JPH0585946U - 衛生設備室における壁パネルの固定構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】壁パネルを十分な強度で防水パンに固定する。 【構成】壁パネル４のビス１０によるネジ止め位置に対
応して防水パン２の水切部の裏面に厚肉部２１を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴室ユニット、シャワーユニットやトイレユニットなどの衛生設備 室における壁パネルの固定構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、衛生設備室として浴室ユニットが知られており、この浴室ユニット １は、図３に示すように、洗い場を形成した防水パン２と、この防水パン２と一 体の、あるいは別体の浴槽３と、防水パン２の周縁部に立設され、これらの防水 パン２および浴槽３の周囲を包囲する壁パネル４と、これらの壁パネル４によっ て形成された上方開口を覆う天井パネル５とから構成されている。そして、壁パ ネル４は、その下端部がビスによって防水パン２の水切部２ａにネジ止めされて いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このような壁パネルの取付構造では、防水パンの肉厚が薄いことか ら十分な強度が得られないという問題があった。

【０００４】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、壁パネルを十分な強度 をもって固定することのできる衛生設備室における壁パネルの固定構造を提供す るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、少なくとも防水パンと、この防水パンの水切部周縁に立設された壁 パネルと、これらの壁パネルによって形成された上方開口を覆う天井パネルとよ りなる衛生設備室において、壁パネルのビスによるネジ止め位置に対応して防水 パンの水切部の裏面に厚肉部を形成したことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

防水パンの水切部の裏面には、壁パネルのビスによるネジ止め位置に対応して 厚肉部が形成されている。

【０００７】 この結果、壁パネルを防水パンにネジ止めする際、十分な強度で固定すること ができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００９】 図１には、壁パネル４を防水パン２に固定する要領が示されており、壁パネル ４の下端部には、所定間隔でネジ１０を螺合するためのビス孔４ａが形成されて おり、一方、防水パン２の水切り部２ａの裏面には、ビス孔４ａに対応して所定 間隔で厚肉部２１が形成されている。

【００１０】 したがって、壁パネル４を防水パン２の周縁部に立設してビス１０を螺合した 場合、ビス１０を厚肉部２１にネジ止めすることができ、十分な強度で固定する ことができる。

【００１１】 なお、本実施例においては、浴室ユニット１の壁パネル４を固定する場合につ いて例示したが、他の衛生設備室、例えば、シャワーユニットやトイレユニット などの壁パネルを固定する場合にも適用することができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、防水パンの水切部裏面に、壁パネルのネジ止め 位置に対応して厚肉部を形成したことにより、壁パネルを十分な強度でもって固 定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】防水パンに対する壁パネルの固定要領を一部省
略して示す斜視図である。

【図２】防水パンの裏面を一部省略して示す斜視図であ
る。

【図３】衛生設備室としての浴室ユニットを一部省略し
て示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 浴室ユニット ２ 防水パン ２ａ 水切り部 ２１ 厚肉部 ４ 壁パネル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも防水パンと、この防水パンの
   水切部周縁に立設された壁パネルと、これらの壁パネル
   によって形成された上方開口を覆う天井パネルとよりな
   る衛生設備室において、壁パネルのビスによるネジ止め
   位置に対応して防水パンの水切部の裏面に厚肉部を形成
   したことを特徴とする衛生設備室における壁パネルの固
   定構造。