JPH0586896B2 - - Google Patents
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- JPH0586896B2 JPH0586896B2 JP63040301A JP4030188A JPH0586896B2 JP H0586896 B2 JPH0586896 B2 JP H0586896B2 JP 63040301 A JP63040301 A JP 63040301A JP 4030188 A JP4030188 A JP 4030188A JP H0586896 B2 JPH0586896 B2 JP H0586896B2
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、裏金の一面に設定される複数の帯域
にそれぞれ対応した複数種類のライニングが一体
化されて成る成形体を、裏金の一面に固着してデ
イスクブレーキ用パツドを製造するデイスクブレ
ーキ用パツドの製造方法に関する。
にそれぞれ対応した複数種類のライニングが一体
化されて成る成形体を、裏金の一面に固着してデ
イスクブレーキ用パツドを製造するデイスクブレ
ーキ用パツドの製造方法に関する。
(2) 従来の技術
従来、複数種類のライニングを裏金に固着して
デイスクブレーキ用パツドを製造するようにした
ものは、たとえば特開昭61−252925号公報により
公知である。
デイスクブレーキ用パツドを製造するようにした
ものは、たとえば特開昭61−252925号公報により
公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題
ところが上記従来のものは、予め個別に成形し
た複数のライニングを組合わせた状態で裏金の一
面に固着するようにしており、相互に隣接した帯
域間でライニング相互の結合が完全であるとは言
えず、その帯域間の強度が問題となる。
た複数のライニングを組合わせた状態で裏金の一
面に固着するようにしており、相互に隣接した帯
域間でライニング相互の結合が完全であるとは言
えず、その帯域間の強度が問題となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、帯域間のライニング相互の結合強度を強め
るようにしたデイスクブレーキ用パツドの製造方
法を提供することを目的とする。
あり、帯域間のライニング相互の結合強度を強め
るようにしたデイスクブレーキ用パツドの製造方
法を提供することを目的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解するための手段
本発明によれば、各帯域毎に設定した種類の粉
粒体をそれらの帯域を仕切り板で仕切つた成形枠
内の対応する帯域に投入する工程と、仕切り板を
取り外すことにより帯域境界全域にわたつて異種
粉粒体を相互に接触させる工程と、成形枠内で前
記粉粒体を加圧して帯域境界全域にわたり異種粉
粒体を入り交じらせる工程とを順次経過して、成
形体を形成する。
粒体をそれらの帯域を仕切り板で仕切つた成形枠
内の対応する帯域に投入する工程と、仕切り板を
取り外すことにより帯域境界全域にわたつて異種
粉粒体を相互に接触させる工程と、成形枠内で前
記粉粒体を加圧して帯域境界全域にわたり異種粉
粒体を入り交じらせる工程とを順次経過して、成
形体を形成する。
(2) 作用
上記方法によれば、各帯域毎に堆積している異
種粉粒体を、相互間の仕切り板を取り外すことに
より帯域境界全域にわたつて直接接触させた状態
で加圧するので、帯域間でその全域にわたつて異
種粉粒体同士が交じり合つた成形体を得ることが
でき、ライニング同士の結合が強固となる。
種粉粒体を、相互間の仕切り板を取り外すことに
より帯域境界全域にわたつて直接接触させた状態
で加圧するので、帯域間でその全域にわたつて異
種粉粒体同士が交じり合つた成形体を得ることが
でき、ライニング同士の結合が強固となる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、相
互に間隔をあけて対向する一対の回転デイスク
1,2が複数の連結部3で相互に連結され、一方
の回転デイスク2には、制動すべき回転体たとえ
ば車両の車輪に取付けるための支持部4が一体に
設けられる。
明すると、先ず第1図および第2図において、相
互に間隔をあけて対向する一対の回転デイスク
1,2が複数の連結部3で相互に連結され、一方
の回転デイスク2には、制動すべき回転体たとえ
ば車両の車輪に取付けるための支持部4が一体に
設けられる。
両回転デイスク1,2を跨ぐようにしてキヤリ
パボデイ5が配置されており、両回転デイスク
1,2の相互に反対側の側面にそれぞれ対向する
ようにしてパツド6,6がキヤリパボデイ5に配
設される。またキヤリパボデイ5には、回転デイ
スク1,2に対して近接、離反可能なピストン
(図示せず)が内蔵されており、制動時には一方
のパツド6が該ピストンにより回転デイスク1に
押付けられ、その反力により他方のパツド6が回
転デイスク2に押付けられる。
パボデイ5が配置されており、両回転デイスク
1,2の相互に反対側の側面にそれぞれ対向する
ようにしてパツド6,6がキヤリパボデイ5に配
設される。またキヤリパボデイ5には、回転デイ
スク1,2に対して近接、離反可能なピストン
(図示せず)が内蔵されており、制動時には一方
のパツド6が該ピストンにより回転デイスク1に
押付けられ、その反力により他方のパツド6が回
転デイスク2に押付けられる。
各パツド6は、キヤリパボデイ5に配設された
裏金7の一面に、2種類のライニング8,9,9
が固着されて成るものである。すなわち、かかる
デイスクブレーキのパツド6,6では、回転デイ
スク1,2の周方向に沿う一端側で偏摩耗が生じ
易いものであり、この偏摩耗が生じると非制動時
に摩耗量が少ない部分すなわち前記周方向に沿う
他端側がより大きく引きずりを生じ、回転デイス
ク1,2の局部的な摩耗が生じて制動時の異常振
動や鳴きの原因となるものである。そこで、裏金
7の一面には、その中央部の帯域10aと、その
両側の帯域10b,10cとが設定され、中央部
の帯域10aには回転デイスク1,2との圧接時
に充分な制動力を確保し得るような材料から成る
ライニング8が固着され、両側の帯域10b,1
0cには引きずりが生じたときに回転デイスク
1,2に局部的な摩耗が生じ難い性質の材料から
成るライニング9,9がそれぞれ固着される。
裏金7の一面に、2種類のライニング8,9,9
が固着されて成るものである。すなわち、かかる
デイスクブレーキのパツド6,6では、回転デイ
スク1,2の周方向に沿う一端側で偏摩耗が生じ
易いものであり、この偏摩耗が生じると非制動時
に摩耗量が少ない部分すなわち前記周方向に沿う
他端側がより大きく引きずりを生じ、回転デイス
ク1,2の局部的な摩耗が生じて制動時の異常振
動や鳴きの原因となるものである。そこで、裏金
7の一面には、その中央部の帯域10aと、その
両側の帯域10b,10cとが設定され、中央部
の帯域10aには回転デイスク1,2との圧接時
に充分な制動力を確保し得るような材料から成る
ライニング8が固着され、両側の帯域10b,1
0cには引きずりが生じたときに回転デイスク
1,2に局部的な摩耗が生じ難い性質の材料から
成るライニング9,9がそれぞれ固着される。
ところで各ライニング8,9は、粉粒体の加圧
および加熱状態における成形により形成されるも
のであり、その粉粒体としては、たとえば繊維、
潤滑剤、研磨剤、充填剤および結合剤から成る組
成物が用いられ、その具体例は次のようなもので
ある。尚、( )中の数字は配合量(重量%)を
示すものである。
および加熱状態における成形により形成されるも
のであり、その粉粒体としては、たとえば繊維、
潤滑剤、研磨剤、充填剤および結合剤から成る組
成物が用いられ、その具体例は次のようなもので
ある。尚、( )中の数字は配合量(重量%)を
示すものである。
繊維……鋼、石綿等(20〜40%)
潤滑剤…黒鉛、二硫化モリブデン、バライト
(baryte)、炭酸カルシウム等(15〜20%) 研磨剤…酸化物系および非酸化物系(1〜5%) ・ 酸化物系 Al2O3、SiO2、Cr2O3、Fe2O3、Fe3O4、
ZrO2、MgO、CaO等 ・ 非酸化物系 SiC、BN、BC、Si3N4、AlN等 充填剤…BaSO4、CaCO3等 結合剤…フエノール樹脂(メラミン、ナイロン、
エポキシ、油、クレゾール等を加えた変性
樹脂として使用されることが多い)等(6
〜12%) 尚、この他に加硫または未加硫の天然ゴムまた
は合成ゴム、カシユー樹脂を粉砕したカシユー粒
子等が配合される(5〜10%)。これらは主とし
て摩擦係数の調整剤として使用され、パツドのダ
ンピング特性を良好にして騒音発生を防止すると
いう機能をも有する。
(baryte)、炭酸カルシウム等(15〜20%) 研磨剤…酸化物系および非酸化物系(1〜5%) ・ 酸化物系 Al2O3、SiO2、Cr2O3、Fe2O3、Fe3O4、
ZrO2、MgO、CaO等 ・ 非酸化物系 SiC、BN、BC、Si3N4、AlN等 充填剤…BaSO4、CaCO3等 結合剤…フエノール樹脂(メラミン、ナイロン、
エポキシ、油、クレゾール等を加えた変性
樹脂として使用されることが多い)等(6
〜12%) 尚、この他に加硫または未加硫の天然ゴムまた
は合成ゴム、カシユー樹脂を粉砕したカシユー粒
子等が配合される(5〜10%)。これらは主とし
て摩擦係数の調整剤として使用され、パツドのダ
ンピング特性を良好にして騒音発生を防止すると
いう機能をも有する。
しかも中央部の帯域10aに対応するライニン
グ8は、その両側の帯域10b,10cに対応す
るライニング9,9よりも研磨剤含有率を大きく
して成形される。
グ8は、その両側の帯域10b,10cに対応す
るライニング9,9よりも研磨剤含有率を大きく
して成形される。
次に第3図を参照しながらパツド6の製造方法
について説明すると、パツド6の製造にあたつて
は先ず第3図aで示すように、成形枠11を準備
する。この成形枠11は、第2図で示したライニ
ング8,9,9の全体形状に対応した横断面形状
を有するものであり、直立状態にした成形枠11
の底は着脱可能な底板12で閉塞される。しかも
成形枠11内は、裏金7で設定される帯域10a
〜10cを区画すべく仕切り板13,14で仕切
つておき、各帯域10a〜10cに対応する部分
に、対応するライニング8,9,9を成形するた
めの粉粒体15,16,16を所定量だけ投入す
る。
について説明すると、パツド6の製造にあたつて
は先ず第3図aで示すように、成形枠11を準備
する。この成形枠11は、第2図で示したライニ
ング8,9,9の全体形状に対応した横断面形状
を有するものであり、直立状態にした成形枠11
の底は着脱可能な底板12で閉塞される。しかも
成形枠11内は、裏金7で設定される帯域10a
〜10cを区画すべく仕切り板13,14で仕切
つておき、各帯域10a〜10cに対応する部分
に、対応するライニング8,9,9を成形するた
めの粉粒体15,16,16を所定量だけ投入す
る。
次いで第3図bで示すように、仕切り板13,
14を取り外すが、この仕切り板13,14の取
り外し前あるいは取り外し後に、底板12上に堆
積している粉粒体層の上面をはけ等で均してお
く。
14を取り外すが、この仕切り板13,14の取
り外し前あるいは取り外し後に、底板12上に堆
積している粉粒体層の上面をはけ等で均してお
く。
その後、第3図cで示すように、底板12上の
粉粒層を上方から比較的軽く押圧し、ライニング
8′,9′,9′が一体化されて成る成形体21を
予備成形し、この予備成形終了後、成形枠11か
ら底板12を取り外す。
粉粒層を上方から比較的軽く押圧し、ライニング
8′,9′,9′が一体化されて成る成形体21を
予備成形し、この予備成形終了後、成形枠11か
ら底板12を取り外す。
このように各ライニング8′,9′,9′が一体
化された成形体21は、第3図dで示すように成
形枠11内に入つままで、熱成形金型17上に載
置される。この熱成形金型17は、成形枠11の
内面に面一に連なる透孔18を有する上部金型1
9と、下部金型20とが着脱可能に結合されて成
り、下部金型20の上面には成形枠11の下端を
塞ぐようにして裏金7が面一に載置され、この裏
金7の周縁部は上部金型19および下部金型20
間に挟持される。この状態で成形枠11内を上方
からプレス等で比較的強力に押圧することによ
り、各ライニング8,9,9が裏金7上で成形さ
れる。
化された成形体21は、第3図dで示すように成
形枠11内に入つままで、熱成形金型17上に載
置される。この熱成形金型17は、成形枠11の
内面に面一に連なる透孔18を有する上部金型1
9と、下部金型20とが着脱可能に結合されて成
り、下部金型20の上面には成形枠11の下端を
塞ぐようにして裏金7が面一に載置され、この裏
金7の周縁部は上部金型19および下部金型20
間に挟持される。この状態で成形枠11内を上方
からプレス等で比較的強力に押圧することによ
り、各ライニング8,9,9が裏金7上で成形さ
れる。
次いで第3図eで示すように、成形枠11を取
り外して加熱しながら各ライニング8,9,9を
上方から押圧することにより、各ライニング8,
9,9が所定の帯域10a〜10cで裏金7の一
面に固着され、それによりパツド6が成形される
ので、該パツド6を熱成形金型17から取り外せ
ばよい。
り外して加熱しながら各ライニング8,9,9を
上方から押圧することにより、各ライニング8,
9,9が所定の帯域10a〜10cで裏金7の一
面に固着され、それによりパツド6が成形される
ので、該パツド6を熱成形金型17から取り外せ
ばよい。
このようにしてパツド6が製造されるが、成形
体21の成形時には、第3図bで示すように、仕
切り板13,14を取り外すことにより各帯域1
0a,10b,10a,10c間で異種粉体1
5,16がその全域にわたつて相互に接触した状
態で上方から押圧されるので、それらの帯域10
a,10b,10a,10c間では異種粉粒体1
5,16が相互に入り交じる。したがつて各ライ
ニング8′,9′,9′相互の結合力が大となり、
その成形体21に、さらに裏金7に向けての加圧
処理および加熱処理を施すので、パツド6におけ
るライニング8,9,9相互の結合力が大となり
帯域10a〜10c間でライニング8,9,9の
強度が弱くなることはない。
体21の成形時には、第3図bで示すように、仕
切り板13,14を取り外すことにより各帯域1
0a,10b,10a,10c間で異種粉体1
5,16がその全域にわたつて相互に接触した状
態で上方から押圧されるので、それらの帯域10
a,10b,10a,10c間では異種粉粒体1
5,16が相互に入り交じる。したがつて各ライ
ニング8′,9′,9′相互の結合力が大となり、
その成形体21に、さらに裏金7に向けての加圧
処理および加熱処理を施すので、パツド6におけ
るライニング8,9,9相互の結合力が大となり
帯域10a〜10c間でライニング8,9,9の
強度が弱くなることはない。
また各ライニング8,9,9の成形と、それら
のライニング8,9,9の裏金7への固着が一連
の工程で行われるので、製造工程の簡素化を図る
ことが可能となる。
のライニング8,9,9の裏金7への固着が一連
の工程で行われるので、製造工程の簡素化を図る
ことが可能となる。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、各帯域毎に設定
した種類の粉粒体をそれらの帯域を仕切り板で仕
切つた成形枠内の対応する帯域に投入する工程
と、仕切り板を取り外すことにより帯域境界全域
にわたつて異種粉粒体を相互に接触させる工程
と、成形枠内で前記粉粒体を加圧して帯域境界全
域にわたり異種粉粒体を入り交じらせる工程とを
順次経過して、成形体を形成するので、各帯域境
界でで異種粉粒体を全域にわたつて入り交じら
せ、成形体における各帯域間でのライニング強度
を向上することができ、延いてはパツド固着状態
でのライニング強度を向上することができる。
した種類の粉粒体をそれらの帯域を仕切り板で仕
切つた成形枠内の対応する帯域に投入する工程
と、仕切り板を取り外すことにより帯域境界全域
にわたつて異種粉粒体を相互に接触させる工程
と、成形枠内で前記粉粒体を加圧して帯域境界全
域にわたり異種粉粒体を入り交じらせる工程とを
順次経過して、成形体を形成するので、各帯域境
界でで異種粉粒体を全域にわたつて入り交じら
せ、成形体における各帯域間でのライニング強度
を向上することができ、延いてはパツド固着状態
でのライニング強度を向上することができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はデイスクブレーキの縦断側面図、第2図はパツ
ドの正面図、第3図は製造過程を順次示す説明図
である。 6……パツド、7……裏金、8′,9′……ライ
ニング、10a〜10c……帯域、11……成形
枠、13,14……仕切り板、15,16……粉
粒体、21……成形体。
はデイスクブレーキの縦断側面図、第2図はパツ
ドの正面図、第3図は製造過程を順次示す説明図
である。 6……パツド、7……裏金、8′,9′……ライ
ニング、10a〜10c……帯域、11……成形
枠、13,14……仕切り板、15,16……粉
粒体、21……成形体。
Claims (1)
- 1 裏金7の一面に設定される複数の帯域10
a,10b,10cにそれぞれ対応した複数種類
のライニング8′,9′,9′が一体化されて成る
成形体21を、裏金7の一面に固着してデイスク
ブレーキ用パツド6を製造するようにしたデイス
クブレーキ用パツドの製造方法において、各帯域
10a,10b,10c毎に設定した種類の粉粒
体15,16,16をそれらの帯域10a,10
b,10cを仕切り板13,14で仕切つた成形
枠11内の対応する帯域10a,10b,10c
に投入する工程と、仕切り板13,14を取り外
すことにより帯域境界全域にわたつて異種粉粒体
15,16を相互に接触させる工程と、成形枠1
1内で前記粉粒体15,16,16を加圧して帯
域境界全域にわたり異種粉粒体15,16を入り
交じらせる工程とを順次経過して、成形体21を
形成することを特徴とするデイスクブレーキ用パ
ツドの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59129111A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-25 | Toyota Motor Corp | ブレ−キパツドの製造方法 |
JPS6099620A (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-03 | Ikeda Bussan Co Ltd | パツド材の成形型 |
JPS61252925A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-10 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | デイスクブレ−キ用防音パツド |
-
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- 1988-02-23 JP JP4030188A patent/JPH01215830A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59129111A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-25 | Toyota Motor Corp | ブレ−キパツドの製造方法 |
JPS6099620A (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-03 | Ikeda Bussan Co Ltd | パツド材の成形型 |
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JPH01215830A (ja) | 1989-08-29 |
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