JPH0586234B2 - - Google Patents

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JPH0586234B2
JPH0586234B2 JP59273492A JP27349284A JPH0586234B2 JP H0586234 B2 JPH0586234 B2 JP H0586234B2 JP 59273492 A JP59273492 A JP 59273492A JP 27349284 A JP27349284 A JP 27349284A JP H0586234 B2 JPH0586234 B2 JP H0586234B2
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【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、架橋グリコサミノグリカン複合体に
関し、更に詳しくは、人工臓器の製造材料として
有用な、架橋グリコサミノグリカンと、コラーゲ
ン又はゼラチンとからなる複合体に関するもので
ある。 [従来技術及びその問題点] 従来より、ギリコサミノグリカン(以下
「GAG」という)をコラーゲン(以下「CO」と
いう)又はゼラチン(以下「GE」という)と接
触させると、複合体が形成されることが知られて
いる。特に、GAGとCOとの複合体は、生体の結
合組織を構成する形の典型的なものである。 しかしながら、生体から純粋に取り出された
GAGを単にCO又はその水溶性誘導蛋白質である
GEと混合したのみでは、硝子体にみられる透明
で高粘弾性のヒアルロン酸(以下「HA」とい
う)−CO複合体及び結合組織の基質の代替物を得
ることはできず、このようにして得られる複合体
は、人工臓器の製造材料として充分なものとはい
えない。その原因は、GAG水溶液とCO水溶液を
混合したときに、すぐに繊維状の共沈殿物を生じ
てしまうためと報告されている(Podrajky.V.,
et al.;Bioch.Biophys.Acta,229,690(1971))。 また、人工皮膚等の製造材料としては、三次元
的構造を有することが好ましいが、以上のように
して得られる複合体は、二次元的構造を有するた
め、かかる製造材料としては適さない。 GAGの中でも高分子量で水溶液中で三次元的
製造を有するHAは、HAとCOの混合比や混合方
法によつては、高粘弾性で水溶液のHA−CO複
合体を形成するが、その三次元的構造が不充分で
あるため、厳格な製造条件が要求され、人工臓器
の製造材料として、決して充分なものとはいえな
い。 そこで、本発明者らは、人工臓器の製造材料と
して優れた特性を有するものを得ることを目的と
して鋭意研究を重ねた結果、架橋GAGをCO又は
GEと接触させることにより、本発明の目的を達
成できることを見出し、本発明を完成するに至つ
た。 [発明の構成] 本発明の複合体は、HA、コンドロイチン硫酸
(以下「ChS」という)(A,B,C,D,E,
F,H)、ヘパリン(以下「Hep」という)、ヘパ
ラン硫酸(以下「HS」という)、ケラタン硫酸
(以下「KS」という)及びケラタンポリ硫酸(以
下KPSという)からなる群から選ばれたGAG又
はその塩を多官能性エポキシ化合物又は臭化シア
ンで架橋させた架橋GAGと、CO又はGFとから
なることを特徴とするものである。 本発明において、多官能性エポキシ化合物と
は、エポキシ基を少なくとも1個有する化合物で
あつて、その他に、エポキシ基を含めて、GAG
を架橋するに適した官能基を1個以上有する化合
物という。 かかる化合物としては、例えば、ハロメチルオ
キシラン化合物及びビスエポキシ化合物などが挙
げられる。ハロメチルオキシラン化合物として
は、エピクロルヒドリン、エポブロムヒドリン、
β−メチルエピクロルヒドリン及びβ−メチルエ
ピブロムヒドリンなどを挙げられる。ビスエポキ
シ化合物としては、1,2−ビス(2,3−エポ
キシプロポキシ)エタン、1,4−ビス(2,3
−エポキシプロポキシ)ブタン、1,6−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)ヘキサン及びビ
スフエーノルA又はビスフエノールFのジグリシ
ジルエーテルなどが挙げられる。 本発明に用いる架橋GAGのうち、架橋剤とし
て多官能性エポキシ化合物を用いたもの及びその
製造法は、特願昭59−88440号及び同59−132885
号明細書に詳述されている。 架橋剤として臭化シアンを用いたものは、例え
ば、GAG水溶液に、PH9〜11の条件下で臭化シ
アンを添加することにより製造することができる
が、高架橋度のもの及びアルカリに弱いGAGで
はGAGの分解を伴う。 架橋GAGは、GAG又はその塩と架橋剤とのモ
ル比を変え、架橋度を調節することにより、出発
物質のGAGより高粘弾性で水溶性のもの(以下
「s−架橋GAG」という)から、透明でゲル状の
水不溶性のもの(以下「is−架橋GAG」という)
まで自由に調製することが可能であり、得られた
架橋GAGは、分解酵素に対して優れた抵抗性を
有する。 COとしては、水溶性CO及び不溶性CO並びに
水溶性CO若しくは不溶性COを加工したもの(以
下「加工CO」という)のいずれを用いてもよい
が、水溶性の複合体を得るには、水溶性COを用
いなければならない。 架橋GAGと水溶性CO又はGEとの反応は、s
−架橋GAG水溶液又はis−架橋GAG懸濁液を、
激しく攪拌しつつ、これに水溶性CO又はGEの水
溶液を徐々に加えることにより行なうことができ
る。s−架橋GAGを用いた場合には、水溶液CO
又はGEの添加量を調節することにより、水溶液
の架橋GAG複合体(以下「s−複合体」という)
又は水不溶性の架橋GAG複合体(以下「is−複
合体」という)を選択的に得ることができる。is
−架橋GAGを用いた場合には、is−複合体が得
られる。また、グアニジン塩酸水溶液に、s−架
橋GAG又はis−架橋GAGと水溶液CO又はGEの
水溶液とを加えて混合した後、徐々にグアニジン
塩酸を除去すると、均一なs−複合体又はis−複
合体を得ることができる。 不溶性CO又は加工COと架橋GAGとの反応は、
s−架橋GAG水溶液に、単に不溶性CO又は各
COの懸濁液を加えることにより行なうことがで
き、この場合、is−複合体が得られる。 [発明の効果] 本発明の複合体は、人工臓器の製造材料として
優れた特性を有する。 即ち、s−複合体は、透明かつ高粘弾性で、硝
子体、関節液及び結合組織の基質の代替物の製造
に有用であり、is−複合体は、人工皮膚の製造材
料として有用である。 [発明の実施例] 以下、調製例及び実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、これらは、本発明の範囲を何ら
制限するものではない。 調製例1 s−架橋HAの調製 HAナトリウム塩(分子量730000)10gを0.2N
水酸化ナトリウム水溶液450mlに冷却しつつ溶解
し、0.45μのミクロフイルターで過した。液
に10N水酸化ナトリウム水溶液40mlを加えて、攪
拌下、エタノール500mlとエピクロルヒドリン6.0
mlを加えた。20℃で24時間反応し、反応液を酢酸
でPH6.4に調整した。エタノール500mlを加えて白
色沈殿物を得、取後、エタノールで充分に洗浄
し、減圧乾燥した。 収 量 8.9g HAの繰り返し二糖1000個当りの架橋数 8.5 1%生理食塩水溶液における粘度(20℃、ずり
速度1.0sec-1) 1100センチポアーズ 非ニユートン指数 0.60 元素分析値 C:42.0%,H:4.87% N:3.29%,Ne:5.81% 調製例2 s−架橋ChS−Cの調製 ChS−Cナトリウム塩(分子量53000)3.1gを
0.75N水酸化ナトリウム水溶液に12.5%になるよ
うに溶解し、攪拌下、エタノール1容量を加え、
生じたアメ状沈殿物を分取した。このアメ状沈殿
物にエピクロルヒドリン0.18mlを加えて充分に練
り合わせ、20℃で24時間放置した。反応液に水30
mlを加えて溶解し、酢酸でPH6.0として、エタノ
ール沈殿を行なつた。再度、水に溶解し、エタノ
ール沈殿を行ない減圧乾燥した。 収量 2.9g ChS−Cの繰り返し二糖1モル当りの架橋度
0.101 5%水溶液における粘度(20℃、ずり速度
1.0sec-1) 5550センチポアーズ 元素分析値 C:33.31%,H:3.78%, N:2.72%,S:6.35%, Na:9.25% 調製例3 is−架橋ChS−Aの調製 ChS−Aナトリウム塩(分子量30000)5.0gを
0.4N水酸化ナトリウム水溶液に20%の濃度に溶
解した。エタノール25mlを加えて生じたアメ状沈
殿物を分取した。この沈殿物にエピクロルヒドリ
ン0.75mlを加えて充分に練り合わせ、20℃で24時
間放置した。反応物に水50mlを加え酢酸で中和
後、3000rpmで遠心した。得られた白色沈殿物を
2.0M塩化ナトリウム水溶液50mlで2回、更に水
50mlで3回洗浄し、エタノールを加えて脱水後、
減圧乾燥した。 収 量 5.0g ChS−Aの繰り返し二糖1モル当りの架橋度
0.25 元素分析値 C:33.31%,H:3.77%, N:2.27%,S:6.45%, Na:9.22% 調製例4 各種is−架橋GAGの調製 調製例3の方法に準じて以下に示す各種is−架
橋GAGを調製した。 (1) is−架橋ChS−B ChS−Bの繰り返し二糖1モル当りの架橋度
0.28 元素分析値 C:32.8%,H:3.75%, N:2.70%,S:6.61, Na:9.35% (2) is−架橋ChS−C ChS−Cの繰り返し二糖1モル当りの架橋度
0.170 元素分析値 C:33.51%,H:4.01%, N:2.85%,S:6.22%, Na:9.00% (3) is−架橋Hep Hepの繰り返し二糖1モル当りの架橋度 0.20 元素分析値 C:22.55%,H:2.63%, N:2.32%,S:13.16%, Na:13.21% (4) is−架橋HA HAの繰り返し二糖1000個当りの架橋数 40 元素分析値 C:41.66%,H:4.89%, N:3.39%,Na:5.77% 実施例1 各種is−複合体の調製 調製例3及び4で得た各種is−架橋GAGを用
いて、溶解性COであるアテロコラーゲンとの複
合体を調製するとともに吸着量を測定した。アテ
ロコラーゲンは株式会社高研より入手し、その
1.1gを1.67mM酢酸に溶解し、GC90のフイルター
を通過させて使用した(5mg/ml)。15mlの試験
管にis−架橋GAGを約5mg取り、1.67mM酢酸10
mlに懸濁させた。これにアテロコラーゲン水溶液
0.5mlを加え、充分に混合(30分)した。この後、
3000rpmで遠心分離し、沈殿物を1.67mM酢酸10
mlで3回洗浄した(1.67mM酢酸洗液を集めCO
の定量を行なつた)。結合COは2Mグアニジン塩
酸水溶液(PH7.0)10mlを加え、40分混合した後、
3000rpmで遠心して溶出した。更に、同緩衝液10
mlで2回溶出させ、全グアニジン塩酸水溶液を集
めCOの定量を行なつた。結果を表1に示す。
【表】 実施例2 架橋HAのs−複合体の調製 (1) 調製例1で得たs−架橋HAを333.3mgずつ、
それぞれ水250mlに溶解した。それぞれの溶液
に、種々の濃度のアテロコラーゲン1.67mM酢
酸溶液50mlを攪拌下加え、20℃で30分放置した
後、3000rpmで30分遠心し、上清を凍結乾燥し
た。凍結乾燥品のウロン酸回収率をカルバゾー
ル−硫酸法によつて測定した。更に、1%にな
るように生理食塩水に溶解し、回転粘度計((株)
東京計器製E型粘度計)を用いて粘度を測定し
た。また、HA(分子量800000)の0.428%水溶
液1mlを用いて同様の実験を行なつた。結果を
図1及び図2に示す。図1において、○印及び
●印は、それぞれ、s−架橋HA及びHAを用
いたときの上清におけるウロン酸回収率を表わ
す。図2において、○印及び●印は、それぞ
れ、s−架橋HA及びHAを用いたときの上清
から得られた複合体の生理食塩水溶液の粘度を
表わす。 図1及び図2から、s−架橋HAを用いれ
ば、HAを用いた場合に比し、水溶性で高粘弾
性の複合体が収率よく得られることがわかる。 (2) 図1における反応液中の架橋HAの量比が75
%以上の範囲では、水不溶化による複合体の損
失がほとんどなかつたので、該量比が80%とな
るような条件下で架橋HAのs−複合体を調製
した。 即ち、調製例1で得たs−架橋HA1gを水
300mlに溶解し、激しく攪拌しつつ、コラーゲ
ン0.3%を含有する0.0017M酢酸水溶液を徐々
に滴下した。滴下後、20℃で60分放置した後、
3000rpmで30分遠心し、上清を凍結乾燥して架
橋HAとCOとのs−複合体を得た。 収 量 1.19g HA含量 81.3% 1%生理食塩水溶液における粘度(20℃、ず
り速度1.0sec-1) 1000センチポアーズ また、得られたs複合体(架橋HA−CO複
合体)を、HA−CO複合体、架橋HAとともに
電気泳動(酢酸セルロース膜、展開液0.2Mギ
酸/ピリジン(PH3.0),0.5mA/cm,50分泳
動)に付したアリユーシヤンブルー染色を行な
つた。結果を図3に示す。図3において、A,
B,C及びDは、それぞれ、HA,HA−CO複
合体、架橋HA及び架橋HA−CO複合体の電気
泳動図を示す。 実施例3 架橋ChS−Cのs−複合体の調製 (1) 調製例2で得た架橋ChS−Cを500mgずつ、
それぞれ水75mlに溶解した。それぞれの溶液
に、種々の濃度のアテロコラーゲン水溶液50ml
(それぞれ、CO2.5mg,6,33mg,10.2mg,24.9
mg,49.45mg及び100.6mg含有)を攪拌下加え、
20℃で30分放置した後、3000rpmで30分遠心
し、上清を凍結乾燥した。凍結乾燥品のウロン
酸回収率をカルバゾール−硫酸法によつて測定
した。また、ChS−C(分子量30000)の0.67%
水溶液を用いて同様の実験を行なつた。結果を
図4に示す。図4において、○印及び●印は、
それぞれ、s−架橋ChS−C及びChS−Cを用
いたときの上清におけるウロン酸回収率を表わ
す。図4から、ChS−CがCOと反応し、複合
体を形成後、直ちに水不溶化することに対し、
s−架橋ChS−Cは、かなりのCOと結合して
も、水溶性を保持していることがわかる。 以上のようにして得られた本発明のs−複合
体について、実施例2と同様にして、粘度を測
定した。結果を表2に示す。
【表】 (2) 表2において、最も粘度の高い複合体が得ら
れる条件、即ち、凍結乾燥品中の架橋ChS−C
含量が94%となるような条件下で架橋ChS−C
とCOとのs−複合体を調製した。 収 率 98.4% ChS−C含量 94.7% 5%生理食塩水溶液における粘度(20℃、ず
る速度1.0sec-1)4000センチポアーズ 実施例4 架橋ChS−Cのs−複合体の調製 調製例2で得たs−架橋ChS−Cを100mgずつ、
それぞれ水100mlに溶解した。それぞれの溶液に、
種々の濃度のGE水溶液100ml(それぞれ、GE10
mg,20mg,40mg,60mg,80mg及び160mg含有)を
攪拌下加え、20℃で30分放置した後、3000rpmで
30分遠心し、上清を凍結乾燥した。 また、ChS−C(分子量30000)を200mgずつ、
それぞれ水100mlに溶解した。それぞれの溶液に、
種々の濃度のGE水溶液100ml(それぞれ、GE10
mg,20mg,40mg,60mg,80mg及び160mg含有)を
攪拌下加え、20℃で30分放置した後、3000rpmで
30分遠心し、上清を凍結乾燥した。 凍結乾燥品を5%になるように生理食塩水に溶
解したところ、図5に示す結果を得た。図5にお
いて、○印及び●印は、それぞれ、s−架橋ChS
−C及びChS−Cを用いたときの上清から得られ
た複合体の生理食塩水溶液の粘度を表わす。ChS
−Cは、少量のGEの添加により白濁し、水不溶
化したが、s−架橋ChS−Cは、かねりCOと結
合しても水溶性を保持していた。 応用例 (1) 実施例2(2)で得た架橋HAとCOとのs−複
合体(以下「架橋HA−CO複合体」という)
及び実施例3(2)で得た架橋ChS−CとCOとの
s−複合体(以下「架橋ChS−CO複合体」と
いう)を、それぞれ1.5%の濃度になるように
水に溶解し、塩化ビニル板上にアプリケーター
を用いて一定の厚さに塗布し、40℃の温風で20
時間加温脱水した。それぞれの膜を剥離して厚
さ0.003cmの膜を調製した。 また、対照として、HA(分子量800000)の
1.5%水溶液を同様に処理して厚さ0.003cmの
HA膜を調製した。 (2) 6週令のウイスター系ラツト4匹を一群とし
て、毛刈の後、背部皮膚2cmを切開し、直ちに
切開部をミツヘル縫合器により縫合した。縫合
後、(1)で得た膜の2×2cmの正方形膜を縫合部
にのせ、その上に、生理食塩水で湿らしたガー
ゼをのせてテープで固定した。2週間後、ラツ
トを屠殺し、縫合針を外した後、断面が1cmと
なるように皮膚切片を作成した。(株)東洋ボール
ドウイン製テンシトロン万能試験機RTM−50
を用いて皮膚切片の引張耐力を測定した。結果
を表3に示す。
【表】 表3から、本発明の複合体からなる膜は、優
れた治癒促進効果を有することがわかる。
【図面の簡単な説明】
図1は、反応液中の架橋HA又はHAの量比に
よる上清のウロン酸回収率の変化を示す図であ
る。図2は、凍結乾燥品中の架橋HA又はHAの
含量による複合体溶液の粘度の変化を示す図であ
る。図3は、HA、架橋HA及びその複合体の電
気泳動図である。図4は、反応液中の架橋ChS−
C又はChS−Cの量比による上清のウロン酸回収
率の変化を示す図である。図5は、凍結乾燥品中
の架橋ChS−C又はChS−Cの含量による複合体
溶液の粘度の変化を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリ
    ン、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸及びケラタンポ
    リ硫酸からなる群から選ばれたグリコサミノグリ
    カン又はその塩を多官能性エポキシ化合物又は臭
    化シアンで架橋させた架橋グリコサミノグリカン
    と、コラーゲン又はゼラチンとからなることを特
    徴とする複合体。
JP59273492A 1984-12-26 1984-12-26 架橋グリコサミノグリカン複合体 Granted JPS61154567A (ja)

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