JPH0586727B2 - - Google Patents
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- JPH0586727B2 JPH0586727B2 JP7387786A JP7387786A JPH0586727B2 JP H0586727 B2 JPH0586727 B2 JP H0586727B2 JP 7387786 A JP7387786 A JP 7387786A JP 7387786 A JP7387786 A JP 7387786A JP H0586727 B2 JPH0586727 B2 JP H0586727B2
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- piezo
- rubber
- vulcanized
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
本発明は、電極付ピエゾゴムシートの加硫方法
に係り、電極付ピエゾゴムシートについて、加硫
に可不及がない優良品の得率を向上できるように
する利用分野をもつものである。 （従来の技術） 従来は未加硫のピエゾゴムシートの表面に未加
硫の導電ゴムよりなるシート状電極もしくはペー
スト状電極を被覆形成してこれらに同時加硫を施
して一体物としているものである。 （発明が解決しようとする問題点） 従来の電極付ピエゾゴムシートは、前項に述べ
たように未加硫のピエゾゴムシートと未加硫の電
極とを、一挙に一回の加硫を施して一体成形を施
しているものであるが、この従来法によると、
加硫時のバンビングにより、ピエゾゴムシート内
に含まれている空気が膨張して表面に気泡を浮か
べるが、導電ゴム電極の被覆によつてその気泡が
外部に抜け難く、しかも気泡の圧力により導電ゴ
ム電極を浮かせるから部分的に密着が不良にな
り、見掛上では一体成形が施されいても、受波感
度特性が劣化するものが多い。導電ゴム電極に
カーボン等の非金属系導電材料を使用している場
合、熱伝導率が悪くなり、ピエゾゴムシートが加
硫不足になる。また該加硫不足を生じさせないよ
うに加硫時間を多くとると表面の導電ゴム電極が
過加硫になつて、老化の早い電極付ピエゾゴムシ
ートが生産される。加硫前のピエゾゴムシート
は、うねりや凹凸があるから、導電ゴム電極と一
体加硫すると製品表面に前記のうねり、凹凸がそ
のまま現れやすい。またピエゾゴムシートは加硫
中に周辺部が垂れ、電極の厚さが部分的に極端に
薄くなつたり厚くなつたりして、これが受波感度
特性を不良にする一つの原因になる。等の欠点が
ある。 本発明方法はかかる欠点を除いた加硫方法を開
発することを問題点としたものである。 （問題点を解決するための手段） 本発明は前項に述べた問題点を解決することを
目的とするもので、ピエゾゴムシートを半加硫の
状態に加硫し、該半加硫ゴムシートの表面に未加
硫の導電ゴムよりなる電極を被覆形成して、前記
半加硫のピエゾゴムシートと電極を加硫して一体
物とすることを特徴とする。 本発明の好適な実施例を次に説明する。 （実施例） ピエゾゴムシート１と導電ゴム電極２の各配合
及び成形の厚さは従前の通りであつて、ピエゾゴ
ムシート１はチタン酸鉛とクロロプレンゴムを体
積比で60：40とし、加硫剤を外掛けで適量加え、
混練と圧延とにより厚さ３mmとする。また、導電
ゴム電極２はクロロプレンゴム100部に対して、
カーボン系の導電剤であるケツチングブラツク
EC25部と、調合物からなる加硫剤10.5部とを加
えて混練圧延し、厚さ0.5mmのシート状とする。 従来は前記に述べたように未加硫のピエゾゴム
シートの両面に未加硫の導電ゴム電極シートを貼
り、170℃25min.の条件で同時加硫を施していた
ものであるが、本発明は第１図に示したピエゾゴ
ムシート１を170℃15min.の条件で半加硫を施
し、その半加硫のピエゾゴムシート１の両面に第
２図に示すように未加硫の導電ゴム電極シート
２，２を貼り、第３図に示すようにプレス加硫器
１１，１１の間に挟み170℃15min.の条件で本加
硫を施して第４図の製品とする。 （作用及び効果） 対照品として従来の製造法による電極付ピエゾ
ゴムシートを製作し、分極条件を本発明方法によ
る第４図の製品とを同じにして分極し、夫々の成
績と対比したところ、次表の成績表に示す結果を
得た。
に係り、電極付ピエゾゴムシートについて、加硫
に可不及がない優良品の得率を向上できるように
する利用分野をもつものである。 （従来の技術） 従来は未加硫のピエゾゴムシートの表面に未加
硫の導電ゴムよりなるシート状電極もしくはペー
スト状電極を被覆形成してこれらに同時加硫を施
して一体物としているものである。 （発明が解決しようとする問題点） 従来の電極付ピエゾゴムシートは、前項に述べ
たように未加硫のピエゾゴムシートと未加硫の電
極とを、一挙に一回の加硫を施して一体成形を施
しているものであるが、この従来法によると、
加硫時のバンビングにより、ピエゾゴムシート内
に含まれている空気が膨張して表面に気泡を浮か
べるが、導電ゴム電極の被覆によつてその気泡が
外部に抜け難く、しかも気泡の圧力により導電ゴ
ム電極を浮かせるから部分的に密着が不良にな
り、見掛上では一体成形が施されいても、受波感
度特性が劣化するものが多い。導電ゴム電極に
カーボン等の非金属系導電材料を使用している場
合、熱伝導率が悪くなり、ピエゾゴムシートが加
硫不足になる。また該加硫不足を生じさせないよ
うに加硫時間を多くとると表面の導電ゴム電極が
過加硫になつて、老化の早い電極付ピエゾゴムシ
ートが生産される。加硫前のピエゾゴムシート
は、うねりや凹凸があるから、導電ゴム電極と一
体加硫すると製品表面に前記のうねり、凹凸がそ
のまま現れやすい。またピエゾゴムシートは加硫
中に周辺部が垂れ、電極の厚さが部分的に極端に
薄くなつたり厚くなつたりして、これが受波感度
特性を不良にする一つの原因になる。等の欠点が
ある。 本発明方法はかかる欠点を除いた加硫方法を開
発することを問題点としたものである。 （問題点を解決するための手段） 本発明は前項に述べた問題点を解決することを
目的とするもので、ピエゾゴムシートを半加硫の
状態に加硫し、該半加硫ゴムシートの表面に未加
硫の導電ゴムよりなる電極を被覆形成して、前記
半加硫のピエゾゴムシートと電極を加硫して一体
物とすることを特徴とする。 本発明の好適な実施例を次に説明する。 （実施例） ピエゾゴムシート１と導電ゴム電極２の各配合
及び成形の厚さは従前の通りであつて、ピエゾゴ
ムシート１はチタン酸鉛とクロロプレンゴムを体
積比で60：40とし、加硫剤を外掛けで適量加え、
混練と圧延とにより厚さ３mmとする。また、導電
ゴム電極２はクロロプレンゴム100部に対して、
カーボン系の導電剤であるケツチングブラツク
EC25部と、調合物からなる加硫剤10.5部とを加
えて混練圧延し、厚さ0.5mmのシート状とする。 従来は前記に述べたように未加硫のピエゾゴム
シートの両面に未加硫の導電ゴム電極シートを貼
り、170℃25min.の条件で同時加硫を施していた
ものであるが、本発明は第１図に示したピエゾゴ
ムシート１を170℃15min.の条件で半加硫を施
し、その半加硫のピエゾゴムシート１の両面に第
２図に示すように未加硫の導電ゴム電極シート
２，２を貼り、第３図に示すようにプレス加硫器
１１，１１の間に挟み170℃15min.の条件で本加
硫を施して第４図の製品とする。 （作用及び効果） 対照品として従来の製造法による電極付ピエゾ
ゴムシートを製作し、分極条件を本発明方法によ
る第４図の製品とを同じにして分極し、夫々の成
績と対比したところ、次表の成績表に示す結果を
得た。
【表】
【表】
前記によつて明らかなように何れも本発明方法
による製品は成績がすぐれ、特に受波素子の要件
である受波感度が、1.4dB程度優れている。 この成績は、本発明方法によるとき、ピエゾ
ゴム１内に含まれている空気が、導電ゴム電極シ
ート２を貼る前の半加硫の熱により体積を膨張し
て表面に逃げ出し、未加硫の導電ゴム電極シート
２，２を表面に貼るまでに空気中に放射し、かつ
半加硫前にひずみや凹凸があつても、半加硫時の
圧力により表面が平滑化され、しかも導電ゴム電
極シートを貼つて施す未加硫のとき、周縁が垂れ
ることなく、前記電極シートに厚い部分及び薄い
部分を生じさせず、厚さをほぼ均等にするによる
ものと判断される。またピエゾゴムシート１と導
電ゴム電極シート２は何れも過加硫になつたり加
硫不足にならないので、電極に対するリード線の
ハンダ付を簡易に行うことができ、しかも亀裂に
よる不良製品の生産を制御すると共に引張り強度
を従来の加硫方法による製品より良好にできるた
め、ゴムの可撓性を利用する用途の拡大を期待で
きるようになつた。 尚、電極２，２は上記導電ゴムシート以外に、
生ゴムと金属粉末と加硫剤の混練物をトルエン等
の溶剤で溶かして液状にした導電ゴムペーストに
よつて塗着形成してもよい。
による製品は成績がすぐれ、特に受波素子の要件
である受波感度が、1.4dB程度優れている。 この成績は、本発明方法によるとき、ピエゾ
ゴム１内に含まれている空気が、導電ゴム電極シ
ート２を貼る前の半加硫の熱により体積を膨張し
て表面に逃げ出し、未加硫の導電ゴム電極シート
２，２を表面に貼るまでに空気中に放射し、かつ
半加硫前にひずみや凹凸があつても、半加硫時の
圧力により表面が平滑化され、しかも導電ゴム電
極シートを貼つて施す未加硫のとき、周縁が垂れ
ることなく、前記電極シートに厚い部分及び薄い
部分を生じさせず、厚さをほぼ均等にするによる
ものと判断される。またピエゾゴムシート１と導
電ゴム電極シート２は何れも過加硫になつたり加
硫不足にならないので、電極に対するリード線の
ハンダ付を簡易に行うことができ、しかも亀裂に
よる不良製品の生産を制御すると共に引張り強度
を従来の加硫方法による製品より良好にできるた
め、ゴムの可撓性を利用する用途の拡大を期待で
きるようになつた。 尚、電極２，２は上記導電ゴムシート以外に、
生ゴムと金属粉末と加硫剤の混練物をトルエン等
の溶剤で溶かして液状にした導電ゴムペーストに
よつて塗着形成してもよい。
添附図面は本発明方法を説明するもので、第１
図は半加硫したピエゾゴムシート１の斜視図、第
２図は第１図のピエゾゴムシート１両表面にゴム
電極２，２を設けた状態の斜視図、第３図はプレ
ス加硫を示した側面図、第４図は本発明方法によ
る電極付ピエゾゴムシートの斜視図である。 １……ピエゾゴムシート、２……導電ゴム電
極。
図は半加硫したピエゾゴムシート１の斜視図、第
２図は第１図のピエゾゴムシート１両表面にゴム
電極２，２を設けた状態の斜視図、第３図はプレ
ス加硫を示した側面図、第４図は本発明方法によ
る電極付ピエゾゴムシートの斜視図である。 １……ピエゾゴムシート、２……導電ゴム電
極。
Claims (1)
- １ ピエゾゴムシートを半加硫の状態に加硫し、
該半加硫ゴムシートの表面に未加硫の導電ゴムよ
りなる電極を被覆形成し、前記半加硫のピエゾゴ
ムシートと未加硫の電極を加硫して一体物とする
ことを特徴とする電極付ピエゾゴムシートの加硫
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7387786A JPS62227709A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 電極付ピエゾゴムシ−トの加硫方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7387786A JPS62227709A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 電極付ピエゾゴムシ−トの加硫方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62227709A JPS62227709A (ja) | 1987-10-06 |
| JPH0586727B2 true JPH0586727B2 (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=13530867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7387786A Granted JPS62227709A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 電極付ピエゾゴムシ−トの加硫方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62227709A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008187079A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電歪型アクチュエータ用誘電体エラストマー膜およびその製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0639104B2 (ja) * | 1989-12-22 | 1994-05-25 | 住友ゴム工業株式会社 | エラストマー物品及びその製造方法 |
| JP6190704B2 (ja) * | 2013-11-27 | 2017-08-30 | 古河電気工業株式会社 | ゴム成形品の製造方法および電力ケーブルの接続部品の製造方法 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7387786A patent/JPS62227709A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008187079A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電歪型アクチュエータ用誘電体エラストマー膜およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62227709A (ja) | 1987-10-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |