4−tert−ブチルアミノピ
リジン、2−ジメチルアミノピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジ
ン、4−(N−メチル−N−ヘキシル)アミノピ
リジン、4−ピロリジノピリジン、4−ピペリジ
ノピリジン等を挙げることができる。 反応系内に存在させるべき上記アミノピリジン
誘導体の量としては、特に制限されるものではな
いが、ベンズアルデヒド誘導体(2)1モルに対して
少なくとも0.1モル量程度とするのが好ましく、
0.2〜0.5モル量程度とするのが特に好ましい。 本発明で出発原料として使用されるベンズアル
デヒド誘導体(2)の内、塩酸等の酸性化合物と塩を
形成するベンズアルデヒド誘導体又は酸性基を有
するベンズアルデヒド誘導体は、例えばトリエチ
ルアミノ、トリメチルアミン、4−ジメチルアミ
ノピリジン等の上記触媒より塩基性の強い第3級
アミンで代表される有機塩基等の中和剤により予
め中和され、反応に供されるのがよい。上記中和
剤としては、本発明で触媒として使用されるアミ
ノピリジン誘導体(4)を使用することもでき、この
場合アミノピリジン誘導体(4)は、ベンズアルデヒ
ド(2)に対して少なくとも中和量以上、好ましくは
0.2〜0.5モル量程度過剰に使用するのがよい。 本発明の反応は、通常適当な不活性溶媒中で行
なわれる。不活性溶媒としては、該反応に悪影響
を及ぼすものでない限り従来公知の溶媒を広く使
用でき、例えばメタノール、エタノール、ブタノ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル類やこれら
の混合溶媒等を挙げることができる。 ベンズアルデヒド誘導体(2)とマロン酸誘導体(3)
との使用割合としては、特に限定がなく広い範囲
内から適宜選択することができるが、通常前者に
対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましく
は等モル〜2倍モル量程度使用するのがよい。 本発明の反応は、通常0〜200℃程度、好まし
くは50〜150℃程度で好適に進行し、一般に該反
応は1〜15時間程度で完結する。 発明の効果 本発明の方法によれば、反応が速やかに進行す
るので反応に要する時間を短縮できる、反応液の
着色が起こらない、反応溶媒や触媒の回収、再生
が容易である、ピリジンを使用しないので作業環
境がよく、脱臭設備を必要としない、目的化合物
を高純度且つ高収率で製造し得る、等の利点を有
しており、従つて本発明の方法は工業的大量生産
を行なう場合に極めて有効な製造方法である。 実施例 以下に実施例を掲げて本発明をより一層明らか
にする。 実施例 1 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド塩酸塩18.0g(66ミリモル)及びマロン酸10.6g
(99ミリモル)を、触媒として4−ジメチルアミ
ノピリジン11.2g(92ミリモル)の存在下、イソプ
ロパノール23ml及びトルエン140mlの混合溶液中、
加熱しながら低沸留出物を留去した後、還流下に
2時間反応させて目的化合物である2−ニトロ−
5−ピペラジニル桂皮酸19.7g(62.7ミリモル)を
得た。 融点229〜237℃、収率95% 実施例 2〜5 4−ジメチルアミノピリジンの代りに下記第1
表に示す各種アミノピリジンを使用する以外は、
実施例1と同様にして2−ニトロ−5−ピペラジ
ニル桂皮酸を得た。
【表】 実施例 6 4−ジメチルアミノピリジンの代りに、中和剤
としてトリエチルアミン7.3g(72.6ミリモル)、触
媒として4−ジメチルアミノピリジン2.4g(19.7
ミリモル)を使用する以外は、実施例1と同様に
して2−ニトロ−5−ピペラジニル桂皮酸を95%
の収率で得た。 実施例 7 実施例6において4−ジメチルアミノピリジン
を1.6g(13.2ミリモル)を使用する以外は、実施
例6と同様に行ない、8時間反応後2−ニトロ−
5−ピペラジニル桂皮酸を95%の収率で得た。 実施例 8〜10 イソプロパノール及びトルエン混合溶媒の代り
に下記第2表記載の溶媒を使用する以外は、実施
例6と同様にして2−ニトロ−5−ピペラジニル
桂皮酸を得た。
【表】 ン
実施例10 トルエ 400ml 109℃ 4hr 95%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 【式】 〔式中R1及びR2は、同一又は異なつて水素原
    子、水酸基、ニトロ基、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基又は基−NR3R4を示す。ここで
    R3及びR4は、同一又は異なつて水素原子又は
    置換基としてハロゲン原子を有することのある
    低級アルキル基を示す。またこのR3及びR4は、
    これらが結合する窒素原子と共にヘテロ原子と
    して酸素原子もしくは窒素原子を介し又は介す
    ることなく5員又は6員の飽和複素環を形成し
    てもよい。該飽和複素環には低級アルコキシ基
    置換ベンゾイル基が置換していてもよい。) で表わされるベンズアルデヒド誘導体に、一般式 【式】 〔式中R5は水素原子又は低級アルキル基を示
    す。〕 で表わされるマロン酸誘導体を反応させて一般式 【式】 〔式中R1、R2及びR5は前記に同じ〕 で表わされる桂皮酸誘導体を製造するに当り、反
    応系内に一般式 【式】 〔式中R6及びR7は、同一又は異なつて水素原
    子又は低級アルキル基を示す。またこのR6
    びR7はこれらが結合する窒素原子と共に互い
    に結合して5員又は6員の飽和複素環を形成し
    てもよい。) で表わされるアミノピリジン誘導体を存在させる
    ことを特徴とする桂皮酸誘導体の製造方法。
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JP2001089451A (ja) * 1999-09-14 2001-04-03 Teikoku Chem Ind Corp Ltd アミノピリジン類の製造方法
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