JPH058581A - シート整合装置を備えるシート後処理装置 - Google Patents

シート整合装置を備えるシート後処理装置

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JPH058581A
JPH058581A JP3277179A JP27717991A JPH058581A JP H058581 A JPH058581 A JP H058581A JP 3277179 A JP3277179 A JP 3277179A JP 27717991 A JP27717991 A JP 27717991A JP H058581 A JPH058581 A JP H058581A
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bin
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unit
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雅一 広井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート後処理装置のトレイに収納されるシート
の端面を、シートサイズの大小に拘らず略一定の押圧力
で押圧してシートPを整合する。 【構成】トレイ(ビン)Bに収納されたシートPは、整
合アームにより回動自在に支持された整合棒26によっ
て端面が押圧されて整合される。整合棒26によるシー
トPの押圧量は、CPUにより制御されて、シートサイ
ズに応じて変化される。これにより、シートPの端面
は、シートサイズの大小に拘らず略一定の押圧力で押圧
されて安定して整合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、印刷機又はそ
の他の記録機器等の画像形成装置から排出される複写
紙、転写紙又は記録紙といわれているいわゆるシート状
部材(以下シートという)の分配・集積等に使用される
シート後処理装置に係わり、詳しくは、例えば、シート
を分類整列してステープル止めするシート後処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、整合手段を有するシート後処理
装置は、シートの端部を規制する整列基準壁と、シート
の多端を上記整列基準壁につき当てる揺動アーム等を有
し、画像形成装置から排出されるコピーシートを順次上
記基準壁につき当ててシートの整列を行なっていた。な
お、揺動アームを2本設け、この揺動アームの両方を動
かして、シートを整列させる構成のものもある。
【0003】さらに、シート後処理装置内のビン内で整
列を行なう手段としては、床面にほぼ垂直に積み重ねら
れた複数のビンの一部に、揺動アームを貫通させ、全て
のビン内のシートが1つの揺動アーム(ビン貫通の整合
棒)にて整列できるように構成されたされたシート後処
理装置もある。一般的に、整合棒が、ある基準を中心に
円弧運動をしてシート材の整合が行なえるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシート後処理装置においては、整合部材を円弧
状に揺動してシートを整合する構成になっているので、
シート端部に対する整合部材の押圧方向は、整合部材の
回動位置、すなわち整合部材が当接するシートPの紙幅
の大きさ応じて異なっており、幅の大きい大サイズの場
合はシート端部に対して概ね大きい角度で圧接するが、
小サイズのビンユニットの場合はシート端部に対する押
圧方向が小さくなっていて、回動する整合部材がシート
端部に接触して停止する迄にシート端部を若干摺動して
いき、紙幅の小さい方が整合部材の押圧力は大きくなっ
ている。
【0005】ここでシート押し量とは、整合基準壁と整
合部材間の距離L′を紙幅Lから差し引いた微少量
(a)の値を意味しており、このシート押し量(L−
L′=a)を一定にしても、整合部材のシートに対する
押圧力は、上記のようにシートサイズによって異なって
いる。特に小サイズで少数枚のシートの場合には、整合
部材の当接するシート端部に打痕や傷が付きやすく、整
合部材の押圧方向が積載されているシートにモーメント
を与える方向に作用するので、シートの整合性が悪くな
るという問題があった。
【0006】本発明は上述従来例に鑑みてなされたもの
で、シートのサイズの大小に拘らず、略等しい押圧力が
与えられるシート整合装置を備えるシート後処理装置を
提供することを目的とする。
【0007】そこで、本発明は、整合すべきシートの幅
方向寸法の情報によって、整合部材によるシートの押圧
量を可変にするようにしたシート後処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、例えば図1、図9、図13を
参照して示すと、排出されるシート(P)を収納するト
レイ(B)と、前記トレイ(B)に収納されたシート
(P)の端面を押圧して整合する整合手段(26)と、
前記整合手段(26)を駆動する駆動手段(121)
と、を備える、シート整合装置を備えるシート後処理装
置(1)において、前記整合手段(26)を旋回可能に
支持する支持手段(27)と、前記トレイ(B)に収納
されるシート(P)のサイズ寸法の大小に応じて、前記
整合手段(26)によるシート(P)の押圧量(シート
の端面に直交する方向)が変化するように前記駆動手段
(121)を制御するコントロール手段(111)と、
を有するシート整合装置を備えることを特徴とする。
【0009】また、画像形成部(500)と、画像が形
成されて排出されるシート(P)を収納するトレイ
(B)と、前記トレイ(B)に収納されたシート(P)
の端面を押圧して整合する整合手段(26)と、前記整
合手段を駆動する駆動手段(121)と、を備える、シ
ート整合装置を備えるシート後処理装置(1)を有する
画像形成装置(M)において、前記整合手段(26)を
旋回可能に支持する支持手段(27)と、前記トレイ
(B)に収納されるシート(P)のサイズ寸法の大小に
応じて、前記整合手段(26)によるシート(P)の押
圧量が変化するように前記駆動手段(121)を制御す
るコントロール手段(111)と、を有するシート整合
装置を備えるシート後処理装置を有することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、シート排出手段(16)か
ら排出されるシート(P)はビン(B)上に積載され、
このシート(P)は整列手段(23,26)の第2の整
合手段(26)により第1の整合手段(23)に突き当
てられて整合される。シート(P)に対する整合部材
(26)のシート押し量は、整合されるシート(P)の
紙幅サイズの情報に応じて変化される。
【0011】また、上記整合部材(26)のシート押し
量は、シート(P)の紙幅(x)が小さくなる程これに
応じて小さくなるように変化される。
【0012】さらに、シート(P)を押圧する整合部材
(26)のシート押し量を変化させることにより、シー
ト(P)を押圧する整合部材(26)の押圧力は紙幅の
サイズが異なっていても一定になるように維持されてい
る。
【0013】なお、上記カッコ内の符号は参照のために
示すものであって、本発明の構成をなんら限定するもの
ではない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0015】図1及び図3において、ビン移動型のソー
タ(シート後処理装置)1は、1対の左右の側板3とベ
ース5及びカバー6等からなるソータ本体7を有してい
る。このソータ1は、多数のビンB1 〜Bn の集合から
なるビンBを収納していて、上記側板3にそれぞれ設け
られている1対のガイドレール9に沿って上下方向に移
動可能のビンユニット2を備えている。
【0016】上記ソータ本体7は、その上流側(図1に
おいて右側)に配設された画像形成装置(M)に接続さ
れていて、画像形成装置から排出されるシートPを搬入
する搬入口10及び搬入ローラ11対を有している。上
記搬入ローラ対11から上記ビンユニット2方向にかけ
て第1のシート搬送路12及び上部排出ローラ13が設
けられ、この上部排出ローラ対13から分岐して下方を
向く第2のシート搬送路15及びビンユニット2に対向
している下部排出ローラ対(シート排出手段)16がそ
れぞれ設けられている。上記両シート搬送路12,15
の分岐部にはデフレクタ17が配設されており、このデ
フレクタ17は選択的に変位して、上部排出ローラ13
からビンBに排出すべきシートを第1のシート搬送路1
2へ誘導したり、また下部排出ローラ対16からビンB
に排出すべきシートを第2のシート搬送路15に誘導す
る。画像形成装置は、原稿給送装置RDF、感光ドラム
500、定着ローラ501、排出ローラ502、際給送
パス503、再給送ローラ504等を有する。
【0017】上記第2のシート搬送路15のシート排出
部近傍には、シートPを検知する紙センサ19が配設さ
れており、この紙センサ19は、本実施例ではフォトイ
ンタラプタ内蔵型のリードスイッチで構成しているが、
透過型センサでも同様の機能が得られる。図示しない画
像形成装置内から排出されるシートPは、同装置内に配
設された画像形成装置排出センサにより検知されてお
り、本実施例においては、シートPの通過時間及びシー
トPと次のシートPとの間隔(紙間)をも計測可能とな
っていて、画像形成装置本体内に組み込まれた演算回路
により、シートPの排出信号、紙間信号を発令して前記
ビンユニット2内のマイコンに上記信号を伝送するよう
になっている。
【0018】前記ビンユニット2は、図3ないし図4に
示すように、枠構造からなる1対のビン支板20を前後
に有している。このビン支板20の先端にはビンスライ
ダ21が取りつけられており、さらにビン支板20及び
ビンスライダ21にはビンカバー22が固定されてい
る。このビンカバー22からビン支板20にかけて整合
基準壁23が固定されている。さらに、各ビンBにそれ
ぞれ形成された切り欠き25内を全ビンBにわたって整
合棒26が貫通しており、この整合棒26の上下を1対
の整合アーム上27を介して枢支しているいるセンタ棒
29を中心として上記整合棒26は揺動自在となってい
る。各ビンBにそれぞれ収納されたシートPは、上記整
合棒26の揺動により整合基準壁23に押しつけられて
整合される。
【0019】ビンユニット2内に収納されている各ビン
Bは、その自由端の両端部がビンスライダ21のクシ歯
状溝(図示略)にそれぞれ移動可能に載せられており、
またビンスライダ21の基端部の左右部には、図5に詳
示するように、ピン30がそれぞれ固設されている。こ
のピン30は、上記の左右のビン支板20にそれぞれ設
けられているスリット31を貫通していて、その外端に
は緩衝材としてのOリング32を介してトラニオン33
が回転自在に取りつけられている。
【0020】上記トラニオン33は、各ビンBのトラニ
オン33が積み重ねられるように上記ガイドレール9に
嵌入して、最下位のトラニオン33がビン支板20に回
転自在に支持された下部ガイドコロ35に当接し、また
最上位のトラニオン33がビン支板20に回転自在に支
持された上部ガイドコロ36に当接して、各ビンBはビ
ン間隔をトラニオン33の外径に等しく一定に保たれる
ようにしてビンユニット2に支持されている。
【0021】図1に示すように、ビンユニット2は上記
上部ガイドコロ36及び下部ガイドコロ35をガイドレ
ール9に嵌入した状態で、ガイドレール9に沿って昇降
しうるようになっている。なお、ビンユニット2に固着
された金具37と側板3との間には、引っ張りばね39
が張設されていて、その弾力によりビンユニット2を引
き上げるように作用している。
【0022】また、左右の各側板3に支持されている下
部排出ローラ対16に対向する位置には、図3及び図6
に示すようにカム軸ホルダ40がそれぞれ配設されてお
り、このカム軸ホルダ40と上記ベース板5との間には
軸受41を介してリードカム軸42が回転自在に配設さ
れている。そして、左右にそれぞれ配設された上記リー
ドカム軸42の上方には、螺線状の螺線状カム面を備え
ている左右1対のリードカム(螺線カム手段)43a、
43bが固設されている。
【0023】図6及び図10において、一方の側板3に
は正逆回転可能のシフトモータ45が固設されていて、
その出力軸45aの一端にはプーリ46aと一体の傘歯
ギヤ46bが固着されており、上記プーリ46aはベル
ト47を介して、リードカム43bのリードカム軸42
に固着されたプーリ49に接続されている。上記傘歯ギ
ヤ46bには貫通軸50の一端に固着された傘歯ギヤ5
1が噛合しており、貫通軸50の他端に固着された傘歯
ギヤ52には、プーリ53と一体の図示しない傘歯ギヤ
が噛合している。このプーリ53は、図10に示すよう
に他方のリードカム43aのリードカム軸42に固着さ
れたプーリ53にベルト55を介して接続されている。
上記のように構成された駆動伝達系により、シフトモー
タ45が正逆回転するとリードカム43a、43bは図
10において矢印方向又はその逆方向に回転する。
【0024】また、上記シフトモータ45の出力軸45
aに他端(第6において下端)には、クロック円板56
が固着されており、センサホルダ57を介して一方の側
板3に保持されたインタラプタ59により、シフトモー
タ45の回転数すなわちリードカム43a、43bの回
転数を読取ることが可能となり、ソータ1のマイコン内
のリードカム制御回路と共にリードカム43a、43b
の回転数を自在に制御することが可能となっている。
【0025】さらに、図6に示すリードカム43bの下
方であってリードカム軸42の同軸上には、リードカム
43a、43bの位置を検知するための1対のフラグ6
1,62が固着されており、図7及び図8はその拡大図
をそれぞれ示している。図7及び図8において、フラグ
61,62を読み取るためのインタラプタ63,65
は、側板3に固着されたホルダ66により保持されてい
る。
【0026】上記インタラプタ63,65は、そのフラ
グ角度は同一になっているが、位相が所定量ずれて配置
されている。この位相のずれ分による2つのインタラプ
タ63,65のON・OFFにより、ビンBが上昇方向
のホームポジションか又は下降方向のホームポジション
かを、後述するようにして判断する。
【0027】リードカム43a、43bは、後述するよ
うにして平行部(約180°)を有しており、この平行
部に対応して上記フラグ61,62の位相ずれを決定し
ている。ちなみに、フラグ61,62の位相は、所定角
度(約30°)ずらしており、このフラグ61,62の
角度ずれ分によるインタラプタ63,65のON・OF
Fによって、リードカム43a、43bの位置を判断し
ている。
【0028】次に、リードカム43a、43bの形状と
これに係合するトラニオン(ビンコロ)33によって決
定されるビンBの動作について説明する。
【0029】図9(a) は、左側のリードカム43aとト
ラニオン33及びビンBとの関係を、そして図10(a)
は、右側のリードカム43b及びトラニオン33との関
係をそれぞれ示した図である。
【0030】図9及び図10にそれぞれ示すように、リ
ードカム43a、43bは、本実施例においては、回転
方向が逆になるように螺線方向が逆向きとなるように形
成されていて、両者は互いに鏡間対称となっている。ま
た、本実施例においては、ビンB間を拡開部X,X′の
2か所で拡開可能な2条式に構成してあるが、これはビ
ンB内に進退可能なシート閉じ機構67を設けたことに
よるものであって、ソータだけの機能であれば、上記拡
開部はシートPが搬入される拡開部Xのみでよい。
【0031】シフトモータ45の駆動によりリードカム
43a、43bが矢印方向又はその逆方向にそれぞれ回
転すると、トラニオン33はリードカム43a、43b
中の溝に押圧されると共にガイドレール9にガイドされ
て上昇又は下降したりする。なお、図9に示したガイド
レール9の一部に屈曲部を設けたのは、本実施例におけ
るソータ1がシート閉じ機構67を具備するためにビン
Bを前後方向(シート進行方向)に変位させるためのも
のであって、本発明の構成をなんら限定するものではな
い。
【0032】次に、シートPの整合について説明する。
【0033】図13はビンユニット2を上部から透視し
た図を示している。整合基準壁23は、シートPの突き
当て基準となっており、整合棒26は、センタ棒29を
中心として円弧運動が可能となっている。
【0034】図12は、整合棒26の最下部に配置され
ている駆動系である。同図において、符号300は整合
アーム下300であって、整合アーム上27と共に整合
棒26を保持している。符号301は板ばねであり、整
合棒26が整合アーム27,300に対して図12にお
いて右側に動く方向に変形が可能になっている。
【0035】上記整合アーム下300の一部には、この
整合アーム下300の駆動を達成する扇型ギヤ301a
と整合アーム下300のホームポジションを検出するフ
ラグ301bが一体成形されて設けられている。符号3
02はホームポジションセンサ、303は駆動源である
ステッピングモータ、305はアイドルギヤをそれぞれ
示している。符号306は、ビン支板20と整合アーム
下300間にフックされる捩りコイルばねであって、扇
型ギヤ301aとアイドルギヤ305のガタを常に一方
向に規制し、ステッピングモータ303からの正転及び
逆転駆動伝達時又は正転、逆転が切換わる時のバックラ
ッシュガタ分の振動を防止し、稼働音を低減している。
さらに、ステッピングモータギヤ303aとかみ合うア
イドルギヤ305を、比較的柔らかい樹脂(ゴム特性を
持つコストラコー系、例えばハイトレル等)にすること
によって、振動音(ステッピングモータ特有の例えばカ
チャカチャ音等)が低減されることは、実験上確認され
ている。
【0036】次に、シートP整合時の整合棒26と整合
基準壁23の位置について説明する(図13)。
【0037】まず、シートPの幅をx(スモール)とす
る。例えば、A4では、297mm、A4Rでは210mm
である。このシートのサイズの信号は、本実施例におい
ては、画像形成装置の紙サイズ信号により決定される。
次に、X(ラージ)はシートP整合時の整合基準壁23
と整合棒26の距離である。
【0038】また、符号aは、整合棒26のシートPの
押し量である(紙幅(x)−整合幅(X))。通常シー
トPは、そのサイズにより紙幅は一定であるが、製造上
のバラツキで多少の大小があることと、コピー紙のカー
ル状態によっては、見掛け上の紙幅が若干小さくなるの
で、シートPの整合時に整合棒26を紙幅より小さくな
る位置まで寄せている。本実施例においてはaは、 a=δCOSθ…(1) となるように設定している。ここでθは、ホームポジシ
ョン26aに対する整合棒26の角度である(整合棒2
6の端部がシート端部にきた時の角度)。また、δは、
板ばね301の図12におけるQ方向のたわみ量であ
る。
【0039】本実施例においては、整合棒26によるシ
ートPの押圧力をシートPの各サイズにおいて同一にし
てある。これは、整合アーム上27、下300に対する
整合棒26の押圧力が所定以上に強くなると、シート端
部の整合棒26と接触する部分に押しあとがつくためで
ある。特に、シート積載枚数が少数の時顕著である。整
合棒26の押圧力が所定値近傍の時は、シートPを整合
するための適度な押さえ効果を発揮しシートPの整合性
も向上する。
【0040】板ばね301のたわみ量δは次式で表わさ
れる。
【0041】
【数1】 ここで、Wは押圧力、L′は板ばね301の長さ、bは
板ばね301の幅、hは板ばね301の板圧、Eは縦弾
性係数(板ばねの材料)。
【0042】以上、本実施例において、A4サイズ(標
準サイズ)のシートPを整合する時のa(=δ)の値
は、実験的に1.5mm程度である。そして、このとき所
望の押圧力W(これも実験で決める)が得られる。そし
て、(1)式より、A4サイズより幅の小さいサイズの場
合、(1) 式に示されるように、aの値は小さくなる(た
だし押圧力は一定;W)。ここで、δの値は、所望の押
圧力でシート束を押圧したとき、シート束が厚ければば
ね301がたわむ量である。すなわち、シート束が薄け
ればシート束を押圧する量である。
【0043】さらに、シートPのサイズによる整合棒2
6の傾き角θを求めると、 X=L0 −{Lcos (π/2−θ)+r}より
【0044】
【数2】 で表わせる。
【0045】ここで、πは円周率、L0 は整合基準壁2
3とセンタ棒29間の距離、rは整合棒26の半径であ
る。
【0046】よって、各サイズによるθは、(3) 式によ
って算出される。さらに、(1) 式によってaが算出され
る。そして、シートPの整合時の整合棒26端部と整合
基準壁23の距離Xは、 X=x−a … (4) であるので、Xの値が決定される。
【0047】さらにこのXの値からθ1 (θ+α)を求
め、最終的にステッピングモータ303のパルス数は、
θ1 の情報から決定する。
【0048】すなわち、シートPの幅が小くなる程、整
合棒26の押し量を小さくする理由は下記の通りであ
る。本実施例のような円弧型の整合方法を採った場合、
図13の矢印に示すように幅広のサイズ(A4、A3
等)の場合、整合棒26のシートPを押圧する方向は概
略R方向で、これは整合基準壁23に対してほぼ直角方
向であり、押圧力によって積載シートPにモーメントが
かからないので、整合時の押圧力よっても、シートPの
積載性は乱れることはない。
【0049】しかし、幅の小さいサイズ(A4R、B5
R等)の場合、整合棒26によるシートPの押圧方向
は、概略S方向であり、整合基準壁23に対してある角
度をもつので、積載シートPが回転する方向の力がかか
る。ここでS方向の押圧力が所定値(W)を越えて大き
くなると、整合時にシートPの整合性を悪くする働きと
なる。そのため、S方向の押圧力を所定値に保つため
に、その分力である直角方向の押し量を小さくする(図
13(b) )。
【0050】本実施例においては、円弧方式の整合につ
いて説明したが、整合基準壁に対して直角方向の平行移
動をする整合棒あるいは整合板によっても、前記述べて
きた所定値の押し量aは、整合性向上のために同様の必
要となる。上記整合棒の平行移動の時の押し量aは、紙
幅の変化によって特に変化させる必要はない。
【0051】次に、シートPをステープル時の整合棒2
6の動きにつて説明する。
【0052】シート整合終了後、本実施例においては、
コピー紙Pを総てソータ1に排出後、自動的にステープ
ル止めすることを可能とするわけであるが、ステープル
時にステープルユニットは図2の退避位置67X→シー
ト綴じ位置67Y→(ステープル動作)→退避位置67
Xの順に動くが、ステープルユニットが退避位置67X
→シート綴じ位置67Yの動作時に、前記整合棒26は
整合基準壁23間で積載シートPを押圧している。
【0053】これは、ステープルユニットが積載シート
P間に進入する時、シートPがステープラ67の上部ユ
ニット、下部ユニット間に、テーパガイド上87、テー
パガイド下90を介して接触(あるいは接触しないこと
もある)しつつ動くので、前記進入工程時のシートPの
整合性を向上させるために、整合棒26はステープルユ
ニットの進入工程時には、積載シートPを押圧状態にあ
る。
【0054】本実施例においては、ステープル時に、整
合棒26の押圧力(方向)によって積載シートPが微動
だけして、ステープル時の針の位置のバラツキを最小に
押さえるように、前述の整合時の押し量aに対し、ステ
ープル時の押し量a′とすれば、 a≧a′ (a′≒0) … (6) となるように、制御可能な回路が盛り込まれている。ス
テープル前のシート整合時は整合棒は押圧後、離れるが
ステープル時は整合棒の押圧が続行されるためである。
従って、強い力(W)で押圧するとシートがたわんでし
まってステープル位置がずれてしまう。
【0055】上記構成(a≒0)が特に必要なのは、円
弧型の整合方式である。シート整合時は、シートPがビ
ンB上に少数枚、例えば20枚程度以下の枚数、ステー
プルの時は、シートPの幅方向の腰が整合棒26の板ば
ね301のばね力に負けて、シートP自身が、整合棒2
6の押圧力によって屈伸運動をしたり、図12に示すS
方向の力によるモーメントによって、紙全体がねじれた
りしてステープル時の整合不良や綴じ位置不良を引き起
こす。
【0056】ところが、20枚以上で多数枚になってく
ると、ある程度の押圧力がシートPにかからないと、微
少な量の整合不良を発生する場合がある。これは、本実
施例の場合、多数ビン(10ビン以上)に積載されてい
るシートPを、同一の整合棒26で整合するため、整合
棒26の上部から下部に至る整合整合基準壁23に対す
る平行度、前述のシート自体の幅の差異(公差分)、各
ビンのシートPのカール状態等を考慮すると、やはりシ
ート整合時には押し量aが必要となる。
【0057】ステープル時には前述のように、特に少数
枚の幅の狭いサイズ(例えばA4R、B5R)の時の綴
じ位置のバラツキを押さえるために、押し量はステープ
ルユニット進入時にシートPの乱れを最小限で食止める
a′の量とすることが必要となる。また、好ましくは、
大サイズのときもステープルするときは押圧量をa′と
することもよい。
【0058】また、他の考えられる方法としては、シー
トPが少数枚の整合の時は、押し量aを小さくし、ある
枚数以上になった時に自動的に(本体あるいはソータの
枚数信号によってある枚数を判断する)整合押し量を大
きくすることも整合性を向上する上で意味がある。上記
のある枚数とは、本実施例では、整合アーム、板ばねの
弾力と、積載シート全体の腰の強さが同じ位になった時
の枚数である。また、平行移動型の整合手段において
も、上述の構成は当てはめられることは勿論である。
【0059】次に、シート排出とシート整合について説
明する。
【0060】画像形成装置から排出され搬入口10から
搬入されたシートPは、ソート時は下部排出ローラ対1
6により排出される。
【0061】シート排出中に排出されているビンBは、
下部排出ローラ対16に対し総体的に停止している(こ
の時、リードカム42a,42bは回転し、トラニオン
33は平行部を通過している)。シート排出後、シート
収納を終了したビンBは、順ソート(ビンユニット2が
下から上へ移動しながらシートを受け入れる)の場合、
シートの排出信号を紙センサ19によって検出し、シー
トPの後端(シート及び送り方向)が、下部排出ローラ
対16のニップ部を通過し、所定時間t 後にシート
Pの積載を完了した下部のビンBが上昇し下部排出ロー
ラ対16に対向する位置に停止する。
【0062】シートPを受け入れられたビンB (図
9参照)は、リードカム42a,42bの傾斜部Kにて
上昇するが、この時ビンB の上部のビンBとの空間
Cは、ビンB がシフトを終了して図9(a) のよ
うな状態になる以前に整合棒26が排出されたシートP
を押圧して整合基準壁23にシートPを当接し整合を終
了する。
【0063】上記整合タイミングは、シフトが完全に終
了後、図9(a) に示すように、ビンB と上部の
ビンBの空間がC(一番縮まった状態)になると、すで
に積載されているシートPが少数枚の時は、ビン間が積
載されているシートPの厚みに対し大きいので、排出さ
れたシートPを押さえることが可能であるが、シートP
をより多量に積載しようとした時、特にシートPのカー
ルが大きいと、Cの間隔よりもシートPの積載高さが大
きくなる場合がある。
【0064】この時、排出されたシートPが、整合棒2
6によって押さえられないままに、図9(a) の状態
になると、ビンBとビンB によって積載されたシー
トP全体が押圧されるようになり、この時すでに整合さ
れているシートPはよいが、上記のように排出直後のシ
ートP(まだ整合基準壁23に押さえつけられていない
シートP)は、上記ビンとの負荷によって整合されない
まま、シートPの端部が折れ曲がったり打痕ができたり
して、整合不良を招くことがあるので、ビンB がB
の位置からB の位置にシフトアップする途中
(すなわちビン間隔Cが広い場合)に排出されたシート
Pを整合棒26により整合するような構成になってい
る。
【0065】次に、逆ソート(シートPを受け入れた後
ビンが下降していく)場合は、図9(a) のようにシ
ートPがビンB に排出され、B 位置に移動する
が、この場合は、シートPを排出後、ビンB がB
の位置に移動を終了後、整合棒26によって排出された
シートPを整合するように構成されている。
【0066】ビンBが下降側に移動する時、図9(a)
のようにビンBとB の角度が異なり、ビンB
がB の位置からBの位置に移動している途中に
整合を行なうと、すでに整合を終了している積載シート
(排出後のコピーシートの整合時にすでに積載されてい
るも同時に整合棒26に押圧される)が、積載されてい
るシートPの積載角度変化中(ビンBが下降中)に押圧
されると、整合不良を発生せるので、下降時は、ビンB
がB の位置からB の位置にシフトダウン後
に整合棒26が排出されたシートPを整合するようにな
っている。
【0067】上記の整合不良の原因は、ビンBか下降す
るのに追従してビンB上のシートPも下に動こうとする
時に、シートPを押さえるとシートPの重みで整合棒2
6が整合基準壁23に残された状態となってシートPが
乱れるからである。前記のシートPの整合時に、ビンB
とB との間隔Dは構成上拡がっているので、上
昇時と異なりシートPのカールが大でも充分の量のシー
トPの積載が可能となる。
【0068】他の実施例としては、シートPを排出後、
ビンB はまず整合を行なってから上昇あるいは下降
して、それぞれ順ソートの時はB の位置に、逆ソー
トの時はB の位置に動くような構成においても、シ
ートPの積載整合は成立する。この場合、整合のタイミ
ングは排出されたシートPの後端がビンBのストッパ部
B′に当接後に整合しないと、整合棒26がシートPを
押圧する時にシートPにかかるモーメントによりシート
Pの整合性が低下(ねじれて積載される)するので、そ
れだけの時間を待った後に整合を行なうようにすればよ
い。
【0069】そして、シートPをきちんと整合した後に
始めてビンBを動かすことによって、ビンB内のシート
Pの整合の同様に可能となる。この場合、プロセススピ
ード及び紙間の時間が長い画像形成装置については対応
可能であるが、プロセススピード及び紙間の速い高速機
(60cpm以上)では、上記時間を待った後にシフト
すると、間に合わなくなるので、本実施例のような構成
が必要となる。
【0070】ついで、図15ないし図21に示すフロー
に沿って、本実施例の動作について説明する。
【0071】まず、図16に示すように、例えば複写機
本体のコピースタートキーが押され複写動作が開始され
ると、シルアル信号にて複写機本体からソータスタート
信号が送られる。ソータ1は、この信号を待っていて
(Step101)、ソータスタート信号が送られてく
るとStep102に進む。Step102では、次に
ソータスタート信号がなくなるまでの1ジョブの間の動
作のモードを決め、モードデータをRAM113に格納
する。そして、整合棒26の位置検知のために、一度整
合棒26をホームポジションへ戻す(Step10
3)。次に、Step102において確定したモードに
基づき、各部を動作させる。すなわち、Step104
でノンソートモードであるか否かを判断し、ノンソート
モードであれば、ステイプルをするか否かを判断し(S
tep105)、ステイプルをする場合はステイプルノ
ンソートモード(Step107)、ステイプルをしな
い場合はノンソートモード(Step108)に進む。
また、Step104でノンソートモードではないと判
断した場合はStep106に進み、ソートモードであ
るか否かを判断する。ソートモードであればソートモー
ドStep109に進み、ソートモードでなければグル
ープモードであると判断してStep110に進む。そ
して、上記いずれかのモードでの動作終了後、プログラ
ムはStep111に進行し、ソータスタート信号があ
るか否かが、即ち1ジョブが終了したかを判断する。ソ
ータスタート信号がある場合は、1ジョブが終了してい
ないと判断し、再びStep104に戻る。また、ソー
タスタート信号がなければ、1ジョブ終了としてプログ
ラムは最初のStep101に進行する。
【0072】また、Step101でソータスタート信
号がないと判断された場合は、Step120に進行
し、ステープル部のドア97が開けられているかどうか
を判断する。ドア97が閉まっていればStep121
に進行し、ステープラ67を退避させてプログラムはS
tep101に戻る。Step120でステープル部ド
ア96が開いていると判断された場合はプログラムはS
tep122に進行し、針なしになっているかどうかを
判断する。針があればプログラムはそのままStep1
01に戻るが、針のない場合にはステープラ67を作動
位置に移動し(Step123)、針カートリッジ69
のインターロック機構を外す。
【0073】次に、図16に沿って、ステイプルノンソ
ートモードでの動作を示す。
【0074】ステープルノンソートモードでのビンユニ
ット9の位置はホームポジションであり、Step20
1ではビンユニット9をホームポジションへ移動させ
る。ここで、ステイプラ(シート綴じ機構)67はビン
カバー22上に載置されたシートをステイプルすること
ができず、ビンBに収納したシートPをステイプルする
ので、ノンソートであってもステイプルモードが選択さ
れた場合はビンBにシートPを出す必要があるためフラ
ッパソレノイド122をオフし、ソート排出口(下部排
出ローラ対)16を選択する(Step202)。その
後、サイズ確定信号がくるまで待ち(Step20
3)、サイズ確定信号がきたらStep204に進む。
Step204では、複写機本体から送られてくるサイ
ズのデータをRAM113に格納し、複写機本体から排
出されるシートが1枚目であれば(Step205)、
整合棒26はホームポジションにあるはずなので、該整
合棒26を幅寄せ位置26aへ移動する(Step20
6)。Step205で、1枚目ではないと判断された
場合及びStep206で整合棒26を幅寄せ位置26
aに移動終了後、プログラムはStep207へ進行す
る。Step207では複写機本体からの排紙信号がく
るまで待ち、排紙信号がきたら整合棒26を幅寄せ位置
26aから待機位置43bまで移動し(Step20
8)、シートをビンB内へ搬送し(Step209)、
整合棒26を幅寄せ位置26aまで移動してシートを整
合して(Step201)、プログラムはStep21
1に進行する。Step211ではステイプル信号があ
るか否かを判断し、ありの場合はステイプル動作を行な
い(Step211)、またなしであればそのままプロ
グラムはメインルーチンに戻る。
【0075】次に、図17に沿って、ノンソートモード
の動作について説明する。
【0076】ノンソートモードではシートはビンカバー
22の上に排紙されるためビンユニット2をホームポジ
ションである最下位まで移動し(Step310)、ノ
ンソート排紙口15からシートを排出するためにフラッ
パソレノイド122をオンする(Step311)。そ
の後、サイズ確定信号がくるまで待ち(Step31
2)、サイズ確定信号がきたらサイズを確定し(Ste
p313)、プログラムはStep314に進行する。
Step314では複写機本体からの排紙信号を待ち、
排紙信号がきたらStep315に進行して、ビンカバ
ー22上にシートを排出し、プログラムはメインルーチ
ンに戻る。
【0077】次に、図18に沿って、ソートモードの動
作について説明する。
【0078】複写機本体からのビンユニット2をホーム
ポジションへ戻すか否かのビンイニシャル信号があるか
否かを判断し(Step401)、有りである場合のみ
ビンユニット2をホームポジションに移動し(Step
402)、次にソート排出口16を選択するためにフラ
ッパソレノイド122をオフして(Step403)、
プログラムはStep404に進行する。Step40
4ではサイズ確定信号がくるのを待ち、サイズ確定信号
がきたらStep405へ進行する。Step405で
サイズを確定し、その後1枚目のサイズ確定であるかど
うかを判断して(Step406)、1枚目である場合
のみ整合棒26を幅寄せ位置26aに移動して(Ste
p407)、プログラムはStep408に進行する。
Step408では複写機本体からの排紙信号を待ち、
排紙信号がきたら整合棒26を待機位置43bまで移動
する(Step410)。次に、ビンB…内にシートを
排出する搬送動作を行ない(Step411)、整合棒
26を幅寄せ位置26aまで移動し(Step41
3)、プログラムはStep414に進行する。Ste
p414ではステイプル信号があるか否かを判断し、あ
りの場合のみステイプル動作を行ない(Step41
5)プログラムはメインルーチンに戻る。
【0079】なお、ソート時のビンBの動きについて
は、さらに後述する。
【0080】次に、図19に沿って、グループモードの
動作について説明する。
【0081】まず、複写機本体からのビンイニシャル信
号があるか否かを判断し(Step501)、ありの場
合のみビンユニット2をホームポジションへ移動する
(Step502)。次に、サイズ確定信号を待ち(S
tep503)、サイズ確定信号がきたらStep50
4へ進行する。Step504ではサイズを確定し、そ
の後1枚目のサイズ確定であるか判断し(Step50
5)、もし1枚目であれば整合棒26を幅寄せ位置26
aまで移動して(Step506)、プログラムはSt
ep507に進行する。Step507では排紙信号が
くるのを待ち、排紙信号がきたらStep508へ進行
する。Step508では整合棒26を待機位置26b
へ移動し、次にビンB内にシートを搬送する搬送動作を
行ない(Step509)、搬送動作終了後、Step
510に進行する。Step510では複写機本体から
のビンシフト信号があるか否かを判断して、ありの場合
のみビンB…を1ビンだけシフトし(Step51
1)、シートを整合するために整合棒26を幅寄せ位置
26aに移動した後(Step512)、プログラムは
メインルーチンに戻る。
【0082】次に、図20に沿って、搬送動作について
説明する。
【0083】搬送動作において、複写機本体からソータ
1がシートを受け取る場合に、ソータ1のシートの搬送
速度が複写機本体のシートの排出速度より遅ければソー
タ1と複写機の間でシートがループを作り、紙詰まりが
発生する。また、ソータ1のシートの搬送速度が複写機
本体のシートの排出速度より速ければシートを引き合う
ことになり、異音発生やシートの破損を生じる危険があ
る。そこで、ソータ1の搬送速度を複写機本体のプロセ
ススピードに同調させる(Step601)。次に、フ
ラッパソレノイド122がオンされているか否か、つま
りソート排出口16とノンソート排出口15のどちらが
選択されているかを判断し(Step602)、フラッ
パソレノイド122がオンしていればノンソート排出口
15が選択されているので、ノンソートパスセンサS1
が検知するStep603へ、またフラッパソレノイド
122がオフしていればソート排出口16が選択されて
いるのでソートパスセンサS2が検知するStep60
4へ進行する。Step603及びStep604では
各々ノンソートパスセンサS1、ソートパスセンサS2
がオンするまで待ち、オンした後にStep605に進
行する。Step605では搬送モータ117を排出時
制御する地点を計測するためのカウンタをセットする。
その後、Step605でセットされたカウンタがカウ
ントを終了したかどうか判断し(Step606)、カ
ウントアップした場合はStep609、カウントアッ
プしない場合はStep607に進行する。Step6
07では複写機本体からの排紙信号があるか否かを判断
し、無しの場合のみ複写機本体からシートが抜けきった
と判断して搬送速度を最大とする(Step608)。
Step609はStep608で排出時制御をする地
点であると判断された後に進行し、搬送モータ117を
複写機本体のシートの排出速度に制御する。その後排出
完了地点を計測するためのカウンタをセットし(Ste
p610)、カウンタがアップしたら動作を終了する
(Step611)。
【0084】次に、図21に沿って、ステイプル動作に
ついて説明する。
【0085】まず、Step701ではステイプラ67
を移動するためにステイプラ揺動モータ119がオン
し、ステイプラ作動位置センサS7及びステイプラ位置
決めセンサS6の両方がオンするまで、すなわちステイ
プラ67が作動位置67aに移動するまでステイプラ揺
動モータ119を駆動する。次に、ステイプラモータ7
1を駆動し、ステイプルを行なう。ステイプルはステイ
プラモータ71を駆動し、ステイプラカムセンサS10
がオフしたのを確認後、オンした時点まで、つまり1回
転した後にステイプラモータ71をオフして、1回のス
テイプルを終了する(Step702)。その後、ステ
イプラ作動位置センサS7がオフし、ステイプラ位置決
めセンサS6がオンするまで、つまりステイプラ67が
退避位置67bに移動するまでステイプラ揺動モータ1
19を駆動し(Step703)、その後、全てのビン
B…が終了したか否かを判断して、終了していない場合
は1ビンシフトして(Step705)、次のステイプ
ルをするためにStep701に進行し、終了した場合
はステイプル動作終了とする。
【0086】次に、図22を用いて本発明の最も特徴的
な部分であるソートモード時のシフト動作について説明
する。
【0087】ソートモードのシフト動作では、まずシー
トPとの同期をとるために、画像形成装置の排紙信号を
監視し(Step801)、排紙信号がきたらシートP
の先端がビンBに入る週間とリードカム43の平行部の
端のタイミング取りを行なう。具体的には、同期のため
のカウンタをセットし(Step803)、カウントア
ップしたら(Step805)Step807に進行す
る。
【0088】Step807では、転写紙が一原稿の最
終紙であるか否かを判断し、もし最終紙であるならば、
それ以上リードカム43を進行差せる必要がないので、
リードカム43の回転を止める(Step809)。
【0089】しかし、最終紙でなければ、プログラムは
Step811に進行してリードカム43の速度を変更
する。このときのリードカム43の速度は、リードカム
43の平行部を、(紙長さ÷搬送速度)の時間で割るこ
とにより求められる。なお、この紙長さのデータについ
ては、図14に示すシリアル通信により本体から送られ
てくる。
【0090】その後、プログラムはStep813に進
行してシートPの後端を知るために、まずソートパスセ
ンサS2のON確認を待ち、続いてソートパスセンサS
2のOFFを待つ(Step815)。その後、ソート
パスセンサS2のOFFでシートPの後端を検知してか
ら、シートPをビンB内に収納し終るまでのカウンタを
セットし(Step817)カットアップされたら(S
tep819)プログラムはStep821に進行す
る。
【0091】Step821では、紙間でシフト速度に
変更するが、その速度は、非平行部移動量÷紙間時間で
求められる。なお、この紙間時間は、シリアル通信を介
して複写機本体から送られてくる。シフト速度決定後に
は、プログラムは次のシートPの処理のためにStep
801に戻る。
【0092】続いて、図23を用いてシフトモータ45
の速度制御について説明する。
【0093】シフトモータ45の制御は、CPU111
のタイマ割り込み機能とクロック割り込み機能を用いて
行なう。
【0094】タイマ割り込み機能は、CPU111内の
ハードカウンタにより任意のインターバルで割り込みを
発生する機能であり、クロック割り込みは、外部のパル
スのエッジにより割り込みを発生する機能である。この
制御では、クロック割り込みは、シフトモータ45のエ
ンコーダについたクロックセンサS13を入れる。
【0095】制御の方法は、タイマ割り込みのインター
バルを、シフトモータ45が目標速度になったときのク
ロック割り込みの時間に設定し、この理想時間とクロッ
ク割り込みの数の増減カウンタを設けて、この増減カウ
ンタが0になるように制御することにより、理想の速度
をうるものである。
【0096】上記制御の具体的なフローチャートを、図
23(a) ,(b) に示す。
【0097】図23(a) は、クロック割り込みの処
理を示していて、増減カウンタであるシフト制御カウン
タをインクリメントする。なお、このシフト制御カウン
タは、RAM113内に設定される。
【0098】図23(b) は、タイマ割り込みの処理
を示していて、まず、シフト制御カウンタをデクリメン
トする(Step951)。次いで、シフトモータ45
のON・OFFを決定するのであるが、シフト制御カウ
ンタが0より大きいかどうかを判断し(Step95
3)、大きければシフトモータ45が速すぎるのでこれ
をOFFする(Step955)。また、Step95
3においてシフト制御カウンタが0以下であれば、St
ep957で0未満であるかどうかを判断する。
【0099】シフト制御カウンタが0未満でなければシ
フト制御カウンタは0であるので、目標の速度であると
いうことになり、タイマ割り込みを終了する。シフト制
御カウンタが0未満であれば、目標速度より遅いことに
なるので、シフトモータ45をONして(Step95
9)タイマ割り込みを終了する。以上のようにして、ビ
ンユニット2の上下動及びビンBの拡開を動作させるシ
フトモータ45の速度制御が行なわれる。
【0100】次に、図24を用いて整合棒26の動作を
説明する。
【0101】整合棒26を幅寄せ位置まで移動する場合
は、Step1001でステープル中か否か判断され
る。ステープル中であればStep1002に進行し、
ステープル時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動する。
ステープル中でなければStep1003に進行し、紙
排出時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動する。
【0102】ステープル時は、紙排出時に1度整合され
た紙束を押さえつけるための整合であるので、整合棒2
6を紙サイズのぎりぎりまで整合棒26をよせればよい
が、紙排出時には安定した整合を得るために若干の押し
込みが必要になる。それぞれの整合位置は、このような
条件で設定されて整合用のステッピングモータ303で
正確な位置に制御される。
【0103】整合棒26を待機位置に移動させる場合
は、Step1101でステープル中か否かが判断され
る。ステープル中であれば、Step1102で進行し
ステープル時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動する。
ステープル中でなければStep1103に進行し、紙
排出時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動する。
【0104】紙排出時は、シートPが整合基準壁23か
ら離れて排出されるので、シートPにぶつからない位置
で整合棒26を待機させようとすると、整合棒26は大
きく逃げていなければならない。しかし、ステープル時
は1度整合されて整合基準壁23にシートPが寄った状
態であるので、整合棒26は大きく逃げる必要はない。
そこで、整合棒26は、その移動量を少なくして整合の
処理を速くしている。シートPを整合する整合棒26
は、以上のようにして制御されている。
【0105】なお、前記実施例においては、シートPの
整合時の整合棒26の押圧力よりもステープルユニット
作動時の整合棒26の押圧力を小さくすることによって
ステープラ67の針打ち位置の乱れを防止したが、例え
ば、ステープルユニットのシート領域進入時に、ステー
プラ67が、退避位置67X→シート綴じ位置67Yに
移動時のみ整合棒26をシート端部に押圧しておき、ス
テープル時にステープラ67が作動する直前に整合棒2
6をシート端部から退避しても同様の効果が得られる。
【0106】図25(a) において、本実施例による
リードカム43aのカム線図を、そして図25(b)
に従来のリードカムのカム線図をそれぞれ示している。
なお、図中の斜線部分はリードカム43aのカム溝を示
している。カム線図は、図25(a) ,(b) とも
左側(シートPの進行方向において左側)のものを示し
ているが、他方のリードカム43bのカム線図は鏡間対
称となっている。上記カム線図は0°〜360°の範囲
を示すと共に本実施例におけるカム線図をであるので2
条のカム線図となっている。
【0107】リードカム43aの溝内におけるトラニオ
ン33の位置は、符号33a,33b,33cでそれぞ
れ示している。また、図25中の符号Hで示す箇所は、
リードカム43aの略平行をなす平行部を示していて、
本実施例においては約180°の平行部を設定してい
る。上記カム線図において、リードカム43aが右側に
動くとき、すなわち図25においてリードカム43aが
矢印方向に回転するとき(トラニオン33は相対的に左
側に移動する)は、ビンBは上昇し、またリードカム4
3aが左側に動くとき(トラニオン33は相対的に右側
に移動する)は、ビンBは下降する。上記平行部Hは、
リードカム43aのシート排出位置を示し、そして傾斜
部Kは、シフト位置を示している。
【0108】ここで、図1におけるシートPが下部排出
ローラ対16から排出される場合には、リードカム43
aの進行方向に対して略平面(平行部H)がくるように
設定してあり、よって、トラニオン33が上昇するとき
のホームポジションは33xとし、またトラニオン33
が下降する方向でのホームポジションは33yとする。
上記ホームポジション33xとホームポジション33y
との位相は、本実施例においては図25(a) に示す
ように180°ずらしている。また、ここでリードカム
43aの33x,33yで示す位置は、第8図において
は、フラグ領域(a) ,(b) にそれぞれ対応して
いる。
【0109】本実施例におけるリードカム43(43
a,43b)の1周を2π(rad)、平行部Hをθ
(rad)とし、シートPが下部排出ローラ対16を経
過する時間をt とすれば、リードカム43の回転数
(rpm)は次の(1)式で表わすことができ
る。
【0110】
【数3】 したがって、シートPの排出時間が短い程、リードカム
43の回転数(プロセススピード)は増加する。
【0111】次に、シートPが画像形成装置から連続し
て排出される際の各シートPの時間の間隔(紙間)をt
とすると、リードカム43の1回転をシートP排出
+紙間に間に合わせるためには、残りの2π−θ(リー
ドカム43aの傾斜部)におけるリードカム43の回転
数R (rpm)を、
【0112】
【数4】 としなければならない。ここで、R =R になる
ように、リードカム43の平行部Hの角度θを設定すれ
ば、リードカム43の回転スピードは、理論上、シート
排出時及び紙間時で等速となり、リードカム43を回転
しつつシートPをビンBに受け入れてビンシフトするこ
とが可能となる。すなわち、リードカム43の回転が等
速の状態で、画像形成装置から排出されるシートPの一
連のシート分類機能を達成することができる。
【0113】また、画像形成装置が高速機である場合に
は、特にt が小さくなるので、リードカム43の回
転数が等速ではないとしても、R →R の2速制
御を行なえば、リードカム43の回転数は変化しても停
止することはなくなる。これにより、これまでのこの種
のビン移動型ソータにおけるリードカムの回転及び停止
に伴うビンユニットのイナーシャ分の衝撃力により発生
していた衝撃音は、本実施例においては解消されて静音
化設計が可能となる。
【0114】また、本実施例におけるさらに別の特徴と
しては、より高速の複写機(ハイプロダクティビィテ
ィ)の対応に適していることであり、リードカム43の
平行部Hの設定角度θをある程度変更(例えば、180
°以上)してやれば、その分、紙間でのリードカム43
の回転角度が小さくなるので、リードカム43の回転速
度をかなり下げても、従来の複写機以上の高速機(ハイ
プロダクティビィティ)に対応することができる。
【0115】さらに、ビンユニット2という大きなマス
を有するユニットのON・OFF制御(移動及び停止動
作)がなくなるので、複写機の消費電力のロスを低減す
ることができる。
【0116】本実施例で説明しているリードカムフラグ
は、フラグ61,62の2個の構成を説明しているが、
例えばリードカム43a,43bの平行部Hに合わせて
図33、図34に示すようにフラグ290を1個、イン
タラプタ291を1個の構成でも可能となる。
【0117】この場合、ビンBが上昇方向のホームポジ
ションか、下降方向のホームポジションかは、動作終了
後にマイコン(図示略)内で記憶していれば可能とな
り、もし電源OFFしてリードカム43a,43bの位
置情報がクリアされた時には、リードカム43a,43
bを微少回転し(イニシャリング)インタラプタ301
が(ON)OFFするか、あるいは(ON)ONのまま
かを認識すれば、リードカム43a,43bの位置が判
断可能となり、この時、ビンユニット2の位置検知セン
サがONであれば、ビンユニット2のホームポジション
であるか否かの判断もつく。
【0118】次に、本実施例におけるステープラ(シー
ト閉じ機構)の詳細な説明をする。
【0119】図2はステープルの上視図を示している。
シート閉じ機構67は、ソータ1のビンBに対して進退
自在に構成されている。本構成をより詳細に説明するも
のが図26、図27である。
【0120】図中の2点鎖線の矩形で示すステープラ6
7は、一般的な電動ホッチキスであり、多量の針が収納
可能な針カートリッジ部69と、その針カートリッジ部
69から針を順次針打ち込み部へ給送する針送り部67
aと、送られた針をシートP等に打ち込んで綴じ作用を
可能とする針打ち込み部67bとからなっている。
【0121】針打ち込み部67bは、回動中心67cを
有し、ステープラ67の上部ユニット(上部ユニットが
図27においてY方向に移動可能)、下部ユニットが互
いにシートPを挟み込むことによって針打ちがなされ
る。また、ステープラ67は、モータ及び駆動系(図示
略)をカバーリングするステープラカバー70がステー
プラアタッチメント板金71にビス止めされており、上
記ステープラアタッチメント板金71は、ステープラ6
7本体をビス止め固定している。
【0122】またステープラアタッチメント板金71
は、ステープラ67を往復移動する移動台72にビス止
め固定されている。移動台72の下部には、移動ガイド
73、スライダコロ75が固定されており、不図示のス
テープラ駆動モータからの駆動がギヤ(1)76、ギヤ
(2)77を介してリンクギヤ79に伝達する。リンク
ギヤ79は、コロスライダ75と係合する突起部79a
を有し、図中A方向に回動可能な構成を持っている。
【0123】また、リンクギヤ79の一部は、マイクロ
スイッチアクチュエート部79bを対向する位置に2個
有し、リンクギヤ79が半回転で突起部79aが180
°回転するので、コロスライダ75がリンクギヤ79の
突起部79aの回転直径分の距離を移動可能となる。上
記移動ガイド73は、ステープラ固定板金80取りつけ
られているガイド軸81と係合し、ステープラ67を載
せた移動台72をリンクギヤ79と共に平行移動可能と
する。
【0124】回転検知マイクロスイッチ82は、リンク
ギヤ79の半回転ごとの検知をするものであり、ステー
プルユニット位置検知マイクロスイッチ83は、移動台
72側面に取りつけられたカム85に係合し、ステープ
ルユニットがビンBから退避した退避位置67Xの時O
FFし、その他の時ONするような構成になっている。
【0125】移動台72の一端部には、コ字状をなして
シートPを上下の突起からセンス可能な透過型紙センサ
が設けられており、ステープルユニットがシート綴じ位
置67Yに到達した時にシートPを検知可能な構成にな
っている。以上のステープルユニット及び同ユニットを
往復移動可能とするユニットは、側板3に固定されてい
る。
【0126】テーパガイド87は、シート入口先端側が
テーパ状になっており、ステープルユニットがシートP
上(シート綴じ位置67Y)に進出する時、シートPの
先端をめくったり、ずらしたりしないようになってい
る。上記テーパガイド87は、回動中心87aを中心と
して回動可能になっていて、後端部87bは通常はステ
ープラ安全マイクロスイッチ89をアクチュエートする
ように反時計方向に不図示のばね手段により付勢されて
いる。
【0127】そして、例えばステープルユニットがシー
トP上(シート綴じ位置67Y)に進出した時に、異物
(例えば作業者の手)やステープラ67の閉じ能力以上
の厚みのシートPが、ビンB上に位置していた場合、ビ
ンBとテーパガイド下90を固定座として、テーパガイ
ド上87の先端部を押し上げるようなモーメントが発生
し、回動中心87aを中心にテーパガイド上87が時計
方向に回動し、これにより安全マイクロスイッチ89を
OFFして、ステープラ67への通電をハード的に遮断
するような構成になっている。
【0128】また、ステープラカバー70上部には、回
動中心を91aのもつインターロックアーム91を有し
ている。上記インターロックアーム91は、通常は図示
しないばね手段等によって反時計方向に回転する方向に
付勢されている。
【0129】上記インターロックアーム91の上方に
は、側板3に設けたアクチュエート板92が配置されて
おり、ステープルユニットの図27X方向への往復移動
に伴い、ステープルユニットがシート綴じ位置67Yに
位置の時はインターロックアーム91は実線で示す位置
に、また退避位置67Xに位置の時はアクチュエート板
92の先端部にインターロックアーム91が当接し、符
号85Xで示すようにインターロックアーム91のアー
ムの下部がステープラ67の針カートリッジ部69の上
部に回動して押し下げられるようになっている。
【0130】次に、ステープラ67の針検知について説
明する。
【0131】図27における2点鎖線で示す符号93は
反射型針センサであり、シート状の針の最後端が反射型
針センサ93を通過すると、針なし検出する。この時、
センサ93の上流側にはシート状の針が未だある程度残
留していて、針打ち込み側先端はステープラ67側に保
持されている。上記の針なしが検出されると、マニアル
ステープルボタン95を点滅させるか、不図示の画像形
成装置ディスプレイ(図示略)上に針なしのメッセージ
を出して、ユーザが針交換することを促す。なお、本実
施例においては、反射型針センサ93が針なしを検出す
ると、ステープル動作は禁止されるように構成されてい
る。
【0132】次に、針カートリッジ交換について説明す
る。
【0133】図28は、本実施例におけるシート後処理
装置のステープル部の概略斜視図を示している。同図に
おいて、ステープルユニット部には、ステープラメンテ
ナンス及び針カートリッジ交換用に開閉自在のドア96
が設けられている。このドア96の下部は、ドアスイッ
チアクチュエート用の突起部であり、また符号96bは
ドア保持用のマグネットキャッチである。本構成によっ
て、ドア96を矢印O方向に閉めると、ジョイントスイ
ッチ99をONしてソータ1の作動を許可するようにな
っている。
【0134】本実施例において、ステープラ67の反射
型針センサ93が針有りを検出している時にドア96を
開けた場合は、ステープラ67は、退避位置67Xに停
止した状態を保つ。この時、インターロックアーム91
は、符号91Xの状態、すなわちインターロックアーム
91の下部がステープラ67の針カートリッジ69部に
回動し押し上げられている状態となっている。
【0135】ステープラ67から針カートリッジ69を
取り出すためには、図27の符号Zで示すように針カー
トリッジ69の後端を上方に持ち上げ、ステープラ67
の後端ストッパ部67dを乗り越えてから後方に引き出
すような構成になっているので、インターロックアーム
91が符号91Xの状態、すなわちステープルユニット
が67Xの状態の時(ステープルユニットの反射型針セ
ンサ93が針有りを検知している時)は、針カートリッ
ジ69は、ステープラ67から取り外せないようにイン
ターロックがかかるようになっている。
【0136】反射型針センサ93が針なしを検出してい
る時にドア96を開けた場合(ジョイントスイッ99が
OFFの時)は、ステープルユニットが符号67Y(図
2参照)方向に自動的に停止するようにソフトウェアが
組まれており、ステープルユニットはシート綴じ位置6
7Y(図2参照)に移動停止する。
【0137】ステープルユニットが上記の状態の時、イ
ンターロックアーム91は図26の実線で示すように針
カートリッジ69の上部から退避した状態となり、針カ
ートリッジ69の後端を図26の矢印Zで示すように動
作させることにより針カートリッジ69がステープルユ
ニットから外されるような構成となっている。そして、
ドア96を閉じた(ジョイントスイッチ99がONし
た)時、ステープルユニットは退避位置67X(図2参
照)に復帰して、スタンバイ状態となる。
【0138】本実施例においては、ドア96を開けた
時、針有りでステープルユニットを動かさずに退避位置
67Xのままとしたが、これとは逆に、針有りの時にス
テープルユニットをシート綴じ位置67Yに動かし、イ
ンターロックアーム91が符号91Xの状態になるよう
にし、針なしの時にステープルユニットは停止したまま
でインターロックアーム91が針カートリッジ69をロ
ックするようにすることもできるし、ソレノイド、モー
タ等の駆動によってON・OFF自在なインターロック
アームでも同等の効果を発揮することは勿論である。
【0139】さらに、ステープルの針交換については、
前述のようにステープラ中の針ベルト後端が、図26に
おいて反射型針センサ93を越えた時点で針なしを検知
して、システムを一時ストップさせる。この時、残った
部数のステープルは、針補給後に自動的になされるよう
になっている。
【0140】次に、画像形成装置からソータ1内にシー
トPが搬入されてビンBに排出され、さらにビンBがビ
ンシフトし、シートPを整合ステープルする一連の動作
を説明する。
【0141】まず、ソータ1(図1参照)が接続されて
いる図示しない画像形成装置から排出されたシートP
は、搬入口10から搬入されて搬入ローラ対11及びデ
フレクタ17を介してビンBに排出される。このシート
Pの排出時において、非ソート時にはシートPは上部排
出ローラ対13からビンBに排出され、ソート時には第
2のシート搬送路15を経て下部排出ローラ対16から
ビンBに排出される。
【0142】ここで、図示しない画像形成装置からの排
紙信号により、シートPの通過時間及びシートPと次の
シートPとの間隔(紙間)を計測し、この計測した情報
を、ビンユニット2内のマイコンに伝達する。
【0143】なお、シート搬送不良等が発生してシート
Pの検知時間が所定時間以上に経過したり、所定時間内
に次のシートPの検知ができない場合には、通常のセン
サと同様の滞留・遅延ジャム信号を画像形成装置本体の
マイコンに発令し、ジャム状態となったシステム全体を
停止する。
【0144】上記のシートPの通過時間と紙間を計測
し、その情報をうけたソータ1内のマイコンは、シート
Pの排出時間(ソータ1内へシートPが排出される時
間)と紙間を認識する。そして、前記データにより、リ
ードカム43の回転スピード及びリードカム43の位置
制御を行なう。上記リードカム43aに位置制御は、ビ
ンB内へのシートPの排出タイミングと、リードカム4
3の平行部Hの開始タイミングの同期をとって行なわれ
る。
【0145】前述したように、リードカム43を駆動す
るシフトモータ45の出力軸45aに設けられたクロッ
ク円板56(図6参照)とインタラプタ59により、リ
ードカム43の速度を認識することが可能となり、か
つ、リードカム軸42の下部に設けられたフラグ61,
62(図7,図8参照)により、リードカム43の略平
行部Hの一端及び他端を認識することが可能となる。
【0146】例えば、ビンユニット2の上昇方向のソー
ト時に、図25(a) に示すホームポジション33x
に対応するビンBのトラニオン33がきたとき、シート
Pの排出を開始してトラニオン33がホームポジション
33xから位置33yに移動する間に、シートPの排出
を完了するようなリードカム回転数に設定すればよい。
【0147】さらに、位置33yから33zの間でビン
ユニット2のビンシフトを行なうが、紙間の時間は前記
情報により認識されているので、紙間の時間内に33y
から33zまでの回転をトラニオン33が実施すればよ
い。そのとき、位置33xには、次のビンBが到達して
いて、次のシートPの受け入れる。この動作は各ビンB
毎に繰り返される。
【0148】また、ビンユニット2の下降方向ソート時
には、今度は排出対応のビンBのトラニオン33が位置
33yにきたときにシートPの排出を開始して位置33
xの間に排出を終了する。排出されるシートPの紙間
で、33x→33wまでトラニオン33を回転し、次の
ビンBは受け入れ口33yに到達しているというように
して上記の動作を繰り返す。
【0149】シートPの排出途中、画像形成装置本体の
プロセススピード、紙間等の誤差変動は、随時、画像形
成装置本体からビンユニット2のマイコン内に移送され
るので、トラニオン33の速度制御は常に新しい情報に
よりフィードバック制御がかけられている。
【0150】以上のようなソータ1の構成により、シー
トPのサイズによる排出時間の違いに対する対応はもと
より、プロセススピード、紙間の異なる異機種にソータ
1を接続させても、個々の画像形成装置が最善のリード
カム制御を可能となって、ソータ(シート後処理装置)
1の幅広い機種への安定的な対応が可能となる。
【0151】次に、整合後のシートPをステープルする
動作について説明する。
【0152】本実施例においては、コピーシートが総て
生えされてビンB内で整合が完了すると、最後に整合を
完了したビンBから、順次シートPのステープル動作が
実施されるようになっている。
【0153】上記プロセスを簡単に説明すると、まずラ
スト紙の整合が完了した後、再度整合棒26によって積
載されているシート束(ビン内全体)を整合基準壁23
へ押し付ける。この時の整合棒26の押圧量は、前述の
ような理由で、本実施例においては、整合時より小さく
なるように設定されている(本実施例においては整合押
し量a≒0である)。上記構成により、シートPの少数
枚から多数枚までも整合性向上が図られている。
【0154】前述したように整合棒26によりシートP
全体が保持されている。次にステープルユニットの開口
部に、テーパガイド上87、テーパガイド下90のシー
ト進入口近傍に、シートPの図示しないカール押さえが
配設されており、このカール押さえは、主に上カールの
大きいシートPを所定量(ビンBの表面からテーパガイ
ド上87のテーパ開始部までの高さ)以下に規制する。
【0155】この状態で、ステープルユニットは、前述
したような構成で、図2の67X→67Yと移動する。
この時、ビンB上のシートPの上カールは、不図示のカ
ール押さえにより規制されるが、ビンB上の端部から垂
れ下がる下カールに関しては、テーパガイド下90のテ
ーパ部により持ち上げ、ステープラ67の開口部中に引
っ掛からないようにテーパガイド下90最頂部にてジャ
ンプ台的な働きをさせている。この構成によって、上カ
ールでも下カールでもビンBに積載されているシートP
を安定的にステープラ67の開口部に進入させることを
可能にしている。
【0156】ステープルユニットが67Yの位置に到達
した時、透過型センサ86によってシートPが検知さ
れ、このシートPがビンB上に積載されている時のみシ
ートPの綴込みを実施する。このシートPの閉じが終了
すると、再びステープルユニットは、ビンBがシフトし
てもビンB上のシートPやビンBとは緩衝しない退避位
置67Xまで戻る。
【0157】ステープルユニットが退避位置67Xに戻
ると、ステープルユニット位置検知マイクロスイッチ8
3がOFFし、シフトモータ45が回転することを許可
し、ビンユニットをシフトアップ又はシフトダウンし
て、上記動きと同様にして次のビンBのスプリング動作
に入る。
【0158】ステープルユニットが67Yの位置にある
時にビンBがシフトすると、ステープルユニットの先端
がシートPやビンBと干渉し、最悪の場合には破損して
しまう可能性があるので、ステープルユニット位置検知
マイクロスイッチ83がOFFの時のみハード的にビン
ユニットの通電回路が接続され、ソフト的に暴走して時
でもステープルユニットが67Yの位置にある時は絶対
にビンシフトが行なわれないような構成になっている。
【0159】次に、ステープル動作時、例えばステープ
ルユニットが不良であったりビンB上にスプリン量力以
上のシートPが積載されたり状態で、それでもステープ
ル動作に入って、ステープラ67が動作の工程中に負荷
大によって停止してしまった場合、そのままの状態でス
テープルユニットが67Xに戻りビンBがシフトする
と、シートPが破断されてしまうことになる。このよう
な場合には、ステープラ67中の図示しない1回転(1
工程)センサによって、ステープラ67が動作開始後に
所定時間中にホームポジションに戻らない時(タイマ回
路中に取りつけられている)、ステープラ67の1回転
(スプリングを動作させる方向)とは逆方向に駆動を回
転(すなわち逆転)してホームポジションに戻し、その
後ステープルユニットを67Xまで戻すというような構
成になっている。
【0160】この場合、ステープルユニットが所定方向
に1回転できなかったことになるので、図示しない制御
回路からステープラ異常信号を発令し、画像形成装置本
体上のディスプレイ等に以上表示が表示されるようにな
っている。
【0161】本実施例においては、1度ステープラ駆動
が逆転すると、即ステープルユニット異常ということで
異常信号を発令しているが、例えば、ステープルユニッ
トが逆転してホームポジションに戻っても、次にまた所
定方向に1回転すると正常に動作する場合がある。すな
わち、ステープラ67の場合、たまたま針が1回のみ正
常に送られなかった時、たまたま1回の工程のみをロッ
クして逆回転しても、次に正常に直る場合がある。
【0162】このような場合、ステープラ67の1回転
のみの逆転で異常信号を出してシステムを停止(ステー
プル不良)と判断するのは危険であるので、逆転動作を
2回以上に増やしてもよく、当然異常を判断する工程も
2度、3度と増やしてもよい。例えば、最初のビンBで
ステープラ67が逆転したらビンBをシフトして次のビ
ンBでもステープル動作を開始して2回目のトライに入
る。この時、ステープラ67が正常に1回転のステープ
ル動作をした時には、そのままシステムを続行し、逆に
2回目も逆転したらこの時点で始めてステープル動作の
異常信号を発令するようにしてもよい。
【0163】次に、ソータ1の重連化について説明す
る。
【0164】図29は、同一のソータを重連化した時の
概略断面図を示している。本実施例において、ソータ1
(1連目)及びソータ100(2連目)は全く同一のソ
ータであり、同一のソータを2台直列的に連結すること
により1連のソータの時の2倍の容量のコピー紙収納が
可能となる。
【0165】図30は、重連化されたソータの上視図を
示している。ソータ1とソータ100との連結は、本実
施例においては、ソータ1、ソータ100の前側Xと後
側Yとに、レール部材101,102をビスによって固
定して連結されている。
【0166】なお、1連目と2連目の通信及び電力の供
給は、ソータ1,100の後部にある図示しない電源コ
ード台から出されるコードによって、ソータ100のコ
ードをソータ1の電源コード台コネクタに挿入し、また
ソータ1のコードは画像形成装置の後部にある電源コー
ド台(図示略)のコネクタに挿入することにより、画像
形成装置→ソータ1→ソータ100の順に供給伝達され
る。
【0167】本実施例によるメリットとして、ソータの
接続が電源の許す限り任意の複数に連結できることであ
る。本実施例においては、2連化した実施例について説
明するが、例えば3連、4連であっても連結可能であ
り、ソータ設置のスペース及び電源さえ供給可能であれ
ば、ソータへ収納するコピー紙のより大容量化を図るこ
とが可能である。
【0168】次に、ソータ1とソータ100間の紙パス
構成について説明する。本実施例において、前記ビンB
の最下部に2連ステー105が配置されている。この2
連ステー105は、前記ビンBと同様に、側部にトラニ
オン33′が回転自在に支持されており、この2連ステ
ー105に2連搬送パスユニット200がビス止め又は
その他の保持手段によって着脱自在に取りつけられてい
る。
【0169】これにより、2連ステー105の側部のト
ラニオン33′が、リードカム42a,42bによって
上昇・下降すると、それに対応して2連搬送パスユニッ
ト200も昇降自在となって、所定位置まで上昇し、ソ
ータ1の下部排出ローラ対16と対向する位置(ビンB
がシートPを受ける位置;リードカムの平行部)におい
て、シートPを受け取ることを可能とする。
【0170】次に、2連搬送パスユニット200の構成
に付いて説明する。
【0171】図31において、符号201は2連搬送パ
スユニット200の入口ガイド、202はシートPを搬
送するための入口おもり202を示している。入口おも
り202の先端部には板ばね203が付設されていて、
通常は上ビンBと圧着していてソータを2連使用した時
にシートPの挿入をガイドする機能を持っている。
【0172】図31は2連搬送パスユニット200の平
面図であって、ゴムベルト205がローラ軸206,2
07により張られていて、軸207のプーリ209とモ
ータ211のプーリ210とに、タイミングベルト20
8が張設されており、このモータ211の回転により、
タイミングベルト208を介してローラ軸207及びゴ
ムベルト205の駆動を行なっている。
【0173】上記ゴムベルト205上に軸208を中心
に揺動自在な入口おもり202と中間おもり204が位
置している。下部排出ローラ対16により排出されたシ
ートPは、入口ガイド201によりゴムベルト205上
に搬入され、入口おもり202と中間おもり204によ
り下流側に搬送される。2連搬送パスユニット200の
出口部には排紙コロ212が配設されていて、シートP
をソータ100の入口部103へ導く役目を果たしてい
る。
【0174】また、ビンユニット内に整合棒26を貫通
させてシートPを整合させることを可能としたソータの
場合は、前記2連搬送パスユニット200の下部に整合
棒26を駆動するユニットが配設されている。整合棒2
6の動作領域は、ビンBと同じように切り欠かれてお
り、切り欠き部のシート搬送性を向上させるために、上
記切り欠き部は第30図の符号216で示すように滑ら
かなシートガイドがビス止め固定(ビスを搬送パスより
下面に沈ませてシートPが引っ掛からないような形状と
する)又は他の保持手段により固定されている。
【0175】次に、シートPの重連パスへの流れに付い
て説明する。
【0176】本実施例において、1連でのビン数以上の
部数を作る場合、例えば1連がnビンでn+αの部数の
コピー束を作る時のソータの動きは、n束のステープル
まで完了して、その後入れ1連目が(n+1)ビンシフ
トして前述のように下部排出ローラ対16と対向する位
置に2連搬送パスユニット200をシフトする。その
後、残りのα部のコピーシート束のソーティング(ある
いはグルーピング)を実施し、必要に応じてステープル
動作を完了する。
【0177】この作業中に、1連目で後処理を完了した
コピーシート束は、取り出すことができる。そして、も
し前記n+αのαがn<αの時は、2連目の後処理が終
了後、再度1連目で残りの束の後処理(ソートがグルー
プ・ステープル)作業が自動的に実施される。この時、
1連目の前作業でのこっていたシート束があるかないか
の検知は、透過型のおビン内貫通センサ400,40
0′(図4参照)で判断し、ビン内にシートPが残って
いない時のみオートスタートを開始する。ビンB内にシ
ートPが残っていた場合は、ユーザがシート束を全て取
り除くまではスタートしないようになっている。
【0178】本構成のメリットとしては、まず画像形成
装置に無限の必要部数が設定可能であることであり、そ
れは1連での収容nビン単位で実施され、1連→2連→
1連→の順で行なわれ、1連目で作業している時は、2
連目に収納され後処理終了したシート束を取り除き、シ
ート束を取り除いた後は1連目終了後に再度自動的に2
連目の後処理が開始されて無限ループを形成するシステ
ムになりうる。本構成は、2連以上のソータを装着して
も、1連のソータのみでも可能である。ただし、1連の
時は、ビン数分のn部の作成を終了し、これを終了した
ら総てのシートPを取り除いた後再びオートスタートか
がかかって残りの部数のの作成がなされる。
【0179】次に、本ソータを原稿の予約機能付きの原
稿送り装置の付いた画像形成装置とドッキングさせた場
合は、原稿送り装置の原稿収容棚、予約装置の収容棚等
のユーザへの対応が必要となる。まず、原稿収容棚側の
原稿からのコピー束の作成を1連目で開始し、上記作成
の終了後は予約装置の収容棚の原稿の後処理が2連目で
自動的に行なわれ、1人目のユーザは自分お原稿のコピ
ーが終了したら1連目からこれを取り除くことが可能
(2人目のユーザのコピー後処理が2連目で実施であっ
ても)であり、このコピーを取り除く、再度予約棚に原
稿を入れた第3人目のユーザへの対応が、ソータ(1連
目)で可能になるというようにシステムの発展性が可能
となる。
【0180】次に、1連目、2連目のソータについて
は、本実施例のようなソーティング付きであっても、ス
テープルなしのソータでもよく、1連目のみステープル
つきソータで2連目はステープルなしの作用でもよく、
あるいはこの逆であってもよい。そして、1連目、2連
目が両方ステープル付きの場合、例えばオートステープ
ルモードでコピーした場合、1連目の針がなくなってい
て、2連目のソータにある場合は、1連目針なしという
ことで自動的に2連目でのオートステープルモードが開
始されるようになっている。
【0181】図1におけるソータ1は、図14に示すよ
うに、中央演算処理装置(CPU)111、読み出し専
用メモリ(ROM)112、ランダムアクセスメモリ
(RAM)113、入力ポート114及び出力ポート1
16等からなる制御装置110を備えており、ROM1
12には制御プログラムが格納され、RAM113には
入力データや作業用データが記憶され、入力ポート11
4には、ノンソートパスセンサS1等の各センサ及びス
イッチが連結され、出力ポート116には、搬入ローラ
対11、下部排出ローラ対16等を駆動する搬送モータ
117等の負荷が連結されていて、CPU111がRO
M112に格納された制御プログラムに従ってバスを介
して接続された各部を制御する。また、該CPU111
はシリアルインタフェースを備えており、例えば複写機
本体のCPUとシリアル通信を行なって、複写機本体か
らの信号により各部を制御する。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば複数のビンに排出されたシートを整列する時に、
シートの端部を整合基準壁に押圧してシートを整合する
整合部材のシート押し量をシートサイズ(紙幅)に対応
して可変にすることにより、各シートサイズのシートを
一定の押圧力で押圧して整合することができ、異なるサ
イズのシート及び少数枚のシートであっても最適条件で
シートを押圧して、シート端部に打痕及び傷を生じるこ
となくシートを整合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されているシート後処
理装置の縦断側面図。
【図2】図1におけるA矢視図。
【図3】上記シート後処理装置の斜視図。
【図4】ビンユニットの斜視図。
【図5】リードカムとトラニオン部の縦断平面図。
【図6】図1に示す装置を反対側から見た縦断側面図。
【図7】リードカムのフラグ部の側面図。
【図8】同じく平面図。
【図9】リードカムとビンの関係を示す側面図。
【図10】リードカムとビンの関係を示す側面図。
【図11】リードカムの駆動系の平面図
【図12】ビンユニットの駆動系の平面図。
【図13】(a) は整合基準壁と整合部材を含むシート整
列部の平面図、(b) は押圧力の方向を示す模式図。
【図14】本発明のシート分類装置に適用される制御装
置の一例を示すブロック図。
【図15】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図16】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図17】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図18】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図19】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図20】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図21】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図22】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図23】本発明の実施例に係わるフローチャート。
【図24】整合部材の動作を示すフローチャート。
【図25】リードカムのカム線図。
【図26】ステープルユニット部の平面図。
【図27】同じく側面図。
【図28】同じく斜視図。
【図29】重連したソータの縦断側面図。
【図30】同じく平面図。
【図31】重連搬送パスの平面図。
【図32】整合駆動を配設した重連搬送パスの平面図。
【図33】リードカム検知部の変形例を示す側面図。
【図34】同じく平面図。
【符号の説明】
B トレイ(ビン) P シート M 画像形成装置 1 シート後処理装置 2 ビンユニット 26 整合手段(整合棒) 27 支持手段(整合アーム) 111 コントロール手段(CPU) 121 駆動手段(整合棒駆動モータ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートを収納するトレイと、
    前記トレイに収納されたシートの端面を押圧して整合す
    る整合手段と、前記整合手段を駆動する駆動手段と、を
    備える、シート整合装置を備えるシート後処理装置にお
    いて、 前記整合手段を旋回可能に支持する支持手段と、 前記トレイに収納されるシートのサイズ寸法の大小に応
    じて、前記整合手段によるシートの押圧量(シートの端
    面に直交する方向)が変化するように前記駆動手段を制
    御するコントロール手段と、を有するシート整合装置を
    備えるシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 画像形成部と、画像が形成されて排出さ
    れるシートを収納するトレイと、前記トレイに収納され
    たシートの端面を押圧して整合する整合手段と、前記整
    合手段を駆動する駆動手段と、を備える、シート整合装
    置を備えるシート後処理装置を有する画像形成装置にお
    いて、 前記整合手段を旋回可能に支持する支持手段と、 前記トレイに収納されるシートのサイズ寸法の大小に応
    じて、前記整合手段によるシートの押圧量が変化するよ
    うに前記駆動手段を制御するコントロール手段と、を有
    するシート整合装置を備えるシート後処理装置を有する
    画像形成装置。
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