JPH0586076U - デジタルバルブ - Google Patents

デジタルバルブ

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JPH0586076U
JPH0586076U JP3497691U JP3497691U JPH0586076U JP H0586076 U JPH0586076 U JP H0586076U JP 3497691 U JP3497691 U JP 3497691U JP 3497691 U JP3497691 U JP 3497691U JP H0586076 U JPH0586076 U JP H0586076U
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JP
Japan
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liquid pool
valve
sectional area
cross
downstream
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Application number
JP3497691U
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English (en)
Inventor
登 増本
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルバルブの開度と流量の実特性を理論
特性にできるだけ近づけたデジタルバルブを提供するこ
と。 【構成】 流入口に連通する上流側液溜りと、流出口に
連通する下流側液溜りと、前記上流液溜りと下流側液溜
りとを連通,閉塞するN(N≧2)個の要素弁とを有
し、第n(2≦n≦N)要素弁の流路の最小断面積を第
1要素弁の流路の最小断面積の2n-1倍としたデジタル
バルブにおいて、前記上流側液溜りと、下流側液溜りの
断面積をN個の要素弁の流路の断面積を和した総断面積
の2倍以上としたことを特徴とするデジタルバルブ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般産業において、空気や水等の流体の流量調節を行うデジタルバ ルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の2進デジタルバルブとしては、例えば特開昭63−96366号公報で 開示された第1図に示すものがある。このデジタルバルブは、バルブ本体1の流 入口10に連通する上流側液溜り8と流出口11に連通する下流側液溜り9とを、 隔壁13を介して対向配置し、上流側液溜り8と下流側液溜り9とを連通、閉塞 するN(N≧2、図ではN=4)個の要素弁を隔壁13に設けたものであり、要 素弁の各々は隔壁13に設けたN個の貫通孔に筒体6(弁座部材)をOリング1
2 を介してねじ螺合し、筒体6の上部に弁座部を形成し、この弁座に対向する弁体 3をプランジャ−4の下端に取付け、プランジャ−4を下方に付勢するスプリン グ20とプランジャ−4を駆動するソレノイドアクチュエ−タ5とを上部の駆動
機 構内に設けたものである。 以上のデジタルバルブは、一般にN(N≧2)個の要素弁を設け、この要素弁 の弁座部材の開口断面積比を、20:21:22:2N-1と2の等比数列的に構成するこ とにより分解能の高い流量制御が出来る。従って、各要素弁は開度制御すること なく、全開又は全閉のみの状態を取るON−OFF制御がなされる。即ち所望す る流量に見合う信号を出力するコントローラーからのデジタル信号に基づき、各 要素弁のアクチュエータをON−OFF開閉し所望流量を得ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様に構成されたデジタルバルブにおいて、上流側液溜りと下流側液溜りと の差圧が低差圧である場合、例えば45mmAq程度の極めて低い差圧の場合は、 デジタルバルブは本体形状に起因する圧力損失の影響を受け、流量特性の低下を きたす。ところで前記した本体の上流側と下流側の圧力損失△Pは、次式で表わ される。 △P=γV2ξ/(2g×104) △P:圧力損失(kg/cm2)、γ:比重量(kg/m3)、V:流速(m/s) g:重力加速度(9.8m/s2)、ξ:抵抗係数(本体の形状で決まる定数) また流量Qは弁座部材の流路断面積と流速Vとの積、Q=AVで表わされる。 以上より、圧力損失△Pは流速が速くなる程、又流量Qが多くなる程大きくなる 。従って、デジタルバルブの流入口と流出口との間の全体の差圧が一定であって も、上流側液溜り8と下流側液溜り9との間の隔壁13に設けられた弁座流路7 の開閉状態を変化させれば、即ち流量を変化させれば、各弁座流路7の上流、下 流の前後差圧は異なってくる。例えば流量を多く流せばその弁座流路7の前後差 圧は小さくなり、流量は弁座流路7の面積に比例した量流れなくなる。その結果 、第3図に示すように、デジタルバルブの開度に対する流量は、理論特性値Qt に対し、実特性値は、開度が全開に近づくにつれ少ない流量Qrしか流れず、Q t−Qrだけ流量値に差がでるという問題があった。 一方、流量調節弁の場合、全開時のCv値(流体の流れ易さを指す係数)は、 指定されたCv値の±10%以内に管理することが規格上定められている。従っ て、上記のように全開時付近で流量特性にずれがある場合、管理が非常に難しい という問題点がある。 本考案は、デジタルバルブの開度と流量の実特性を理論特性にできるだけ近づ けたデジタルバルブを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、流入口に連通する上流側液溜りと、流出口に連通する下流側液溜り と、前記上流側液溜りと下流側液溜りとを連通、閉塞するN(N≧2)個の要素 弁とを有し、第n(2≦n≦N)要素弁の流路の最小断面積を第1要素弁の流路 の最小断面積の2n-1倍としたデジタルバルブにおいて、前記上流側液溜りと、 下流側液溜りの断面積を、N個の要素弁の流路の断面積を和した総断面積の2倍 以上としたことを特徴とするデジタルバルブである。
【0005】
【作用】
本考案は、上記した問題点を解決すべく、考案者が種々実験を重ねた結果、上 流側液溜りの断面積a1及び下流側液溜りの断面積a2と、各要素弁の弁座流路の 断面積を和した総断面積Taとを一定の比率にすることによって解決できること を見出して達成されたものである。即ち、a1≧2Ta及びa2≧2Taの関係に デジタルバルブを構成するものである。これによって、流速が変化する弁座部分 をはさんで、上流側及び下流側液溜りの容積を充分とることになり、この間の流 速を低下させ、安定状態にすることが出来るので、圧力損失が少なくてすむ。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を以下に説明する.実施例で述べるデジタルバルブは第1図に 示した従来のデジタルバルブと同様のものを使用するので、このバルブの説明は 省略する。 第2図は実験結果を示す特性線図で、横軸に上流側液溜り断面積に対する弁座 流路の総断面積の比を示し、この値を1〜5までの間で種々変化させたものであ る。また縦軸は、デジタルバルブ全開時の流量における、理論値Qtと実測値Q rの差に対する理論値の比である。従って、この(Qt−Qr)/Qt値は0に 近似することを理想としている。また、図において、低差圧時とは、上流側と下 流側との全体の差圧を45mmAqと一定にした場合であり、高差圧時とは、同じ く差圧を10000mmAqと一定にした場合を示している。なお制御流体は空気を対 象にして行った。
【0007】 第2図からわかる通り、理論特性の±10%以内の実特性を得る為には、低差 圧時及び高差圧時と共に、横軸の値が2以上で満足していることがわかる。即ち 、上流側液溜りの断面積を、N個の要素弁の弁座流路の総断面積の2倍以上にす ると有効であることが判明した。 ただし、上記の値は2倍以上で本考案の目的を達成できるが、4倍、5倍とな ると、バルブ本体を必要以上に大型にすることになるので、実際上2〜3倍に設 定することが好ましいであろう。 また、制御流体が液体の場合は、圧縮性でないのでその点に係る圧損は減少す ると考えるので、上記より多少小さな値で(Qt−Qr)/Qt値は0に近似し てくると思われる。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、従来不充分であったデジタルバルブの流量特性を大巾に向上 し、理論特性に近い性能をもった。デジタルバルブを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルバルブの構造を示す断面図である。
【図2】本考案に基づく実験結果を示す流量特性線図で
ある。
【図3】従来のデジタルバルブの流量特性線図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体 2 要素弁 7 弁座流路 8 上流側液溜り 9 下流側液溜り 13 隔壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口に連通する上流側液溜りと、流出
    口に連通する下流側液溜りと、前記上流側液溜りと下流
    側液溜りとを連通、閉塞するN(N≧2)個の要素弁と
    を有し、第n(2≦n≦N)要素弁の流路の最小断面積
    を第1要素弁の流路の最小断面積の2n-1倍としたデジ
    タルバルブにおいて、前記上流側液溜りと、下流側液溜
    りの断面積を、N個の要素弁の流路の断面積を和した総
    断面積の2倍以上としたことを特徴とするデジタルバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 流入口に連通する上流側液溜りと、流出
    口に連通する下流側液溜りとを隔壁を介して対向配置
    し、前記上流側液溜りと下流側液溜りとを連通、閉塞す
    るN(N≧2)個の要素弁の弁座部材を前記隔壁に設
    け、第n(2≦n≦N)要素弁の弁座流路の最小断面積
    を第1要素弁の弁座流路の最小断面積の2n-1倍とした
    デジタルバルブにおいて、前記上流側液溜りと、下流側
    液溜りの断面積を、N個の要素弁の弁座流路の最小断面
    積を和した総断面積の2倍以上としたことを特徴とする
    デジタルバルブ。
JP3497691U 1991-05-17 1991-05-17 デジタルバルブ Pending JPH0586076U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005273708A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Ckd Corp 流体制御弁
JP2006234132A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Kitz Corp ニードルバルブ

Cited By (3)

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JP2006234132A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Kitz Corp ニードルバルブ
JP4583974B2 (ja) * 2005-02-28 2010-11-17 株式会社キッツ ニードルバルブ

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