JPH0585774U - ケーブル積層巻き構造 - Google Patents

ケーブル積層巻き構造

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JPH0585774U
JPH0585774U JP3376792U JP3376792U JPH0585774U JP H0585774 U JPH0585774 U JP H0585774U JP 3376792 U JP3376792 U JP 3376792U JP 3376792 U JP3376792 U JP 3376792U JP H0585774 U JPH0585774 U JP H0585774U
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一郎 小林
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 層間フィルムが鍔に沿って立上ることがで
き、乾燥により収縮してもケーブルが鍔の際で巻き崩れ
ないようにする。 【構成】 巻胴1にその幅より広い幅の層間フィルム3
をその幅方向両端部4、5が巻胴1の側方の鍔6に沿っ
て立上がる様に巻くか、巻胴1の幅より狭い幅の層間フ
ィルム3をその幅方向一端が前記鍔6に沿って立上がる
様に巻き、その層間フィルム3のうち鍔6に沿って立上
がる端部4、5に複数本の切込み7を層間フィルム3の
巻き方向に適宜間隔で入れた。 【効果】 層間フィルムの両端部を鍔の際で立ち上げる
ことができるので、層間フィルムの両端部にケーブルが
乗り上げることがなく、層間フィルムが乾燥して収縮し
ても積層されたケーブルの巻きが崩れない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドラムまたはボビンに光海底線ユニット等のケーブルを積層巻きする 場合の巻き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3のようにドラム、ボビン等の巻胴1にケーブル2(単心の光ファイバ心線 から成るものも含む)を積層して巻くとき、巻量が多いと巻層も多くなる。この 場合、下の巻き層のケーブル2間に隙間8があると、その隙間8に上の巻層のケ ーブル2が落ち込んでケーブル2の巻きが崩れることがある。それを防止し、上 下のケーブル2同士の接触を防止するため、従来はケーブル2を巻くときに上下 の巻層間に紙製等の層間フィルム3を介在させていた。
【0003】 例えば、紙製の層間フィルム3は通常は吸湿が多いと伸び、吸湿が少ないと収 縮する性質があるため、外気温度や吸湿量の変化によってドラムやボビン等の巻 胴1の軸方向(幅方向)に収縮する。このため吸湿量の多い層間フィルム3を使 用すると層間フィルム3が巻胴1の軸方向に収縮したとき、それに伴ってその上 に巻かれているケーブル2が同方向に引きずられて移動し、ケーブル2の巻きが 乱れることがある。著しい場合には図4に示すようにケーブル2とドラムやボビ ン等の鍔6との間にケーブル2の外径よりも大きい隙間9が発生し、その隙間9 にケーブル2が落下してケーブル2の巻きが崩れることがある。そこで従来は前 記の巻き崩れを防止するため、層間フィルム3の収縮を見込んで巻胴1の幅以上 の幅(巻胴幅+収縮量)の層間フィルムを使用していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記のように幅の広い層間フィルム3を使用すると図5のように層間 フィルム3の幅方向両端部4、5が鍔6の際で余り、余った両端部4、5が鍔6 の際で内側に折れてしまい、折れた両端部4、5の上に図6のようにケ−ブル2 が巻かれてしまう。この場合、層間フィルム3が乾燥して収縮すると図7のよう に鍔6の際に隙間9が生じてしまい、そこにケーブル2が落下して巻きが崩れて しまうという問題があった。
【0005】 本考案の目的は層間フィルムが乾燥により収縮しても鍔の際でケーブルの巻き が崩れないようにしたケーブル積層巻き構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のケーブル積層巻き構造は図1(a)に示す様にドラム、ボビン等の巻 胴1に光ケ−ブル2を積層して巻き、上下のケ−ブル層間に層間フィルム3を介 在させてなるケーブル積層巻き構造において、前記巻胴1にその幅より広い幅の 層間フィルム3をその幅方向両端部4、5が巻胴1の側方の鍔6に沿って立上が る様に巻くか、図1(b)に示す様に巻胴1の幅より狭い幅の層間フィルム3を その幅方向一端が前記鍔6に沿って立上がる様に巻き、その層間フィルム3のう ち鍔6に沿って立上がる端部4、5に複数本の切込み7を層間フィルム3の巻き 方向に適宜間隔で入れたものである。
【0007】
【作用】
本考案では層間フィルム3のうち鍔6に沿って立上がる端部4、5に切込み7 を入れたので、図2のように層間フィルム3の両端部4、5をドラムやボビンの 鍔6の際で鍔6に沿って立上がり、この立上った両端部4、5の間にケーブル2 を巻くことができるため、層間フィルム3が乾燥により収縮しても鍔6との間に 隙間が発生せず、ケーブル2の巻きが崩れることがない。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例としてケーブル2が光海底線ユニットの場合について説明す る。通常、直径4mmφ、条長75.000mの光海底線ユニットは胴幅110 0mmのドラムに巻かれる。このとき紙製の層間フィルム3には幅1160mm のものが使用されている。本実施例ではこの層間フィルム3の幅方向両端部4、 5に長さ30mmの切込み6を層間フィルム3の巻き方向に10cmおきに入れ た。この場合、層間フィルム3は鍔6の際で巻胴1の上に垂れ下がらず図2のよ うに鍔6に沿って立ち上がった。このためケーブル2が層間フィルム3の両端部 4、5に乗り上げることがなかった。
【0009】 尚、前記光海底線ユニットが例えば、ウレタンの如きタック性を有する被覆を 有している場合には、前記層間フィルム3の厚さが30μm〜70μmのものを 使用すると、層間フィルム3が破れて上下の層の光海底線ユニットが接着したり 、上層が下層に落ち込む可能性も少なくなく、また層間フィルム3の皺の発生も 少なくなる。その結果、この皺が前記光海底線ユニットのウレタン被覆表面に跡 を残す可能性も少なくなり好ましい。
【0010】 また、前記実施例では巻胴1に巻胴1の幅より広い一枚の層間フィルム3を巻 いた例のみ示しているが、例えば図1(b)のように巻胴1の幅より狭い層間フ ィルム3を複数枚その一部が重なるように巻いたり、巻胴1の幅より狭い層間フ ィルム3を一部が重なるように螺旋巻し、全体として層間フィルム3の幅が巻胴 1の幅より広くなるようにした場合も層間フィルム3の鍔6に沿って立上がる両 端部4、5に前記実施例同様の切込み7を設ければ同様の効果が得られる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は層間フィルム3の幅方向両端部4、5を鍔6の内面に沿って立ち上げ ることができるので、層間フィルム3の端部4、5にケーブル2が乗り上げるこ とがなく、層間フィルム3が乾燥して収縮しても積層されたケーブル2の巻きが 崩れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はドラムに層間フィルムを巻き付ける状
態の一例を示す斜視図、(b)はドラムに層間フィルム
を巻き付ける状態の他例を示す斜視図。
【図2】本考案のケーブル積層巻き構造の一実施例を示
す縦断面図。
【図3】従来のケーブル積層巻き構造の説明図。
【図4】従来のケーブル積層巻き構造において層間フィ
ルムの収縮により隙間が生じた状態の説明図。
【図5】従来のケーブル積層巻き構造において幅の広い
層間フィルムを使用したときの説明図。
【図6】従来のケーブル積層巻き構造において幅の広い
層間フィルムの折れた両端部の上にケ−ブルが巻かれた
状態の説明図。
【図7】図6のケーブル積層巻き構造において層間フィ
ルムが乾燥収縮により隙間が生じた状態の説明図。
【符号の説明】
1 巻胴 2 ケ−ブル 3 層間フィルム 4、5 両端部 6 鍔 7 切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム、ボビン等の巻胴1に光ケ−ブル
    2を積層して巻き、上下のケ−ブル層間に層間フィルム
    3を介在させてなるケーブル積層巻き構造において、前
    記巻胴1にその幅より広い幅の層間フィルム3をその幅
    方向両端部4、5が巻胴1の側方の鍔6に沿って立上が
    る様に巻くか、巻胴1の幅より狭い幅の層間フィルム3
    をその幅方向一端が前記鍔6に沿って立上がる様に巻
    き、その層間フィルム3のうち鍔6に沿って立上がる端
    部4、5に複数本の切込み7を層間フィルム3の巻き方
    向に適宜間隔で入れたことを特徴とするケーブル積層巻
    き構造。
JP3376792U 1992-04-23 1992-04-23 ケ―ブル積層巻き構造 Expired - Fee Related JP2514386Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200762A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 日東電工株式会社 糸状粘着剤貼付装置及び糸状粘着剤貼付方法

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