JPH0585829U - 産業廃棄物用溶融炉の溶湯出口構造 - Google Patents

産業廃棄物用溶融炉の溶湯出口構造

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JPH0585829U
JPH0585829U JP2442292U JP2442292U JPH0585829U JP H0585829 U JPH0585829 U JP H0585829U JP 2442292 U JP2442292 U JP 2442292U JP 2442292 U JP2442292 U JP 2442292U JP H0585829 U JPH0585829 U JP H0585829U
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JP
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molten metal
discharge port
side wall
metal discharge
air
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JP2442292U
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友美 朝倉
義博 川口
明 横川
正美 奥田
隆夫 大谷
裕史 漁野
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶湯排出口付近に溶湯が付着固化して閉塞す
るのを防止する。 【構成】 溶融槽1の側壁1dに溶湯排出口5を形成し、
この溶湯排出口5の外側に、溶湯排出口5の溶湯Mを加
熱する加熱バーナー13を設けるとともに、溶湯排出口下
部の側壁1d外面に沿って圧縮空気を噴射し側壁1d外面に
エアーカーテンを形成する第1エアーカーテン形成ノズ
ル14を配置した。 【効果】 エアーカーテンにより溶湯排出口から側壁外
面を伝って落ちようとする溶湯を側壁から離間させ付着
を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばアスベストなどの産業廃棄物を加熱溶融して処理するため の溶融炉の溶湯出口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業廃棄物、たとえば建物の廃材などから排出されるアスベストは、そのまま 埋め立て地などに廃棄すると有害なため、ガラスの小片を加えて加熱溶融させ、 この溶湯を冷却水中に投下してガラス状に固化処理することが行われている。
【0003】 上記溶融炉において、加熱電極等の加熱手段を具備した溶湯槽の側壁一端部に 、溶湯排出口を形成し、溶湯槽内で溶融されたアスベスト溶湯(以下溶湯という )を前記排出口から排出している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、排出口から溶湯を排出する場合、溶湯の流量が多く流速が大きい場合 は排出口から弧を描いて勢いよく流れ落ちるが、流速が小さくなるに従って溶湯 槽の側壁外面を伝って流れ落ちるようになる。さらに、流速が小さくなって流量 が少なくなると、溶湯が溶湯槽の側壁外面に付着して固化し、塊状になる。これ が繰り返されると、塊の上に新たな溶湯が付着固化して塊が大きくなり、ついに は塊が排出口を閉塞して溶湯の排出が困難になるという問題があった。排出口が 閉塞すると、溶湯槽の側壁部分を取り壊して、新たな排出口を作りなおさねばな らない。
【0005】 本考案は、上記問題点を解決して、溶湯排出口に溶湯が付着固化して閉塞する のを防止できる産業廃棄物用溶融炉の溶湯出口構造を提供することを目的とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案の第1の手段は、溶融槽の側壁に溶湯排出 口を形成し、この溶湯排出口の外側に、溶湯排出口に向かって火炎を形成する加 熱バーナーを設けるとともに、溶湯排出口下部の側壁外面に沿って気体を噴射す る気体膜形成用ノズルを配置したものである。
【0007】 また第2の手段は、第1の手段の気体膜形成用ノズルに代えて、溶湯排出空間 に向かって気体を噴射する複数の気体ノズルを設けたものである。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、溶湯排出口から排出される溶湯は、バーナーにより加熱さ れて粘性および付着性が低下され、外壁から離れて弧を描き排出される。また、 溶湯の流量が少なくなって排出速度が低下すると、溶湯が溶融槽側壁の外面を伝 って落下しようとするが、排出口下部に設けられた気体膜形成用ノズルにより側 壁外面に形成された気体膜、あるいは気体ノズルから側壁外面から離間する方向 に噴射された気流によって、溶湯が側壁の外面から離れる方向に付勢されるので 、溶湯の側壁外面への接触が極めて少なくなり、溶湯が側壁に付着固化して塊に なるのを未然に防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る産業廃棄物たとえばアスベスト用溶融炉の第1実施例を図 1〜図5に基づいて説明する。
【0010】 図5はアスベスト用溶融炉の全体縦断面図で、溶融槽1の一端側溶融室1aは 加熱用電極(図示せず)が配置されるとともに、溶融室1aの上方には廃棄物投 入口2が形成されている。また、溶融槽1の他端側には下がり堰3により形成さ れた底部通路1cを介して連通する湯溜室1bが形成されている。この湯溜室1 bは上方をカバー体4に覆われるとともに、湯溜室1bの他端側壁1dに溶湯排 出口5が形成されている。そして、側壁1dとカバー体4から垂下されたカバー 体側壁6Aおよびカバー体前後壁6Bにより溶湯排出空間7が形成され、この溶 湯排出空間7の下方には、溶湯排出口5から排出される溶湯Mを冷却するための 水槽(図示せず)が配置されている。
【0011】 図1〜図4に示すように、湯溜室1bの側壁1dは、溶湯Mが付着固化しやす い溶湯排出口5より下部の長さを短くするために、切欠き部11が形成されてい る。そして、溶湯排出口5には、排出口5を開閉するための開閉装置12と、排 出口5から排出される溶湯Mを加熱するための加熱バーナー13と、側壁1d外 面およびカバー体後壁6Aの内面にそれぞれエアーカーテン(空気膜)を形成す るための第1エアーカーテン形成ノズル14ならびに第2エアーカーテン形成ノ ズル15と、エアーカーテンを形成した空気を排出する排出ノズル16とを具備 されている。
【0012】 前記開閉装置12は、溶湯排出口5に対向するカバー体後壁6Aに形成された スライド孔21にスライドロッド22が出退自在に嵌合され、スライドロッド2 2の先端部に溶湯排出口5に嵌合して開閉可能な円錐状弁体23が設けられてい る。そして、スライドロッド22の基端部にスライドロッド22を介して弁体2 3を出退させ溶湯排出口5を開閉する開閉シリンダー24が連結されている。
【0013】 前記加熱バーナー13は、スライド孔21上方のカバー体後壁6Aに所定間隔 をあけて左右一対が貫設され、火炎を溶湯排出口5に向かって形成するように下 方中央に向く傾斜状態で取り付けられている。なお、この加熱バーナー13は図 1に仮想線で示すように、スライド孔21下方のカバー体後壁6Aに設けてもよ い。
【0014】 前記第1エアーカーテン形成ノズル14は、側壁1d外面の直下位置に、溶湯 排出口5下方に幅方向にわたるノズルヘッダー14aが配置されて、複数のノズ ル口が上方に向かって形成されている。そして、切欠き部11の外面に沿って配 管されたエアー供給管14bがノズルヘッダー14aに接続され、側壁1dの外 面で溶湯排出口5から排出される溶湯Mが伝って落ちやすい範囲にわたってエア ーカーテンを形成するように構成されている。また、第2エアーカーテン形成ノ ズル15は、スライド孔21と加熱バーナー13との間のカバー体後壁6Aに所 定間隔をあけて左右一対が下方に向けて空気を噴射するように配置され、溶湯排 出口5から排出される溶湯Mが飛散して付着しやすい範囲にエアーカーテンを形 成し、溶湯飛沫が付着固化するのを防止している。
【0015】 前記排出ノズル16はスライド孔21下方のカバー体後壁6A下部に貫設され 、第1および第2エアーカーテン形成ノズル14,15から噴射された空気およ び加熱バーナー13から発生される排ガスを排出するものである。
【0016】 上記構成において、湯溜室5bの溶湯Mを排出する時には、開閉装置12の開 閉シリンダー24を収縮させて弁体23を溶湯排出口5から離脱させ、同時に加 熱バーナー13を点火して溶湯排出口5に臨む溶湯Mを加熱し、溶湯Mの粘性と 付着性を低下させる。さらに第1エアーカーテン形成ノズル14から側壁1dの 外面に沿って上方に圧縮空気を噴射してエアーカーテンを形成するとともに、第 2エアーカーテン形成ノズル15からカバー体側壁6Aの内面に沿って下方に圧 縮空気を噴射してエアーカーテンを形成する。そして、溶湯排出口5から排出さ れる溶湯流は、排出量が多く排出速度が速い場合には弧を描いて溶湯排出空間7 から冷却水槽に排出される。この時、側壁1d側やカバー体側壁6A側に飛散す る溶湯Mはエアーカーテンにより側壁1dやカバー体側壁6Aに接触するのが阻 止されて付着固化するのが防止される。溶湯流の排出量が少なって排出速度が遅 くなると、溶鉱流は側壁1d外面を伝って落下しようとするが、第1エアーカー テン形成ノズル14から噴射される空気流により側壁1dの表面から離間させら れて付着することなく良好に落下される。なお、与党排出口5において溶湯Mが 第1エアーカーテン形成ノズル14から噴射される空気により冷却されるが、加 熱バーナー13により十分に加熱されているので、固化して溶湯排出口5近傍に 付着することもない。
【0017】 次に第2実施例を図6および図7に基づいて説明する。この第2実施例は第1 実施例のエアーカーテン形成ノズルに代えて、溶湯流を溶湯排出空間の中央側に 集めるエアーノズルを設けたもので、第1実施例と同一の部材は同一符号を付し て説明を省略する。
【0018】 35は溶湯槽1の切欠き部11を含む側壁1dに内設された複数の第1エアー 供給管で、溶湯排出口5の下部で溶湯Mが伝って落下したり付着しやすい部位に 配置された第1エアーノズル31にそれぞれ接続され、これら第1エアーノズル 31は側壁1d外面および切欠き部11の垂直壁に対して垂直な方向に圧縮空気 を噴射して外壁1dから離間する方向に溶湯流を付勢するように構成されている 。
【0019】 また、スライド孔21下部のカバー体側壁6Aにも、飛散した溶湯Mが付着し 易い部位には複数の第2エアーノズル32が配置され、カバー体側壁6Aに貫通 された第2エアー供給管36が接続されて、カバー体側壁6Aの内面に垂直な方 向に圧縮空気を噴射し、カバー体側壁6Aから離間する方向に溶湯流を付勢する ように構成されている。
【0020】 さらに、溶湯排出口5の下部に対応するカバー体前後壁6B,6Bにも、それ ぞれ複数の第3エアーノズル33および第4エアーノズル34が配置され、それ ぞれカバー体前後壁6Bに貫通された第3,第4エアー供給管37,38がそれ ぞれ接続されて、カバー体前後壁6Bの内面に垂直な方向に圧縮空気を噴射し、 カバー体前後壁6Bから離間する方向に溶湯流を付勢するように構成されている 。
【0021】 したがって、上記第2実施例によれば、溶鉱排出口5から排出される溶湯Mは 、溶湯排出空間7を囲む全ての壁面の第1〜第4エアーノズル31〜34からそ れぞれ噴射される空気流により、溶湯排出空間7の中央部に溶湯流を集中させて 落下させるので、溶湯排出空間7周囲の壁面に溶湯Mが付着して固化するのを未 然に防止することができる。また、溶湯流の流量が少なくなって流速が低下し、 溶湯Mが側壁1dを伝って落下しようとしても、側壁1dの第1エアーノズル3 1から噴射される空気流により、壁面から離間されるので、側壁1dに付着して 固化するのが未然に防止することができる。
【0022】 なお、上記各実施例ではノズルから噴射させる気体を圧縮空気としたが、他の 気体たとえば不活性ガスなどでも可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上に述べたごとく本考案によれば、溶湯排出口から排出される溶湯を、バー ナーにより加熱して粘性および付着性を低下させ、さらに溶湯の排出量および速 度が低下した場合に、溶湯流が溶融槽側壁の外面を伝って落下しようとしても、 気体膜形成用ノズルから噴射される圧縮空気により側壁の外面に沿ってに形成さ れた気体膜、あるいは複数の気体ノズルから側壁外面から離間する方向に噴射さ れた気体流によって、溶湯流が側壁の外面から離れる方向に付勢されるので、溶 湯の側壁外面への接触量が極めて少なくなり、したがって溶湯が側壁に付着固化 して塊になり模様等排出口を閉塞するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るアスベスト用溶融炉の第1実施例
を示す溶湯排出口付近の縦断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】図1に示すB−B断面図である。
【図4】図1に示すC−C断面図である。
【図5】同アスベスト用溶融炉の全体縦断面図である。
【図6】アスベスト用溶融炉の第2実施例を示す溶湯排
出口付近の縦断面図である。
【図7】図6に示すD−D断面図である。
【符号の説明】
M 溶湯 1 溶湯槽 1a 溶融室 1b 湯溜室 1d 側壁 4 カバー体 5 溶湯排出口 6A カバー体側壁 6B カバー体前後壁 7 溶湯排出空間 11 切欠き部 12 開閉装置 13 加熱バーナー 14 第1エアーカーテン形成ノズル 15 第2エアーカーテン形成ノズル 16 排出ノズル 23 弁体 24 開閉シリンダー 31 第1エアーノズル 32 第2エアーノズル 33 第3エアーノズル 34 第4エアーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横川 明 大阪府大阪市此花区桜島1丁目4番6号 日立造船エンジニアリング株式会社内 (72)考案者 奥田 正美 大阪府大阪市此花区桜島1丁目4番6号 日立造船エンジニアリング株式会社内 (72)考案者 大谷 隆夫 大阪府大阪市此花区桜島1丁目4番6号 日立造船エンジニアリング株式会社内 (72)考案者 漁野 裕史 大阪府大阪市此花区桜島1丁目4番6号 日立造船エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融槽の側壁に溶湯排出口を形成し、こ
    の溶湯排出口の外側に、溶湯排出口に向かって火炎を形
    成する加熱バーナーを設けるとともに、溶湯排出口下部
    の側壁外面に沿って気体を噴射する気体膜形成用ノズル
    を配置したことを特徴とする産業廃棄物用溶融炉の溶湯
    出口構造。
  2. 【請求項2】 溶融槽の側壁に溶湯排出空間に臨む溶湯
    排出口を形成し、この溶湯排出口の外側に、溶湯排出口
    に向かって火炎を形成する加熱バーナーを設けるととも
    に、溶湯排出口下部の壁面に、溶湯排出空間に向かって
    気体を噴射する複数の気体ノズルを配置したことを特徴
    とする産業廃棄物用溶融炉の溶湯出口構造。
JP2442292U 1992-04-17 1992-04-17 産業廃棄物用溶融炉の溶湯出口構造 Pending JPH0585829U (ja)

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