JPH0585677B2 - - Google Patents

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JPH0585677B2
JPH0585677B2 JP60284478A JP28447885A JPH0585677B2 JP H0585677 B2 JPH0585677 B2 JP H0585677B2 JP 60284478 A JP60284478 A JP 60284478A JP 28447885 A JP28447885 A JP 28447885A JP H0585677 B2 JPH0585677 B2 JP H0585677B2
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JP
Japan
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complex
pulp
edta
polydentate
acid
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JP60284478A
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Enu Haru Mikaeru
Emu Yasunosukii Uachesurau
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International Paper Co
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International Paper Co
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Publication date
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Publication of JPH0585677B2 publication Critical patent/JPH0585677B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/1021Electrochemical processes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の背景] 本発明は、電気化学的に生成され錯体中の金属
原子が2価に荷電されているクロム、バナジウム
およびチタンの多座配位錯体(polydentate
ligand complexes)を含有する物質の組成なら
びにこれらの生成工程に関し、またこれらをリグ
ニンセルローズパルプ、主として機械パルプであ
れ化学パルプであれウツドパルプ、およびこれら
から製造される白色パルプ(brightened pulps)
の漂白色あるいは白色化(brightening)用の還
元剤として使用する工程に関する。 リグニンセルローズパルプ、特に機械ウツドパ
ルプの還元漂白あるいは白色化は古くから行われ
ている。この目的のための主な試薬としてヒドロ
サルフアイト[ジチオナイト(dithionite)]イオ
ン(S2O4 --)が用いられ、特にその亜鉛あるい
はナトリウム塩の水溶液として使われている。さ
らに最近では、水素化ホウ素ナトリウム
(NaBH4)も色々な形でヒドロサルフアイトの代
りに使われている。 両試薬ともその使用については、溶液中あるい
は酸素存在下で安定性を欠くこと、環境上許容し
得る処分が要求される使用済み試薬についてその
再利用が出来ないこと、両試薬とも高度な白色パ
ルプを作り出す能力に限度があることが当業者に
はよく知られている。 出願人はリグニンセルローズパルプの還元漂白
におけるボロハイドライド(ホウ水素化物)やヒ
ドロサルフアイトの欠陥の大半を除去あるいは減
少させる新規な一連の還元剤を発見した。 電気化学的に、特に工程の中でその場で電気化
学的に発生する還元剤をリグニンセルローズパル
プの還元漂白に使用することは従来技術において
は何らの示唆もされなかつたことである。 [関連技術] フレリー(Fleury)とラプソン(Rapson)は、
1968年3月15日号の「パルプ アンド ペーパー
マガジン オブ カナダ、テクニカル ペーパ
ーT154」(Technical paper T154、Pulp and
Paper Magazine of Canada)の“特殊な還元
剤を用いた反応によるグラウンドウツドおよびリ
グニンのモデル化合物の発色団グループの特性”
と題する彼らの論文においてリグニンの基本的構
造の特徴を知るのを助けるための実験について記
載している。この研究の一部で、典型的なリグニ
ン発色団とグラウンドウツドリグニンの還元に酸
性溶液中のU〓とCr〓が使われた。ジチオナイトと
ホウ水素化物もまた比較され、その結果、水溶状
のU〓カチオンは強力な還元剤であり、グラウン
ドウツドに対して、ジチオナイトより高度な白色
レベルまで還元することが判つた。この論文から
また、グウランドウツドリグニンの還元は不均一
反応であり還元は水溶液系外で生じるため、水中
の還元電位はウツド中のリグニンの白色化の活量
を予測する良い目安とならず、ある還元剤の成功
例も普遍的に適用出来ないことが知られた。フレ
リーとラプソンはまた、商業的には好ましくない
が水溶状のU〓イオンが存在し得る低いPHでも実
験した。このような低いPHは、商業的にはパルプ
の性質に不利な影響を与えると考えられる。 “キレート剤と金属キレート”(編集者:ドワ
イアー(Dwyer)とメラー(Mellor)、アカデミ
ツクプレス、ニユーヨーク アンド ロンドン、
1964)の264頁〜267頁および305〜309頁において
は、クロムおよびバナジウムのキレートの性質に
ついて論じられている。その中で、Cr〓とV〓は、
ある種の有機配位子と錯体を形成すると水溶液中
で強力な還元作用を示すことが開示されている。
(もしCr〓−EDTA錯体の存在が可能として)水
溶液中の一般的な強力還元剤としての使用以外何
ら示唆されていない。 いずれの文献においても、V〓、Cr〓、あるいは
Ti〓の有機配位子錯体が木材中のリグニンの漂白
用還元剤として作用し得ることについて、当業者
のひとりでもそれらの記述を結びつけて少しでも
確信をもつて予測し得るものではない。 これらの錯化還元剤が電気化学的に連続して発
生しこれをくりかえし使用し、経済的な無汚染の
還元漂白を行うことが出来ることについてはいず
れの文献も示唆していないことは確かである。 [発明の要約] 本発明はリグニンセルローズパルプを水溶液
中、本質的に非酸化性環境にある水溶中において
錯金属イオンの電気化学的還元によつて生成した
Cr++、V++またはTi++の多座配位錯体を用いて
処理することを特徴とする方法を提供する。 本発明の方法により製造される具体的な例は高
度に白色化されたリグニンセルローズパルプであ
り、これは標準的な方法で製造出来るものであり
またその他の点で現行の紙製品にとつて代るもの
である。 本発明の諸局面について特に注意すべき点は、
ここにいうリグニンセルローズパルプは機械ウツ
ドパルプであり、また化学ウツドパルブであるこ
と、さらにここにいう多座配位子はエチレンジア
ミンテトラ酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサ
ンテトラ酢酸あるいはジエチレントリアミノペン
タ酢酸のようなアミノポリカルボン酸であり、ま
た8−ヒドロキシキノリンあるいは8−ヒドロキ
シキノリン−5−スルホン酸のような8−ヒドロ
キシキノリンの置換体であることである。さら
に、本発明にいう多座配位錯体は、電気化学的還
元法を使つて錯体の還元形を再発生させて循環使
用される点も特に注意すべきものである。 [好ましい実施態様] 図面を参照して、本発明による白色化リグニン
セルローズパルプの製造法の実際を、その特定態
様、即ち二価のクロムのエチレンジアミン−テト
ラ酢酸(EDTA)錯体を用いたグラウンドウツ
ドパルプの漂白処理を参考としつつ述べる。 第1図において、壁2と底部3を有する電気化
学槽1は断面として示されている。槽1内には陰
極4があり便宜的に水銀プール(pool)陰極が使
われる。グラウンドウツドパルプ5はクロムの
EDTA錯体の水溶液6中に懸濁している。パル
プ5は、懸濁液中に保持され、EDTAークロム
溶液は便宜的に振盪器または攪拌器7で撹拌され
る。槽1内にある陽極室8は陽極18を囲み、陰
極4の入つた陰極室9と半透過膜10で隔離され
ている。陽極室8内の電解液11はクロム
EDTA錯体に荷電されている正電荷とバランス
するよう存在している陰イオンをもつプロトン酸
12の水溶液を含んでいる。槽1への電流13は電
源14(不図示)より、電導体15を通つて供給
される。電導体15は陰極4と接触しまた陽極1
8を介して電解液11と接触する。槽1の陰極室
9とその中にある溶液と懸濁物から、空気および
酸素を不活性ガス16、例えば窒素ガス16aな
どを使う方法等の標準的方法で排除することが都
合よい。 第2図は槽1のデザインと類似の槽内において
本発明を実施する時に生じるプロセスを図式で例
示したものである。電流13から電子17が陰極
4に供給される。この陰極4は、パルプ5を懸濁
させており、かつ記号MLで表示されたEDTA−
Cr錯体6の水溶液と接している。同図に示され
るように、酸化されたEDTA−Cr錯体6a、即
ちEDTA−Cr3+は陰極4と接し、ここで還元さ
れて還元EDTA−Cr錯体6b、即ちEDTA−
Cr2+となり、パルプ5と接触し、パルプを還元し
てその色を減少させ錯体自体は6aに再酸化され
る。 半透過膜10によつて陰極室9から隔離された
陽極室8の内部では、水は陽極18によつて電解
され電子17を放出し、これは陽極18から電流
13となつて運び去られる。陽極18ではまた、
プロトン19と酸素20を生成し、酸素は都合よ
く大気中に放出される。槽電流は、半透過膜10
を通して陽極室8から陰極室9に移動するプロト
ン19によつて運ばれる。 第1図および第2図に図示したり、これらに関
連して述べられた装置やプロセスは、槽1内にお
いてEDTA−Cr還元錯体6bが生成されるもの
であり、槽1の陰極室9内において該EDTA錯
体6bに接してパルプ5が漂白されるものであ
り、当業者はパルプ5をEDTA−Cr還元錯体6
bで処理するのに陰極室9から隔離された容器中
で行うこともまた可能であることを理解する。第
3図はこうした場合の装置を図式で例示したもの
である。 第3図において、槽101は壁102と底部1
03を有し槽内で水銀陰極104はEDTA−Cr
水溶液106と接しており、半透過膜110よつ
て陰極室109と陽極室108は隔離されてい
る。陽極室108内には電解液111がありこれ
はやはり陰極室109内のEDTA−Cr錯体10
6に荷電されている正電荷とバランスするよう存
在している陰イオンをもつプロトン酸112の水
溶液である。電流113は電源114により電導
体115を通つて槽110に供給される電導体1
15は、陰極104と陽極118に接続し両極は
それぞれ電解液111に接している。 陰極室109と陽極室108内での槽反応は第
2図に関連しまたそれを参考とした記述と類似し
たものである。槽反応の結果、酸化された
EDTA−Cr106aは陰極室109内で陰極1
04に接するとEDTA−Cr還元体106bに変
換され、陽極室108内の陽極118では酸素1
20が放出される。 パルプ105を漂白するためにEDTA−Cr還
元錯体106bの水溶液は導管121を通つて容
器122に移される。導管123を通つて窒素ガ
ス116aがこの容器に十分に導かれそれを加圧
することにより空気と酸素は、EDTA−Cr錯体
106bの循環物を含有する水溶液を通つてこの
システムから排除される。かくして窒素116a
とEDTA−Cr還元錯体106bを含有する溶液
はグラウンドウツドパルプ105を含有する塔1
25に移される。そのパルプ塊を通りすぎながら
106bの溶液はパルプ105と接しこれを還元
漂白する。同時に106bの少なくとも一部分は
酸化されEDTA−Cr3+錯体106aとなる。 106aを含有する使用済の液は塔125から
排出され導管126を通つてポンプ127に送ら
れ、ポンプ127を通つて導管128により陰極
室109に戻される。この室内で106aは再び
106bに還元されこの工程を通じて再循環され
る。ポンプ127はEDTA−Cr錯体106を含
有する流量の循環に必要な水圧を提供する。 当業者は、上図で説明されたグラウンドウツド
パルプに加えて、本質的にリグニンの存在による
発色団を含有する機械パルプや化学パルプも本発
明の方法によつて還元漂白され、その還元によつ
てこれらのパルプは無色かあるいはより淡い色の
状態に変化し得ることを認識する。かかるパルプ
について説明すると、これらは精製された機械パ
ルプ、熱加工した機械パルプ(thermo−
mechanical pulp)、アスプルンドパルプ
(asplund pulp)および“未漂白”パルプ即ち脱
リグニン“漂白”により部分的に“漂白”された
化学パルプである。さらにここにのべられてきた
説明で特定されたウツドパルプに加えて、前述の
パルプ化方法(pulping method)によつて調製
された他の伝統的な植物繊維(vegetable
fibers)も本発明を実施するのに適していること
を当業者は認識する。かかる繊維について説明す
ると、これらは竹(bamboo)、バガス
(bagasse)、わら(straw)、亜麻(flax)、ケナ
フ(kenaf)、麻(hemp)、ジユート(jute)等で
ある。 本発明の方法において、活性剤として使われる
クロム錯体を形成する多座配位子(polydentate
ligand)としてEDTAが使われることは前述した
ところであるが、当業者はこれに加えて本発明の
方法の条件の下で不活性な他の多座配位子も使用
出来ることを認識する。かかる配位子と当価
(equivalent)のものは当業者には容易に明らか
となる。そのような他の当価のものを例示すれば
次のものである。即ち1,2−ジアミノシクロヘ
キサン−テトラ酢酸やジエチレントリアミノペン
タ酢酸のようなアミノポリカルボン酸;8−ヒド
ロキシキノリンあるいは8−ヒドロキシキノリン
−5−スルホン酸のような8−ヒドロキシキノリ
ンの置換体である。 前述したごとき多座配位子をもつた2価のクロ
ム錯体に加えて、これと全く当価なものとして、
これと類似の方法で調製され使用される2価のバ
ナジウムおよび2価のチタンをもつ多座配位錯体
が考えられる。 EDTA−Cr錯体や本発明でそれと当価と考え
られている他の金属−液錯体を、水中で所望する
Cr、VあるいはTi塩の適当な濃度に調製するに
は、EDTAあるいはその塩あるいは本発明でそ
れと当価と考えている他の多座配位錯体の水溶液
状物を所物のモル当量で添加し、電導度測定によ
り錯化が完了するまで昇温下で撹拌をつづける。 Cr、V、あるいはTiの多座配位錯体の濃度は
広い範囲にわたつて変化させ得る。その濃度範囲
は錯体の溶解度の最低から最高迄にわたるが、好
ましくは約0.1ミリモル(mM)/lから約100m
M/l、最も好ましくは約2.0mM/lから約5.0
mM/lである。 Cr、V、あるいはTiの水溶性塩としてはどの
ようなアニオンをもつ塩でもよい。典型的な製紙
工場で使うとすれば硫酸塩がが好ましいことは理
の当然であろう。 本発明の実施上のPH範囲は広範囲で変化させる
ことができ、好ましくは約2.0から約9.0のPHで最
も好ましいのは約3.0から約4.0のPHである。 本発明の実施上の温度と圧力もまた広範囲に変
化させ得る。温度範囲としては約室温から180℃
までで操業が常圧の下で行われる場合は約25℃か
ら約90℃が好ましい。圧力としては常圧から約
13.6Kg/cm2(200psi)またはそれ以上が使用出来
る。 前述の水銀プール陰極に加えて、本発明は他の
既知の高水素過電圧陰極(high hydrogen over
−voltage cathode)もそれと全く当価のものと
して考えられる。これらについて説明すると、こ
の陰極は鉛、金属アマルガム、カドミウム、グラ
フアイトおよび亜鉛のような材料から作られてい
る。さらに、もし槽内溶液に通常の適当な水素抑
制用添加剤を添加するならば、鉄のような低水素
過電圧陰極も使用出来る。第4級アンモニウム塩
はかかる添加物の典型的なものである。 陽極室と陰極室を隔離するのに使われる半透過
膜は公知の不活性の半透過膜のいずれでもよい。
デユポン社からナフイオン(Nafion)の商品名
で売られている膜が適している。この膜は陰極室
内にある還元された錯体に酸素が到達しこれと反
応しこのため所望の漂白反応の効率が低下するの
を防ぐのに役立つ。さらにこの膜は還元された錯
体が陽極と接して再酸化されることを防ぐのにも
役立つ。 プラス極(陽極)は系のPHがアルカリ性の時は
ニツケルまたはステンレスが好ましく、酸性の
時、特に硫酸アニオンの時は鉛が好ましい。 当業者は、陽極酸化で陽極室に酸素以外の他の
オキシダントを生成する可能性も認める。かかる
オキシダントについて説明すれば、過ホウ酸塩
(perborate)、過硫酸塩(persulfate)、および過
塩素酸塩(perchlo−rate)のようなオキシダン
トである。 以下に述べる実施例は本発明の実施にあたり、
本発明者らが最もよい態様をさらに例示したもの
である。 実施例 1 南方産パイングラウンドウツドで最初の白色度
が60.8%GEのものを、EDTA−Cr〓錯体を5.0m
M/l含有するPH4のNa2SO4−H2SO4電解液の
0.75%溶液中で85℃で3hrs撹拌した。陰極は水銀
陰極で標準カロメル電極に対し約−1.30Vに保つ
た。次いで懸濁物を冷却し、濾過し、集められた
パルプをクロム錯体のすべての痕跡も除かれるま
で完全に洗浄した。このパルプより形成されたシ
ートを標準的な方法で乾操した。その白色度は
81.9%GEであつたが、これを空気の存在するス
チームで100℃で1時間曝し、ついでこれを室温
(23℃)で乾燥しその白色度(復元白色度、
reverted brightness)を測定したところ70.2%ま
で戻つていた。 実施例 2 南方産パイングラウンドウツドをEDTA−Cr〓
錯体で還元漂白した実施例1と同様の方法で、再
生新聞紙および北方産パイングラウンドウツド
(NPGW)と南方産パイングラウンドウツド
(SPGW)を第1表に記載した触媒を用いて還元
漂白した。触媒濃度、処理温度および処理時間は
第1表に示した。実施例1と同様の測定による初
期および最終白色度を復元白色度とともに第1表
に示した。
【表】
【表】 実施例 3 実施例1と同様の条件の下で、初期白色度が
64.2%GEの北方産パイングラウンドウツドの試
料を、EDTA−Cr〓錯体を用いて3時間、52℃で
電解液のPHを変化させて処理する。得られた最終
の白色度を第4図に示す。 実施例 4 実施例1と同様の条件の下で初期白色度が64.2
%GEの北方産パイングラウンドウツドの試料を、
EDTA−Cr〓錯体を用いて3時間、温度を変化さ
せて処理する。得られた最終の白色度を第5図に
示す。 実施例 5 実施例1と同様の条件の下で、初期白色度が
64.2%GEの北方産パイングラウンドウツドの試
料をEDTA−Cr〓錯体を用い、82℃(傾斜の大な
る曲線)と52℃(傾斜の小なる曲線)において、
時間を変化させて処理する。得られた最終の白色
度を第6図に示す。 実施例 6 実施例1と同様の条件の下で、初期白色度が
64.2%GEの北方産パイングラウンドウツドの試
料を52℃でEDTA−Cr〓錯体の濃度を変化させて
処理する。得られた最終の白色度を第7図に示
す。 実施例 7 実施例1と同様の条件の下で、初期白色度が
64.2%GEの北方産パイングラウンドウツドの試
料を52℃でEDTA−Cr〓錯体の濃度を変化させて
処理するが、その濃度は便宜上、最初に反応に導
入されたEDTA−Cr〓錯体の初期濃度を変化させ
て測定した。得られた最終の白色度を第8図に示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適した電気化学槽の略
断面図である。第2図は電気化学槽の図式表示で
本発明を実施する際生じると考えられる主要な槽
内反応を図説したものである。第3図は本発明の
実施に適した装置の一例のダイアグラムである。
第4図は本発明の方法で処理されたパルプの最終
の白色度に及ぼす反応PHの影響を図示したもので
ある。第5図は本発明の方法で処理されたパルプ
の最終の白色度に及ぼす反応温度の影響を図示し
たものである。第6図は52℃と82℃で本発明の方
法による処理をしたパルプの白色度の反応時間に
対する依存性を図示したものである。第7図は本
発明の方法によつて得られたパルプの白色度と反
応中のパルプ濃度の関係を図示したものである。
第8図は本発明の方法によつて得られたパルプの
白色度と反応中のEDTA−Cr錯体の濃度の関係
を図示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 錯金属イオンの電気化学的還元によつて生成
    したCr++、V++またはTi++の多座配位錯体を用
    いてリグニンセルローズパルプを処理することを
    特徴とする前記リグニンセルローズパルプの白色
    度を向上する方法。 2 前記リグニンセルローズパルプが機械ウツド
    パルプであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 前記リグニンセルローズパルプが化学ウツド
    パルプであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 4 前記多座配位錯体がCr++をもつことを特徴
    とする特許請求の範囲1,2または3項記載の方
    法。 5 前記多座配位錯体がV++をもつことを特徴と
    する特許請求の範囲1,2または3項記載の方
    法。 6 前記多座配位子がアミノポリカルボン酸であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲1,2,3,
    4または5項記載の方法。 7 前記アミノカルボン酸が1,2−ジアミノシ
    クロヘキサンテトラ酢酸である特許請求の範囲第
    6項記載の方法。 8 前記アミノカルボン酸がジエチレントリアミ
    ノペンタ酢酸である特許請求の範囲第6項記載の
    方法。 9 前記多座配位子が8−ヒドロキシキノリンま
    たは8−ヒドロキシキノリンの置換体であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1,2または3項
    記載の方法。 10 前記8−ヒドロキシキノリン置換体が8−
    ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸であること
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 実質的に非酸化性環境の下で処理されるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1〜10項
    のいずれかに記載の方法。 12 前記Cr++、V++またはTi++で錯化された
    該多座配位子が、その金属の三価の形に酸化さ
    れ、それが回収され再使用されることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1〜11項のいずれかに
    記載の方法。 13 前記Cr++、V++またはTi++で錯化された
    該多座配位子が0.1ミリモル/リツトルから100ミ
    リモル/リツトルの濃度である特許請求の範囲第
    1〜12項のいずれかに記載の方法。
JP60284478A 1984-12-21 1985-12-19 リグニンセルローズパルプの還元漂白法 Granted JPS61152891A (ja)

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US684993 1984-12-21

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JPS61152891A JPS61152891A (ja) 1986-07-11
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