JP2878426B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2878426B2
JP2878426B2 JP2262291A JP26229190A JP2878426B2 JP 2878426 B2 JP2878426 B2 JP 2878426B2 JP 2262291 A JP2262291 A JP 2262291A JP 26229190 A JP26229190 A JP 26229190A JP 2878426 B2 JP2878426 B2 JP 2878426B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、複写機、印刷機又はその他の記録機器等の
画像形成装置から排出されるシートを、整合ステープ止
めするシート後処理装置、あるいはシートの束をステー
プル止めするステープルユニットに関する。
(ロ)従来の技術 従来のシート閉じ装置(以下ステープルユニットとい
う)は、大容量化を図るために、ステープルユニットの
一部に着脱自在の針カートリッジを有していて、この針
カートリッジ内の針がなくなると、針カートリッジを新
規のそれと交換して針の補給を行なっていた。
また、通常の卓上のステープラを画像形成装置と一体
化することにより、シートの後処理を自動化したシート
後処理装置(例えばソータ、フィニッシャ等)において
も、上記と同様の構成がとられていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の装置においては、ステープルユ
ニットに対する針補給を簡略化した針カートリッジであ
って、針カートリッジ交換はしやすいという利点はある
が、これに相反して、誰でもまた何時でも簡単に針カー
トリッジを外しやすいので、針カートリッジが不用意に
外されてしまうという問題がある。
すなわち、一般的にはシート後処理装置に使用される
ステープルユニットにおいては、ステープルユニット内
に配設された針有無センサにより、針なしが検出された
時のみ針カートリッジをステープルユニットから外すも
のであって、この場合は針カートリッジを外して新しい
針カートリッジを総点しても何等問題はない。しかし、
不必要な時に針カートリッジをステープルユニットから
外した場合は、ステープルユニット内にも、また針カー
トリッジ内にも針は残留している。次に、針カートリッ
ジをステープルユニットに再装填する時、ステープルユ
ニット内に残留している針の端部が、再装填針カートリ
ッジの先端図で乱したりめくったりし、そのまま針カー
トリッジを強制的にステープルユニットにセットする
と、乱された針ベルトによって、針送り不良や針ジャム
等を発生させるという欠点があった。
そこで、本発明は、針カートリッジに係脱自在のカー
トリッジ規制手段を設けて、ステープルユニットから針
カートリッジの取り外しを規制して、ステープルユニッ
ト内での針の乱れや針ジャムの防止を図ったシート後処
理装置を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図、第2図、第12図,第13図を参照し示すと、
1列に連結された針ベルト(N)を保持する針カートリ
ッジ(69)と、前記針ベルト(N)の移動を規制するも
のであって前記針カートリッジ(69)内に収納されてい
る移動規制手段(69a)と、前記針ベルト(N)を先端
側から順次シート(P)に打ち込む針打ち込み手段(67
b)と、前記針ベルト(N)を前記移動規制手段(69a)
の規制に抗して前記針カートリッジ(69)から前記針打
ち込み手段(67b)に送り出す針送り手段(67a)と、を
有するステープルユニット(67)において、前記針カー
トリッジ(69)に係脱自在に移動可能であって前記係脱
により前記針カートリッジ(69)の取り外しを規制する
カートリッジ規制手段(91)を配設したことを特徴とす
る。
また、前記ステープルユニット(67)は、針検知手段
(93)を有し、該針検知手段(93)が針なしを検知時に
前記カートリッジ規制手段(91)が針カートリッジ(6
9)の取り外しを可能としている。
また、前記カートリッジ規制手段(91)は、前記ステ
ープルユニット(67)が針なしを検知時に針カートリッ
ジ(69)がステープルユニット(67)から外れるように
移動することを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、ステープルユニット(67)の針カ
ートリッジ(69)は、カートリッジ規制手段(91)によ
り取り外しを規制されていて、針カートリッジ(69)が
取り外しを許される状態にある時にカートリッジ規制手
段(91)が針カートリッジ(69)から離脱して、ステー
プルユニット(67)から針カートリッジ(69)を取り外
し可能になる。
また、前記カートリッジ規制手段(91)は、ステープ
ルユニット(67)が針なし状態にあるのを針検知手段
(69)が検出した時に針カートリッジ(69)から離脱し
て、針カートリッジ(69)はステープルユニット(69)
から取り外し可能の状態になる。これにより、ステープ
ルユニット(67)内に、針カートリッジ(69)を装填し
ても、ステープルユニット内での針の乱れ及び針ジャム
等の発生は防止されて、ステープルユニット自体の信頼
性が向上される。
なお、上記カッコ内の符号は参照のために示すもので
あって、本発明の構成をなんら限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第3図において、ビン移動型のソータ1
(シート後処理装置)は、1対の左右の側板3とベース
5及びカバー6等からなるソータ本体7を有している。
このソータ1は、多数のビンB1〜Bnの集合からなるビン
Bを収納していて、上記側板3にそれぞれ設けられてい
る1対のガイドレール9に沿って上下方向に移動可能の
ビンユニット2を備えている。
上記ソータ本体7は、その上流側(第1図において右
側)に配設された画像形成装置(図示略)に接続されて
いて、画像形成装置から排出されるシートPを搬入する
搬入口10及び搬入ローラ11対を有している。上記搬入ロ
ーラ対11から上記ビンユニット2方向にかけて第1のシ
ート搬送路12及び上部排出ローラ13が設けられ、この上
部排出ローラ対13から分岐して下方を向く第2のシート
搬送路15及びビンユニット2に対向している下部排出ロ
ーラ対(シート排出手段)16がそれぞれ設けられてい
る。上記両シート搬送路12,15の分岐部にはデフレクタ1
7が配設されており、このデフレクタ17は選択的に変位
して、上部排出ローラ13からビンBに排出すべきシート
を第1のシート搬送路12へ誘導したり、また下部排出ロ
ーラ対16からビンBに排出すべきシートを第2のシート
搬送路15に誘導する。
上記第2のシート搬送路15のシート排出部近傍には、
シートPを検知する紙センサ19が配設されており、この
紙センサ19は、本実施例ではフォトインタラプタ内蔵型
のリードスイッチで構成しているが、透過型センサでも
同様の機能が得られる。図示しない画像形成装置内から
排出されるシートPは、同装置内に配設された画像形成
装置排出センサにより検知されており、本実施例におい
ては、シートPの通過時間及びシートPと次のシートP
との間隔(紙間)をも計測可能となっていて、画像形成
装置本体内に組み込まれた演算回路により、シートPの
排出信号、紙間信号を発令して前記ビンユニット2内の
マイコンに上記信号を伝送するようになっている。
前記ビンユニット2は、第3図ないし第4図に示すよ
うに、枠構造からなる1対のビン支板20を前後に有して
いる。このビン支板20の先端にはビンスライダ21が取り
つけられており、さらにビン支板20及びビンスライダ21
にはビンカバー22が固定されている。このビンカバー22
からビン支板20にかけて整合基準壁23が固定されてい
る。さらに、各ビンBにそれぞれ形成された切り欠き25
内を全ビンBにわたって整合棒26が貫通しており、この
整合棒26の上下を1対の整合アーム上27を介して枢支し
ているいるセンタ棒29を中心として上記整合棒26は揺動
自在となっている。各ビンBにそれぞれ収納されたシー
トPは、上記整合棒26の揺動により整合基準壁23に押し
つけられて整合される。
ビンユニット2内に収納されている各ビンBは、その
自由端の両端部がビンスライダ21のクシ歯状溝(図示
略)にそれぞれ移動可能に載せられており、またビンス
ライダ21の基端部の左右部には、第5図に詳示するよう
に、ビン30がそれぞれ固設されている。このビン30は、
上記の左右のビン支板20にそれぞれ設けられているスリ
ット31を貫通していて、その外端には緩衝材としてのO
リング32を介してトラニオン33が回転自在に取りつけら
れている。
上記トラニオン33は、各ビンBのトラニオン33が積み
重ねられるように上記ガイドレール9に嵌入して、最下
位のトラニオン33がビン支板20に回転自在に支持された
下部ガイドコロ35に当接し、また最上位のトラニオン33
がビン支板20に回転自在に支持された上部ガイドコロ36
に当接し、各ビンBはビン間隔をトラニオン33の外径に
等しく一定に保たれるようにしてビンユニット2に支持
されている。
第1図に示すように、ビンユニット2は上記上部ガイ
ドコロ36及び下部ガイドコロ35をガイドレール9に嵌入
した状態で、ガイドレール9に沿って昇降しうるように
なっている。なお、ビンユニット2に固着された金具37
と側板3との間には、引っ張りばね39が張設されてい
て、その弾力によりビンユニット2を引き上げるように
作用している。
また、左右の各側板3に支持されている下部排出ロー
ラ対16に対向する位置には、第3図及び第6図に示すよ
うにカム軸ホルダ40がそれぞれ配設されており、このカ
ム軸ホルダ40と上記ベース板5との間には軸受41を介し
てリードカム軸42が回転自在に配設されている。そし
て、左右にそれぞれ配設された上記リードカム軸42の上
方には、螺線状の螺線状カム面を備えている左右1対の
リードカム(螺線カム手段)43a、43bが固設されてい
る。
第6図及び第10図において、一方の側板3には正逆回
転可能のシフトモータ45が固設されていて、その出力軸
45aの一端にはプーリ46aと一体の傘歯ギヤ46bが固着さ
れており、上記プーリ46aはベルト47を介して、リード
カム43bのリードカム軸42に固着されたプーリ49に接続
されている。上記傘歯ギヤ46bには貫通軸50の一端に固
着された傘歯ギヤ51が噛合しており、貫通軸50の他端に
固着された傘歯ギヤ52には、プーリ53と一体の図示しな
い傘歯ギヤが噛合している。このプーリ53は、第10図に
示すように他方のリードカム43aのリードカム軸42に固
着されたプーリ53にベルト55を介して接続されている。
上記のように構成された駆動伝達系により、シフトモー
タ45が正逆回転するとリードカム43a、43bは第10図にお
いて矢印方向又はその逆方向に回転する。
また、上記シフトモータ45の出力軸45aに他端(第6
において下端)には、クロック円板56が固着されてお
り、センサホルダ57を介して一方の側板3に保持された
インタラプタ59により、シフトモータ45の回転数すなわ
ちリードカム43a、43bの回転数を読取ることが可能とな
り、ソータ1のマイコン内のリードカム制御回路と共に
リードカム43a、43bの回転数を自在に制御することが可
能となっている。
さらに、第6図に示すリードカム43bの下方であって
リードカム軸42の同軸上には、リードカム43a、43bの位
置を検知するための1対のフラグ61,62が固着されてお
り、第7図及び第8図はその拡大図をそれぞれ示してい
る。第7図及び第8図において、フラグ61,62を読み取
るためのインタラプタ63,65は、側板3に固着されたホ
ルダ66により保持されている。
上記インタラプタ63,65は、そのフラグ角度は同一に
なっているが、位相が所定量ずれて配置されている。こ
の位相のずれ分による2つのインタラプタ63,65のON・O
FFにより、ビンBが上昇方向のホームポジションか又は
下降方向のホームポジションかを、後述するようにして
判断する。
リードカム43a、43bは、後述するようにして平行部
(約180°)を有しており、この平行部に対応して上記
フラグ61,62の位相ずれを決定している。ちなみに、フ
ラグ61,62の位相は、所定角度(約30°)ずらしてお
り、このフラグ61,62の角度ずれ分によるインタラプタ6
3,65のON・OFFによって、リードカム43a、43bの位置を
判断している。
次に、リードカム43a、43bの形状とこれに係合するト
ラニオン(ビンコロ)33によって決定されるビンBの動
作について説明する。
第9図(a)は、左側のリードカム43aとトラニオン3
3及びビンBとの関係を、そして第10図(b)は、右側
のリードカム43b及びトラニオン33との関係をそれぞれ
示した図であり、また、第11図はリードカム43a、43bの
駆動伝達系の平面図である。
第9図及び第10図にそれぞれ示すように、リードカム
43a、43bは、本実施例においては、回転方向が逆になる
ように螺線方向が逆向きとなるように形成されていて、
両者は互いに鏡間対称となっている。また、本実施例に
おいては、ビンB間を拡開部X,X′の2か所で拡開可能
な2条式に構成してあるが、これはビンB内に進退可能
なシート閉じ機構67を設けたことによるものであって、
ソータだけの機能であれば、上記拡開部はシートPが搬
入される拡開部Xのみでよい。
シフトモータ45の駆動によりリードカム43a、43bが矢
印方向又はその逆方向にそれぞれ回転すると、トラニオ
ン33はリードカム43a、43b中の溝に押圧されると共にガ
イドレール9にガイドされて上昇又は下降したりする。
なお、第9図に示したガイドレール9の一部に屈曲部を
設けたのは、本実施例におけるソータ1がシート閉じ機
構67を具備するためにビンBを前後方向(シート進行方
向)に変位させるためのものであって、本発明の構成を
なんら限定するものではない。
第12図(a)において、本実施例によるリードカム43
aのカム線図を、そして第11図(b)に従来のリードカ
ムのカム線図をそれぞれ示している。なお、図中の斜線
部分はリードカム43aのカム溝を示している。カム線図
は、第11図(a),(b)とも左側(シートPの進行方
向において左側)のものを示しているが、他方のリード
カム43bのカム線図は鏡間対称となっている。上記カム
線図は0°〜360°の範囲を示すと共に本実施例におけ
るカム線図をであるので2条のカム線図となっている。
リードカム43aの溝内におけるトラニオン33の位置
は、符号33a,33b,33cでそれぞれ示している。また、第1
2図中の符号Hで示す箇所は、リードカム43aの略平行を
なす平行部を示していて、本実施例においては約180°
の平行部を設定している。上記カム線図において、リー
ドカム43aが右側に動くとき、すなわち第11図において
リードカム43aが矢印方向に回転するとき(トラニオン3
3は相対的に左側に移動する)は、ビンBは上昇し、ま
たリードカム43aが左側に動くとき(トラニオン33は相
対的に右側に移動する)は、ビンBは下降する。上記平
行部Hは、リードカム43aのシート排出位置を示し、そ
して傾斜部Kは、シフト位置を示している。
ここで、第1図におけるシートPが下部排出ローラ対
16から排出される場合には、リードカム43aの進行方向
に対して略平面(平行部H)がくるように設定してあ
り、よって、トラニオン33が上昇するときのホームポジ
ションは33xとし、またトラニオン33が下降する方向で
のホームポジションは33yとする。上記ホームポジショ
ン33xとホームポジション33yとの位相は、本実施例にお
いては第11図(a)に示すように180°ずらしている。
また、ここでリードカム43aの33x,33yで示す位置は、第
8図においては、フラグ領域,にそれぞれ対応して
いる。
本実施例におけるリードカム43(43a,43b)の1周を
2π(rad)、平行部Hをθ(rad)とし、シートPが下
部排出ローラ対16を経過する時間をt1とすれば、リード
カム43の回転数R1(rpm)は次の(1)式で表わすこと
ができる。
したがって,シートPの排出時間が短い程、リードカ
ム43の回転数(プロセススピード)は増加する。
次に、シートPが画像形成装置から連続して排出され
る際の各シートPの時間の間隔(紙間)をt2とすると、
リードカム43の1回転をシートP排出+紙間に間に合わ
せるためには、残りの2π−θ(リードカム43aの傾斜
部)におけるリードカム43の回転数R2(rpm)を、 としなければならない。ここで、R1=R2になるように、
リードカム43の平行部Hの角度θを設定すれば、リード
カム43の回転スピードは、理論上、シート排出時及び紙
間時で等速となり、リードカム43を回転しつつシートP
をビンBに受け入れてビンシフトすることが可能とな
る。すなわち、リードカム43の回転が等速の状態で、画
像形成装置から排出されるシートPの一連のシート分類
機能を達成することができる。
また、画像形成装置が高速機である場合には、特にt2
が小さくなるので、リードカム43の回転数が等速ではな
いとしても、R1→R2の2速制御を行なえば、リードカム
43の回転数は変化しても停止することはなくなる。これ
により、これまでのこの種のビン移動型ソータにおける
リードカムの回転及び停止に伴うビンユニットのイナー
シャ分の衝撃力により発生していた衝撃音は、本実施例
においては解消されて静音化設計が可能となる。
また、本実施例におけるさらに別の特徴としては、よ
り高速の複写機(ハイプロダクティビィティ)の対応に
適していることであり、リードカム43の平行部Hの設定
角度θをある程度変更(例えば、180°以上)してやれ
ば、その分、紙間でのリードカム43の回転角度が小さく
なるので、リードカム43の回転速度をかなり下げても、
従来の複写機以上の高速機(ハイプロダクティビィテ
ィ)に対応することができる。
さらに、ビンユニット2という大きなマスを有するユ
ニットのON・OFF制御(移動及び停止動作)がなくなる
ので、複写機の消費電力のロスを低減することができ
る。
本実施例で説明しているリードカムフラグは、フラグ
61,62の2個の構成を説明しているが、例えばリードカ
ム43a,43bの平行部Hに合わせて第31図、第32図に示す
ようにフラグ290を1個、インタラプタ291を1個の構成
でも可能となる。
この場合、ビンBが上昇方向のホームポジションか、
下降方向のホームポジションかは、動作終了後にマイコ
ン(図示略)内で記憶していれば可能となり、もし電源
OFFしてリードカム43a,43bの位置情報がクリアされた時
には、リードカム43a,43bを微少回転し(イニシャリン
グ)インタラプタ301が(ON)OFFするか、あるいは(O
N)ONのままかを認識すれば、リードカム43a,43bの位置
が判断可能となり、この時、ビンユニット2の位置検知
センサがONであれば、ビンユニット2のホームポジショ
ンであるか否かの判断もつく。
次に、本実施例におけるステープラ(シート閉じ機
構)の詳細な説明をする。
第2図はステープルの上視図を示している。シート閉
じ機構67は、ソータ1のビンBに対して進退自在に構成
されている。本構成をより詳細に説明するものが第12
図、第13図である。
図中の2点鎖線の矩形で示すステープラ67は、一般的
な電動ホッチキスであり、多量の針が収納可能な針カー
トリッジ部69と、その針カートリッジ部69から針を順次
針打ち込み部へ給送する針送り部67aと、送られた針を
シートP等に打ち込んで綴じ作用を可能とする針打ち込
み部67bとからなっている。
針打ち込み部67bは、回動中心67cを有し、ステープラ
67の上部ユニット(上部ユニットが第13図においてY方
向に移動可能)、下部ユニットが互いにシートPを挟み
込むことによって針打ちがなされる。また、ステープラ
67は、モータ及び駆動系(図示略)をカバーリングする
ステープラカバー70がステープラアタッチメント板金71
にビス止めされており、上記ステープラアタッチメント
板金71は、ステープラ67本体をビス止め固定している。
またステープラアタッチメント板金71は、ステープラ
67を往復移動する移動台72にビス止め固定されている。
移動台72の下部には、移動ガイド73、スライダコロ75が
固定されており、不図示のステープラ駆動モータからの
駆動がギヤ(1)76、ギヤ(2)77を介してリンクギヤ
79に伝達する。リンクギヤ79は、コロスライダ75と係合
する突起部79aを有し、図中A方向に回動可能な構成を
持っている。
また、リンクギヤ79の一部は、マイクロスイッチアク
チュエート部79bを対向する位置に2個有し、リンクギ
ヤ79が半回転で突起部79aが180°回転するので、コロス
ライダ75がリンクギヤ79の突起部79aの回転直径分の距
離を移動可能となる。上記移動ガイド73は、ステープラ
固定板金80取りつけられているガイド軸81と係合し、ス
テープラ67を載せた移動台72をリンクギヤ79と共に平行
移動可能とする。
回転検知マイクロスイッチ82は、リンクギヤ79の半回
転ごとの検知をするものであり、ステープルユニット位
置検知マイクロスイッチ83は、移動台72側面に取りつけ
られたカム85に係合し、ステープルユニットがビンBか
ら退避した退避位置67Xの時OFFし、その他の時ONするよ
うな構成になっている。
移動台72の一端部には、コ字状をなしてシートPを上
下の突起からセンス可能な透過型紙センサが設けられて
おり、ステープルユニットがシート綴じ位置67Yに到達
した時にシートPを検知可能な構成になっている。以上
のステープルユニット及び同ユニットを往復移動可能と
するユニットは、側板3に固定されている。
テーパガイド87は、シート入口先端側がテーパ状にな
っており、ステープルユニットがシートP上(シート綴
じ位置67Y)に進出する時、シートPの先端をめくった
り、ずらしたりしないようになっている。上記テーパガ
イド87は、回動中心87aを中心として回動可能になって
いて、後端部87bは通常はステープラ安全マイクロスイ
ッチ89をアクチュエートするように反時計方向に不図示
のばね手段により付勢されている。
そして、例えばステープルユニットがシートP上(シ
ート綴じ位置67Y)に進出した時に、異物(例えば作業
者の手)やステープラ67の閉じ能力以上の厚みのシート
Pが、ビンB上に位置していた場合、ビンBとテーパガ
イド下90を固定座として、テーパガイド上87の先端部を
押し上げるようなモーメントが発生し、回動中心87aを
中心にテーパガイド上87が時計方向に回動し、これによ
り安全マイクロスイッチ89をOFFして、ステープラ67へ
の通電をハード的に遮断するような構成になっている。
また、ステープラカバー70上部には、回動中心を91a
のもつインターロックアーム91を有している。上記イン
ターロックアーム91は、通常は図示しないばね手段等に
よって反時計方向に回転する方向に付勢されている。
上記インターロックアーム91の上方には、側板3に設
けたアクチュエート板92が配置されており、ステープル
ユニットの第13図X方向への往復移動に伴い、ステープ
ルユニットがシート綴じ位置67Yに位置の時はインター
ロックアーム91は実線で示す位置に、また退避位置67X
に位置の時はアクチュエート板92の先端部にインターロ
ックアーム91が当接し、符号85Xで示すようにインター
ロックアーム91のアームの下部がステープラ67の針カー
トリッジ部69の上部に回動して押し下げられるようにな
っている。
次に、ステープラ67の針検知について説明する。
第13図における2点鎖線で示す符号93は反射型針セン
サであり、シート状の針の最後端が反射型針センサ93を
通過すると、針なし検出する。この時、センサ93の上流
側にはシート状の針が未だある程度残留していて、針打
ち込み側先端はステープラ67側に保持されている。上記
の針なしが検出されると、マニアルステープルボタン95
を点滅させるか、不図示の画像形成装置ディスプレイ
(図示略)上に針なしのメッセージを出して、ユーザが
針交換することを促す。なお、本実施例においては、反
射型針センサ93が針なしを検出すると、ステープル動作
は禁止されるように構成されている。
次に、針カートリッジ交換について説明する。
第14図は、本実施例におけるシート後処理装置のステ
ープル部の概略斜視図を示している。同図において、ス
テープルユニット部には、ステープラメンテナンス及び
針カートリッジ交換用に開閉自在のドア96が設けられて
いる。このドア96の下部は、ドアスイッチアクチュエー
ト用の突起部であり、また符号96bはドア保持用のマグ
ネットキャッチである。本構成によって、ドア96を矢印
O方向に閉めると、ジョイントスイッチ99をONしてソー
タ1の作動を許可するようになっている。
本実施例において、ステープラ67の反射型針センサ93
が針有りを検出している時にドア96を開けた場合は、ス
テープラ67は、退避位置67Xに停止した状態を保つ。こ
の時、インターロックアーム91は、符号91Xの状態、す
なわちインターロックアーム91の下部がステープラ67の
針カートリッジ69部に回動し押し上げられている状態と
なっている。
ステープラ67から針カートリッジ69を取り出すために
は、第13図の符号Zで示すように針カートリッジ69の後
端を上方に持ち上げ、ステープラ67の後端ストッパ部67
dを乗り越えてから後方に引き出すような構成になって
いるので、インターロックアーム91が符号91Xの状態、
すなわちステープルユニットが67Xの状態の時(ステー
プルユニットの反射型針センサ93が針有りを検知してい
る時)は、針カートリッジ69は、ステープラ67から取り
外せないようにインターロックがかかるようになってい
る。
反射型針センサ93が針なしを検出している時にドア96
を開けた場合(ジョイントスイッ99がOFFの時)は、ス
テープルユニットが符号67Y(第2図参照)方向に自動
的に停止するようにソフトウェアが組まれており、ステ
ープルユニットはシート綴じ位置67Y(第2図参照)に
移動停止する。
ステープルユニットが上記の状態の時、インターロッ
クアーム91は第13図の実線で示すように針カートリッジ
69の上部から退避した状態となり、針カートリッジ69の
後端を第13図の矢印Zで示すように動作させることによ
り針カートリッジ69がステープルユニットから外される
ような構成となっている。そして、ドア96を閉じた(ジ
ョイントスイッチ99がONした)時、ステープルユニット
は退避位置67X(第2図参照)に復帰して、スタンバイ
状態となる。
本実施例においては、ドア96を開けた時、針有りでス
テープルユニットを動かさずに退避位置67Xのままとし
たが、これとは逆に、針有りの時にステープルユニット
をシート綴じ位置67Yに動かし、インターロックアーム9
1が符号91Xの状態になるようにし、針なしの時にステー
プルユニットは停止したままでインターロックアーム91
が針カートリッジ69をロックするようにすることもでき
るし、ソレノイド、モータ等の駆動によってON・OFF自
在なインターロックアームでも同等の効果を発揮するこ
とは勿論である。
さらに、ステープルの針交換については、前述のよう
にステープラ中の針ベルト後端が、第13図において反射
型針センサ93を越えた時点で針なしを検知して、システ
ムを一時ストップさせる。この時、残った部数のステー
プルは、針補給後に自動的になされるようになってい
る。
次に、シートPの整合について説明する。
第16図はビンユニット2を上部から透視した図を示し
ている。整合基準壁23は、シートPの突き当て基準とな
っており、整合棒26は、センタ棒29を中心として円弧運
動が可能となっている。
第15図は、整合棒26の最下部に配置されている駆動系
である。同図において、符号300は整合アーム下300であ
って、整合アーム上27と共に整合棒26を保持している。
符号301は板ばね301であり、整合棒26が整合アーム27,3
00に対して第15図において右側に動く方向に変形が可能
になっている。
上記整合アーム下300の一部には、この整合アーム下3
00の駆動を達成する扇型ギヤ301aと整合アーム下300の
ホームポジションを検出するフラグ301bが一体成形され
て設けられている。符号302はホームポジションセン
サ、303は駆動源であるステッピングモータ、305はアイ
ドルギヤをそれぞれ示している。符号306は、ビン支板2
0と整合アーム下300間にフックされる捩りコイルばねで
あって、扇型ギヤ301aとアイドルギヤ305のガタを常に
一方向に規制し、ステッピングモータ303からの正転及
び逆転駆動伝達時又は正転、逆転が切換わる時のバック
ラッシュガタ分の振動を防止し、稼働音を低減してい
る。さらに、ステッピングモータギヤ303aとかみ合うア
イドルギヤ305を、比較的柔らかい樹脂(ゴム特性を持
つコストラコー系、例えばハイトレル等)にすることに
よって、振動音(ステッピングモータ特有の例えばカチ
ャカチャ音等)が低減されることは、実験上確認されて
いる。
次に、シートP整合時の整合棒26と整合基準壁23の位
置について説明する。
まず、シートPの幅をxとする。例えば、A4では、29
7mm、A4Rでは210mmである。このシートのサイズの信号
は、本実施例においては、画像形成装置の紙サイズ信号
により決定される。次に、上記XはシートP整合時の整
合基準壁23と整合棒26の距離でもある。
また、符号aは、整合棒26のシートPの押し量である
(紙幅−整合幅)。通常シートPは、そのサイズにより
紙幅は一定であるが、正常上のバラツキで多少の大小が
あることと、コピー紙のカール状態によっては、見掛け
上の紙幅が若干小さくなるので、シートPの整合時に整
合棒26を紙幅より小さくなる位置まで寄せている。本実
施例においてはaは、 a=δCOSθ …(1) となるように設定している。ここでθは、ホームポジシ
ョン26aに対する整合棒26の角度である(整合棒26の端
部がシート端部にきた時の角度)。また、δは、板ばね
301の第15図におけるQ方向のたわみ量である。
本実施例においては、整合棒26によるシートPの押圧
力をシートPの各サイズにおいて同一にしてある。これ
は、シート積載枚数が少数枚の時、整合アーム上下27,3
00に対する整合棒26の押圧力が所定以上に強くなると、
シート端部の整合棒26と接触する部分に押しあとがつく
ためである。整合棒26の押圧力が所定値近傍の時は、シ
ートPを整合するための適度な押さえ効果を発揮しシー
トPの整合性も向上する。
板ばね301のたわみ量δは次式で表わされる。
ここで、Wは押圧力、lは板ばね301の長さ、bは板
ばね301の幅、hは板ばね301の板圧、Eは縦弾性係数
(板ばねの材料)。
以上、本実施例において、A4サイズ(標準サイズ)の
シートPを整合する時のaの値は、実験的に1.5mm程度
である。そして、(1)式より、A4サイズより幅の小さ
いサイズの場合、(1)式に示されるように、aの値は
小さくなる(ただし押圧力は一定;W)。
さらに、シートPのサイズによる整合棒26の傾き角Q
を求めると、 で表わせる。
ここで、πは円周率、L0は整合基準壁23とセンタ棒29
間の距離、rは整合棒26の半径である。
よって、各サイズによるθは、(3)式によって算出
される。ステッピングモータ303に整合アーム下300がθ
1だけ動作するパルスを入力することによいって、整合
棒26の移動が達成される。さらに、シートPの整合時の
整合棒26端部と整合基準壁23の距離Xは、 X=x−a …(4) であるので、a=δCOSθによってXの値が決定され
る。
さらにθ1を求めると、最終的にステッピングモータ3
03のパルス数は、θ1の情報から決定する。すなわち、
シートPの幅が小くなる程、整合棒26の押し量が小さく
なる理由として、本実施例のような円弧型の整合方法を
取った場合、第16図の矢印に示すように幅広のサイズ
(A4、A3等)の場合、整合棒26のシートPを押圧する方
向が概略R方向で、これは整合基準壁23に対してほぼ直
角方向であり、押圧力によって積載シートPにモーメン
トがかからないので、整合時の押圧力よっても、シート
Pの積載性は乱れることはない。
しかし、幅の小さいサイズ(A4R、B5R等)の場合、整
合棒26によるシートPの押圧方向は、概略S方向であ
り、整合基準壁23に対してある角度をもつので、積載シ
ートPが回転する方向の力がかかる。ここで押し量aが
所定値を越えて大きくなると、整合時にシートPの整合
性を悪くする働きとなる。
本実施例においては、円弧方式の整合について説明し
たが、整合基準壁に対して直角方向の平行移動をする整
合棒あるいは整合板によっても、前記述べてきた所定値
の押し量aは、整合性向上のために同様の必要となる。
上記整合棒の平行移動の時の押し量aは、紙幅の変化に
よって特に変化させる必要はない。
次に、シートPをステープル時の整合棒26の動きにつ
て説明する。
シート整合終了後、本実施例においては、コピー紙P
を総てソータ1に排出後、自動的にステープル止めする
ことを可能とするわけであるが、ステープル時にステー
プルユニットは第2図の退避位置67X→シート綴じ位置6
7Y→(ステープル動作)→退避位置67Xの順に動くが、
ステープルユニットが退避位置67X→シート綴じ位置67Y
の動作時に、前記整合棒26は整合基準壁23間で積載シー
トPを押圧している。
これは、ステープルユニットが積載シートP間に進入
する時、シートPがステープラ67の上部ユニット、下部
ユニット間に、テーパガイド上87、テーパガイド下90を
介して接触(あるいは接触しないこともある)しつつ動
くので、前記進入工程時のシートPの整合性を向上させ
るために、整合棒26はステープルユニットの進入工程時
には、積載シートPを押圧状態にある。
本実施例においては、整合棒26の押圧力(方向)によ
って積載シートPが微動してステープル時の針の位置の
バラツキを最小に押さえるので、前述の整合時の押し量
aに対し、ステープル時の押し量a′とすれば、 a≧a′ (a′≒0) …(6) となるように、制御可能な回路が盛り込まれている。
上記構成が特に必要なのは、円弧型の整合方式であ
る。シート整合時は、シートPがビンB上に少数枚、例
えば20枚程度の時は、シートPの幅方向の腰が整合棒26
の板ばね301のばね力に負けないシートP自身が、整合
棒26の押圧力によって屈伸運動をしたり、第16図に示す
S方向の力によるモーメントによって、紙全体がねじれ
たりする。
ところが、20枚以上で多数枚になってくると、ある程
度の押圧力がシートPにかからないと、微少な量の整合
不良を発生する場合がある。これは、本実施例の場合、
多数ビン(10ビン以上)に積載されているシートPを、
同一の整合棒26で整合するため、整合棒26の上部から下
部に至る整合整合基準壁23に対する平行度、前述のシー
ト自体の幅の差異(公差分)、各ビンのシートPのカー
ル状態等を考慮すると、やはりシート整合時には押し量
aが必要となる。
ステープル時には前述のように、特に少数枚の幅のの
狭い(例えばA4R、B5R)の時の綴じ位置のバラツキを押
さえるために、押し量はステープルユニット進入時にシ
ートPの乱れを最小限で食止めるa′の量が必要とな
る。
また、他の考えられる方法としては、シートPが少数
枚の整合の時は、押し量aを小さくし、ある枚数以上に
なった時に自動的に(本体あるいはソータの枚数信号に
よってある枚数を判断する)整合押し量を大きくするこ
とも整合性を向上する上で意味がある。上記のある枚数
とは、本実施例では、整合アーム、板ばねの弾力と積載
シート全体の腰が同じ位になった時の枚数である。ま
た、平行移動型の整合手段においても、上述の構成は当
てはめられることは勿論である。
次に、画像形成装置からソータ1内にシートPが搬入
されてビンBに排出され、さらにビンBがビンシフト
し、シートPを整合ステープルする一連の動作を説明す
る。
まず、ソータ1(第1図参照)が接続されている図示
しない画像形成装置から排出されたシートPは、搬入口
10から搬入されて搬入ローラ対11及びデフレクタ17を介
してビンBに排出される。このシートPの排出時におい
て、非ソート時にはシートPは上部排出ローラ対13から
ビンBに排出され、ソート時には第2のシート搬送路15
を経て下部排出ローラ対16からビンBに排出される。
ここで、図示しない画像形成装置からの排紙信号によ
り、シートPの通過時間及びシートPと次のシートPと
の間隔(紙間)を計測し、この計測した情報を、ビンユ
ニット2内のマイコンに伝達する。
なお、シート搬送不良等が発生してシートPの検知時
間が所定時間以上に経過したり、所定時間内に次のシー
トPの検知ができない場合には、通常のセンサと同様の
滞留・遅延ジャム信号を画像形成装置本体のマイコンに
発令し、ジャム状態となったシステム全体を停止する。
上記のシートPの通過時間と紙間を計測し、その情報
をうけたソータ1内のマイコンは、シートPの排出時間
(ソータ1内へシートPが排出される時間)と紙間を認
識する。そして、前記データにより、リードカム43の回
転スピード及びリードカム43の位置制御を行なう。上記
リードカム43aに位置制御は、ビンB内へのシートPの
排出タイミングと、リードカム43の平行部Hの開始タイ
ミングの同期をとって行なわれる。
前述したように、リードカム43を駆動するシフトモー
タ45の出力軸45aに設けられたクロック円板56(第6図
参照)とインタラプタ59により、リードカム43の速度を
認識することが可能となり、かつ、リードカム軸42の下
部に設けられたフラグ61,62(第7図,第8図参照)に
より、リードカム43の略平行部Hの一端及び他端を認識
することが可能となる。
例えば、ビンユニット2の上昇方向のソート時に、第
11図(a)に示すホームポジション33xに対応するビン
Bのトラニオン33がきたとき、シートPの排出を開始し
てトラニオン33がホームポジション33xから位置33yに移
動する間に、シートPの排出を完了するようなリードカ
ム回転数に設定すればよい。
さらに、位置33yから33zの間でビンユニット2のビン
シフトを行なうが、紙間の時間は前記情報により認識さ
れているので、紙間の時間内に33yから33zまでの回転を
トラニオン33が実施すればよい。そのとき、位置33xに
は、次のビンBが到達していて、次のシートPの受け入
れる。この動作は各ビンB毎に繰り返される。
また、ビンユニット2の下降方向ソート時には、今度
は排出対応のビンBのトラニオン33が位置33yにきたと
きにシートPの排出を開始して位置33xの間に排出を終
了する。排出されるシートPの紙間で、33x→33wまでト
ラニオン33を回転し、次のビンBは受け入れ口33yに到
達しているというようにいして上記の動作を繰り返す。
シートPの排出途中、画像形成装置本体のプロセスス
ピード、紙間等の誤差変動は、随時、画像形成装置本体
からビンユニット2のマイコン内に移送されるので、ト
ラニオン33の速度制御は常に新しい情報によりフィード
バック制御がかけられている。
以上のようなソータ1の構成により、シートPのサイ
ズによる排出時間の違いに対する対応はもとより、プロ
セススピード、紙間の異なる異機種にソータ1を接続さ
せても、個々の画像形成装置が最善のリードカム制御を
可能となって、ソータ(シート後処理装置)1の幅広い
機種への安定的な対応が可能となる。
次に、シート排出とシート整合について説明する。
画像形成装置から排出され搬入口10から搬入されたシ
ートPは、ソート時は下部排出ローラ対16により排出さ
れる。
シート排出中に排出されているビンBは、下部排出ロ
ーラ対16に対し総体的に停止している(この時、リード
カム42a,42bは回転し、トラニオン33は平行部を通過し
ている)。シート排出後、シート収納を終了したビンB
は、順ソート(ビンユニット2が下から上へ移動しなが
らシートを受け入れる)の場合、シートの排出信号を紙
センサ19によって検出し、シートPの後端(シート及び
送り方向)が、下部排出ローラ対16のニップ部を通過
し、所定時間t1後にシートPの積載を完了した下部のビ
ンBが上昇し下部排出ローラ対16に対向する位置に停止
する。
シートPを受け入れられたビンBa(第9図参照)は、
リードカム42a,42bの傾斜部Kにて上昇するが、この時
ビンBbの上部のビンBとの空間Cは、ビンBaがシフトを
終了して第9図(a)のような状態になる以前に整合棒
26が排出されたシートPを押圧して整合基準壁23にシー
トPを当接し整合を終了する。
上記整合タイミングは、シフトが完全に終了後、第9
図(a)に示すように、ビンBbと上部のビンBの空間が
C(一番縮まった状態)になると、すでに積載されてい
るシートPが少数枚の時は、ビン間が積載されているシ
ートPの厚みに対し大きいので、排出されたシートPを
押さえることが可能であるが、シートPをより多量に積
載しようとした時、特にシートPのカールが大きいと、
Cの間隔よりもシートPの積載高さが大きくなる場合が
ある。
この時、排出されたシートPが、整合棒26によって押
さえられないままに、第9図(a)の状態になると、ビ
ンBとビンBbによって積載されたシートP全体が押圧さ
れるようになり、この時すでに整合されているシートP
はよいが、上記のように排出直後のシートP(まだ整合
基準壁23に押さえつけられていないシートP)は、上記
ビンとの負荷によって整合されないまま、シートPの端
部が折れ曲がったり打痕ができたりして、整合不良を招
くことがあるので、ビンBbがBbの位置からBaの位置にシ
フトアップする途中(すなわちビン間隔Cが広い場合)
に排出されたシートPを整合棒26により整合するような
構成になっている。
次に、逆ソート(シートPを受け入れた後ビンが下降
していく)場合は、第9図(a)のようにシートPがビ
ンBbに排出され、Bc位置に移動するが、この場合は、シ
ートPを排出後、ビンBbがBcの位置に移動を終了後、整
合棒26によって排出されたシートPを整合するように構
成されている。
ビンBが下降側に移動する時、第9図(a)のように
ビンBbとBcの角度が異なり、ビンBbがBbの位置からBc
位置に移動している途中に整合を行なうと、すでに整合
を終了している積載シート(排出後のコピーシートの整
合時にすでに積載されているも同時に整合棒26に押圧さ
れる)が、積載されているシートPの積載角度変化中
(ビンBが下降中)に押圧されると、整合不良を発生せ
るので、下降時は、ビンBbがBbの位置からBcの位置にシ
フトダウン後に整合棒26が排出されたシートPを整合す
るようになっている。
上記の整合不良の原因は、ビンBか下降するのに追従
してビンB上のシートPも下に動こうとする時に、シー
トPを押さえるとシートPの重みで整合棒26が整合基準
壁23に残された状態となってシートPが乱れるからであ
る。前記のシートPの整合時に、ビンBbとBcとの間隔D
は構成上拡がっているので、上昇時と異なりシートPの
カールが大でも充分の量のシートPの積載が可能とな
る。
他の実施例としては、シートPを排出後、ビンBbはま
ず整合を行なってから上昇あるいは下降して、それぞれ
順ソートの時はBbの位置に、逆ソートの時はBcの位置に
動くような構成においても、シートPの積載整合は成立
する。この場合、整合のタイミングは排出されたシート
Pの後端がビンBのストッパ部B′に当接後に整合しな
いと、整合棒26がシートPを押圧する時にシートPにか
かるモーメントによりシートPの整合性が低下(ねじれ
て積載される)するので、それだけの時間を待った後に
整合を行なうようにすればよい。
そして、シートPをきちんと整合した後に始めてビン
Bを動かすことによって、ビンB内のシートPの整合の
同様に可能となる。この場合、プロセススピード及び紙
間の時間が長い画像形成装置については対応可能である
が、プロセススピード及び紙間の速い高速機(60cpm以
上)では、上記時間を待った後にシフトすると、間に合
わなくなるので、本実施例のような構成が必要となる。
次に、整合後のシートPをステープルする動作につい
て説明する。
本実施例においては、コピーシートが総て生えされて
ビンB内で整合が完了すると、最後に整合を完了したビ
ンBから、順次シートPのステープル動作が実施される
ようになっている。
上記プロセスを簡単に説明すると、まずラスト紙の整
合が完了した後、再度整合棒26によって積載されている
シート束(ビン内全体)を整合基準壁23へ押し付ける。
この時の整合棒26の押圧量は、前述のような理由で、本
実施例においては、整合時より小さくなるように設定さ
れている(本実施例においては整合押し量a≒0であ
る)。上記構成により、シートPの少数枚から多数枚ま
でも整合性向上が図られている。
前述したように整合棒26によりシートP全体が保持さ
れている。次にステープルユニットの開口部に、テーパ
ガイド上87、テーパガイド下90のシート進入口近傍に、
シートPの図示しないカール押さえが配設されており、
このカール押さえは、主に上カールの大きいシートPを
所定量(ビンBの表面からテーパガイド上87のテーパ開
始部までの高さ)以下に規制する。
この状態で、ステープルユニットは、前述したような
構成で、第2図の67X→67Yと移動する。この時、ビンB
上のシートPの上カールは、不図示のカール押さえによ
り規制されるが、ビンB上の端部から垂れ下がる下カー
ルに関しては、テーパガイド下90のテーパ部により持ち
上げ、ステープラ67の開口部中に引っ掛からないように
テーパガイド下90最頂部にてジャンプ台的な働きをさせ
ている。この構成によって、上カールでも下カールでも
ビンBに積載されているシートPを安定的にステープラ
67の開口部に進入させることを可能にしている。
ステープルユニットが67Yの位置に到達した時、透過
型センサ86によってシートPが検知され、このシートP
がビンB上に積載されている時のみシートPの綴込みを
実施する。このシートPの閉じが終了すると、再びステ
ープルユニットは、ビンBがシフトしてもビンB上のシ
ートPやビンBとは緩衝しない退避位置67Xまで戻る。
ステープルユニットが退避位置67Xに戻ると、ステー
プルユニット位置検知マイクロスイッチ83がOFFし、シ
フトモータ45が回転することを許可し、ビンユニットを
シフトアップ又はシフトダウンして、上記働きと同様に
して次のビンBのスプリング動作に入る。
ステープルユニットが67Yの位置にある時にビンBが
シフトすると、ステープルユニットの先端がシートPや
ビンBと干渉し、最悪の場合には破損してしまう可能性
があるので、ステープルユニット位置検知マイクロスイ
ッチ83がOFFの時のみハード的にビンユニットの通電回
路が接続され、ソフト的に暴走して時でもステープルユ
ニットが67Yの位置にある時は絶対にビンシフトが行な
われないような構成になっている。
次に、ステープル動作時、例えばステープルユニット
が不良であったりビンB上にスプリン量力以上のシート
Pが積載されたり状態で、それでもステープル動作に入
って、ステープラ67が動作の工程中に負荷大によって停
止してしまった場合、そのままの状態でステープルユニ
ットが67Xに戻りビンBがシフトすると、シートPが破
断されてしまうことになる。このような場合には、ステ
ープラ67中の図示しない1回転(1工程)センサによっ
て、ステープラ67が動作開始後に所定時間中にホームポ
ジションに戻らない時(タイマ回路中に取りつけられて
いる)、ステープラ67の1回転(スプリングを動作させ
る方向)とは逆方向に駆動を回転(すなわち逆転)して
ホームポジションに戻し、その後ステープルユニットを
67Xまで戻すというような構成になっている。
この場合、ステープルユニットが所定方向に1回転で
きなかったことになるので、図示しない制御回路からス
テープラ異常信号を発令し、画像形成装置本体上のディ
スプレイ等に以上表示が表示されるようになっている。
本実施例においては、1度ステープラ駆動が逆転する
と、即ステープルユニット異常ということで異常信号を
発令しているが、例えば、ステープルユニットが逆転し
てホームポジションに戻っても、次にまた所定方向に1
回転すると正常に動作する場合がある。すなわち、ステ
ープラ67の場合、たまたま針が1回のみ正常に送られな
かった時、たまたま1回の工程のみをロックして逆回転
しても、次に正常に直る場合がある。
このような場合、ステープラ67の1回転のみの逆転で
異常信号を出してシステムを停止(ステープル不良)と
判断するのは危険であるので、逆転動作を2回以上に増
やしてもよく、当然異常を判断する工程も2度、3度と
増やしてもよい。例えば、最初のビンBでステープラ67
が逆転したらビンBをシフトして次のビンBでもステー
プル動作を開始して2回目のトライに入る。この時、ス
テープラ67が正常に1回転のステープル動作をした時に
は、そのままシステムを続行し、逆に2回目も逆転した
らこの時点で始めてステープル動作の異常信号を発令す
るようにしてもよい。
次に、ソータ1の重連化について説明する。
第27図は、同一のソータを重連化した時の概略断面図
を示している。本実施例において、ソータ1(1連目)
及びソータ100(2連目)は全く同一のソータであり、
同一のソータを2台直列的に連結することにより1連の
ソータの時の2倍の容量のコピー紙収納が可能となる。
第28図は、重連化されたソータの上視図を示してい
る。ソータ1とソータ100との連結は、本実施例におい
ては、ソータ1、ソータ100の前側Xと後側Yとに、レ
ール部材101,102をビスによって固定して連結されてい
る。
なお、1連目と2連目の通信及び電力の供給は、ソー
タ1,100の後部にある図示しない電源コード台から出さ
れるコードによって、ソータ100のコードをソータ1の
電源コード台コネクタに挿入し、またソータ1のコード
は画像形成装置の後部にある電源コード台(図示略)の
コネクタに挿入することにより、画像形成装置→ソータ
1→ソータ100の順に供給伝達される。
本実施例によるメリットとして、ソータの接続が電源
の許す限り任意の複数に連結できることである。本実施
例においては、2連化した実施例について説明するが、
例えば3連、4連であっても連結可能であり、ソータ設
置のスペース及び電源さえ供給可能であれば、ソータへ
収納するコピー紙のより大容量化を図ることが可能であ
る。
次に、ソータ1とソータ100間の紙パス構成について
説明する。本実施例において、前記ビンBの最下部に2
連ステー105が配置されている。この2連ステー105は、
前記ビンBと同様に、側部にトラニオン33′が回転自在
に支持されており、この2連ステー105に2連搬送パス
ユニット200がビス止め又はその他の保持手段によって
着脱自在に取りつけられている。
これにより、2連ステー105の側部のトラニオン33′
が、リードカム42a,42bによって上昇・下降すると、そ
れに対応して2連搬送パスユニット200も昇降自在とな
って、所定位置まで上昇し、ソータ1の下部排出ローラ
対16と対向する位置(ビンBがシートPを受ける位置;
リードカムの平行部)において、シートPを受け取るこ
とを可能とする。
次に、2連搬送パスユニット200の構成に付いて説明
する。
第29図において、符号201は2連搬送パスユニット200
の入口ガイド、202はシートPを搬送するための入口お
もり202を示している。入口おもり202の先端部には板ば
ね203が付設されていて、通常は上ビンBと圧着してい
てソータを2連使用した時にシートPの挿入をガイドす
る機能を持っている。
第29図は2連搬送パスユニット200の平面図であっ
て、ゴムベルト205がローラ軸206,207により張られてい
て、軸207のプーリ209とモータ211のプーリ210とに、タ
イミングベルト208が張設されており、このモータ211の
回転により、タイミングベルト208を介してローラ軸207
及びゴムベルト205の駆動を行なっている。
上記ゴムベルト205上に軸208を中心に揺動自在な入口
おもり202と中間おもり204が位置している。下部排出ロ
ーラ対16により排出されたシートPは、入口ガイド201
によりゴムベルト205上に搬入され、入口おもり202と中
間おもり204により下流側に搬送される。2連搬送パス
ユニット200の出口部には排紙コロ212が配設されてい
て、シートPをソータ100の入口部103へ導く役目を果た
している。
また、ビンユニット内に整合棒26を貫通させてシート
Pを整合させることを可能としたソータの場合は、前記
2連搬送パスユニット200の下部に整合棒26を駆動する
ユニットが配設されている。整合棒26の動作領域は、ビ
ンBと同じように切り欠かれており、切り欠き部のシー
ト搬送性を向上させるために、上記切り欠き部は第30図
の符号216で示すように滑らかなシートガイドがビス止
め固定(ビスを搬送パスより下面に沈ませてシートPが
引っ掛からないような形状とする)又は他の保持手段に
より固定されている。
次に、シートPの重連パスへの流れに付いて説明す
る。
本実施例において、1連でのビン数以上の部数を作る
場合、例えば1連がnビンでn+αの部数のコピー束を
作る時のソータの動きは、n束のステープルまで完了し
て、その後入れ1連目が(n+1)ビンシフトして前述
のように下部排出ローラ対16と対向する位置に2連搬送
パスユニット200をシフトする。その後、残りのα部の
コピーシート束のソーティング(あるいはグルーピン
グ)を実施し、必要に応じてステープル動作を完了す
る。
この作業中に、1連目で後処理を完了したコピーシー
ト束は、取り出すことができる。そして、もし前記n+
αのαがn<αの時は、2連目の後処理が終了後、再度
1連目で残りの束の後処理(ソートがグループ・ステー
プル)作業が自動的に実施される。この時、1連目の前
作業でのこっていたシート束があるかないかの検知は、
透過型のおビン内貫通センサ400,400′(第4図参照)
で判断し、ビン内にシートPが残っていない時のみオー
トスタートを開始する。ビンB内にシートPが残ってい
た場合は、ユーザがシート束を全て除くまではスタート
しないようになっている。
本構成のメリットとしては、まず画像形成装置に無限
の必要部数が設定可能であることであり、それは1連で
の収容nビン単位で実施され、1連→2連→1連→の順
で行なわれ、1連目で作業している時は、2連目に収納
され後処理終了したシート束を取り除き、シート束を取
り除いた後は1連目終了後に再度自動的に2連目の後処
理が開始されて無限ループを形成するシステムになりう
る。本構成は、2連以上のソータを装着しても、1連の
ソータのみでも可能である。ただし、1連の時は、ビン
数分のn部の作成を終了し、これを終了したら総てのシ
ートPを取り除いた後再びオートスタートかがかかって
残りの部数のの作成がなされる。
次に、本ソータを原稿の予約機能付きの原稿送り装置
の付いた画像形成装置とドッキングさせた場合は、原稿
送り装置の原稿収容棚、予約装置の収容棚等のユーザへ
の対応が必要となる。まず、原稿収容棚側の原稿からの
コピー束の作成を1連目で開始し、上記作成の終了後は
予約装置の収容棚の原稿の後処理が2連目で自動的に行
なわれ、1人目のユーザは自分お原稿のコピーが終了し
たら1連目からこれを取り除くことが可能(2人目のユ
ーザのコピー後処理が2連目で実施であっても)であ
り、このコピーを取り除く、再度予約棚に原稿を入れた
第3人目のユーザへの対応が、ソータ(1連目)で可能
になるというようにシステムの発展性が可能となる。
次に、1連目、2連目のソータについては、本実施例
のようなソーティング付きであっても、ステープルなし
のソータでもよく、1連目のみステープルつきソータで
2連目はステープルなしの作用でもよく、あるいはこの
逆であってもよい。そして、1連目、2連目が両方ステ
ープル付きの場合、例えばオートステープルモードでコ
ピーした場合、1連目の針がなくなっていて、2連目の
ソータにある場合は、1連目針なしということで自動的
に2連目でのオートステープルモードが開始されるよう
になっている。
第1図におけるソータ1は、第15図に示すように、中
央演算処理装置(CPU)111、読み出し専用メモリ(RO
M)112、ランダムアクセスメモリ(RAM)113、入力ポー
ト114及び出力ポート116等からなる制御装置110を備え
ており、ROM112には制御プログラムが格納され、RAM113
には入力データや作業用データが記憶され、入力ポート
114には、ノンソートパスセンサS1等の各センサ及びス
イッチが連結され、出力ポート116には、搬入ローラ対1
1、下部排出ローラ対16等を駆動する搬送モータ117等の
負荷が連結されていて、CPU111がROM112に格納された制
御プログラムに従ってバスを介して接続された各部を制
御する。また、該CPU111はシリアルインタフェースを備
えており、例えば複写機本体のCPUとシリアル通信を行
なって、複写機本体からの信号により各部を制御する。
ついで、第18図ないし第24図に示すフローに沿って、
本実施例の動作について説明する。
まず、第19図に示すように、例えば複写機本体のコピ
ースタートキーが押され複写動作が開始されると、シリ
アル信号にて複写機本体からソータスタート信号が送ら
れる。ソータ1は、この信号を待っていて(Step10
1)、ソータスタート信号が送られてくるとStep102に進
む。Step102では、次にソータスタート信号がなくなる
までの1ジョブの間の動作のモードを決め、モードデー
タをRAM113に格納する。そして、整合棒26の位置検知の
ために、一度整合棒26をホームポジションへ戻す(Step
103)。次に、Step102において確定したモードに基づ
き、各部を動作させる。すなわち、Step104でノンソー
トモードであるか否かを判断し、ノンソートモードであ
れば、ステイプルをするか否かを判断し(Step105)、
ステイプルをする場合はステイプルノンソートモード
(Step107)、ステイプルをしない場合はノンソートモ
ード(Step108)に進む。また、Step104でノンソートモ
ードではないと判断した場合はStep106に進み、ソート
モードであるか否かを判断する。ソートモードであれば
ソートモードStep109に進み、ソートモードでなければ
グループモードであると判断してStep110に進む。そし
て、上記いずれかのモードでの動作終了後、プログラム
はStep111に進行し、ソータスタート信号があるか否か
が、即ち1ジョブが終了したかを判断する。ソータスタ
ート信号がある場合は、1ジョブが終了していないと判
断し、再びStep104に戻る。また、ソータスタート信号
がなければ、1ジョブ終了としてプログラムは最初のSt
ep101に進行する。
また、Step101でソータスタート信号がないと判断さ
れた場合は、Step120に進行し、ステープル部のドア97
が開けられているかどうかを判断する。ドア97が閉まっ
ていればStep121に進行し、ステープラ67を退避させて
プログラムはStep101に戻る。Step120でステープル部ド
ア96が開いていると判断された場合はプログラムはStep
122に進行し、針なしになっているかどうかを判断す
る。針があればプログラムはそのままStep101に戻る
が、針のない場合にはステープラ67を作動位置に移動し
(Step123)、針カートリッジ69のインターロック機構
を外す。
次に、第19図に沿って、ステイプルノンソートモード
での動作を示す。
ステープルノンソートモードでのビンユニット9の位
置はホームポジションであり、Step201ではビンユニッ
ト9をホームポジションへ移動させる。ここで、ステイ
プラ(シート閉じ機構)67はビンカバー22上に載置され
たシートをステイプルすることができず、ビンBに収納
したシートPをステイプルするので、ノンソートであっ
てもステイプルモードが選択された場合はビンBにシー
トPを出す必要があるためフラッパソレノイド122をオ
フし、ソート排出口(下部排出ローラ対)16を選択する
(Step202)。その後、サイズ確定信号がくるまで待ち
(Step203)、サイズ確定信号がきたらStep204に進む。
Step204では、複写機本体から送られてくるサイズのデ
ータをRAM113に格納し、複写機本体から排出されるシー
トが1枚目であれば(Step205)、整合棒26はホームポ
ジションにあるはずなので、該整合棒26を幅寄せ位置26
aへ移動する(Step206)。Step205で、1枚目ではない
と判断された場合及びStep206で整合棒26を幅寄せ位置2
6aに移動終了後、プログラムはStep207へ進行する。Ste
p207では複写機本体からの排紙信号がくるまで待ち、排
紙信号がきたら整合棒26を幅寄せ位置26aから待機位置4
3bまで移動し(Step208)、シートをビンB内へ搬送し
(Step209)、整合棒26を幅寄せ位置26aまで移動してシ
ートを整合して(Step201)、プログラムはStep211に進
行する。Step211ではステイプル信号があるか否かを判
断し、ありの場合はステイプル動作を行ない(Step21
1)、またなしであればそのままプログラムはメインル
ーチンに戻る。
次に、第20図に沿って、ノンソートモードの動作につ
いて説明する。
ノンソートモードではシートはビンカバー22の上に排
紙されるためビンユニット2をホームポジションである
最下位まで移動し(Step310)、ノンソート排紙口15か
らシートを排出するためにフラッパソレノイド122をオ
ンする(Step311)。その後、サイズ確定信号がくるま
で待ち(Step312)、サイズ確定信号がきたらサイズを
確定し(Step313)、プログラムはStep314に進行する。
Step314では複写機本体からの排紙信号を待ち、排紙信
号がきたらStep315に進行して、ビンカバー22上にシー
トを排出し、プログラムはメインルーチンに戻る。
次に、第21図に沿って、ソートモードの動作について
説明する。
複写機本体からのビンユニット2をホームポジション
へ戻すか否かのビンイニシャル信号があるか否かを判断
し(Step401)、ありである場合のみビンユニット2を
ホームポジションに移動し(Step402)、次にソート排
出口16を選択するためにフラッパソレノイド122をオフ
して(Step403)、プログラムはStep404に進行する。St
ep404ではサイズ確定信号がくるのを待ち、サイズ確定
信号がきたらStep405へ進行する。Step405でサイズを確
定し、その後1枚目のサイズ確定であるかどうかを判断
して(Step406)、1枚目である場合のみ整合棒26を幅
寄せ位置26aに移動して(Step407)、プログラムはStep
408に進行する。Step408では複写機本体からの排紙信号
を待ち、排紙信号がきたら整合棒26を待機位置43bまで
移動する(Step410)。次に、ビンB…内にシートを排
出する搬送動作を行ない(Step411)、整合棒26を幅寄
せ位置26aまで移動し(Step413)、プログラムはStep41
4に進行する。Step414ではステイプル信号があるか否か
を判断し、ありの場合のみステイプル動作を行ない(St
ep415)プログラムはメインルーチンに戻る。
なお、ソート時のビンBの動きについては、さらに後
述する。
次に、第22図に沿って、グループモードの動作につい
て説明する。
まず、複写機本体からのビンイニシャル信号があるか
否かを判断し(Step501)、ありの場合のみビンユニッ
ト2をホームポジションへ移動する(Step502)。次
に、サイズ確定信号を待ち(Step503)、サイズ確定信
号がきたらStep504へ進行する。Step504ではサイズを確
定し、その後1枚目のサイズ確定であるか判断し(Step
505)、もし1枚目であれば整合棒26を幅寄せ位置26aま
で移動して(Step506)、プログラムはStep507に進行す
る。Step507では排紙信号がくるのを待ち、排紙信号が
きたらStep508へ進行する。Step508では整合棒26を待機
位置26bへ移動し、次にビンB内にシートを搬送する搬
送動作を行ない(Step509)、搬送動作終了後、Step510
に進行する。Step510では複写機本体からのビンシフト
信号があるか否かを判断して、ありの場合のみビンB…
を1ビンだけシフトし(Step511)、シートを整合する
ために整合棒26を幅寄せ位置26aに移動した後(Step51
2)、プログラムはメインルーチンに戻る。
次に、第23図に沿って、搬送動作について説明する。
搬送動作において、複写機本体からソータ1がシート
を受け取る場合に、ソータ1のシートの搬送速度が複写
機本体のシートの排出速度より遅ければソータ1と複写
機の間でシートがルーチンを作り、紙詰まりが発生す
る。また、ソータ1のシートの搬送速度が複写機本体の
シートの排出速度より速ければシートを引き合うことに
なり、異音発生やシートの破損を生じる危険がある。そ
こで、ソータ1の搬送速度を複写機本体のプロセススピ
ードに同調させる(Step601)。次に、フラッパソレノ
イド122がオンされているか否か、つまりソート排出口1
6とノンソート排出口15のどちらが選択されているかを
判断し(Step602)、フラッパソレノイド122がオンして
いればノンソート排出口15が選択されているので、ノン
ソートパスセンサS1が検知するStep603へ、またフラッ
パソレノイド122がオフしていればソート排出口16が選
択されているのでソートパスセンサS2が検知するStep60
4へ進行する。Step603及びStep604では各々ノンソート
パスセンサS1、ソートパスセンサS2がオンするまで待
ち、オンした後にStep605に進行する。Step605では搬送
モータ117を排出時制御する地点を計測するためのカウ
ンタをセットする。その後、Step605でセットされたカ
ウンタがカウントを終了したかどうか判断し(Step60
6)、カウントアップした場合はStep609、カウントアッ
プしない場合はStep607に進行する。Step607では複写機
本体からの排紙信号があるか否かを判断し、なしの場合
のみ複写機本体からシートが抜けきったと判断して搬送
速度を最大とする(Step608)。Step609はStep608で排
出時制御をする地点であると判断された後に進行し、搬
送モータ117を複写機本体のシートの排出速度に制御す
る。その後排出完了地点を計測するためのカウンタをセ
ットし(Step610)、カウンタがアップしたら動作を終
了する(Step611)。
次に、第24図に沿って、ステイプル動作について説明
する。
まず、Step701ではステイプラ67を移動するためにス
テイプラ揺動モータ119がオンし、ステイプラ作動位置
センサS7及びステイプラ位置決めセンサS6の両方がオン
するまで、すなわちステイプラ67が作動位置67aに移動
するまでステイプラ揺動モータ119を駆動する。次に、
ステイプラモータ71を駆動し、ステイプルを行なう。ス
テイプルはステイプラモータ71を駆動し、ステイプラカ
ムセンサS10がオフしたのを確認後、オンした時点ま
で、つまり1回転した後にステイプラモータ71をオフし
て、1回のステイプルを終了する(Step702)。その
後、ステイプラ作動位置センサS7がオフし、ステイプラ
位置決めセンサS6がオンするまで、つまりステイプラ67
が退避位置67bに移動するまでステイプラ揺動モータ119
を駆動し(Step703)、その後、全てのビンB…が終了
したか否かを判断して、終了していない場合は1ビンシ
フトして(Step705)、次にステイプルをするためにSte
p701に進行し、終了した場合はステイプル動作終了とす
る。
次に、第25図を用いて本発明の最も特徴的な部分であ
るソートモード時のシフト動作について説明する。
ソートモードのシフト動作では、まずシートPとの同
期をとるために、画像形成装置の排紙信号を監視し(St
ep801)、排紙信号がきたらシートPの先端がビンBに
入る週間とリードカム43の平行部の端のタイミング取り
を行なう。具体的には、同期のためのカウンタをセット
し(Step803)、カウントアップしたら(Step805)Step
807に進行する。
Step807では、転写紙が一原稿の最終紙であるか否か
を判断し、もし最終紙であるならば、それ以上リードカ
ム43を進行差せる必要がないので、リードカム43の回転
を止める(Step809)。
しかし、最終紙でなければ、プログラムはStep811に
進行してリードカム43の速度を変更する。このときのリ
ードカム43の速度は、リードカム43の平行部を、(紙長
さ÷搬送速度)の時間で割ることにより求められる。な
お、この紙長さのデータについては、第17図に示すシリ
アル通信により本体から送られてくる。
その後、プログラムはStep813に進行してシートPの
後端を知るために、まずソートパスセンサS2のON確認を
待ち、続いてソートパスセンサS2のOFFを待つ(Step81
5)。その後、ソートパスセンサS2のOFFでシートPの後
端を検知してから、シートPをビンB内に収納し終るま
でのカウンタをセットし(Step817)カットアップされ
たら(Step819)プログラムはStep821に進行する。
Step821では、紙間でシフト速度に変更するが、その
速度は、非平行部移動量÷紙間時間で求められる。な
お、この紙間時間は、シルアル通信を介して複写機本体
から送られてくる。シフト速度決定後には、プログラム
は次のシートPの処理のためにStep801に戻る。
続いて、第26図を用いてシフトモータ45の速度制御に
ついて説明する。
シフトモータ45の制御は、CPU111のタイマ割り込み機
能とクロック割り込み機能を用いて行なう。
タイマ割り込み機能は、CPU111内のハードカウンタに
より任意のインターバルで割り込みを発生する機能であ
り、クロック割り込みは、外部のパルスのエッジにより
割り込みを発生する機能である。この制御では、クロッ
ク割り込みは、シフトモータ45のエンコーダについたク
ロックセンサS13を入れる。
制御の方法は、タイマ割り込みのインターバルを、シ
フトモータ45が目標速度になったときのクロック割り込
みの時間に設定し、この理想時間とクロック割り込みの
数の増減カウンタを設けて、この増減カウンタが0にな
るように制御することにより、理想の速度をうるもので
ある。
上記制御の具体的なフローチャートを、第26図
(a),(b)に示す。
第26図(a)は、クロック割り込みの処理を示してい
て、増減カウンタであるシフト制御カウンタをインクリ
メントする。なお、このシフト制御カウンタは、RAM113
内に設定される。
第26図(b)は、タイマ割り込みの処理を示してい
て、まず、シフト制御カウンタをデクリメントする(St
ep951)。次いで、シフトモータ45のON・OFFを決定する
のであるが、シフト制御カウンタが0より大きいかどう
かを判断し(Step953)、大きければシフトモータ45が
速すぎるのでこれをOFFする(Step955)。また、Step95
3においてシフト制御カウンタが0以下であれば、Step9
57で0未満であるかどうかを判断する。
シフト制御カウンタが0未満でなければシフト制御カ
ウンタは0であるので、目標の速度であるということに
なり、タイマ割り込みを終了する。シフト制御カウンタ
が0未満であれば、目標速度より遅いことになるので、
シフトモータ45をONして(Step959)タイマ割り込みを
終了する。以上のようにして、ビンユニット2の上下動
及びビンBの拡開を動作させるシフトモータ45の速度制
御が行なわれる。
次に、第33図を用いて整合棒26の動作を説明する。
整合棒26を幅寄せ位置まで移動する場合は、Step1001
でステープル中か否か判断される。ステープル中であれ
ばStep1002に進行し、ステープル時の幅寄せ位置まで整
合棒26を移動する。ステープル中でなければStep1003に
進行し、紙排出時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動す
る。
ステープル時は、紙排出時に1度整合された紙束を押
さえつけるための整合であるので、整合棒26を紙サイズ
のぎりぎりまで整合棒26をよせればよいが、紙排出時に
は安定した整合を得るために若干の押し込みが必要にな
る。そぞの整合位置は、このような条件で設定されて整
合用のステッピングモータ303で正確な位置に制御され
る。
整合棒26を待機位置に移動させる場合は、Step1101で
ステープル中か否かが判断される。ステープル中であれ
ば、Step1102で進行しステープル時の幅寄せ位置まで整
合棒26を移動する。ステープル中でなければStep1103に
進行し、紙排出時の幅寄せ位置まで整合棒26を移動す
る。
紙排出時は、シートPが整合基準壁23から離れて排出
されるので、シートPにぶつからない位置で整合棒26を
待機させようとすると、整合棒26は大きく逃げていなけ
ればならない。しかし、ステープル時は1度整合されて
整合基準壁23にシートPが寄った状態であるので、整合
棒26は大きく逃げる必要はない。そこで、整合棒26は、
その移動量を少なくして整合の処理を速くしている。シ
ートPを整合する整合棒26は、以上のようにして制御さ
れている。
なお、前記実施例においては、シートPの整合時の整
合棒26の押圧力よりもステープルユニット作動時の整合
棒26の押圧力を小さくすることによってステープラ67の
針打ち位置の乱れを防止したが、例えば、ステープルユ
ニットのシート領域進入時に、ステープラ67が、退避位
置67X→シート綴じ位置67Yに移動時のみ整合棒26をシー
ト端部に押圧しておき、ステープル時にステープラ67が
作動する直前に整合棒26をシート端部から退避しても同
様の効果が得られる。
本実施例においては、ステープラ67内の反射型針セン
サ93が、針なしを検知した時にステープルユニット67近
傍のドア96を開けた場合に、ステープラ67がシート綴じ
位置67Yに移動し、その時インターロックアーム91が、
アクチュエート板92により解除されて、針カートリッジ
69が着脱可能となる構成をとっているが、例えばインタ
ーロックアーム91の作動をソレノイド手段やモータ等の
駆動によって電気的に実施することも可能である。
また、針カートリッジ69に磁性体を取りつけておい
て、針カートリッジ69近傍に配置した電磁石の磁力によ
り針カートリッジ69を保持し、針なし信号により電磁石
への通電を切って針カートリッジ69経のロックを解除す
る方法にても可能である。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、針検知手段に
よりステープルユニットの針カートリッジが針有りを検
知している時には、針カートリッジはカートリッジ規制
手段によりロックされていてステープルユニットからの
取り外しは防止されている。また、針カートリッジが針
なしであることを針検知手段が検知している時には、カ
ートリッジ規制手段が針カートリッジから離脱した状態
にあるので、針カートリッジをステープルユニットから
取り外しすることができ、これによりステープルユニッ
トに残留している針を装填される針カートリッジにより
乱すこと及び針ジャム等の発生を防止することができ
て、ステープルユニットの操作性及び信頼性の向上を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されているシート後処
理装置の縦断側面図、第2図は第1図におけるA矢視
図、第3図は上記シート後処理装置の斜視図、第4図は
ビンユニットの斜視図、第5図はリードカムとトラニオ
ン部の縦断平面図、第6図は第1図に示す装置を反対側
から見た縦断側面図、第7図はリードカムのフラグ部の
側面図、第8図は同じく平面図、第9図はリードカムと
ビンの関係を示す側面図、第10図はリードカムの駆動系
の平面図、第11図はリードカムのカム線図、第12図はス
テープルユニット部の平面図、第13図は同じく側面図、
第14図は同じく斜視図、第15図はビンユニットの駆動系
の平面図、第16図は整合基準壁と整合部材を含むシート
整列部の平面図、第17図は本発明のシート分類装置に適
用される制御装置の一例を示すブロック図、第18図〜第
26図は本発明の実施例に係わるフローチャート、第27図
は重連したソータの縦断側面図、第28図は同じく平面
図、第29図は重連搬送パスの平面図、第30図は整合駆動
を配設した重連搬送パスの平面図、第31図はリードカム
検知部の変形例を示す側面図、第32図は同じく平面図、
第33図は整合部材の動作を示すフローチャートである。 1……シート後処理装置、2……ビンユニット、16……
下部排出ローラ対(シート排出手段)、23……整合基準
壁、26……整合棒(整合部材)、23,26……整列手段、6
7……ステープラ(ステープルユニット)、67a……針送
り手段、67b……針打ち込み手段、69……針カートリッ
ジ、P……シート、B……ビン、91……インターロック
アーム(カートリッジ規制手段)、92……アクチュエー
ト板92、92a……カム手段、93……反射型針センサ(針
検知手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−17765(JP,A) 特開 昭63−57470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 37/04,39/11 G03G 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1列に連結された針ベルトを保持する針カ
    ートリッジと、前記針ベルトの移動を規制するものであ
    って前記針カートリッジ内に収納されている移動規制手
    段と、前記針ベルトを先端側から順次シートに打ち込む
    針打ち込み手段と、前記針ベルトを前記移動規制手段の
    規制に抗して前記針カートリッジから前記針打ち込み手
    段に送り出す針送り手段と、を有するステープルユニッ
    トにおいて、 前記針カートリッジに係脱自在に移動可能であって前記
    係脱により前記針カートリッジの取り外しを規制するカ
    ートリッジ規制手段を配設したことを特徴とするステー
    プルユニットを含むシート後処理装置。
  2. 【請求項2】排出されるシートを分類・収納する複数の
    ビンと、該ビンに収納されたシートを整列する整列手段
    と、前記整列されたシートを綴じるステープルユニット
    と、を備えたシート後処理装置において、 前記ステープルユニットは、該ステープルユニットに着
    脱自在の針カートリッジを有し、該針カートリッジに係
    脱自在に移動可能のカートリッジ規制手段を設け、該カ
    ートリッジ規制手段が前記針カートリッジに係合した第
    1の位置にある時前記針カートリッジの取り外しを不能
    にし、かつ前記カートリッジ規制手段が前記針カートリ
    ッジから離脱した第2の位置にある時前記針カートリッ
    ジの取り外しを可能にしたことを特徴とするシート後処
    理装置。
  3. 【請求項3】前記カートリッジ規制手段が、ステープル
    ユニットのケーシングに配設したインターロックアーム
    である個とを特徴とする請求項2記載のシート後処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記カートリッジ規制手段は、前記前記ス
    テープルユニットが針打ちを行なう第1の位置から退避
    をする第2の位置へ移動時に、又は第2の位置から第1
    の位置へ移動時に係脱するカム手段により移動されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】前記カートリッジ規制手段は、針検知手段
    を有し、該針検知手段が針なしを検知時に前記カートリ
    ッジ規制手段が針カートリッジの取り外しを可能として
    ことを特徴とする請求項1記載のステープルユニットを
    含むシート後処理装置。
  6. 【請求項6】前記インターロックアームは、前記ステー
    プルユニットが針なしを検知時に針カートリッジがステ
    ープルユニットから外れるように移動することを特徴と
    する請求項3記載のシート後処理装置。
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