JP3187733B2 - シート収納装置 - Google Patents

シート収納装置

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JP3187733B2
JP3187733B2 JP35920396A JP35920396A JP3187733B2 JP 3187733 B2 JP3187733 B2 JP 3187733B2 JP 35920396 A JP35920396 A JP 35920396A JP 35920396 A JP35920396 A JP 35920396A JP 3187733 B2 JP3187733 B2 JP 3187733B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2408/00Specific machines
    • B65H2408/10Specific machines for handling sheet(s)
    • B65H2408/11Sorters or machines for sorting articles
    • B65H2408/113Sorters or machines for sorting articles with variable location in space of the bins relative to a stationary in-feed path

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置から排出される
画像記録済シートを収納するシート収納装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置の排出部側に設置
されるシート収納装置としては、単一のスタックトレイ
又は複数のビントレイを具備し、それらにシートを分類
して収納するいわゆるソータや、ソータを主体としシー
ト束の整合とステープル止め、更にはパンチ処理等を行
うシート後処理装置や、1つのスタックトレイのみを具
備してシート束の整合とステープル止め等を行うフィニ
ッシャー装置等といったものがある。
【0003】従来、複数のビントレイを具備するソータ
においては、1ビン当たりのスタック量が上下ビントレ
イ間の最大間隔により定まるという制約を受けるが、こ
の制約から離れて、ソートを必要としない多量の同一シ
ートをスタックできるようにしたい場合がある。このた
めソータは、通常、シートをソートして収納するソート
モードの他に、ソート動作を伴わないいわゆるノンソー
トモードという排出モードを備え、そのいずれでも動作
できる構成となっている。
【0004】このようなノンソートモードの実現方法
は、ビントレイが複数であるか単一であるかにより、次
の2種に大別される。
【0005】その第1は、複数のビントレイを具備する
タイプにおけるもので、ノンソートモードではシートの
排出量が多いことから、上方に広い空間を有する最上位
のビントレイを専用のノンソートトレイとし、他のソー
トトレイ群との区別を明確にするものである(タイプ
A)。
【0006】その第2は、ビントレイが1つであるタイ
プにおけるもので、ソートモードでは単一のビントレイ
(スタックトレイ)上で各シート束の位置をずらして集
積させ、ノンソートモードではシートをずらすことなく
そのまま集積させるものである(タイプB)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイプ
A及びタイプBにおけるノンソートトレイ及びスタック
トレイは、単純に、上下のビントレイ間の間隔又はスタ
ックトレイ上の空間を収納空間として広くとっているだ
けである。一方、シートは、ある高さから排出される。
このため、シートをこれらのトレイ上に順次スタックし
て行くと、一定の高さ以上にはシートをスタックするこ
とができなくなる。
【0008】特に、複写機等から排出されるシートはカ
ールぐせが付いている場合が多く、トレイ上でカールし
ている最上位シートの上に次のシートを排出しようとす
ると、そのカールしている最上位シートに当該次シート
が衝突して、そのシートの排出に失敗することがある。
このことは上記シートの排出ができなくなる限界が、カ
ールのないシートを取り扱った場合よりも早期に到来す
ることを意味する。またシートの排出ができたとして
も、既存シート束に対して排出シートが不揃いとなる。
【0009】従って、ノンソートトレイ又はスタックト
レイの収納空間に、複写機等から排出されるシートを、
その高さ一杯まで収納させようとしたとき、それが可能
な最大枚数は、当該収納空間にカールしていないシート
を収容させた場合の最大枚数よりも少なくなる。換言す
れば、少ない排出枚数でトレイの収納空間を占めてしま
う状態(嵩高状態)となり、上下方向の収納空間の利用
効率が低下する。
【0010】また、上記トレイへの排出を失敗すると、
ソータ内部の排出口や、複写機のシート排出部からソー
タ入口部でシートがジャミングすることとなる。これら
のシートの取り出しは面倒であり、かかる事態は極力避
けなければならない。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、カール等しているシートであっても、上下方向の少
ない収納空間でより多くのシートを収納できるシート収
納装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート収納装置は、収納トレイに所定量の
シートが収納されたことに基づきトレイ上の積載シート
の高さを矯正する矯正手段を設けたことを要旨とする。
【0013】上記の構成は、少なくとも1つのトレイを
具備するものを対象としているので、ソータだけでな
く、シート後処理装置や、フィニッシャー装置等も対象
となる。トレイ上の積載シートの高さを矯正する手段と
しては、トレイ上方の他のトレイ、トレイ上方の可動の
規制部材、トレイ上方の固定部材のいずれの形態でもよ
い。要は、1つのトレイ上の収納空間、正確にはその高
さ寸法を狭めうる形態であればよい。
【0014】このような構成により、所定のタイミング
で矯正手段を作動させると、トレイのシートは上下から
押圧される。このため、シートのカールが除去される。
さらに、シートはこのときシートの端が滑ってシート端
部が揃えられる。即ち、シート端部の整合及び圧縮作用
が営まれ、シート排出後におけるシートスタック全体の
嵩高になるのが防止され、収納空間内により多くのシー
トが収納できることとなる。
【0015】また、シートの高さを矯正するタイミング
をシート検出手段が規定枚数を検出したことによって行
ったり、トレイ上の積載シートの高さが規定の高さを検
出したことにより行うことで、画像形成装置に画像形成
を停止させる不要な待機時間を極力省くことができ、シ
ステム全体としての処理能力を低下させることがない。
【0016】次に第2の発明のシート収納装置は、トレ
イに収納された積載シートの高さを矯正するための矯正
手段をトレイの上方に配置するとともに、トレイ上に排
出されるシートの画像形成面の向きに応じて前記トレイ
または前記矯正手段のいずれか一方を移動して前記トレ
イ上の積載シートの少なくとも1部を矯正手段にて押圧
することによりシートの高さを矯正したことを要旨とす
る。
【0017】この構成により、排出シートの種類、排出
シートのカール状態に応じて収納量を増やすための圧縮
動作を可変としたことから、各状況に応じた適切な整合
及び収納量の増加が可能となる。
【0018】また、画像形成装置からのシートの画像形
成面が上向きで前記トレイに排出される場合は、前記ト
レイを上昇させて矯正手段にて前記トレイ上の積載シー
トの最上面を押圧し、シートの画像形成面が下向きで前
記トレイに排出される場合は、矯正手段を下降させて前
記トレイ上のの積載シートの最上面を押圧するようにす
ることが好ましい。
【0019】具体的には、前記制御手段は、前記画像形
成装置の排出モードがフェイスダウン排紙モードである
場合には、前記特定トレイを上昇移動して、また前記画
像形成装置の排出モードがフェイスアップ排紙モードで
ある場合には、前記規制部材を下降移動して、前記収納
空間を狭めるべく前記駆動手段を制御するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】(I)全体構成 図1において、3は画像形成装置たる複写機1の排出部
2側に設置されたシート収納装置としてのソータであ
り、複写機1から排出されるシートを収納する複数のビ
ン、ここでは10ビンを形成するビントレイ4と、これ
らのビントレイ4の1つにシートを搬出する1つの排出
口5と、ビントレイ4を昇降させるトレイ移動手段たる
棒状リードカム6と、このリードカム6を回転駆動して
その螺旋溝6aに挿入されたピン6bを介して係合する
ビントレイ4の全体を上下方向に移動させる駆動手段7
とを備えている。排出口5とトレイ移動手段たる棒状リ
ードカム6とは、少なくとも1つのトレイにシートを排
出することが可能な排出手段の構成要素となる。
【0022】駆動手段7は、図2に示すように、機枠側
壁3aに設けたビン駆動モータ7aと、上記リードカム
6に噛み合う歯車7cと、この歯車7cに駆動モータ7
aの力を伝達するためのプーリ及びベルトからなる動力
伝達機構7bとからなる。なお、棒状リードカム6は機
枠側壁3a,3bの両側にそれぞれ1本づつ設けられて
いるのに対し、駆動モータ7aは片側にのみ設けられて
いる。しかし、両リードカム6にはそれぞれに歯車7
c,7cが係合され、この両歯車7c,7cが同じ回転
軸7dに固定され相互に連結されているため、両リード
カム6は同期して回転される。
【0023】ソータ3は、ノンソートモード、ソートモ
ード、取り出しモード、ステープルモードといった動作
モードをもつ。
【0024】(1)ソートモード ソートモード即ちシートを各ビントレイ4に分配捕集す
るモードの場合、駆動手段7は、複写機1の排出部2側
からのシートの排出に応じてリードカム6を回転駆動
し、ビントレイ4の所望の1つが排出口5に対応する高
さ位置になるようにビントレイ4の全体を上下方向に移
動させる。この排出口5に対応する高さ位置に来た1つ
のビントレイ4は、図10又は図11に示すように、リ
ードカム6のほぼ中央部に予め形成された大きな螺旋リ
ードピッチ間隔の部位により、トレイ上方の収納空間
9、つまりビントレイの上下間隔が大きく開口され、こ
れによりシートの排出収納が容易にされる。図10又は
図11ではそれぞれ6ビン目のトレイ4f及び10ビン
目のトレイ4jの収納空間9が大きく開口されている。
このように移動する各ビントレイ4の高さ位置及びビン
間隔は、棒状リードカム6に同軸的に設けた一回転検知
センサS1により、棒状リードカム6が回転した角度位
置を知ることにより把握される。この例の一回転検知セ
ンサS1は、図7に示すように、棒状リードカム6の底
部に直径方向2箇所に遮光板61を設け、この遮光板6
1によりフォトインターラプタ61aを遮光する構成と
したものであり、リードカム6の回転を180度づつ2
回検出することでリードカム6の1回転を検出するよう
になっている。この180°の回転角度の相違は、ソー
トモードと取り出しモードとでリードカム6の使用部位
に位相差をつけ、取り出しモードでのビン間隔がソート
モードのときよりも大きく開くようにするのに利用され
る。
【0025】(2)ノンソートモード 図1はノンソートモードの場合を示す。ノンソートモー
ド、即ち、ここでは複数トレイ4のうちの最上位置のト
レイ4aにシートを排出するモードの場合、ソータ2は
図1に示すように、10ビンのビントレイ4全体が最下
位の位置(ホームポジション)に持ち来された状態とな
る。そして、複写機排出部2側より一枚づつ排出された
シートは、入口センサS2でチェックされつつ、ソータ
内部の排出口5より最上位ビントレイ4aに排紙され、
順次そこに積み重ねられる。
【0026】(a)トレイ収納空間規制部材 ビントレイ4の上方には、最上位ビントレイ4aの直ぐ
上に、当該トレイ4aよりも低速で上昇移動しトレイ4
aよりも低速で下降移動するトレイ収納空間規制部材8
が設けられている。
【0027】このトレイ収納空間規制部材8は、ここで
は図2〜図5に示すように、機枠側壁3a,3b間に配
置された可撓性プレート部材からなり、ビントレイ4と
同様に、その側部より突出したピン8aによりリードカ
ム6の螺旋溝6aに係合している。この螺旋溝6aの軸
方向の各部位のリードピッチの相違により、トレイ収納
空間規制部材8は、駆動手段7によるリードカム6の回
転によりビントレイ4が上昇する場合には、最上位ビン
トレイ4aよりも低速で上昇移動し、ビントレイ4が下
降する場合には、最上位ビントレイ4aよりも低速で下
降移動する。そして、トレイ収納空間規制部材8の一側
からは、ホームポジション検知用の遮光突起81および
異常検知用の遮光突起82が機枠側壁3bを貫いて延在
しており、機枠側壁3b側に設けたフォトインタラプタ
ー83,84(図4)と共働してホームポジションセン
サS3および異常検知センサS4を構成する。
【0028】(b)整合圧縮動作 ノンソートモードの場合、ビントレイ4及びトレイ収納
空間規制部材8は、所定のタイミングで駆動モータ7a
によりリードカム6を回転駆動することにより、図8の
ホームポジションから図9に示す状態、つまり最上位ビ
ントレイ4aがより大きくかつトレイ収納空間規制部材
8がそれより小さく上方に移動した状態に変化する。こ
のため最上位ビントレイ4a上の収納空間9が図8の状
態から図9の如く狭められ、図8の状態で最上位ビント
レイ4a上にカールなどに原因して嵩高な状態で収納さ
れていたシート束がプレス作用を受ける。よって、再び
図8の状態に戻って次のシートから排紙が続行されたと
き、最上位ビントレイ4a上に既に存在しているシート
はカール等が除去されているため、次のシートの排出が
問題なくできることとなり、より多くのシートを最上位
ビントレイ4a上の収納空間9内に納めることができ
る。なお、トレイ収納空間規制部材8は圧縮時に若干撓
むように構成しておくのがよい。
【0029】この最上位ビントレイ4a及びトレイ収納
空間規制部材8は、トレイ4a上の収納空間9を狭める
収納空間規制手段を構成する。また、後述するようにト
レイ4の中の1つ(特定ビン)を利用してノンソートモ
ードを実行する形式では、特定ビンのトレイとその直ぐ
上のビンのトレイとの間の間隔を狭めることになるの
で、特定ビントレイとその上位ビントレイが上記収納空
間規制手段を構成する。更に、上記トレイ収納空間規制
部材8のように移動する部材の代わりに、固定部材を用
いることもでき、この場合は、最上位ビントレイ4aと
固定部材とが、トレイ4a上の収納空間9を狭める収納
空間規制手段を構成する。
【0030】(3)取り出しモード 取り出しモードは、図12又は図13に示すように、ビ
ントレイ4からシートを取り出す場合に、そのビントレ
イの上下の間隔を拡げて、オペレータの手が入り得るよ
うにするモードである。図12はビントレイ4のシート
を取り出すために、取り出しモードに移行する途中の最
初の状態、つまり第1ビン4aの上下の空間を拡大した
状態を示す。また図13は、その後第1ビン目4a〜第
4ビン目4dのシートを取り出し得るように、第1ビン
目〜第5ビン目の空間9を拡大させた状態(取り出しポ
ジション)に変化させた後を示す。このように取り出し
モードにおいて、ビンの空間9を拡大するためには、ビ
ントレイ4全体の任意の上下位置において、リードカム
6の回転角度位置をソート時の角度位置から180°ず
らせればよい。図12は図8のソート時の角度位置α°
から180°ずらせた直後の様子を示す。
【0031】このように、リードカム6の回転角度位置
をソート時の角度位置から180°ずらせ、その後はリ
ードカム6を360°を単位として順次回転させて行く
ことにより、排出口5より上側にあるビントレイ4のピ
ン相互間隔がソート時より大きく開かれて行く。オペレ
ータは、上位のビンよりビントレイ4上のシートを順次
取り去さることになる。
【0032】ビントレイ4上のシートが取り去られたか
否かを検知するため、取り出しセンサS5が設けられ
る。即ち、上記トレイ収納空間規制部材8の上方には、
取り出しセンサS5を構成すべく1本の検知レバー10
が揺動自在に垂下され、該検知レバー10は、全てのビ
ントレイ4のうち、シートが存在する最上位のビントレ
イ上のシートと接触するようになっている。即ち、検知
レバー10は、各ビントレイ4及びトレイ収納空間規制
部材8に設けた全てのスリット11を貫通し得るように
細長く伸びており、まだシートの取り出されていないビ
ンがある場合には、それらのうちの最上位のビンのシー
ト上に接触して、そのシートの存在を検知する。
【0033】更に、全てのビンのビントレイ上からシー
トが無くなったことを共通に検出できるようにするた
め、ビントレイ4及びトレイ収納空間規制部材8の移動
する範囲を上下方向外側から見通す位置に、投光素子1
2及び受光素子13が対向配置され、これにより透光形
の光電センサから成るトレイ上紙有無センサS6が構成
されている。
【0034】(4)シート整合手段 図3において、14はシートを側壁3a側に寄せて横方
向の整合をなすためのシート整合手段であり、上記各ビ
ントレイ4及びトレイ収納空間規制部材8の面内に設け
た開口19,20を上下に貫通する整合棒15と、この
整合棒15をシートの横方向(図3のX方向)に1往復
動させる揺動機構16とからなる。揺動機構16は、こ
こでは整合棒15の一端が固定された左右に走る無端ベ
ルト17と、このベルト17を正逆両方向に回転駆動す
る整合用モータ18とで構成されている。シート整合手
段の整合棒15は、シートが排出口5から1枚排出され
る毎に一回往復移動させられ、シートを側壁3a側に寄
せて横方向の整合をなす。従って、基本的には、ソート
モード、ノンソートモード及びステープルモードのいず
れにおいても行われるが、事情により省いてもよい。
【0035】(5)ステープルモード ステープルモードは、上記ソートモードで分類集積さ
れ、シート整合手段により整合されたシート束を、ステ
イプルで綴じるモードである。このモードを実行するた
め、図3及び図14に示すように、機枠側壁3aには、
その外側から前部を側壁開口21(図6)に差し込む形
で、ステープラ22とシート引き寄せ装置23が取り付
けられている。シート束は、シート引き寄せ装置23に
より把持されてステープラ22のステープル位置まで引
き寄せられ、ステープラ22によりステープルされた後
に、シート引き寄せ装置23により元に戻されるが、詳
細は後述する。 (II)制御 図15に制御装置の概要を示す。制御装置24は、マイ
クロプロセッサCPUにROM,RAM等のメモリを具
備するマイクロコンピュータ25を中心として構成され
ており、複写機1とはインタフェース26を介して接続
される。マイクロコンピュータ25の入力ポートには、
上述の一回転検知センサS1,入口センサS2,ホーム
ポジションセンサS3,異常検知センサS4,取り出し
センサS5,トレイ上紙有無センサS6,シート高さセ
ンサS7からの各信号が入力されている。また、出力ポ
ートには、ビン駆動モータ7a,整合用モータ18,ス
テープラ22,引き寄せ装置23等が接続されている。
なお、シート高さセンサS7は、収納空間9内に積載さ
れるシートの高さが一定値になったことを検知するセン
サである(図21参照)。
【0036】(1)ノンソートモード (a)1ビンを使用したノンソートモード(図16) 図16に、上記ソータの1ビンを使用したノンソートモ
ードの動作処理を示す。なお、ここでは最上位のビント
レイ4aを使用する場合を例にして説明しているが、他
の任意の1ビンを使用してノンソートモードの圧縮動作
をさせることもできる。
【0037】(i)カウント手段 複写機側からの指令が、ノンソートモードであるか否か
を判断し(ステップST1)、ノンソートモードである
場合は、次のように処理する。まず、CPUは入口セン
サS2をチェックすることにより、排出口5から最上位
ビントレイ4aに排出されるシートの枚数を把握する。
このカウント機能部分が、特定トレイに排出されるシー
トの枚数をカウントするカウント手段を構成する。
【0038】(ii)圧縮動作を行わせる所定のタイミ
ング 次に、最上位ビントレイ4aにスタックできる最大枚
数、この例では120枚に対し、圧縮動作を行わせる所
定のタイミングを予め設定しておく。まず圧縮動作を行
うことを開始することを許す開始基準値を定める。この
図16の例の場合、開始基準値は20枚である。次に、
排紙枚数がこの開始基準値(20枚)以上の領域で、何
枚目が上積された時点で圧縮動作を実行させるのかを定
める。1枚が上積みされるたびに圧縮動作を実行させて
もよいが、ここでは所定枚数(10枚)を数える毎に、
圧縮動作を実行させる。要するに、開始基準値の20枚
目で1回、それ以降は所定枚数(10枚)を数える毎
に、圧縮動作を実行させる。
【0039】これを図16のフローで示したのが、ステ
ップST2、ST3である。即ち、排紙枚数がこの開始
基準値の20枚以上になった場合、ステップST2から
ST3に進み、カウント値が10で割り切れるとき、つ
まり開始基準値及びその後の10枚目毎に、ステップA
1に示す圧縮動作処理に入る。
【0040】但し、図16の場合、上記開始基準値(2
0枚)を越えた枚数領域が同等扱いとされておらず、5
0枚以上から100枚未満までと、100枚以上から最
大枚数までという2つの領域に分けられている。これ
は、積載枚数が多くなってスタックできる最大枚数(1
20枚)に近づくほど収納空間が狭くなるため、頻繁に
嵩高なシート束の圧縮を繰り返さないと、次のシートの
円滑な排出と積載ができなくなるためである。
【0041】そこで、カウント数の増加に応じて圧縮動
作つまり特定トレイの収納空間を狭める回数を増加させ
る。この図16の例の場合、開始基準値20枚に達した
後50枚未満まで、つまり20≦カウント値<50の範
囲では20枚目及び所定枚数の10枚を数える毎に圧縮
動作を実行し(ST2〜ST3,ST8)、50≦カウ
ント値<100の範囲では50枚目及び上記より少ない
所定枚数の5枚を数える毎に比較的頻繁に圧縮動作を実
行し(ST2〜ST3,ST8)、そして100≦カウ
ント値≦最大枚数の範囲では100枚目及び上記より更
に少ない所定枚数の1枚を数える毎に毎回圧縮動作を実
行させる(ST2〜ST3,ST8)。
【0042】(iii)圧縮動作 圧縮動作は図17のフローに従って行われる。まずノン
ソートモードで使用している1ビンここでは最上位のビ
ントレイ4aをトレイ収納空間規制部材8に向けて上昇
させるべく、ビン駆動モータ7a、正確にはリードカム
6の駆動モータ7aを正転駆動する(ST11)。これ
により最上位トレイ4aがトレイ収納空間規制部材8よ
りも速い速度で上昇し、両者の間隔つまり収納空間9が
図9の如く狭まる。トレイ収納空間規制部材8の位置を
監視しているホームポジションセンサS3がOFFした
時点、つまり予め定めた間隔まで狭まった時点で、ビン
駆動モータ7aを停止する(ST12,ST13)。こ
の最上位トレイ4aの往動動作により、シート束は最上
位トレイ4aとトレイ収納空間規制部材8との間で挟ま
れて圧縮され、平らに延ばされてカール等が除去され
る。
【0043】その後、最上位のビントレイ4aを下降さ
せるべく、ビン駆動モータ7aを逆転駆動する(ST1
4)。これにより最上位トレイ4aがトレイ収納空間規
制部材8よりも速い速度で下降し、両者の間隔つまり収
納空間9が図8の如く拡がる。ホームポジションセンサ
S3がONした時点、つまり元の間隔まで拡がった時点
で、カムセンサ(一回転検知センサS3)がONしたこ
と、つまり正確に原位置に一致したことを確認の上、ビ
ン駆動モータ7aを停止する(ST15〜ST17)。
【0044】(b)1ビンを使用したノンソートモード
で高さ検知による整合圧縮(図26,図27) 上記図16及び図18の例では、整合圧縮動作の開始を
許可するタイミングを定めるのに、入口センサS2を利
用したカウント手段を用い、それによって計数される排
出枚数が一定の基準値(20枚)に達したときに整合圧
縮動作の開始を許可した。しかし、図21に示すよう
に、ソータ内の排出口5に、収納空間9内に積載される
シートの高さが一定値になったことを検知するセンサ
(シート高さセンサ)S7を設け、該センサからの検知
信号により、上記の整合圧縮動作の開始を許可するタイ
ミングを定めることができる。
【0045】(i)高さ検知をトリガーとして所定枚数
毎に整合圧縮(図26) 図26は、高さ検知をトリガーとして所定枚数毎に整合
圧縮動作をする例である。図において、まず、ノンソー
トモードの場合、上記シート高さセンサS7の出力をチ
ェックする(ステップST41〜ST42)。シートの
積載高が基準値、例えば上記図16及び図18の例と同
じ基準値の20枚に達したときは、入力センサS1から
の排出シート枚数のカウントを開始する(ステップST
44)。
【0046】そして、シートの排紙枚数が10枚を数え
る毎に1回(ステップST45)、圧縮動作処理を行わ
せる(ステップST46)。この圧縮動作は、既に図1
7で説明したのと同じであり、最上位のビントレイ4a
をトレイ収納空間規制部材8に向けて上昇させ再び原位
置に下降させる動作である。この最上位トレイ4aの往
動動作により、シート束は最上位トレイ4aとトレイ収
納空間規制部材8との間で挟まれて圧縮され、平らに延
ばされてカール等が除去される。
【0047】(ii)高さ検知により圧縮し、以後所定
枚数毎に整合圧縮(図27) 図27は、高さ検知により圧縮し、以後所定枚数毎に整
合圧縮する例である。即ち、シート高さセンサS7が、
シートの積載高が、基準値例えば上記カウント枚数20
枚に対応する高さに達したことを検知したとき(ステッ
プST42)、その検知信号の発生した時点(センサS
7の最初のON)でまず圧縮動作を行う(ステップST
43〜ST46)。その後は、図26の場合と同じで、
入力センサS1からの排出シート枚数のカウントを開始
し(ステップST44)、シートの排紙枚数が10枚を
数える毎に(ステップST45)、圧縮動作処理を行わ
せる(ステップST46)。このステップST46にお
ける圧縮動作自体は、既に図17で説明したのと同じで
ある。
【0048】尚、上記実施例ではビントレイ4a、トレ
イ収納空間規制部材8を上昇させて収納空間9を狭めて
いるが、ビントレイ4a、トレイ収納空間規制部材8を
下降させて収納空間9を狭めるようにリードカム6ノム
リードピッチを形成してもよい。
【0049】(c)1ビン以外を使用したノンソートモ
ード(図18) 図18に、上記ソータの1ビン以外を使用したノンソー
トモードでの整合圧縮処理を示す。
【0050】(i)使用ビンの決定 ソート処理が終了した段階で、空ビンが在るかどうかを
チェックし、空ビンがなければシート取り出しモードに
移行する(ステップST21〜ST23)。空ビンがあ
る場合は、ノンソートモードの実行が可能であるので、
そのノンソートモードの実行要求があるかどうかをチェ
ックし(ST24)、要求がある場合は最も近い空ビン
を搬入位置(排出口5)に移動する。
【0051】(ii)圧縮動作を行わせる所定のタイミ
ング 次に、図16で説明したのと同様にして、圧縮動作を行
わせる所定タイミングを決定する。
【0052】即ち、20≦カウント値<50の範囲では
基準値の20枚目及び所定枚数の10枚を数える毎に圧
縮動作を実行し(ST26〜ST27)、50≦カウン
ト値<100の範囲では50枚目及び上記より少ない所
定枚数5枚を数える毎に圧縮動作を実行し(ST28〜
ST29)、そして100≦カウント値≦最大枚数の範
囲では100枚目及び上記より更に少ない1枚を数える
毎に圧縮動作を実行するように条件設定する(ST30
〜ST31)。
【0053】(iii)フェイスアップ/フェイスダウ
ンによる移動方向判別 次に、画像形成装置の排出モードがフェイスアップ排出
なのか又はフェイスダウン排出なのかを判別する。その
理由は下記による。
【0054】排出時のシート27(図21、図22参
照)は、画像形成のためにドラムに巻き付けられた履歴
を持つことから、記録面を上側としたフェイスアップ排
出であるか、又は記録面を下側としたフェイスダウン排
出であるかの違いに応じて、上向きのカール癖が付いた
状態(図21)か又は下向きのカール癖の付いた状態
(図22)かのいずれかで排出され積載される。
【0055】ここで、シート後端(搬送方向上流側)が
トレイ4に完全に収納されていない状態が生じると、整
合圧縮動作を行うべく、トレイ4を移動させた際に、ト
レイ収納口28とシート排出口5との間にシート27が
挟まれて、特に薄紙に於いて紙折れ、紙の破れ及びこれ
ら紙の破損に起因する後続シートのジャム等を引き起こ
す恐れがある。
【0056】そこで、フェイスアップ排出時(シート搬
送方向上流端が上方にカールしている時)にはトレイ4
を下方移動し、フェイスダウン排出時(シート搬送方向
上流端が下方にカールしている時)にはトレイ4を上方
移動する。このようにすると、シート27は、シート後
端27aが未収納の状態であっても、その後端が曲がり
方向に倣うように滑らかに接触することから、接触によ
る影響力が緩衝される方向となり、シートの破損や、後
続シートのジャムを引き起こさなくなる。
【0057】尚、未収納状態であったシート後端27a
は、トレイ間隔が狭められた際に、上方の8レイ収納空
間規制部材8又は上位トレイ4により図23(a)のよ
うに折り曲げられた状態になるが、トレイが再び収納位
置に戻る際には、図23(b)に示すように、トレイ上
流壁の上端に設けられた折返し部28aに妨げられてト
レイ上流壁を越えることができず、シート自らのコシに
よりトレイ内部に移動することになる。
【0058】(iv)画像形成モードによる移動方向判
別 ところで、画像形成装置の用途に応じてフェイスアップ
排出、フェイスダウン排出かがある程度決まっているこ
とから、画像形成モードに応じて『収納量を向上させる
整合動作』を可変とすることができる。
【0059】例えば、画像形成装置が複写機である場合
又は多機能を有する画像形成装置が複写機として使用さ
れている場合、フェイスアップ排出が原則である。その
理由は、次による。
【0060】即ち、仮にフェイスダウンで排紙するとし
た場合には、複写機側においては、先頭の原稿から順次
プラテンに送ることになる。この場合、原稿束を原稿搬
送装置の載置トレイ上で上向きにセットしても下向きに
セットしても原稿の画像を有する面に搬送ローラ等の駆
動搬送手段が接することになり、駆動搬送手段に原稿面
上のトナー、インク等が付着して次原稿の原稿面を汚
し、最終的には汚れの付いた原稿を複写してしまうとい
う問題が生じる。特に鉛筆書きの原稿においてこの問題
は顕著になる。
【0061】従って、複写機にて原稿を送る場合、最終
原稿から送ることが普通であり、排出されるシートも頁
順を合わせるようにフェイスアップで排出されるのが原
則となっている。
【0062】次に、画像形成装置がプリンタ、FAXで
ある場合又は多機能を有する画像形成装置がプリンタ、
FAXとして使用されている場合は、フェイスダウン排
出が原則である。その理由は、次による。
【0063】即ち、FAXでは送信する側が先頭頁から
送っているのか、最終頁から送っているのか判断できな
いため、原則として送られてきたものをそのままの順序
で積載すべく、フェイスダウンで排出している。又、プ
リンタでは、パソコン等から送られるデータを処理しき
れるメモリが十分でない場合を前提にして、送られてき
たデータをそのままの順序で随時排出することから、フ
ェイスダウンで排出されるのが原則となっている。
【0064】上記の検討から、複写モード、FAXモー
ド、プリンタモードという画像形成装置の各画像形成モ
ードに応じて、特定トレイを上昇移動又は下降移動のい
ずれにより収納空間を狭めるべきかを判断することがで
きる。
【0065】(v)移動方向と整合作用 上記説明では、収納空間を狭めるという動作を専ら圧縮
作用を主体として説明してきたが、この圧縮方向の力
は、同時に当該シートをシート束上で横方向にすべらせ
る力を発生させ、当該シートをシート束上に揃えて収納
量を増やすという整合作用を伴う。
【0066】例えば、図24に示すフェイスダウン排出
時(シート搬送方向上流端が下方にカールしている時)
において、相対的に矢示Fの圧縮力を受けると、シート
27は実線の湾曲状態から破線の平坦状態に移行し、シ
ート先端がシート束上を距離Δだけすべって、正しく積
み重ねられると考えられる。
【0067】ところで、上記シート27にそのシートに
沿った搬送方向の力Bを与えるのは、トレイ4を上又は
下に移動させた際に、シート後端が排出口5に接触する
ことにより生み出される。そこで、この力Bつまり整合
力の大きさを考えてみるに、トレイ4を矢示Cの上方移
動させた場合、図24に示す排出シート27の後端は、
その後端の湾曲方向と同じ方向、つまりシートがしなる
方向に排出口5から接触圧力を受ける。これに対し、ト
レイ4を矢示Aの下方移動させた場合、排出シート27
の後端は、その後端の湾曲方向に逆らう方向に接触し、
排出口5から大きなシート方向力Bを受ける。従って、
シートのコシが強いシートの場合、整合力Bは、シート
が上方にカールしている状態のときは、下向きにトレイ
4を移動させた方が、より大きくなる。この関係は、シ
ートが下方にカールしている状態のときは逆になる。
【0068】そこで、上記した接触による影響力が緩衝
される方向にするという第1の観点とは逆になるけれど
も、第2の観点として、ある程度コシが強いシートの場
合、フェイスアップ排出時(上方カール時)にはトレイ
を上方移動させ、またフェイスダウン排出時(下方カー
ル時)にはトレイを下方移動させると、シート後端が、
上方トレイ若しくは上方の規制部材に係合した後、シー
ト自身が折れ曲がることなく正規の収納位置に移動する
ため、トレイ移動時にシートを破損することもなく、後
続シートのジャムも防止できると考えられる。
【0069】(vi)特定トレイの上昇/下降移動の判
別 上記前提の下に、ソータの1ビン以外を使用したノンソ
ートモードにおける整合圧縮動作の処理を説明する。
【0070】図18に戻り、プログラムは、上記ステッ
プST26〜ST31で決定される所定のタイミングに
おいて、整合圧縮動作に入るべく、ステップST33に
進む。
【0071】このステップST33では、上記第1の観
点より、画像形成装置の画像形成モードに応じて、特定
トレイを上昇移動して収納空間を狭めるか下降移動して
収納空間を狭めるかを判断する。即ち、画像形成モード
が複写モードである場合、フェイスアップ排出が原則で
あり、このときは排出シートの搬送方向上流端が上方に
カールしている状態となるので、トレイを下降移動して
収納空間を狭める下降圧縮処理を行う(ST34)。ま
た、画像形成モードがFAXモード又はプリンタモード
である場合、フェイスダウン排出が原則であり、このと
きは排出シートの搬送方向上流端が下方にカールしてい
る状態となるので、トレイを上昇移動して収納空間を狭
める上昇圧縮処理を行う(ST35)。
【0072】(vii)下降圧縮処理(図19) 上記ステップST33で定義した下降圧縮の処理を図1
9に示す。この処理の動作を、特定ビンが4fであり、
シートがフェイスアップで排出される図22の場合を例
にして説明する。
【0073】まず、ビントレイ4を下降させるべく、リ
ードカム6の駆動モータ7aを逆転方向に起動し(ST
341)、棒状リードカム6が90度回転した位置で停
止させる(ST342〜ST344)。一回転検知セン
サS1は180°毎の検出しかできないため、この棒状
リードカム6の90度回転位置の検出は、一回転検知セ
ンサS1が通常のON状態からOFF状態に変化してか
らのモータの回転パルスを計測することにより行われる
(ST343)。
【0074】上記のリードカムの作用位置の90度変位
により、排出口5の位置にあった特定トレイ4f(図2
2)に対し、その上方のトレイ4e(図22)が相対的
に下降し、両者間の収納空間9が狭くなり図58に示す
状態になる。このとき排紙シート27は、その後端27
aが排出口5に接触する場合でも、柔らかく撓む方向に
押圧されるので、シートが損傷したりジャミングしたり
する事態が防止される。
【0075】上記のように収納空間9を狭めた後、特定
トレイを元の排出口に戻すべく、ビン駆動モータ7aを
正転駆動してビントレイ4fを上昇させる(ST34
5)。そして、一回転検知センサS1が通常のON状態
に戻ったところでビン駆動モータ7aを停止する(ST
346〜ST347)。
【0076】この特定トレイ4fの往動動作により、排
出シート27は当該特定トレイ4fと上位トレイ4eと
の間でシート束29と共に圧縮され、これにより排出シ
ート27及びシート束29のカール等が除去され、また
排出シート27が平らに延ばされてシート端部の位置が
移動しシート束29の端部と整合される。よって、適切
な整合圧縮がなされ、少ない収納空間でより多くのシー
トを収納することができる。
【0077】(viii)上昇圧縮処理(図20) 上昇圧縮動作は図20のフローに従って行われる。これ
を、特定トレイが4fであり、シートがフェイスダウン
で排出される図21の場合を例にして説明する。
【0078】まずノンソートモードで使用している特定
トレイ4fをその上位のビントレイ4eに向けて上昇さ
せるべく、リードカム6の駆動モータ7aを正転駆動し
(ST351)、リードカム6が360°回転したとこ
ろ、つまり一回転検知センサS1のフォトインターラプ
タ61aがOFF後に2回ONした時点で停止する(S
T352〜ST355)。これにより当該特定トレイ4
fがその上位トレイ4eよりも速い速度で上昇し、両者
の間隔つまり収納空間9が狭まる。このとき排紙シート
27は、その後端27aが排出口5に接触する場合で
も、柔らかく撓む方向に押圧されるので、シートが損傷
したりジャミングしたりする事態が防止される。最終的
に、特定トレイ4fの上位レイ4eは図21のトレイ4
d,4eの位置に移動する。
【0079】その後、特定トレイ4f及び上位レイ4e
を下降させるべく、ビン駆動モータ7aを逆転駆動する
(ST356)。これにより特定トレイ4fが上位レイ
4eよりも速い速度で下降し、両者の間隔つまり収納空
間9が図21の如く拡がる。リードカム6が360°回
転したところ、つまり一回転検知センサS1のフォトイ
ンターラプタ61aがOFF後に2回ONした時点で停
止する(ST357〜ST359)。
【0080】この特定トレイ4fの往動動作により、排
出シート27は当該特定トレイ4fと上位トレイ4eと
の間でシート束29と共に圧縮され、これにより排出シ
ート27及びシート束29のカール等が除去され、また
排出シート27が平らに延ばされてシート端部の位置が
移動しシート束29の端部と整合される。よって、適切
な整合圧縮がなされ、少ない収納空間でより多くのシー
トを収納することができる。
【0081】(ix)シートのコシに応じた整合圧縮
(図25) 図25に、シートのコシに応じた整合圧縮の動作処理を
示す。これは、排出シートがコシの弱いシートである場
合には、上記第1の観点より、排出シートの搬送方向両
端の反っている方向とは逆の方向に特定トレイ4fを移
動して収納空間9を狭めるが、排出シートがコシの強い
シートである場合には、上記第2の観点より、排出シー
トの搬送方向上流端の反っている方向に特定トレイ4f
を移動して収納空間9を狭めるものである。
【0082】図25において、ステップST21〜ST
33は、既に図18において述べたところと同じであ
る。
【0083】CPUは、整合圧縮すべき所定のタイミン
グが到来した場合、ステップST33に進み、ここで画
像形成装置の画像形成モードが複写モード(フェイスア
ップ排出)であるのか、他のFAXモード又はプリンタ
モード(フェイスダウン排出)であるのかを判断をす
る。これは、上記第1の観点より、画像形成装置の画像
形成モードのいかんに基づいて、収納空間を狭めるのに
特定トレイを上昇移動すべきか下降移動すべきかを決め
るためである。
【0084】次に、上記ステップST33の判断がYE
S,NOのいずれであっても、当該シートのコシが強い
か否かをチェックする(ステップST36〜ST3
7)。ここでシートのコシの強さは、オペレータによる
事前のマニュアル設定に基づいてもよいし、複写機本体
に予めセットされている用紙のサイズ、重さ、高さから
自動的に判別するようにしてもよい。
【0085】上記判断結果が、複写モード(フェイスア
ップ排出で上方にカール)であり且つコシが強くないと
いう場合には、上記図18のステップST34の場合と
同じく上記第1の観点のみ考慮すればよいので、図19
で説明した下降圧縮動作を行わせる。
【0086】しかし、複写モード(フェイスアップ排出
で上方にカール)であっても、コシが強い場合には、上
記第2の観点より、上記図18のステップST35で説
明した上昇圧縮動作を行わせる。この上昇圧縮動作それ
自体は、図20で説明したところと同じ内容である。し
かし、コシの強いシートを、その排出シート後端が反っ
ている方向(上方向)と同一方向に特定トレイ4fを移
動(上昇移動)させるため、シートが排出口5と接触し
た際、シートに下降方向に移動させた場合よりも大きな
推進力がかかり、大きな整合力が生まれて、シート縁が
変移してシート束の縁に円滑に整合させられる。
【0087】次に、上記判断結果が、複写モード以外の
FAXモード又はプリンタモード等(フェイスダウン排
出)であって且つコシが強くないという場合には、上記
図18のステップST35の場合と同じく上記第1の観
点のみ考慮すればよいので、図20で説明した上昇圧縮
動作を行わせる。
【0088】しかし、複写モード以外のFAXモード又
はプリンタモード等(フェイスダウン排出で下方にカー
ル)であっても、(7a)が強い場合には、上記第2の
観点より、上記図18のステップST34で説明した下
降圧縮動作を行わせる。この下降圧縮動作それ自体は、
図19で説明したところと同じ内容である。しかし、コ
シの強いシートを、その排出シート後端が反っている方
向(下方向)と同一方向に特定トレイ4fを移動(下降
移動)させるため、シートが排出口5と接触した際、シ
ートに上昇方向に移動させた場合よりも大きな推進力が
かかり、大きな整合力が生まれて、シート縁が変移して
シート束の縁に円滑に整合させられる。
【0089】(2)グループモード 上記は、基本的にノンソートモードでのシート収納量を
向上させることを主眼として説明したが、グループモー
ドにおいても同様にシートの収納量を向上させることが
できる。ここに「グループモード」とは、1原稿につい
て複数の複写を行い、その複写紙を特定のビンに集積し
た後、他の原稿について同じく複数の複写を行い、その
複写紙を他の特定ビンに集積する・・・という動作を原
稿枚数分繰り返すモードをいう。
【0090】例えば、5枚の原稿をADF(自動原稿送
り装置)にセットし、複写枚数を“30”枚、モードを
“グループモード”と指定した場合、1枚目の原稿に対
して30枚の複写紙が作成され、これら複写紙は例えば
ソータの1ビンに連続して排出される。次に2枚目の原
稿に対して同じく30枚の30枚の複写紙が作成され、
これら複写紙は例えばソータの2ビンに連続して排出さ
れる。同様に3枚目の原稿の複写紙は3ビンに、4枚目
の原稿の複写紙は4ビンに、5枚目の原稿の複写紙は5
ビンにそれぞれ排出される。
【0091】このようなグループモードにおいてもノン
ソートモードと同様に所定タイミングで収納スペースを
狭めてシートの収納量を向上させることができる。
【0092】(3)ソートモード(図28) 次に、ソートモード処理の仕方を図28に従って述べ
る。
【0093】ソートモード入力、イニシャル動作、搬送
モータON、シートサイズ受信を経て、まず整合棒待機
位置に移動させ(ST51〜ST56)、整合棒による
整合動作を行わせる(ST57)。
【0094】整合棒による整合動作は図29に従って行
われる。
【0095】まず、排出シートが受け入れられて、入口
センサONからOFFに変化したならば、タイマーによ
り50msecが経過するのを待ち、整合棒を整合位置
に移動させるべく整合モータを正転させる(ST571
〜ST574)。整合モータに関し所定パルスをカウン
トしたならば、つまり整合棒が整合位置に移動したなら
ば、整合モータを停止し(ST575〜ST576)、
約70msec待って、整合棒を待機位置に移動させる
べく整合モータを逆転させる(ST577〜ST57
9)。その後100msec経過したならば、つまり整
合棒が待機位置に移動したならば(ST580〜ST5
81)、図28のフローに戻り、ステップST58に進
む。
【0096】図28のステップST58において、複写
部数が2部以上ありカウントアップされる場合は、ビン
モータ7aを正転(ピン上昇)させ(ST59)、1回
転険知センサがON→OFF→ON→OFF→ONと変
化(リードカムが1回転)した後(ST60)、ビンモ
ータ7aのパルスが1パルスカウントUPした時点でピ
ンモータ7aを停止する(ST61〜ST62)。そし
て、再びステップST57の整合動作(図29)を行
う。
【0097】上記動作を繰り返して、複写部数のカウン
トアップがなくなったならば(ST58)、最終原稿で
あることを確認して(ST63)、整合棒をホーム位置
に移動し、整合モータ18及び搬送モータを停止する
(ST64〜ST66)。そして、本体指示信号を受信
して、取り出しモード又はステープルモードに入る(S
T67〜ST68)。
【0098】上記ステップST63の判断が、最終原稿
でないときは、図30のフローに入り、まず上記整合棒
動作(図29)を行う(ステップST69)。
【0099】次いで、複写部数が2部以上ありカウント
アップされる場合は(ST70)、ビンモータ7aを正
転(ピン上昇)させ(ST71)、1回転険知センサが
ON→OFF→ON→OFFF→ONと変化(リードカ
ムが1回転)した後(ST72)、ビンモータ7aのパ
ルスが1パルスカウントUPした時点でピンモータ7a
を停止する(ST73〜ST74)。そして、再びステ
ップST69の整合動作(図29)を行う。
【0100】上記動作を繰り返して、複写部数のカウン
トアップがなくなったならば(ST70)、最終原稿で
あることを確認して(ST69)、整合棒をホーム位置
に移動し、整合モータ18及び搬送モータを停止する
(ST75〜ST77)。そして、本体指示信号を受信
して、取り出しモード又はステープルモードに入る(S
T78〜ST79)。
【0101】図31に、上記ソードモードの動作タイミ
ングを示す。
【0102】(4)取り出しモード(図32〜図33) 上記ソートモード又は後述するSP(ステープル)モー
ドが終了したならば(ST81)、ステップST82に
進み、ソートモード終了で且つ1ビン当たりの枚数が偶
数であるかどうかチェックする(ST82)。偶数つま
りビントレイ4が下位置に在るならば、ビンモータ7a
を正転(ビン上昇)し(ST83)、リードカム6の
2.5回転分つまり1回転検知センサS1のON→OF
F→ONの変化が5回生ずる位置(基準位置)まで、ビ
ントレイ4を上昇させる(ST84)。この0.5回転
分の違いが、ソート時のトレイ間の間隔を拡大させ、シ
ート束を取り出し易くする。そして、シートが1ビンか
ら取り出されてシート取り出しセンサS5がOFFする
度に、1回転分だけビントレイ4を上昇させる(ST8
5〜ST86)。
【0103】上記動作を繰り返し、シート取り出しセン
サS5がONしたならば、ビンモータを停止し(ST8
7)、シート取り出しセンサONを確認して所定時間が
経過するのを待つ(ST88〜ST89)。タイマーが
カウントUPしたならば、シート有無センサS6がまだ
ONしているかどうか見る。まだ残っているシート束が
ある場合は、ステップST83に戻る。
【0104】全てのシート束が取り出されている場合
は、ステップST91に進み、ビンモータ7aを逆転さ
せてビンを下降させ(ST91)、ビントレイ4がホー
ムポジションに戻ったならば、それから更にリードカム
6を1回転させてビンモータ7aを停止させる(ST9
2〜ST84)。
【0105】一方、上記ステップST82における判断
が、奇数つまりビントレイ4が上位置に在るならば、図
33のフローに入り、ビンモータ7aを逆転(ビン下
降)し(ST95)、1回転検知センサS1のON→O
FF→ONの変化が(最上ビンの位置代数−7)回をカ
ウントする位置(基準位置)まで、ビントレイ4を下昇
させる(ST96)。そして、シート取り出しセンサS
5がOFFしたら、1回転分だけビントレイ4を上昇さ
せて(ST99〜ST100)、ビンモータ7aを停止
させる(ST101)。なお、ステップST97でシー
ト取り出しセンサS5がONと判断されたときも、ビン
モータを停止する(ST97、ST101)。そして、
図32のステップST88に戻る。
【0106】(5)ステープラとシート引き寄せ装置と
ステープルモード(図34〜図48) (a)ステープラ(図34) ステープラ22は、図34に示すように、ステープラモ
ータ31と、該ステープラモータ31の出力軸に固定さ
れたギヤ32とを有しており、該ギヤ32にはギヤ33
が噛含している。そして、該ギヤ33には一端を本体に
固定されたリンク35が連結されており、該リンク35
の節部35aには針を打つヘッド36が配設されてお
り、更に該ヘッド36の下側には、針を曲げるアンビル
37が配設されてい。また、上記ギヤ33には1回転カ
ム38が配設されており、該カム38に対向してステー
プラカムセンサ(ホームポジションセンサ)S10が配
置されていて、該ステープラカムセンサS10によって
ステープラ22のステイプル動作が1回毎に検知され
る。
【0107】また、該ステープラ22は針カートリッジ
34を備えており、該針カートリッジ34には連結した
多数の針が格納されている。そして、該針カートリッジ
34はステープラ22の後方から着脱されるよになって
いて、針交換の際、失印E方向に引き出される。
【0108】そして、詳しくは後述するシート引き寄せ
装置23によりビントレイ4から引き出されたシート束
Pに対して、ヘッド36よりステープルが打ち込まれ、
シート束Pが綴じられ、その後再びシート引き寄せ装置
23によりビントレイ4に戻されるように構成されてい
る。
【0109】(b)シート引き寄せ装置(図39〜図4
8) シート引き寄せ装置23は、ステープラ22のステープ
ル位置までシート束を把持して引き寄せかつステープル
後に元に戻す働きをする。
【0110】(i)構成 図39において、41はケーシング40に設けた軸42
を中心として矢印方向に回転する主カム円板であり、そ
の内面には繭形又は8字状のカム溝43を有する。この
カム溝43内には、軸44を中心として揺動自在なレバ
ー45の中央部に設けたカムフォロア46が摺動可能に
係合されている。
【0111】ケーシング40内には、コロ51を有する
可動台52がケーシング40から突没自在に配置されて
おり、これには下顎部材54と上顎部材55とから成る
グリップ手段53が搭載されている。
【0112】下顎部材54は、その後端に軸48を有
し、該軸48は、レバー45の下端に形成した長溝47
内に枢着されている。従って、レバー45がスイングす
ることにより、下顎部材54はケーシング40から突没
動作する。一方、上顎部材55は、軸56を中心として
回動可能であり、その後端57は、下顎部材53の中間
に設けたコロ49に当接するようになっている。
【0113】可動台50の上部には、軸59の回りに回
動自在に揺動レバー60が設けられており、この揺動レ
バー60と下顎部材54との間にはバネ58が掛けられ
ている。そして下顎部材54は、グリップ手段を閉じる
際には、上方に引き上げられる方向のつまり閉じる方向
の力を、このバネ58を介して受けるようになってい
る。
【0114】一方、図39で見て主カム円板41の右上
には、扇形の副カム板62が軸63を中心に回動可能に
配置されている。
【0115】そして、この扇形の副カム板62の直下に
は、上記主カム円板41の回動中心軸42に下端が枢着
された中間レバー64が配設されており、該レバー64
の下面は上記揺動レバー60の上端61に乗っており、
また上面は扇形の副カム板62に接触している。
【0116】従って、中間レバー64は、下方からバネ
58の力で常時扇形の副カム板に圧接しており、副カム
板62の扇形の小径部が接触しているときはグリップ手
段53が開き、大径部が接触しているときがグリップ手
段53が閉じるようになる。
【0117】なお、S8はステープラの紙検知センサ
を、またS9は挟持HP(ホームポジション)センサを
示す。
【0118】図47、図48に駆動系を示す。挟持モー
タ70によりベルト力伝達機構71、ギヤ列72,73
を介して主カム円板41が回転駆動され、ギヤ列74,
75,76を介して扇形の副カム板62が回転駆動され
る。
【0119】(ii)動作 図40に、主カム円板41が図39の状態から82°回
転した状態を示す。グリップ手段53を搭載する可動台
52は、レバー45により矢印Q側(ビントレイ側)に
押し出される。このとき副カム板62はまだ小径部が中
間レバー64と接しているので、中間レバー64は押し
下げ作用をほとんど受けない。このため上下顎部材5
5,54間はまだ開いている。
【0120】しかし、図41に示すように、主カム円板
41が90°まで回転すると、副カム板62の大径部付
近に中間レバー64が接触し始める。中間レバー64が
押し下げられるため、これに接している揺動レバー60
の後端が押し下げられ、その先端が上昇する。バネ58
を介して下顎部材53が軸48を中心に矢印R方向に引
き上げられ、上顎部材55の後端57を下方から押圧す
る。上顎部材55が、軸56を中心として、図の時計方
向に回動する。よって、上下顎部材55,54間が閉じ
られ始める。
【0121】図42に、上下顎部材55,54間が完全
に閉じられた状態(回転角度110°)を示す。
【0122】カム溝43が繭形に形成されていることか
ら、上記回転角度110°を過ぎると、グリップ手段5
3を搭載した可動台52が戻り始める。従って、グリッ
プ手段53は上下顎部材55,54間が閉じられた状態
のまま、ケーシング40内に戻る。そして、図43に示
すように、主カム円板41の回転角度が180°に達し
た位置では、ケーシング40に最も近づいた位置に引き
寄せられる。これはステープラ22のステープル位置に
引き寄せた位置でもある。
【0123】上記180°を越えてさらに回転を続ける
と、今度は、再びグリップ手段53を搭載した可動台5
2が突出し始める。そして、主カム円板41の回転角が
262°まで達すると、図44の如く最も突出した状態
になる。また、この時点から上下顎部材55,54間が
開き始め、主カム円板41の回転角が270°では図4
5のように僅かに開いた状態になる。そして、主カム円
板41の回転角が290°に達すると、図46のよう
に、中間レバー64が副カム板62の小径部に接するよ
うになり、上下顎部材55,54間が完全に開く。
【0124】(c)ステープルモード(図35〜図3
7) ステープルモードの動作は次のように行われる。なお、
図38にステープルの動作タイミングを示す。
【0125】図35において、ソートモードが終了した
ならば(ST110)、そのときビントレイ4がホーム
ポジションに位置しているのか、それより上方に位置し
ているのかを、ホームボジションセンサ(ビンHPセン
サ)S3がONしているかどうかで判断する(ST11
1)。
【0126】上方に位置している場合は、ビン駆動モー
タ7aを逆転させて、ホームポジションまで、つまり1
回転検知センサS1におけるON→OFF→ONの変化
が、(最上ビンの位置代数−3)回をカウントされるま
で、ビントレイ4を下降させる(ST113)。正確に
は、更にビンモータの回転パルスが1パルスカウントさ
れた時点でビンモータ7aを停止させる(ST114〜
ST115)。
【0127】次いで、ビントレイ4をリードカム6の1
回転分だけ上昇させる。つまり、ビンモータを正転さ
せ、1回転検知センサS1がON→OFF→ONと変化
し、更にビンモータの1パルスがカウントされた時点で
ビンモータ7aを停止させる(ST116〜ST11
9)。
【0128】ここで、ビンモータの起動から500mm
/sec経過したことを確認して(ST120)、整合
モータ18を正転させ(ST121)、整合モータ18
が所定パルスをカウントした時点で整合モータ18を停
止させることにより(ST122〜ST123)、整合
棒15を整合位置に移動させる。
【0129】ここで、後述するシート引き寄せ装置23
の挟持モータが864パルス駆動後に停止し、シート束
Pがステープル位置に持ち込まれる(ST124)。次
いで、シート束を持ち込むためのタイマ時間50mse
cが経過するのを待つ(ST125〜ST126)。こ
の時間が経過したならば、ステープラ紙検知センサS8
(図39参照)がONしたのを確認後(ST127)、
ステープラモータ31をONし(ST128)、ステー
プル止めを行わせる。ステープラがその動作の1サイク
ルを終了し、ステープラカムセンサ(ステープラHPセ
ンサ)S10がONしたならば、ステープラモータ31
をOFFする(ST129〜ST130)。
【0130】図36において、ステープラ(モータ3
1)のOFF後、50msecのタイマー時間が経過し
たならば(ST131〜ST132)、後述するシート
引き寄せ装置23の挟持モータ70をONして(ST1
33)、シート束の排出(原位置への戻し)を行わせ
(ST131〜ST132)、挟持モータをOFFさせ
る(ST135)。ステープル止めを終えたので、ここ
で整合モータ18を逆転させて、整合棒15を待機位置
に移動させる(ST136)。
【0131】かくして最終のシート収納ビンについての
ステープル止めを終了したのかどうかをチェックし(S
T137)、最終ビンのステープル止めを終えた場合
は、整合棒をホームポジションに移動させ(ST13
8、ST139)、整合モータを停止させる(ST14
0)。
【0132】しかし、まだステープル止めをすべきビン
が残っている場合は(ST137)、ビンモータ正転
(ビン上昇)してリードカム6の2.5回転分だけ、つ
まり1回転検知センサS1がON→OFF→ON→OF
F→ONの変化をするまで上昇させ(ST141、ST
142)、更にビンモータについて1パルスカウントが
なされた時点でビンモータ7aを停止する(ST14
4)。そして、図35のステップST120へ戻る。
【0133】再び、整合動作及び挟持持ち込み動作を行
わせたとき、図35のステップST127でステープラ
紙検知センサS8がONしない場合は、もはやステープ
ル止めすべきシート束がないことになる。プログラムは
図37のステップST145に入り、挟持モータ70を
ONし、挟持HPセンサがONするまで、つまり挟持ホ
ームポジションまで戻す(ST145〜ST147)。
整合モータ18を逆転して(ST148)、整合棒を整
合HPセンサがONするまで、つまりホーム位置まで戻
し(ST149)、整合モータ18を停止させる(ST
150)。 (III)トレイが1つである装置への適用(図49〜
図53) (1)全体構成の概略(図49〜図51) 図49及び図50に示すシート収納装置3は、画像形成
装置としてのファックス機能付き電子複写機1から排出
されてきた画像形成済みのシートを複数枚積載し、この
シート束をステープル処理して一括的に綴じ込むフィニ
ッシング装置90から構成されている。
【0134】このシート収納装置3は、複写機1にファ
ックスモードがセットされている場合に、この複写機1
から排出されてきたファックス画像形成済みのシートを
順次排出させ、一括して積載させる排紙トレイとしての
ファックス用トレイ91と、ステープルモードがセット
されている場合に、複写機1から排出されてきた複写済
みのシートが順次排出され、一括して積載されるステー
プルトレイとしての中間トレイ92であって、この上に
積載された複数のシートがステープルユニット103に
より一括して綴じられる(即ち、ステープル処理され
る)中間トレイ92と、ステープル処理されたシート束
が排出されるスタックトレイ93とを備えている。
【0135】ここで、上述したファックス用トレイ91
上には、ファックス画像形成済みのシートの他に、少数
枚(例えば、30枚以下)の複写済みシートが排出され
て積載されるように設定されている。また、スタックト
レイ93上には、ステープル処理されたシート束の他
に、ステープル処理されない多数枚(例えば、30枚よ
り多い枚数)の複写済みシートが排出されて積載される
ように設定されている。スタックトレイ93は、トレイ
昇降機構26を介して、これへのシートの積載枚数に応
じ、順次その高さ位置を低められるように構成されてい
る。このトレイ昇降機構26は、スタックトレイ93上
に多数枚のシートが積載された場合に、第2のシート搬
送路の排出口が積載されたシートによりふさがれて、シ
ート排出動作が不能になることを防止するために配設さ
れている。更に、このスタックトレイ93は、ジョグ機
構を介してシートの排出方向に直交する方向に往復動す
るように構成されている。
【0136】複写機1から排出されてきたシートは、シ
ート搬送機構94により、ファックス用トレイ91又は
スタックトレイ93に選択的に搬送される。このシート
搬送機構94は、複写機1のシート排出口に対向するシ
ート導入口95を起点として、シートをファックス用ト
レイ91に向けて搬送する第1のシート搬送路96と、
シートをスタックトレイ93に向けて搬送する第2のシ
ート搬送路(図示せず)により構成される。第1のシー
ト搬送路96は、その終端部に設けた排出ローラ対97
により、シートをファックス用トレイ91上に排出す
る。
【0137】一方、第1のシート搬送路96の中途部か
ら、第3のシート搬送路100が略水平状態で分岐して
おり、中間トレイ92の直上方に臨む状態で終端してい
る。この第3のシート搬送路100には、ここまで搬送
されてきたシートを中間トレイ92上に排出するための
排出ローラ対99が配設されている。また、シート搬送
路100のシート搬送路96からの分岐部には、搬送路
を選択的に切り替えるためのフラッパ98が配設されて
いる。
【0138】フラッパ98により第1のシート搬送路9
6から第3のシート搬送路100にもたらされたシート
は、当初、入口側位置にある可動ガイドプレート101
によりその下面を支持され、確実に、第3の排出ローラ
対99に向けて搬送されることになる。また、シートの
先端が第3の排出ローラ対99を通過する時点で、図5
0に示すように、可動ガイドプレート101は入口側位
置から出口側位置に移動され、シートを確実に中間トレ
イ92上に排出させると共に、排出動作に伴って、中間
トレイ92上を斜め上方に遡るようにして移動する。更
に、シートの後端が排出ローラ対99を通過する時点
で、可動ガイドプレート101は出口側位置から入口側
位置に再び復帰移動される。一方、シートはその後端が
排出ローラ対99から抜け出て、全体として、確実に中
間トレイ92上に排出される。
【0139】102は、中間トレイ92上を滑り落ちて
きたシートを、ステープルユニット103まで確実に取
り込ませるためのパドルである。このパドル102によ
り取り込み方向に沿う押圧力を受けたシート束は、最終
的に、左右一対のストッパ部材104に当接し、シート
端が揃えられる。従って、シートの取り込み方向に沿う
ステープル位置が正しく決定される。105は、ステー
プルユニット103をシートの幅方向に沿って移動させ
るためのステープルユニット移動機構である。
【0140】ここで、ストッパ部材104によりそのス
トップ位置を規定されたシートは、中間トレイ92の両
側に配設された整合部材106により、シートの幅方向
の位置を整合される。
【0141】ステープルユニット103によりステープ
ル止めされたシート束は、シート束取り出し機構107
によりエンドレスベルト108の上面から取り出され
る。このシート束取り出し機構107は、揺動アーム1
09に設けられた上側の取り出しローラ110と下側の
取り出しローラ111とで構成されている。そして、取
り出されたシート束は、シート束搬送路112を介し
て、第2のシート搬送路の排出口の直前部に搬送され、
第2の排出ローラ対を介してスタックトレイ上に排出さ
れる。
【0142】(2)整合圧縮のための機構 一方、ファックス用トレイ91は、中間トレイ92の直
上において、両トレイ間の間隔を狭められるように上下
方向に移動可能に装置されている。これはファックス用
トレイ91を上述のトレイ収納空間規制部材として機能
させるためである。
【0143】即ち、装置90には、上下に間隔を置いて
機枠上板90a及び機枠中板90bが設けられており、
これには、ファックス用トレイ91を昇降させるトレイ
移動手段として、棒状のリードカム113が上下方向に
立設され且つ回転可能に支持されている。この棒状リー
ドカム113は、その基部において、ベルトによる力伝
達機構114を介して駆動手段たるモータ115と結合
されており、該モータにより回転駆動される。ファック
ス用トレイ91の基部は、この棒状リードカム113の
カム溝にピンにより係合されており、棒状リードカム1
13の回転に伴って上下動される。
【0144】更に、ファックス用トレイ91より上方に
トレイ収納空間規制部材116が配置され、上記棒状リ
ードカム113のカム溝にピンにより係合されている。
従って、このファックス用トレイ91とトレイ収納空間
規制部材116は、図1の形態における第1ビントレイ
4aとその直ぐ上のトレイ収納空間規制部材8との関係
に対応している。
【0145】S11はシート高さセンサであり、、既に
図21、図22で述べたシート高さセンサS7と同じ働
きをする。即ち、図50のように、トレイ上の収納空間
9が大きい状態つまり低い位置に在るファックス用トレ
イ91に対してシートが排出されて行く場合に、排出シ
ート高が一定値に達したときONする。
【0146】(3)整合圧縮動作 複写機1においてファックスモードが設定されている場
合には、ファックス画像形成済みのシートは、第1のシ
ート搬送路96を介して、ファックス用トレイ91上に
排出される。このファックスモードが設定されている場
合には、その排出枚数に関係なく、全てのファックス画
像形成済みシートが、ファックス用トレイ91上に排出
される。
【0147】2枚目以降のシートについても、ファック
ス用トレイ91上に既に排出されているシートの上に順
次積載されて行く。やがて、排出シート高が一定に達
し、シート高さセンサS11がONする。これを受けて
制御装置は、駆動手段たるモータ115を起動させて、
リードカム113を回転させる。ファックス用トレイ9
1及びトレイ収納空間規制部材116が上昇する。この
とき、ファックス用トレイ91の方がトレイ収納空間規
制部材116よりも高速に上昇するので、図51に示す
ように、ファックス用トレイ91上の収納空間9つまり
トレイ収納空間規制部材116に対する間隔が狭まる。
【0148】この動作により、ファックス用トレイ91
のシートは上方から押圧され、シートのカールが除去さ
れて、それまでの嵩高状態から、より密な状態になる。
シートの高さがシート高さセンサS11の設定レベル以
下に下がるので、整合圧縮動作が中断される。その後、
再びシートが排紙され始め、やがてシート高さセンサS
11がONして、ファックス用トレイ91の上昇動作が
行われる。かくして、整合圧縮動作が行われる。
【0149】また、通常の複写モードが設定されている
場合であって、ステープルモードもジョグモードも設定
されておらず、且つ、排出シート枚数が例えば30枚以
下の少枚数の場合には、ファックスモードが設定されて
いる場合と全く同様にして、第1のシート搬送路96を
介して、全てのシートはファックス用トレイ91上に排
出される。この場合にも、上記整合圧縮動作を行わせる
ことができる。
【0150】なお、通常の複写モードが設定されている
場合であって、ステープルモードもジョグモードも設定
されておらず、且つ、排出シート枚数が例えば30枚よ
りも多い多枚数の場合には、複写済みのシートは、第2
のシート搬送路を介して、スタックトレイ93上に排出
される。
【0151】(4)変形例(図52,図53) 図52、図53に上記の図49〜図51の変形例を示
す。上記と相違する点の第1は、上記トレイ収納空間規
制部材116を可動とする代わりに、機枠上板90bそ
れ自体として延出する形で、機枠に固定で設けている点
である。第2は、上記リードカム113の代わりに、上
下のプーリ117,118間に無端ベルト119を巻き
掛け、この無端ベルト119にファックス用トレイ91
の基部91aを固定している点である。従って、このプ
ーリ117又は118をモータ120で駆動して、無端
ベルト119を上下に移動させることにより、ファック
ス用トレイ91のを上下動させることができ、これによ
りトレイ収納空間規制部材116に対してファックス用
トレイ91を接近させ、トレイ91上の収納空間9を図
52から図53の状態にまで狭めることができる。これ
によるシートの整合圧縮作用は上記図50,図51と同
じである。
【0152】尚、図示していないが、図50、図51の
トレイ収納空間規制部材116、ファックス用トレイ9
1を下降させることにより収納空間を狭めるよう、リー
ドカム113のリードピッチを形成してもよく、又、図
52、図53のファックス用トレイ91を固定に設け、
トレイ収納空間規制部材116を無端ベルト119で下
降させてシートに整合圧縮作用を及ぼすようにしてもよ
い。 (IV)トレイが固定タイプのソータへの適用(図54
〜図57) (1)構成の概略 この図54のシート収納装置3は、図1の場合とは逆
に、ビンが固定であり、これに可動配向手段としてのイ
ンデクサが移動するタイプのソータ210から構成され
ている。
【0153】即ち、このソータ210は、シートをこれ
が対向するビン220b〜220sに向かう様に搬送方
向を変換する可動配向手段としてのインデクサ224
と、電子複写装置の複写済みシートの排出口が設けられ
た側面に着脱自在に連接され、この排出口から排出され
た複写済みシートを受けてこれを頁揃え(即ち、丁合又
は仕分け)するように構成されている。このソータ21
0は、図1ないし図56に示すように、下面に移動用の
キャスタ212が取り付けられた基台214と、この基
台214上に立設された枠体216と、この枠体216
に取り付けられ、上述した頁揃え動作を実行する自動ソ
ート機構218とを概略備えて構成されている。
【0154】(2)自動ソート機構218 上述した自動ソート機構218は、図54に示すよう
に、枠体216に着脱自在に取り付けられたシート収納
棚としての複数段(この一実施例においては14段)の
ビン220(220a〜220s)と、この枠体216
に支持され、電子複写装置の図示しない排紙口から排出
されてきたシートを上部で受け、これをシート搬送路に
沿って垂直方向下方に搬送するシート搬送手段としての
シート搬送機構222と、シート搬送路に沿って移動自
在に設けられ、14段のビン220の中の最上位置のビ
ン220aを除くビン220b〜220sに対応する位
置で停止する状態で、シート搬送機構18により搬送さ
れてきたシートを上方から受け、このシートをこれが対
向するビン220b〜220sに向かう様に搬送方向を
変換する可動配向手段としてのインデクサ224と、こ
のインデクサ224を所定のビン220b〜220sに
対応する位置に移動させる駆動手段としての駆動機構2
26(図56)とを備えている。
【0155】(3)ビン220 上述したビン220は、枠体216の電子複写装置が配
設された側とは反対側の図中左側において、シート搬送
機構222の搬送方向(即ち、上下方向)に沿って所定
等間隔で離間した状態で棚状に配列されている。尚、最
上段のビン220aは、丁合い・仕分け等の操作を加え
ず、電子複写装置からのシートを単純に積層するだけの
ノンソート用のビン(以下、単にノンソートビンと呼
ぶ。)として規定されている。また、この最上段のノン
ソートビン220aの下方に位置する複数のビンは、頁
揃え(丁合い又は仕分け)用のソートビン220b〜2
20sとして規定されている。
【0156】各ビン220は、図56に示すように、板
状のビントレイ220Aから成り、該ビントレイ220
Aはシートをビン220から取り出す際に便利なように
大きな切込み220Bを備えている。また、ビントレイ
220Aはその基端部側の両側面に係合突起220Cを
具備しており、両係合突起220Cが同一高さに位置す
る左右一対のビン支持溝30に挿入され、これにより、
ビン220がビン取付枠28に取り付けられる。尚、ビ
ントレイ220Aの上面には、シートをスムーズにガイ
ドする複数の突条220Dが突出形成されている。ま
た、軽量化を図るために、ビントレイ220Aには、多
数の開口220Eが形成されている。
【0157】232L、232Rは、ビン220の取付
状態を固定するためのビンカバーである。
【0158】(4)シート搬送機構222 シート搬送機構222は、上述したように、電子複写装
置の図示しない排紙口から排出されてきたシートを上部
で受け、これをシート搬送路に沿って垂直方向下方に搬
送するシート搬送手段である。このシート搬送機構22
2は、図54に示すように、枠体216の最上位にシー
ト受け口258を備える。電子複写装置の排紙口から排
出されたシートは、シート受け口258を介して枠体2
16内に取り入れられ、入口ローラ262とピンチロー
ラ260とに挟持され、この入口ローラ262が図示し
ない搬送駆動モータにより回転駆動されることにより、
更に内方に取り込まれる。
【0159】270は、取り込まれたシートをノンソー
トビン220aへ送るか、ソートビン220b〜220
sへ送るかを切り換える為のフラッパである。このフラ
ッパ270は、ノンソート位置まで上昇駆動されたイン
デクサ224により、ノンソート位置に回動されてその
ソート位置に保持されると共に、インデクサ224が何
れかのソート位置(即ち、何れかのソートビン220b
〜220sに対向する位置)に下降された状態で、ノン
ソート位置から自重により(もしくは、図示しないばね
部材により付勢されて)ソート位置にもたらされる。
【0160】取り込まれたシートは排紙ガイド264及
び排紙ローラ266によりノンソートビン220aに導
かれる。
【0161】(5)搬送ベルト280A、280B 一方、枠体216内にはシート巾方向に沿って離間した
状態で、上プーリ軸272と下プーリ軸274とがそれ
ぞれ回動自在に軸支されている。そして、各プーリ軸2
72、274には、図54,図56に示すように、左右
一対のプーリ276L、276Rが固着されている。そ
して、左側のプーリ276L、278Lの間及び右側の
プーリ276R、278Rの間には、夫々搬送ベルト2
80L、280Rがエンドレスに巻回されている。
【0162】下プーリ軸274には図示しない搬送駆動
モータが結合され、搬送ベルト280L、280Rの図
54における左側部分が、常に下方に走行するように駆
動される。これにより、ソート位置にあるフラッパ27
0により下方に搬送方向を変更されたシートは、搬送ベ
ルト280L、280Rの走行に応じて、下方に搬送さ
れる。
【0163】(6)シート押え機構 一方、シート搬送機構222には、ノンソート位置にあ
るフラッパ270により下方に搬送されてきたシート
を、搬送ベルト280L、280Rの走行にしたがって
下方に確実に搬送させるために、シートを搬送ベルト2
80L、280Rに摩擦係合させるためのシート押え機
構282が設けられている。
【0164】押えローラ組体284の軸棒は、中間部に
押えローラ280L,280Rを具備すると共に、上位
のものほど長く形成されており、逆にストッパ296
L,296Rは下位のものほど長くなるように形成され
ていて、インデクサ224が下方から上方に移動する際
には、押えローラ組体284C、284B,284Aの
順に、下のものが上の軸棒を押し上げるようになってい
る。即ち、最下位用の軸棒(最も短い)の両端290C
L、290CRの下面は、インデクサ224の上面に係
合する係合面として規定されており、これにより、イン
デクサ224が最上方位置にあるときには、図16に示
す様に、各押えローラ組体284A、284B、284
Cはインデクサ224上で重なるようにして上方に集合
させられることになる。
【0165】例えば、最上方の位置からインデクサ22
4が下降すると、先ず最上位用の押えローラ組体284
Aの軸棒(最も長い)86の両端290L、290R
が、最上位置にあるストッパ296L、296R(突出
量小)に係止される。更にインデクサ224が下降する
と、上から2番目の位置用の押えローラ組体284Bの
軸棒(2番目に長い)86の両端290L、290R
が、上から2番目に位置するストッパ296L、296
R(突出量中)に係止される。そして、インデクサ22
4が更に下降すると、最下位用の押えローラ組体284
Cの軸棒(最も短い)86の両端が、最下位置にあるス
トッパ296L、296R(突出量大)に夫々係止され
る。かくして、上下3組の押えローラ組体284A、2
84B、284Cは、上下方向に離間分離した状態で配
設されることになる。
【0166】よって、シート搬送機構222にもたらさ
れたシートは、搬送ベルト280L、280Rの走行に
伴いインデクサ224まで搬送される間、このインデク
サ224が何れの上下方向位置にあろうとも(即ち、何
れのソートビン220b〜220sに送られる状態であ
ろうとも)、搬送経路の全般に渡り、必ずシート押え機
構282により搬送ベルト280L、280Rに押し付
けられることになり、シートに対する搬送力が確実に付
与されることになる。
【0167】(7)インデクサ224 インデクサ224は懸垂機構312により垂下される。
即ち、駆動機構226に連結されたリール軸328に複
数個のリール330が並列に固着されており、各リール
330には、配向部を懸垂する懸垂リボン332が巻回
されている。図示してない駆動モータの正転により、リ
ール軸328は図54において時計方向に回転駆動さ
れ、これにより、懸垂リボン332は繰り出されて、イ
ンデクサ224は下降する。一方、駆動モータの逆転に
より、懸垂リボン332は引き込まれて、インデクサ2
24は上昇する。
【0168】ここで、図57において、上述した駆動機
構226のための制御機構は、限界センサとして、制御
部における制御の暴走時にインデクサ224の機械的な
上限停止位置を規定して、内部機構の損傷を最大限に防
止するための上限リミットセンサ372を備えている。
この上限リミットセンサ372は、インデクサ224の
昇降駆動範囲の上限位置、この一実施例においては、ノ
ンソートビン220aに対応したインデクサ224の停
止位置(X)から、上方に3mmだけ偏位した位置
(Y)に取り付けられ、インデクサ224がこれよりも
上昇した位置にある場合にオン動作し、下降した位置に
ある場合にオフ動作する様に構成されている。ここで、
ノンソートビン220aに対応するインデクサ224の
停止位置(X)は、ここにインデクサ224が位置して
いない状態下では上述したフラッパ270をソート位置
にもたらし、また、ここにインデクサ224が上昇され
てきた状態下では、上述したフラッパ270をソート位
置からノンソート位置に回動付勢する位置として規定さ
れている。
【0169】(8)動作 次に、以上のように構成される自動ソート機構218に
おける動作を、以下に概略的に説明する。
【0170】(a)ノンソートモード 図示しない電子複写装置から排出される複写済みのシー
トは、その排紙口からソータ210のシート受け口25
8へ送り込まれてくる。ここで、シート収納のモードに
おいてノンソートモードが選択されている場合には、図
54に示すフラッパ270はノンソート停止位置に上昇
されたインデクサ224により時計方向に回動されてノ
ンソート位置にもたらされ、従って、シートは入口ロー
ラ262とピンチローラ260とに挟持され、入口ロー
ラ262の回転により、フラッパ270の上面に沿って
ここを通り、排紙ローラ266とピンチローラ268と
に挟持され、排紙ローラ266の回転により排紙ガイド
264からノンソートビン220aに送り込まれる事に
なる。
【0171】このノンソートビン220aに排出される
シートは、カールが付いている等に起因して、嵩高な状
態で積層されて行く。そこで、このシート束を所定のタ
イミングで整合圧縮させるため、ノンソートビン220
aの直ぐ上には押さえレバー201が配置されている。
この押さえレバー201の基部は、枠体216に固定し
た軸202に回動自在に枢着されており、また、同基部
から延びるアーム203には、電磁ソレノイド204の
プランジャが連結されている。そして、この電磁ソレノ
イド203によりアーム203を押すと、押さえレバー
201は軸202を中心として下方に回動し、ノンソー
トビン220aに対して接近し、両者間の空間を狭め
る。
【0172】このため、所定のタイミングで電磁ソレノ
イドを作動させることにより、ノンソートビン220a
上の排出シートを整合圧縮して、より多くのシートを収
納させることができる。ここでは、上記所定のタイミン
グは、シート高さセンサを設け、これが一定高さを検出
したとき、上記整合圧縮動作がなされるように構成して
いる。
【0173】(b)ソートモード及びグルーピングモー
ド 一方、シート収納のモードにおいてソートモードが選択
されている場合には、インデクサ224の下降に伴いフ
ラッパ270は反時計方向に回動され、ソート位置にも
たらされると共に、シート搬送機構222が起動して、
搬送ベルト280L、280Rは図54において反時計
方向に沿って走行し始める。そして、送り込まれてきた
シートは、フラッパ270の湾曲面に沿って下方に曲げ
られ、搬送ベルト280L、280Rによって下方へ送
られる事になる。
【0174】ところで、丁合い(ソート)モードの場合
には原稿のページ順に、仕分け(グルーピング)モード
の場合は原稿のページ毎に揃えられる。従って、同一原
稿の同ページのシートは、前者の場合では、各ビン22
0b〜220sに順次配向され、インデクサ224は一
枚毎に順次上から下のビン220b〜220sへ(ある
いは逆に)移動して行く事になる。これに対し、後者の
場合(グルーピング)では、同じページのコピーはその
ページ用に選択されたビン220b〜220sの位置で
連続停止していて配向を受け、同ページのコピーが配向
完了した時点で、次のピン位置へ移動する事になる。
【0175】このようなソートモード又はグルーピング
モードのいずれの場合でも、特定のビンのトレイについ
て、上記の整合圧縮動作を行わせるよう構成することが
できる。
【0176】ここでは図54及び図55に示すように、
ソートを行うビン列の最上位ビン220bに対して整合
圧縮動作を行わせるべく、直ぐ上のノンソートビン22
0aの下面に、押さえレバー205が配置されている。
この押さえレバー205も、上記押さえレバー201の
場合と同様に、その基部が、ノンソートビン220aの
下面に軸206により回動自在に枢着されている。ま
た、同基部から延びるアーム207には、電磁ソレノイ
ド208のプランジャが連結されている。そして、この
電磁ソレノイド208によりアーム207を押すと、押
さえレバー205は軸206を中心として下方に回動
し、最上位ビン220bに対して接近し、両者間の空間
を狭める。
【0177】このため、所定のタイミングで電磁ソレノ
イド208を作動させることにより、最上位ビン220
b上の排出シートを整合圧縮して、より多くのシートを
収納させることができる。ここでは、上記所定のタイミ
ングは、シート高さセンサS13を設け、これが一定高
さを検出したとき、上記整合圧縮動作がなされるように
構成している。
【0178】上記では、シート高さセンサS13を固定
部側に設けたが、図57のように、インデクサ224側
つまり可動部側にシート高さセンサS14を設けること
もできる。
【0179】上記の実施形態では、トレイ側又は排出側
の何れかが移動しないが、各トレイ毎に排出口を有し、
シートの取り出しのために各トレイが単独に上下移動で
きるタイプのソータにも本発明を適用することができ
る。
【0180】また、上記のシート収納装置では、ファッ
クス機能付きの電子複写装置1に適用される場合につき
説明したが、この発明は、このような適用に限定される
ことなく、例えば、ファックス機能を有しない電子複写
装置に適用可能であることは言うまでもなく、また、電
子複写装置ではなく、プリンタ等の印刷装置に適用する
ことが出来ることも言うまでもない。
【0181】
【0182】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート収納装置の機械的構成の概要を
示す図である。
【図2】図1のシート収納装置を、機枠上面を除去した
状態で示した平面図である。
【図3】図1のシート収納装置におけるシート揺動機
構、ステープラ及びシート引き寄せ装置を、機枠上面を
除去した状態で示した平面図である。
【図4】図1のシート収納装置のトレイ収納空間規制部
材を示した平面図である。
【図5】図4のトレイ収納空間規制部材の側面(図4の
上側)を示した図である。
【図6】ステープラ及びシート引き寄せ装置の突き出す
開口を有する側壁を示す図である。
【図7】一回転検知センサS1の構成を示した図であ
る。
【図8】ノンソート時のホームポジションにあるビント
レイとトレイ収納空間規制部材とを示した図である。
【図9】ノンソート時の整合圧縮状態にあるビントレイ
とトレイ収納空間規制部材とを示した図である。
【図10】ノンソートモードを6ビン目のトレイを用い
て実行する際のビントレイ位置を示した図である。
【図11】ソート時に10ビン目へシートを排出する際
のビントレイ位置を示した図である。
【図12】取り出しモード途中の状態を示した図であ
る。
【図13】取り出しモードのホームポジションにあるビ
ントレイ位置を示した図である。
【図14】ステープルモード時のビントレイ位置を示し
た図である。
【図15】制御装置の構成を示した図である。
【図16】1ビンを使用したノンソートモード処理を示
したフロー図である。
【図17】図16中の圧縮動作処理を示したフロー図で
ある。
【図18】1ビン以外を使用したノンソートモード処理
を示したフロー図である。
【図19】図18中の下降圧縮動作処理を示したフロー
図である。
【図20】図18中の上昇圧縮動作処理を示したフロー
図である。
【図21】カールしたフェイスダウンのシートが排出さ
れる状態を示した図である。
【図22】カールしたフェイスアップのシートが排出さ
れる状態を示した図である。
【図23】カールしたフェイスアップのシートが整合圧
縮される状態を例示した図である。
【図24】カールしたフェイスダウンのシートに整合力
が付与される状態を例示した図である。
【図25】シートのコシの強さに応じて整合圧縮する場
合を例示したフロー図である。
【図26】1ビンを使用したノンソートモードで、高さ
を検知を利用して整合圧縮する場合を例示したフロー図
である。
【図27】1ビンを使用したノンソートモードで、高さ
を検知を利用して整合圧縮する場合の他の例を示したフ
ロー図である。
【図28】ソートモードを示したフロー図である。
【図29】図28のソートモード中の整合棒動作処理を
示したフロー図である。
【図30】図28のソートモードの続きを示したフロー
図である。
【図31】ソートモードの動作タイミングを示した図で
ある。
【図32】取り出しモードを示したフロー図である。
【図33】図32の取り出しモードの続きを示したフロ
ー図である。
【図34】ステープラの概略構成を示す図である。
【図35】ステープルモードを示したフロー図である。
【図36】ステープルモードの続きを示したフロー図で
ある。
【図37】ステープルモードの続きの一部を示したフロ
ー図である。
【図38】ステープルモードの動作タイミングを示した
図である。
【図39】シート引き寄せ装置を示した図である。
【図40】シート引き寄せ装置の主カム円板が82°に
変化した状態を示した図である。
【図41】シート引き寄せ装置の主カム円板が90°に
変化した状態を示した図である。
【図42】シート引き寄せ装置の主カム円板が110°
に変化した状態を示した図である。
【図43】シート引き寄せ装置の主カム円板が180°
に変化した状態を示した図である。
【図44】シート引き寄せ装置の主カム円板が262°
に変化した状態を示した図である。
【図45】シート引き寄せ装置の主カム円板が270°
に変化した状態を示した図である。
【図46】シート引き寄せ装置の主カム円板が290°
に変化した状態を示した図である。
【図47】シート引き寄せ装置の主カム円板の駆動系を
示した図である。
【図48】シート引き寄せ装置の扇形の副カム板の駆動
系を示した図である。
【図49】本発明の他の実施形態におけるシート収納装
置の外観構成を示す斜視図である。
【図50】図49に示すシート収納装置の構造を概略的
に示す断面図である。
【図51】図50に示すシート処理装置のファックス用
トレイが、整合圧縮動作した後の状態を示す図である。
【図52】図50におけるファックス用トレイを他の移
動手段で行わせる形態のシート収納装置を示す断面図で
ある。
【図53】図52に示すシート処理装置のファックス用
トレイが、整合圧縮動作した後の状態を示す図である。
【図54】本発明の更に別の実施形態におけるシート収
納装置の概略構成を示す正面図である。
【図55】図54に示すシート収納装置の部分拡大図で
ある。
【図56】図54に示すシート収納装置の平面図であ
る。
【図57】図54に示すシート収納装置のシート高さセ
ンサの別の配設位置を説明するための図である。
【図58】カールしたフェイスアップのシートが整合圧
縮される状態を例示した図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 2 排出部 3 ソータ(シート収納装置) 3a,3b 機枠側壁 4 ビントレイ 4a 最上位ビントレイ 4f 第6番目のビントレイ(特定トレイ) 4j 第10番目のビントレイ 5 排出口 6 棒状リードカム(トレイ移動手段) 6a 螺旋溝 6b ピン 7 駆動手段 7a ビン駆動モータ 7b 動力伝達機構 7c 歯車 7d 回転軸 8 トレイ収納空間規制部材 8a ピン 9 収納空間 10 検知レバー(取り出しセンサS5) 11 スリット 12 投光素子(トレイ上紙有無センサS6) 13 受光素子(トレイ上紙有無センサS6) 14 シート整合手段 15 整合棒 16 揺動機構 17 無端ベルト 18 整合用モータ 19,20 開口 21 側壁開口 22 ステープラ 23 シート引き寄せ装置 24 制御装置 25 マイクロコンピュータ 26 インタフェース 27 シート 27a シート後端 28 トレイ収納口 28a 折返し部 29 シート束 31 ステープラモータ 32,33 ギヤ 34 カートリッジ 35 リンク 35a 節部 36 ヘッド 37 アンビル 38 1回転カム 40 ケーシング 41 主カム円板 42 軸 43 カム溝 44 軸 45 レバー 46 カムフォロア 47 長溝 48 軸 49 コロ 50 可動台 51 コロ 52 可動台 53 グリップ手段 54 下顎部材 55 上顎部材 56 軸 57 後端 58 バネ 59 軸 60 揺動レバー 61 遮光板 61a フォトインターラプタ 62 扇形の副カム板 63 軸 64 中間レバー 70 挟持モータ 71 ベルト力伝達機構 72,73 ギヤ列 74,75,76 ギヤ列 81 ホームポジション検知用の遮光突起 82 異常検知用の遮光突起 83,84 フォトインターラプタ 90 フィニッシング装置 90a 機枠上板 90b 機枠中板 91 ファックス用トレイ 91a 基部 92 ステープルトレイとしての中間トレイ 93 スタックトレイ 94 シート搬送機構 95 シート導入口 96 第1のシート搬送路 97 排出ローラ対 98 フラッパ 99 排出ローラ対 100 第3のシート搬送路 101 可動ガイドプレート 102 パドル 103 ステープルユニット 104 ストッパ部材 105 ステープルユニット移動機構 106 整合部材 107 シート束取り出し機構 108 エンドレスベルト 109 揺動アーム 110 上側の取り出しローラ 111 下側の取り出しローラ 112 シート束搬送路 113 棒状のリードカム 114 力伝達機構 115 モータ 116 トレイ収納空間規制部材 117,118 プーリ 119 無端ベルト 120 モータ 201 押さえレバー 202 軸 203 アーム 204 電磁ソレノイド 205 押さえレバー 206 軸 207 アーム 208 電磁ソレノイド 210 ソータ 212 キャスタ 214 基台 216 枠体 218 ソート機構 220,220a,220b〜220s ビン 222 シート搬送機構 224 インデクサ 226 駆動機構 232L、232R ビンカバー 258 シート受け口 260 ピンチローラ 262 入口ローラ 264 排紙ガイド 266 排紙ローラ 270 フラッパ 272 上プーリ軸 274 下プーリ軸 276L、276R プーリ 278L、278R プーリ 280A、280B 搬送ベルト 282、282A、282B、282C シート押え機
構 284 押えローラ組体 296L,296R ストッパ 290CL、290CR 軸棒の両端 312 懸垂機構 328 リール軸 330 リール 332 懸垂リボン 372 上限リミットセンサ S1 一回転検知センサ S2 入口センサ S3 ホームポジションセンサ S4 異常検知センサ S5 取り出しセンサ S6 トレイ上紙有無センサ S7 シート高さセンサ S8 ステープラの紙検知センサ S9 挟持ホームポジションセンサ S10 ステープラカムセンサ S11 シート高さセンサ S12 シート高さセンサ S13,S14 シート高さセンサ E 失印 Q、R 失印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/00 - 39/16 B65H 31/26 - 31/40

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から排出されたシ−トを収納
    するトレイと、前記トレイに収納されたシ−トを間にお
    いてトレイと対向する位置に設けられた矯正部材と、 画像形成装置から排出されるシ−トの枚数をカウントす
    るカウント手段と、 トレイと矯正手段の少なくとも一方を他方に向かって移
    動させ、トレイに収納されたシ−トを矯正する駆動手段
    とを有するシ−ト収納装置において、 カウント手段によりカウントされるシ−ト枚数の増加に
    応じて駆動手段の動作する頻度を異ならせることを特徴
    とするシ−ト収納装置
  2. 【請求項2】画像形成装置から排出されたシ−トを収納
    するトレイと、前記トレイに収納されたシ−トを間にお
    いて前記トレイと対向する位置に設けられた矯正部材と
    を備え、前記トレイと前記矯正部材の双方が互いに他方
    に向かって移動自在に構成されるシ−ト収納装置におい
    て、 前記トレイに収納されるシ−トの画像が形成された面の
    向きに応じて、前記トレイ又は前記矯正部材の一方を他
    方に向けて移動することによって、トレイに収納された
    シ−トを矯正することを特徴とするシ−ト収納装置。
  3. 【請求項3】前記画像形成装置から排出されるシ−ト
    が、画像が形成された面を前記トレイとは反対に向けて
    前記トレイに収納される場合は、前記矯正部材を前記ト
    レイに向けて移動し、 前記画像形成装置から排出されるシ−トが、画像が形成
    された面を前記トレイに向けて前記トレイに収納される
    場合は、前記トレイを前記矯正部材に向けて移動するこ
    とによってトレイに収納されたシ−トを矯正することを
    特徴とする請求項2記載のシ−ト収納装置。
  4. 【請求項4】画像形成装置から排出されたシ−トを収納
    するトレイと、前記トレイに収納されたシ−トを間にお
    いて前記トレイと対向する位置に設けられた矯正部材と
    を備え、前記トレイと前記矯正手段の双方が互いに他方
    に向かって移動自在に構成されるシ−ト収納装置におい
    て、 前記画像形成装置の画像形成モ−ドに応じて、前記トレ
    イを前記矯正部材に向けて移動するか若しくは、前記矯
    正部材を前記トレイに向けて移動してトレイに収納され
    たシ−トを矯正することを特徴とするシ−ト収納装置
  5. 【請求項5】前記画像形成装置の画像形成モ−ドがFA
    Xモ−ド又はプリンタモ−ドである場合、前記トレイを
    前記矯正部材に向けて移動すること特徴とする請求項4
    記載のシ−ト収納装置。
  6. 【請求項6】前記画像形成装置の画像形成モ−ドが複写
    モ−ドである場合、 前記矯正部材を前記トレイに向けて移動すること特徴と
    する請求項4記載のシ−ト収納装置。
  7. 【請求項7】画像形成装置から排出されたシ−トを収納
    するトレイと、前記トレイに収納されたシ−トを間にお
    いて前記トレイと対向する位置に設けられた矯正部材と
    を備え、前記トレイと前記矯正手段の双方が互いに他方
    に向かって移動自在に構成するシ−ト収納装置におい
    て、 前記画像形成装置から排出されるシ−トの種類及び/若
    しくは前記シ−トのカ−ル状態に応じて、前記トレイを
    前記矯正部材に向けて移動するか若しくは、前記矯正部
    材を前記トレイに向けて移動してトレイに収納されたシ
    −トを矯正することを特徴とするシ−ト収納装置
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