JPH0586879U - クリーム状物吐出容器 - Google Patents

クリーム状物吐出容器

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JPH0586879U
JPH0586879U JP3671492U JP3671492U JPH0586879U JP H0586879 U JPH0586879 U JP H0586879U JP 3671492 U JP3671492 U JP 3671492U JP 3671492 U JP3671492 U JP 3671492U JP H0586879 U JPH0586879 U JP H0586879U
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JP
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cylinder
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discharge
discharge pipe
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孝光 野沢
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器体上部に設けた作動部材の上下動で、容
器体内クリーム状物が吸上げられて作動部材のノズルか
ら吐出するよう設けたクリーム状物吐出容器において、
二種の異るクリーム状物を別々に容器体内へ収納させ、
これ等異るクリーム状物を吐出時同時に吐出可能とし
た。 【構成】 上記第1の容器体1の底部に上端部を固着さ
せて第2容器体31を垂設すると共に、該第2容器体内と
連通させて第1容器体の第1底壁2から第2シリンダ5
を、第1容器体の第1シリンダ9下端近くまで起立し、
該第2シリンダ内へ、作動部材15から垂下して第1シリ
ンダ9内へ嵌合させた第1容器体内のクリーム状物吐出
部から更に垂設した第2容器体内クリーム状物吐出部を
嵌合させ、上記第1、第2容器体内底部に第1、第2摺
動底板30, 34を嵌合させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案はクリーム状物吐出容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
例えば実開平3-108681号公報が示すように、胴部上面を頂板で閉塞すると共に 、該頂板から頂板下方へ開口してシリンダを起立する容器体と、上記シリンダ内 へ嵌合させた筒状ピストンから吐出管を起立し、かつ該吐出管上端にノズルを付 設して、吐出路途中に吐出弁を有する、上記容器体に対して上方付勢された作動 部材とを有し、上記容器体の底部内に摺動底板を設けて、容器体に対して作動部 材を上下動させることで容器体内クリーム状物を吐出弁を通ってノズルから吐出 し、該吐出による容器体内の負圧化を摺動底板の上昇により解消するようにした クリーム状物吐出容器が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記クリーム状物として、容器体収納時には二種クリーム状物を別々に収納さ せておき、注出時にそれ等両クリーム状物を混合注出させることが望ましいもの がある。
【0004】 本案はそのような二種のクリーム状物を同時注出することが可能に設けたもの で、上記容器体を上下二容器に分け、その上下両容器体を隔てる中間壁から吐出 路兼用の第2シリンダを、上容器体に設けたシリンダ下端近くまで起立し、又そ のシリンダ内へ嵌合させた、筒状ピストンおよび吐出弁付きの吐出管下端から第 2シリンダ内へ第2筒状ピストンおよび第2吐出弁付きの第2吐出管を連続して 垂下させ、かつ上記両容器体の底部内へそれぞれ摺動底板を設けて、上容器体上 部へ装着させた作動部材の上下動で上記両容器体内クリーム状物がそれぞれ吸上 げられてノズルから共に吐出されるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
胴部4の上面を頂板6で閉塞すると共に、該頂板から胴部に開口して第1シリ ンダ9を起立する第1容器体1と、上記第1シリンダ9内へ、第1吐出弁18およ び第1筒状ピストン19付き下部を嵌合させて上方起立する第1吐出管16上端にノ ズル17を付設して、上記第1容器体1に対して上方付勢された作動部材15と、上 記第1容器体の底部内へ、上昇可能に嵌合させた第1摺動底板30とを有する、ク リーム状物吐出容器において、上記第1容器体1の下端面を閉塞する第1底壁2 中央部を開口して、該開口周縁から第2シリンダ5を、上記第1摺動底板30を水 密に貫通させて、かつ第2シリンダ上端と第1シリンダ下端との間に小間隙をお いて起立し、又第1容器体底部外面に第2胴部33上端を連結させて、底部内に第 2摺動底板34を有する第2容器体31を垂下し、更に上記第1吐出管16下端から上 記第2シリンダ5内へ、第1吐出管16と連通する第2吐出管20を垂下して該第2 吐出管下部に第2筒状ピストン22と第2吐出弁21とを付設した。
【0006】
【作用】
図1の状態から作動部材15の頂部を押下げると、第1、第2シリンダ9,5内 面に圧接して停止している第1、第2筒状ピストン19, 22に対してまず第1、第 2吐出管16, 20が下降することで第1、第2吐出弁18, 21が開き、続いて押下げ ることでそれ等第1、第2筒状ピストン19, 22も共に下降して、第1吐出弁18を 通って第1容器体内クリーム状物が、又第2吐出弁21を通って第2容器体内クリ ーム状物が、それぞれ第1吐出管16および第2吐出管20内へ入り、該第2吐出管 内クリーム状物は更に第1吐出管16内へ入ってノズル17から吐出される。次いで 作動部材15を離すとコイルスプリング29の付勢で作動部材は押上げられ、すると 第1、第2筒状ピストン19, 22に対し第1、第2吐出管16, 20が上昇することで 第1、第2吐出弁18, 21が閉じた後、第1、第2筒状ピストン19, 22も共に上昇 し、該上昇による第1、第2シリンダ9,5内の負圧化を、第1、第2摺動底板 30, 34が上昇することでその負圧化を解消する。尚それ等両摺動底板下方内の負 圧化は各容器体底部に穿設した透孔35, 36からの外気吸入で解消する。
【0007】
【実施例】
1は第1容器体で、上げ底した第1底壁2外周から短径部3を介して胴部4を 起立する。又第1底壁中央からは該底壁下面に開口して第2シリンダ5を起立す る。胴部上面は頂板6で閉塞する。図示例では胴部上端にシリンダ付き部材7を 嵌着させている。該部材は胴部4の上部へ嵌着させた、下面開口の内外二重筒状 部8を有し、その内筒部下端に付設した内向きフランジ状の頂板6内周から第1 シリンダ9を起立し、又二重筒状部8上面からガイド筒11を起立する。既述第2 シリンダ上端は第1シリンダ下端へ小間隙をおいて近接させる。
【0008】 上記第1シリンダ9とガイド筒10との間には補助筒11を嵌着させるとよい。該 補助筒10は、第1シリンダ9外面へ嵌着させた内筒部12上端から第1シリンダの 上端部内面へ嵌合させて係合筒13を折返し、又内筒部下端から外向きフランジ状 壁を介して外筒部14を起立する。その外向きフランジ状壁下面は既述頂板6上面 に接し、外筒部14はガイド筒10との間に間隙を設けて起立する。
【0009】 上記第1シリンダ9内へは、作動部材15の第1吐出管16下部を嵌合させる。該 部材は第1吐出管上端にノズル17を付設し、又第1吐出管下部には第1吐出弁18 および第1筒状ピストン19を設け、かつ該第1吐出管下端からは該第1吐出管と 連通して小径の第2吐出管20を垂下し、該第2吐出管下部にも第2吐出弁21およ び第2筒状ピストン22を設けて、これ等を既述第2シリンダ5の上部内へ嵌合さ せる。図示例では第1吐出管16を、ノズル17基端から垂下する基筒部23内へ上端 開口の補助管24上部を嵌着させてそれ等基筒部と補助管上半部とで形成した。補 助管中間部には外向きフランジ25を付設し、又基筒部の下部は大内径部とし、上 記基筒部23内への補助管嵌合部分下端から外向きフランジまでの間の補助管管壁 に第1吐出弁孔26を縦設し、又その補助管部分外面へ第1筒状ピストン19を嵌合 させている。第1筒状ピストンは中間部を連結した二重筒状となし、その外筒部 は上下両端を大外径として第1シリンダ9内面へ圧接させ、又内筒部は上部を小 径部として、上記第1吐出弁孔26付きの補助管部分外面へ嵌合させている。該第 1筒状ピストン19は、第1吐出管16に対して上記外向きフランジ25と基筒部23の 大内径部上端との間で上下動し、図1が示すように、外向きフランジ25上面へ第 1筒状ピストン19下端が接したとき第1吐出弁18が閉じ又図2が示すように外向 きフランジ25上面から第1筒状ピストン19が離れることで第1吐出弁が開くよう 設けてある。第2吐出弁21および第2筒状ピストン22もほゞ同様に形成すればよ い。
【0010】 作動部材15には、図示のように頂壁27を介して周壁28を付設するとよく、該周 壁28は既述ガイド筒10と補助筒11の外筒部14との間に上下動可能に嵌合させてい る。作動部材15は、補助筒11の外向きフランジ状壁と頂壁27との間に介在させた コイルスプリング29で上方付勢されている。
【0011】 第1容器体1の底部内へは、上記第2シリンダ5を水密に貫通させて第1摺動 底板30を嵌合させる。
【0012】 31は第2底壁32周縁から第2胴部33を起立する第2容器体で、その第2胴部33 上端を既述第1容器体の短径部3外面へ嵌着させている。該第2容器体の底部内 へは第2摺動底板34が嵌合させてあり、又上記短径部3への嵌着部分と第2底壁 32には第1、第2透孔35, 36を穿設して、それ等第1,第2容器体内のクリーム 状物減少により第1、第2摺動底板30, 34が上昇すると、それ等両底板下方の両 容器体内部分へ外気が流入するよう設けている。
【0013】
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、第1容器体1の頂板6中央部から起立する第1 シリンダ9内へ、第1吐出弁18および第1筒状ピストン19付き下部を嵌合させて 第1吐出管16を起立し、該吐出管上端へノズル17を付設した作動部材15を設け、 かつ第1容器体内底部に第1摺動底板30を設けたクリーム状物吐出容器において 、第1容器体の下端面を閉塞する第1底壁2の中央部を開口して該開口周縁から 第2シリンダ5を、上記第1摺動底板30を貫通させて、かつ第2シリンダ上端と 第1シリンダ9下端との間に小間隙をおいて起立し、又第1容器体1の底部外面 に第2胴部上端を連結させて第2摺動底板30付きの第2容器体31を垂下し、かつ 上記第1吐出管16下端から、該第1吐出管と連通させて第2吐出弁21および第2 筒状ピストン22付きの第2吐出管20を垂下して第2シリンダ5内へ嵌合させたか ら、両容器体内クリーム状物を同時に吸上げ、ノズル17から混合吐出させること が容易であると共に、作動部材15の上下動で第1容器体内のクリーム状物と第2 容器体内のクリーム状物とは別々に吸上げられた後、ノズルから共に吐出される こととなり、よって各容器体内クリーム状物の吸上げを確実となし、一方クリー ム状物の吸上げが不完全となるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案容器の縦断面図である。
【図2】作動部材押下げ状態での縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1容器体 15 作動部材 18 第1吐出弁 21 第2吐出弁 31 第2容器体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部4の上面を頂板6で閉塞すると共
    に、該頂板から胴部に開口して第1シリンダ9を起立す
    る第1容器体1と、上記第1シリンダ9内へ、第1吐出
    弁18および第1筒状ピストン19付き下部を嵌合させて上
    方起立する第1吐出管16上端にノズル17を付設して、上
    記第1容器体1に対して上方付勢された作動部材15と、
    上記第1容器体の底部内へ、上昇可能に嵌合させた第1
    摺動底板30とを有する、クリーム状物吐出容器におい
    て、上記第1容器体1の下端面を閉塞する第1底壁2中
    央部を開口して、該開口周縁から第2シリンダ5を、上
    記第1摺動底板30を水密に貫通させて、かつ第2シリン
    ダ上端と第1シリンダ下端との間に小間隙をおいて起立
    し、又第1容器体底部外面に第2胴部33上端を連結させ
    て、底部内に第2摺動底板34を有する第2容器体31を垂
    下し、更に上記第1吐出管16下端から上記第2シリンダ
    5内へ、第1吐出管16と連通する第2吐出管20を垂下し
    て該第2吐出管下部に第2筒状ピストン22と第2吐出弁
    21とを付設したことを特徴とするクリーム状物吐出容
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040368A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Daizo:Kk 複数内容物の吐出装置
JP2011140353A (ja) * 2011-01-31 2011-07-21 Daizo:Kk 2液内容物の吐出装置

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