JPH0586050U - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0586050U
JPH0586050U JP8150391U JP8150391U JPH0586050U JP H0586050 U JPH0586050 U JP H0586050U JP 8150391 U JP8150391 U JP 8150391U JP 8150391 U JP8150391 U JP 8150391U JP H0586050 U JPH0586050 U JP H0586050U
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JP
Japan
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diaphragm
rigid body
air spring
mounting plate
diaphragms
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JP8150391U
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JPH0643553Y2 (ja
Inventor
正夫 和田
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明立精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一の空気ばね支持装置を用い、装置のコン
パクト化を図るとともに、偏荷重に対して搭載板が略水
平状態に維持されるようにした新規な防振装置を提供す
る。 【構成】 面積の大きい第1のダイヤフラム16の中央
部と該第1のダイヤフラム16に比して面積の小さい第
2のダイヤフラム17の中央部とを第1の剛体18で連
結して両ダイヤフラムを前記第1の剛体18によって定
まる所定の間隔をもって上下に平行に配設し、前記第1
のダイヤフラム16の外周部と第2のダイヤフラム17
の外周部とを第2の剛体20で保持して前記第1及び第
2のダイヤフラム16,17及び前記第1及び第2の剛
体18,20で形成される空間で空気ばね室12を構成
する、前記第1のダイヤフラム16の受圧面積を前記第
2のダイヤフラム17の受圧面積よりも大きく構成し、
かつ前記第1のダイヤフラムの上側に搭載板1を有する
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、精密機器を搭載し、外部からの振動を該精密機器へ、或いは、該精 密機器が発生する振動を外部へ伝達しないようにした防振装置に関する。
【0002】
【従来技術】
図6乃至図8は、従来の防振装置の一例を説明するための構成図で、図6は平 面図、図7は側面図を示し、図中、1は精密機器或いは精密加工機等が搭載され る搭載板、10は該搭載板1を空気圧にて弾性支持している空気ばね支持装置で 、図8は、該空気ばね支持装置の拡大断面構造を示している。図8において、1 1は前記搭載板を受ける受け部材、12は空気ばね室、13は補助空気室、14 は空気ばね室12と補助空気室13とを連通する細径の連通孔、15は空気供給 バルブ、16はダイアフラムで、周知のように、受け部材11の上に搭載板1を 載置し、該搭載板1の上に精密機器或いは精密加工機を搭載して使用するもので あるが、その際、精密機器に外部からの振動が伝達されないように、或いは、精 密加工機からの振動が外部へ伝達されないように搭載板1を空気ばねにて弾性支 持している。
【0003】 而して、上述のごとき防振装置において、単一の空気ばね支持装置を用いた場 合、受け部材11はダイヤフラム16によって浮かされているので、該受け部材 11は非常に傾斜し易い状態にあり、精密機器或いは精密加工機を搭載して水平 に浮上させることは不可能である。そのため、従来装置においては少なくとも3 個の空気ばね支持装置を用い(図示例の場合には4個使用している)、それによ って、搭載板1を水平に維持するようにしている。従って、従来装置においては 、少なくとも3個以上の空気ばね支持装置を使用するため、コストが高くつき、 また、各空気ばね支持装置を所定の間隔をもって配設しなければならないため、 広いスペースを必要とする等の問題があった。
【0004】
【目的】
本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、単一の空気ばね 支持装置を用い、装置のコンパクト化を図るとともに、偏荷重に対して搭載板が 略水平状態に維持されるようにした新規な防振装置を提供することを目的として なされたものである。
【0005】
【構成】
図1は、本考案の一実施例を説明するための側断面図で、図中、図8と同様の 作用をする部分には図8の場合と同一の参照番号が付してある。而して、本考案 は、面積の大きい第1のダイヤフラム16の中央部と該第1のダイヤフラム16 に比して面積の小さい第2のダイヤフラム17の中央部とを第1の剛体18で連 結して両ダイヤフラムを前記第1の剛体18によって定まる所定の間隔をもって 上下に平行に配設し、前記第1のダイヤフラム16の外周部と第2のダイヤフラ ム17の外周部とを第2の剛体20で保持して前記第1及び第2のダイヤフラム 16,17及び前記第1及び第2の剛体18,20で形成される空間で空気ばね 室12を構成し、前記第1のダイヤフラム16の受圧面積を前記第2のダイヤフ ラム17の受圧面積よりも大きく構成し、かつ前記第1のダイヤフラム16の上 側に搭載板1を有することを特徴としたものであるが、第1の剛体18には荷重 中心を下げる重錘の役割を兼用させることも可能で、また、必要によっては、更 に重錘19を付加することも可能である。上記本考案の構成によると、空気ばね による浮上可能重量Wは、第1のダイヤフラム16の有効受圧面積をS1、第2 のダイヤフラム17の有効受圧面積をS2、使用空気圧をPとした時、 W=(S1−S2)P………(1) で表わされるので、この単一の空気ばね室12によって、空気バネ特性及び浮上 重量を得ることができ、全体構造を小型化することができる。
【0006】 図2及び図3は、それぞれ本考案の他の実施例を示す構成図で、図2に示した 実施例は第1の剛体18の内部を中空室にし、該中空室を細孔14を通して空気 ばね室12に連通して補助空気室13としたものであり、図3に示した実施例は 、図5に示した実施例の第1の剛体18つまり補助空気室を細長に形成した立型 の防振装置を構成し得るようにしたものである。
【0007】 図4は、上記本考案による防振装置に偏心荷重がかかった場合の動作説明をす るための要部構成図で、図中、図1乃至図3と同様の作用をする部分には同一の 参照番号を付してある。而して、搭載板1に精密機器或いは精密加工機30が図 示のように偏心して搭載された場合、搭載板1は図示のように傾斜するが、その 場合、ダイヤフラム16及び17が図示のように変形し、復元力Fが働く。すな わち、図4において、使用空気圧をP、中軸径をD、偏心量をeとすれば、
【0008】
【数1】
【0009】 の復元力が働き、搭載板1は偏荷重と復元力とがつり合う状態まで復元して水平 に近い状態となる。 図5は、本考案による防振装置の一使用例を示す図で、搭載機器としてカメラ 40を搭載したものであるが、このようにすると、移動車に搭載して撮影を行う 場合に、カメラに振動が伝達されず、しかもスペースをとらず、更には、立型に 構成し得るので撮影作業が非常に楽になる。
【0010】
【効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によると、単一の空気ばね支持装置を 用いて防振装置を構成することができるので、構造がコンパクトでしかも安価な 防振装置を提供することができ、更には、使用スペースをあまり必要としない防 振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による防振装置の実施例を説明するた
めの断面図である。
【図2】 本考案による防振装置の他の実施例を説明す
るための断面図である。
【図3】 本考案による防振装置の他の実施例を説明す
るための断面図である。
【図4】 本考案による防振装置の復元作用を説明する
ための図である。
【図5】 本考案による防振装置の一使用例を示す図で
ある。
【図6】 従来の防振装置の一例を説明するための平面
図である。
【図7】 従来の防振装置の一例を説明するための側面
図である。
【図8】 従来の防振装置の一例を説明するための空気
ばね支持装置10の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…搭載板、10…防振装置(空気ばね支持装置)、1
1…受け部材、12…空気ばね室、13…補助空気室、
14…連通孔、15…空気供給バルブ、16,17…ダ
イヤフラム、18…第1の剛体、19…重錘、20…第
2の剛体、30…精密機器、40…カメラ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面積の大きい第1のダイヤフラムの中央
    部と該第1のダイヤフラムに比して面積の小さい第2の
    ダイヤフラムの中央部とを第1の剛体で連結して両ダイ
    ヤフラムを前記第1の剛体によって定まる所定の間隔を
    もって上下に平行に配設し、前記第1のダイヤフラムの
    外周部と第2のダイヤフラムの外周部とを第2の剛体で
    保持して前記第1及び第2のダイヤフラム及び前記第1
    及び第2の剛体で形成される空間で空気ばね室を構成
    し、前記第1のダイヤフラムの受圧面積を前記第2のダ
    イヤフラムの受圧面積よりも大きく構成し、かつ前記第
    1のダイヤフラムの上側に搭載板を有することを特徴と
    する防振装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の剛体に重錘の機能を持たせた
    ことを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の剛体内に中空室を構成し、該
    中空室を補助空気室としたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の防振装置。
JP8150391U 1991-09-11 1991-09-11 防振装置 Expired - Lifetime JPH0643553Y2 (ja)

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JP8150391U JPH0643553Y2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPH0586050U true JPH0586050U (ja) 1993-11-19
JPH0643553Y2 JPH0643553Y2 (ja) 1994-11-14

Family

ID=13748168

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JP8150391U Expired - Lifetime JPH0643553Y2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 防振装置

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JP (1) JPH0643553Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160092317A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 조양근 에어스프링, 제진장치 및 그 설치방법
KR102386269B1 (ko) * 2021-11-29 2022-04-14 주식회사 에이티에스 체적 가변형 공압 능동 진동 제어용 에어스프링

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160092317A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 조양근 에어스프링, 제진장치 및 그 설치방법
KR102386269B1 (ko) * 2021-11-29 2022-04-14 주식회사 에이티에스 체적 가변형 공압 능동 진동 제어용 에어스프링

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JPH0643553Y2 (ja) 1994-11-14

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