JPH0586695U - キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構 - Google Patents

キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構

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JPH0586695U
JPH0586695U JP7286491U JP7286491U JPH0586695U JP H0586695 U JPH0586695 U JP H0586695U JP 7286491 U JP7286491 U JP 7286491U JP 7286491 U JP7286491 U JP 7286491U JP H0586695 U JPH0586695 U JP H0586695U
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JP
Japan
Prior art keywords
step frame
door
frame
vehicle body
plate
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Pending
Application number
JP7286491U
Other languages
English (en)
Inventor
和伸 永島
Original Assignee
車体工業株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中にドアの外面及び、ドアハンドルが高
速回転中の前輪によって跳ね上げられる泥水飛沫によっ
て汚れるのを防止すること並びにこの防止機構をドアの
下部にドアとは別体のものを取り付けて、衝突時の損傷
がドア自体に及ぶことを最小限に留め、ドアの全体修理
や交換等を不要にして経済的効果を計ることを目的とし
ている。 【構成】 車体1のドア2の下部周縁2aに沿って、車
体1の床部3に段部4を形成し、この段部4の直立壁面
4aの上部に2折リンク5の一端を上下方向に廻動自在
に軸支し、更にステップ枠6が起伏自在となるように、
段部4の水平壁面4bの外側縁に、ステップ枠6の下端
部6bを軸支し、ステップ枠6の上端部6aに前記2折
リンク5の他端を軸支し、前記ステップ枠6内には複数
のプレート板7を、ステップ枠6を起立させた際の水平
方向に、且つステップ枠6の起伏時に自重により回転す
るように偏心させて軸支する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のトラックのドア構造は、ドアの下部周縁をステップの位置まで 延設している構造のものと、ステップを直立壁の下縁に固定し、この直立壁の上 縁を車体の床に固定し、ドアの下部周縁を直立壁の上縁の位置までに留めた構造 のものとがあった。
【0003】 しかし、従来の何れの構造のものでも、降雨時や湿地等を高速走行すると、高 速回転する前輪によって跳ね上げられた泥水滴や飛沫がドアの外面やドアハンド ルにまで跳ね上がり、それらを汚してしまうという問題や、その汚れを掃除しな ければならないという問題があった。
【0004】 また、前者の構造ではバンパー衝突時にドアまでも変形してしまうため、ドア 自体の交換を行わなければならないという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、走行中にドアの外面及び、ドアハンドルが高速回転中の前輪によっ て跳ね上げられる泥水飛沫によって汚れるのを防止すること並びにこの防止機構 をドアの下部にドアとは別体のものを取り付けて、衝突時の損傷がドア自体に及 ぶことを最小限に留め、ドアの全体修理や交換等を不要にして経済的効果を計る ことを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車体1のドア2の下部周縁2aに沿って、車体1の床部3に段部4 を形成し、この段部4の直立壁面4aの上部に2折リンク5の一端を上下方向に 廻動自在に軸支し、更にステップ枠6が起伏自在となるように、段部4の水平壁 面4bの外側縁に、ステップ枠6の下端部6bを軸支し、ステップ枠6の上端部 6aに前記2折リンク5の他端を軸支し、前記ステップ枠6内には複数のプレー ト板7を、ステップ枠6を起立させた際の水平方向に、且つステップ枠6の起伏 時に自重により回転するように偏心させて軸支する。
【0007】
【実施例】
1は車体、2はドア、2aは前記ドア2の下部周縁、3は車体1の床部、4は 床部3に於いてドア2の下方位置に形成した段部である。この段部4の直立壁面 4aの上部には一対のブラケット9,9を固定し、これらのブラケット9,9に 主杆5aと副杆5bから成る一対の2折リンク5,5を形成している主杆5aの 後端を上下方向に廻動自在に軸10,10により支持する。
【0008】 前記2折リンク5は主杆5aの端部近くに副杆5bの端部を軸11によって廻 動自在に支持させ、前記主杆5aの端部にはストッパー用の突起12を外方に設 けると共に副杆5bの端部附近に、2折リンク5を展開或いは折曲した時に、前 記突起12に係脱する係合溝13を形成する。
【0009】 更に、段部4の水平壁面4bの外側縁に、一対のブラケット14,14を固着 し、これらのブラケット14,14にステップ枠6の下端両縁を軸15,15に よって支持して、ステップ枠6が車体1の側方方向に起伏自在となるように設け る。そして、このステップ枠6の上端両縁に前記2折リンク5の他端を軸16, 16によって廻動自在に支持する。
【0009】 前記ステップ枠6内には、複数のプレート板7を、閉じたドア2の外面と略平 行となるように配置する。これらのプレート板7は、ステップ枠6を倒して水平 状態にした時は、夫々垂直状態を保つように自重によって回転し、ステップ枠6 を軸15を支点に廻動起立させた時は、各々のプレート板7が回転して上下方向 の同一面が形成されるように自重によって回転するように、ステップ板6の両側 の縁枠6cに対し、プレート板7の両方の側縁7cを偏心した位置を軸17,1 7によって夫々回転自在に支持させる。
【0010】 更に、前記プレート板7の上下縁は、波形或いは凹凸形に成して滑り止め部8 を設ける。この滑り止め部8はステップ枠6を水平に展開して足を掛けた時に滑 り止めの機能を果たす形状であり、且つステップ枠6を収納起立させた時に回転 した総てのプレート板7によって上下方向に同一面に整合出来るような互い違い の位置関係に附形する。
【0011】 実施例によれば、運転室に出入する際には、ステップ枠6の上縁を外方に引く と、軸15を支点として外方に廻動して倒れる。これと併行して2折リンク5の 主杆5a及び副杆5bは、軸10,11,16を中心に廻動して展開伸長し、突 起12に係合溝13が係合した位置で止まりステップ枠6が水平に保たれ、ステ ップ枠6の複数のプレート枠7は軸17を中心に夫々自動によって回転し、夫々 垂直状態となる。
【0012】 不使用時や走行開始時には、ステップ枠6を斜め上方に持ち上げると、軸15 を支点に前記とは逆方向に廻動し、2折リンク5の主杆5a及び副杆5bは軸1 0,11,16を中心に回転し、係合溝13は突起12から外れて2折リンク5 は折り畳まれ、ステップ枠6は起立する。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、ドアの下部周縁をステップとなる車体の段部の水平壁面まで 延設することなく、下部周縁と水平壁面との間に起伏自在のステップ枠を設けド アの下部周縁が従来に比べ上方に位置することになるので、降水時や湿地を高速 走行中に車輪によって跳ね上げられる泥水や飛沫がドアやドアハンドルにかかる 量が減少し、汚損されることが少ない。そして、ドアの下部周縁の位置が従来に 比べ高いので、衝突事故のあった場合でもドア全体が変形する度合が少なく、ス テップ部分の補修のみで足り、ドア全体の新調の必要が少なくなる。
【0014】 また、2折リンクを折曲してステップ枠を起立収納している場合には、ステッ プ枠の複数のプレート板が垂直方向の同一面を形成して、段部を外部から遮塞す る状態になるので、走行中の泥水や飛沫はプレート板やステップ枠に附着し、段 部の直立壁面や水平壁面が汚損されることが少ない。而も、ステップ枠の収納時 と使用時には、ステップ枠の起伏に応じてプレート板が自重で回転するので、プ レート板の外面に附着した泥水や乾燥して硬化した泥粉末は自然落下したり、ま た運転室に対する昇降時にステップ枠に足をかけた際の衝撃や走行中の振動等に よって剥落するので、格別に清掃する手数を必要としない。
【0015】 更に、ステップ枠の使用時には、プレート板は夫々垂直方向に自転し、波形又 は凹凸形の滑り止め部が昇降者の履物の底に接することとなるので、滑ることな く安全な昇降動作を期待出来、また、ステップ枠がドアの下部周縁より外方に突 出するので足を掛け易く昇降動作を行い易い。そして構造が簡単であり、製作及 び設置も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本機構を設置したキャブオーバー型トラックの
運転室部分の側面図である。
【図2】図1に於けるステップ枠設置部分の拡大側面図
で、ステップ枠が起立した状態を示している。
【図3】図2のAA線縦断正面図である。
【図4】図2に於いてステップ枠を展開した正面図であ
る。
【図5】ステップ枠を展開させた時の拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車体,2 ドア,2a 下部周縁,3 床部,4
段部,4a 直立壁面,4b 水平壁面,5 2折リン
ク,5a 主杆,5b 副杆,6 ステップ枠,6a
上端部,6b 下端部,7 プレート板,7a 上縁,
7b 下縁,7c 側縁,8 滑り止め部,9 ブラケ
ット,10 軸,11 軸,12 突起,13 係合
溝,14 ブラケット,15 軸,16 軸,17
軸。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1のドア2の下部周縁2aに沿っ
    て、車体1の床部3に段部4を形成し、この段部4の直
    立壁面4aの上部に2折リンク5の一端を上下方向に廻
    動自在に軸支し、更にステップ枠6が起伏自在となるよ
    うに、段部4の水平壁面4bの外側縁に、ステップ枠6
    の下端部6bを軸支し、ステップ枠6の上端部6aに前
    記2折リンク5の他端を軸支し、前記ステップ枠6内に
    は複数のプレート板7を、ステップ枠6を起立させた際
    の水平方向に、且つステップ枠6の起伏時に自重により
    回転するように偏心させて軸支したことを特徴とするキ
    ャブオーバー型トラックに於けるステップ機構。
  2. 【請求項2】 複数の前記プレート板7の上縁7a及び
    下縁7bに、ステップ枠6を起立させた際には、各プレ
    ート板7が同一面を形成する配置関係の波形或いは凹凸
    形の滑り止め部8を形成した実用新案登録請求の範囲第
    一項記載のキャブオーバー型トラックに於けるステップ
    機構。
JP7286491U 1991-06-05 1991-06-05 キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構 Pending JPH0586695U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286491U JPH0586695U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構

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JP7286491U JPH0586695U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0586695U true JPH0586695U (ja) 1993-11-22

Family

ID=13501636

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7286491U Pending JPH0586695U (ja) 1991-06-05 1991-06-05 キャブオーバー型トラックに於けるステップ機構

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JP (1) JPH0586695U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609056U (ja) * 1983-06-29 1985-01-22 日本電気株式会社 磁気デイスク装置
JPS6254038B2 (ja) * 1980-02-04 1987-11-12 Brother Ind Ltd

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254038B2 (ja) * 1980-02-04 1987-11-12 Brother Ind Ltd
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